JPH0871233A - 遊技設備 - Google Patents

遊技設備

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JPH0871233A
JPH0871233A JP21015294A JP21015294A JPH0871233A JP H0871233 A JPH0871233 A JP H0871233A JP 21015294 A JP21015294 A JP 21015294A JP 21015294 A JP21015294 A JP 21015294A JP H0871233 A JPH0871233 A JP H0871233A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾球遊技機が遊技状態にある場合、特定機能
装置が作動状態にある場合、また、遊技可能球がない場
合等に、遊技終了指令を不能化することを目的とする。 【構成】 供給皿21に遊技球や賞球を排出する球排出
装置と、遊技価値記録媒体が挿入される遊技価値記録媒
体挿入口69と、遊技球の排出指令を発する遊技球排出
操作手段70と、供給皿からの溢れ球を検出する溢れ球
検出手段58と、溢れ球数を預かり球数として表示する
預り球表示装置68と、預かり球の返却指令を発する預
かり球返却操作手段71と、供給皿上の球を溢れ球検出
装置を介して回収樋に流出せしめる遊技終了操作手段7
2と、預かり球数が可視表示された可視表示体を発行す
る可視表示体発行装置76と、遊技終了指令を不能化す
る遊技終了指令不能化手段(78)と、各装置の一連の
制御を行う制御手段78とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の弾球遊技機と、
これらの各弾球遊技機に対応して設けられた個別管理装
置とを有する遊技設備に関し、特に、遊技中の遊技者へ
の賞球の移動を減らし、かつ、遊技終了時には遊技者の
賞球の持ち運びをなくすようにした遊技設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記した遊技設備に関する技術
が、特公平5ー84196号公報にて提案されている。
この技術は、弾球遊技機に設けられている供給皿から溢
れ出る賞球を、溢れ球検出装置によって計数し、この計
数値を預かり球数として表示装置において表示するとと
もに、計数後の賞球を回収樋に回収することにより、弾
球遊技機の前面への払い出しを省略するようにしたもの
である。
【0003】そして、遊技者は、獲得した賞球数を前記
表示装置の表示によって確認し、また、必要に応じて返
却操作を行なうことにより、預かり球を適宜供給皿へ排
出させて遊技のための球を確保し、これによって遊技を
継続するようになっている。
【0004】また、遊技終了時点においては、実球の払
い出しを行なう代わりに、預かり球に係る球数を数字等
の可視情報として記録した可視表示体(たとえば、レシ
ートや表示機能を備えた磁気カードやICカード等)を
発行するようにしている。
【0005】したがって、この技術では、遊技中におい
ては、大量の賞球の発生があっても、この賞球が実際に
遊技者へ払い出されることがなくなり、これによって、
払い出された賞球を箱に移し替えるといった作業がなく
なる。また、遊技終了後においては、獲得した賞球が数
値情報として提供されるから、球を直接持ち運ぶ必要が
なくなる。したがって、遊技者においては実球の取り扱
いが少なくて済み、また、遊技店側においては、払い出
す実球が少なくなる分、遊技設備内を循環させる球数が
少なくなり、設備費の低減が図られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た提案の遊技設備においては、遊技終了操作手段に係る
遊技終了指令が発生された場合、この遊技終了指令に基
づく処理が、弾球遊技機の状態に拘わりなく実行されて
しまう。
【0007】たとえば、弾球遊技機において遊技が継続
して行なわれている状態、また、入賞による賞球の排出
中、遊技球の購入操作による貸球の排出中、預かり球返
却操作による返却排出中、溢れ球の検出最中等、弾球遊
技機が何等かの作動状態にある場合においても、遊技終
了指令が発せられて、その指令に基づく処理が実行され
てしまう。
【0008】そして、このように弾球遊技機が何等かの
作動状態にある場合において遊技終了指令に基づく処理
が実行されてしまうと、遊技終了操作後に、入賞球の発
生に伴う賞球の払い出しや溢れ球等が発生することがあ
り、遊技を終了させたにも拘わらず、弾球遊技機に遊技
のための球や預かり球が残ってしまう。このような残存
球を全て回収するには、さらに、遊技終了操作手段を操
作する必要があり、操作が煩雑であるばかりでなく、可
視表示体発行装置における可視表示体の発行が頻繁に行
なわれることとなる。また、一旦、遊技の終了操作を行
なうと、その時点で全ての球が排出されたものと考える
のが一般的であるため、終了操作を行ない、その処理が
完了した時点で弾球遊技機から離れてしまい、残存球の
取り残しが生じてしまうことも想定される。
【0009】一方、遊技中に誤って遊技終了操作手段を
操作してしまった場合においても、遊技終了処理が開始
されてしまうことから、遊技が強制的に中断させられて
しまうことも考えられる。
【0010】さらに、弾球遊技機中に球が全くない状態
で遊技終了操作手段が操作された場合においても、その
遊技終了処理が開始されてしまい、機器の無駄な作動を
招いてしまうという不具合もある。
【0011】本発明は、前述した事情に鑑み提案された
もので、弾球遊技機が遊技状態にある場合、または、特
定機能装置が作動状態にある場合、さらに、弾球遊技機
に球の保有に関する情報が全くない場合等において、遊
技終了指令を不能化することのできる遊技設備を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1に記載の遊技設備(1)は、
複数の弾球遊技機(2)と、これらの各弾球遊技機に対
応して設けられた個別管理装置(3)とを有する遊技設
備において、前記弾球遊技機の供給皿(21)に、遊技
に供するための遊技球および入賞に基づく賞球を排出可
能な球排出装置(11)と、前記個別管理装置に設けら
れて、遊技球を購入するための遊技価値情報が記録され
た遊技価値記録媒体が挿入される遊技価値記録媒体挿入
口(69)と、前記球排出装置に対し、前記遊技価値記
録媒体の価値範囲内で、遊技に供するための遊技球の排
出指令を発する遊技球排出操作手段(たとえば、遊技球
購入スイッチ70)と、前記弾球遊技機の供給皿から溢
れた球を検出する溢れ球検出装置(たとえば、溢れ球セ
ンサ39)と、この溢れ球検出装置によって検出された
球数を預かり球数として表示する預り球表示装置(たと
えば、液晶表示パネル68)と、前記球排出装置に対
し、預かり球数の範囲内で、預かり球の返却指令を発す
る預かり球返却操作手段(たとえば、預かり球返却スイ
ッチ71)と、遊技者の操作により、前記供給皿に貯留
されている球を前記溢れ球検出装置を介して回収樋に流
出せしめる遊技終了操作手段(たとえば、遊技終了スイ
ッチ72)と、前記預かり球数が可視表示された可視表
示体を発行する可視表示体発行装置(たとえば、レシー
ト発行機76)と、前記遊技終了操作手段の操作に係る
遊技終了指令を不能化する遊技終了指令不能化手段(た
とえば、制御手段78に設けられる)と、前記各装置の
一連の制御を行う制御手段(78)とを備えていること
を特徴とする。
【0013】本発明の請求項2に記載の遊技設備は、請
求項1において、遊技終了指令不能化手段は、弾球遊技
機での遊技が継続状態にあることを検出する遊技継続状
態検出手段(たとえば、溢れ球センサ39や発射装置4
0)を備え、この遊技継続状態検出手段からの検出出力
があることに基づいて遊技終了指令を不能化するように
なされていることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項3に記載の遊技設備は、請
求項1において、遊技終了指令不能化手段は、当該弾球
遊技機の特定機能装置(たとえば、球排出装置11、レ
シート発行機76等)が作動状態にあることを検出する
特定機能装置作動状態検出手段(たとえば、制御手段7
8に設けられる)を備え、この特定機能装置作動状態検
出手段からの検出出力があることに基づいて遊技終了指
令を不能化するようになされていることを特徴とする。
【0015】また、本発明の請求項4に記載の遊技設備
は、請求項1において、遊技終了不能化手段は、前記供
給皿に貯留された遊技可能球を検出する遊技可能球検出
装置(たとえば、第3の球検出センサ62)を備え、こ
の遊技可能球検出装置からの検出出力がなく、かつ、前
記預かり球表示装置における預かり球数がない状態にお
いて、遊技終了指令を不能化するようになされているこ
とを特徴とする。
【0016】さらに、本発明の請求項5に記載の遊技設
備は、請求項1ないし請求項4の何れかにおいて、可視
表示体発行装置は、前記遊技終了操作手段の操作に係る
遊技終了指令が可能化されていることを必要条件とし
て、可視表示体を発行するようになされていることを特
徴とする。
【0017】
【作用】本発明の請求項1に記載の遊技設備によれば、
個別管理装置に設けられている遊技価値記録媒体挿入口
に、遊技価値情報が記録されている遊技価値記録媒体
(例えば磁気カードやICカード等)を挿入して、遊技
球排出操作手段を操作すると、球排出装置から供給皿に
対し遊技に供するための遊技球が排出される。
【0018】このようにして排出された遊技球に基づき
遊技が開始され、この遊技において入賞が発生すると、
入賞信号発生手段から出力される入賞信号に基づいて、
前記球排出装置から供給皿に対し、入賞に基づく賞球が
排出される。
【0019】そして、前述した賞球の排出が継続して行
なわれて供給皿が賞球によって満杯となると、この供給
皿から賞球が溢れ出し(以降、これらの球を溢れ球と称
す)、これらの溢れ球が、溢れ球検出装置によって検出
・計数されるとともに、預かり球表示装置において、前
記計数値が預かり球数として加算表示される。したがっ
て、賞球の払い出し時における溢れ球は、弾球遊技機の
前面側に排出されることはなく、数値データとして預か
り球表示装置において表示される。また、逆に、供給皿
上の球が減ってきた際には、遊技者によって預かり球返
却操作手段が操作されることにより、預かり球表示装置
に表示されている預かり球数の範囲内で、前記球排出装
置から供給皿に、預かり球が、たとえば所定数宛に排出
され、この球による継続遊技が可能となる。
【0020】さらに、遊技を終了すべく、遊技者によっ
て遊技終了操作手段が操作されると、供給皿に貯留され
ている球が抜き取られるとともに、この抜き取り球が溢
れ球検出装置によって検出・計数され、溢れ球と同様
に、その計数値が預かり球表示装置において加算表示さ
れる。そして、前記預かり球表示装置に表示された球数
値が可視表示された、たとえば、レシートや磁気表示式
カード等の可視表示体が、可視表示体発行装置によって
発行され、遊技者は、この可視表示体により景品等との
交換が可能となる。
【0021】さらに、遊技終了指令不能化手段が機能す
ることにより、特定条件下での遊技終了処理の開始が阻
止される。
【0022】本発明の請求項2に記載の遊技設備によれ
ば、遊技継続状態検出手段によって、弾球遊技機の遊技
状態が検出されると、その検出信号に基づいて、遊技終
了指令不能化手段によって遊技終了指令が不能化され、
遊技中における遊技終了処理の開始が阻止される。
【0023】本発明の請求項3に記載の遊技設備によれ
ば、弾球遊技機に設けられている機器が作動状態にある
場合、特定機能装置作動状態検出手段によってその作動
状態が検出され、この検出信号に基づいて、遊技終了指
令不能化手段において遊技終了指令が不能化され、遊技
中における遊技終了処理の開始が阻止される。
【0024】また、本発明の請求項4に記載の遊技設備
によれば、供給皿に遊技可能球がない状態において、遊
技可能球検出装置からの検出信号が停止される。そし
て、この検出信号がない状態において、預かり球表示装
置において預かり球の残高が零である場合に、遊技終了
指令不能化手段によって遊技終了指令が不能化され、遊
技中における遊技終了処理の開始が阻止される。
【0025】さらに、本発明の請求項5に記載の遊技設
備によれば、遊技終了指令が可能化されている状態にお
いてのみ、可視表示体発行装置の作動が許可され、可視
表示体の発行が行なわれる。この結果、弾球遊技機が遊
技状態である場合や特定機能装置が作動状態である場合
には、可視表示体の発行が停止される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1および図2中、符号1は本実施例に
係わる遊技設備を示し、この遊技設備1は、弾球遊技機
2と、これらの各弾球遊技機2に対応して設けられた個
別管理装置3とを備え、かつ、これらの多数が並列的に
設置されて島設備Aを構成している。
【0027】この島設備Aにおいては、表面側の、前記
弾球遊技機2や個別管理装置3の下方にテーブル4が設
置されて、弾球遊技機2から排出される球を貯留するた
めの球箱5や小物を置くスペースが形成されている。
【0028】また、図2に示すように、前記島設備Aの
裏面側上部には、遊技球が順次送り込まれている球補給
樋6が設けられているとともに、下部には、前記各弾球
遊技機2から排出される遊技球を回収するための球回収
樋7が設けられている。
【0029】前記球補給樋6の、前記各弾球遊技機2と
対向する位置に分岐樋8が連設されており、この分岐樋
8を介して賞球を、前記弾球遊技機2の裏機構体Bの上
方に設置されている賞球タンク9へ供給するようになっ
ている。
【0030】また、前記賞球タンク9の下流側には、こ
の賞球タンク9から供給される賞球を整列させるととも
に、下流側に設けられている種々の機器へ球の供給をな
す誘導路としての整列樋10と、後述する球有無検出手
段42、および、排出球検出手段58とからなり、前記
賞球や購入球を計数して排出する球排出装置11が順次
設けられている。
【0031】前記弾球遊技機2は、図3に示すように、
矩形状に形成された後枠12と、この後枠12の前面に
一対のヒンジ13・14を介して回動自在に取付けられ
た前枠15とを備えており、まず、この前枠15の前面
側に取付けられた諸部材について説明する。
【0032】この前枠12の略中央部から上方には、前
枠12に取り付けられる遊技盤(図示略)の外周前方を
取り囲む矩形状の支持枠16が回動自在に取り付けられ
ており、この支持枠16には、前記遊技盤の前面に形成
される遊技領域Cを覆う透明板17が取付けられて、遊
技領域Cの透視を可能とするとともに、遊技領域C内に
発射される遊技球の飛び出しを防止するようになってい
る。また、前記遊技盤の遊技領域Cには、複数の入賞口
が形成されているとともに、これらの入賞口内に入賞し
た入賞球を検出する入賞信号発生手段(何れも図示略)
が設けられている。
【0033】また、前記支持枠16の下方には、この支
持枠16と同様に回動可能となされた開閉パネル18が
取り付けられ、この開閉パネル18の下方に前面パネル
19が一体に取り付けられている。そして、前記開閉パ
ネル18の前面には、球払い出し口20が形成されてい
るとともに、この球払い出し口20から払い出されて後
述する発射装置へ球を送り込まれる球を貯留する供給皿
21が取り付けられている。また、前記前面パネル19
の右側には、前記発射装置を作動させることにより、前
記供給皿21から供給される球を前記遊技領域Cへ向け
て発射する操作ダイヤル22が設けられ、中央部には、
前記供給皿21上に貯留されている球を抜き取る際に、
この抜き取られる球を、前述した球箱5へ案内するため
の抜き取り樋23が設けられ、さらに、左側には、灰皿
24が設けられている。
【0034】一方、前記供給皿21の上流側および下流
側の適宜位置には、供給皿21上の球の貯留量を検出す
るための貯留量検出手段としての第1の球検出センサー
25および第2の球検出センサー26が取り付けられ、
また、前記抜き取り樋23の下部には、その下方に球箱
5があるか否かの検出をなす球箱検出センサー27が取
り付けられている。
【0035】これらの第1および第2の球検出センサー
25・26には、フォトセンサーや近接スイッチ等の非
接触型のセンサーが用いられ、また、前記球箱検出セン
サー27には、前述の非接触型のセンサーや、球箱が接
触させられることによって作動させられるマイクロスイ
ッチ等の接触型のセンサーが用いられる。また、前記供
給皿21に、球の重量を受けて揺動させられる揺動片を
設置することが可能であるならば、前記第1および第2
の球検出センサー25・26にマイクロスイッチを用い
ることも可能である。
【0036】さらに、前記前枠15の上部には、遊技状
態等を表示するパイロットランプ28が設けられ、ま
た、前枠15の右側の辺には、当該前枠15および前記
支持枠16の開閉をなす施錠29が設けられている。
【0037】ついで、前記前枠15の裏面側に取り付け
られる諸部材について説明すれば、この前枠15の裏面
には、図4に示すように、前記球排出装置11の下流側
に連設された供給樋30が設けられており、この供給樋
30は、前記球払い出し口20へ連通させられていると
ともに、この球払い出し口20との連続部分よりも若干
上流側には、前記供給皿21の球の貯留が一杯になった
際に、余剰の球を前記回収樋7へ向けて案内する補助樋
31が連設されている。
【0038】また、前記補助樋31には、前記遊技領域
Cへ向けて発射された球が、遊技領域へ達せず、発射装
置側へ戻ってきた場合(以下、この球をファール球と称
す)に、このファール球を前記補助樋31を介して回収
樋7へ導くファール球排出口32が連通させられてい
る。さらに、この補助通路31には、前記供給皿21か
ら抜き取られた球が案内される球抜き樋33が連通させ
られ、この球抜き樋33の上流側の端部には球抜き口3
4が形成されており、この球抜き口34に、前記供給皿
21から発射装置へ球を1個ずつ送り込む球送り装置3
5が、連通および遮断が可能な状態で連設されている。
【0039】一方、前記球抜き樋33の、前記補助樋3
1との連続部分の近傍には、前記球抜き口34から抜き
出される球を、前記抜き取り樋23へ案内する排出樋3
6が連設されているとともに、前記球抜き樋33を、前
記補助樋31と排出樋36とに選択的に連通させる流路
切り換えゲート37が回動自在に設けられている。そし
て、この流路切り換えゲート37は、その回動中心に連
設された流路切り換えソレノイド38によって作動させ
られるようになっている。
【0040】さらに、前記補助樋31の下流側の端部に
は、フォトセンサーからなる溢れ球検出装置としての、
溢れ球センサー39が設けられている。
【0041】また、前記球送り装置35の下方には、前
記操作ダイヤル22によって操作量が調整されるととも
に、前記球送り装置35から送り込まれる球を、前記遊
技領域C内へ向けて発射する発射装置40が取り付けら
れており、前記操作ダイヤル32からの信号等に基づい
て、発射の制御を行なう発射制御回路41が装着されて
いる。
【0042】また、本実施例においては、前記整列樋1
0と球排出装置11との間に、排出可能な球Qが存在す
るか否かを検出する球有無検出手段42が設けられてい
る。詳述すれば、この球有無検出手段42は、図5に示
すように、前記整列樋10に連続し、かつ、羊腸状に形
成された誘導路42aと、この誘導路42a内を移動す
る球によって押し上げられるように回動させられる揺動
片43と、この揺動片43が前述したようにして押し上
げられた状態において、この揺動片43を検出すること
により、前記球の存在を検出するフォトセンサー44と
によって構成されている。そして、この球有無検出手段
42は、前記球排出装置11の上流側で、所定量の球分
離間した位置に取り付けられている。
【0043】前記球排出装置11は、図6に示すよう
に、前記球有無検出手段42の誘導路42aと連続した
誘導路45aを有するケーシング45と、この誘導路4
5aの壁部の一部から誘導路45a内に突出して設けら
れるとともに、この誘導路45a内に位置する球Qを、
その流れ方向に1個ずつ分離して落下させる分離手段4
6と、この分離手段46を作動させる駆動手段47と、
前記分離手段46に対して係脱させられる制動手段48
とによって構成されている。
【0044】詳述すれば、前記誘導路45aは、並列的
に2列設けられており、前記分離手段46は、それぞれ
の誘導路45a内に突出させられるとともに、前記球Q
の一部が嵌合させられる凹部49aが周方向に間隔おい
て複数形成された一対の分離盤49と、これらの分離盤
49を前記ケーシング45に回転自在に支持する支持軸
50とによって構成されている。そして、前記分離盤4
9は、停止状態において、前記球Qを係止してその落下
を阻止するようになされており、また、その回転によっ
て、その凹部49aに収納されている球Qを、直上の球
Qから分離して下方へ落下させるようになっている。
【0045】前記駆動手段47は、前記両分離盤49と
一体的に設けられ、前記支持軸50によって回転自在に
支持されたギヤ51と、このギヤ51に噛合されたピニ
オン52と、このピニオン52を介して前記ギヤ51お
よび分離盤49を回転させるモータ53とによって構成
されている。
【0046】前記制動手段48は、前記ケーシング45
に、ステー54を介して揺動自在に取り付けられ、前記
ギヤ51に係脱させられる係合片55と、この係合片5
5と前記ステー54との間に張設されて、前記係合片5
5を前記ギヤ51と係合する方向へ付勢するスプリング
56と、前記ステー54に取り付けられて、前記係合片
55をスプリング56の弾発力に抗して、ギヤ51との
係合を解除する方向に揺動させる電磁石57とによって
構成されている。
【0047】さらに、この球排出装置11の誘導路45
aには、前記分離手段46の下流側の近接した位置に、
この分離装置46を経て排出される球Qを計数するため
の、フォトセンサからなる排出球検出装置58が設けら
れている。
【0048】前記球送り装置35は、図7に示すよう
に、前記供給皿21から一列状態で供給される球Qを前
記発射装置40へ1個ずつ送り込むもので、球送り動作
が停止させられた状態においては、最先端にある球Qに
その下流側から当接させられることによって球Qの移動
を拘束する位置に位置され、また、球送り動作に際して
は、最先端にある球Qを1個受け入れる位置に位置させ
られる揺動片59と、この揺動片59を、球送り時にお
いて揺動させるソレノイド60とによって構成されてい
る。
【0049】また、前記球送り装置35へ球Qを一列状
態で誘導する誘導路61の下流側の端部には、この誘導
路61の最先端に位置させられている球Qを検出する第
3の球検出センサ62が形成されているとともに、この
第3の球検出センサ62の下方に、前記球抜き樋33の
上流側に設けられている球抜き口34へ連通させられた
球抜き誘導路63が設けられている。そして、本実施例
においては、前記第3の球検出センサ62が遊技可能球
検出装置となされている。
【0050】さらに、前記球抜き誘導路63の上流側の
端部には、通常時には、この球抜き誘導路63を閉塞し
て、前記球送り装置35への球Qの供給を可能にし、ま
た、球抜き時においては、前記誘導路61の下方を開放
して、この誘導路61と球抜き誘導路63とを連通させ
ることにより、前記誘導路61へ供給される球Qを前記
球抜き口34へ誘導させるための球抜き装置64が設け
られている。
【0051】この球抜き装置64は、前記球送り装置3
5の近傍まで延設され、かつ、前記誘導路61の下壁を
構成し、さらに、誘導路61の長さ方向に摺動可能とな
された摺動板65と、この摺動板65をリンク片66を
介して摺動させることにより、この摺動板65を前記球
抜き誘導路63の上端部を閉塞する位置と開放する位置
との2位置に選択的に位置させるソレノイド67とによ
って構成されている。
【0052】一方、前記個別管理装置3は、図3に示す
ようにその前面に、前記溢れ球センサ39からの検出信
号に基づき、供給皿21からの溢れ球、ファール球、あ
るいは、球抜きされた抜き球等の預かり球数を表示す
る、預かり球表示装置としての液晶表示パネル68と、
遊技球を購入するための遊技価値情報が記録された遊技
価値記録媒体(たとえば、プリペイドカードのような磁
気カード、あるいは、ICカード等)が挿入される遊技
価値記録媒体挿入口69(本実施例においては、遊技価
値情報記録媒体として磁気カードを用いた例について説
明し、この遊技価値記録媒体挿入口をカード挿入口と称
する)と、球排出装置11に対し、前記遊技価値記録媒
体の価値範囲内で、遊技に供するための遊技球の排出指
令を発する遊技球排出操作手段としての遊技球購入スイ
ッチ70と、前記球排出装置11に対し、預かり球数の
範囲内で、預かり球の返却指令を発する預かり球返却操
作手段としての預かり球返却スイッチ71と、遊技終了
時に操作される遊技終了スイッチ72と、供給皿21に
貯留されている遊技球が所定量以下となった場合に自動
的に預かり球の返却を行なわせるか否かの設定を行なう
自動返却スイッチ73と、前記カード挿入口69に挿入
されているカードを排出させるためのカード返却スイッ
チ74と、遊技台を移動する際に操作される遊技台移動
スイッチ75と、前記預かり球数の範囲内で、払い出し
球数が可視情報として記録された可視表示体(本実施例
では、球数が数字やバーコードによって記録されたレシ
ートを用いた例について示した)を発行する可視表示体
発行装置としてのレシート発行機76と、景品交換のた
めに預かり球の所定数を前記レシートによって払い出す
ための景品交換スイッチ77とが設けられている。そし
て、この景品交換スイッチ77は複数(本実施例では3
個)設けられており、複数の景品(たとえば、煙草や飲
み物あるいはスナック等)を選択できるように、異なる
払い出し球数を設定できるようになっている。
【0053】さらに、前記個別管理装置3には、図4に
示すように、前記各スイッチからの検出信号あるいは指
令信号に基づいて種々の機器を制御する制御手段78が
設けられており、電源線や信号線からなるケーブル79
を介して前記弾球遊技機2の電源や制御回路へ接続され
ている。
【0054】一方、図8および図9に示すように、球箱
5が島設備Aのテーブル4上の、前記抜き取り樋23の
下方位置に設置された際に、この球箱5の上部開口縁部
が、前記抜き取り樋23の裏面側に設けられている球箱
検出センサ27によって検出されるか否かによって、前
記球箱5の有無が検出されるようになっている。
【0055】ついで、このように構成された本実施例の
遊技設備1の作用について、図10以降の制御フロー図
を加えて説明する。図10は、本実施例の遊技設備1の
全体制御を示すゼネラルフロー図であり、本制御は、ま
ず、ステップS1において預かり球返却数設定制御が行
なわれる。この預かり球返却数設定制御は、1回の返却
操作によって払い出される預かり球の球数を設定するた
めの処理で、たとえば、遊技設備の中央管理装置等にお
いて設定されている数値を読み込むことによって行なわ
れる。
【0056】ついで、ステップS2において、信号のチ
ャタリング判定等の入力の処理としての入力制御が行な
われたのちに、供給皿21からの溢れ球に対する処理と
しての溢れ球制御(ステップS3)が行なわれる。この
溢れ球制御においては、供給皿21が一杯の状態におい
て、入賞に伴う賞球の排出が行なわれると、この賞球が
供給皿21から溢れ、補助樋31を経て回収樋7へ回収
されるが、この回収される溢れ球が溢れ球センサ39に
よって計数され、その計数値が預かり球数として加算さ
れて、液晶表示パネル68において表示される。
【0057】このような溢れ球制御に続いて、預かり球
の返却可否の判定を行なう返却判定処理(ステップS
4)が行なわれる。この返却判定処理は、たとえば、前
記第2の球検出センサ26からの検出信号に基づいて、
供給皿21上の貯留球数が所定量以上あると判断された
場合、あるいは、前回の返却処理から所定時間経過して
いない場合等において、返却不可の判定を行ない、不必
要なあるいは不自然な返却操作を行なわせないようにす
るものである。
【0058】ついで、この返却判定と預かり球返却スイ
ッチ71や自動返却スイッチ73の操作状況とに基づ
き、預かり球の返却要求を行なうか否かを決定する返却
制御(ステップS5)が行なわれ、返却可能と判断され
た状態において、前記スイッチ71の作動が確認された
際に、または、スイッチ73の操作に基づく後述の自動
返却制御(ステップS9)の処理により、返却要求信号
(すなわち、返却指令)をセットするようになってい
る。
【0059】続いて行なわれる球貸制御(ステップS
6)は、遊技球購入スイッチ70の操作状況等に基づい
て、貸球の排出要求を行なうか否かを決定するもので、
前記遊技球購入スイッチ70が操作された際に、挿入さ
れている遊技価値記録媒体に記録された遊技価値の範囲
内で、前記排出要求信号(すなわち排出指令)をセット
するようになっている。
【0060】つぎのステップS7における賞球排出制御
は、遊技の結果として入賞があった場合に、その入賞に
対応して設定されている排出すべき賞球数の情報に基づ
き賞球排出要求信号(すなわち賞球排出指令)をセット
するようになっている。
【0061】そして、前述の各種の球排出指令に基づい
て、つぎのステップS8において、球排出装置11の作
動により、遊技球や賞球または預かり球の排出が行なわ
れる。
【0062】また、つぎのステップS9においては、自
動返却スイッチ73によって自動返却モードがセットさ
れている状態において、供給皿21に設けられている第
1の球検出センサ25による球の検出が行なわれなくな
った時点で、預かり球の範囲内で、この預かり球を所定
量づつ排出要求する処理が行なわれる。
【0063】これより、液晶表示パネル68における表
示を制御する表示制御(ステップS10)、個別管理装
置3に挿入されたカードの遊技価値情報を制御するカー
ド制御(ステップS11)、遊技台を移動する際に行な
われる台移動制御(ステップS12)、本発明の特徴部
分である、遊技終了処理の可否判定を行なう遊技終了判
定処理(ステップS13)、および、遊技終了処理可能
な状態において、遊技終了スイッチ72の操作状況に基
づいて行なわれる遊技終了制御(ステップS14)、ま
た、景品交換スイッチ77の操作状況に基づいて行なわ
れる景品交換制御(ステップS15)、制御中において
用いられる各種タイマ値の更新処理を行なうタイマ制御
(ステップS16)の各制御が、リセット割り込み動作
による時分割処理によって行なわれる。
【0064】ついで、本発明の特徴部分について、サブ
ルーチンとして設けられているステップS13の遊技終
了判定処理およびステップS14の遊技終了制御に基づ
き説明する。
【0065】まず、ステップS13の遊技終了判定につ
いて、図11および図12に基づいて説明する。この遊
技終了判定は、本実施例における遊技終了指令不能化手
段としての機能を示すもので、この制御が開始される
と、まず、返却排出要求の有無が判断され、返却排出要
求がある場合には(この返却排出要求は、ステップS5
の返却制御においてセットされる)、つぎのステップS
1302(図12参照)へ移行して遊技終了処理不可の
判定がなされたのちにメインルーチンへ戻り、返却排出
要求がない場合にはつぎのステップS1303へ移行す
る。
【0066】このステップS1303においては、前記
球貸制御(ステップS6)においてセットされる貸球排
出要求の有無が確認され、貸球排出要求がある場合に
は、前記ステップS1302以降の処理へ移行し、貸球
排出要求がない場合には、つぎのステップS1304へ
移行する。
【0067】このステップS1304においては、前記
賞球排出制御(ステップS7)においてセットされる賞
球排出要求の有無が確認され、賞球排出要求がある場合
には、前記ステップS1302以降の処理へ移行し、賞
球排出要求がない場合には、つぎのステップS1305
へ移行する。
【0068】このステップS1305においては、球排
出装置11に対する排出制御が行なわれているか否かの
判断がなされ、排出制御中である場合には、前記ステッ
プS1302以降の処理へ移行し、排出制御中でない場
合には、つぎのステップS1306へ移行する。これま
での処理により、球の排出に係わる要求や排出処理が行
なわれている間においては、遊技終了処理が不可能と判
定される。
【0069】この前記ステップS1306においては、
発射装置40における発射終了より所定時間経過したか
否かの判断がなされ、所定時間経過していない場合に
は、前記ステップS1302以降の処理へ移行し、ま
た、所定時間経過している場合には、つぎのステップS
1307へ移行する。これは、最後に発射された遊技球
が、遊技領域Cに到達して入賞し、これに伴って発生す
る賞球が溢れ球として補助樋31へ流入したり、あるい
は、ファール球となって前記補助樋31へ流入すると、
これらの賞球やファール球が溢れ球センサ39によって
検出され、この結果として溢れ球カウンタ値が変化する
こととなるが、このような溢れ球カウンタの変化が予想
される状態においては、遊技終了を行なわせないように
するための処置である。そして、前記所定時間として設
定される時間は、遊技球の発射後において、前述したフ
ァール球や賞球の検出が完了するまでに必要な時間が設
定される。
【0070】前記ステップS1307においては、遊技
制御中であるか否かが判断され、遊技制御中である場合
には、前記ステップS1302以降の処理へ移行し、遊
技制御中でない場合に、つぎのステップS1308へ移
行する。このステップS1307における処理は、たと
えば、弾球遊技機2が可変表示ゲームの機能を有してい
る場合等において、発射操作や球の排出操作とは関係な
く、可変表示ゲームが継続されていることが想定される
ことから、このような遊技状態の終了を待って遊技を終
了させるための処置である。したがって、これらのステ
ップS1306およびステップS1307における処理
が、遊技継続状態検出手段の機能となされている。
【0071】前記ステップS1308においては、景品
交換制御中であるか否かが判断され、景品交換制御中で
ある場合には、前記ステップS1302以降の処理へ移
行し、景品交換制御中でない場合には、つぎのステップ
S1309へ移行する。この景品交換制御は、個別管理
装置3設けられている複数の景品交換スイッチ77が操
作された際に行なわれるものである。そして、前記ステ
ップS1308の処理は、景品交換制御が行なわれてい
る間においては、溢れ球カウント値が変化する可能性が
あることから、このような状態での遊技終了処理を行な
わせないための処理である。したがって、本実施例にお
いては、前記ステップS1301、ステップS130
3、ステップS1304、ステップS1305、およ
び、ステップS1308が、特定機能装置作動状態検出
手段の機能となされている。
【0072】ステップS1309においては、供給皿2
1上に貯留球があるか否かが判断され、貯留球がある場
合には、つぎのステップS1310へ移行して遊技終了
可能判定が行なわれ、貯留球がない場合には、ステップ
S1311へ移行して、預かり球の有無が判断される。
前記貯留球の有無、すなわち、遊技可能球の有無の判断
は、球送り装置35の近傍に設けられた、遊技可能球検
出装置としての第3の球検出センサ62からの検出信号
の有無に基づいて行なわれる。
【0073】そして、このステップS1311において
預かり球がないと判断された場合には、前段の処理にお
いて貯留球もないと判断されていることから、持ち球が
全てないということであり、この場合には遊技終了処理
を行なう必要が全くないことから、前記ステップS13
02へ移行して遊技終了処理不可判定がなされる。ま
た、預かり球がある場合には、その払い出しを行なう必
要があるから、前記ステップS1310へ移行して遊技
終了可能の判定がなされる。
【0074】このような処理により、遊技終了処理が可
能な状態であるか不可能な状態であるかの判定がなさ
れ、弾球遊技機2の何等かの機器が作動状態にある場合
には、遊技終了指令が不能化されるとともに、持ち球が
ない状態においても遊技終了指令が不能化されることと
なる。
【0075】ついで、前述したような遊技終了判定制御
が行なわれたのちに行なわれるステップS14の遊技終
了制御について、図13に基づき説明する。この遊技終
了制御が開始されると、前記遊技終了判定制御における
ステップS1302やステップS1310においてセッ
トされる遊技終了処理不可判定や遊技終了可能判定の信
号に基づいて、遊技終了処理が可能な状態であるか否か
の判断がなされる(ステップS1401)。このステッ
プS1401において遊技終了が不可能と判断された場
合には、直接メインルーチンへ戻り、遊技終了可能であ
ると判断された場合には、つぎのステップS1402へ
移行する。
【0076】このステップS1402においては、供給
皿21の貯留球の球抜き処理中であるかが判断され、球
抜き処理中でないと判断された場合には、つぎのステッ
プS1403へ移行して遊技終了スイッチ72が操作さ
れたか否かが判断される。また、球抜き処理中である場
合には、ステップS1404へ移行して、貯留球の全数
が抜き取られたか否かが判断され、全数抜き取りが完了
した場合には、球抜き処理の終了処理がなされたのちに
(ステップS1405)、レシート発行機76から、預
かり球カウント値に対応する球数が数値等の可視情報と
して印刷されたレシートが発行されて(ステップS14
06)メインルーチンへ戻る。
【0077】一方、前記ステップS1404において全
数抜き取りが完了していないと判断された場合には、ス
テップS1407の球抜き処理を経てメインルーチンへ
戻ることにより、全数抜き取りが完了するまで継続して
球抜き処理が行なわれる。
【0078】さらに、前記ステップS1403において
遊技終了スイッチ72の操作が行なわれたと判断された
場合には、ステップS1408において球抜き処理が開
始されてメインルーチンへ戻る。そして、このような球
抜き処理が開始されると、流路切り換えゲート37が図
4に実線で示す位置に揺動させられて(通常の状態で
は、流路切り換えゲート37は、図4に実線で示す位置
に揺動させられている)球抜き樋33が補助樋31へ連
通させられ、これによって、供給皿21から抜き取られ
る球Qが前記補助樋31へ導かれて溢れ球センサ39に
よって検出・計数されるとともに、その計数値が溢れ球
カウンタに加算されるとともに、その加算結果が液晶表
示パネル68上に表示される。
【0079】このような処理により、遊技終了時におい
ては、供給皿21上の貯留球が、一旦、預かり球として
溢れ球カウンタに加算されたのちに、その加算結果に基
づき、その球数が可視情報として印刷されたレシートが
発行されることにより、持ち球の返却が行なわれる。そ
して、遊技者は、このレシートに記載された可視情報に
基づく景品交換が可能となる
【0080】このような制御により、遊技終了指令が可
能化されている状態で遊技終了スイッチ72が操作され
た場合にのみ、レシートの発行が行なわれることとな
る。
【0081】このように、本実施例の遊技設備1によれ
ば、遊技の結果、入賞に伴う賞球の払い出しに際し、賞
球が排出される供給皿21が一杯で、この供給皿21か
ら賞球が溢れ出た場合、この余剰の賞球を溢れ球センサ
39によって計数しつつ回収樋7へ回収するとともに、
その計数値が液晶表示パネル68において表示されるこ
とにより、預かり球として遊技者へ報知される。したが
って、余剰の賞球が遊技者へ直接払い出されることがな
くなり、余剰の溢れ球を球箱に移し替えるといった作業
がなくなることにより、遊技の興趣が損なわれることが
抑制される。また、遊技を終了する場合においては、獲
得した球数が、レシートに可視情報として記録されて遊
技者へ発行される。したがって、遊技終了時における景
品交換時において、実球を持ち運ぶ必要がなくなり、景
品交換の作業が容易かつ簡素化される。
【0082】また、供給皿21上の貯留球が減少して、
遊技に必要な球が不足するような事態となった場合に
は、遊技者の操作により、預かり球数の範囲内で供給皿
21に球が払い出されて、遊技の継続が可能となる。
【0083】また、遊技終了指令不能化手段の機能によ
り、設定された条件のもとでの遊技終了処理の開始が防
止される。
【0084】そして、本実施例においては、遊技継続状
態検出手段により、弾球遊技機2が遊技状態にある場合
に遊技終了指令が不能化されることにより、遊技が完全
に終了した時点でのみ、遊技の終了処理が可能となる。
したがって、遊技終了処理後に賞球や預かり球が発生す
ることはなく、残り球の回収忘れや、弾球遊技機2の構
成機器の不要な作動が防止される。
【0085】また、本実施例においては、遊技終了指令
に基づく遊技終了処理が可能な状態においてのみ、レシ
ートの発行処理が可能な状態となされることにより、遊
技終了操作に際し、複数のレシートを発行しなければな
らないような不具合が防止される。
【0086】さらに、本実施例においては、遊技に供す
ることのできる球がない状態での遊技終了操作が阻止さ
れるため、悪戯等を目的とした遊技終了スイッチ72の
操作による、機器の不要な作動が防止される。
【0087】なお、前記実施例に示した各構成部材の諸
形状や寸法等は一例であって、弾球遊技機2や島設備A
の種類等、あるいは、設計要求等に基づき種々変更可能
である。
【0088】たとえば、前記実施例においては、球排出
装置11を弾球遊技機2の裏面に設け、この球排出装置
11へ球を供給する分岐樋8、賞球タンク9、整列樋1
0等の諸機器を弾球遊技機2側に連設した例について説
明したが、前記球排出装置11を個別管理装置3側へ設
けて、前述した諸機器をこれに関連づけて配置すること
もできる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる遊技設備は、複数の弾球遊技機と、これらの各
弾球遊技機に対応して設けられた個別管理装置とを有す
る遊技設備において、前記弾球遊技機の供給皿に、遊技
に供するための遊技球および入賞に基づく賞球を排出可
能な球排出装置と、前記個別管理装置に設けられて、遊
技球を購入するための遊技価値情報が記録された遊技価
値記録媒体が挿入される遊技価値記録媒体挿入口と、前
記球排出装置に対し、前記遊技価値記録媒体の価値範囲
内で、遊技に供するための遊技球の排出指令を発する遊
技球排出操作手段と、前記弾球遊技機の供給皿から溢れ
た球を検出する溢れ球検出装置と、この溢れ球検出装置
によって検出された球数を預かり球数として表示する預
り球表示装置と、前記球排出装置に対し、預かり球数の
範囲内で、預かり球の返却指令を発する預かり球返却操
作手段と、遊技者の操作により、前記供給皿に貯留され
ている球を前記溢れ球検出装置を介して回収樋に流出せ
しめる遊技終了操作手段と、前記預かり球数が可視表示
された可視表示体を発行する可視表示体発行装置と、前
記遊技終了操作手段の操作に係る遊技終了指令を不能化
する遊技終了指令不能化手段と、前記各装置の一連の制
御を行う制御手段とを備えていることを特徴とする、つ
ぎのような優れた効果を奏する。
【0090】余剰の賞球が遊技者へ直接払い出されるこ
とがなくなり、余剰の溢れ球を球箱に移し替えるといっ
た作業がなくなることにより、遊技の興趣が損なわれる
ことを防止できる。また、遊技を終了する場合において
は、獲得した球数を可視情報として記録して遊技者へ発
行することにより、遊技終了時における景品交換時にお
いて、実球を持ち運ぶ必要をなくし、景品交換の作業
を、容易かつ簡素化することができる。
【0091】しかも、遊技終了指令不能化手段が設けら
れていることにより、特定条件下での遊技終了処理の開
始を阻止することができる。
【0092】また、本発明の請求項2に記載の遊技設備
は、請求項1において、遊技終了指令不能化手段は、当
該弾球遊技機での遊技が継続状態にあることを検出する
遊技継続状態検出手段を備え、この遊技継続状態検出手
段からの検出出力があることに基づいて遊技終了指令を
不能化するようになされていることを特徴とするもの
で、つぎのような優れた効果を奏する。
【0093】遊技継続状態検出手段からの検出信号に基
づき、弾球遊技機が遊技状態にある場合に遊技終了指令
を不能化することにより、遊技が完全に終了した時点で
のみ、遊技の終了処理を可能とする。したがって、遊技
終了処理後に賞球や預かり球が発生することを防止し
て、残り球の回収忘れや、弾球遊技機の構成機器の不要
な作動を防止することができる。
【0094】本発明の請求項3に記載の遊技設備は、請
求項1において、遊技終了指令不能化手段は、当該弾球
遊技機の特定機能装置が作動状態にあることを検出する
特定機能装置作動状態検出手段を備え、この特定機能装
置作動状態検出手段からの検出出力があることに基づい
て遊技終了指令を不能化するようになされていることを
特徴とするもので、つぎのような優れた効果を奏する。
【0095】弾球遊技機が何等かの作動状態にある場合
における、遊技終了処理の開始を防止し、これによっ
て、弾球遊技機の作動中の機器の機能を中断することな
く、弾球遊技機における遊技停止を行なうことができ
る。
【0096】また、本発明の請求項4に記載の遊技設備
は、請求項1において、遊技終了不能化手段は、供給皿
に貯留された遊技可能球を検出する遊技可能球検出装置
を備え、この遊技可能球検出装置からの検出出力がな
く、かつ、前記預かり球表示装置における預かり球数が
ない状態において、遊技終了指令を不能化するようにな
されていることを特徴とするもので、つぎのような優れ
た効果を奏する。
【0097】遊技に供することのできる持ち球がない状
態において、遊技終了操作手段を操作した場合に、この
遊技終了操作手段から出力される遊技終了指令を不能に
して、遊技終了処理の開始を阻止することができる。し
たがって、悪戯などによって遊技終了操作手段が操作さ
れた場合においても、遊技終了操作に関連した機器の作
動を防止することができ、無用な機器の作動を抑制する
ことができる。
【0098】さらに、本発明の請求項5に記載の遊技設
備は、請求項1ないし請求項4の何れかにおいて、可視
表示体発行装置は、前記遊技終了操作手段の操作に係る
遊技終了指令が可能化されていることを必要条件とし
て、可視表示体を発行するようになされていることを特
徴とするもので、つぎのような優れた効果を奏する。
【0099】遊技終了指令に基づく遊技終了処理が可能
な状態においてのみ、可視表示体の発行処理が可能な状
態することにより、遊技終了操作に際し、排出球数の変
動がない状態での可視表示体の発行を可能にして、複数
の可視表示体を発行しなければならないような不具合を
防止することができるとともに、不要な発行装置の作動
を防止して、その耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用された遊技設備を構成
する島設備を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の一実施例が適用された遊技設備を構成
する島設備の裏面図である。
【図3】本発明の一実施例に用いられる弾球遊技機の正
面図である。
【図4】本発明の一実施例に用いられる弾球遊技機の裏
面図である。
【図5】本発明の一実施例に用いられる弾球遊技機に取
り付けられた、球有無検出手段を示す縦断面図である。
【図6】本発明の一実施例に用いられる弾球遊技機に取
り付けられた球排出装置を示す縦断面図である。
【図7】本発明の一実施例に用いられる弾球遊技機に取
り付けられた球送り装置および球抜き装置を示す正面図
である。
【図8】本発明の一実施例に用いられる弾球遊技機の抜
き取り樋の下方に、球箱を設置した状態を示す要部の縦
断面図である。
【図9】本発明の一実施例に用いられる弾球遊技機の抜
き取り樋の下方に、球箱を設置した状態を示す要部の平
面図である。
【図10】本発明の遊技設備の全体制御を説明するため
のゼネラルフロー図である。
【図11】本発明の遊技設備の制御の一つである遊技終
了判定制御に係るサブルーチンの詳細を示すフロー図で
ある。
【図12】本発明の遊技設備の制御の一つである遊技終
了判定制御に係るサブルーチンの詳細を示すフロー図で
ある。
【図13】本発明の遊技設備の制御の一つである遊技終
了制御に係るサブルーチンの詳細を示すフロー図であ
る。
【符号の説明】
1 遊技設備 2 弾球遊技機 3 個別管理装置 5 球箱 7 球回収樋 11 球排出装置 21 供給皿 23 抜き取り樋 25 第1の球検出センサ(貯留量検出手段) 26 第2の球検出センサ(貯留量検出手段) 30 供給樋 31 補助樋 33 球抜き樋 37 流路切り換えゲート 39 溢れ球センサ(溢れ球検出装置) 42 球有無検出手段 49 分離盤(流下阻止部材) 58 排出球検出装置(排出球検出手段) 62 第3の球検出センサ(遊技可能球検出装置) 64 球抜き装置 68 液晶表示パネル(預かり球表示装置) 69 遊技価値記録媒体挿入口 70 遊技球購入スイッチ(遊技球排出操作手段) 71 預かり球返却スイッチ(預かり球返却操作手段) 72 遊技終了スイッチ(遊技終了操作手段) 76 レシート発行機(可視表示体発行装置) 78 制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の弾球遊技機と、これらの各弾球遊
    技機に対応して設けられた個別管理装置とを有する遊技
    設備において、 前記弾球遊技機の供給皿に、遊技に供するための遊技球
    および入賞に基づく賞球を排出可能な球排出装置と、 前記個別管理装置に設けられて、遊技球を購入するため
    の遊技価値情報が記録された遊技価値記録媒体が挿入さ
    れる遊技価値記録媒体挿入口と、 前記球排出装置に対し、前記遊技価値記録媒体の価値範
    囲内で、遊技に供するための遊技球の排出指令を発する
    遊技球排出操作手段と、 前記弾球遊技機の供給皿から溢れた球を検出する溢れ球
    検出装置と、 この溢れ球検出装置によって検出された球数を預かり球
    数として表示する預り球表示装置と、 前記球排出装置に対し、預かり球数の範囲内で、預かり
    球の返却指令を発する預かり球返却操作手段と、 遊技者の操作により、前記供給皿に貯留されている球を
    前記溢れ球検出装置を介して回収樋に流出せしめる遊技
    終了操作手段と、 前記預かり球数が可視表示された可視表示体を発行する
    可視表示体発行装置と、 前記遊技終了操作手段の操作に係る遊技終了指令を不能
    化する遊技終了指令不能化手段と、 前記各装置の一連の制御を行う制御手段と、 を備えていることを特徴とする遊技設備。
  2. 【請求項2】 前記遊技終了指令不能化手段は、当該弾
    球遊技機での遊技が継続状態にあることを検出する遊技
    継続状態検出手段を備え、この遊技継続状態検出手段か
    らの検出出力があることに基づいて遊技終了指令を不能
    化するようになされていることを特徴とする請求項1に
    記載の遊技設備。
  3. 【請求項3】 前記遊技終了指令不能化手段は、当該弾
    球遊技機の特定機能装置が作動状態にあることを検出す
    る特定機能装置作動状態検出手段を備え、この特定機能
    装置作動状態検出手段からの検出出力があることに基づ
    いて遊技終了指令を不能化するようになされていること
    を特徴とする請求項1に記載の遊技設備。
  4. 【請求項4】 前記遊技終了不能化手段は、前記供給皿
    に貯留された遊技可能球を検出する遊技可能球検出装置
    を備え、この遊技可能球検出装置からの検出出力がな
    く、かつ、前記預かり球表示装置における預かり球数が
    ない状態において、遊技終了指令を不能化するようにな
    されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技設
    備。
  5. 【請求項5】 前記可視表示体発行装置は、前記遊技終
    了操作手段の操作に係る遊技終了指令が可能化されてい
    ることを必要条件として、可視表示体を発行するように
    なされていることを特徴とする請求項1ないし請求項4
    の何れかに記載の遊技設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007174909A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Mitsuzuka Kiyoshi 腐敗抑制雰囲気を構築する生貝殻粘着付滞物質の離脱処理法

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