JP2014147516A - 計数装置 - Google Patents

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Junji Tanaka
淳史 田中
Masateru Kawajiri
昌輝 川尻
Michinori Sugiura
充典 杉浦
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Abstract

【課題】計数装置において、遊技球を遊技球通路に無理に押しこむような事が行われた時にシャッタ部材が回転してしまって計数領域へ遊技球が供給される不都合を抑制する。
【解決手段】各台計数機40はシャッタ部材45を備える計数装置である。シャッタ部材45は、鉤部Kを有し、シャフト46を中心として回転するものである。各台計数機40は、シャッタ部材45の鉤部Kが遊技球T1と接触して当該遊技球を堰止める堰止状態になっている場合、遊技球T1の中心Gと交わり且つシャフト46の軸線と垂直に交わる直線R上に、遊技球T1と鉤部Kとの接点Mが位置するようになっている。
【選択図】図4B

Description

本発明は、遊技機にて使用される遊技球を計数する計数装置に関する。
遊技機(パチンコ機)での遊技にて獲得された遊技球を計数する計数装置が知られている。計数装置は、遊技球通路と計数センサとを備え、遊技球通路の計数領域を通過する遊技球を計数センサが計数するようになっている。
このような計数装置では、外部から入力されるコマンドに応じて、計数センサを動作させる計数実行モードと、計数センサを非動作状態にする計数停止モードとが切り替えられるようになっている。したがって、計数実行モードの間は計数領域を通過する遊技球が計数センサにカウントされるが、計数停止モードの間は計数領域を遊技球が通過しても当該遊技球がカウントされない。それゆえ、計数装置が計数停止モードになっているにもかかわらず、遊技にて獲得された遊技球が誤って計数領域に供給されると、当該遊技球がカウントされず、顧客が不利益を被るという不都合が生じる。
このような不都合を抑制するために、計数停止モードの間、計数領域よりも上流側(遊技球の流れる方向の上流側)にて遊技球通路を閉鎖して遊技球を堰き止めるシャッタ部材を備える計数装置が用いられている。以下、シャッタ部材を備えた計数装置を説明する。
図1Aは、従来の計数装置500であって、シャッタ部材504の一部が遊技球通路501に突出する状態を示した模式図であり、図1Bは、図1Aと同じ計数装置であって、シャッタ部材504の全部が遊技球通路501から退出している状態を示した模式図である。
計数装置500は、図1Aおよび図1Bに示されるように、遊技球通路501、計数センサ502、ソレノイド503、およびシャッタ部材504を備えている。
遊技球通路501は、図1Aおよび図1Bに示すように、遊技球tを転がすための緩い傾斜を有し、遊技球tが遊技球通路501の一部である計数領域dの方へ流れるようになっている。なお、図において、上流側とは、遊技球tの流れる方向の上流側を意味し、下流側とは、遊技球tの流れる方向の下流側を意味する。
計数センサ502は、計数領域dに設けられており、計数領域dを通過する遊技球tを計数するセンサである。
シャッタ部材504は、計数停止モードの間、計数領域dよりも上流側にて遊技球通路501の遊技球tを堰き止めることにより、計数領域dへの遊技球tの供給を阻止する部材である。
シャッタ部材504は、図1Aおよび図1Bに示すように、L型プレート504aと、L型プレート504aに固定されている連結部材504bとからなる。L型プレート504aは、一端側が鉤部kになっており、他端側が連結部材504bに固定されている。
連結部材504bは、シャフト506に取り付けられている。また、連結部材504bは、シャフト506の取り付け位置よりも一方の端部側がL型プレート504aに固定されており、シャフト506の取り付け位置よりも他方の端部側がソレノイド503に取り付けられている。さらに、連結部材504bには復帰バネ507が接続されている。
以上の構成において、シャッタ部材504は、シャフト506を中心として、鉤部kが遊技球通路501に突出して遊技球通路501の遊技球tを堰き止める突出位置と、シャッタ部材504の全てが遊技球通路501から退出している退出位置との間を往復回転可能になっている。なお、図1Aは、シャッタ部材504が突出位置に配置されている状態を示した図であり、図1Bは、シャッタ部材504が退出位置に配置されている状態を示した図である。
シャッタ部材504が図1Bの退出位置から図1Aの突出位置へ向けて回転すると、計数領域dよりも上流側において、鉤部kが遊技球通路501に突入し、シャッタ部材504が図1Aの突出位置から図1Bの退出位置へ向けて回転すると、計数領域dよりも上流側において、鉤部kが遊技球通路501から退出するようになっている。
ソレノイド503は、シャッタ部材504を回転させるための駆動部材である。ソレノイド503が電源オフの間、図1Aに示すように、シャッタ部材504は突出位置に配されている。そして、シャッタ部材504が図1Aに示すように突出位置にある場合、遊技球通路501のうち計数領域dよりも上流側にて、鉤部kが、鉤部kよりも上流側に位置する遊技球tに当接している。これにより、遊技球通路501の遊技球tが鉤部kに堰き止められる状態(堰止状態)になっており、計数領域dへの遊技球tの供給が阻止されている。
ソレノイド503が電源オフから電源オンに切り替わると、ソレノイド503の吸引力により、シャッタ部材504が突出位置(図1A参照)から退出位置(図1B参照)へ向けて回転し、この回転によって鉤部kが遊技球通路501の内部から外部へ向かう。
そして、シャッタ部材504は、図1Bに示すように退出位置に到達すると、この退出位置にて静止することになる。図1Bに示すように、シャッタ部材504が退出位置にある場合、鉤部kは遊技球通路501から退出しており、前記の堰止状態が解除されている。これにより、上流側から下流側へ向けて遊技球通路501を流れる遊技球は計数領域dを通過することになる。
また、シャッタ部材504が突出位置(図1A参照)から退出位置(図1B参照)へ向けて回転するのに応じて、復帰バネ507は伸ばされていく。そして、図1Bに示すようにシャッタ部材504が退出位置にて静止している場合、復帰バネ507は伸ばされている状態を維持することになる。
ソレノイド503が電源オンから電源オフに切り替わると、ソレノイド503の吸引力がなくなり、復帰バネ507の弾性力(復元力)によって、シャッタ部材504が退出位置(図1B参照)から突出位置(図1A参照)へ向けて回転する。そして、シャッタ部材504は、図1Aに示すように突出位置に到達すると静止することになる。シャッタ部材504が図1Aに示すように突出位置にある場合、上述したように、計数領域dよりも上流側にて、遊技球通路501の遊技球は鉤部kに堰き止められる。
なお、ソレノイド503は、計数実行モードになると電源オンになり、計数停止モードになると電源オフになる。すなわち、計数装置500が計数実行モードになると、ソレノイド503が電源オンになり、図1Bに示すようにシャッタ部材504が退出位置に配置され、計数領域dへ遊技球tが供給される。これに対し、計数装置500が計数停止モードになると、ソレノイド503が電源オフになり、図1Aに示すようにシャッタ部材504が突出位置に配置され、計数領域dへの遊技球tの供給が阻止される。
特開平11−102426号公報(公開日:1999年04月13日)
図4Aに示すように、従来の計数装置500において、計数停止モードの間、鉤部kが遊技球tを堰き止めている場合、鉤部kに接触する遊技球t1と鉤部kとの接点mにおいて遊技球t1から鉤部kへの押圧力p1が作用すると、シャッタ部材504を突出位置から退出位置へ向けて回転させる方向の分力p2がシャッタ部材504に作用することになる。この分力p2は、押圧力p1が大きくなるほど大きくなる。
これに対し、シャッタ部材504には、復帰バネ507の弾性力によって、退出位置から突出位置へ回転させる方向の分力p3が作用している。したがって、分力p2が分力p3よりも小さいとシャッタ部材504は突出位置に維持されるが、分力p2が分力p3より大きくなると、シャッタ部材504は退出位置まで回転してしまい、計数停止モードであるにもかかわらず計数領域dへ遊技球が流れてしまう不都合が生じる。
これに対し、従来の計数装置500では、図1A,図1B,図4Aにて図示されている部分よりも上流側において遊技球通路501の一部を屈曲形状にしているため、遊技球通路501に多量の遊技球tを供給しても押圧力p1および分力p2が大きくならないようにしている。これにより、適切な使用形態で計数装置500を使用する限り、分力p2が分力p3よりも大きくなることは殆どなく、前記の不都合が生じることが稀である。
しかし、計数装置500の操作者が遊技球tを遊技球通路501に無理に押し込むような不適切な操作を行った場合、分力p2が分力p3よりも大きくなってしまうことがあり、シャッタ部材(回転部材)504は退出位置まで回転し、計数停止モードであるにもかかわらず計数領域dへ遊技球tが流れてしまう不都合が生じる。
本発明は、遊技球を遊技球通路に無理に押しこむような事が行われた時に回転部材が回転してしまって計数領域へ遊技球が供給される不都合を抑制可能な計数装置を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明の計数装置は、上流側から下流側へ遊技球が流れる遊技球通路の計数領域を通過する遊技球を計数する計数手段と、堰止部を有しており、軸を中心として、前記計数領域よりも前記上流側にて前記遊技球通路へ前記堰止部が突出している状態となる突出位置と、前記遊技球通路から前記堰止部が退出している状態となる退出位置との間を往復回転する回転部材とを備え、前記回転部材が前記突出位置に配されている場合、前記堰止部よりも前記上流側に位置する前記遊技球と前記堰止部が接触して当該遊技球が堰止められる堰止状態になり、前記回転部材が前記退出位置に配されている場合、前記堰止状態が解除されており、前記堰止状態において、前記堰止部に接触する遊技球の中心と交わり且つ前記軸の軸線と垂直に交わる直線上に、前記堰止部に接触する遊技球と前記堰止部との接点が位置するようになっていることを特徴とする。
本発明の構成によれば、遊技球が堰止部を押圧しても、堰止部には、回転部材を突出位置から退出位置へ回転させる方向の力が作用し難い。したがって、堰止部が遊技球を堰き止めている時に、計数装置の操作者が遊技球を遊技球通路に無理に押し込むような不適切な操作を行った場合において、回転部材が突出位置から退出位置へ回転してしまって計数領域へ遊技球が供給されるような不都合を抑制できる。
また、本発明の計数装置において、前記堰止部のうちの前記遊技球と接触する接触部は、前記軸と垂直な平面で切断した場合の断面形状が前記軸を中心とした円弧になっていることが好ましい。この構成によれば、適切な操作によって回転部材を突出位置から退出位置へ回転させる時において、接触部が遊技球に引っ掛かってしまう事態が抑制されるため、回転部材の回転を円滑化できる。
また、本発明の計数装置において、前記軸が前記堰止部よりも前記下流側に位置するように前記軸と前記回転部材との位置関係が定められていることが好ましい。この構成によれば、設計の簡素化や装置の小型化というメリットがある。
本発明によれば、堰止部が遊技球を堰き止めている時に、計数装置の操作者が遊技球を遊技球通路に無理に押し込むような不適切な操作を行った場合において、回転部材が突出位置から退出位置へ回転してしまって計数領域へ遊技球が供給されるような不都合を抑制できる。
従来の計数装置であって、シャッタ部材の一部が遊技球通路に突出する状態を示した模式図である。 図1Aと同じ計数装置であって、シャッタ部材の全部が遊技球通路から退出している状態を示した模式図である。 本発明の一実施形態の各台計数機(計数装置)を備える遊技機ユニットを模式的に示す模式図である。 本発明の一実施形態の各台計数機であって、シャッタ部材の一部が遊技球通路に突出する状態を示した模式図である。 図3Aと同じ計数装置であって、シャッタ部材の全部が遊技球通路から退出している状態を示す模式図である。 従来の計数装置であって、シャッタ部材に作用する力を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態の各台計数機であって、シャッタ部材に作用する力を説明するための模式図である。 本発明の第1の変形例にかかる各台計数機を示した模式図である。 本発明の第2の変形例にかかる各台計数機であり、シャッタ部材の一部が遊技球通路に突出する状態を示した模式図である。 図6Aと同じ各台計数機であり、シャッタ部材の全部が遊技球通路から退出している状態を示す模式図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図2は、本実施形態にかかる各台計数機(計数装置)40を備えている遊技機ユニット10の概略構成を示す模式図である。この図に示すように、遊技機ユニット10は、遊技機20、台間機30、および各台計数機40を備えている。
遊技機20は、遊技領域21、ハンドル22、上皿23、下皿24などを備えている。遊技領域21は、ハンドル22によって打ち出された遊技球(遊技媒体)が移動する領域である。ハンドル22は、遊技球の発射操作を行うための装置であり、利用者がハンドル22を捻った状態で保持すると、遊技球が連続発射されて遊技領域21に打ち出される。上皿23には、遊技によって獲得した遊技球が貯留され、下皿24には上皿23から溢れた遊技球が貯留される。また、下皿24には遊技球を排出する排出口と排出口の開閉を行う排出シャッタとが設けられており(いずれも図示せず)、ユーザが排出シャッタを開く操作を行うことにより、下皿24に貯留された遊技球が下皿24から当該下皿24の下方に排出される。
台間機30は、遊技機20の横に設置されている装置であり、貸出指示が入力されると、金銭価値の残高を示す金銭価値情報を代償として遊技球の貸し出し処理を行う装置である。
各台計数機40は、図2に示されるように、遊技機20および台間機30の下方に設置されており、遊技機20の遊技にて獲得された遊技球を計数するための装置である。各台計数機40は、図2に示されるように、受皿41と遊技球通路42とを有している。
受皿41は、遊技機20の下皿24から排出される遊技球を受け止めるためのものである。遊技球通路42は、L字状の屈曲部42aを有する遊技球の通路であり、一端部42bが遊技球の入口であり、他端部42cが遊技球の出口になっている。
遊技球通路42は、一端部42bが受皿41に接続されており、一端部42bから他端部42cに向って下向きの傾斜を有している。これにより、受皿41に排出された遊技球は、遊技球通路42の一端部42bから遊技球通路42に入り、前記の傾斜によって屈曲部42aを経由して他端部42cへ流れるようになっている。
つまり、遊技球通路42においては、遊技球通路42の一端部42b(受皿41に接続されている方の端部)が遊技球の流れる方向の上流となり、遊技球通路42の他端部42c(出口)が遊技球の流れる方向の下流になる。
また、本実施形態の各台計数機40では、遊技球通路42において屈曲部42aよりも下流側にて遊技球が計数される。そこで、以下では、遊技球通路42およびその周囲の構成のうち、屈曲部42aよりも下流側の構成について、図3Aおよび図3Bを参照して詳細に説明する。
図3Aおよび図3Bは、本実施形態の各台計数機40のうち、屈曲部42aよりも下流側の構成を示した模式図である。特に、図3Aは、後述するシャッタ部材45の一部である鉤部(堰止部)Kが遊技球通路42に突出している状態を示す模式図であり、図3Bは、シャッタ部材45の全部が遊技球通路42から退出している状態を示す模式図である。
各台計数機40は、屈曲部42aよりも下流側において、図3Aおよび図3Bに示されるように、遊技球通路42の他に、計数センサ43、ソレノイド44、シャッタ部材(回転部材)45、シャフト(軸)46、および、復帰バネ47を備えている。
図3Aおよび図3Bに示すように、遊技球通路42の一部は計数領域Dになっており、遊技球通路42を流れる遊技球Tは計数領域Dを通過するようになっている。
計数センサ43は、計数領域Dに設けられており、計数領域Dを通過する遊技球Tを計数する計数手段である。計数センサ43としては周知の磁気センサを用いることができる。
なお、各台計数機40は、外部(操作者またはホールコンピュータ)から入力されるコマンドに応じて、計数実行モードと計数停止モードとが切り替えられるようになっている。そして、計数センサ43は、計数実行モードの間は動作して、計数領域Dを通過する遊技球Tをカウントするが、計数停止モードの間は動作しない。
シャッタ部材45は、計数停止モードの間、計数領域Dよりも上流側にて遊技球通路42の遊技球Tを堰き止めることにより、計数領域Dへの遊技球Tの供給を阻止する部材である。
シャッタ部材45は、図3Aおよび図3Bに示すように、L型プレート部45aと、L型プレート部45aと一体的に形成されている連結部45bとからなる。L型プレート部45aは、図3Aおよび図3Bに示されるように、一端側が連結部45bに接続されており、他端側が遊技球を係止するための鉤部Kになっている。
連結部45bは、一方の端部側がシャフト46に支持されており、他方の端部側がソレノイド44に取り付けられている。さらに、連結部45bに復帰バネ47が接続されている。
また、本実施形態の各台計数機40においては、図3Aおよび図3Bに示すように、シャフト46が鉤部Kよりも下流側に位置するように、シャッタ部材45およびシャフト46の取付位置が定められている。
以上の構成において、シャッタ部材45は、シャフト46を中心として、シャッタ部材45の一部である鉤部Kが遊技球通路42に突出して遊技球通路42の遊技球Tを堰き止める突出位置と、シャッタ部材45の全てが遊技球通路42から退出している退出位置との間を往復回転可能になっている。なお、図3Aは、シャッタ部材45が突出位置に配置されている状態を示した図であり、図3Bは、シャッタ部材45が退出位置に配置されている状態を示した図である。
シャッタ部材45が図3Bの退出位置から図3Aの突出位置へ向けて回転すると、計数領域Dよりも上流側において、鉤部Kが遊技球通路42に突入し、シャッタ部材45が図3Aの突出位置から図3Bの退出位置へ向けて回転すると、計数領域Dよりも上流側において、鉤部Kが遊技球通路42から退出するようになっている。
ソレノイド44は、シャッタ部材45を回転させるための駆動部材である。ソレノイド44が電源オフの間、図3Aに示すように、シャッタ部材45は突出位置に配されている。そして、シャッタ部材45が図3Aに示すように突出位置にある場合、遊技球通路42のうち計数領域Dよりも上流側にて、鉤部Kが、鉤部Kよりも上流側に位置する遊技球Tに当接している。これにより、遊技球通路42の遊技球Tが鉤部Kに堰き止められる状態(堰止状態)になっており、計数領域Dへの遊技球Tの供給が阻止されている。
ソレノイド44が電源オフから電源オンに切り替わると、ソレノイド44の吸引力により、シャッタ部材45が突出位置(図3A参照)から退出位置(図3B参照)へ向けて回転し、この回転によって鉤部Kが遊技球通路501の内部から外部へ向かう。
そして、シャッタ部材45は、図3Bに示すように退出位置に到達すると、この退出位置にて静止することになる。図3Bに示すように、シャッタ部材504が退出位置にある場合、鉤部Kは遊技球通路42から退出しており、前記の堰止状態が解除されている。これにより、上流側から下流側へ向けて遊技球通路42を流れる遊技球は計数領域Dを通過することになる。
また、シャッタ部材45が突出位置(図3A参照)から退出位置(図3B参照)へ向けて回転するのに応じて、復帰バネ47は伸ばされていく。そして、図3Bに示すようにシャッタ部材45が退出位置にて静止している場合、復帰バネ507は伸ばされている状態を維持することになる。
ソレノイド44が電源オンから電源オフに切り替わると、ソレノイド44の吸引力がなくなり、復帰バネ47の弾性力(復元力)によって、シャッタ部材45が退出位置(図3B参照)から突出位置(図3A参照)へ向けて回転する。そして、シャッタ部材45は、図3Aに示すように突出位置に到達すると静止することになる。シャッタ部材45が図3Aに示すように突出位置にある場合、上述したように、計数領域Dよりも上流側にて、遊技球通路42の遊技球Tは鉤部Kに堰き止められる。
また、ソレノイド44は、計数実行モードになると電源オンになり、計数停止モードになると電源オフになる。すなわち、各台計数機40が計数実行モードになると、ソレノイド44が電源オンになり、図3Bに示すようにシャッタ部材45が退出位置に配置され、計数領域Dへ遊技球Tが供給される。これに対し、各台計数機40が計数停止モードになると、ソレノイド44が電源オフになり、図3Aに示すようにシャッタ部材45が突出位置に配置され、計数領域Dへの遊技球Tの供給が阻止される。
つぎに、図4Bを参照して、本実施形態の各台計数機40の特徴を説明する。図4Bは、本実施形態の各台計数機40のシャッタ部材45に作用する力を説明するための模式図である。
本実施形態の各台計数機40では、図4Bに示すように、突出位置に配されているシャッタ部材45の鉤部Kが遊技球T1を堰き止めている場合(つまり計数停止モードの場合)、鉤部Kに接触する遊技球T1と鉤部Kとの接点Mが直線R上に位置するようになっている。ここで、直線Rは、シャッタ部材45の回転中心となるシャフト46の軸線と垂直に交わり、遊技球T1の中心Gを通過する直線である。なお、図4BのE方向はシャフト46の軸線と平行な方向である。
図4Bのように、接点Mが直線R上に位置している構成によれば、遊技球T1が鉤部Kを押圧しても、鉤部Kには、シャッタ部材45を突出位置から退出位置へ回転させる方向の力は作用せず、接点Mからシャフト46へ向かう方向の押圧力P1が作用するだけである。それゆえ、シャッタ部材45の鉤部Kが遊技球T1を堰き止めている時に(計数中止モード中に)、各台計数機40の操作者が遊技球Tを遊技球通路42に無理に押し込むような不適切な操作を行ったとしても、シャッタ部材45が突出位置から退出位置へ回転するようなことは殆どなく、計数領域Dへ遊技球が流れてしまうような不都合が生じ難い。
これに対し、従来の計数装置500では、図4Aに示すように、シャッタ部材504の鉤部kが遊技球tを堰き止めている場合、鉤部kに接触する遊技球t1と鉤部kとの接点mは、直線r上に位置していない(直線rは、シャッタ部材504の回転中心となるシャフト506の軸線と垂直に交わり、鉤部kに接触する遊技球tの中心gを通過する直線である)。このような構成では、遊技球t1が鉤部kを押圧すると、鉤部kには、上流側から下流側へ向けた押圧力p1が作用し、この押圧力p1の分力p2が作用するが、分力p2はシャッタ部材504を突出位置から退出位置へ回転させる方向の力である。したがって、計数装置500の操作者が遊技球tを遊技球通路に無理に押し込むような不適切な操作を行うと、シャッタ部材504が退出位置まで回転し、計数停止モードであるにもかかわらず計数領域dへ遊技球が流れてしまう不都合が生じることがあった。
また、本実施形態の各台計数機40では、図4Bに示すように、鉤部Kのうちの遊技球T1と接触する接触部(接触面)K1は、シャフト46の軸線と垂直な平面で切断した場合の断面形状がシャフト46の軸線を中心とした円弧形状になっている。なお、図4Bに示される2点鎖線Qはシャフト46の軸線を中心とした円の円弧を示す。
図4Bのように接触部K1が円弧形状になっている場合、接触部K1が平面形状である場合よりも、シャッタ部材45を突出位置から退出位置へ回転させる時において(計数中止モードから計数実行モードに切り替わるときにおいて)、接触部K1が遊技球T1に引っ掛かってしまう事態が抑制されるため、シャッタ部材45の回転を円滑化できる。
[変形例1]
図3Aおよび図3Bの各台計数機40では、シャフト46が鉤部Kよりも下流側に位置する形態になっている。しかし、当該形態に限定されるものではなく、図5の各台計数機(計数装置)140ように、シャッタ部材(回転部材)145が突出位置に配されることにより鉤部K’が遊技球通路142に位置している場合に(つまり計数中止モードの場合に)、鉤部K’と遊技球T’との接点M’が、直線R’上に位置するようになっていれば、シャフト(軸)146が鉤部K’よりも上流側に位置する形態であってもよい(直線R’は、遊技球T’の中心G’を通過し且つシャフト146の軸線と垂直に交わる直線である)。図5の構成であっても、図3Aおよび図3Bの構成と同様、遊技球を遊技球通路142に無理に押しこんだ場合にシャッタ部材145が突出位置から退出位置へ回転してしまう事態を抑制できるメリットを有するためである。
具体的には、図5の構成の場合、遊技球T’が鉤部K’を押圧すると、鉤部(堰止部)K’には、シャッタ部材145を突出位置から退出位置へ回転させる方向の力が作用せず、シャフト146から接点M’に向かう方向の押圧力P1’が作用するだけである。それゆえ、シャッタ部材145の鉤部K’が遊技球を堰き止めている時に(計数中止モード中に)、各台計数機140の操作者が遊技球を遊技球通路142に無理に押し込むような不適切な操作を行ったとしても、シャッタ部材145が突出位置から退出位置へ回転するようなことは殆どなく、計数領域へ遊技球が流れてしまうような不都合が生じ難い。
但し、シャッタ部材の鉤部と遊技球との接点が、当該遊技球の中心を通過し且つシャフトの軸線と垂直に交わる直線上に位置するような各台計数機を設計する場合、図5のようにシャフト146が鉤部K’よりも上流側に位置する構成よりも、図4Bのようにシャフト46が鉤部Kよりも下流側に位置する構成の方が、シャッタ部材の突出位置から退出位置までの回転量(回転角度、回転距離)を少なくでき、設計の簡素化や装置の小型化というメリットがある。
[変形例2]
図3Aおよび図3Bの各台計数機40は、遊技球通路42よりも上部側にてシャッタ部材45をシャフト46で軸支する形態である。しかし、当該形態に限定されるものではなく、図6Aの各台計数機(計数装置)240のように、鉤部(堰止部)K”が遊技球通路242に位置している場合に(つまり計数中止モードの場合に)、鉤部K”と遊技球T”との接点M”が、直線R”上に位置するようになっていれば、遊技球通路242よりも下部側にてシャッタ部材(回転部材)245をシャフト246で軸支する形態であってもよい(直線R”は、遊技球T”の中心G”を通過し且つシャフトの軸線と垂直に交わる直線である)。
なお、図3Aおよび図3Bの各台計数機40では、退出位置(図3B)から突出位置(図3A)へのシャッタ部材45の回転に伴い、鉤部Kが遊技球通路42よりも上部から遊技球通路42へ突入し、突出位置(図3A)から退出位置(図3B)へのシャッタ部材45の回転に伴い、鉤部Kが遊技球通路42から遊技球通路42よりも上部側へ退出するようになっている。これに対し、図6Aおよび図6Bの各台計数機240では、退出位置(図6B)から突出位置(図6A)へのシャッタ部材245の回転に伴い、鉤部K”が遊技球通路242よりも下部から遊技球通路242へ突入し、突出位置(図6A)から退出位置(図6B)へのシャッタ部材245の回転に伴い、鉤部K”が遊技球通路242から遊技球通路242よりも下部側へ退出するようになっている。
[変形例3]
また、以上にて説明した図3Aおよび図3B、図5、図6Aおよび図6Bの形態は、遊技機ユニット10毎に取り付けられている各台計数機40に適用可能なだけではなく、ノーマルタイプの計数機(計数装置)にも適用可能である。なお、ノーマルタイプの計数機とは、遊技球を投入するためのホッパが取り付けられており、収容箱(所謂ドル箱)に収容されている遊技球を店員が手作業によってホッパに投入するタイプの計数機である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、遊技機にて用いる遊技球を計数するための計数装置に利用できる。
40 各台計数機(計数装置)
42 遊技球通路
43 計数センサ(計数手段)
44 ソレノイド
45 シャッタ部材(回転部材)
45a L型プレート部
45b 連結部
46 シャフト(軸)
47 復帰バネ
140 台計数機(計数装置)
142 遊技球通路
145 シャッタ部材(回転部材)
146 シャフト(軸)
240 台計数機(計数装置)
242 遊技球通路
245 シャッタ部材(回転部材)
246 シャフト(軸)
D 計数領域
K,K’,K” 鉤部(堰止部)
K1 接触部
G,G’,G” 中心
R,R’,R” 直線
M,M’,M” 接点
T,T’,T”, 遊技球

Claims (4)

  1. 上流側から下流側へ遊技球が流れる遊技球通路の計数領域を通過する遊技球を計数する計数手段と、
    堰止部を有しており、軸を中心として、前記計数領域よりも前記上流側にて前記遊技球通路へ前記堰止部が突出している状態となる突出位置と、前記遊技球通路から前記堰止部が退出している状態となる退出位置との間を往復回転する回転部材とを備え、
    前記回転部材が前記突出位置に配されている場合、前記堰止部よりも前記上流側に位置する前記遊技球と前記堰止部が接触して当該遊技球が堰止められる堰止状態になり、前記回転部材が前記退出位置に配されている場合、前記堰止状態が解除されており、
    前記堰止状態において、前記堰止部に接触する遊技球の中心と交わり且つ前記軸の軸線と垂直に交わる直線上に、前記堰止部に接触する遊技球と前記堰止部との接点が位置するようになっていることを特徴とする計数装置。
  2. 前記堰止部のうちの前記遊技球と接触する接触部は、前記軸と垂直な平面で切断した場合の断面形状が前記軸を中心とした円弧になっていることを特徴とする請求項1に記載の計数装置。
  3. 前記軸が前記堰止部よりも前記下流側に位置するように前記軸と前記回転部材との位置関係が定められていることを特徴とする請求項1または2に記載の計数装置。
  4. 各台計数機であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の計数装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61103466A (ja) * 1984-10-27 1986-05-21 株式会社 ソフイア 玉排出装置の玉計数排出装置
JPH11156033A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Omron Corp 玉通路のシャッター機構

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