JP3353163B2 - 覆工用セグメントの継手構造 - Google Patents

覆工用セグメントの継手構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に内圧が作用す
るシールドトンネルの覆工や立坑の覆工等に使用される
セグメントの継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシールドトンネルは、図12に示
すように覆工外からの外圧を主体としたセグメントの設
計が行われ、その結果に基づきセグメント構造及び継手
方法が決定されていた。このため、セグメントには、主
にその軸方向(同図においてX軸方向、つまりトンネル
周方向)に圧縮する力が作用し、土圧・水圧のトンネル
深さ方向の増加に伴うトンネル作用荷重変化により、曲
げ力(X軸を曲げる力)とせん断する力が作用する。そ
の結果、セグメント及びその継手には、大きい圧縮力と
曲げ力が合成され、一般に全断面に圧縮応力が発生する
ことになる。
【0003】一方、地下河川などのように、外圧に加え
て内圧(覆工内の貯留水による内圧)も作用するセグメ
ントの設計に当たっては、外圧作用に対して上述のよう
な機能が必要であるに加え、外圧及び内圧が同時に作用
する場合には、セグメント及び継手に発生する応力は外
圧のみの作用時と大きく異なるため、それに対応した構
造が必要となる。
【0004】すなわち、内圧が作用すると、X軸方向に
引張り力が発生し、これが外圧の作用により発生する圧
縮力と合成され、軸圧縮応力が減少するが、内圧の大き
さによってはセグメント及び継手に引張り力が生ずる。
また、内外圧同時作用時には、セグメント断面には、軸
圧縮力が低減するため曲げ作用が卓越した応力が発生す
る。そのため、セグメント及び継手は曲げと引張りにも
強い構造が必要となる。
【0005】上述した観点から従来の主なセグメント及
びその継手構造について検討すると、次のとおりであ
る。
【0006】(1) RCセグメント(一般型) セグメント本体について見ると、本来、RCセグメント
は、コンクリートの特長を生かして圧縮力に対して有効
な構造で、曲げ荷重が作用しても軸圧縮力と合成された
状態では断面内の応力分布は圧縮となる範囲で用いられ
ている。そのため、内圧が作用し、軸引張りと曲げの合
成された引張り応力が大きい構造には不適当である。継
手構造については、図13に示すように一般にボルト結
合による正曲げに対応した構造となっている。そのた
め、内圧による負の曲げ力や軸引張りには対応が構造上
困難である。また、ボルトには引張り力とせん断力が同
時に作用するので、構造上不適当である。
【0007】(2) RCホゾ付きセグメント セグメント本体の一方の接合面にはその面に沿って長い
凹ホゾ、他方の接合面にはその面に沿って長い凸ホゾを
設け、セグメント本体相互において凹ホゾと凸ホゾをそ
のまま嵌合させて継手とする構造である。しかし、継手
構造は単純であるが、加工の高精度が要求され、施工の
余裕がないと組み立て不可能であり、内圧が作用すると
セグメント同士が覆工の周方向に離れて開いてしまう欠
点がある。
【0008】 (3) 鋼製セグメント及びタグタイルセグメント セグメント本体は、それぞれ鋼製と鋳鉄製であるため引
張り力には対応可能である。しかし、継手は一般のRC
セグメントと同様にボルト結合されているため、内圧に
対しては構造上不適当である。
【0009】 (4) 合成セグメント(鋼殻内にコンクリートを充填し、
鋼殻内に設けたリブやジベル等で一体化を図ったもの) セグメント本体については、正曲げ及び負曲げのいずれ
に対しても大荷重に対応でき、せん断・圧縮・軸引張り
に対しても鋼材とコンクリートの双方により十分に対応
できる。しかし、セグメント本体そのものはこのように
優れていても、その継手に関しては、特開平4−106
299号公報に記載されているようにボルト結合による
ため、内圧による負の曲げ力や軸引張り(トンネル周方
向の引張り力)には対応が構造上困難であった。
【0010】一方、合成セグメントのための継手構造と
して、特開平4−330197号公報に記載されている
ように、鋼殻の外面のフランジ部に凹凸嵌合による継手
部分を設けたものが提案されている。これによると、軸
圧縮及び正の曲げ力ばかりでなく負の曲げ力に対しても
対応は可能であるが、内圧による軸引張りには対応が困
難である。
【0011】以上述べたいずれの従来例も外圧に対処す
ることを基本思想に設計され、継手については外圧が作
用しても組み立てを簡易に行える構造となっている。と
ころが、貯留水による内圧を考えた場合、内圧が作用す
るのは覆工完成後であるので、内圧に対処するには覆工
完成後に内圧に対応した構造になれば良い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、このような点を鑑み、覆工に内圧が作用した場合で
も、正曲げ・負曲げ・せん断・軸圧縮ばかりでなく軸引
張りに対しても十分に対応できる継手構造を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による覆工用セグ
メントの継手構造は、各セグメントのリング間接合面
に、溝状の充填用凹部が形成されているとともに、該充
填用凹部から一部分が突出するせん断抵抗部が突設さ
れ、かかるセグメント同士の充填用凹部によってセグメ
ントリング間に充填間隙が形成され、セグメント相互の
せん断抵抗部が、互いの一部分を間隔をおいてオーバー
ラップさせるように覆工の周方向に食い違った状態で、
充填間隙に充填した充填材に共に埋設されていることを
特徴とする。
【0014】このような継手構造によれば、覆工完成後
の形態として、セグメントリング間に充填材が充填さ
れ、しかもセグメントリング間では、セグメント相互の
せん断抵抗部が、一部分をオーバーラップさせて覆工の
周方向に食い違い充填材を挟んだ状態で該充填材に埋設
された構造となる。従って、セグメント同士の摩擦と、
充填材とセグメント本体及びせん断抵抗部との付着力
と、充填材の圧縮剛性と、充填材及びせん断抵抗部の覆
工周方向のせん断剛性とにより外圧及び内圧に対抗し、
特に内圧が作用した場合の軸方向引張り力(覆工の周方
向の引張り力)及び断面せん断に対して、セグメントリ
ング同士が相互扶助して有効に対抗する。
【0015】各セグメントが、ウエブとその内外両周縁
のフランジとで溝状の充填用凹部を形成する鋼枠を備え
た合成セグメントの場合には、該鋼枠のウエブに突設さ
れたリブをもってせん断抵抗部とすることができる。こ
の場合、せん断抵抗部であるリブは、内外のフランジの
先端縁よりも先に突出させる。
【0016】RCセグメントに本発明を適用した場合の
継手構造は、各RCセグメントの両側のリング間接合面
のうちの一方の面には、複数のせん断抵抗用の深い凹部
が覆工の周方向に間隔をおいて形成され、他方の面に
は、せん断抵抗用の深い凹部に対応するそれよりも小さ
いせん断抵抗用凸部が形成され、かかるRCセグメント
同士のリング間接合面に充填材を介在させて、せん断抵
抗用の複数の深い凹部と凸部とが、それぞれそれらの間
隙に充填した充填材を挟んで嵌合された構造とする。
【0017】すなわち、せん断抵抗用の深い凹部が、覆
工の周方向に間隔をおいて分割形成されているととも
に、それよりも小さいせん断抵抗用凸部が同様に分割形
成され、これらがそれらの間隙に充填した充填材を挟ん
で個々に嵌合され、しかもその充填材は、せん断抵抗用
の複数の深い凹部同士で一連に連続した構造となる。そ
の結果、セグメント同士の摩擦と、充填材とセグメント
本体及びせん断抵抗用凸部との付着力と、充填材の圧縮
剛性に加えて、充填材及びせん断抵抗用凸部の覆工周方
向のせん断剛性も応力に対抗する構造となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は、シールドトンネルに使用され
る合成セグメントの第1例を示す。この合成セグメント
1Aは、全体として矩形でしかもトンネル周方向に全体
が湾曲した鋼枠2の両面を、湾曲した内外(トンネル内
外方向)の鋼板3・4で閉じて鋼殻5とし、該鋼殻5に
よるコンクリート充填空間6にコンクリートを充填して
構成される。
【0019】鋼枠2は、例えばH形又はI形の鋼材で作
られ、ウエブ9とその内外両周縁のフランジ7・8とで
溝状の充填用凹部10を形成するとともに、鋼片による
多数のせん断抵抗用リブ11を充填用凹部10に沿って
間隔をおいてウエブ9に固着し、またこれらフランジ7
・8の外周縁に、図2に示すように互いに対称の段をな
す嵌合部12・13を形成している。図の例では、リブ
11はその先端部が充填用凹部10から突出する程度の
大きさになっている。
【0020】内側の鋼板3にはコンクリート注入口1
4、鋼枠2のウエブ9には複数の継手用充填口15がそ
れぞれ設けられ、またパイプによる裏込め注入口16が
内外の鋼板3・4を貫通して設けられている。更に、鋼
枠2の内側には、トンネル軸方向の複数本の推力伝達部
材17及びトンネル周方向の複数本の鉄筋18が配置さ
れている。コンクリート充填空間6内に充填されるコン
クリートとの結合を良くするため、内外の鋼板3・4の
双方又は一方に多数のジベル又はスタッド19が固着さ
れている。なお、このジベル又はスタッド19は省略し
ても構わない。
【0021】第1例の合成セグメント1Aの組み立て
は、例えば図4に示すように、シールド掘進機のスキン
プレート20内において従来と同様にエレクタにて合成
セグメント1Aを把持して位置決めし、既設の合成セグ
メント1Aと千鳥組になるようにシールド掘進機の内側
から自走式支保装置21に支保し、コンクリート注入口
14から鋼殻5のコンクリート充填空間6内にコンクリ
ート22を充填するとともに、合成セグメント1A相互
を次のように接合し、更に推進ジャッキ23でシールド
掘進機を推進させながら裏込め注入口16を通じて裏込
め材24を注入する。
【0022】図2及び図3は、トンネル軸方向に隣接す
る2つの合成セグメント1Aを本発明による継手構造に
より接合した接合例を示す。この場合はいわゆるリング
継手となる。同図において、合成セグメント1A相互の
嵌合部12・13をシール材25を介して嵌合させ、両
合成セグメント1Aの充填用凹部10によって形成され
る充填間隙26内にコンクリートやモルタル等の充填材
27を充填する。この充填は、図示の例では、鋼殻5の
コンクリート充填空間6内に注入したコンクリート22
を継手用充填口15を通じて充填間隙26へも注入する
ことによって行うことができるが、例えば内側の鋼板3
に充填用凹部10に連通する継手充填材注入口を別に設
ければ、コンクリート充填空間6内に充填するコンクリ
ートとは別に、充填間隙26にモルタルを充填すること
が可能である。千鳥組とした両合成セグメント1Aのリ
ブとリブは、トンネル周方向に食い違いその間に充填材
27を挟んで一部分がオーバラップした状態で充填材2
7に共に埋設される。
【0023】このような継手構造によると、外圧及び内
圧による特に曲げと引張りに対しても、鋼枠2同士の摩
擦と、嵌合部12・13の嵌合と、充填材27と鋼枠2
及びリブ11との付着力と、充填材27の圧縮剛性と、
充填材27及びリブ11のトンネル周方向のせん断剛性
とにより有効に対抗できる。トンネル周方向に隣接する
合成セグメント1A間(いわゆるセグメント継手)にお
いても同様である。図5に軸方向の引張力及び曲げモー
メントに対する隣接セグメント間の応力の伝達パターン
を示す。なお、嵌合部12・13があれば接合剛性が高
まるが、本発明においてはこれは必ずしも必要なもので
はない。
【0024】図6に示す第2例の合成セグメント1B
は、第1例の合成セグメント1Aにおける内側の鋼板3
を省略して鋼殻5の内表面を開口させたもので、その継
手構造については第1例と同じである。これとは逆に、
外側の鋼板4を省略して鋼殻5の外表面を開口させた合
成セグメントに対しても、本発明による継手構造は同様
に適用できる。
【0025】鋼殻5の内外両表面を鋼板で閉じた合成セ
グメント、これにおける内側の鋼板を省略して鋼殻5の
内表面を開口させた合成セグメント、逆に外側の鋼板を
省略して鋼殻5の外表面を開口させた合成セグメントの
いずれの場合も、せん断抵抗用リブ11の突設箇所は上
記のように充填用凹部10の中央部分の一箇所ではな
く、図7に示すように両方のフランジ7・8側に寄った
二箇所とすることができる。この場合、リブ11とフラ
ンジ7・8との間のコーナー部分に空気抜きのための隙
間11aを形成すると良い。
【0026】図8及び図9はそれぞれタグタイルセグメ
ントに適用した例を示す。図8のタグタイルセグメント
1Dは箱型で、その周壁29の外面に、トンネル内外方
向に分かれたフランジ30・31による充填用凹部32
を形成し、これらフランジ30・31の端縁に対称の段
部である嵌合部30a・31aを設け、また多数のせん断
抵抗用リブ33を充填用凹部32に沿って間隔をおいて
周壁29に突設したものである。図9のタグタイルセグ
メント1Eはコルゲート型で、その周壁29の外面及び
フランジ30・31を図8と同様の構造にしたもので、
これら2種のタグタイルセグメント1D・1Eのリング
継手構造は上述した合成セグメントの場合と同じにな
る。
【0027】図10及び図11はRCセグメントに適用
した例を示す。RCセグメント1Fの両側のリング間接
合面のうちの一方の面には、複数のせん断抵抗用の深い
凹部34をトンネル周方向に間隔をおいて設け、他方の
面にはこの深い凹部34に対応するせん断抵抗用凸部3
5を設ける。該凸部35は、深い凹部34内に挿入させ
たとき間隙36を形成できるように深い凹部34よりも
小さくする。深い凹部34と深い凹部34との間は浅い
凹部37とする。そして、セグメントリング同士の接合
に当たっては、互いの接合面の凹部が無いところにシー
ル部材38を介在させて、RCセグメント同士のせん断
抵抗用の深い凹部34と凸部35との間隙36、及びR
Cセグメント同士の浅い凹部37とリング間接合面との
間にモルタル等の充填材39を充填し、深い凹部34と
凸部35とが、トンネル周方向とトンネル内外方向の両
方向に充填材39を挟んでそれぞれ嵌合する構造とす
る。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1〜3に記載の継手構造
によれば、覆工完成後の形態として、セグメントリング
間の溝状の充填間隙に充填材が充填され、セグメントリ
ング間では、セグメント相互のせん断抵抗部が、一部分
をオーバーラップさせて覆工の周方向に食い違い充填材
を挟んだ状態で該充填材に埋設され、また請求項4に記
載の継手構造によれば、セグメントリング間に充填材が
充填されているとともに、覆工の周方向に間隔をおいて
形成された複数のせん断抵抗用の深い凹部とそれより小
さい凸部とが、それぞれそれらの間隙に充填した充填材
を挟んで嵌合されているので、セグメント同士のせん断
抵抗部(せん断抵抗用凸部)が、これを埋設する充填材
で一体化され、セグメント同士の摩擦と、充填材とセグ
メント本体及びせん断抵抗部(せん断抵抗用凸部)との
付着力と、充填材の圧縮剛性に加えて、充填材及びせん
断抵抗部(せん断抵抗用凸部)の覆工周方向のせん断剛
性も応力に対抗することになる。従って、特に内圧が作
用した場合の軸方向引張り力(覆工の周方向の引張り
力)及び断面せん断に対して有効に対抗でき、地下河川
や貯水施設等の内圧が作用する覆工に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による継手構造を適用する合成セグメン
トの第1例の一部切欠斜視図である。
【図2】同合成セグメントに対して適用した本発明によ
る継手構造の垂直断面図である。
【図3】同じく水平断面図である。
【図4】同合成セグメントの組み立て設置例を示す断面
図である。
【図5】隣接するセグメント間における応力の伝達パタ
ーンを示す図である。
【図6】合成セグメントの第2例の断面図である。
【図7】継手部分の変形例の要部断面図である。
【図8】本発明の継手構造を適用する箱型タグタイルセ
グメントの断面図である。
【図9】コルゲート型タグタイルセグメントの断面図で
ある。
【図10】RCセグメントに適用した本発明による継手
構造の断面図である。
【図11】同上の正面図である。
【図12】シールドトンネルに作用する外圧のモデル図
である。
【図13】従来のボルト式継手構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1A・1B・1C 合成セグメント 1D・1E タグタイルセグメント 1F RCセグメント 2 鋼枠 5 鋼殻 7・8 フランジ 9 ウエブ 10 充填用凹部 11 リブ 12・13 嵌合部 26 充填間隙 30・31 フランジ 30a ・31a 嵌合部 34 せん断抵抗用の深い凹部 35 せん断抵抗用凸部 36 間隙 37 浅い凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 591063486 財団法人先端建設技術センター 東京都文京区大塚二丁目15番6号 ニッ セイ音羽ビル4階 (73)特許権者 000000549 株式会社大林組 大阪府大阪市中央区北浜東4番33号 (73)特許権者 000001373 鹿島建設株式会社 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 (73)特許権者 000001317 株式会社熊谷組 福井県福井市中央2丁目6番8号 (73)特許権者 000002299 清水建設株式会社 東京都港区芝浦一丁目2番3号 (73)特許権者 000206211 大成建設株式会社 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 (72)発明者 山本 稔 東京都町田市玉川学園1−15−2 (72)発明者 園田 徹士 東京都港区北青山二丁目5番8号 株式 会社間組内 (56)参考文献 特開 平4−330197(JP,A) 特開 平1−94198(JP,A) 特開 昭63−63828(JP,A) 特開 平5−187196(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/04 - 11/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各セグメントのリング間接合面に、溝状の
    充填用凹部が形成されているとともに、該充填用凹部か
    ら一部分が突出するせん断抵抗部が突設され、かかるセ
    グメント同士の充填用凹部によってセグメントリング間
    に充填間隙が形成され、セグメント相互の前記せん断抵
    抗部が、互いの一部分を間隔をおいてオーバーラップさ
    せるように覆工の周方向に食い違った状態で、前記充填
    間隙に充填した充填材に共に埋設されていることを特徴
    とする覆工用セグメントの継手構造。
  2. 【請求項2】各セグメントが、ウエブとその内外両周縁
    のフランジとで溝状の充填用凹部を形成する鋼枠を備
    え、せん断抵抗部が、該鋼枠のウエブに突設されたリブ
    であることを特徴とする請求項1に記載の覆工用セグメ
    ントの継手構造。
  3. 【請求項3】せん断抵抗部であるリブが、内外のフラン
    ジの先端縁よりも先に突出していることを特徴とする請
    求項2に記載の覆工用セグメントの継手構造。
  4. 【請求項4】各RCセグメントの両側のリング間接合面
    のうちの一方の面には、複数のせん断抵抗用の深い凹部
    が覆工の周方向に間隔をおいて形成され、他方の面に
    は、せん断抵抗用の深い凹部に対応するそれよりも小さ
    いせん断抵抗用凸部が形成され、かかるRCセグメント
    同士のリング間接合面に充填材を介在させて、せん断抵
    抗用の複数の深い凹部と凸部とが、それぞれそれらの間
    隙に充填した充填材を挟んで嵌合されていることを特徴
    とする覆工用セグメントの継手構造。
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