JPH04362656A - 荷電制御剤 - Google Patents

荷電制御剤

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JPH04362656A
JPH04362656A JP3166392A JP16639291A JPH04362656A JP H04362656 A JPH04362656 A JP H04362656A JP 3166392 A JP3166392 A JP 3166392A JP 16639291 A JP16639291 A JP 16639291A JP H04362656 A JPH04362656 A JP H04362656A
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JP
Japan
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polymer
polymer chain
toner
acid
charge control
Prior art date
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Application number
JP3166392A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ikeda
宏之 池田
Hideo Nakanishi
秀男 中西
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、荷電制御剤に関する。 さらに詳しくは負帯電性荷電制御剤に関する。 【0002】 【従来の技術】従来電子写真、静電記録紙等において静
電荷像を現像するために用いるトナーに帯電を付与する
目的で、負または正に帯電する荷電制御剤が使用される
ことが知られている。この負に帯電する荷電制御剤で高
分子物質としては、スルホン酸塩基をランダム共重合し
た高分子物質(例えば、特開昭63−88564号公報
)およびブロックポリマー型高分子物質(例えば、US
P.4,925,765)等が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来知ら
れているものはいずれもトナーバインダー中への分散が
不十分なためにトナーとしたときトナー粒子間の帯電量
分布が広がる、適正な帯電量を保てないなどの問題があ
る。その結果、連続複写で良好な画像を保てない等の問
題が生じている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らはトナーとし
た時、帯電量分布が狭くかつ適正な帯電量を安定に保持
する荷電制御剤を得ることを目的に鋭意検討を行った結
果、本発明に到達した。すなわち本発明は、負帯電性の
官能基を有するポリマ−鎖(I)とトナ−バインダ−樹
脂に対し相溶性のポリマ−鎖(II)がグラフト状に結
合した重合体(A)からなる荷電制御剤;この荷電制御
剤を含有してなるトナーバインダー;並びに、この荷電
制御剤を含有してなる電子写真用トナーである。 【0005】本発明において負帯電性の官能基としては
、ポリマー鎖(I)の側鎖にある負帯電性の官能基とポ
リマ−鎖(I)の主鎖にある負帯電性の官能基に分けら
れる。 【0006】ポリマ−鎖(I)の側鎖にある負帯電性の
官能基としては次の1〜4が挙げられる。 【0007】1.カルボキシル基またはその塩(亜鉛、
マグネシウム、アルミニウム、ナトリウム、カルシウム
、クロム、鉄、マンガン、コバルトなどの金属との塩お
よびアンモニウムイオン、ピリジニウムイオンおよびイ
ミダゾリウムイオンなどの有機塩基との塩)。 2.フェノール類基(フェノール基またはナフトール基
など)またはその塩(亜鉛、マグネシウム、アルミニウ
ム、ナトリウム、カルシウム、クロム、鉄、マンガン、
コバルトなどの金属との塩およびアンモニウムイオン、
ピリジニウムイオンおよびイミダゾリウムイオンなどの
有機塩基との塩)。 3.チオフェノール類基(チオール基、チオナフトール
基など)またはその塩(亜鉛、マグネシウム、アルミニ
ウム、ナトリウム、カルシウム、クロム、鉄、マンガン
、コバルトなどの金属との塩およびアンモニウムイオン
、ピリジニウムイオンおよびイミダゾリウムイオンなど
の有機塩基との塩)。 4.スルホン酸基またはその塩(亜鉛、マグネシウム、
アルミニウム、ナトリウム、カルシウム、クロム、鉄、
マンガン、コバルトなどの金属との塩およびアンモニウ
ムイオン、ピリジニウムイオンおよびイミダゾリウムイ
オンなどの有機塩基との塩)。 【0008】ポリマ−鎖(I)の主鎖にある負帯電性の
官能基としては次のものが挙げられる。 【0009】多価カルボキシル基または多価(チオ)フ
ェノール類基の塩形基(亜鉛、マグネシウム、アルミニ
ウム、ナトリウム、カルシウム、クロム、鉄、マンガン
、コバルトなどの金属との塩形基。多価(チオ)フェノ
ール類基と有機塩基との塩形基。 【0010】本発明において負帯電性の官能基を側鎖に
有する該ポリマ−鎖(I)としては、アミノ酸系単量体
単位を有するポリマ−鎖(ポリマ−鎖A)、ビニル系単
量体単位を有するポリマ−鎖(ポリマ−鎖B)およびフ
ェノ−ル樹脂系ポリマ−鎖(ポリマ−鎖C)が挙げられ
る。また、負帯電性の官能基を主鎖に有する該ポリマ−
鎖(I)としては多価カルボン酸単量体単位または(チ
オ)フェノール類単量体単位と金属化合物単量体単位と
から構成されるポリマ−鎖(ポリマ−鎖D)が挙げられ
る。 【0011】ポリマ−鎖Aを構成するアミノ酸系単量体
(a)としてはカルボキシル基含有アミノ酸、(チオ)
フェノール類基含有アミノ酸およびスルホン酸基含有ア
ミノ酸が挙げられる。 【0012】カルボキシル基含有アミノ酸としては、ア
スパラギン酸、グルタミン酸、シスチンおよびそれらの
誘導体などが挙げられるが、2つ以上のカルボキシル基
を有するアミノ酸であれば良い。 【0013】(チオ)フェノール基含有アミノ酸として
は、チロシン、チロキシンおよびそれらの誘導体などが
挙げられるが、(チオ)フェノール基を有するアミノ酸
であれば良い。 【0014】スルホン酸基含有アミノ酸としては、スル
ホン酸基を有するアミノ酸であれば良い。 【0015】ポリマ−鎖Aはアミノ酸系単量体単位(a
)および(a)と共重合可能な他の単量体単位を共重合
したポリマ−鎖でもよい。 【0016】共重合可能な他の単量体単位は、特に限定
されるものではないが、(チオ)フェノール類基または
スルホン酸基を持たないアミノ酸、例えば、アラニン、
バリンおよびフェニルアラニンなどが挙げられる。 【0017】ポリマ−鎖Bを構成するビニル系単量体(
b)としてはカルボキシル基含有ビニル系単量体および
スルホン酸基含有ビニル系単量体が挙げられる。 【0018】カルボキシル基含有ビニル系単量体として
は、(メタ)アクリル酸またはその塩、無水マレイン酸
、マレイン酸またはその塩、マレイン酸モノアルキルエ
ステルまたはその塩、イタコン酸またはその塩およびイ
タコン酸モノアルキルエステルまたはその塩、(メタ)
アクリル酸とアミノ酸とのアミドまたはその塩およびア
ミノ酸構造を有するスチレン誘導体またはその塩などが
挙げられる。 【0019】スルホン酸基含有ビニル系単量体としては
、スチレンスルホン酸またはその塩およびアクリルアミ
ドメチルプロピルスルホン酸またはその塩などが挙げら
れる。 【0020】ポリマ−鎖Bはビニル系単量体単位(b)
および(b)と共重合可能な他の単量体を共重合したポ
リマ−鎖でもよい。 【0021】この共重合可能な他の単量体は特に限定さ
れるものではないが、例えば芳香族ビニル炭化水素およ
びその他のモノマーなどが挙げられる。 【0022】芳香族ビニル炭化水素としては、スチレン
またはその置換体たとえばスチレン、アルキル置換スチ
レン(α−メチルスチレン、p−メチルスチレンなど)
、ハロゲン置換スチレン(クロルスチレンなど)などが
挙げられる。 【0023】(メタ)アクリル系モノマーとしては(メ
タ)アクリレート[C1 〜C18のアルキル(メタ)
アクリレート{メチル(メタ)アクリレート、エチル(
メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレートな
ど}、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート{ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレートなど}など]、およ
びニトリル基含有モノマー{(メタ)アクリロニトリル
など}が挙げられる。 【0024】またその他のビニル系モノマーとしては、
脂肪族ビニル炭化水素(ブタジエン、イソプレンなど)
、ハロゲン化オレフィン(塩化ビニル、臭化ビニルなど
)、ビニルエーテル(メチルビニルエーテル、ブチルビ
ニルエーテルなど)などが挙げられる。 【0025】ポリマ−鎖Cとしては、フェノール類単量
体とアルデヒド類を構成単位(c)とするポリマ−鎖が
挙げられる。 【0026】フェノール類単量体としては、カルボキシ
フェノール、カルボキシクレゾール、カルボキシパラア
ルキルフェノール、カルボキシパラフェニルフェノール
およびカルボキシレゾルシンなどが挙げられる。 【0027】アルデヒド類としては、ホルムアルデヒド
、フルフラール、パラホルムアルデヒドおよびヘキサメ
チレンテトラミンなどが挙げられる。 【0028】ポリマ−鎖Dは、多価カルボン酸類単量体
(d)または多価(チオ)フェノール類単量体(e)と
金属化合物単量体(f)とを構成単位とする。 【0029】多価カルボン酸類単量体(d)としては、
多価カルボン酸およびこれらのアルカリ金属塩が挙げら
れる。例えば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、
トリメリット酸およびそれらの塩などが挙げられる。 【0030】多価(チオ)フェノール類単量体(e)と
しては、多価(チオ)フェノールおよびこれらのアルカ
リ金属塩が挙げられる。例えば、ビスフェノールA、ビ
スフェノールS、ビスフェノールF、ハイドロキノンお
よびこれらの塩などが挙げられる。 【0031】金属化合物単量体(f)としては、例えば
、亜鉛化合物として、テトラアンミン亜鉛カーボネート
など、スズ化合物としてジブチルスズジクロリド、ジプ
ロピルスズジクロリドおよびジブチルスズアセチリドな
どが挙げられる。 【0032】トナ−バインダ−に対し相溶性のポリマ−
鎖(II)としては、スチレン系ポリマ−鎖、ポリオレ
フィン系ポリマ−鎖、ポリエステル系ポリマ−鎖、エポ
キシ系ポリマ−鎖およびウレタン系ポリマ−鎖が挙げら
れる。 【0033】スチレン系ポリマー鎖としてはスチレンの
重合鎖およびスチレンと共重合可能な他の単量体との共
重合鎖が挙げられる。 【0034】スチレンと共重合可能な単量体としてはス
チレン以外の芳香族ビニル炭化水素、(メタ)アクリル
系単量体およびその他の単量体が挙げられる。 【0035】スチレン以外の芳香族ビニル炭化水素とし
てはスチレンの置換体たとえばアルキル置換スチレン(
α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クミル
スチレンなど)、ハロゲン置換スチレン(クロルスチレ
ン、クロルメチルスチレンなど)、アセトキシスチレン
、ヒドロキシスチレンなどが挙げられる。 【0036】(メタ)アクリル系単量体としては(メタ
)アクリレート[炭素数1〜18のアルキル(メタ)ア
クリレート{メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ
)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレートなど
};ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート{ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレートなど}など]およびニ
トリル基含有モノマー{(メタ)アクリロニトリルなど
}が挙げられる。 【0037】またその他の単量体としてはビニルエステ
ル(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなど)、脂肪族ビ
ニル炭化水素(ブタジエン、イソプレンなど)、ハロゲ
ン化オレフィン(塩化ビニル、臭化ビニルなど)、不飽
和モノまたはポリカルボン酸{(メタ)アクリル酸、エ
タアクリル酸、クロトン酸、ソルビン酸、マレイン酸、
イタコン酸、ケイ皮酸など}、それらの無水物(無水マ
レイン酸など)、それらの部分エステル(マレイン酸モ
ノメチルエステルなど)などが挙げられる。 【0038】スチレン系ポリマー鎖のうち好ましくは、
スチレンの重鎖物、スチレンと(メタ)アクリル系単量
体の共重合鎖、スチレンと脂肪族ビニル炭化水素の共重
合鎖およびこれらと少量の他の共重合可能な単量体の共
重合鎖である。 【0039】ポリオレフィン系ポリマー鎖としては(イ
):ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンーαオレ
フィン(炭素数3〜8)共重合体(例えばエチレン50
wt%以上、とくに70wt%以上のもの)(ロ):(
イ)のマレイン酸誘導体(無水マレイン酸、マレイン酸
ジメチルエステル、マレイン酸ジエチルエステル、マレ
イン酸ジー2ーエチルヘキシルエステルなど)付加物 (ハ):(イ)の酸化物 (ニ):エチレン性不飽和カルボン酸[(メタ)アクリ
ル酸、イタコン酸など]および/またはそのエステル[
アルキル(炭素数1〜18)エステルなど]とエチレン
性不飽和炭化水素(エチレン、プロピレン、1−ブテン
など)との共重合体およびこれらの二種以上の混合物が
挙げられる。これらのうち好ましくはポリエチレン、ポ
リプロピレン、およびこれらのマレイン酸誘導体である
。 【0040】ポリエステル系ポリマ−鎖としてはジカル
ボン酸および/またはそのエステル、酸ハライドなどの
ジカルボン酸成分とジオールおよび/またはそのエステ
ル、アルコラートなどのジオール成分の重縮合物などが
挙げられる。 【0041】ジカルボン酸成分としてはテレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ト
リメリット酸およびそれらのエステル(テレフタル酸ジ
メチルなど)、酸ハライド(テレフタル酸ジクロライド
など)などの芳香族ジカルボン酸類、アジピン酸、セバ
シン酸、ドデカン2塩基酸などの炭素数2〜30の脂肪
族ジカルボン酸およびそれらのエステル(アジピン酸ジ
メチルなど)、酸ハライド(アジピ酸ジクロライドなど
)などの脂肪族ジカルボン酸類などが挙げられる。これ
らのうち好ましくは、芳香族ジカルボン酸類および芳香
族ジカルボン酸類と脂肪族ジカルボン酸類の併用である
。 【0042】ジオール成分としてはエチレングリコール
、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール
、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール
などの脂肪族ジオールおよびそのアルコラート(そのナ
トリウムアルコラートなど)などの脂肪族ジオール類、
ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノール
F、ハイドロキノンなどの芳香族ジオ−ル類、それらの
エステル(ジアセチルビスフェノールAなど)およびそ
れらのアルコラート(ビスフェノールAジナトリウムア
ルコラートなど);ビスフェノールAのエチレンオキサ
イドおよび/またはプロピレンオキサイド付加物、ビス
フェノールFのエチレンオキサイドおよび/またはプロ
ピレンオキサイド付加物などの芳香族ジオールアルキレ
ンオキサイド付加物類;並びにポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コールなどのポリアルキレングリコール類などが挙げら
れる。これらのうち好ましくは、脂肪族ジオール類芳香
族、ジオールアルキレンオキサイド付加物類、およびそ
れらの併用である。さらに好ましくは、芳香族ジオール
アルキレンオキサイド付加物類である。 【0043】エポキシ系ポリマ−鎖としてはビスフェノ
ールAとエピクロルヒドリンの付加縮合物およびその変
性物などが挙げられる。 【0044】ウレタン系ポリマー鎖としてはジイソシア
ネート成分とジオール成分の重付加物などが挙げられる
。 【0045】ジイソシアネート成分としてはトルエンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートな
どの芳香族ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、水添ジフェニルメタンジイソシアネートなどの脂
環式ジイソシアネートおよびエチレンジイソシアネート
、テトラメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソ
シアネートなどが挙げられる。これらのうち好ましくは
芳香族ジイソシアネートである。 【0046】ジオール成分としてはポリエステルに用い
た物と同様なものよりエステルおよびアルコラートを除
いた物が挙げられる。これらのうち好ましくは芳香族ジ
オールアルキレンオキサイド付加物、脂肪族ジオール、
およびそれらの併用、さらに好ましくは芳香族ジオール
アルキレンオキサイド付加物である。 【0047】負帯電性の官能基を有するポリマ−鎖(I
)とトナ−バインダ−樹脂に対し相溶性のポリマ−鎖(
II)がグラフト状に結合した重合体(A)としては、
次のものが挙げられる。 【0048】イ)負帯電性の官能基を有する重合体(X
)にトナ−バインダーに対し相溶性の重合体(Y)をグ
ラフトした共重合体。 ロ)トナ−バインダーに対し相溶性の重合体(Y)に負
帯電性の官能基を有する重合体(X)をグラフトした共
重合体。 ハ)トナ−バインダーに対し相溶性の重合体(Y)を構
成する単量体をその単量体と共重合性を有し、かつ負帯
電性の官能基を有する重合体(X)にグラフトした共重
合体。 ニ)負帯電性の官能基を有する重合体(X)を構成する
単量体とその単量体と共重合性を有し、かつトナ−バイ
ンダーに対し相溶性の重合体(Y)をグラフトした共重
合体。 ホ)トナ−バインダーに対し相溶性の重合体(Y)にそ
れを構成する単量体と共重合性を有する基を末端に持ち
、かつ負帯電性の官能基を有する重合体(X)をグラフ
トした共重合体。 ヘ)負帯電性の官能基を有する重合体(X)にそれを構
成する単量体と共重合性を有し、かつトナ−バインダー
に対し相溶性の重合体(Y)をグラフトした共重合体。 【0049】イ)、ロ)のようなポリマ−反応を利用し
たものとしては、例えば、 i)ポリマ−鎖(II)中の末端の基(イソシアネート
基など)と反応性のある基(アミノ基など)を側鎖に有
するポリマ−鎖(I)を反応させた重合体。 ii)ポリマ−鎖(I)中の末端の基(ビニル基など)
と反応性のある基(ビニル基など)を側鎖に有するポリ
マ−鎖(II)を反応させた重合体。が挙げられる。 【0050】ハ)、ニ)、ホ)、ヘ)のようなマクロマ
−法またはポリマ−開始重合法を利用したものとしては
、例えば i)ポリマ−鎖(I)の単量体とポリマ−鎖(II)中
の側鎖にあるポリマ−鎖(I)の単量体との共重合可能
な基(ハロゲン化アルキル基、アミノ基およびカルボキ
シル基など)を反応させた重合体。 ii)ポリマ−鎖(II)の単量体とポリマ−鎖(I)
中の末端にあるポリマ−鎖(II)の単量体との共重合
可能な基(ビニル基など)を反応させた重合体。 iii)ポリマ−鎖(II)中の側鎖にあるラジカルに
誘導できる基(パーオキサイドにより水素が引き抜かれ
やすい3級炭素を有する基、オゾン、酸素により酸化さ
れてパーオキサイドを与えやすい3級炭素を有する基な
ど)を開始剤としてラジカル重合性のあるポリマ−鎖(
I)の単量体を反応させた重合体。 【0051】本発明においてはすべてのポリマ−鎖(I
)とポリマ−鎖(II)がグラフト状に結合している必
要はなく一部のポリマ−鎖(I)とポリマ−鎖(II)
がグラフト状に結合していればよい。 【0052】ポリマ−鎖(I)とポリマ−鎖(II)が
グラフト状に結合した重合体の分子量は、幹ポリマーが
ポリマ−鎖(I)、枝ポリマ−がポリマ−鎖(II)の
場合、幹ポリマ−鎖(I)の数平均分子量は通常200
〜50000、好ましくは500〜30000、さらに
好ましくは1000〜20000である。枝ポリマ−鎖
(II)の数平均分子量は通常500〜100000、
好ましくは1000〜30000、さらに好ましくは1
000〜20000である。分枝鎖数は通常1モル%〜
50モル%、好ましくは3モル%〜40モル%、さらに
好ましくは5モル%〜30モル%である。 【0053】枝ポリマ−鎖(II)の分子量に比べ幹ポ
リマ−鎖(I)の分子量が大きいかまたは分枝鎖数が少
ないとトナーバインダー樹脂中への分散性が不十分とな
り、また幹ポリマ−鎖(I)の分子量に比べ枝ポリマ−
鎖(II)の分子量が大きいかまたは分枝鎖数が多いと
十分な帯電量が得られなくなる。 【0054】また、幹ポリマーがポリマ−鎖(II)、
枝ポリマ−がポリマ−鎖(I)の場合、幹ポリマ−鎖(
II)の数平均分子量は通常500〜100000、好
ましくは1000〜50000、さらに好ましくは20
00〜30000である。枝ポリマ−鎖(I)の数平均
分子量は通常200〜50000、好ましくは300〜
10000、さらに好ましくは500〜5000である
。分枝鎖数は通常1モル%〜50モル%、好ましくは2
モル%〜40モル%、さらに好ましくは3モル%〜30
モル%である。 【0055】幹ポリマ−鎖(II)の分子量に比べ枝ポ
リマ−鎖(I)の分子量が大きいかまたは分枝鎖数が多
いとトナーバインダー樹脂中への分散性が不十分となり
、また枝ポリマ−鎖(I)の分子量に比べ幹ポリマ−鎖
(II)の分子量が大きいかまたは分枝鎖数が少ないと
十分な帯電量が得られなくなる。 【0056】ポリマ−鎖(I)鎖の分子量に比べポリマ
−鎖(II)鎖の分子量が小さいと分散性が不十分とな
り、ポリマ−鎖(I)鎖の分子量に比べポリマ−鎖(I
I)鎖の分子量が大きいと十分な帯電量が得られなくな
る。 【0057】ポリマ−鎖(I)とポリマ−鎖(II)が
グラフト状に結合した重合体のポリマ−鎖(I)鎖とポ
リマ−鎖(II)鎖の重量割合は、通常3:97〜80
:20、好ましくは10:90〜70:30、さらに好
ましくは20:80〜50:50である。 【0058】ポリマ−鎖(I)鎖に比べポリマ−鎖(I
I)鎖の重量割合が小さいと分散性が不十分となり、ポ
リマ−鎖(I)鎖に比べポリマ−鎖(II)鎖の重量割
合が大きいと十分な帯電量が得られなくなる。 【0059】具体的な本発明に係る重合体としてはi)
カルボキシル基を側鎖にもつ重合物(例えば、スチレン
とアクリル酸ブチルと無水マレイン酸との共重合物)と
アミノ酸(例えば、グルタミン酸)を液相法によりグラ
フト上に結合した重合体 ii)ラジカルに誘導できる基(オゾン、酸素により酸
化されてパーオキサイドを与えやすい3級炭素を有する
基、例えば、イソプロピル基など)を側鎖に有する重合
物を空気酸化法によりラジカル重合性のあるポリマ−鎖
(I)の単量体(ビニル単量体など)と重合させた重合
体 iii)末端にビニル基を有する重合物(例えば、スチ
レンスルホン酸マクロマーなど)とスチレン(場合によ
りスチレンと共重合可能な単量体)をグラフト状に結合
した重合体 iV)側鎖にハロゲン化アルキル基を有する重合物とカ
ルボキシル基を持ったビスフェノール型モノマーおよび
ジハロゲン化合物を反応させた重合体などが挙げられる
。 【0060】本発明において負帯電性とは、荷電制御剤
として電子写真トナーに用いた場合、用いない場合と比
べて比帯電量を小さくする(相対的に負帯電にする)こ
とである。 【0061】トナーバインダーに対し相溶性があるとは
、荷電制御剤として電子写真トナーに用いた場合、トナ
ーバインダー中への分散が良好であることである。 【0062】本発明の荷電制御剤はトナーバインダーに
あらかじめ内添し、荷電制御能をもつトナーバインダー
として用いることができる。 【0063】トナーバインダーとしてはスチレン系ポリ
マー、ポリエステル系ポリマー、エポキシ系ポリマー、
ポリオレフィン系ポリマーおよびポリウレタン系ポリマ
ーなどが挙げられる。スチレン系ポリマーとしてはスチ
レンと(メタ)アクリル酸エステルの共重合体およびこ
れと共重合可能な他の単量体の共重合体、スチレンとジ
エン系単量体(ブタジエン、イソプレンなど)の共重合
体およびこれと共重合可能な他の単量体の共重合体など
が挙げられる。ポリエステル系ポリマーとしては芳香族
ジカルボン酸と芳香族ジオールのアルキレンオキサイド
付加物の重縮合物などが挙げられる。エポキシ系ポリマ
ーとしては芳香族ジオールとエピクロルヒドリンの反応
物およびこれの変性物などが挙げられる。ポリオレフィ
ン系ポリマーとしてはポリエチレン、ポリプロピレンお
よびこれらと他の共重合可能な単量体との共ポリマ−鎖
などが挙げられる。ポリウレタン系ポリマーとしては芳
香族ジイソシアネートと芳香族ジオールのアルキレンオ
キサイド付加物の重付加物などが挙げられる。 【0064】これらのトナーバインダーと本発明の荷電
制御剤の組合せは、トナーバインダーの構造と荷電制御
剤のポリマ−鎖(II)鎖の構造ができるだけ近いこと
が好ましい。すなわち、たとえばトナーバインダーとし
てスチレン系ポリマーを用いる場合は、荷電制御剤のポ
リマ−鎖(II)鎖もスチレン系ポリマーであることが
好ましい。トナーバインダーの構造と荷電制御剤のポリ
マ−鎖(II)鎖の構造があまり近くないとトナーバイ
ンダー中への荷電制御剤の分散が不十分になりやすい。 【0065】トナーバインダーと内添する本発明の荷電
制御剤の重量割合は、通常99:1〜50:50、好ま
しくは98:2〜70:30、さらに好ましくは、97
:3〜80:20である。 【0066】トナーバインダー中へ本発明の荷電制御剤
を内添する方法としては本発明の荷電制御剤の存在下に
トナーバインダーを重合する方法、トナーバインダー樹
脂を重合後溶剤(トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素、クロロホルム、エチレンジクロライドなどのハロ
ゲン化物、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
およびジメチルホルムアミドなどのアミドなど)を用い
溶液混合する方法、トナーバインダーと本発明の荷電制
御剤を熱溶融し混合する方法などがある。 【0067】本発明の荷電制御剤の用途となる電子写真
トナー組成比については、トナーの重量に基き通常本発
明の荷電制御剤を1〜40%、トナーバインダーを30
〜95%、公知の着色材料(カーボンブラック、鉄黒、
ベンジジンイエロー、キナクリドン、ローダミンB、フ
タロシアニンなど)を5〜10%および磁性粉  (鉄
、コバルト、ニッケルなどの強磁性金属の粉末もしくは
マグネタイト、ヘマタイト、フェライトなどの化合物)
を0〜50%用いたものからなる。 【0068】さらに種々の添加剤{滑剤(ポリテトラフ
ルオロエチレン、低分子量ポリオレフィン、脂肪酸、も
しくはその金属塩またはアミドなど)および必要に応じ
て他の荷電制御剤(ニグロシン、四級アンモニウム塩な
ど)}を含むことができる。これらの添加剤の量はトナ
ー重量に基き通常0〜5%である。 【0069】電子写真トナーは上記の成分を乾式ブレン
ドした後、溶融混練され、その後粗粉砕され、最終的に
ジェット粉砕機などを用いて微粒化される。さらに分級
されて粒径が通常5〜20ミクロンの微粒として得られ
る。 【0070】前記電子写真トナーは必要に応じて鉄粉、
ガラスビーズ、ニッケル粉、フェライトなどのキャリア
ー粒子と混合されて電気的潜像の現像剤として用いられ
る。またトナーの流動性改良のために疎水性コロイダル
シリカ微粉末を用いることもできる。 【0071】前記電子写真トナーは複写機などにより支
持体(紙、ポリエステルフィルムなど)に定着して記録
材料とされる。支持体に定着する方法としては、公知の
熱ロール定着方法などが適用できる。 【0072】 【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。以下、部は重
量部を示す。 【0073】実施例1および2(荷電制御剤の合成)ス
チレン780部、アクリル酸ブチル140部および無水
マレイン酸80部をトルエン中沸点下アゾビスイソブチ
ロニトリル35部を開始剤として重合し、次いで脱溶剤
し、数平均分子量5000、重量平均分子量15000
 のスチレン系ポリマー(1)を得た。スチレン系ポリ
マー(1)650部、グルタミン酸350部、およびD
CC(N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド)3
50部を塩化メチレン中、液相法により反応した。反応
終了後、析出した尿素誘導体をろ別し、ろ液に水酸化ナ
トリウム水溶液を加え中和した後、減圧濃縮し重合体(
1)を得た。これを本発明の荷電制御剤(1)とする。 【0074】荷電制御剤(1)10gを水で抽出し、乾
燥後その重量を計測すると9.5gであった。 【0075】スチレン700部、アクリル酸ブチル15
0部およびパライソプロピルスチレン150部を同様に
重合しスチレン系ポリマー(2)を得た。スチレン系ポ
リマー(2)900部、無水マレイン酸50部およびス
チレン50部をキュメンに溶解し、空気酸化法により反
応した。その後酢酸亜鉛水溶液を加え、脱溶剤により中
和し、重合体(2)を得た。これを本発明の荷電制御剤
(2)とする。 【0076】(トナーの作成)本発明の荷電制御剤(1
)を100部、スチレン−アクリル系トナーバインダー
(スチレン−アクリル酸ブチル共重合体:数平均分子量
4800、重量平均分子量253000)780部、カ
ーボンブラックMA−100{三菱化成工業(株)製}
80部、ビスコール660P{三洋化成工業(株)製、
低分子量ポリプロピレン}40部をヘンシェルミキサ{
三井三池化工機(株)製、型式FM10B}にて予備混
合した後、二軸混練機{PCM−30、(株)池貝製}
で混練し、得られた混練物を超音速ジェット粉砕機ラボ
ジェット{日本ニューマチック工業(株)製}を用い微
粉砕した。気流分級機MDS{日本ニューマチック工業
(株)製}を用い微粉砕物から5〜20μmの粒径の粉
体を得て、本発明のトナー(1)とした。 【0077】荷電制御剤(1)の代わりに荷電制御剤(
2)を100部用いる以外は荷電制御剤(1)と同様に
トナー化し、本発明のトナー(2)を得た。 【0078】比較例1および2(比較荷電制御剤の合成
)グルタミン酸350部、およびDCC(N,N’−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド)350部を塩化メチレ
ン中、液相法により反応した。反応終了後、析出した尿
素誘導体をろ別し、ろ液に水酸化ナトリウム水溶液を加
え中和した後、減圧濃縮し重合体を得た。これを本発明
の比較荷電制御剤(1)とする。 【0079】比較荷電制御剤(1)は水に完全に溶解し
た。 【0080】スチレン780部、アクリル酸ブチル14
0部および無水マレイン酸80部をトルエン中沸点下ア
ゾビスイソブチロニトリル35部を開始剤として重合し
た。次いで酢酸亜鉛水溶液を加え、脱溶剤により中和し
、数平均分子量5000、重量平均分子量15000 
の重合体を得た。これを本発明の比較荷電制御剤(2)
とする。 【0081】(トナ−の作成)荷電制御剤(1)の代わ
りに比較荷電制御剤(1)および比較荷電制御剤(2)
を100部用いる以外は荷電制御剤(1)と同様にトナ
ー化し、本発明の比較トナー(2)および比較トナ−(
3)を得た。 【0082】(帯電量および帯電量分布の測定)これら
のトナー1部に電子写真用キャリアー鉄粉ASR−10
{パウダ−テック(株)製}24部を配合して、現像剤
を作製した。この現像剤をタンブラーシェーカーミキサ
ーにて25r.p.m.×3分間、7分間、20分間お
よび60分間摩擦攪拌し、ブローオフ帯電量測定装置{
東芝ケミカル(株)製}により帯電量を測定した。 【0083】また、上記の現像剤をターブラーシェーカ
ーミキサーにて100r.p.m.×3分間摩擦攪拌し
た後、粒子帯電量分布測定装置{ホソカワミクロン(株
)製 EST−1}を用い帯電量分布を測定した。その
結果を表1に示す。 【0084】 【表1】  トナーの帯電量および帯電量分布の測定結
果−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−  トナー名            
  帯   電   量  (μC/g)  帯電量 
                         
                摩擦攪拌時間   
                         
                      −−−
−−−−−−−−−−−−−            
                         
      3分    7分   20分  60分
  分布                −−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  −−−
−−            トナー(1)     
 −14.9   −15.3   −15.2   
−15.4   シャ−プ             
 トナー(2)      −12.2   −12.
5   −12.4   −12.6   シャープ 
           −−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−− −−−−−        
     比較トナー(1)  −0.5    −1
.2    −2.3    −3.1    ブロー
ド              比較トナ−(2)  
−14.5   −15.1   −16.8   −
18.2   シャ−プ            −−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−           【0085】トナー(1)および比較トナ−(2)につ
いて、セレン感光体を用いた負帯電性トナ−用電子写真
複写機にて複写試験をした。トナー(1)はカブリのな
い鮮明な画像が得られ、連続複写20,000枚後にお
いても、複写品質の低下はみられなかった。一方、比較
トナ−(2)では連続複写により、画像濃度の低下か見
られ、20,000枚後には複写不能となった。 【0086】なお、分子量測定はGPCにより以下の条
件で行った。 装置      :  ウオーターズ製カラム    
:  ウルトラスタイラジェルリニア  2本測定温度
  :  25℃ 試料溶液  :  0.5重量%のTHF溶液溶液注入
量:  200μl 検出装置  :  屈折率検出器 ただし、分子量較正曲線は標準ポリスチレンを用いて作
成した。 【0087】 【発明の効果】本発明の荷電制御剤は 1.荷電制御剤のトナーバインダー中への分散性が優れ
ているために、帯電量分布がシャープなトナーが得られ
る。 2.荷電制御剤とトナーバインダーとの接着性が優れて
いるために、スペント性の優れたトナーが得られる。 3.ある種のトナーバインダーに完全相溶する荷電制御
剤とは異なり、荷電制御剤がトナーバインダー中でミク
ロ相分離構造をとるために、トナーの電気的連続を生じ
ず安定に電価を保持する。 4.ある種の低分子型荷電制御剤がトナー中への添加量
を変えると飽和帯電量とともに帯電量の安定性が変化す
るのと異なり、トナー中への添加量を調整することによ
り、飽和帯電量のみを調整することができる。などの効
果を奏することから、電子写真、静電記録紙等に用いら
れるトナーに有用である。また、本発明の荷電制御剤を
含有してなる電子写真用トナーは 5.1〜3などの理由により、長期間複写を重ねても鮮
明な画像(適正な画像濃度でカブリによる地汚れのない
画像)を安定に保持する。などの有用な効果を奏する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  負帯電性の官能基を有するポリマ−鎖
    (I)とトナ−バインダ−に対し相溶性のポリマ−鎖(
    II)がグラフト状に結合した重合体(A)からなる荷
    電制御剤。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の荷電制御剤を含有して
    なるトナーバインダー。
  3. 【請求項3】  請求項1記載の荷電制御剤を含有して
    なる電子写真用トナー。
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