JP2005287869A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技球の景品交換作業を効率的に行うことが可能な弾球遊技機(パチンコ機)を提供する。
【解決手段】 本発明に係るパチンコ機PMは、遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球をパチンコ機PMの背面側に排出させる球排出装置70と、球排出装置70により遊技球をパチンコ機PMの背面側に排出させるときにこの遊技球の数を計数する計数装置80と、計数装置80により計数された遊技球の数を表示する表示装置と、計数装置80により計数された遊技球の数を記録する球数記録装置とを備え、球数記録装置に記録された遊技球数に基づいて景品との交換を認めるように構成されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、固定保持用の外枠の開放空間を覆って前枠が装着され、この前枠の前面側に入賞装置を備えて遊技盤が取り付けられ、この遊技盤の前面の遊技領域内に遊技球を発射する発射装置が前枠に設けられ、発射装置から発射された遊技球が遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球を球皿に貯留するように構成される弾球遊技機に関する。
このような弾球遊技機として、例えば、特許文献1に開示のパチンコ機があり、一般的にこのようなパチンコ機は遊技ホール内の遊技島に多数整列配置されて遊技に供される。遊技ホールにおいて遊技者は、遊技島に多数整列配置されたパチンコ機のうちから任意のパチンコ機を選択し、遊技球を購入した後にこの遊技球を発射装置により遊技領域内に発射して、遊技領域内で遊技球を入賞装置に入賞させる遊技を楽しむようになっている。この遊技において、入賞装置に遊技球が入賞するのに応じて所定の数の遊技球が賞球として球皿に排出されて貯留されるようになっており、遊技者は球皿に貯留した遊技球を遊技ホールが提供する景品と交換できるようになっている。
遊技球を景品と交換する際、遊技球を獲得した遊技球の数に応じて種々の景品と交換することが可能であるが、このとき、遊技球の計数作業は遊技ホール内に設置された計数機を用いて行われる。なお、計数機に計数された遊技球は回収されて、遊技ホール内の搬送手段によりパチンコ機へ戻されるようになっている。
特許第3256855号公報
しかしながら、遊技球の計数作業を行うには、球皿に貯留された遊技球を球容器(ドル箱とも称される)に移して計数機の設置箇所まで運搬する必要があり、球容器(ドル箱)の運搬が遊技者にとって重労働となっていた。また、球容器の運搬時において、遊技球が球容器からこぼれ落ち、遊技者が損をするおそれがあった。
本発明はこのような問題に鑑みたもので、遊技球の景品交換作業を効率的に行うことが可能な弾球遊技機(パチンコ機)を提供することを目的とする。
このようなことから、本発明に係る弾球遊技機は、固定保持用の外枠と、外枠の開放空間を覆って装着される前枠と、前枠の前面側に入賞装置(例えば、実施形態における入賞具38)を備えて取り付けられた遊技盤と、前枠に取り付けられて遊技盤の前面の遊技領域内に遊技球を発射する発射装置と、前枠に取り付けられて発射装置から発射された遊技球が遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球を貯留する球皿(例えば、実施形態における上球皿装置40)とを有して構成される弾球遊技機(例えば、実施形態におけるパチンコ機PM)において、遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球を弾球遊技機の背面側に排出させる球排出装置と、球排出装置により遊技球を弾球遊技機の背面側に排出させるときにこの遊技球の数を計数する計数装置と、計数装置により計数された遊技球の数を表示する表示装置と、計数装置により計数された遊技球の数を記録する球数記録装置(例えば、実施形態における磁気カードライタ95)とを備え、球数記録装置に記録された遊技球数に基づいて景品との交換を認めるように構成されている。
この構成の弾球遊技機において、発射装置から遊技領域内に発射するための遊技球を発射装置に球を供給するための球皿内に供給して貸し出す球貸し出し装置(例えば、実施形態における球払出装置63)と、球数記録装置に記録された遊技球数の範囲内で球貸し出し装置により球皿内に遊技球を貸し出すとともにこの貸し出し数に対応する数を前記遊技球数から減算するカウント球貸し出し装置(例えば、実施形態における球貸制御基板100)とを有して構成されていることが好ましい。
さらに、この構成の弾球遊技機において、球数記録装置に球数記録媒体(例えば、実施形態における磁気カード)が着脱自在に装着可能であり、球数記録装置に記録された遊技球数を球数記録媒体に移し替え、球数記録媒体に記録された遊技球数に基づいて景品との交換を認めるように構成されていることが好ましい。
また、この構成の弾球遊技機において、球排出装置が球皿に設けられて、遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球が球皿に払い出され、球皿に払い出された遊技球を球排出装置により弾球遊技機の背面側に排出させることが好ましい。
さらに、外枠に開放空間を覆って前枠が装着された状態で、前枠より下側において前面に露出する幕板部が外枠に設けられていれば、球排出装置を幕板部に設けて、球皿から排出された遊技球を球排出装置で受容して弾球遊技機の背面側に排出させるようにしてもよい。
また、この構成の弾球遊技機において、弾球遊技機の遊技作動を規制する作動規制手段と、この作動規制手段を作動させるための操作を行う操作装置とを備えて構成されることが好ましい。
上記構成の本発明に係る弾球遊技機によれば、遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球を弾球遊技機の背面側に排出させる球排出装置と、球排出装置により遊技機の背面側に排出される遊技球の数を計数する計数装置と、計数装置により計数された遊技球の数を記録する球数記録装置とを備えて構成されるため、球数記録装置に記録された遊技球数に基づいて景品との交換を認めるようにすれば、球皿に払い出されて貯留された遊技球を容易に計数しつつ回収することができる。そのため、遊技球を計数するための球容器(ドル箱)による遊技球の運搬作業が不要となることから、遊技球の景品交換作業を効率的に行うことができる。
また、発射装置から遊技領域内に発射するための遊技球を貸し出す球貸し出し装置と、球数記録装置に記録された遊技球数の範囲内で球貸し出し装置により遊技球を貸し出すとともにこの貸し出し数に対応する数を前記遊技球数から減算するカウント球貸し出し装置とを有して構成されることで、遊技球の計数時に端数が計数されてしまっても、球貸し出し装置により端数分だけ遊技球を貸し出して再び遊技を行うことができ、遊技点の景品交換数に合わせた端数の遊技球の有効利用を図ることができる。
さらに、球数記録装置に記録された遊技球数を球数記録媒体に移し替え、球数記録媒体に記録された遊技球数に基づいて景品との交換を認めるように構成されることで、球数記録媒体の持ち運びは容易であるため、遊技球の景品交換作業をより効率的に行うことができる。
また、球排出装置が球皿に設けられて、遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球が球皿に払い出され、球皿に払い出された遊技球を球排出装置により弾球遊技機の背面側に排出させることで、球排出装置の構造を簡便にすることができる。
さらに、球排出装置が幕板部に設けられて、球皿から排出された遊技球を球排出装置で受容して弾球遊技機の背面側に排出させるようにしても、同様に、球排出装置の構造を簡便にすることができる。
また、弾球遊技機の遊技作動を規制する作動規制手段と、この作動規制手段を作動させるための操作を行う操作装置とを備えて構成されることで、操作装置を操作して作動規制手段に弾球遊技機の遊技作動を規制させることができるため、手洗いに行く場合などで遊技者が弾球遊技機から一時的に離れている間、他の遊技者が気づかずにこの弾球遊技機で遊技を行ってしまうことを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。まず、図1〜図3に遊技ホールにおけるパチンコ機PMの配置構成を示しており、遊技ホール内においては、複数列に並んで多数のパチンコ機PMが配設されて遊技に供されるようになっている。このようにパチンコ機PMを整列配置する構造物を一般的に遊技島と称しており、パチンコ機PMを背中合わせに2列に並んで配置する両列島形式と、壁に背を向けるように1列に並んで配置する壁島形式とがあるが、ここでは両列島形式の遊技島構造を示している。
この両列遊技島構造は、背中合わせに配置されて間に球回収空間5を形成する一対の島構造体10,10を有し、各島構造体10は、天井側から順に配設された、島幕板11と、呼び出しランプ12aを有したランプ板12と、パチンコ機PMを横に1列に並んで配設する保持枠13と、球箱載せ台となる天板14と、腰板15と、床面に接する巾木16とからなり、上下に延びた状態に構成される。遊技ホール内には、このような両列遊技島構造が複数列並んで配設され、さらに、壁際には壁遊技島構造が配設されており、各遊技島構造の間に遊技者等が通る通路スペース1が形成される。
なお、通路スペース1の床面には、各パチンコ機PMの前側に位置して支柱18により支持されたシート17が設けられており、遊技者はシート17に座ってその前面のパチンコ機PMを操作して遊技を行うようになっている。また、球回収空間5内には、後述するように遊技中において入賞せずにアウト口に入り込んだアウト球をホール側に回収するための、回収通路6が設けられている。この回収通路6は各パチンコ機PMから排出された球B(アウト球)を一方の側に集めて回収できるように、遊技島構造の列が延びる方向のいずれか一方側に傾斜しており、回収通路6内に落下した球Bがこの傾斜に沿っていずれか一方側に転がって集まるようになっている。
次に、島構造体10の保持枠13に保持されて取り付けられるパチンコ機PMの構成について簡単に説明する。パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠20の前面開口(開放空間)に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載用の前枠30が前面左側のヒンジ機構31により横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、施錠装置32により常には外枠20の前面を覆った閉止状態で保持される。
上記外枠20は、木材や樹脂等で成形加工された複数本の定形尺の枠部材すなわち上下の枠板21,24および左右の枠板22,23を直角に枠組み連結するとともに、各隅角部に補強金具を固定して構成されており、保持枠13内に固定される。下枠板24の前面は左右の枠板22,23より前方に突出し、その突出部の上面に位置するとともに左右の枠板22,23の前面に連結されて左右に延びる幕板25が取り付けられている。
前枠30の前面上部側には、透明アクリル板やガラス板を有したガラス扉33が左端部のヒンジ(図示せず)を介して横開きおよび着脱が自在に取り付けられ、施錠装置32により常には前枠30の前面を覆う閉止状態に保持される。ガラス扉33の背後に位置する前枠上部には、遊技盤35を着脱自在に収容する収容枠が設けられており、この収容枠に立設姿勢で係止保持された遊技盤35がガラス扉33を通して視認されるようになっている。遊技盤35は、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板を基板とし、円弧状のレール36に囲まれて略円形状の遊技領域PAが形成されている。遊技領域PAには多数本の遊技釘(図示せず)や風車とともに各種の入賞具38、遊技の展開状況に応じた図柄を表示させる画像表示装置37、サイドランプ等の遊技構成部品が取り付けられ、下端部にアウト口39が設けられている。
前枠30の前面における上記ガラス扉33の下側には、上球皿装置40が左端のヒンジ機構により横開きおよび着脱可能に取り付けられ、常にはガラス扉33の下側において前枠30の前面を覆った状態で係止保持されている。この上球皿装置40には、前方に突出して形成され、遊技中に払い出される入賞球を受容して貯留する上球皿部41と、上球皿装置40の背面側に形成される球排出口41a(図5を参照)と、上球皿部41内に貯留された入賞球を球排出口41aから排出するための操作を行う球排出レバー42とが設けられている。なお、詳細図示しないが、上球皿部41に前面側が覆われた前枠2の下部領域には遊技補助盤と称される補助機構部が形成されており、この遊技補助盤の各部に、遊技盤35の遊技領域PA内に遊技球を発射する発射装置や、スピーカ等が設けられている。
さらに、前枠30の前面における上球皿装置40の下側に下球皿装置50が前方に突出して設けられている。この下球皿装置50は、上球皿部41内に貯留された入賞球がオーバーフローしたときや、遊技者が上球皿装置40の球排出レバー42を操作して上球皿部41の球排出口41a(図5を参照)から入賞球が排出されたときに内部に形成された球皿通路43を介して送られてくる入賞球を受容して貯留する下球皿部51を主体に構成される。下球皿部51の近傍には、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル45と、下球皿部51の左側に位置する灰皿48とが設けられている。
図6から分かるように、下球皿部51内の底面には球排出孔51aが形成されており、この球排出孔51aを下面側から開閉自在に覆う球抜き蓋53(図5を参照)が左右にスライド移動可能に取り付けられている。球抜き蓋53は図示しないバネ等により常時は球排出孔51aを閉止する位置に位置しており、球抜き蓋53の前部に突出して設けられた操作レバー53a(図4および図5を参照)を操作することにより球抜き蓋53をスライド移動させて球排出孔51aを開放させ、下球皿部51内に貯留された遊技球Bを下方に落下させて排出させることができるように構成されている。この球排出孔51aから排出された遊技球は、例えば、図3に示すように、球容器C(ドル箱とも称される)に収容される。なお、下球皿装置50の下側に外枠20を構成する上記幕板25が前面側に露出して位置している。
前枠30の裏面側には、球貯留タンク61、球貯留タンク61から供給された遊技球を落下移動させつつ整列させるタンクレール62、遊技盤35における入賞状態等に基づいてタンクレール62を通ってタンク61から供給される遊技球を賞球として上球皿装置40に払い出す球払出装置63、遊技中での各種制御を行うための電源基板64、主基板65、払出制御基板66、画像表示装置37の裏面側に位置して画像表示制御を行う画像制御基板67等が図示のように配設されている。また、図示していないが、詳細は後述する球貸制御基板や、球払出装置63から払い出された賞球を上球皿部41に導く賞球通路、遊技中において遊技盤35の入賞具38に入賞することなく落下してアウト口39に入り込んだ遊技球をパチンコ機PMの背面側に導くアウト球通路が設けられている。このアウト球通路に導かれたアウト球はパチンコ機PMの背面に開口したアウト球排出口39aから球回収空間5に排出され、回収通路6上に落下し、回収通路6上を転がって移動して、回収される。
以上のように概略構成されるパチンコ機PMにおいて、下球皿装置50および前枠30に跨って球排出装置70が設けられており、まず、球排出装置70について図4〜図6を参照しながら説明する。球排出装置70は、図5に示すように、下球皿部51の底部後端に球回収口71を介して繋がるように形成された球回収通路72と、球回収通路72の後端に繋がって形成された球排出通路73と、球回収口71を開閉可能な開閉部材75とを主体に構成される。
球回収通路72は、図5に示すように、下球皿部51の底部後端から下方へ延びて球排出通路73に繋がるように形成され、球回収口71を通過した遊技球Bが球回収通路72を転がり落ちて球排出通路73に達するようになっている。球排出通路73は、遊技球の径よりも若干大きい幅を有して、前枠30の下部に前後方向へ延びるように(底部が後方へ向かうにつれて下方に傾斜するように)形成されており、球回収通路72を通過した遊技球Bが球排出通路73を後方へ転がり移動して後部開口73aからパチンコ機PMの背面側に向けて排出されるようになっている。
なお、上面が後方へ向かうにつれて下方に傾斜する球流下部材26が幕板25の背面側に隣接して取り付けられており、球排出通路73の後部開口73aから排出されて球流下部材26の上に落下した遊技球Bが重力の作用により後方へ転がり移動し、パチンコ機PM背面側の球回収空間5に排出されて回収通路6(図3を参照)上に落下するようになっている。また、球回収通路72の底部には、球回収通路72の両端から球排出通路73(中心側)に向けて下方へ傾斜する回収ガイド部72a(図6を参照)が形成されており、球回収通路72を転がる遊技球が滑らかに球排出通路73へ導かれるようになっている。
開閉部材75は、図5および図6に示すように、ABS樹脂やポリカーボネート(PC)等の樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により板状に形成され、下球皿部51の底部後端に対して、球回収口71を閉止する回収口閉止位置(図5を参照)と、球皿通路43の下端に形成される下通出口44に対向する状態で球回収口71を開放する回収口開放位置(図5の二点鎖線を参照)とに揺動自在に取り付けられる。図4および図6に示すように、開閉部材75の側端部には、開閉ノブ76が(開閉部材75の側端から下球皿部51に形成される軸穴77を通過して)下球皿部51の側方に位置して形成されており、この開閉ノブ76を摘んで開閉部材75を容易に開閉揺動させることができるようになっている。
以上のように構成される球排出装置70において、通常、図5に示すように、球排出装置70の開閉部材75を回収口閉止位置に位置させた状態でパチンコ機PMが遊技に供される。このとき、例えば、遊技者が上球皿装置40の球排出レバー42を操作すると、上球皿部41の球排出口41aから球皿通路43に排出された遊技球B(入賞球)は、球皿通路43を転がり落ちて下通出口44を通過した後、球回収口71を閉止する開閉部材75の上を通過して下球皿装置50の下球皿部51に達し、そのまま下球皿部51に貯留される。
一方、遊技球の計数作業を行うときには、図5の二点鎖線で示すように、開閉部材75を回収口開放位置に揺動させ、この状態で上球皿装置40の排出レバー42を操作して上球皿部41内に貯まった遊技球を下球皿部51に向けて送り出す。そうすると、図5に示すように、上球皿部41の球排出口41aから球皿通路43に排出された遊技球Bは、球皿通路43を転がり落ちて下通出口44を通過した後、球排出装置70の球回収口71を通過して球回収通路72内に落下し、球回収通路72および球排出通路73を後方へ転がり移動したのち後部開口73aを通過して球排出装置70の背面側に排出される。そして、球排出装置70から排出された遊技球Bは、球流下部材26上を後方へ転がり移動して、パチンコ機PM背面側の球回収空間5に排出されて回収通路6(図3を参照)上に落下し、回収通路6上を転がって移動し回収される。
なおこのとき、回収口開放位置に位置する開閉部材75は下通出口44に対向する状態で球回収口71を開放しているため、下通出口44を通過する全ての遊技球Bは下球皿部51に達する前に開閉部材75に当接し、下球皿部51に達することなく球回収口71を通過する。また、下球皿部51もしくは球容器Cに貯留されていた遊技球は、遊技球を上球皿部41に移した後に排出レバー42を操作して下球皿部51へ送り出すようにしてもよく、球排出装置70の球回収口71に直接投入するようにしてもよい。
ところで、球排出装置70(球排出通路73)の後部開口73aを通過して排出された遊技球Bは、図5に示すように、計数装置80(遊技球検出センサ81)により1球ずつ検出されて計数されるようになっており、計数装置80により計数された遊技球数の範囲内で、球払出装置63により上球皿部41内に遊技球を払い出して貸し出すことができるようになっている。そこで、計数装置80について図7を参照しながら説明する。
計数装置80は、図5に示すように、球排出装置70から排出された遊技球を検出する遊技球検出センサ81と、遊技球検出センサ81に検出された遊技球の計数を行う計数制御部82(図7を参照)とを主体に構成される。遊技球検出センサ81は、前枠30の下部に形成される球排出通路73の後部開口73aに取り付けられており、後部開口73aを通過して排出された遊技球を1球ずつ検出し、その検出信号を計数制御部82に出力するようになっている。なお、遊技球検出センサ81は、球排出通路73の後部開口73aに限らず、球回収通路72および球排出通路73の何処かに設けられていればよい。
計数制御部82は、図7に示すように、遊技球検出センサ81と、表示装置90と、磁気カードライタ95と電気的に接続され、遊技球検出センサ81から入力された遊技球の検出信号を計数(積算)し、計数した数値を表示装置90および磁気カードライタ95へ出力するように構成される。表示装置90は、図1に示すように、幕板25の左側に配設されており、計数制御部82から送信された表示信号を受けて、計数制御部82が計数した数値、すなわち計数装置80により計数された遊技球の数を表示するようになっている。これにより、計数装置80に計数された遊技球の数を容易に視認することができる。
磁気カードライタ95は、表示装置90と同様に、幕板25の左側(表示装置90の下方)に配設されており、図示しない磁気カードが挿抜(着脱)可能に構成される。そして、磁気カードライタ95は、計数制御部82から送信された計数記録信号を受けて、計数装置80により計数された遊技球の数を磁気カードライタ95の内部メモリ(図示せず)に記録するとともに、磁気カードライタ95に磁気カードが挿入(装着)されている場合には、磁気カードライタ95の内部メモリに記録された遊技球数(すなわち、計数装置80により計数された遊技球の数)を磁気カードに移し替えて書き込むことができるようになっている。なお、磁気カードライタ95は、パチンコ機PM(幕板25等)に限らず、島構造体10(保持枠13等)に設けられてもよい。
また、磁気カードライタ95は、磁気カードライタ95に対し磁気カードが挿入(装着)および抜去(離脱)されると、(磁気カードの)挿入信号および抜去信号を計数制御部82へ出力するようになっている。さらに、磁気カードライタ95は球貸制御基板100と電気的に接続されており、磁気カードライタ95の内部メモリに記録された遊技球数を球貸制御基板100へ出力するようになっている。
球貸制御基板100は、図7に示すように、磁気カードライタ95と、球貸スイッチ105と、主基板65と電気的に接続され、主基板65へ球貸駆動信号を出力可能に構成される。また、球貸スイッチ105は、図1に示すように、幕板25の左側(表示装置90の右方)に配設されており、球貸スイッチ105が操作されると、球貸制御基板100へ球貸操作信号を出力するようになっている。
さて、払出制御基板66は、図7に示すように、主基板65と、球払出装置63と電気的に接続され、主基板65からの払出指令信号もしくは球貸指令信号が払出制御基板66に入力されると、球払出装置63へ払出駆動信号を出力するようになっている。なお、主基板65には入賞具38に設けられた入賞検出センサ38aからの検出信号が入力されており、主基板65は、入賞検出センサ38aから入賞検出信号が入力されたときに、入賞条件に基づいた払出指令信号を払出制御基板66に出力するようになっている。また、主基板65には球貸制御基板100からの球貸駆動信号が入力されており、主基板65は、球貸制御基板100から球貸駆動信号が入力されたときに、貸し出し数に応じた球貸指令信号を払出制御基板66に出力するようになっている。
また、図示しないプリペイドカードユニットが接続されたいわゆるCR機では、図8に示すように、上球皿装置40の前面側に球貸要求ボタン141を有するCR操作パネル140が設けられて払出制御基板66と電気的に接続されており、払出制御基板66は、CR操作パネル140から球貸要求信号が払出制御基板66に入力されると、球払出装置63へ払出駆動信号を出力するようになっている。なお、図8に示すように、CR操作パネル140には、球貸要求ボタン141の他に、返却ボタン142や、セグメント表示部143が設けられている。
以上のように構成される計数装置80において、球排出装置70(球排出通路73)の後部開口73aを通過して排出された遊技球Bは、計数装置80の遊技球検出センサ81により1球ずつ検出され、図7に示すように、その検出信号が計数装置80の計数制御部82に出力される。そうすると、計数制御部82は、遊技球検出センサ81から入力された遊技球の検出信号を計数(積算)し、表示装置90に表示信号を出力して、計数制御部82が計数した数値、すなわち計数装置80により計数された遊技球の数を表示させる制御を行う。これにより、計数装置80により計数された遊技球の数が表示装置90に表示される。
また、磁気カードライタ95に磁気カード(図示せず)が挿入(装着)されると、(磁気カードの)挿入信号が磁気カードライタ95から計数制御部82へ出力される。そうすると、計数制御部82は、磁気カードライタ95に計数記録信号を出力して、計数装置80により計数された遊技球の数を磁気カードライタ95の内部メモリ(図示せず)に記録させる制御を行う。
そして、磁気カードライタ95に設けられたカード排出ボタン(図示せず)が操作されると、磁気カードライタ95は、磁気カードライタ95に磁気カードが挿入(装着)されている場合には、磁気カードライタ95の内部メモリに記録された遊技球数(すなわち、計数装置80により計数された遊技球の数)を磁気カードに移し替えて書き込むとともに、この磁気カードを磁気カードライタ95から排出する(なお、内部メモリに記録された遊技球数は零に戻される)。このようにして、計数装置80に計数された遊技球の数が書き込まれた磁気カードは、磁気カードライタ95から抜去(離脱)されて遊技ホールのカウンター(図示せず)に持ち運ばれ、獲得した(計数された)遊技球の数に応じて遊技球が種々の景品と交換される。
なお、磁気カードライタ95から磁気カードが抜去されると、(磁気カードの)抜去信号が磁気カードライタ95から計数制御部82へ出力される。そうすると、計数制御部82は計数した数値を零とし、表示装置90に表示信号を出力して零を表示させる制御を行う。これにより、計数装置80により計数された遊技球の数が零に戻される(リセットされる)。
このようにして、球排出装置70により上球皿装置40に貯留された遊技球をパチンコ機PMの背面側、すなわち遊技島の内部に排出させるとともに、パチンコ機PMの背面側に排出される遊技球の数を計数装置80により計数することで、上球皿装置40に貯留された遊技球を容易に計数しつつ回収することができる。そのため、遊技球を計数する際に球容器(ドル箱)による遊技球の運搬作業が不要となることから、遊技球の計数作業を効率的に行うことができる。
ところで、磁気カードライタ95の内部メモリに記録された遊技球数は、磁気カードライタ95から球貸制御基板100に入力されており、球貸制御基板100は、磁気カードライタ95の内部メモリに記録された遊技球数の範囲内(すなわち、計数装置80により計数された遊技球数の範囲内)で、球払出装置63により上球皿部41内に遊技球を貸し出す制御を行うとともに、貸し出し数に対応する数を前記遊技球数から減算するように構成されている。
そこで、計数済遊技球数による遊技球貸出処理について図9を参照しながら説明する。まず、ステップS1において、球貸スイッチ105の操作により球貸スイッチ105から(遊技球の)貸し出し数を含む球貸操作信号が球貸制御基板100に入力された場合には、ステップS2へ進む。このとき、遊技球の貸し出し数をテンキー等により入力して球貸スイッチ105を操作するようにしてもよく、貸し出し数の回数分だけ球貸スイッチ105を押し操作するようにしてもよい。
次に、ステップS2において、球貸制御基板100は、球貸スイッチ105から入力された貸し出し数と、磁気カードライタ95から入力された遊技球数とを比較し、貸し出し数が遊技球数より多い場合には、ステップS13へ進み、ステップS13において、球貸制御基板100が表示装置90等にエラー表示信号を出力して(図7の二点鎖線を参照)エラー表示をさせる制御を行った後、当該処理が終了する。なお、上記に限らず、貸し出し数より少ない遊技球数の分だけ遊技球を貸し出すようにしてもよい。
一方、ステップS2において貸し出し数が遊技球数以下である場合には、ステップS3へ進み、ステップS3において、球貸制御基板100が遊技球を貸し出し数だけ球払出装置63から払い出すように主基板65へ球貸駆動信号を出力し、ステップS4へ進む。このとき、主基板65は払出制御基板66へ球貸指令信号を出力し、これを受けて払出制御基板66が球払出装置63に払出駆動信号を出力して遊技球を貸し出し数だけ払い出させる制御を行う。すなわち、球払出装置63により遊技球が貸し出し数だけ上球皿部41内に貸し出される。なお、図7の二点鎖線で示すように、球貸制御基板100が払出制御基板66へ直接(主基板65を介さずに)球貸指令信号を出力するようにしてもよい。
さて、ステップS4では、球貸制御基板100が貸し出し数に対応する数を磁気カードライタ95より入力された遊技球数から減算する演算を行い、ステップS5へ進む。
そして、ステップS5において、球貸制御基板100は磁気カードライタ95に減算記録信号を出力して、減算された遊技球数を磁気カードライタ95の内部メモリ(図示せず)に記録させる制御を行い、当該処理が終了する。このとき、減算された遊技球数が磁気カードライタ95から計数制御部82に入力され、計数制御部82は、表示装置90に表示信号を出力して減算された遊技球数を表示させる制御を行う。なお、図7の二点鎖線で示すように、球貸制御基板100が表示装置90に表示信号を出力して、減算された遊技球数を表示させる制御を行うようにしてもよい。
上記のようにして球払出装置63により上球皿部41内に貸し出された遊技球は、発射装置に供給されて再び遊技に供される。これにより、遊技球の計数時に端数が計数されてしまっても、球払出装置63により端数分だけ遊技球を貸し出して再び遊技を行うことができ、遊技点の景品交換数に合わせた端数の遊技球の有効利用を図ることができる。
また、上記のような遊技球貸出処理が行われた後に、磁気カードライタ95のカード排出ボタンが操作されると、磁気カードライタ95は、磁気カードライタ95に磁気カードが挿入(装着)されている場合には、(内部メモリに記録された)減算された遊技球数を磁気カードに移し替えて書き込むとともに、この磁気カードを磁気カードライタ95から排出する(なお、内部メモリに記録された遊技球数は零に戻される)。減算された遊技球数が書き込まれた磁気カードは、磁気カードライタ95から抜去(離脱)されて遊技ホールのカウンター(図示せず)に持ち運ばれ、端数が生じないように獲得した遊技球の数に応じて遊技球が種々の景品と交換される。
このため、以上のような構成のパチンコ機PMによれば、入賞時に球払出装置63から払い出されて上球皿装置40(球皿)に貯留された遊技球をパチンコ機PMの背面側に排出させる球排出装置70と、球排出装置70により遊技球をパチンコ機PMの背面側に排出させるときにこの遊技球の数を計数する計数装置80と、計数装置80により計数された遊技球の数を記録する磁気カードライタ95とを備えて構成されるため、磁気カードライタ95に記録された遊技球数に基づいて景品との交換を認めるようにすれば、上球皿装置40に払い出されて貯留された遊技球を容易に計数しつつ回収することができる。そのため、遊技球を計数するための球容器(ドル箱)による遊技球の運搬作業が不要となることから、遊技球の景品交換作業を効率的に行うことができる。
また、発射装置から遊技領域PA内に発射するための遊技球を貸し出す球貸し出し装置としての球払出装置63と、磁気カードライタ95に記録された遊技球数の範囲内で球払出装置63により遊技球を貸し出すとともにこの貸し出し数に対応する数を前記遊技球数から減算する球貸制御基板100とを有して構成されることで、遊技球の計数時に端数が計数されてしまっても、球払出装置63により端数分だけ遊技球を貸し出して再び遊技を行うことができ、遊技点の景品交換数に合わせた端数の遊技球の有効利用を図ることができる。
さらに、磁気カードライタ95に記録された遊技球数を磁気カード(図示せず)に移し替え、磁気カードに記録された遊技球数に基づいて景品との交換を認めるように構成されることで、磁気カードの持ち運びは容易であるため、遊技球の景品交換作業をより効率的に行うことができる。
また、計数装置80により計数された遊技球の数を表示する表示装置90を備えて構成されることで、計数装置80により計数された遊技球の数を容易に視認することができる。
さらに、球排出装置70が下球皿装置50(および前枠30)に設けられて、遊技領域PA内で入賞したときに払い出される遊技球が上球皿装置40に払い出され、上球皿装置40に払い出された遊技球を球排出装置70によりパチンコ機PMの背面側に排出させることで、球排出装置70の構造を簡便にすることができる。
なお、磁気カードの書き込み時や、パチンコ機PMによる遊技時には、新たに遊技球が計数されないように、開閉部材75で球回収口71を閉止させておくことが好ましい。そのため、下球皿装置50に球回収口71が閉止状態であるか否かを検出する開閉検出センサ(図示せず)を設け、開閉検出センサにより球回収口71が閉止状態である状態が検出された場合に限り、磁気カードの書き込みや、パチンコ機PMによる遊技等を許可する制御を行うようにしてもよい。
また、上記のようなパチンコ機PMが、パチンコ機PMの遊技作動を規制する作動規制手段と、作動規制手段を作動させるための操作を行う操作装置とを備えて構成されてもよい。具体的には、例えば、図1の二点鎖線で示すように、幕板25に上記操作装置として休憩スイッチ150を設け、この休憩スイッチ150の操作により主基板65が作動規制手段として(発射装置の作動を規制する等して)パチンコ機PMの遊技作動を規制する制御を行うようにしてもよい。このようにすれば、手洗いに行く場合などで遊技者がパチンコ機PMから一時的に離れている間、他の遊技者が気づかずにこのパチンコ機PMで遊技を行ってしまうことを防止することができる。
またこのとき、主基板65がパチンコ機PMの遊技作動を規制する制御を行っているときには(すなわち、休憩中には)、パチンコ機PMのランプ151(図1を参照)を点灯させるか、または点滅させておくことが好ましい。このようにすれば、他の遊技者が休憩中のパチンコ機PMを容易に認識することができる。
さらにこのとき、休憩スイッチ150を操作した際に、計数された遊技球数が書き込まれた磁気カードを磁気カードライタ95から排出(抜去)するように構成し、休憩終了時に(書き込みがされた)同一の磁気カードを磁気カードライタ95に挿入することにより、遊技を再開させるようにしてもよい。このようにすれば、休憩中は、確実に他の遊技者が遊技を行えないようにすることができる。
なお、上述の実施形態において、上球皿装置40と下球皿装置50とを有したパチンコ機を例にして示したが、これに限られるものではなく、一体型の一つの球皿を有したパチンコ機についても本発明を適用できることは無論である。また、遊技球の計数作業をホール側の担当者が行うか、それとも遊技者自身が行うか選択可能であることも勿論である。
また、上述の実施形態において、球排出装置70が下球皿装置50および前枠30に跨って設けられているが、これに限られるものではなく、前枠30の球皿通路43に設けられるようにしてもよい。また、図10に示すように、幕板25の前面側に球排出装置170を設け、下球皿部51の球排出孔51aから排出された遊技球をパチンコ機の背面側に導いて排出させるようにしてもよい。このようにしても、球排出装置の構造を簡便にすることができる。なお、この球排出装置170は、上方および後方に開口を有する箱状に形成された球排出ガイド部材171を主体に構成され、下球皿部51の球排出孔51aから排出された遊技球を球排出ガイド部材171で受容して幕板25に形成される通過溝126からパチンコ機の背面側に導いて排出させるようになっている。
さらに、図11に示すように、幕板25に排出空間181を形成し、この排出空間181に対し下球皿部51の球排出孔から排出された遊技球を受容してパチンコ機の背面側に導く球排出装置180を着脱自在に取り付けるとともに、球排出装置180を取り外したときには排出空間181を閉塞部材(図示せず)で塞ぐようにしてもよい。
また、図12に示すように、幕板25に排出空間191を形成し、下球皿部51の球排出孔から排出された遊技球を受容し排出空間191に通過させてパチンコ機の背面側に導く球排出位置と、排出空間191を前面側から塞ぐ閉塞位置とに前後へスライド移動可能な球排出装置190を幕板25に取り付けるようにしてもよい。さらに、図13に示すように、球排出位置と閉塞位置との間を上下に揺動可能な球排出装置195を幕板25に取り付けるようにしてもよく、図14に示すように、球排出位置と閉塞位置との間を左右に揺動可能な球排出装置196を幕板25に取り付けるようにしてもよい。
また、図15に示すように、幕板205を、前枠30より下面側における外枠30の前面を覆う閉塞位置と、閉塞位置から前方に移動した開放位置とに前後へスライド移動可能に構成し、このような幕板205の後面に、幕板205が開放位置に位置したときに下球皿部51の球排出孔から排出された遊技球を受容してパチンコ機の背面側に導く球排出装置200を取り付けるようにしてもよい。さらに、図16に示すように、幕板215を閉塞位置と開放位置との間で前後へ揺動可能に構成し、このような幕板215の後面に、幕板215が前方に揺動して開放位置に位置したときに下球皿部51の球排出孔から排出された遊技球を受容してパチンコ機の背面側に導く球排出装置210を取り付けるようにしてもよい。
また、図17に示すように、幕板25の前面側に下球皿部51の球排出孔から排出された遊技球を受容してパチンコ機の背面側に導く球排出装置220を設け、この球排出装置220に、球排出装置220で受容された遊技球を、パチンコ機の背面側に導く(図17の二点鎖線を参照)か、球排出装置220の底部開口221からパチンコ機の前面側へ下方に排出させるか(図17の実線を参照)を切り替える排出切り替え装置225を設けるようにしてもよい。なお、図11〜図17において、計数装置の図示を省略しているが、パチンコ機の背面側に通じる遊技球の排出経路の何処かに計数装置が設けられていればよい。
さらに、上述の実施形態において、計数装置80に計数された遊技球の数を磁気カードライタ95により磁気カードに書き込んで(移し替えて)出力しているが、これに限られるものではなく、ICカードライタを用いてICカードに書き込むようにしてもよく、プリンターを用いて紙等に印刷するようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、開閉部材75を回収口閉止位置と回収口開放位置との間で揺動させることにより、球回収口71を開閉しているが、これに限られるものではなく、スライド部材により球回収口71をスライド開閉させるようにしてもよい。
さらに、上述の実施形態において、開閉部材75の側端部に開閉ノブ76が(下球皿部51の側方に位置して)形成されているが、これに限られるものではなく、開閉ノブ76の代わりに回動操作キーを設け、この回動操作キーにキーを差し込んだときにだけ開閉部材75を揺動させることができるようにしてもよい。なおこのとき、回動操作キーの回動範囲は開閉部材75が回収口閉止位置と回収口開放位置との間で揺動可能な範囲に設定されており、回動操作キーをエンドまで回動操作することにより開閉部材75が回収口閉止位置と回収口開放位置とに位置決め保持できるようになっている。こうすることによって、開閉部材75を回収口閉止位置もしくは回収口開放位置のいずれか一方に確実に位置決め保持することが可能になる。
また、上述の実施形態において、パチンコ機PMの遊技を終了する際、もしくは発射操作を行っていないときに、遊技球の計数作業を行う場合について説明したが、これに限られるものではなく、パチンコ機PMの遊技中にも遊技球の計数作業を行うことができるのは勿論である。このとき、例えば、大当たり状態において、入賞時に球払出装置63から上球皿部41に払い出される遊技球(入賞球)がオーバーフローしたときに、球皿通路43を介して下球皿部51に送られてくる遊技球を効率よく計数しつつ回収することができる。
さらに、上述の実施形態において、球払出装置63を球貸し出し装置として兼用させているが、これに限られるものではなく、球貸し出し装置を別途設けるようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、パチンコ機PMがいわゆるCR機の場合について説明しているが、いわゆる現金機であってもよい。なお、CR機の場合には、磁気カードライタ95に用いる磁気カードをプリペイドカードユニットに用いられる(磁気)カードと兼用させるようにしてもよく、このようにすれば、カードの種類を低減させることができる。
本発明に係るパチンコ機(弾球遊技機)を有して構成される遊技島構造を示す正面図である。 上記遊技島構造の背面図である。 上記遊技島構造の側面図である。 下球皿装置の部分拡大図(正面図)である。 球排出装置および計数装置の右側面図(部分断面図)である。 下球皿装置の部分拡大図(平面図)である。 計数装置の電気的接続を示すブロック図である。 上球皿装置の部分拡大図(正面図)である。 計数済遊技球数による遊技球貸出処理の制御内容を示すフローチャートである。 球排出装置の第1の変形例を示す右側面図(部分断面図)である。 球排出装置の第2の変形例を示す右側面図(部分断面図)である。 球排出装置の第3の変形例を示す右側面図(部分断面図)である。 球排出装置の第4の変形例を示す右側面図(部分断面図)である。 球排出装置の第5の変形例を示す右側面図(部分断面図)である。 球排出装置の第6の変形例を示す右側面図(部分断面図)である。 球排出装置の第7の変形例を示す右側面図(部分断面図)である。 球排出装置の第8の変形例を示す右側面図(部分断面図)である。
符号の説明
PM パチンコ機(弾球遊技機)
PA 遊技領域
20 外枠
30 前枠
38 入賞具(入賞装置)
40 上球皿装置(球皿)
50 下球皿装置(球皿)
63 球払出装置(球貸し出し装置)
70 球排出装置
80 計数装置
81 遊技球検出センサ
82 計数制御部
90 表示装置
95 磁気カードライタ(球数記録装置)
100 球貸制御基板(カウント球貸し出し装置)
170 球排出装置(第1の変形例)
180 球排出装置(第2の変形例)
190 球排出装置(第3の変形例)
195 球排出装置(第4の変形例)
196 球排出装置(第5の変形例)
200 球排出装置(第6の変形例)
210 球排出装置(第7の変形例)
220 球排出装置(第8の変形例)

Claims (6)

  1. 固定保持用の外枠と、前記外枠の開放空間を覆って装着される前枠と、前記前枠の前面側に入賞装置を備えて取り付けられた遊技盤と、前記前枠に取り付けられて前記遊技盤の前面の遊技領域内に遊技球を発射する発射装置と、前記前枠に取り付けられて前記発射装置から発射された遊技球が前記遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球を貯留する球皿とを有して構成される弾球遊技機において、
    前記遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球を弾球遊技機の背面側に排出させる球排出装置と、
    前記球排出装置により遊技球を弾球遊技機の背面側に排出させるときにこの遊技球の数を計数する計数装置と、
    前記計数装置により計数された遊技球の数を表示する表示装置と、
    前記計数装置により計数された遊技球の数を記録する球数記録装置とを備え、
    前記球数記録装置に記録された遊技球数に基づいて景品との交換を認めるように構成されていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記発射装置から前記遊技領域内に発射するための遊技球を前記発射装置に球を供給するための球皿内に供給して貸し出す球貸し出し装置と、
    前記球数記録装置に記録された遊技球数の範囲内で前記球貸し出し装置により前記球皿内に遊技球を貸し出すとともにこの貸し出し数に対応する数を前記遊技球数から減算するカウント球貸し出し装置とを有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記球数記録装置に球数記録媒体が着脱自在に装着可能であり、前記球数記録装置に記録された遊技球数を前記球数記録媒体に移し替え、前記球数記録媒体に記録された遊技球数に基づいて景品との交換を認めるように構成されていることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記球排出装置が前記球皿に設けられて、前記遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球が前記球皿に払い出され、前記球皿に払い出された遊技球を前記球排出装置により弾球遊技機の背面側に排出させることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の弾球遊技機。
  5. 前記外枠に前記開放空間を覆って前記前枠が装着された状態で、前記前枠より下側において前面に露出する幕板部が前記外枠に設けられており、
    前記球排出装置が前記幕板部に設けられて、前記球皿から排出された遊技球を前記球排出装置で受容して弾球遊技機の背面側に排出させることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の弾球遊技機。
  6. 前記弾球遊技機の遊技作動を規制する作動規制手段と、
    前記作動規制手段を作動させるための操作を行う操作装置とを備えて構成されることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の弾球遊技機。
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JP2015186736A (ja) * 2015-07-31 2015-10-29 株式会社大一商会 遊技機

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