JP2011067437A - 各台計数装置および計数機能付き台間装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各台計数装置および計数機能付き台間装置の装置コストを抑制しつつ、端玉を遊技客へ返却すること。
【解決手段】遊技台から受け取った遊技媒体を計数し、計数された遊技媒体を各台計数装置が一時的に貯留するとともに、貯留開始後に計数された遊技媒体の個数が所定個数に達するたびに、貯留した遊技媒体を回収用通路へ各台計数装置が排出し、返却指示を受け付けた場合に、一時的に貯留された遊技媒体を遊技客へ返却するように各台計数装置あるいは計数機能付き台間装置を構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】遊技台から受け取った遊技媒体を計数し、計数された遊技媒体を各台計数装置が一時的に貯留するとともに、貯留開始後に計数された遊技媒体の個数が所定個数に達するたびに、貯留した遊技媒体を回収用通路へ各台計数装置が排出し、返却指示を受け付けた場合に、一時的に貯留された遊技媒体を遊技客へ返却するように各台計数装置あるいは計数機能付き台間装置を構成する。
【選択図】 図2
Description
この発明は、遊技台に対応して設けられる各台計数装置に関し、特に、装置コストを抑制しつつ、遊技客へ端玉を返却することができる各台計数装置および計数機能付き台間装置に関する。
従来から、パチンコ店などの遊技店に設置されるパチンコ機やパチスロ機といった遊技台と並設される台間装置が知られている。また、近年では、各遊技台において遊技者が獲得した遊技媒体を計数する計数機能付き台間装置も普及してきている。
たとえば、特許文献1には、遊技者が獲得した遊技媒体(以下、「持玉」と記載する)を計数し、計数した遊技媒体の数量(以下、「持玉数」と記載する)を記憶する計数機能付き台間装置が開示されている。
かかる計数機能付き台間装置は、遊技客によって持玉返却の指示を受け付けると、記憶された持玉数に基づいて所定数の遊技媒体を投出する。ここで、遊技媒体の投出方式には、ノズルを介して遊技媒体を遊技台へ投出する方式や、遊技台に対して所定の払出指示を送信して遊技台側に遊技媒体を投出させる方式がある。
しかしながら、従来の計数機能付き台間装置には、持玉返却の指示に対して遊技媒体を1個単位で投出するための機構が不可欠であったので、装置コストが高くつくという問題があった。
具体的には、遊技台側に遊技媒体を投出させる方式の場合、遊技台からは所定個数(たとえば、25個)の遊技媒体を投出することはできるが、所定個数未満の端数(以下、「端玉」と記載する)を投出することができない。
ここで、遊技台は、投出する遊技媒体数を固定値として保持しており、保持する遊技媒体数の遊技媒体を投出する。すなわち、投出数が25個と保持されている遊技台からは25個単位でしか遊技媒体を投出することができない。
このため、25個未満となった端玉を遊技客へ返却できるように、遊技媒体を1個単位で投出するための機構を台間装置側に設ける必要がある。
ここで、遊技媒体を1個単位で投出するための機構は、遊技店内から計数機能付き台間装置へ遊技媒体を流出させて端玉用に遊技媒体を貯留しておくための通路、遊技媒体を1個単位で計数して投出する玉切りユニットおよび玉投出用ノズル等からなる。
したがって、このような機構を遊技客へ端玉の返却をするためだけに備えるのは、費用対効果が低く好ましくないが、その一方で、かかる機構を省略すると遊技客への端玉返却が不可能となってしまう。
これらのことから、計数機能付き台間装置の装置コストを抑制しつつ、端玉を遊技客へ返却することができる計数機能付き台間装置をいかにして実現するかが大きな課題となっている。なお、かかる課題は、例示した計数機能付き台間装置に限られるものではなく、各台計数装置にも当てはまる課題である。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであって、装置コストを抑制しつつ、遊技客へ端玉を返却することができる各台計数装置および計数機能付き台間装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技台に対応して設けられる各台計数装置であって、前記遊技台から受け取った遊技媒体を計数する計数手段と、前記計数手段によって計数された前記遊技媒体を一時的に貯留するとともに、貯留開始後に前記計数手段によって計数された前記遊技媒体の個数が所定個数に達するたびに、貯留した前記遊技媒体を回収用通路へ排出する一時貯留手段と、返却指示を受け付けた場合に、前記一時貯留手段に貯留された前記遊技媒体を遊技客へ返却する返却手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記一時貯留手段は、勾配を有する搬送路と、前記計数手段よりも上流側の前記搬送路に設けられており該搬送路の開閉を行う第一の遮蔽部材と、前記計数手段よりも下流側の前記搬送路に設けられており該搬送路の開閉を行う第二の遮蔽部材と、前記第二の遮蔽部材を閉鎖し、かつ、前記第一の遮蔽部材を開放した貯留状態で、前記遊技媒体を一時的に貯留するとともに、前記貯留状態の開始以降における前記計数手段による計数値が前記所定個数に達したならば、前記第二の遮蔽部材を開放し、かつ、前記第一の遮蔽部材を閉鎖した排出状態で、貯留された前記遊技媒体を前記回収用通路へ排出するように前記第一の遮蔽部材および前記第二の遮蔽部材の作動を制御する遮蔽部材制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記搬送路は、前記第二の遮蔽部材の上流側であって該第二の遮蔽部材と隣接する底面に開閉式の開口部を有しており、前記返却手段は、前記搬送路の下方に該搬送路と平行に設けられており該搬送路とは逆向きの勾配を有する返却通路と、前記返却指示を受け付けた場合に、前記搬送路の前記開口部を開放させる開口部制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記搬送路は、前記第二の遮蔽部材の上流側であって該第二の遮蔽部材と隣接する側面に開閉式の開口部を有しており、前記返却手段は、前記搬送路の前記開口部に隣接して該搬送路と平行に設けられており該搬送路とは逆向きの勾配を有する返却通路と、前記返却指示を受け付けた場合に、前記搬送路の前記開口部を開放させる開口部制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記返却手段は、前記返却指示を受け付けた場合に、前記一時貯留手段に貯留された前記遊技媒体を遊技客へ返却する代わりに、前記計数手段によって計数された前記遊技媒体の総数を通知し、前記一時貯留手段は、貯留した前記遊技媒体を前記回収用通路へ排出することを特徴とする。
本発明によれば、遊技台から受け取った遊技媒体を各台計数装置が計数し、計数された遊技媒体を各台計数装置が一時的に貯留するとともに、貯留開始後に計数された遊技媒体の個数が所定個数に達するたびに、貯留した遊技媒体を回収用通路へ各台計数装置が排出し、返却指示を受け付けた場合に、一時的に貯留された遊技媒体を各台計数装置が遊技客へ返却することとしたので、各台計数装置および計数機能付き台間装置の装置コストを抑制するとともに、端玉を遊技客へ返却することができるという効果を奏する。
本発明によれば、勾配を有する搬送路と、遊技媒体を計数する計数部よりも上流側の搬送路に設けられており該搬送路の開閉を行う第一の遮蔽部材と、計数部よりも下流側の搬送路に設けられており該搬送路の開閉を行う第二の遮蔽部材とを各台計数装置が備えることとしたうえで、第二の遮蔽部材を閉鎖し、かつ、第一の遮蔽部材を開放した貯留状態で、遊技媒体を一時的に貯留するとともに、貯留状態の開始以降における計数手段による計数値が所定個数に達したならば、第二の遮蔽部材を開放し、かつ、第一の遮蔽部材を閉鎖した排出状態で、貯留された遊技媒体を回収用通路へ排出するように第一の遮蔽部材および第二の遮蔽部材の作動を各台計数装置が制御することとしたので、所定個数ごとに遊技媒体を排出することによって、最終的な端玉を返却用遊技媒体として貯留しておくことができるという効果を奏する。
本発明によれば、搬送路は、第二の遮蔽部材の上流側であって該第二の遮蔽部材と隣接する底面に開閉式の開口部を有しており、搬送路の下方に該搬送路と平行に設けられており該搬送路とは逆向きの勾配を有する返却通路とを備えることとしたうえで、返却指示を受け付けた場合に、搬送路の開口部を各台計数装置が開放させることとしたので、搬送路および返却通路を鉛直方向に重ねて配置することで、水平方向についての装置サイズをコンパクト化することができるという効果を奏する。また、モータ等の動力を必要としないことも鑑みて装置コストの低減を図ることができるという効果を奏する。
本発明によれば、搬送路は、第二の遮蔽部材の上流側であって該第二の遮蔽部材と隣接する側面に開閉式の開口部を有しており、搬送路の開口部に隣接して該搬送路と平行に設けられており該搬送路とは逆向きの勾配を有する返却通路とを備えることとしたうえで、返却指示を受け付けた場合に、搬送路の開口部を各台計数装置が開放させることとしたので、搬送路および返却通路を水平方向に並べて配置することで、鉛直方向についての装置サイズをコンパクト化することができるという効果を奏する。また、モータ等の動力を必要としないことも鑑みて装置コストの低減を図ることができるという効果を奏する。
本発明によれば、返却指示を受け付けた場合に、一時貯留手段に貯留された遊技媒体を遊技客へ返却する代わりに、計数手段によって計数された遊技媒体の総数を各台計数装置が通知し、貯留した遊技媒体を各台計数装置が回収用通路へ排出することとしたので、端玉を返却する代わりに、会員カードなどの記録媒体に対して端玉を関連付ける運用が可能になるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る各台計数装置および計数機能付き台間装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、各台計数装置あるいは計数機能付き台間装置が併設される遊技台がパチンコ機である場合について説明することとする。
まず、実施例の詳細な説明に先立って、本発明に係る遊技媒体返却手法の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明に係る遊技媒体返却手法の概要を示す図である。同図の(A)および(B)に示すように、本発明に係る遊技媒体返却手法では、一時貯留部に貯留された遊技媒体が所定個数に達するたびに回収用玉通路へ排出することによって、一時貯留部に残存する端玉を遊技客に返却することができる点に主たる特徴がある。
なお、図1には、遊技媒体返却手法の特徴を説明するために、各台計数装置に備える端玉を返却するための機構(以下、「端玉返却機構」と記載する)のみを示している。
まず、図1の(A)に示したように、本発明に係る端玉返却機構は、パチンコ玉が通過するための勾配を有する玉通路を有している。また、かかる玉通路には、上流側にシャッタAと、シャッタAに隣接する下流側に計数センサとが設けられている。さらに、かかる玉通路は下流側にシャッタBを備え、シャッタBの下流側には、図示しない回収用玉通路が繋がる。
ここで、計数センサの下流側からシャッタBの上流側までを一時貯留部と呼ぶこととする(図1の(A)における斜線部分参照)。また、シャッタBに隣接する玉通路の底面には開閉可能な開口部が配置されている。そして、開口部の下方には、かかる玉通路とは逆向きの勾配を有する返却玉通路が、玉通路と平行に設けられている。
まず、各台計数装置は、シャッタBは閉鎖し(図1(A)の(1)参照)、シャッタAは開放した状態で(図1(A)の(2)参照)、パチンコ玉が図示しない持玉貯留部からシャッタAへ流れてくるのを待機している。
ここで、シャッタAの上流側から遊技客が獲得したパチンコ玉(以下、「持玉」と記載する)が流れてきたら、パチンコ玉はシャッタAを通過して一時貯留部の上流側から自重で転がりながら下流側へ移動する。
そして、計数センサは、シャッタAを通過したパチンコ玉を計数する(図1(A)の(3)参照)。ここで、所定個数のパチンコ玉とは、遊技台から投出することができる固定値のパチンコ玉の玉数のことであり、本実施例では25個で説明することとする。
つづいて、一時貯留部に貯留されるパチンコ玉が所定個数の25個に達したならば、図1の(B)に示すように、各台計数装置はシャッタAを閉鎖するとともに(図1(B)の(4)参照、シャッタBを開放する(図1(B)の(5)参照)。これにより、回収用玉通路へパチンコ玉が排出される(図1(B)の(6)参照)。
各台計数装置が、上述した(1)から(6)までの処理を繰り返し行うことで、パチンコ玉は、25個ずつ回収用玉通路へ排出されることとなる。
そして、最終的に、玉通路の上流側から流入するパチンコ玉がなくなったならば、図1の(C)に示すように、一時貯留部には25個未満のパチンコ玉(以下、「端玉」と記載する)が貯留された状態となる。なお、同図では、8個の端玉が貯留された場合について示している。
各台計数装置は、遊技客によって持玉返却の指示を受け付けると、所定個数ずつ、パチンコ玉を遊技台から投出する。たとえば、遊技台から投出することができる個数が25個であるので、25個の倍数である125個のパチンコ玉の投出指示を遊技台へ出すこととなる。これにより、125個のパチンコ玉が遊技台から投出されることとなる。
持玉が125個未満になった際に、遊技客によって持玉返却の指示を受け付けると、各台計数装置は、25個単位で投出することが可能であればパチンコ玉の投出指示を遊技台へ出す。これにより、25個単位でパチンコ玉は遊技台から投出されることとなる。
最終的に、各台計数装置は、25個未満の端玉を投出する際に、端玉返却機構に対して端玉返却の指示を出すことによって、開口部を開放することとなる(図1(C)の(7)参照)。これにより、端玉(8個)は下方に落下し、返却玉通路を経由して図示しない返却口に返却されることとなる(図1(C)の(8)参照)。
このように、本発明に係る遊技媒体返却手法では、一時貯留部に貯留されるパチンコ玉が所定数(たとえば、25個)に達するたびにパチンコ玉を排出し、端玉返却の指示を受け付けると開口部を開放することによって、最後に貯留された端玉(たとえば、8個)を遊技客に返却することとした。
すなわち、本発明に係る遊技媒体返却手法では、台間装置に玉切りユニットおよび玉投出用ノズル等を備える必要がない。したがって、各台計数装置および計数機能付き台間装置の装置コストを抑制しつつ、遊技客へ端玉を返却することができる。
以下では、図1を用いて説明した遊技媒体返却手法を適用した各台計数装置についての実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、端玉返却機構を備えた各台計数装置について説明するが、端玉返却機構を備えた計数機能付き台間装置に対しても本発明を適用することができる。
まず、本実施例に係る各台計数装置10の構成について図2を用いて説明する。なお、図2では、各台計数装置10の特徴点を説明するために必要な構成要素のみを抜粋して示している。
同図に示すように、各台計数装置10は、通信I/F(インターフェース)11と、計数センサ12と、シャッタA13と、シャッタB14と、開口部15と、記憶部16と、制御部17とを備えている。また、記憶部16は、総数16aと、貯留数16bと、一定単位数16cとを記憶しており、制御部17は、貯留数登録部17aと、一時貯留処理部17bと、シャッタ制御部17cと、返却部17dと、総数通知部17eとをさらに備えている。
ここで、各台計数装置10の概要構成を説明するために、図3〜図6を用いて各台計数装置10の外観について説明しておく。
図3は、各台計数装置10の外観図である。なお、同図には各台計数装置10に併設される台間装置20およびパチンコ機30を破線で示している。また、同図には、各台計数装置10の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
図3に示すように、台間装置20は、パチンコ玉の貸し出しのための各種紙幣を受け付ける紙幣挿入部21と、ディスプレイなどの表示部およびテンキー、カード返却ボタンといった操作部を含んだ操作・表示部22とを備えている。
また、台間装置20は、一般カードや会員カードといったカードを受け付けるとともに持玉価値やプリペイド価値が関連付けられたカードを返却するカード挿入部23とを備えている。
一方、台間装置20の下部に設けられる各台計数装置10は、持玉を貯留する持玉貯留部1と、計数機能の付いた端玉返却機構2と、端玉返却口3と、持玉返却ボタン4と、持玉表示部5とを備えている。ここで、図示しないレバー等を操作することによって下皿31の底部を開放すると、図3に示すパチンコ機30の下皿31から落下したパチンコ玉は、持玉貯留部1へと導かれることになる。
各台計数装置10は、パチンコ機30の下皿31から落下した持玉を持玉貯留部1でいったん貯留し、貯留した持玉を端玉返却機構2へ導く。そして、端玉返却機構2で持玉の数量を計数する。持玉表示部5は、ディスプレイなどで構成され、端玉返却機構2で計数された持玉の数量を表示する。
持玉返却ボタン4は、端玉返却機構2によって計数された持玉を用いて遊技を行う場合、各台計数装置10または台間装置20に対して遊技客が持玉返却の指示を出すためのボタンである。なお、持玉返却ボタン4と持玉表示部5は、台間装置20にそなえることとしてもよい。
なお、台間装置20やパチンコ機30に計数指示ボタンを設け、遊技客によって計数指示ボタンが押下されたならば、パチンコ玉を下皿31から落下させて、持玉貯留部1へと導くこととしてもよい。
ここで、各台計数装置10に備える端玉返却機構2の構成の詳細を、図4〜図6を用いて説明する。図4には、端玉返却機構2の斜視図を、図5には、端玉返却機構2の正面図を、図6には、端玉返却機構2の上面図をそれぞれ示している。
図4は、端玉返却機構2の斜視図である。図4は、各台計数装置10、台間装置20およびパチンコ機30を左上方から見た図であり、以下では同図左上に示すような座標軸を適宜用いて説明を行うこととする。
図4に示すように、端玉返却機構2はパチンコ玉が自重で流れるような勾配を有する玉通路41を備える。なお、同図においては、玉通路41の上流側はX軸の正方向であり、下流側はX軸の負方向である。
また、図4に示すように、玉通路41には、上流側にシャッタA13が設けられており、シャッタA13に隣接する下流側に計数センサ12が設けられている。さらに、玉通路41には、下流側にシャッタB14が設けられており、シャッタB14の下流側には、Y軸の正方向にパチンコ玉が流れるような勾配を有する回収用玉通路43が設けられている。
そして、シャッタB14に隣接する玉通路41の底面には開閉可能な開口部15が設けられており、開口部15の下方には、玉通路41と平行に設けられ、玉通路41とは逆向きの勾配を有する返却玉通路42が設けられている。
このように、端玉返却機構2は、玉通路41および返却玉通路42を鉛直方向に重ねて配置しているので、水平方向についての装置サイズをコンパクト化することができる。
つぎに、端玉返却機構2を通過するパチンコ玉の流れを、図5を用いて説明する。図5は、本実施例に係る端玉返却機構2の正面図である。ここで、計数センサ12の下流側からシャッタB14の上流側までの玉通路41を一時貯留部と呼ぶこととする(同図の斜線部分参照)。
図5に示すように、各台計数装置10は、シャッタA13は開放され、シャッタB14は閉鎖された状態で、持玉貯留部1からパチンコ玉が流れてくるのを待機している。そして、パチンコ玉が、玉通路41の上流側から流入すると(矢印101参照)、シャッタA13を通過したパチンコ玉を計数センサ12で計数し、パチンコ玉が所定個数(25個)に達するまで一時貯留部に貯留する。
つづいて、一時貯留部に25個のパチンコ玉が貯留されたならば、各台計数装置10はシャッタA13を閉鎖する。そして、シャッタB14を開放することによって、回収用玉通路43へパチンコ玉を排出する(矢印102参照)。
すなわち、各台計数装置10は、一時貯留部に貯留されるパチンコ玉が25個に達するたびに、回収用玉通路43へパチンコ玉を排出することとなる。そして、最終的には、一時貯留部には端玉が貯留された状態となる。
ここで、端玉返却機構2は、台間装置20から端玉返却の指示を受け付けると、開口部15を開放する。これにより、端玉は下方へ落下し(矢印103参照)、返却玉通路42を経由して端玉返却口3へ返却される。これにより、端玉を遊技客に返却することができる。なお、開口部15は、玉通路41の底面に沿ってスライドして開放することとしてもよいし、Z軸の負方向に開放することとしてもよい。
つぎに、一時貯留部に端玉が貯留された状態で、各台計数装置10が遊技客によってカード返却の指示を受け付けた場合について説明する。この場合、各台計数装置10は端玉を含む持玉数を台間装置20へ通知する。
そして、シャッタB14を開放し、回収用玉通路43へパチンコ玉を排出する(矢印102参照)。このように、各台計数装置10は、貯留されていた端玉を排出して一時貯留部にパチンコ玉がない状態にすることで、別の遊技客が遊技を開始することができるようになる。
一方、台間装置20は、一般カードや会員カードといったカードに各台計数装置10から通知された端玉を含む持玉数に基づいて持玉価値を関連付けてカードを返却する。このようにすることで、会員カードなどの記録媒体に対して端玉を含む持玉数を関連付ける運用が可能になる。
このように、各台計数装置10では、玉通路41および返却玉通路42を鉛直方向に並べて配置することで、水平方向についての装置サイズをコンパクト化することができる。また、台間装置20に玉切りユニットや玉投出用ノズル等を備える必要がなく、さらに、モータ等の動力を必要としないので装置コストの低減を図ることができる。
ところで、これまではシャッタA13、計数センサ12、一時貯留部およびシャッタB14を備える玉通路41を、X軸に平行な直線上に設けるようにした。しかしながら、玉通路41は、屈曲するように構成することとしてもよい。
また、各台計数装置10に玉通路41を1本設ける場合について示したが、複数本の玉通路41、返却玉通路42および回収用玉通路43を設けるように構成することとしてもよい。そこで、以下では、屈曲した2本の玉通路41を備える端玉返却機構2について図6を用いて説明する。
図6は、複数の玉通路41を備える端玉返却機構2の上面図である。同図に示すように、端玉返却機構2には、2本の玉通路41が水平方向に隣接するよう配置されており、2本の玉通路41は、斜線で示した一時貯留部上で直角に屈曲している。そして、屈曲した玉通路41の下流側はY軸の正方向にパチンコ玉が流れるように傾斜している。
2本の玉通路41には、それぞれ計数センサ12が設けられており、計数センサ12の上流側には、シャッタA13が設けられている。そして、パチンコ機30の側面に隣接する下流側には、それぞれ開口部15が設けられており、開口部15の下流側には、シャッタB14が設けられている。また、シャッタB14の下流側には、それぞれ回収用玉通路43が接続されている。なお、1つの開口部15を2本の玉通路41で共用することとしてもよい。
さらに、図示しないが、各開口部15の下方には、玉通路41と平行になるよう設けられ、玉通路41とは逆向きの勾配を有する2本の返却玉通路42が設けられている。返却玉通路42も、玉通路41と上部から見ると同様に屈曲しているように構成する。
このようにすることで、水平方向についての装置サイズをコンパクト化することができるとともに、同時に複数の玉通路41にパチンコ玉を送り出すことによって、パチンコ玉を計数する時間を短縮することができる。
なお、図3〜図6には、各台計数装置10が台間装置20の下部に設けられている場合について示したが、各台計数装置10を台間装置20と一体化した装置、たとえば、計数機能付き台間装置として構成することとしてもよい。
図2の説明に戻り、各台計数装置10の構成について説明する。通信I/F11は、台間装置20またはパチンコ機30との間で通信データの送受信を行う通信デバイスである。
計数センサ12は、玉通路41に設けられたセンサであり、シャッタA13を通過したパチンコ玉を検知することによって一時貯留部に貯留されるパチンコ玉の数(以下、「貯留数」と記載する)を計数する。そして、計数センサ12によって計数された貯留数は貯留数登録部17aへ出力される。
シャッタA13は、玉通路41の上流側に設けられた遮蔽板である。また、シャッタB14は、玉通路41の下流側に設けられた遮蔽板である。シャッタ制御部17cによってシャッタB14が閉鎖され、シャッタA13が開放されることで、一時貯留部にパチンコ玉を貯留する。
また、貯留数が所定個数(25個)に達したならば、シャッタ制御部17cによってシャッタA13が閉鎖され、シャッタB14が開放されることとなる。これにより、パチンコ玉は回収用玉通路43へ排出される。そして、排出されたパチンコ玉は、回収用玉通路43を経由して遊技島内に形成される図示しない玉回収経路へ排出されることとなる。
開口部15は、シャッタB14に隣接する玉通路41の底面に設けられた開閉可能なパチンコ玉の通過口である。なお、返却部17dによってシャッタB14が閉鎖された後に、開口部15は開放されることとなる。これにより、パチンコ玉は返却玉通路42へ落下し、返却玉通路42を経由して、端玉返却口3へ返却される。
記憶部16は、不揮発性メモリやハードディスクドライブといった記憶デバイスであり、総数16a、貯留数16bおよび一定単位数16cを記憶する。総数16aは、各台計数装置10が、持玉の計数を開始した際に計数センサ12が計数したパチンコ玉の総数である。貯留数16bは、一時貯留部に貯留されるパチンコ玉の数である。
一定単位数16cは、一時貯留処理部17bが、貯留数16bが所定個数に達したか否かを判定する際に使用する所定個数(ここでは25個)である。なお、一定単位数16cは、あらかじめ、遊技店で定めた数が登録される。
制御部17は、各台計数装置10の全体制御を行う制御部である。貯留数登録部17aは、計数センサ12から受け付けたセンサ値に基づき、貯留数16bを更新する処理を行う処理部である。
具体的には、貯留数登録部17aは、シャッタ制御部17cによってシャッタBの開放が行われるたびに、貯留数16bを0へ更新し、シャッタBの閉鎖が行われた後のセンサ値を累計することで、貯留数16bをカウントアップする。なお、貯留数登録部17aは、総数16aのカウントアップ処理を併せて行うものとする。
一時貯留処理部17bは、貯留数16bが一定単位数16cに達したか否かを判定し、判定結果によって、シャッタ制御部17cへシャッタA13およびシャッタB14の開閉指示を行う処理部である。また、シャッタ制御部17cは、一時貯留処理部17bからの指示に基づき、シャッタA13およびシャッタB14の開閉処理を行う処理部である。
返却部17dは、台間装置20から端玉返却の指示を受け付けた場合に、シャッタB14を閉鎖し、開口部15を開放する処理を行う処理部である。これにより、一時貯留部に貯留された端玉が遊技客に返却されることとなる。
また、返却部17dは、台間装置20からカード返却の指示を受け付けた場合に、シャッタB14を開放し、総数の通知を行うように総数通知部17eへ指示する処理を行うことも可能である。
総数通知部17eは、返却部17dからの通知指示を受け付けた場合に、通信I/F11を経由して記憶部16に記憶された総数16aを台間装置20へ通知する処理を行う処理部である。
つぎに、上記した各台計数装置10が実行する処理手順について図7〜図9を用いて説明する。なお、図7では一時貯留処理手順について、図8では端玉返却処理手順について、図9ではカード返却処理手順について、それぞれ説明する。
図7は、各台計数装置10が実行する一時貯留処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、一時貯留部に貯留されたパチンコ玉が回収用玉通路43へ排出されると、一時貯留処理部17bは、まず、記憶部16に記憶される貯留数16bをクリアする(ステップS101)。
そして、シャッタ制御部17cはシャッタB14を閉鎖し(ステップS102)、シャッタA13を開放する(ステップS103)。つづいて、シャッタA13を通過したパチンコ玉を計数センサ12が計数して(ステップS104)、計数した貯留数を貯留数登録部17aへ通知する。
貯留数登録部17aは、通知された貯留数に基づいて記憶部16の貯留数16bをカウントアップし(ステップS105)、同時に総数16aのカウントアップも行う(ステップS106)。
そして、一時貯留処理部17bは、貯留数16bが一定単位数16cと等しいか否かを判定し(ステップS107)、貯留数16bが一定単位数16cと等しくないと判定された場合(ステップS107,No)、貯留数16bが一定単位数16cに達するまでステップS104〜ステップS106までの処理を繰り返す。
一方、貯留数16bが一定単位数16cと等しいと判定された場合(ステップS107,Yes)、シャッタ制御部17cは、シャッタA13を閉鎖する(ステップS108)。
さらに、シャッタ制御部17cは、シャッタB14を開放する(ステップS109)ことによって、パチンコ玉は回収用玉通路43へ排出されることとなる。その後、各台計数装置10は、ステップS101に処理を移行して、ステップS101〜ステップS109までの処理を繰り返す。
ここで、遊技客によって持玉による遊技が行われる際、パチンコ機30は25個単位でパチンコ玉を投出するが、持玉数が25個未満になってしまった場合、端玉返却機構2から端玉の返却を行う必要がある。このため、台間装置20は端玉返却の指示を各台計数装置10へ通知することによって、端玉返却機構2が、25個未満の端玉返却を行うこととなる。
そこで、以下では、各台計数装置10が実行する端玉返却処理手順について、図8を用いて説明する。図8は、各台計数装置10が実行する端玉返却処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、返却部17dは、台間装置20から端玉返却の指示を受け付けたか否かを判定し(ステップS201)、端玉返却の指示を受け付けたと判定された場合(ステップS201,Yes)、記憶部16に記憶される総数16aから貯留数16bを減算する(ステップS202)。
そして、返却部17dは、記憶部16に記憶された貯留数16bをクリアする(ステップS203)。また、シャッタ制御部17cは、開口部15を開放し(ステップS204)、一連の処理を終了する。これにより、パチンコ玉は返却玉通路42へ落下し、返却玉通路42を経由して、端玉返却口3へ返却される。
一方、返却部17dは、端玉返却の指示を受け付けていないと判定された場合(ステップS201,No)、そのまま処理を終了する。
つぎに、各台計数装置10が実行するカード返却処理手順について、図9を用いて説明する。図9は、各台計数装置10が実行するカード返却処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、返却部17dは、台間装置20からカード返却の指示を受け付けたか否かを判定し(ステップS301)、カード返却の指示を受け付けたと判定された場合(ステップS301,Yes)、記憶部16に記憶される総数16aを台間装置20へ通知する(ステップS302)。
そして、シャッタ制御部17cは、シャッタB14を開放し(ステップS303)、一連の処理を終了する。これにより、パチンコ玉は回収用玉通路43へ排出される。また、台間装置20は、各台計数装置10から通知された総数16aをカードに関連付けて返却することとなる。したがって、遊技店は会員カードなどの記録媒体に対して端玉を関連付ける運用が可能となる。
一方、返却部17dは、台間装置20からカード返却の指示を受け付けていないと判定された場合(ステップS301,No)、そのまま、処理を終了する。
ところで、これまで本発明の実施例について説明してきたが、本発明は上記した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。すなわち、上記した実施例では、開口部15の下方に、玉通路41と平行に設けられ、玉通路41とは逆向きの勾配を有する返却玉通路42を備えるように構成した。
しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。そこで、以下では、端玉返却機構2の変形例について図10および図11を用いて説明する。なお、図10および図11では、図5および図6と比較して同様の機能を発揮する要素については同一の符号を用いており、以下では、異なる要素についてのみ説明を行うこととする。
図10は、変形例に係る端玉返却機構2の正面図である。同図に示すように、変形例に係る端玉返却機構2は、玉通路41と返却玉通路42aとを水平方向に並べて配置する点で、図5および図6の端玉返却機構2とは異なる。
具体的には、端玉返却機構2は、シャッタB14に隣接する玉通路41の側面に開閉可能な可動壁44を備え、可動壁44に隣接して玉通路41と水平方向に並んだ返却玉通路42aをさらに備える。なお、返却玉通路42aは玉通路41とは逆向きの勾配を有する。
各台計数装置10は、台間装置20から端玉返却の指示を受け付けると、可動壁44を開放する。このため、一時貯留部に貯留していた端玉は返却玉通路42aに流れ、端玉返却口3に返却される。これにより、端玉を遊技客に返却することができる。なお、可動壁44は、X軸の正方向または負方向にスライドして開放することとしてもよいし、Z軸の正方向に開放することとしてもよい。
ところで、図10では、シャッタA13、計数センサ12、一時貯留部およびシャッタB14を備える玉通路41を、X軸に平行な直線上に設けるようにした。しかしながら、玉通路41は、屈曲するよう構成することとしてもよい。そこで、以下では、屈曲した玉通路41を備える端玉返却機構2について図11を用いて説明する。
図11は、変形例に係る端玉返却機構の上面図である。同図に示すように、端玉返却機構2には、直角に屈曲しており、X軸の負方向およびY軸の正方向にパチンコ玉が流れるように玉通路41が設置されている。
玉通路41は、上流側にシャッタA13と計数センサ12とを備え、パチンコ機30の側面に隣接する下流側に可動壁44とシャッタB14とを備える。また、シャッタB14の下流側には、回収用玉通路43が繋がる。
また、可動壁44に隣接して玉通路41と水平方向に並び、玉通路41とは逆向きの勾配を有する返却玉通路42aをさらに備える。
各台計数装置10は、台間装置20から端玉返却の指示を受け付けると、可動壁44を開放する。ここで、シャッタB14の壁面は、図11に示すように、玉通路41に対して斜めに設置されている。
このため、一時貯留部に貯留していた端玉は、シャッタB14の壁面を経由して、開放された可動壁44を通過することができる。そして端玉は返却玉通路42a側に流れ、端玉返却口3に返却される。これにより、端玉を遊技客に返却することができる。
なお、ここでは、返却玉通路42aを、玉通路41に対してY軸の正方向側に配置したが、返却玉通路42aを、玉通路41に対してY軸の負方向側に並べて配置することとしてもよい。
このように、本変形例では、玉通路41および返却玉通路42aを水平方向に並べて配置することとしたので、鉛直方向についての装置サイズをコンパクト化することができる。さらに、モータ等の動力を必要としないので装置コストの低減を図りつつ、端玉を遊技客へ返却することができる。
上述してきたように、本実施例では、各台計数装置に設けられる端玉返却機構は、玉通路および返却玉通路を鉛直方向に重ねて配置する、または、玉通路および返却玉通路を水平方向に並べて配置することで、装置サイズをコンパクト化することができる。
また、各台計数装置は一時貯留部に貯留されるパチンコ玉が25個に達するたびにパチンコ玉を排出し、端玉返却の指示を受け付けると開口部を開放することによって、最後に一時貯留部に貯留された端玉を遊技客に返却することとした。
すなわち、本発明に係る遊技媒体返却手法では、台間装置に玉切りユニットおよび玉投出用ノズル等を備える必要がない。したがって、計数機能付き台間装置の装置コストを抑制しつつ、端玉を遊技客へ返却することができる。
なお、本発明請求項記載の各台計数装置は各台計数装置10、計数手段は計数センサ12、一時貯留手段は一時貯留処理部17b、返却手段は返却部17dの一例として挙げられる。
なお、上述した実施例では、計数センサ12の下流側からシャッタB14の上流側までの玉通路41を一時貯留部とし、各台計数装置10は、端玉返却の指示を受け付けると、一時貯留部に貯留された端玉を遊技客に返却することとした。
しかし、玉通路41の下方に端玉返却用貯留部を備え、さらに端玉返却用貯留部の下流側に玉切りユニットを備えることとしてもよい。そして、遊技客に端玉を返却するために各台計数装置は、計数が終了した24個のパチンコ玉をあらかじめ端玉返却用貯留部に貯留する。
ここで、各台計数装置は端玉返却の指示を受け付けると、端玉返却用貯留部に貯留されたパチンコ玉を用いて、端玉数分のパチンコ玉を返却する。端玉数分のパチンコ玉を返却する際、玉切りユニットによって返却すべきパチンコ玉が返却されることとなる。
この場合、端玉が関連付けられたカードを利用して、遊技客が別のパチンコ機に台移動して遊技を行う際にも、各台計数装置は端玉を遊技客に返却することができるという効果を奏する。
また、上述した実施例では、各台計数装置10が台間装置20からカード返却の指示を受け付けてカード返却する際、すべての持玉数をカードに関連付けることとした。しかし、持玉のうち所定単位分のみをカード関連付けてカード返却を行い、端玉は遊技客に返却することとしてもよい。
具体的には、各台計数装置10がカード返却の指示を受け付けると、持玉のうち所定単位分の玉数を台間装置20へ通知し、台間装置20は通知された玉数をカードに関連付けた後、カード返却を行う。
そして、各台計数装置10は端玉返却の指示を出すことによって、一時貯留部に貯留された端玉が端玉返却口3へ返却されることとなる。これにより、所定単位分の玉数が関連付けられたカードによって景品交換が行われることとなり、遊技店は端玉数に対応する景品を極力軽減させて用意すればよく、コストを削減することができる。
また、上述した実施例では、シャッタAおよびシャッタBを開閉させることによって、パチンコ玉の通過や遮断の制御を行うこととした。しかし、棒状、たとえば、ピンを玉通路41中央に備え、ピンを上下させることによって、パチンコ玉の通過や遮断の制御を行うこととしてもよい。
また、上述した実施例では、台間装置20に併設される各台計数装置10に端玉返却機構2を備えることとしたが、遊技店の島端に設置された遊技媒体を計数する島端計数機にも端玉返却機構2を備え、同様に適用することができる。
また、上述した実施例では、パチンコ遊技に適用する例を説明したが、パチスロ遊技を対象としてさらに含めた場合、または、パチスロ遊技のみを対象とした場合にも同様に適用することができる。なお、ここでは、パチンコ店に本発明を適用する例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ゲームセンタ等の遊技施設にも同様に適用することができる。
以上のように、本発明に係る各台計数装置および計数機能付き台間装置は、各台計数装置および計数機能付き台間装置の装置コストを抑制しつつ端玉を遊技客へ返却したい場合に有用である。
1 持玉貯留部
2 端玉返却機構
3 端玉返却口
4 持玉返却ボタン
5 持玉表示部
10 各台計数装置
11 通信I/F
12 計数センサ
13 シャッタA
14 シャッタB
15 開口部
16 記憶部
16a 総数
16b 貯留数
16c 一定単位数
17 制御部
17a 貯留数登録部
17b 一時貯留処理部
17c シャッタ制御部
17d 返却部
17e 総数通知部
20 台間装置
21 紙幣挿入部
22 操作・表示部
23 カード挿入部
30 パチンコ機
31 下皿
41 玉通路
42 返却玉通路
42a 返却玉通路
43 回収用玉通路
44 可動壁
2 端玉返却機構
3 端玉返却口
4 持玉返却ボタン
5 持玉表示部
10 各台計数装置
11 通信I/F
12 計数センサ
13 シャッタA
14 シャッタB
15 開口部
16 記憶部
16a 総数
16b 貯留数
16c 一定単位数
17 制御部
17a 貯留数登録部
17b 一時貯留処理部
17c シャッタ制御部
17d 返却部
17e 総数通知部
20 台間装置
21 紙幣挿入部
22 操作・表示部
23 カード挿入部
30 パチンコ機
31 下皿
41 玉通路
42 返却玉通路
42a 返却玉通路
43 回収用玉通路
44 可動壁
Claims (6)
- 遊技台に対応して設けられる各台計数装置であって、
前記遊技台から受け取った遊技媒体を計数する計数手段と、
前記計数手段によって計数された前記遊技媒体を一時的に貯留するとともに、貯留開始後に前記計数手段によって計数された前記遊技媒体の個数が所定個数に達するたびに、貯留した前記遊技媒体を回収用通路へ排出する一時貯留手段と、
返却指示を受け付けた場合に、前記一時貯留手段に貯留された前記遊技媒体を遊技客へ返却する返却手段と
を備えたことを特徴とする各台計数装置。 - 前記一時貯留手段は、
勾配を有する搬送路と、
前記計数手段よりも上流側の前記搬送路に設けられており該搬送路の開閉を行う第一の遮蔽部材と、
前記計数手段よりも下流側の前記搬送路に設けられており該搬送路の開閉を行う第二の遮蔽部材と、
前記第二の遮蔽部材を閉鎖し、かつ、前記第一の遮蔽部材を開放した貯留状態で、前記遊技媒体を一時的に貯留するとともに、前記貯留状態の開始以降における前記計数手段による計数値が前記所定個数に達したならば、前記第二の遮蔽部材を開放し、かつ、前記第一の遮蔽部材を閉鎖した排出状態で、貯留された前記遊技媒体を前記回収用通路へ排出するように前記第一の遮蔽部材および前記第二の遮蔽部材の作動を制御する遮蔽部材制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の各台計数装置。 - 前記搬送路は、
前記第二の遮蔽部材の上流側であって該第二の遮蔽部材と隣接する底面に開閉式の開口部を有しており、
前記返却手段は、
前記搬送路の下方に該搬送路と平行に設けられており該搬送路とは逆向きの勾配を有する返却通路と、
前記返却指示を受け付けた場合に、前記搬送路の前記開口部を開放させる開口部制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の各台計数装置。 - 前記搬送路は、
前記第二の遮蔽部材の上流側であって該第二の遮蔽部材と隣接する側面に開閉式の開口部を有しており、
前記返却手段は、
前記搬送路の前記開口部に隣接して該搬送路と平行に設けられており該搬送路とは逆向きの勾配を有する返却通路と、
前記返却指示を受け付けた場合に、前記搬送路の前記開口部を開放させる開口部制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の各台計数装置。 - 前記返却手段は、
前記返却指示を受け付けた場合に、前記一時貯留手段に貯留された前記遊技媒体を遊技客へ返却する代わりに、前記計数手段によって計数された前記遊技媒体の総数を通知し、
前記一時貯留手段は、
貯留した前記遊技媒体を前記回収用通路へ排出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の各台計数装置。 - 請求項1〜5のいずれか一つの前記各台計数装置を備えたことを特徴とする計数機能付き台間装置。
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- 2009-09-25 JP JP2009221448A patent/JP5409235B2/ja not_active Expired - Fee Related
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