JP3019956B2 - 遊技機における貸玉排出装置 - Google Patents

遊技機における貸玉排出装置

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JP3019956B2
JP3019956B2 JP3050548A JP5054891A JP3019956B2 JP 3019956 B2 JP3019956 B2 JP 3019956B2 JP 3050548 A JP3050548 A JP 3050548A JP 5054891 A JP5054891 A JP 5054891A JP 3019956 B2 JP3019956 B2 JP 3019956B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玉貸カードに記録され
た金額情報に基づいて貸玉を借り受け、それによって遊
技を行うことができる遊技機における貸玉排出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、打球を発射して遊技を行う遊技
機、例えば、パチンコ機やアレンジ式パチンコ機等で遊
技を行うには、玉貸機に硬貨を投入して貸玉を借り受
け、その借り受けた貸玉をパチンコ機正面の上皿に入れ
て行っていた。また、近年、硬貨に換るものとして、予
め定められた金額情報が記録されたプリペイドカード
(以下、玉貸カードという)を購入し、該カードを使用
して貸玉を借り受ける方式のものも提供されるようにな
ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カード投入
式のものは、パチンコ機に隣接して設けられるカードユ
ニット装置にカードを投入した後、カードユニット装置
に設けられる玉貸スイッチを操作して所定数の貸玉をカ
ードユニット装置の排出口に排出し、その排出された貸
玉を抜き取ってパチンコ機の上皿に移動させる必要があ
った。このため、遊技をしながら貸玉を借り受ける場合
には、玉貸スイッチの操作と貸玉の移動という操作を行
う必要上、パチンコ機からの注意を一旦カードユニット
装置に向けなければならず、遊技に集中できないという
問題があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、遊技に集中しながら
貸玉を借り受けることができる遊技機における貸玉排出
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、遊技機で遊技するための貸
玉を排出する貸玉排出装置において、該貸玉排出装置
は、前記遊技機毎に固定的に設けられ且つ所定の賞態様
に応じて賞品玉を遊技機前面に設けられる上皿に排出す
る賞品玉排出装置と、前記遊技機に対応して分離可能に
隣接され且つ金額情報が記録された玉貸カードを投入す
ることができるカードユニット装置と、から構成され、
前記遊技機には、前記上皿の上面に設けられて遊技者に
よって操作され且つ前記カードユニット装置に投入され
た玉貸カードに記録された金額情報の範囲内で予め定め
られた金額単位に相当する貸玉を排出するための玉貸ス
イッチを設け、該玉貸スイッチの操作に基づいて前記賞
品玉排出装置を駆動して貸玉を排出するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0005】
【作用】カードユニット装置に玉貸カードが投入されて
いる状態で遊技機の上皿の上面に設けられる玉貸スイッ
チを遊技者が操作することにより、遊技機に設けられる
賞品玉排出装置が駆動されて貸玉が貸し出される。そし
て、この貸し出された貸玉は、遊技機の前面に設けられ
る上皿に自動的に排出される。即ち、本発明に係る貸玉
排出装置は、貸玉を借り受ける際に操作する玉貸スイッ
チが遊技機の上皿の上面に設けられるので、玉貸操作時
に遊技に集中しながら操作できると共に、貸出された玉
が自動的に賞品玉排出装置から遊技機の前面に設けられ
る上皿に排出されるため、貸玉をわざわざ移動させる必
要もなく、遊技への集中度を保持することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1乃至図3をを参照して、実施
例に係る貸玉排出装置が適用される遊技機について説明
する。本実施例においては、遊技機の一例としてパチン
コ機1を示す。図3は、周知のパチンコ機列設島に実施
例に係るパチンコ機1を複数列設した状態を示す正面図
であり、図に示すように、パチンコ機1とカードユニッ
ト装置30とが交互に配置されている。これは、パチン
コ機1とカードユニット装置30とを1対1対応させる
ものであり、パチンコ機1の左側に位置するカードユニ
ット装置30が当該パチンコ機1と一対をなしているも
のである。
【0007】上記したパチンコ機1は、図1及び図2に
示す構成を有している。即ち、図2に示すようにパチン
コ機1の正面構造において、額縁状に形成された前面枠
2の開口に、金枠3が周設され、該金枠3には、ガラス
扉枠4及び前面開閉板5が開閉自在に装着されている。
ガラス扉枠4の後方には、前記前面枠2の裏面に固着さ
れる取付枠を介して遊技盤6が着脱自在に装着されてい
る。しかして、遊技盤6の表面には、図示しないが発射
された打球で遊技を行う各種の遊技装置が配置されてい
る。また、前記前面開閉板5の表面には、上皿10が固
着されている。また、前面枠2の下部には、発射位置の
玉を遊技部へ打出すための操作ハンドル7と、上皿10
に貯留できない余剰の賞品玉を溜める下皿8が設けられ
ている。この下皿8には、灰皿9が一体的に設けられて
いる。
【0008】ところで、前記上皿10には、3つの7セ
グメントLEDから構成される残額表示器11と、内部
にLEDランプを内蔵した玉貸スイッチ12及び返却ス
イッチ13とが設けられている。残額表示器11は、後
述するカードユニット装置30に投入された玉貸カード
に記録された金額情報の残額を表示するものであり、玉
貸スイッチ12は、遊技者が操作することにより前記残
額表示器11に表示される金額の範囲内で且つ予め定め
られた金額単位に相当する貸玉を排出する信号を導出す
るためのものであり、返却スイッチ13は、遊技者が操
作することによりカードユニット装置30に投入された
玉貸カードを返却要求する信号を導出するものである。
そして、残額表示器11、玉貸スイッチ12、及び返却
スイッチ13から延びる配線14(図1参照)は、上皿
10の内部を通って前面開閉板5の後面に導き出され、
更にパチンコ機1の裏面に誘導されて後述するカードユ
ニット制御基板37に接続されている。
【0009】一方、図1に示すように、パチンコ機1の
裏面には、機構板15が開閉自在に装着されている。こ
の機構板15の下部には、前記遊技盤6に設けられる入
賞装置や入賞口に入賞した入賞玉を誘導する入賞玉集合
樋16、17が前後方向に積層形成されている。しかし
て、機構板15の後面側に形成される第1入賞玉集合樋
16は、遊技盤6に設けられる一部の入賞口に入賞した
玉を誘導するもので、この入賞玉によって排出される賞
品玉数は、相対的に少ない玉数(例えば、7個)とされ
る。一方、機構板15の前面側に形成される第2入賞玉
集合樋17は、上記以外の入賞口や入賞装置等に入賞し
た玉を誘導するもので、この入賞玉によって排出される
賞品玉数は、相対的に多い玉数(例えば、15個)とさ
れている。このように構成される入賞玉集合樋16、1
7の流下端には、流下する入賞玉を検出する入賞玉検出
スイッチ18、19がそれぞれ設けられている。入賞玉
検出スイッチ18、19は、後述する賞品玉排出制御基
板28に電気的に接続され、入賞玉検出スイッチ18、
19で検出された信号は、賞品玉排出制御基板28に形
成される記憶部に記憶されるようになっている。
【0010】また、機構板15の後面側上部には、賞品
玉タンク20が固着される。賞品玉タンク20の下方に
は、賞品玉を1列に整列して賞品玉排出装置22へ導く
ための賞品玉誘導樋21が形成される。賞品玉排出装置
22は、一列になって流下する賞品玉の1個づつと係合
する凹部が外周に形成されたスプロケット23と、該ス
プロケット23の回転を制御するモータ24と、賞品玉
が賞品玉排出装置22の位置まで供給されているか否か
を検出する賞品玉確認スイッチ25と、排出された賞品
玉数を計数するための排出玉検出スイッチ26(共に投
受光方式)とから構成される。しかして、賞品玉排出装
置22は、カードの金額情報の範囲内での排出指令信号
があったとき、又は入賞玉の発生に基く排出指令信号が
あったときに、モータ24が回転制御され、スプロケッ
ト23の回転を許容して貸玉又は賞品玉を排出玉検出ス
イッチ26で検出しながら排出し、排出玉検出スイッチ
26の検出信号数が排出指令信号の種類に対応して予め
定めされた所定値に達するとモータ24の回転駆動を終
了してスプロケット23の回転を停止するようになって
いる。なお、賞品玉排出装置22は、後述する賞品玉排
出制御基板28に電気的に接続され、賞品玉排出制御基
板28に形成される制御回路によって駆動制御される。
【0011】賞品玉排出装置22の下方には、賞品玉排
出装置22から放出された賞品玉をパチンコ機前面の上
皿10又は下皿8へ導くための賞品玉排出通路27が形
成されている。
【0012】機構板15の裏面下部には、賞品玉排出制
御基板28が設けられている。この賞品玉排出制御基板
28は、前記入賞玉検出スイッチ18、19の検出信
号、及び前記玉貸スイッチ12の操作信号に基づいて、
所定個数の賞品玉又は所定個数の貸玉を排出すべく前記
賞品玉排出装置22を駆動制御するもので、後に詳述す
るようにマイクロコンピュータ40を含む排出制御回路
が形成されている。
【0013】以上、説明したパチンコ機1に隣接してカ
ードユニット装置30が設けられている。このカードユ
ニット装置30は、図2に示すように、該カードユニッ
ト装置30が使用可能である旨を報知する使用可能ラン
プ31と、該カードユニット装置30に玉貸カードが投
入されている状態であることを報知するカード挿入ラン
プ32と、前記上皿10に設けられる残額表示器11と
同様に玉貸カードに記録された金額の残額を表示する残
額表示器33と、該残額表示器33に端数を表示させる
端数表示スイッチ34と、玉貸カードを挿入するカード
挿入口35とが表面側に臨むように設けられている。
【0014】また、図示しないがカード挿入口35の背
面には、挿入された玉貸カードを取り込んだり排出した
り、あるいはカードに記録される情報を読み出したり書
き込んだりするカード駆動装置36(図4のブロック図
に表示)が内蔵されている。上記したうち、残額表示器
33は、3つの7セグメントLEDで構成され、例え
ば、100円単位で残額が表示される。したがって、例
えば、残額が5400円のときは、「54」と表示され
るが、仮に100円以下の端数が残存しているときに
は、端数表示スイッチ34を操作することにより残額表
示器33にその端数が表示されるようになっている。な
お、残額表示器33(上皿10に設けられる残額表示器
11も同様)を3つ以上の7セグメントLEDで構成し
て端数を含めたすべての残額を表示させるようにしても
よい。
【0015】一方、カードユニット装置30の裏面に
は、図1に示すようにカードユニット装置30を制御す
るカードユニット制御基板37が設けられている。この
カードユニット制御基板37には、後述するマイクロコ
ンピュータ50を含む制御回路が形成されている。ま
た、カードユニット制御基板37と前記賞品玉排出制御
基板28、及び遊技場に設置されるホール・コンピュー
タ(以下、H・Cと略称する)との間で必要な信号や情
報のやり取りが行われている。
【0016】以上説明した構成のうち、パチンコ機1の
裏面に設けられる賞品玉排出装置22と、カードユニッ
ト装置30とは、本実施例の要部を構成する貸玉排出装
置を構成するが、上記したように、賞品玉排出装置22
は、賞品玉排出制御基板28に形成される制御回路によ
って制御され、カードユニット装置30は、カードユニ
ット制御基板37に形成される制御回路によって制御さ
れる。
【0017】そこで、図4を参照して賞品玉排出制御基
板28、カードユニット制御基板37に形成される制御
回路について簡単に説明する。まず、賞品玉排出制御基
板28に形成される制御回路は、マイクロコンピュータ
40と入出力回路41とを含んで構成される。マイクロ
コンピュータ40は、プログラムが内蔵されるROMや
記憶領域を形成するRAM等を含んでいる。また、入出
力回路41には、検出回路42を介して第1入賞玉スイ
ッチ18、第2入賞玉スイッチ19、賞品玉確認スイッ
チ25、及び排出玉検出スイッチ26が接続されてそれ
ぞれの信号がマイクロコンピュータ40に入力され、駆
動回路43を介してモータ24が接続されてマイクロコ
ンピュータ40から駆動信号が与えられている。
【0018】一方、カードユニット制御基板37に形成
される制御回路も同様に、マイクロコンピュータ50と
入出力回路51とを含んで構成される。入出力回路51
には、検出回路52を介して玉貸スイッチ12、返却ス
イッチ13、端数表示スイッチ34が接続されてそれぞ
れの信号がマイクロコンピュータ50に入力され、駆動
回路53を介して残額表示器11、33が接続されてマ
イクロコンピュータ50から駆動信号が与えられ、駆動
回路54を介して使用可能ランプ31、カード挿入ラン
プ32が接続されてマイクロコンピュータ50から駆動
信号が与えられている。また、入出力回路51には、検
出駆動回路55を介してカード駆動装置36が接続され
ており、投入された玉貸カードに記録される情報信号等
をマイクロコンピュータ50との間でやり取りしてい
る。更に、入出力回路51は、前記入出力回路41やホ
ールコンピュータ(以下、H・Cと略称する)と電気的
に接続され、相互のコンピュータ間で必要な情報信号等
をやり取りするようになっている。
【0019】次に、上記したマイクロコンピュータ4
0、50によって制御される動作について説明する。ま
ず、図5及び図6を参照して、カードユニット制御基板
37のマイクロコンピュータ50によって制御される制
御動作について説明する。図5及び図6は、定時間外部
割り込み信号が導出される毎に実行されるメインルーチ
ンを示す。まず、ステップ100において、パチンコ機
1が正常に稼働している旨の信号がマイクロコンピュー
タ40から導出されているか否かが判定され、導出され
ていなければ、ステップ102で残額表示器11、33
にエラーメッセージを表示してメインルーチンを終了す
る。これにより、玉貸カードによる玉貸動作が行われな
いことを遊技者に報知する。
【0020】一方、パチンコ機1が正常であると判定さ
れたときには、ステップ104でカード挿入口35に玉
貸カードが投入されたか否かが判定され、投入されてい
なければ、メインルーチンを終了し、投入されていれ
ば、ステップ106で玉貸カード内に記録されている金
額情報をメモリMに記憶する。そして、その後、ステッ
プ108で排出要求信号が導出中であるか否か、即ち、
状態フラグF=1であるか否かが判定され、導出中であ
れば、後述するステップ116へ移行する。また、排出
要求信号が導出中でない場合には、ステップ110で玉
貸スイッチ12がONしたか否か、即ち、遊技者が玉貸
スイッチ12を操作したか否かが判定され、操作してい
ない場合には、後述するステップ126へ移行する。
【0021】また、玉貸スイッチ12が操作されたと判
定されたときには、ステップ112でメモリMの値が0
より大きいか否か(残額があるか否か)が判定され、0
以下であれば残額がないと判定されて後述するステップ
126へ移行し、0より大きければ、ステップ114で
排出要求信号が導出されて、その状態フラグFが1に設
定される。この排出要求信号は、玉貸スイッチ12の操
作に基づくすべての貸玉が排出されるまで継続されるこ
とになる。
【0022】しかして、ステップ116で排出終了信号
があるか否かが判定される。この排出終了信号は、前記
賞品玉排出制御基板28のマイクロコンピュータ40か
ら伝送されるもので、最小単位の金額(例えば、100
円)に相当する貸玉が賞品玉排出装置22によって排出
されたときに導出されるものである。したがって、貸玉
の排出動作中には、ステップ116、126、128、
130、100〜108、116(排出動作中に返却ス
イッチ13を操作した場合)、又はステップ116、1
26、128、134、100〜108、116(排出
動作中に返却スイッチ13を操作しない場合)の処理を
繰り返す。
【0023】ステップ116でYESと判定された場合
には、ステップ118で、まずメモリMの値から最小単
位の金額が減算され、H・Cにカード情報(例えば、カ
ードの固有番号;必要ない場合もある)や売上情報が伝
送され、カードに記録される金額情報から最小単位の金
額を減算すべくカードの金額情報の書換が行われ、更
に、排出回数カウンタ(CT)の値Cが更新される。こ
の排出回数CTは、カードユニット制御基板37に設け
られる設定器(例えば、ディップスイッチで構成され
る)によって設定された数aを計数するもので、例え
ば、1回の玉貸スイッチ12の操作によって300円分
の貸玉を排出させる場合には、「a=3」が設定され
る。なお、本実施例においては、設定器をカードユニッ
ト制御基板37に一体的に形成して遊技場側で設定する
例を説明したが、例えば、設定器をカードユニット装置
30の表側に設けて、遊技者が設定できるようにしても
よい。
【0024】次のステップ120では、減算されたメモ
リMの値が0より大きいか否かが判定され、大きくない
場合、即ちメモリMの値が0のときには、残額がないこ
とを意味するので次のステップ122を飛ばしてステッ
プ124へ移行し、0より大きい場合には、ステップ1
22で排出回数CTの値Cが前記した設定値aよりも小
さいか否かが判定される。排出回数CTの値Cが設定値
aよりも小さいときには、未だ、玉貸スイッチ12の1
回の操作に基づくすべての貸玉を排出していないことを
意味するので、前記ステップ114に戻って、再度1つ
の排出要求信号に基づく貸玉の排出動作を繰り返す。
【0025】一方、排出回数CTの値Cが設定値a以上
となったときは、玉貸スイッチ12の1回の操作に基づ
くすべての貸玉の排出動作が終了したことを意味するの
で、ステップ124で状態フラグFの値を0にし、排出
回数CTの値Cを0にする。その後、ステップ126で
残額表示器11、33にメモリMの値を表示して、残額
を遊技者に報知する。
【0026】更に、次のステップ128では、遊技者が
返却スイッチ13を操作したか否かが判定され、返却ス
イッチ13が操作されたときには、ステップ130で排
出要求信号導出中であるか否か、即ち、状態フラグF=
1であるか否かが判定され、排出要求信号が導出中であ
れば、ステップ132の処理が行われず、導出中でない
ときに、ステップ132でカードの返却指令が導出され
る。つまり、ステップ128〜132は、返却スイッチ
13を操作したときに、貸玉の排出動作が行われている
場合に、その返却操作を無効とすることを意味してい
る。
【0027】一方、本実施例においては、返却スイッチ
13が操作されないときでも玉貸カードが返却されるよ
うになっている。即ち、ステップ134でメモリMの値
が0より大きくない、つまり、残額がないと判定された
場合には、ステップ132へ移行してカードの返却動作
が実行される。
【0028】次に、図7及び図8を参照して、賞品玉排
出制御基板28のマイクロコンピュータ40によって制
御される制御動作について説明する。図7及び図8は、
定時間外部割り込み信号が導出される毎に実行されるメ
インルーチンを示す。まず、ステップ200でタイマT
の更新処理が行われ、ステップ202でスイッチ群(第
1入賞玉スイッチ18、第2入賞玉スイッチ19、排出
玉検出スイッチ26)の状態信号が読み込まれる。しか
して、ステップ204、208、212で各信号状態が
有るか否かが判断され、信号がある時にのみ、各カウン
タを更新する。具体的には、第1入賞玉SW18からの
信号があるときには、ステップ206で第1入賞玉カウ
ンタC1の値が1づつ更新され、第2入賞玉SW19か
らの信号があるときには、ステップ210で第2入賞玉
カウンタC2の値が1づつ更新され、排出玉検出SW2
6からの信号があるときには、ステップ214で排出玉
カウンタDの値が1づつ更新される。
【0029】次に、ステップ216でカードユニット制
御基板37からの貸玉の排出要求信号が読み込まれる。
しかして、ステップ218で排出要求信号があると判定
されたときには、ステップ220で貸出フラグAがセッ
トされる。
【0030】以下のステップ222〜ステップ262
は、各状態に応じた処理ステップである。そこで、各状
態に分けて説明する。 (1)貸玉の排出要求があったとき 遊技者が貸出玉を借り受けるべく玉貸スイッチ12を操
作したときには、前記ステップ220で貸出フラグAが
セットされる。しかして、貸出フラグAがセットされて
いる場合には、ステップ226でYesと判断されて、
次のステップ228で設定数Xが25に設定される。そ
の後、ステップ242でモータ(以下、Moと略称す
る)フラグがセットされると共に、状態フラグFの値を
1に設定する。その後、ステップ244で排出玉カウン
タDの値が前記ステップ228で設定したXに達したと
判定されるまでステップ244、260、264、20
0〜222、244、・・・の処理を繰り返す。この場
合、ステップ260においては、Moフラグがセットさ
れているので、YESと判定されてステップ264へ進
んでMo24を駆動し、スプロケット23が回転して貸
玉を排出していることになる。
【0031】一方、前記ステップ244で排出玉カウン
タDの値が設定数Xに達したと判断されたときには、ス
テップ246でMoフラグがリセットされる。その後、
ステップ248で貸出フラグAがセットされていると判
定され、ステップ250で排出終了信号がカードユニッ
ト制御基板37のマイクロコンピュータ50に向けて導
出されると共に、貸出フラグAがリセットされる。次い
で、ステップ252で排出玉カウンタDがクリアされ、
ステップ254でインターバルタイマT(例えば、1
秒)がセットされると共に、状態フラグFが2に設定さ
れる。その後、ステップ256でインターバルタイマT
がタイムアップしたと判定されるまでステップ256、
260、262、200〜224、256、・・・の処
理を繰り返す。この場合、ステップ260においては、
Moフラグがリセットされているので、NOと判定され
てステップ262に進んでMo24の駆動が停止され、
スプロケット23の回転も停止して玉の排出が行われな
い状態となっている。
【0032】また、ステップ256でタイマTがタイム
アップしたと判定されたときには、ステップ258で状
態フラグFが0に設定され、その後、ステップ260、
262と進んでメインルーチンを終了する。なお、前記
ステップ250で貸出フラグAがリセットされても、1
回の玉貸スイッチ12の操作によって規定された金額分
の貸玉が排出されるまでは、繰り返して排出要求信号が
導出されているので、未だ規定された金額分の貸玉が排
出されていないときには、前記ステップ220で貸出フ
ラグAが直ちにセットされ、再度上記した処理を繰り返
して最小金額単位に相当する貸玉を排出する。
【0033】(2)入賞玉があったときの処理 入賞玉が発生したときには、前記したステップ206又
はステップ210で各入賞玉カウンタC1、C2の値が
1づつ更新される。そして、図8に示すように、排出要
求信号がなく且つステップ230又はステップ236で
各入賞カウンタの値が1以上であると判断されたときに
以下の処理をする。まず、ステップ230で第1入賞玉
カウンタC1の値が1以上であると判断されたときに
は、ステップ232で排出数Xが7に設定される。その
後、ステップ234で第1入賞玉カウンタC1の値が
「1」減算される。一方、ステップ236で第2入賞玉
カウンタC2の値が1以上であると判断されたときに
は、ステップ238で排出数Xが15に設定される。そ
の後、ステップ240で第2入賞玉カウンタC2の値が
「1」減算される。
【0034】上記したステップ230〜ステップ234
又はステップ236〜ステップ240の処理が終了する
と、ステップ242でモータフラグがセットされると共
に、状態フラグFの値を1に設定する。その後、ステッ
プ244で排出玉カウンタDの値が前記ステップ232
又はステップ238で設定したXに達したと判定される
までステップ244、260、264、200〜22
2、244、・・・の処理を繰り返す。この場合、ステ
ップ260においては、Moフラグがセットされている
ので、YESと判定されてステップ264へ進んでMo
24を駆動し、スプロケット23が回転して賞品玉を排
出していることになる。
【0035】一方、前記ステップ244で排出玉カウン
タDの値が設定数Xに達したと判断されたときには、ス
テップ246でMoフラグがリセットされる。その後、
ステップ248で貸出フラグAがセットされていないと
判定され、ステップ252で排出玉カウンタDがクリア
され、ステップ254でインターバルタイマT(例え
ば、1秒)がセットされると共に、状態フラグFが2に
設定される。その後、ステップ256でインターバルタ
イマTがタイムアップしたと判定されるまでステップ2
56、260、262、200〜224、256、・・
・の処理を繰り返す。この場合、ステップ260におい
ては、Moフラグがリセットされているので、NOと判
定されてステップ262に進んでMo24の駆動が停止
され、スプロケット23の回転も停止して賞品玉の排出
が行われない状態となっている。
【0036】また、ステップ256でタイマTがタイム
アップしたと判定されたときには、ステップ258で状
態フラグFが0に設定され、その後、ステップ260、
262と進んでメインルーチンを終了する。なお、上記
した実施例では、貸玉の排出動作と賞品玉の排出動作と
では、貸玉の排出動作が優先されるように制御されるの
で、賞品玉の排出動作の途中に貸玉排出要求信号があっ
たときには、当該賞品玉の排出動作の終了後、貸玉排出
動作が実行されるようになっている。
【0037】以上、実施例に係る貸玉排出装置の構成及
び作用について説明してきたが、本実施例によれば、貸
玉を借り受ける際に操作する玉貸スイッチ12がパチン
コ機1の正面の上皿10に設けられるので、玉貸操作時
に遊技に集中しながら操作できると共に、貸出された玉
が賞品玉排出装置22から自動的にパチンコ機1の前面
に設けられる上皿10に排出されるため、貸玉をわざわ
ざ移動させる必要もなく、遊技への集中度を保持するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、貸玉を借り受ける際に操作する
玉貸スイッチが遊技機の上皿の上面に設けられるので、
玉貸操作時に遊技に集中しながら操作できると共に、貸
出された玉が賞品玉排出装置から自動的に遊技機の前面
に設けられる上皿に排出されるため、貸玉をわざわざ移
動させる必要もなく、遊技への集中度を保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る一対のパチンコ機とカードユニッ
ト装置の背面図である。
【図2】実施例に係る一対のパチンコ機とカードユニッ
ト装置の正面図である。
【図3】実施例に係るパチンコ機とカードユニット装置
を列設した状態を示す正面図である。
【図4】カードユニット制御基板に形成される制御回路
と賞品玉排出制御基板に形成される制御回路との関係を
示すブロック図である。
【図5】カードユニット制御基板に形成される制御回路
の動作手順の一部を示すフローチャートである。
【図6】カードユニット制御基板に形成される制御回路
の動作手順の一部を示すフローチャートである。
【図7】賞品玉排出制御基板に形成される制御回路の処
理手順の一部を示すフローチャートである。
【図8】賞品玉排出制御基板に形成される制御回路の処
理手順の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 10 上皿 12 玉貸スイッチ 22 賞品玉排出装置 30 カードユニット装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機で遊技するための貸玉を排出する
    貸玉排出装置において、 該貸玉排出装置は、前記遊技機毎に固定的に設けられ且
    つ所定の賞態様に応じて賞品玉を遊技機前面に設けられ
    る上皿に排出する賞品玉排出装置と、前記遊技機に対応
    して分離可能に隣接され且つ金額情報が記録された玉貸
    カードを投入することができるカードユニット装置と、
    から構成され、 前記遊技機には、前記上皿の上面に設けられて遊技者に
    よって操作され且つ前記カードユニット装置に投入され
    た玉貸カードに記録された金額情報の範囲内で予め定め
    られた金額単位に相当する貸玉を排出するための玉貸ス
    イッチを設け、 該玉貸スイッチの操作に基づいて前記賞品玉排出装置を
    駆動して貸玉を排出するようにしたことを特徴とする遊
    技機における貸玉排出装置。
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