JPH08308982A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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Publication number
JPH08308982A
JPH08308982A JP11603695A JP11603695A JPH08308982A JP H08308982 A JPH08308982 A JP H08308982A JP 11603695 A JP11603695 A JP 11603695A JP 11603695 A JP11603695 A JP 11603695A JP H08308982 A JPH08308982 A JP H08308982A
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JP
Japan
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ball
balls
payout
pachinko machine
counting
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Pending
Application number
JP11603695A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Honma
正宏 本間
Takeshi Oba
毅 大庭
Toshio Ohashi
利男 大橋
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ機の設置費用を低減しかつ景品交換
作業を容易に行いうる玉供給および出玉管理システムを
備えた「パチンコ機」を提供する。 【構成】 入賞玉、外れ玉、出玉を玉貯留皿37に貯留
し、その中の玉を玉供給装置39によって上部の玉供給
皿5に持ち上げることにより、玉の循環をパチンコ台の
内部で行う。また、3つの玉センサ48、49、50を
設け、それらの計数値から現在の出玉数を計算し、表示
する。遊技終了時には、出玉数を紙にプリントアウト
し、これによって景品交換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機に係り、特
にそのパチンコ玉の供給および出玉の管理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なパチンコ機は、概略、図
12および図13に示すように構成されている。図12
は全体的なパチンコ玉の流れを示すシステム構成図、図
13は各パチンコ台の概略構成図である。
【0003】まず、従来のパチンコ機においては、パチ
ンコ玉(以下、単に玉という。)の各台への供給は、図
12に示すように、複数のパチンコ台1a、1b、1c
等に共通の設備を設け、その設備の中を循環させること
によって行われている。すなわち、玉洗浄器2によって
洗浄されたパチンコ玉は玉持上げ器3によって各台に共
通の玉供給レール4に誘導され、この玉供給レール4を
介して各パチンコ台1a〜c等に供給される。各パチン
コ台1a〜c等に供給された玉は内部の玉供給皿5にそ
れぞれ貯留される。その後、各パチンコ台1a〜c等の
内部を通過した玉(入賞玉および外れ玉)は各台の下部
に設置された各台に共通の玉排出レール6に排出され、
この玉排出レール6を介して玉洗浄器2に集められる。
なお、「7」は各パチンコ台1a〜c等にそれぞれ設置
された玉貸出機である。
【0004】次に、図13を参照して各パチンコ台1の
内部の玉の流れを簡単に説明する。玉供給レール4から
各パチンコ台1に供給された玉は玉供給皿5に貯留さ
れ、玉計数装置8に送られる。遊技を開始する前に遊技
者によって玉貸出機7が操作されると、投入金額に応じ
た個数の玉が玉貸出機7から貸し出され、上皿10に供
給される。遊技を開始し電動ハンドル11が操作される
と、ハンマー12によって上皿10内の玉が玉射出ガイ
ド13に沿って遊技盤14上に発射される。発射に失敗
した玉は下皿賞球口15から下皿16に送られるが、成
功した玉は複数の入賞口17のいずれか1つまたは外れ
玉排出口18に入る。入賞口17に入った玉は賞球数に
応じて内部通路が異なる入賞玉貯留皿19を介して入賞
玉検知器20に送られた後、玉排出レール6に排出され
る。入賞玉検知器20は玉計数装置8とリンクで連結さ
れており、その都度、入賞に応じた個数の玉が玉計数装
置8から上皿賞球口9を経て上皿10に供給される。大
当たりの場合や入賞回数が多い場合など賞球数が非常に
多い場合には、賞球振分け機構21により、上皿賞球口
9に入れないあふれた玉は別の通路を通って下皿賞球口
15に導かれる。他方、外れ玉は外れ玉排出口18に入
って直接玉排出レール6に排出される。大当たりや大量
の入賞などにより上皿10が一杯になると、遊技者は、
排出レバー22を操作して上皿10の玉を下皿16に移
動させる。このとき、下皿16にも玉が一定以上たまる
と、オーバーフローを防止するため、玉の発射が自動的
に停止するようになっている。そこで、遊技者は、さら
に下皿16の排出レバー23を操作して玉を所定の箱
(いわゆるドル箱)24に貯留させる。また、遊技を終
了して景品交換を行う場合にも各排出レバー22、23
を操作してすべての持ち玉をドル箱24に移す。このド
ル箱24の個数によって当該パチンコ台1の出玉状況が
把握される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパチンコ機にあっては、玉の供給について、
複数のパチンコ台1a〜c等に対する玉の供給を共通の
システムで行うため、各台に共通の玉供給レール4や玉
排出レール6など、大掛かりな設備が必要であり、こう
した設備に多額の費用がかかる。また、このように大掛
かりな玉供給システムであるため、複数のパチンコ台1
のそれぞれに少なくとも必要十分なだけの玉数を供給す
るためには多量の玉をシステム内で循環させなければな
らない。さらに、このように設備自体が大掛かりである
上多量のパチンコ玉を必要とするため、パチンコ遊技場
の床の耐荷重もかなり必要であり、建物自体のコストア
ップの原因ともなっている。したがって、従来のシステ
ムにあっては、パチンコ機を設置する際にその設備や建
物に多額の投資を必要とする。
【0006】また、出玉の管理については、遊技を終了
した時に持ち玉をすべてドル箱24に移してから専用の
玉カウンタによって玉数を計数するので、遊技を終えて
景品交換を行う遊技者はいちいち玉カウンタの設置場所
までドル箱24を運ばなくてはならない。したがって、
ドル箱24の数が多い場合には、特に女性や老人は多数
のドル箱24の運搬に苦労することになる。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、パチンコ機の設置費用を低
減しかつ景品交換作業を容易に行いうる玉供給および出
玉管理システムを備えたパチンコ機を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、発射装置により盤面上に発
射される発射玉を貯留する発射玉貯留手段と、前記発射
玉貯留手段に発射玉を供給する発射玉供給手段と、前記
盤面上に発射された玉を回収する玉回収手段と、前記玉
回収手段によって回収された玉を貯留する回収玉貯留手
段と、前記発射玉貯留手段に貯留されている玉を前記回
収玉貯留手段に排出する玉排出手段と、前記回収玉貯留
手段に貯留されている玉を前記発射玉供給手段に補給す
る玉補給手段とを有することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
のパチンコ機において、前記発射玉供給手段から前記発
射玉貯留手段に供給される玉数を計数する第1計数手段
と、前記玉回収手段から前記回収玉貯留手段に送られる
玉数を計数する第2計数手段と、前記第1計数手段の出
力と前記第2計数手段の出力とにより、出玉数を演算す
る出玉数演算手段と、前記出玉数演算手段の結果を表示
する出玉数表示手段とを有することを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
のパチンコ機において、前記玉排出手段から前記回収玉
貯留手段に送られる玉数を計数する第3計数手段と、前
記第3計数手段の出力により、前記出玉数演算手段の結
果を補正する補正手段とを有することを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、上記請求項2また
は3記載のパチンコ機において、前記出玉数演算手段の
結果により、当該機の出玉状況を演算する出玉状況演算
手段と、前記出玉状況演算手段の結果を表示する出玉状
況表示手段とを有することを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、上記請求項2、
3、または4記載のパチンコ機において、前記出玉数演
算手段の結果を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の内
容を所定の記憶媒体に書き込んで出力する出力手段とを
有することを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、上記請求項5記載
のパチンコ機において、前記記憶媒体は紙であることを
特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、上記請求項2〜6
のいずれか1つに記載のパチンコ機において、前記発射
玉貯留手段に発射玉がなくなったときに、前記出玉数表
示手段に表示されている玉数以内の発射玉を前記発射玉
貯留手段に供給するよう、前記発射玉供給手段および玉
補給手段を制御する制御手段を有することを特徴とす
る。
【0015】
【作用】このように構成された請求項1記載の発明にあ
っては、発射玉貯留手段は発射装置により盤面上に発射
される発射玉を貯留し、発射玉供給手段は発射玉貯留手
段に発射玉を供給する。発射玉貯留手段から発射装置に
より盤面上に発射された玉は入賞玉または外れ玉として
玉回収手段によって回収される。玉回収手段によって回
収された玉は回収玉貯留手段に貯留される。他方、発射
されないまま発射玉貯留手段に貯留されている玉は玉排
出手段によって回収玉貯留手段に排出される。玉補給手
段は、回収玉貯留手段に貯留されている玉を発射玉供給
手段に補給する。これにより、玉は機内を循環すること
になる。
【0016】請求項2記載の発明にあっては、第1計数
手段は発射玉供給手段から発射玉貯留手段に供給される
玉数を計数し、第2計数手段は玉回収手段から回収玉貯
留手段に送られる玉数を計数する。出玉数演算手段は、
第1計数手段の出力と第2計数手段の出力とにより、出
玉数を演算する。出玉数表示手段は出玉数演算手段の結
果を表示する。これにより、現在の出玉数が遊技者に提
示される。
【0017】請求項3記載の発明にあっては、第3計数
手段は玉排出手段から回収玉貯留手段に送られる玉数を
計数する。補正手段は、第3計数手段の出力により、出
玉数演算手段の結果を補正する。この補正結果は出玉数
表示手段によって表示される。これにより、より正確な
現在の出玉数が提示される。
【0018】請求項4記載の発明にあっては、出玉状況
演算手段は、出玉数演算手段の結果により、当該機の出
玉状況を演算し、出玉状況表示手段は出玉状況演算手段
の結果を表示する。これにより、当該機の出玉状況が提
示される。
【0019】請求項5記載の発明にあっては、出玉数演
算手段の結果(出玉数)は記憶手段に記憶されており、
出力手段は、指令を受けると、記憶手段の内容(現在の
出玉数)を所定の記憶媒体に書き込んで出力する。遊技
者はこの出力された記憶媒体によって景品交換を行う。
【0020】請求項6記載の発明にあっては、記憶媒体
を紙で構成したので、プリントアウトされた紙によって
景品交換がなされる。
【0021】請求項7記載の発明にあっては、制御手段
は、発射玉貯留手段に発射玉がなくなったときに、出玉
数表示手段に表示されている玉数以内の発射玉を発射玉
貯留手段に供給するよう、発射玉供給手段および玉補給
手段を制御する。これにより、遊技者は、発射玉貯留手
段に発射玉がなくなると持ち玉(出玉)の範囲内で発射
玉の供給が受けられる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例によるパチンコ機の外観
を示す模式図、図2はその内部の構造を示す模式図であ
る。なお、図12および図13と共通する部分には同一
の符号を付している。このパチンコ機においては、パチ
ンコ玉の供給は各パチンコ台30の内部で玉を循環させ
ることによって行われる。すなわち、各パチンコ台30
への玉の供給はそれぞれ他から独立して行われ、玉の循
環は各台の内部にとどまるように構成されている。
【0023】まず、このパチンコ機の外観は、図1に示
すように、従来の一般的なパチンコ台(図13参照)と
ほぼ同じであって、遊技盤14と電動ハンドル11と上
皿10と下皿16を有している。遊技盤14の面上には
複数の入賞口17、外れ玉排出口18、表示部25、お
よび図示しない玉誘導装置が設けられている。遊技者に
よって電動ハンドル11が操作されると、ハンマー12
によって上皿10内の玉が玉射出ガイド13に沿って遊
技盤14上に発射される。上皿10には上皿賞球口9が
設けられ、下皿16には下皿賞球口15が設けられてい
る。上皿10と下皿16への玉の供給はそれぞれ上皿賞
球口9および下皿賞球口15から行われる。また、上皿
10と下皿16には玉を排出するための排出レバー2
2、23がそれぞれ設けられている。各排出レバー2
2、23は遊技者によって手動で操作される。上皿10
の排出レバー22を操作すると、上皿10の玉がレール
26を通って下皿賞球口15から下皿16内に導かれ
る。下皿16の排出レバー23を操作すると、下皿16
の玉が後述する玉貯留皿に導かれる。また、パチンコ機
30には玉貸出機7が設けられている。玉貸出機7には
操作部と現金投入口および/またはプリペイドカード挿
入口(共に図示せず)が設けられており、現金またはプ
リペイドカードを前記投入口または挿入口に投入または
挿入し操作部を操作することによって、投入金額または
指定金額に相当する個数の玉が上皿10に供給されるよ
うになっている。なお、本実施例では、下皿16を設け
ているが、これは従来のパチンコ台の構造をできるだけ
踏襲するようにしたためであって、下皿はなくてもよ
い。
【0024】また、このパチンコ機30には出玉の管理
を行う出玉管理装置31が設けられている。この出玉管
理装置31には、発射しうる持ち玉数(出玉数)を表示
する玉数表示部32と、上皿10に玉の補給を受けるた
めの玉供給ボタン33と、遊技を終了する際に操作する
終了ボタン34と、遊技終了時の出玉数を記録した記録
媒体(たとえば、紙、磁気カードなど)を排出する記録
媒体取出口35とが設けられている。この出玉管理装置
31の機能的な構成および動作については後述する。こ
こでは、記録媒体として紙を例にとって説明するので、
終了ボタン34はプリントボタン、記録媒体取出口35
は紙取出口と呼ぶことにする。
【0025】さらに、このパチンコ機30には当該パチ
ンコ台の出玉状況を表示する出玉表示部36が設けられ
ている。この出玉表示部36は、たとえば、パチンコ機
30の右側上部に設けられている。この出玉表示部36
は、従来ドル箱の個数によって把握されていた出玉状況
を遊技者以外の者にも一目でわかるようにするためのも
のであって、たとえば、ドル箱の個数に相当する数を数
字またはランプの数で表現するように構成されている。
なお、ドル箱の個数に相当する数に限られず、出玉管理
装置31の玉数表示部32と同様、出玉数を直接表示す
るようにしてもよい。この出玉表示部36の表示も出玉
管理装置31によって制御される。
【0026】このパチンコ機30の内部構造は、図2に
示すとおりであって、上記したように玉の循環がパチン
コ台の内部だけで行われるように構成されている。すな
わち、このパチンコ機30は、上皿10に供給される玉
を貯留する上部に設けられた玉供給皿5と、玉供給皿5
からの供給を受けて玉の貸出しおよび入賞玉の供給を行
う玉計数装置8と、排出された入賞玉、外れ玉、持ち玉
を貯留する下部に設けられた玉貯留皿37と、下部の玉
貯留皿37にたまっている玉を上部の玉供給皿5に持ち
上げるモータ38を備えた玉供給装置39とを有してい
る。玉供給皿5にたまっている玉は玉送り用レール40
を通って玉計数装置8に補給される。玉送り用レール4
0の内部は、たとえば、図3の断面図に示すように、玉
供給皿5の補給口から玉計数装置8まで玉が詰まった状
態となっており、この状態で玉が送られる。玉計数装置
8から放出された玉は玉送り用レール41によって上皿
10の上皿賞球口9に導かれる。盤14上に発射され入
賞口17に入った玉(入賞玉)は、たとえば図4の断面
図に示すように賞球数(たとえば、7発と15発)によ
って内部通路が異なる入賞玉貯留皿19に送られ、ここ
を通って入賞玉検知器20に送られた後、玉収集レール
42に集められる。一方、盤14上に発射されて外れ玉
排出口18に入った玉(外れ玉)は直接玉収集レール4
2に集められる。玉収集レール42は玉貯留皿37に連
結されている。また、玉貯留皿37には下皿16内の玉
(上皿10から玉送り用レール26を介して下皿16に
移された玉も含む。)が玉送り用レール43を通って排
出される。本実施例では、従来のドル箱を廃止したた
め、玉貯留皿37を設け、出玉を上皿10から下皿16
を経由して玉貯留皿37にためておくのである。このよ
うに、玉貯留皿37にはすべての玉、すなわち、入賞
玉、外れ玉、持ち玉(後述するように外部から供給され
た玉を含む。)が玉収集レール42および玉送り用レー
ル43によって集められる。玉貯留皿37に集められた
玉は玉供給装置39によって上部の玉供給皿5に持ち上
げられる。玉の貸出しと入賞玉の供給は上部の玉供給皿
5から行うが、玉供給装置39を設けることによって下
部の玉貯留皿37からも玉を供給できるようになってい
る。なお、従来と同様、下皿16に玉が一定以上たまる
と、オーバーフローしないように自動的に玉の発射が停
止されるようになっている。この場合、遊技者は排出レ
バー23を手動で操作して、玉を下皿16から玉貯留皿
37に移動させることになる。
【0027】なお、発射装置は電動ハンドル11、発射
玉貯留手段は上皿10、発射玉供給手段は玉供給皿5、
玉計数手段8、および玉送り用レール40、41、玉回
収手段は入賞口17、外れ玉排出口18、入賞玉貯留皿
19、玉収集レール42、および玉送り用レール51、
52、回収玉貯留手段は玉貯留皿37、玉排出手段は玉
送り用レール43、玉補給手段は玉供給装置39によっ
てそれぞれ構成されている。
【0028】玉計数装置8の仕組みは、たとえば、図5
に示すとおりである。ここでは、賞球が7発と15発の
場合を例示している。同図(A)に示すように、賞球が
7発と15発の場合を実現するため、玉計数装置8の内
部には前後の各ゲート44a、44b、45a、45
b、46a、46bの間にそれぞれ7発の玉が2列、8
発の玉が1列用意されている。ゲート45と46は連動
して開閉する。各ゲート44〜46は入賞玉検知器20
からのリンクによって開閉される。たとえば、賞球が7
発の場合にはゲート44aが開いて7発の玉を放出し、
玉の放出が終わるとゲート44aを閉じるとともにゲー
ト44bを開いて7発の玉を補給し、次に備える。そし
て、補給が終わるとゲート44bを閉じる(図5(B)
参照)。また、賞球が15発の場合にはゲート45aと
ゲート46aが開き合わせて15発の玉を放出する。玉
の補給については上記と同様にして行われる。
【0029】図6は玉供給装置39の一例を示す部分断
面図である。この玉供給装置39は羽根付きベルト47
をモータ38で回して上下に搬送させることによって玉
貯留皿37内の玉を上部の玉供給皿5に持ち上げるよう
に構成されている。
【0030】本実施例では、出玉の管理を行うため、玉
送り用レール41と玉収集レール42と玉送り用レール
43にそれぞれ玉センサ48、49、50が取り付けら
れている。玉センサ48、49、50はレール41、4
2、43を通過する玉数を計数する機能を有している。
したがって、玉センサ48によって玉計数装置8から上
皿10に供給される玉数が計数され、玉センサ49によ
って盤14上に発射されて排出された玉数(入賞玉およ
び外れ玉の玉数)が計数され、玉センサ50によって下
皿16(および/または上皿10)内にある発射しうる
玉数(持ち玉の玉数)が計数される。また、上皿10の
排出レバー22と下皿16の排出レバー23にはこれら
が操作された(つまり、開かれた)ことを検出する後述
するレバー検出スイッチが取り付けられている。
【0031】なお、本実施例では、発射済みの玉数を計
数するために玉収集レール42に玉センサ49を取り付
けているが、これに限定されるわけではない。玉センサ
の増加が許容されれば、玉収集レール42に合流する前
の賞球排出レール51(入賞玉検知器20の上流と下流
のどちら側でもよい)と外れ玉排出レール52のそれぞ
れに玉センサを取り付けて各レール51、52を通過す
る玉数を独立に計数するようにしてもよい。もちろん、
賞球排出レールと外れ玉排出レールを直接それぞれ玉貯
留皿37に連結した場合には、それぞれのレールに玉セ
ンサを取り付ける必要がある。
【0032】また、本実施例では、説明を簡単にするた
めもあって、賞球振分け機構は設けていないが、従来と
同様(図13参照)、賞球振分け機構を設けてもよいこ
とはもちろんである。図7は賞球振分け機構の一例を示
す概略図である。同図に示すように、玉計数装置8から
放出された玉(たとえば、賞球)は通常は上皿賞球口9
に導かれるが、上皿10が一杯になり上皿賞球口9があ
ふれると、別の通路53を通って下皿16の下皿賞球口
15に導かれるようになっている。これにより、大当た
りや大量の入賞があった場合など賞球数が非常に多い場
合には、上皿賞球口9に入れないあふれた賞球は下皿賞
球口15から下皿16に供給されることになる。また、
このように賞球振分け機構を設けた場合、玉センサの設
置数を減らすため、玉センサ48は玉計数装置8と賞球
振分け機構の間に取り付けることが好ましい。もし玉セ
ンサの増加が許されれば、賞球振分け機構の上皿賞球口
9および下皿賞球口15への各通路に玉センサを取り付
けることも可能である。
【0033】図8は玉管理装置31を含む玉管理制御系
のブロック図である。本実施例では、上記のように従来
のドル箱を廃止して内部で玉を循環させる構成としたの
で、遊技者および他人(遊技者以外の者)に当該パチン
コ台の出玉状況を知らせる必要があり、そのため、本実
施例では、上記のように、使用しうる持ち玉数(出玉
数)を表示する玉数表示部32と、当該パチンコ台の出
玉状況をドル箱の数に相当する数で表示する出玉表示部
36とを設けている。図8に示す玉管理制御系はそうし
た出玉の表示を行うための制御系である。
【0034】この玉管理制御系はマイコンを内蔵した玉
管理装置31を有しており、この玉管理装置31は、あ
らかじめ記憶されたプログラムに従って各種の信号を入
力し所定の演算処理を行うCPU54を有している。こ
のCPU54には、入力側に、上皿10の排出レバー2
2が操作されたことを検出するレバー検出スイッチ55
と、下皿16の排出レバー23が操作されたことを検出
するレバー検出スイッチ56と、前記した各玉センサ4
8〜50と、前記玉供給ボタン33と、前記プリントボ
タン34とが接続され、出力側には、前記玉数表示部3
2と、CPU54で計算されRAM57に格納された出
玉数を紙に印刷して紙取出口35から出力する、つまり
プリントアウトするプリント部57と、前記出玉表示部
36とが接続されている。玉供給ボタン33は、たとえ
ば、上皿10に発射玉がない場合などに押され、これを
押すことによって、出玉管理装置31の玉数表示部32
に表示されている玉数だけ、玉計測装置8から玉送り用
レール41を介して上皿10に玉が供給されるようにな
っている。
【0035】なお、第1計数手段は玉センサ48、第2
計数手段は玉センサ49、第3計数手段は玉センサ5
0、出玉数表示手段は玉数表示部32、出玉状況表示手
段は出玉表示部36、出玉数演算手段、補正手段、出玉
状況演算手段、および制御手段はCPU54、記憶手段
はRAM57、出力手段はプリント部58によってそれ
ぞれ構成されている。
【0036】CPU54は各玉センサ48〜50からの
入力信号を基に出玉数を演算により計算するが、その原
理は次のとおりである。すなわち、玉センサ48を通過
した玉数をN1 、玉センサ49を通過した玉数をN2 、
玉センサ50を通過した玉数N3 とすると、基本的に
は、上皿10に供給された玉数から発射された玉数(入
賞玉と外れ玉の合計)を引き算すれば、上皿10および
/または下皿16にある未発射の玉数、つまり発射しう
る持ち玉の数と等しくなるはずであり、C=N1−N2
とすると、C=N3 が成立するはずである。そこで、原
則として、このC値を持ち玉数として玉数表示部32に
表示する。しかし、他人から玉をもらうなどして外部か
ら玉の供給を受けたりまたは他人に玉をあげるなどして
外部に玉を供給した場合には、必ずしも上記の関係は成
立せず、実際の持ち玉数は上皿10と下皿16にある玉
数を計数するしかない。これは、上皿10の排出レバー
22と下皿16の排出レバー23を共に操作して上皿1
0と下皿16に残っている玉数を玉センサ50で計数す
ることによって実現される。そこで、2つの排出レバー
22、23が操作された場合は、例外的に、玉センサ5
0の計数値(N3 )を持ち玉数として玉数表示部32に
表示する。したがって、遊技者が正確な持ち玉数を知り
たいときには、排出レバー22、23を操作して上皿1
0と下皿16にある玉をすべて排出すればよいことにな
る。なお、A値とN3 値との大小関係については、上記
のように、外部との玉の授受がなければA=N3 が成立
するが、外部から玉が供給された場合にはA<N3 とな
り、排出レバー22、23の操作によって(N3 −A)
分だけ多く表示されるように持ち玉数が補正され、ま
た、外部に玉を供給した場合にはA>N3 となり、排出
レバー22、23の操作によって(A−N3 )分だけ少
なく表示されるように持ち玉数が補正される。また、こ
のようにA値に代えてN3 値を表示することにより持ち
玉数の表示を補正すると、玉センサ48と49はリセッ
トされ、その後の各計数値N1 、N2 により得られるA
値を、次のN3 値の表示があるまで、現在の持ち玉数と
して表示するようになっている。
【0037】図9はCPU54を中心とした玉管理制御
系の動作を示すフローチャートである。電源が投入され
プログラムがスタートすると、CPU54は、玉センサ
48と玉センサ49の各計数値N1 、N2 をそれぞれ入
力し(ステップS1)、N1 値からN2 値を引き算して
C値を求める(ステップS2)。それから、レバー検出
スイッチ55、56からの信号により、上皿10の排出
レバー22と下皿16の排出レバー23が共に操作され
たかどうかを判断し(ステップS3)、NOであれば、
ステップS2で求めたC値を現在の持ち玉数として出玉
管理装置31の玉数表示部32に表示する(ステップS
4)。たとえば、玉貸出機7を操作して玉の貸出しを受
けた後で遊技を開始する前の段階においては、N2 値は
ゼロであるから、貸し出された玉数=N1 となり、N1
値が貸し出された玉数(現在の持ち玉数)として玉数表
示部32に表示される。これに対し、ステップS3の判
断の結果としてYESであれば、たとえば外部との間で
玉のやり取りがあるなどして遊技者が正確な持ち玉数を
知りたいと欲している場合であるので、玉センサ50の
計数値(N3 )を入力し(ステップS5)、このN3 値
を現在の持ち玉数として玉数表示部32に表示するとと
もに(ステップS6)、玉センサ48、49の各計測値
N1 、N2 をゼロにリセットする(ステップS7)。な
お、ステップS4またはステップS6で表示される玉数
は、CPU54のRAM57に記憶される。
【0038】ステップS4またはステップS6の処理が
終了すると、CPU54は、RAM57に記憶されてい
る現在の持ち玉数の値に基づいて、出玉状況を演算する
(ステップS8)。具体的には、たとえば、現在の持ち
玉数を従来のドル箱に入りうる玉数で割り、この結果に
適当な端数処理を施してドル箱の個数に相当する数を求
める。ステップS7の演算結果は上部の出玉表示部36
に数字またはランプ数の形で表示する(ステップS
9)。
【0039】それから、CPU54は、プリントボタン
34が押されたかどうかを判断し(ステップS10)、
NOであれば、遊技が継続中であるものと判断して、さ
らに、玉供給ボタン33が押されたかどうかを判断する
(ステップS11)。この判断の結果としてNOであれ
ばただちにステップS1に戻るが、YESであれば、た
とえば上皿10に発射玉がない場合であって遊技者が玉
の補給を欲している場合であるので、出玉管理装置31
の玉数表示部32に表示されている玉数から遊技者によ
り指示された玉数だけを上皿10に玉を供給することを
指令する玉供給信号を出力した後(ステップS12)、
ステップS1に戻る。
【0040】これに対し、ステップS10の判断の結果
としてYESであれば、遊技を終了するものと判断し
て、プリント部58に指示を出し、出玉管理装置31の
玉数表示部32に表示されている玉数、つまりCPU5
4のRAM57に記憶されている現在の持ち玉数を紙に
プリントアウトさせる(ステップS13)。遊技終了時
には、遊技者によって上皿10の排出レバー22と下皿
16の排出レバー23が操作されて上皿10と下皿16
に残っている玉がすべて排出され、玉センサ50で計数
されるので、ステップS6で表示された持ち玉数がプリ
ントアウトされることになる。
【0041】なお、本実施例では、上皿10の排出レバ
ー22と下皿16の排出レバー23が共に操作された場
合にN3 値を現在の持ち玉数として玉数表示部32に表
示するようにしているが、これは正確な持ち玉数を知り
たいという遊技者の意思を確認するためであって、これ
に限定されるわけではない。たとえば、上皿10と下皿
16の各レバー検出スイッチ55、56を廃止し、とに
かく玉センサ50の出力N3 があるたびにA値に代えて
N3 値を持ち玉数として表示するようにしてもよい。こ
の場合、玉センサ50の出力N3 があるのは、少なくと
も下皿16の排出レバー23が操作されたときであり、
上皿10の排出レバー22の操作の有無を問わないの
で、上皿10に玉が残っているにもかかわらずその排出
レバー22が操作されなかったときには、玉センサ50
の計数値N3 は必ずしも現在の持ち玉数を正確に反映し
たものとはならない。
【0042】最後に、以上のように構成されたパチンコ
機の出玉管理の手順を図10と図11を参照しながら説
明しておく。ここで、図10は出玉管理の手順を示すフ
ローチャートであり、図11は玉の流れを示す図であ
る。まず、遊技者は玉貸出機7を操作して玉を借りる
(ステップS20)。これにより、玉貸出装置として機
能する玉計数装置8から投入金額または指定金額に相当
する個数の玉が玉送り用レール41を通って上皿10に
供給される(ステップS21)。供給された玉数は玉セ
ンサ48で計数され(N1 )、出玉管理装置31の玉数
表示部32に表示される(なお、このときの玉センサ4
9の計数値N2はゼロである)。
【0043】それから、遊技者は、電動ハンドル11を
操作して遊技を開始する(ステップS22)。電動ハン
ドル11が操作されると、ハンマー12によって上皿1
0内の玉が一つ一つ連続して玉射出ガイド13に沿って
発射される。発射に失敗した玉は下皿賞球口15から下
皿16に導かれる。
【0044】発射に成功し遊技盤14内に入った玉は、
選択的に入賞口17かまたは外れ玉として外れ玉排出口
18に入る(ステップS23)。玉が入賞口17に入る
と、その玉は入賞玉貯留皿19を経て入賞玉検知器20
に送られた後、玉収集レール42に排出され、ここを通
って玉貯留皿37に送られる。この間、入賞玉検知器2
0とリンクで結合された賞球計数装置として機能する玉
計数装置8から、入賞に応じた個数の玉が玉送り用レー
ル41を通って上皿賞球口9に導かれ上皿10に供給さ
れる。供給された賞球の玉数は玉センサ48で計数され
(N1 )、この情報は出玉管理装置31のCPU54に
送られる。大当たりした場合や入賞回数が多い場合には
大量の賞球が供給されることになる(ステップS2
4)。他方、外れ玉排出口18に入った外れ玉は玉送り
用レール52を通って玉収集レール42に排出され、こ
こを通って玉貯留皿37に送られる。玉収集レール42
を通過する玉数は玉センサ49で計数され(N2 )、こ
の情報は出玉管理装置31のCPU54に送られる。C
PU54は、玉センサ48、49からの各情報(N1 、
N2 )によりA(=N1 −N2 )値を求め、基本的にこ
のA値を玉数表示部32に表示する。また、出玉表示部
36に出玉状況を表示する。
【0045】遊技継続中に上皿10に玉がなくなれば、
遊技者は、出玉管理装置31の玉供給ボタン33を押す
ことにより、CPU54のRAM57に記憶されている
玉数(つまり、玉数表示部32に表示されている玉数)
から玉の供給を受けることができる(ステップS2
5)。このときの玉の供給は玉計数装置8から行われる
が、玉計数装置8への玉の供給は上部の玉供給皿5か
ら、または玉供給装置39によって下部の玉貯留皿37
からも行われる。なお、下皿16に玉があれば、遊技者
は、下皿16にある玉を手で上皿10に移すこともでき
る。
【0046】遊技を終了しない場合にはステップS23
以下の手順が繰り返されるが、遊技を終了する場合には
(ステップS26)、遊技者は、上皿10の排出レバー
22と下皿16の排出レバー23を操作して、上皿10
と下皿16に残っている玉をすべて玉送り用レール43
に排出し、玉センサ50を通過させてその玉数を計数さ
せる(N3 )。この情報は出玉管理装置31のCPU5
4に送られ、RAM57に記憶されるとともに玉数表示
部32に表示される。また、出玉状況も出玉表示部36
に表示される。その後、遊技者がプリントボタン34を
押すと、遊技の結果としての出玉数が紙にプリントアウ
トされる(ステップS27)。
【0047】遊技者は、このプリントアウトされた紙を
受け取り、景品交換の場所に持って行って、景品交換を
行う(ステップS28)。
【0048】したがって、本実施例によれば、発射され
た入賞玉および外れ玉、ならびに上皿10および下皿1
6にある出玉を玉貯留皿37にためておき、玉貯留皿3
7内の玉を玉供給装置39によって上部の玉供給皿5に
持ち上げるようにしたので、玉の循環がパチンコ台の内
部だけにとどまる。したがって、従来のように大掛かり
な玉の供給システムは不要となる。また、玉の循環が内
部で行われるため、各パチンコ台についてまさに1台分
の玉数で済むようになり、全体の玉数が大幅に低減され
る。このように大掛かりな設備を必要としない上全体の
玉数が少なくなるため、パチンコ遊技場の床の耐荷重も
従来より小さくて済み、建物自体のコストの低減につな
がる。したがって、パチンコ遊技場を開設するにあた
り、その設備や建物を含めて設置費用を大幅に低減する
ことができる。
【0049】また、大掛かりな設備が不要となることか
ら、1台でも遊技をすることができる。
【0050】また、本実施例によれば、従来のドル箱を
廃止し、景品交換時に玉数を計数するのではなく、出玉
管理装置31により出玉を表示するとともに遊技終了時
にそれをプリントアウトして景品交換を行うようにした
ので、従来のように大量の出玉が入ったドル箱を玉カウ
ンタの設置場所まで運ぶ必要がなくなり、単にプリント
アウトされた紙を持って行けばよいので、女性や老人で
も容易に景品交換を行うことができる。ドル箱などの出
玉を入れる箱の廃止によっても、その分のコストが低減
される。
【0051】また、ドル箱を廃止し、出玉を上皿10よ
り下皿16を経由して玉貯留皿37にためておくように
したので、従来のように出玉をドル箱に移して足元に積
み上げる必要がなくなり、そのための労力が省略される
ほか足元がすっきりする。
【0052】また、3つの玉センサ48、49、50を
設け、それらの計数値により出玉数を計算し、結果を表
示するようにしたので、遊技者は、従来知り得なかった
正確な出玉数を把握することができる。
【0053】また、上記のように出玉管理装置31によ
り玉の管理を行うため、大当たりおよび大量の入賞によ
る出玉を管理する従業員が不要となり、労務費の削減を
図ることができる。
【0054】さらに、本実施例では、出玉状況をパチン
コ台の上部に表示するようにしたので、従来ドル箱の個
数によって把握していた出玉状況を他人も一目で把握す
ることができるようになる。
【0055】また、上記のようにドル箱を廃止し玉を内
部で循環させる構成としたので、上皿10、下皿16、
および玉貯留皿37の玉を遊技者が触れる必要がなくな
り、手が汚れるということもなくなる。
【0056】また、本実施例は、玉貸出機7にプリペイ
ドカードを使用するタイプのパチンコ機にも適用可能で
ある。
【0057】なお、本実施例では、下皿16を設けてい
るが、これはなくてもよいことは前述したとおりであ
る。この場合には、上皿10から排出された玉は直接玉
貯留皿37に送られ、ここで貯留されることになる。
【0058】また、本実施例では、上皿10および下皿
16について外部との玉のやり取りが可能な構造となっ
ているが、これに限定されないことはもちろんである。
この場合には、外部との玉のやり取りを考慮しなくて済
むため、玉センサ48と49の計数値の差(N1 −N2
)は必ず上皿10および下皿16にとどまっている持
ち玉数と等しくなるので、玉センサ50は不要となる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、玉は機内を循環するようになるので、従来の
ように大規模な設備が不要となり、これ付随して全体の
玉数が少なくなったり建物コストが少なくて済むように
なることとも相俟って、設置費用が大幅に低減される。
【0060】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、従来知り得なかった現在の出玉
数が遊技者に提示されるので、利便性が大幅に向上す
る。
【0061】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加え、出玉数を補正して表示するの
で、遊技者はより正確な現在の出玉数を把握することが
可能となる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、請求項2ま
たは3記載の効果に加え、当該機の出玉状況を提示する
ので、出玉状況を他人も一目で把握することができる。
【0063】請求項5記載の発明によれば、請求項2、
3、または4記載の効果に加え、遊技者は出力された記
憶媒体によって景品交換を行うことができるので、従来
のように大量の出玉を運搬する必要がなくなり、女性や
老人でも容易に景品交換作業を行うことができる。
【0064】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の効果に加え、記憶媒体を紙で構成したので、プリン
トアウトされた紙によって景品交換がなされ、きわめて
簡便である。
【0065】請求項7記載の発明によれば、請求項2〜
6のいずれか1つに記載の発明の効果に加え、遊技者は
発射玉がなくなると持ち玉(出玉)の範囲内で発射玉の
供給が受けられるので、遊技を自分で継続して行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるパチンコ機の外観を
示す模式図
【図2】 図1のパチンコ機の内部の構造を示す模式図
【図3】 玉供給皿と玉計数装置の間の玉送り用レール
の内部の状態を示す断面図
【図4】 入賞玉貯留皿の内部の状態を示す断面図
【図5】 玉計数装置の仕組みを示す概略図
【図6】 玉供給装置の一例を示す部分断面図
【図7】 賞球振分け機構の一例を示す概略図
【図8】 玉管理制御系のブロック図
【図9】 玉管理制御系の動作を示すフローチャート
【図10】 出玉管理の手順を示すフローチャート
【図11】 玉の流れを示す図
【図12】 従来のパチンコ機の全体的なパチンコ玉の
流れを示すシステム構成図
【図13】 図12の各パチンコ台の概略構成図
【符号の説明】
5…玉供給皿(発射玉供給手段) 8…玉計数手段(発射玉供給手段) 10…上皿(発射玉貯留手段) 11…電動ハンドル(発射装置) 14…遊技盤 17…入賞口(玉回収手段) 18…外れ玉排出口(玉回収手段) 19…入賞玉貯留皿(玉回収手段) 20…入賞玉検知器 22、23…排出レバー 31…出玉管理装置 32…玉数表示部(出玉数表示手段) 33…玉供給ボタン 34…プリントボタン 35…紙取出口 36…出玉表示部(出玉状況表示手段) 37…玉貯留皿(回収玉貯留手段) 38…モータ 39…玉供給装置(玉補給手段) 40、41…玉送り用レール(発射玉供給手段) 42…玉収集レール(玉回収手段) 43…玉送り用レール(玉排出手段) 48…玉センサ(第1計数手段) 49…玉センサ(第2計数手段) 50…玉センサ(第3計数手段) 51、52…玉送り用レール(玉回収手段) 54…CPU(出玉数演算手段、補正手段、出玉状況演
算手段、制御手段) 55、56…レバー検出スイッチ 57…RAM(記憶手段) 58…プリント部(出力手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射装置(11)により盤(14)面上
    に発射される発射玉を貯留する発射玉貯留手段(10)
    と、 前記発射玉貯留手段(10)に発射玉を供給する発射玉
    供給手段(5、8、40、41)と、 前記盤(14)面上に発射された玉を回収する玉回収手
    段(17、18、19、51、52、42)と、 前記玉回収手段(17、18、19、51、52、4
    2)によって回収された玉を貯留する回収玉貯留手段
    (37)と、 前記発射玉貯留手段(10)に貯留されている玉を前記
    回収玉貯留手段(37)に排出する玉排出手段(43)
    と、 前記回収玉貯留手段(37)に貯留されている玉を前記
    発射玉供給手段(5)に補給する玉補給手段(39)
    と、 を有することを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記発射玉供給手段(8、41)から前
    記発射玉貯留手段(10)に供給される玉数を計数する
    第1計数手段(48)と、 前記玉回収手段(42)から前記回収玉貯留手段(3
    7)に送られる玉数を計数する第2計数手段(49)
    と、 前記第1計数手段(48)の出力と前記第2計数手段
    (49)の出力とにより、出玉数を演算する出玉数演算
    手段(54)と、 前記出玉数演算手段(54)の結果を表示する出玉数表
    示手段(32)と、 を有することを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記玉排出手段(43)から前記回収玉
    貯留手段(37)に送られる玉数を計数する第3計数手
    段(50)と、 前記第3計数手段(50)の出力により、前記出玉数演
    算手段(54)の結果を補正する補正手段(54)と、 を有することを特徴とする請求項2記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記出玉数演算手段(54)の結果によ
    り、当該機の出玉状況を演算する出玉状況演算手段(5
    4)と、 前記出玉状況演算手段(54)の結果を表示する出玉状
    況表示手段(36)と、 を有することを特徴とする請求項2または3記載のパチ
    ンコ機。
  5. 【請求項5】 前記出玉数演算手段(54)の結果を記
    憶する記憶手段(57)と、 前記記憶手段(57)の内容を所定の記憶媒体に書き込
    んで出力する出力手段(58)と、 を有することを特徴とする請求項2、3、または4記載
    のパチンコ機。
  6. 【請求項6】 前記記憶媒体は紙であることを特徴とす
    る請求項5記載のパチンコ機。
  7. 【請求項7】 前記発射球貯留手段(10)に発射玉が
    なくなったときに、前記出玉数表示手段(32)に表示
    されている玉数以内の発射玉を前記発射玉貯留手段(1
    0)に供給するよう、前記発射玉供給手段(8)および
    玉補給手段(39)を制御する制御手段(54)を有す
    ることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載
    のパチンコ機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001327661A (ja) * 2000-05-24 2001-11-27 Stance:Kk パチンコ遊戯装置
JP2002166037A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Oizumi Corp パチンコ玉還元機能付台間玉貸機
JP2007014507A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 P Shohin Kikaku:Kk 遊技機試験装置、玉貸し機制御装置、試験方法、並びに制御方法
JP2013081575A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Heiwa Corp 遊技機
JP2017038704A (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 豊丸産業株式会社 遊技機

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