JPH0436712B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0436712B2
JPH0436712B2 JP22642884A JP22642884A JPH0436712B2 JP H0436712 B2 JPH0436712 B2 JP H0436712B2 JP 22642884 A JP22642884 A JP 22642884A JP 22642884 A JP22642884 A JP 22642884A JP H0436712 B2 JPH0436712 B2 JP H0436712B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
pachinko
stopper
pachinko balls
balls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP22642884A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61103466A (ja
Inventor
Kichihei Niiyama
Koji Ito
Ryosaku Koike
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sofia Inc
Original Assignee
Sofia Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sofia Inc filed Critical Sofia Inc
Priority to JP22642884A priority Critical patent/JPS61103466A/ja
Publication of JPS61103466A publication Critical patent/JPS61103466A/ja
Publication of JPH0436712B2 publication Critical patent/JPH0436712B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はパチンコ遊技店に配置されるパチン
コ遊技機の賞球排出装置や自動玉貸し機等の玉排
出装置における玉計数排出装置に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
周知の通り、例えば自動玉貸し機は投入された
金額に対応した数のパチンコ球を遊技客に対して
貸し出す装置であり、投入金額に対応した数のパ
チンコ球を計数するために正確な玉計数排出装置
が必要である。
同様に各パチンコ遊技機毎に配置される賞球排
出装置も入賞球1個につき所定数の賞品球を排出
するために正確な玉計数排出装置が必要である。
そしてこの種の玉計数排出装置は遊技客に対し
て排出する玉数を計数する計数機能と、所定数の
パチンコ球を排出した時にパチンコ球の排出を停
止するストツパ機能とを各々備えることが要求さ
れる。
従来より慣用的に用いられている玉計数排出装
置としては、島設備の一部をなすシユートからパ
チンコ球排出口にいたるパチンコ球の通過経路の
途中に、流下するパチンコ球の自重によつて1ピ
ツチずつ回転する爪車を臨ませ、上記爪車が所定
ピツチ回転した時にその回転を停止するようにし
たものや、装置内の上部に所定数のパチンコ球を
収納できる揺動可能な玉鞘を配置し、コインを投
入する毎にあるいは遊技球が入賞する毎に上記玉
鞘を揺動させて玉鞘内に収納されたパチンコ球を
排出するようにしたもの等が知られている。
この種の玉計数排出装置は、その計数機能のみ
を見た場合は十分に高い精度を持つてはいるが、
メカニカル部品の収納スペースが大きくなるとい
う問題があり、又、メカニカル部品の点数が多く
なるため近年特に普及しつつある島単位での集中
管理を行う場合に管理システムのケーブルに機械
部品の作動回数等を伝達するためのインターフエ
ース回路が複雑なものになるという問題も指摘さ
れている。
更に、この種の玉計数排出装置の場合、一回の
作動毎に排出される玉数が機構的に限定されるの
で、排出玉数が多い場合は予定された全パチンコ
球を排出するのに多くの時間を要し、又、特に紙
幣識別装置を備え、投入金額の範囲で遊技客が指
定した金額に対応した数のパチンコ球を貸し出す
様になされた自動玉貸し機の場合や入賞領域毎に
賞品球数が異なる様になされたパチンコ遊技機に
設置された装置の場合には複雑な連動機構が必要
になり、又、金額当たりの貸出玉数や入賞球毎の
賞品球数が変更された場合もその調整が複雑なも
のとなる問題点をもつ。
ところで、この様な問題点は基本的には上記玉
計数排出装置が計数機能とストツパ機能をメカニ
カルな機構に依存していることに起因しており、
電気的な計数手段と電磁的に作動するストツパと
を組み合わせれば、問題の大半は解決される。
例えば、パチンコ球の流路の途中に配置した近
接センサのオン・オフ動作によつて排出玉数を計
数するとともに、前記近接センサの直後にソレノ
イドのオン・オフに連動するストツパ部材を配置
し、上記近接センサが所定数のパチンコ球の通過
を検出すると上記ストツパ部材によつてパチンコ
球の流路を遮断するようにした玉計数排出装置が
各種案出されている。
しかしながらこの種の玉計数排出装置の場合、
機構的な制約から近接センサの位置とストツパ部
材の位置とが物理的に一致しないので、通常近接
センサが排出所定数の次の玉を検出した後にある
種のタイミングをおいてストツパを作動させてい
るが、パチンコ球の流速は各種の要因によつて一
定でないので、この種の玉計数排出装置の場合投
入金額や入賞球数に対応して定まる排出所定数の
玉が排出されなかつたり、排出所定数以上の玉が
排出されたりするケースが少なくないという問題
がある。
〔問題点を解決するための手段及びその作用〕
本発明はこのような現状に鑑みてなされたもの
であり、パチンコ球の流路の途中にパチンコ球の
通過を検出するセンサとパチンコ球の流路を遮断
するストツパを隣接して設けた玉計数排出装置に
おいて、購入金額に対応して定まる貸出所定数の
パチンコ球や入賞球あたり予め定められた数の賞
品球を正確に排出することができる玉排出装置の
玉計数排出装置を提供することを目的とする。
要約すれば本発明の玉排出装置の玉計数排出装
置は、パチンコ球供給経路からパチンコ球排出経
路にいたるパチンコ球の流路の途中にパチンコ球
の通過を検出するセンサと前記パチンコ球の流路
中に侵入することによりパチンコ球の流路を遮断
するストツパとを前記パチンコ球の流路に沿つて
順次配置し、前記センサが排出所定数のパチンコ
球を検出した後に所定の時間が経過すると前記ス
トツパを前記パチンコ球の流路中に侵入せしめる
とともに、前記所定時間の経過以前に前記センサ
が前記排出所定数の次のパチンコ球を検出すると
前記ストツパを前記パチンコ球の流路中に侵入せ
しめるようになされており、パチンコ球の流速や
流下間隔に影響されずに、正確な個数のパチンコ
球を排出することができるようになされている。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明を自動玉貸し機に適
用した1実施例を詳細に説明する。
先ず、第1図は本発明の1実施例に係る玉貸し
機の概略を示しており、本体1に蝶番2によつて
枢支されたドア部3を開いた状態を示している。
先ず、その基本的な構造を説明する。
本体1の上部には玉貸し機全体の動作を制御す
る制御装置を収納した制御ボツクス11が配置さ
れ、制御ボツクス11には玉貸し機自体を島設備
の制御装置と接続するための端子盤12及び売上
表示用のカウンタ13が設けられている。
又、制御ボツクス11の下方には、遊技客が投
入したコインを釣銭排出機構15に供給するため
の漏斗状のコインホツパ14が配置され、このコ
インホツパー14の吐出口は釣銭排出機構15に
臨む。そしてこの釣銭排出機構15の下方には釣
銭排出樋16が固着されている。
尚、17は釣銭排出機構15の電源周波数切り
換え用の端子盤を示し、18は識別された紙幣を
図示せね紙幣収納箱に薄く紙幣誘導板を示す。
次ぎに、31は遊技客がコインを投入するため
のコイン投入溝を示し、32は公知のコイン選別
機を示す。尚、コイン投入溝31及びコイン選別
機32の位置関係を示すと、先ず、コイン選別機
32はドア部3を締めた時にその下側開口部がコ
インホツパ14の上側開口部に臨む位置に配置さ
れ、コイン投入溝31は前記コイン選別機32の
上側開口部の真上になるように配置される。
又、33は釣銭導出路を示し、釣銭導出路33
はドア部3を締めた時にその上側開口部が釣銭排
出樋16の下部開口部に臨む位置に配置され、釣
銭導出路33の下端は釣銭払出口34に臨む。
そして、図中40は本発明の特徴となる玉計数
排出装置を示し、玉計数排出装置40は図示せぬ
店内設備の導出シユートに連結された蛇腹状の玉
案内路の一部をなす曲折した調速路35を介して
パチンコ球を供給され、同じく蛇腹状の玉排出路
36を介して投入金額に対応した個数のパチンコ
球をパチンコ球貸出口37から排出する。
尚、ここで調速路35とは流下するパチンコ球
の流速や流下間隔を一定の範囲内に調えるための
ものであ。即ち、流下するパチンコ球の流速や流
下間隔には上部シユートの詰まり具合や連続的な
払い出し回数やその他の理由によつて極めて大き
なバラツキがある。そこで、玉案内路の一部を玉
計数排出装置40の入口付近で略水平になるよう
に大きくねじ曲げで調速路35となし、流下する
パチンコ球が調速路35内でリバウンドして平均
的に減速された後に玉計数排出装置40に流入す
る様にすることにより、玉計数排出装置40内を
通過するパチンコ球の流速や流下間隔のバラツキ
を減少させるようにしている。
尚、玉計数排出装置40の詳細に関しては後に
詳述する。
又、図中38は公知の紙幣識別機を、39は
各々玉貸し中及び玉貸し停止中に点灯する状態表
示ランプを示す。
次ぎに、その基本的な作用を説明すると、遊技
客がコイン投入溝31に投入したコインはコイン
選別機32で選別されて、コインホツパ14に収
納される。又、遊技客が図示せぬ紙幣挿入溝に挿
入した紙幣は、紙幣識別機38で識別され、紙幣
誘導板18を介して図示せぬ紙幣収納箱に収納さ
れる。
その後遊技客が投入した金額の範囲内で図示せ
ぬ価格指定ボタンを押すと、指定された購入金額
は制御ボツクス11内の制御装置に伝達され、釣
銭がある場合は制御ボツクス11内の制御装置は
釣銭排出機構15を作動させてコインホツパ14
内に収納されているコインを釣銭相当額排出させ
る。そしてこの排出されたコインは釣銭排出樋1
6・釣銭導出路33を介して釣銭払出口34から
払い戻される。
又、この時同時に制御ボツクス11内の制御装
置はカウンタ13を指定金額に対応した回数カウ
ントさせるので、その日の売上金額がカウンタ1
3に表示される。又、この時カウンタ13に与え
る出力を端子盤12を介して遊技店の管理システ
ムに与えるようにしてもよい。
上記のようにして指定金額が決定され、遊技客
に対して釣銭の払い戻しが行われると、制御ボツ
クス11内の制御装置は本発明の特徴となる玉計
数排出装置40を作動させて、指定金額に対応し
た個数のパチンコ球を排出させ、このパチンコ球
は玉排出路36を介してパチンコ球貸出口37か
ら遊技客に対して貸し出される。
次に第2図は上記の玉計数排出装置40のより
具体的な構造を示す機構図であり、表面カバーを
外した状態で内部を示している。
玉計数排出装置40の各部材は玉貸し機のドア
部3の裏側に若干傾斜して取り付けられた基板4
1上に載置されており、又、35及び36は第1
図にも示した調速路及び玉排出路を各々示してい
る。
又、42,43,44,45は各々パチンコ球
60を調速路35から玉排出路36に導く誘導壁
を示しており、各誘導壁42,43,44,45
は各々基板41上にネジ止めされている。
そして、誘導壁43と誘導壁45との間は開口
部46が設けられており、この開口部46に臨む
様に近接センサ47及びストツパ48が配置され
る。
先ず、近接センサ47はパチンコ球60がその
直下を通過した時にパルス状の信号を発生するも
のであり、構造・機能とも従来より周知のもので
ある。
又、ストツパ48は本実施例の特徴的な構成を
なし、回動軸49の軸心を中心とする円盤を概ね
1/4に切断した形状であり、回動軸49に回動自
在に指示されている。このストツパ48に植設さ
れたピン410はその一端をビス411に係止さ
れたスプリング412の他の一端に係止され、ビ
ス411方向の引張力を受けるとともに、ストツ
パ48に植設されたピン413は作動杆414を
介してソレノイド415と連結されている。
従つて、ソレノイド415が消磁された初期状
態では、ストツパ48はスプリング412の引張
力によつて反時計廻りに回動し、誘導壁42,4
3,44,45によつて形成されるパチンコ球6
0の通過経路内に侵入してパチンコ球60の通過
を遮断する。
又、ソレノイド415を励磁すると、ストツパ
48はスプリング412の引張力に抗して時計廻
りに回動し、誘導壁42,43,44,45によ
つて形成されるパチンコ球60の通過経路外に脱
出してパチンコ球60を通過させる。
そして本実施例で特徴的な作用は、ストツパ4
8の外周面が回動軸49の軸心と中心とした円周
上にあるので、第3図に示す様に、ソレノイド4
15を消磁してストツパ48を誘導壁42,4
3,44,45によつて形成されるパチンコ球6
0の通過経路内に侵入している初期状態では、ス
トツパ48の回動角度が何度であろうとも、パチ
ンコ球60の中心及びパチンコ球60とストツパ
48の接点及びストツパ48の回動軸49の軸心
が全て直線上に並ぶということである。
従つて、本実施例の場合、閉動作におけるスト
ツパ48の回動開始タイミングがパチンコ球の流
速に対して相対的に多少速くても、パチンコ球6
0の中心及びパチンコ球60とストツパ48の接
点及びストツパ48の回動軸49の軸心が全て直
線上に並んだ状態でパチンコ球を停止させること
ができるので、パチンコ球60がその流下圧力に
よつてストツパ48の上に乗り上げるという事態
が生じ得ないので、パチンコ球を所定の停止位置
で停止させることができる。従つて、ソレノイド
415を励磁してストツパ48をパチンコ球の流
下経路外に退避させる時にも調速路36内に残留
したパチンコ球を押し上げながら、退避する必要
がないので、ソレノイド415の付勢力を少ない
ものですませることができる。
又、本実施例の場合、閉動作におけるストツパ
48の回動開始タイミングがパチンコ球の流速に
対して相対的に多少遅くても、パチンコ球60の
中心及びパチンコ球60とストツパ48の接点及
びストツパ48の回動軸49の軸心が全て直線上
に並んだ状態でパチンコ球を停止させることがで
きるので、ストツパ48が最後のパチンコ球60
を玉排出路36の方向に押し込むことなく、所定
の停止位置で確実に停止させることができる。
ところで、上部補給装置のシユートから供給さ
れるパチンコ球の流速や流下間隔には大きなバラ
ツキがあり、本実施例では制御系の設定条件の一
つとなる蛇腹状の調速路35を介して玉計数排出
装置40にパチンコ球を供給することにより、パ
チンコ球の流速や流下間隔のバラツキを軽減して
いるが、完全に均一化することを保証するもので
はない。
そして、本実施例ではパチンコ球の通過経路に
沿つて近接センサ47とストツパ48が順次配設
され、近接センサ47の検出出力に応答してスト
ツパ48を作動させているが、流下するパチンコ
球の流速や流下間隔に若干でもバラツキが確認さ
れている以上、近接センサ47の検出出力に応答
して一定の時間を経過した後にストツパ48を作
動させるという単純なタイミング制御では、パチ
ンコ球の流速によつては最後のパチンコ球を貸し
出すことが出来なかつたり、逆に最後のパチンコ
球の次のパチンコ球を貸し出したりする事態も考
えられる。
そこで、本実施例では第4図に示す様な回路を
使用してストツパ48の作動タイミングを制御す
ることにより、パチンコ球の流速に若干のバラツ
キが残つていても貸出所定数のパチンコ球のみを
確実に貸し出すことができるようにしている。
第4図において、71は常時はリセツトされる
とともに、遊技客が価格指定ボタンを押すことに
よつてセツトされるフリツプフロツプを示し、フ
リツプフロツプ71のQ出力はタイマ72のT入
力、プリセツトカウンタ73のカウントダウンイ
ネーブル入力、タイマカウンタ74のカウントア
ツプイネーブル入力に各々接続されている。
先ず、タイマ72はソレノイド415に起動電
流を流す時間を設定するためのものである。
具体的には、タイマ72はフリツプフロツプ7
1のQ出力の立ち上がりエツジをトリガ入力とす
る単安定マルチバイブレータによつて構成されて
おり、トリガされたタイミングから例えば0.1秒
間その出力をローレベルにする。そしてタイマ7
2の出力はスイツチング用のトランジスタ75の
ベースに加えられているので、フリツプフロツプ
71がセツトされてから0.1秒の間トランジスタ
75はオン状態になつて、ソレノイド415に起
動電流が流れる。
又、プリセツトカウンタ73は遊技客に対して
貸し出されたパチンコ球数を計数するためのもの
である。
具体的には、プリセツトカウンタ73にはロー
ドデータ・カウントダウンイネーブル信号・カウ
ントダウンクロツクが各々入力として加えられて
おり、遊技客が価格指定ボタンを押すことによつ
て、価格に対応したパチンコ球数に応答する数値
が先ずロードされる。又、既に述べた様に、プリ
セツトカウンタ73にはカウントダウンイネーブ
ル信号としてフリツプフロツプ71のQ出力が加
えられており、フリツプフロツプ71は価格指定
ボタンの押下と同時にセツトされるので、これと
同時にプリセツトカウンタ73はカウントダウン
動作が可能になる。
そしてプリセツトカウンタ73は、近接センサ
47の出力をクロツクとして、そのダウンエツジ
及びアツプエツジでカウントダウン動作を行い、
所定数カウントするとそのボロー信号がオアゲー
ト76を介してフリツプフロツプ71のリセツト
端子に加えられ、フリツプフロツプ71をリセツ
トして、ストツパ48を作動させるようになされ
ている。
ところで、本実施例ではプリセツトカウンタ7
3がNカウントした時の出力をオアゲート76を
介してフリツプフロツプ71のリセツト端子に加
えているのみならず、プリセツトカウンタ73が
N−1カウントした時の出力によつてタイマ77
をトリガし、タイマ77のタイムアツプ出力をオ
アゲート76を介してフリツプフロツプ71のリ
セツト端子に加えているが、これは本実施例の本
質的な特徴点となるものである。
既に述べた様に、パチンコ球は調速路35内に
おけるリバウンド作用により調速路35への侵入
速度の早いもの程大幅に減速され、玉計数排出装
置40内に流入する時点ではパチンコ球の流下速
度や流下間隔のバラツキは極めて微細な範囲内に
収まるようになされてはいるが、バラツキを完全
に除去できるものではなく、特に、調速路35内
の密集度に依存して、流速や流下間隔に若干のバ
ラツキが発生することが確認されている。
そして調速路35を通過して玉計数排出装置4
0内に流入するパチンコ球の流速と流下間隔の間
には次ぎに示すような関係があることが統計的に
確認されている。
調速路35内の密集度が低く、パチンコ球の
間隔が十分に大きい場合は、パチンコ球相互の
干渉が少ないためにパチンコ球の流速は上昇す
る。
逆に調速路35内の密集度が高く、パチンコ
球の間隔が少ない場合は、パチンコ球相互の干
渉が多くなり、パチンコ球の流速は低くなる。
先ず、のパチンコ球の流速がある値よりも高
い場合について考える。
パチンコ球の流速がある値よりも高い場合は、
あるパチンコ球が近接センサ47の下を通過して
から、そのパチンコ球がストツパ48の下を通過
するまでの時間が極めて短いので、貸出所定数の
次のパチンコ球を近接センサ47が検出してから
ストツパ48を作動させたのでは、貸出所定数の
次のパチンコ球がストツパ48を通過してしまう
ことが十分に予想される。
しかしながら、上記ので述べた様に、パチン
コ球の流速が速い時はパチンコ球相互の間隔は広
く、貸出所定数目のパチンコ球を近接センサ47
が検出した時点では貸出所定数の次のパチンコ球
は近接センサ47の!?か手前にあるので、貸出所
定数目のパチンコ球を近接センサ47が検出して
から、貸出所定数の次のパチンコ球がストツパ4
8の停止位置に到達するまでには十分な時間的な
余裕がある。
従つて、貸出所定数目のパチンコ球の後縁を近
接センサ47が検出してからあるタイミングをお
いてストツパ48を作動させれば、パチンコ球の
流速に一定の範囲のバラツキがあるにしても、貸
出所定数目のパチンコ球に関してはストツパ48
を通過させるとともに、貸出所定数の次のパチン
コ球をストツパ48で確実に停止させることが可
能になる。
次ぎに、のパチンコ球の流速がある値よりも
低い場合について考える。
上記のでも述べたようにパチンコ球の流速が
ある値よりも低い場合は、パチンコ球の間隔が少
ないので、貸出所定数目のパチンコ球が近接セン
サ47に検出された時点では貸出所定数の次のパ
チンコ球は近接センサ47の直前にまで接近して
おり、貸出所定数目のパチンコ球が近接センサ4
7で検出してから、上記ので述べたあるタイミ
ングをおいてストツパ48を作動させたのでは、
貸出所定数の次のパチンコ球がストツパ48を通
過してしまう可能性が考えられる。
しかしながら、このようにパチンコ球の間隔が
少ない場合は、既に説明したように、パチンコ球
の流速はある値よりも低いので、あるパチンコ球
が近接センサ47の下を通過してから、そのパチ
ンコ球がストツパ48の下を通過するまでには時
間的な余裕があり、貸出所定数の次のパチンコ球
を近接センサ47が検出してからストツパ48を
作動させても、貸出所定数の次のパチンコ球をス
トツパ48で確実に停止させることができる。
そこで本実施例では、パチンコ球の流速が上記
したある値よりも高い場合には貸出所定数のパチ
ンコ球を近接センサ47が検出してからタイマ7
7によつて設定された時間が経過したタイミング
でストツパ48を作動させることによつて、貸出
所定数目のパチンコ球に関してはストツパ48を
通過させ、貸出所定数の次のパチンコ球を確実に
ストツパ48で停止させるようにするとともに、
パチンコ球の流速が上記したある値よりも低い場
合は貸出所定数の次のパチンコ球の前縁を近接セ
ンサ47が検出するのと同時にストツパ48を作
動させることによつて、貸出所定数目のパチンコ
球に関してはストツパ48を通過させ、貸出所定
数の次のパチンコ球を確実にストツパ48で停止
させるようにしている。
従つて、タイマ77の設定時間は、具体的には
パチンコ球の流速や玉間隔のバラツキの範囲・ソ
レノイド415の応答特性・近接センサ47とス
トツパ48の距離等によつて異なるが、パチンコ
球の流速が最も低い場合であつても、貸出所定数
のパチンコ球の後縁が近接センサ47に検出され
てからストツパ48の停止位置を通過するのに十
分であり、且つ、パチンコ球の流速が上記のある
値よりも高い場合には、その玉間隔の広さの為
に、貸出所定数のパチンコ球の後縁が近接センサ
47に検出されてから貸出所定数の次のパチンコ
球がストツパ48の停止位置に到達するのには不
十分な時間と定義されることになる。
次に、タイマカウンタ74は所望によつて設け
られるものであり、遊技客のある種の不正行為を
防止するためのものである。
遊技客の不正行為としては種々の態様が考えら
れるが、その一つとして何等かの方法で近接セン
サ47の機能を停止させることによつてパチンコ
球を際限なく得るという不正行為が考えられる。
遊技客がこのような不正行為を行つた場合、回路
的に見るとフリツプフロツプ71がセツトされな
がら近接センサ47の出力が発生しないという状
態が発生することになる。そこで本実施例ではフ
リツプフロツプ47のQ出力をタイマカウンタ7
4のカウントアツプイネーブル信号として与える
ことにより、タイマカウンタ74をクロツクφに
よるカウントアツプ動作可能とするとともに、近
接センサ47の出力によつてタイマカウンタ74
をクリアするようにしている。
従つて、遊技客が上記のような不正行為を行わ
ない場合はタイマカウンタ74は適宜間隔でクリ
アされるので、タイマカウンタ74はキヤリーオ
ーバーしないが、遊技客が上記の様な不正行為を
行つた場合はタイマカウンタ74はクリアされな
いので、やがてキヤリーオーバーして、そのキヤ
リーオーバー信号がオアゲート76を介してフリ
ツプフロツプ71をリセツトして、ストツパ48
を作動させてパチンコ球の排出を停止する。
又、この時タイマカウンタ74のキヤリーオー
バー信号はオアゲート78を介してブザー79に
加えられ、不正行為を報知するためのブザー79
を鳴らす。
次に、アンドゲート710も遊技客の不正行為
を防止するためのものであり、特に、コインや紙
幣を投入することなく、何等かの方法でストツパ
48の機能を停止させて、際限無くパチンコ球を
流出させた場合に上記のブザー79を鳴らすため
のものである。
即ち、通常であれば近接センサ47が検出出力
を発生する時はその前提としてフリツプフロツプ
71はセツトされていなければならず、フリツプ
フロツプ71がセツトされているときはアンドゲ
ート710は閉じているのでブザー79は鳴らな
いが、上記のような不正行為が行われるとフリツ
プフロツプ71がリセツト状態であるのにもかか
わらずパチンコ球の排出に伴つて近接センサ47
がパルスを発生するので、この近接センサ47の
出力パルスはアンドゲート710及びオアゲート
78を通過してブザー79に供給され、ブザー7
9を鳴らす。
更に、図中711,712は各々ソレノイド4
15に定格電流を流すためのスイツチングトラン
ジスタ及びダイオードを示し、又、ダイオード7
13とツエナーダイオード714の直列回路はソ
レノイド415の作動時にソレノイド415内に
於いて発生する逆起電力の影響を除去して、ソレ
ノイド415の応答性を向上させるためのもので
ある。
それでは次ぎに、上記事項を参照して本実施例
の動作を具体的に説明しよう。
先ず、初期状態においてフリツプフロツプ71
はリセツトされており、そのQ出力はLレベルと
なつている。従つて、トランジスタ711はカツ
トオフされてソレノイド415には定格電流が流
れず、ソレノイド415は消磁されている。
従つて、ストツパ48はスプリング412の引
張力によつて反時計廻りに回動して第3図に示す
ようにパチンコ球の流路内に侵入しており、パチ
ンコ球の通過はストツパ48によつて妨げられて
いる。
今、遊技客が正規のコインをコイン投入溝31
から投入し、或いは、正規の紙幣を挿入すると、
上記コイン或いは上記紙幣はコイン選別機32又
は紙幣識別機に受け付けられ、コイン選別機32
及び紙幣識別機38は受け付けた金額を制御ボツ
クス11内の制御装置に伝達する。
続いて遊技客が図示せぬ価格指定ボタンを押し
て所望の金額を指定すると、遊技客によつて指定
された金額は同じく制御ボツクス11内の制御装
置に伝達される。
応じて、制御装置は受け付けた金額と遊技客に
よつて指定された金額との差額を演算して、釣銭
排出機構15に釣銭を排出させるとともに、遊技
客によつて指定された金額に応じてカウンタ13
をカウントアツプさせる。同時に遊技客によつて
指定された金額に対応した数値は端子盤12から
店内設備の集中管理装置に伝達される。
又、これと同時に制御装置は遊技客によつて指
定された金額に対応して決定される貸出所定数に
応答する数値をプリセツトカウンタ73にロード
し、フリツプフロツプ71をセツトする。
先ず、フリツプフロツプ71がセツトされるこ
とによりトランジスタ711はオン状態になる。
又、フリツプフロツプ71がセツトされるとフ
リツプフロツプ71のQ出力の立ち上がりエツジ
をトリガとしてタイマ72は作動して、例えば、
0.1秒間その出力をLレベルに落とす。
従つて、その0.1秒の間トランジスタ75もオ
ン状態状態になつて、トランジスタ75・ソレノ
イド415・トランジスタ711という経路で十
分に大きい起動電流がソレノイド415に流れ、
ソレノイド415はスプリング412の張力に抗
してストツパ48を時計廻りに回動させる。
そして既に説明した様に、本実施例ではストツ
パ48がパチンコ球60の流路中に侵入している
初期状態では、ストツパ48の回動軸49・スト
ツパ48とパチンコ球の接点・パチンコ球60の
中心が必ず直線状に並んでいるので、ストツパ4
8は滞留しているパチンコ球に妨げられることな
く、速やかに、時計廻りに回動する。
尚、本実施例ではソレノイド415の起動時に
は、上記の様にトランジスタ75を介して十分に
大きな起動電流が流れるので、ソレノイド71の
容量と比較して十分に張力の大きなスプリング4
12を使用することができ、スプリング412に
よつてストツパ48をパチンコ球の流路中に侵入
する場合、その侵入速度を向上させることができ
る。
そしてタイマ72の出力がハイレベルになつて
いる0.1秒の時間が経過すると、トランジスタ7
5はカツトオフされてソレノイド415には起動
電流は流れなくなるが、フリツプフロツプ71が
セツトされている間はトランジスタ711は導通
しているので、ソレノイド415にはダイオード
712経由で定格電流が流れている。そして本実
施例ではこの定格電流はパチンコ球の流路内に侵
入した状態にあるストツパ48をスプリング41
2の張力に抗して時計廻りに回動させるのに十分
な付勢力をソレノイド415に与えることはでき
ないが、時計廻りに回動した状態にあるストツパ
48にその状態を維持させ続けるのに十分な付勢
力をソレノイド415に与えるのには十分なもの
と決定されているので、ストツパ48は時計廻り
に回動した状態を維持し続ける。
このようにして調速路35から玉排出路36に
至るパチンコ球の通過経路が開通すると調速路3
5から供給されるパチンコ球は玉排出路36を経
由してパチンコ球貸出口37から遊技客に貸し出
される。
又、このようにして遊技客に貸し出されるパチ
ンコ球が近接センサ47の下を通過するごとに近
接センサ47はパルスを発生する。
既に述べた様に、プリセツトカウンタ73はフ
リツプフロツプ71がセツトされた時点でそのQ
出力によつてカウントダウンイネーブル状態にな
つているので、プリセツトカウンタ73は近接セ
ンサ47が発生するパルスの前・後縁でカウント
ダウンされる。
そして遊技客によつて指定された貸出所定数が
例えば25個であるとすると、近接センサ47が発
生する25発目のパルスの後縁でプリセツトカウン
タ73はN−1番出力を発生する。そしてタイマ
77は、プリセツトカウンタ77のN−1番出力
によつてトリガされて作動を開始し、設定時間
(例えば30ms)が経過した時点でパルスを発生す
る。そして、このパルスはオアゲート76を介し
てフリツプフロツプ71をリセツトし、その結果
トランジスタ711はカツトオフされて、ソレノ
イド415は消磁される。
その結果、ストツパ48はスプリング412の
引張力によつて反時計廻りに回動し、パチンコ球
の流路内に侵入する。
そして上記の様に本実施例の場合、ストツパ4
8の停止面は回動軸49の軸心を中心とした円周
上に沿つてあるので、回動軸49の軸心とパチン
コ球の重心とを結んだ線分上にストツパ48とパ
チンコ球の接点がくるような状態でパチンコ球は
停止する。
既述の通り、タイマ77の設定時間は、調速路
35によつて流速及び流下間隔を調整されたパチ
ンコ球の内、最も流速の遅いパチンコ球であつて
も近接センサ47を通過した後にストツパ48の
下を通過するのには十分な時間であり、且つ、流
速がある値を越えるパチンコ球の場合は近接セン
サ47が25個目のパチンコ球の後縁を検出してプ
リセツトカウンタ73のN−1番目の出力がタイ
マ77に加えられてから26個目のパチンコ球がス
トツパ48の位置に到達するのには不十分なもの
として設定されているので、上記タイマ77の設
定時間である30msの時間には25個めのパチンコ
球はその流速にかかわらず確実にストツパ48を
通過することができるとともに、流速がある値を
越える(流速がある値を越えるパチンコ球は既に
述べた様に玉間隔が十分に広い。)26個目のパチ
ンコ球はストツパ48によつて確実に停止され
る。
一方、調速路35によつて流速及び流下間隔を
調整されたパチンコ球の内、流速がある値よりも
低いパチンコ球の場合は、上記の様にその玉間隔
が狭いので、近接センサ47が25個目のパチンコ
球の後縁を検出することによりプリセツトカウン
タ73はN−1番目の出力を発生し、タイマ77
によつて設定された30msの時間を経過してから
ストツパ48を作動させたのでは26個目以降のパ
チンコ球がストツパ48を通過してしまう可能性
が考えられる。
しかしながら、26個目のパチンコ球がストツパ
48に到達するためには、それ以前にその26個目
のパチンコ球は必ず近接センサ47の下を通過し
ている。そして本実施例の場合、近接センサ47
が26個目のパチンコ球の前縁を検出した時にプリ
セツトカウンタ73はそのN番出力を発生し、上
記30msの時間が経過していなくても、プリセツ
トカウンタ73のN番出力は、オアゲート76を
介してフリツプフロツプ71をリセツトするの
で、上記30msの時間が経過していなくてもプリ
セツトカウンタ73がN番出力を発生した時点で
ストツパ48は直ちに作動する。
そして、本実施例では玉計数排出装置40を通
過するパチンコ球は調速路35によつて流下速度
及び流下間隔を調整されており、近接センサ47
が25個目のパチンコ球の後縁を検出してプリセツ
トカウンタ73はN番目の出力を発生してから
30msの時間が経過する以前に26個目のパチンコ
球がストツパ48の位置に到達する程玉間隔が狭
い場合は、そのパチンコ球の流速は十分に低いの
で、26個目のパチンコ球の前縁を近接センサ47
が検出してからストツパ48を作動させても、そ
の26個目のパチンコ球は確実にストツパ48によ
つて停止される。
又、フリツプフロツプ71がセツトされること
によつてタイマカウンタ74もカウントアツプイ
ネーブル状態になつており、タイマカウンタ74
はクロツクφが発生する毎にカウントアツプされ
る。
そして、特に不正行為の行われない場合は、タ
イマカウンタ74は近接センサ47の出力にちつ
て適当な間隔でクリアされるので、タイマカウン
タ74がカウントオーバーすることはないが、遊
技客が近接センサ47の機能を停止させるような
不正行為を行つた場合や近接センサ47が故障し
た様な場合は近接センサ47の出力が停止するの
で、ある時間が経過するとタイマカウンタ74は
キヤリーオーバーする。
そして、そのキヤリーオーバー信号をオアゲー
ト76を介してフリツプフロツプ71に加えら
れ、フリツプフロツプ71をリセツトしてストツ
パ48を作動させるので、パチンコ球の貸し出し
は停止する。
同時にタイマカウンタ74のキヤリーオーバー
信号はオアゲート78を介してブザー79に加え
られ、ブザー79を駆動して警報音を発生させ、
上記の不正行為や故障を知らしめる。
更に、遊技客が何等かの方法によりストツパ4
8の作動を停止させるという不正行為を行つた場
合やストツパ48が故障した様な場合は遊技客に
対してパチンコ球が不正に貸し出される。
しかしながらこのような場合は、フリツプフロ
ツプ71はリセツトされたままであるので、アン
ドゲート710は開いている。従つて遊技客にパ
チンコ球が貸し出される毎に近接センサ47が発
生するパルスはアンドゲート710及びオアゲー
ト78を経由してブザー79に伝達され、上記と
同様に警報音によつて不正行為や故障の発生を報
知する。
尚、上記ではストツパ48の形態を特定した実
施例を示したが、本発明はパチンコ球の流路の途
中にパチンコ球の通過を検出するセンサとパチン
コ球の流路内に侵入してパチンコ球の通過を遮断
するストツパとが経路順次に配置される限り適用
できるものである。
又、上記では近接センサによつてパチンコ球を
検出するようにした例を示したが、パチンコ球を
検出できるものである限りセンサの種類は特に問
わないことはいうまでもない。
更に、上記では自動玉貸し機に本発明を適用し
た実施例を示したが、本発明は正確な数の玉を遊
技客に対して排出することが要求される装置に対
しては広く適用できるものであり、例えばパチン
コ遊技機の賞球排出装置に本発明を適用すること
も可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の玉計数排出装置
においては、メカニカルな部品は単に制御対象に
過ぎず、中枢部分は全て電気的な制御動作を行う
ので、装置全体の構造を極めて簡略化することが
できるとともに、設定された所定数の玉を高速且
つ確実に排出することができ、店内設備における
集中管理システムとのインターフエースも容易に
なる。
又、排出玉数の変動に対してもメカニカルな部
品の変更や調整を伴わずに簡単に対処できる。
又、本発明をパチンコ遊技機の賞球排出装置と
して利用すれば、入賞球当りの賞品球数を機構的
に限定する要素がないので、入賞領域毎に入賞球
数を設定することも可能になり、遊技内容に変化
を加えることが容易になる。
更に、本発明の場合パチンコ球の流速に対応し
てストツパの応答タイミングを変化させているの
で、パチンコ球の流速変動による計数ミスを有効
に防止できる。
又、上記して実施例の場合は遊技客の不正行為
を有効に防止できるとともに、遊技客が特に不正
行為を行つていなくとも、センサやストツパの機
能障害が発生した場合に警報音を発生することに
なり、復旧を迅速に行うことが可能になるととも
に、全体としての信頼性も大幅に向上する。
又、上記した実施例の場合、定格電流よりも十
分に大きい起動電流によりソレノイドの初期励磁
を行い、励磁後は定格電流のみを流すようにして
いるので、スプリングの張力と比較してソレノイ
ドを小型化することができ、消費電力を節減する
ことが可能になる。又、このようなソレノイドの
小型化によつてスプリングにかかる負荷が減少す
るので、流路遮断時のストツパの応答性が向上す
る。
更に、上記した実施例の場合、発明の理解を容
易ならしめるため、制御装置をハードウエアで構
成した例を示したが、制御装置はマイクロコンピ
ユータで構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に係る玉貸し機の概
略図、第2図は本発明の1実施例に係る玉計数排
出装置の機構図、第3図は第2図に示すストツパ
がパチンコ球の通過を停止させた状態の説明図、
第4図は制御回路の1例を示す回路図。 35……調速路、36……玉排出路、40……
玉計数排出装置、47……近接センサ、48……
ストツパ、415……ソレノイド、73……プリ
セツトカウンタ、77……タイマ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パチンコ球供給経路からパチンコ球排出経路
    にいたるパチンコ球の流路の途中に通過するパチ
    ンコ球を検出するセンサと前記パチンコ球の流路
    中に侵入することによりパチンコ球の流路を遮断
    するストツパとを前記パチンコ球の流路に沿つて
    順次配置するとともに、 前記センサの検出出力を計数する計数手段と、 前記計数手段の計数値が排出所定数のパチンコ
    球数に到達した後に所定時間が経過するとタイム
    アツプするタイマ手段と、 前記計数手段の計数値が排出所定数のパチンコ
    球数に1を加えた値になつたタイミング又は前記
    タイマ手段がタイムアツプしたタイミングの何れ
    か早いタイミングで前記ストツパを前記パチンコ
    球の流路中に侵入せしめるストツパ駆動制御手段
    とを具備する玉排出装置の玉計数排出装置。
JP22642884A 1984-10-27 1984-10-27 玉排出装置の玉計数排出装置 Granted JPS61103466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22642884A JPS61103466A (ja) 1984-10-27 1984-10-27 玉排出装置の玉計数排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22642884A JPS61103466A (ja) 1984-10-27 1984-10-27 玉排出装置の玉計数排出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61103466A JPS61103466A (ja) 1986-05-21
JPH0436712B2 true JPH0436712B2 (ja) 1992-06-17

Family

ID=16844959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22642884A Granted JPS61103466A (ja) 1984-10-27 1984-10-27 玉排出装置の玉計数排出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61103466A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2585538B2 (ja) * 1986-06-18 1997-02-26 株式会社 ソフイア パチンコ遊技機
JP2823074B2 (ja) * 1988-09-05 1998-11-11 株式会社ソフィア 遊技機
JP2014147516A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Omron Corp 計数装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61103466A (ja) 1986-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010207336A (ja) スロットマシン
US5441447A (en) Coin dispenser and coin pay-out method
JP2007037812A (ja) 遊技機
JP4795744B2 (ja) 遊技機
JP3864388B2 (ja) 円板体選別装置
JPH0436712B2 (ja)
JPH01175880A (ja) パチンコ台
US6823977B2 (en) Coin hopper with a shutter
JPS61143086A (ja) パチンコ球計数排出装置
JPS608832B2 (ja) パチンコ玉払出装置
JP2006068068A (ja) 遊技機
JP5063876B2 (ja) 遊技機
JPH0432137Y2 (ja)
JPS5822231B2 (ja) 自動玉貸装置
JP2549068B2 (ja) 弾球遊技機
AU611602B1 (en) Slot machine
JPH0675615B2 (ja) パチンコ球計数排出装置
JPS6130698Y2 (ja)
JP2001331834A (ja) Icコイン処理装置
JP2875459B2 (ja) 検銭処理装置
JP2639848B2 (ja) パチンコ機
JPH01308581A (ja) パチンコ玉の払出装置
JP2657742B2 (ja) 弾球遊技機の賞球払出し装置
JP4954529B2 (ja) 遊技機
JP2003325959A (ja) 遊技球計数システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees