JPH0750456Y2 - ボックスカルバートの継手部構造 - Google Patents

ボックスカルバートの継手部構造

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JPH0750456Y2
JPH0750456Y2 JP1990019559U JP1955990U JPH0750456Y2 JP H0750456 Y2 JPH0750456 Y2 JP H0750456Y2 JP 1990019559 U JP1990019559 U JP 1990019559U JP 1955990 U JP1955990 U JP 1955990U JP H0750456 Y2 JPH0750456 Y2 JP H0750456Y2
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喬夫 岩崎
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日本ヒューム管株式會社
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【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、いわゆる推進工法に使用するボックスカルバ
ートの継手部構造に関する。
b.従来の技術及びその課題 従来、第11図に示す如く、複数のボックスカルバート10
1a〜101eを接続しつつ、土中に圧入する推進工法に使用
するボックスカルバート101の継手部構造としては、第1
2図あるいは第13図に示す如き構造のものが存在する。
すなわち、第12図に示したものは、ボックスカルバート
101の両開口端周壁に切欠き102を形成し、該切欠き102
によって、接続したボックスカルバート101a,101bの継
手部周囲に形成される溝102a,102bに、目地材料103を充
填した構造のものである。
一方、第13図に示したものは、接続するボックスカルバ
ート101a,101bが、印篭結合するようにボックスカルバ
ート101の一方にソケット部104に形成し、他方にスピゴ
ット部105を形成すると共に、結合した際の両者104a,10
5bの間隙に、同じく目地材料106を充填した構造のもの
である。
しかしながら、上述した両継手部構造は、共に目地材料
103,106の充填作業が煩雑であり、その作業性が悪いも
のであった。
また、第12図に示したものは、位置合せが難しいことか
ら、第13図に示したものは、ソケット部あるいはスピゴ
ット部のいずれかに欠けが生じ易いことから、共に接続
の信頼性が低いものであった。
本考案は、上述した従来の技術が有する課題に鑑みなさ
れたものであって、その目的は、作業性が良く、しかも
接続の信頼性の高いボックスカルバートの継手部構造を
提供することにある。
c.課題を解決するための手段 本考案は、上述した課題を解決するため、複数のボック
スカルバートを接続しつつ、土中に圧入する推進工法に
使用するボックスカルバートの継手部構造において、上
記ボックスカルバートの開口端一方に、該開口端周壁よ
り低い外周壁を有する突出段部を形成し、該突出段部の
外周壁コーナー部を円弧状にすると共に、該突出段部の
外周壁に沿ってシール用ゴム輪を装着し、該ボックスカ
ルバートの開口端他方に、該開口端周壁とその外周面と
が面一となり、かつ接続する他のボックスカルバートの
前記突出段部がその内周面に沿って嵌入し得る埋込みカ
ラーを装着し、該埋込みカラーのコーナー部には前記突
出段部の外周壁コーナー部に対応する円弧状内面が形成
されている構造とするか、あるいは、上記ボックスカル
バートの両開口端に、該開口端周壁より低い外周壁を有
する突出段部を各々形成し、該両突出段部の外周壁コー
ナー部を円弧状にすると共に、該両突出段部の外周壁に
沿ってシール用ゴム輪を装着し、該突出段部がその内周
面に沿って嵌入し、かつその外周面がボックスカルバー
トの開口端周壁と面一となるカラーによって上記ボック
スカルバート間を接続し、前記カラーのコーナー部には
前記突出段部の外周壁コーナー部に対応する円弧状内面
が形成されている構造とした。
d.作用 本考案にかかるボックスカルバートの継手部構造は、上
述した如く、ボックスカルバートの開口端周壁と、その
外周面とが面一となるカラーによってボックスカルバー
トを接続する構造としたため、継手部の信頼性が高いと
共に、該カラーが推進の抵抗となることがない。
また、継手部の上水は、上記カラーの内周面とボックス
カルバートの開口端に形成された突出段部の外周壁との
間に存在するシール用ゴム輪によってなされるため、従
来の如く目地材料を充填する作業は不要となり、その作
業性は良好なものとなる。しかも、該シール用ゴム輪が
装着された突出段部の外周壁は、そのコーナ部が円弧状
に形成されているため、シール用ゴム輪が鋭角なコーナ
部によって傷つけられることはなく、また、その密着性
も良好なものとなる。
e.実施例 以下、本考案の実施例を、添付図面に従って詳細に説明
する。
ここで、第1図は複数のボックスカルバート1a〜1eを接
続した状態を示す斜視図である。
ボックスカルバートの継手部2は、第2図あるいは第3
図に示す構造となっている。
すなわち、ボックスカルバート1aの開口端一方3aには、
該開口端周壁4aより低い外周壁5aを有する突出段部6aが
形成されており、該突出段部6aの外周壁コーナ部7aは、
円弧状に形成されている。
また、上記突出段部6aの外周壁5aには、該外周壁5aの全
周に亘って溝8aが形成されけおり、該溝8aにシール用ゴ
ム輪9aが装着されている。
一方、ボックスカルバート1aの開口端他方10aには、該
開口端周壁11aとその外周面12aとが面一となる、第5図
(a)に示した埋込カラー13aが装着されている。
上記埋込カラー13aの内周面14aには、接続する他のボッ
クスカルバート1bに形成された前記と同様の突出段部6b
が嵌入する。そして、埋込みカラー13aは、そのコーナ
ー部に突出段部6aの外周壁コーナー部7aに対応して第5
図(a)に示す円弧状内面が形成されている。
第4図は、上記実施例の変形例を示したものであり、該
変形例は、ボックスカルバート1a自体の外周壁コーナー
部15aも円弧状に形成したものであり、これにより、該
ボックスカルバートを土中に圧入する際の推進抵抗を軽
減することができる。
尚、ボックスカルバートを上記形状とした場合は、埋込
カラー13aは、第5図(b)に示した形状のものを使用
することとなり、他は前記実施例と同様である。
第6図,第7図は、ボックスカルバートの継手部2の他
の構造を示したものである。
該継手部2の構造は、ボックスカルバート1aの両開口端
16a,17aに、該開口端周壁18a,19aより低い外周壁20a,21
aを有する突出段部22a,23aを各々形成し、該両突出段部
22a,23aの外周壁コーナー部24a,25aを、各々円弧状に形
成したものである。
また、上記両突出段部22a、23aの外周壁20a,21aには、
該外周壁20a,21aの全周に亘って溝26a,27aが各々形成さ
れ、該溝26a,27aにシール用ゴム輪28a,29aが装着されて
いる。
上記構造のボックスカルバート1a,1bを接続するにあた
っては、第7図に示す如く、前期突出段部23a,22bが、
その内周面30aに沿って前後方向から各々嵌入し得るカ
ラー31aを使用して行なう。
上記カラー31aは、第6図に示すように、その外周面32a
が前期ボックスカルバートの開口端周壁19a,18bと面一
となるように形成されている。
第8図は、第4図と同様に、ボックスカルバート1aの外
周壁コーナ部33aを、円弧状にしたものであり、上記第
7図に従って説明した実施例の変形例である。
また、第9図(a),(b)は、第6図あるいは第8図
に示したカラー31aの内周面30aに、補強リブ34aを周設
したものであり、該カラー31aを使用した場合には、第1
0図に示すように、突出段部23a,22b間に上記補強リブ34
aが介在することとなり、両突出段部23a,22bの直接衝突
による欠けを防止することができる。
なお、上記補強リブ34aに形成された複数の切込み35a
は、当接する突出段部23a,22bの歪を吸収し、該突出段
部23a,22bとの馴染みを良くする作用を果す。
以上の、本考案の実施例を説明したが、本考案は既述の
実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思想
に基づいて、各種の変形及び変更が可能であることは当
然である。
f.考案の効果 本考案によれば、突出段部の外周壁コーナー部を円弧状
にしてあるので、装着されるシール用ゴム輪に均等な引
張力が得られ、突出段部の外周壁コーナー部が円弧状に
なっているのに対応してカラーのコーナー部にも円弧状
内面が形成されているので、シール用ゴム輪が均一にな
り、ゴム輪とカラーとの間は均等な圧縮力が作用するこ
とになり止水性能を高めることができ、接続の信頼性が
高いボックスカルバートの継手部構造を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は、本考案の実施例を示したものであっ
て、第1図は接続した状態を示した複数のボックスカル
バートの斜視図、第2図は第1図のX−X線に沿う断面
図、第3図はボックスカルバートを接続する状態を示し
た斜視図である。第4図は第3図の変形例を示した斜視
図、第5図(a),(b)は、各々第3図あるいは第4
図に示したボックスカルバートに使用する埋込カラーの
斜視図である。 第6図及び第7図は、他のボックスカルバートの継手部
構造を示したものであって、第6図は第1図のX−X線
に沿う断面図、第7図はボックスカルバートを接続する
状態を示した斜視図である。第8図は第7図の変形例は
示した斜視図である。第9図(a),(b)は、各々第
7図あるいは第8図に示したボックスカルバートに使用
する他のカラーを示した斜視図、第10図は第9図
(a),(b)に示すカラーを使用した状態を示した第
1図のX−X線に沿う断面図である。 第11図〜第13図は、従来のボックスカルバートの継手部
構造を示したものであって、第11図は接続した状態を示
した複数のボックスカルバートの斜視図、第12図は第11
図のY−Y線に沿う断面図、第13図は他の継手部構造を
示した第11図のY−Y線に沿う断面図である。 1a〜1e…ボックスカルバート、2…継手部、3a,3b,10a,
10b,16a,16b,17a,17b…ボックスカルバートの開口端、4
a,4b,11a,11b,18a,18b,19a,19b…開口端周壁、6a,6b,22
a,22b,23a,23b…突出段部、5a,5b,20a,20b,21a,21b…突
出段部の外周壁、7a,7b,24a,24b,25a,25b…突出段部の
外周壁コーナー部、9a,9b,28a,28b,29a,29b…シール用
ゴム輪、13a,13b…埋込カラー、12a,12b…埋込カラーの
外周面、14a…埋込カラーの内周面、30a…カラーの内周
面、31a…カラー、32a…カラーの外周面、34a…カラー
の補強リブ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のボックスカルバートを接続しつつ、
    土中に圧入する推進工法に使用するボックスカルバート
    の継手部構造において、上記ボックスカルバートの開口
    端一方に、該開口端周壁より低い外周壁を有する突出段
    部を形成し、該突出段部の外周壁コーナー部を円弧状に
    すると共に、該突出段部の外周壁に沿ってシール用ゴム
    輪を装着し、該ボックスカルバートの開口端他方に、該
    開口端周壁とその外周面とが面一となり、かつ接続する
    他のボックスカルバートの前記突出段部がその内周面に
    沿って嵌入し得る断面が四角形の埋込みカラーを装着
    し、該埋込みカラーのコーナー部には前記突出段部の外
    周壁コーナー部に対応する円弧状内面が形成されている
    ことを特徴とするボックスカルバートの継手部構造。
  2. 【請求項2】複数のボックスカルバートを接続しつつ、
    土中に圧入する推進工法に使用するボックスカルバート
    の継手部構造において、上記ボックスカルバートの両開
    口端に、該開口端周壁より低い外周壁を有する突出段部
    を各々形成し、該両突出段部の外周壁コーナー部を円弧
    状にすると共に、該両突出段部の外周壁に沿ってシール
    用ゴム輪を装着し、該突出段部がその内周面に沿って嵌
    入し、かつその外周面がボックスカルバートの開口端周
    壁と面一となる断面が四角形のカラーによって上記ボッ
    クスカルバート間を接続し、前記カラーのコーナー部に
    は前記突出段部の外周壁コーナー部に対応する円弧状内
    面が形成されていることを特徴とするボックスカルバー
    トの継手部構造。
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