JP2979222B2 - 荷電制御剤、トナーバインダー組成物および静電荷像現像用トナー - Google Patents

荷電制御剤、トナーバインダー組成物および静電荷像現像用トナー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は荷電制御剤、これを
含有してなるトナーバインダー組成物、および静電荷像
現像用トナーに関する。さらに詳しくは負帯電性荷電制
御剤、これを含有してなるトナーバインダー組成物、お
よび静電荷像現像用トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真、静電記録、静電印
刷などに用いられる静電荷像現像用トナーの電荷をコン
トロールするために、荷電制御剤を添加することが行わ
れている。今日知られている荷電制御剤のうち負帯電用
の荷電制御剤としては、アゾ染料系化合物、サリチル酸
金属錯体などがある。しかし、これらの化合物は、元来
有色であること(例えば、アゾ染料系化合物)、さらに
クロム、コバルト、亜鉛などの重金属が含まれている点
が近年、安全性の面から問題となりつつある。また、こ
れらの化合物は低分子の結晶であるため、トナー中への
微分散が困難であり、トナーとした場合帯電量分布が広
くなる問題がある。
【0003】上記問題点を改善するものとして、スチ
レン/ビニルベンゼンスルホン酸ナトリウム共重合体
(特開昭63−88564号公報)、パーフルオロア
ルキルエチルアクリレート重合体とスチレン/アクリル
酸メチル/t−ブチルアクリルアミドスルホン酸共重合
体の併用(特開平6−230609号公報)、メタク
リル酸メチル/メタクリル酸ブロック共重合体(USP
4,925,765号明細書)などの高分子化合物が提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかし〜に開示
されている高分子化合物は着色、安全性の面は解決した
が、帯電量、帯電の立ち上がりが不十分でありトナー中
に多量に添加する必要がある。そのために経済的でない
とともに、他のトナー特性(低温定着性、耐ホットオフ
セット性)などに悪影響を与える。さらに、これらの化
合物は帯電量の温湿度変化が大きく環境安定性が不十分
である。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、実質的
に無色で重金属を含まず、少量の添加で十分な帯電量、
帯電の立ち上がりが得られ、かつ環境安定性にも優れる
荷電制御剤を開発すべく鋭意検討し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、下記[1]〜[3]により各々構成さ
れる。 [1] ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基およびパーフ
ルオロアルキル基からなる群から選ばれる1種以上の電
子吸引基Xにより置換されたフェニルマレイミド置換体
またはフェニルイタコンイミド置換体を有する重合性単
量体(1)およびスルホ基含有重合性単量体(2)を構
成単位として含有する共重合体(A)からなることを特
徴とする荷電制御剤。 [1’] 上記[1]記載の該共重合体(A)と同じ構成の
重合体部分(a)に、スチレン系重合体部分(b1)お
よびポリエステル系重合体部分(b2)からなる群より
選ばれる重合体部分(b)がグラフト状またはブロック
状に結合した共重合体(AB)からなる荷電制御剤。 [2] トナーバインダーと[1]または[1’]記載の荷電
制御剤を含有してなるトナーバインダー組成物。 [3] トナーバインダー、着色材料および荷電制御剤を
含有する静電荷像現像用トナーにおいて、荷電制御剤が
[1]または[1’]記載の荷電制御剤であることを特徴と
する静電荷像現像用トナー。
【0006】本発明において電子吸引基Xとしては、ハ
ロゲン原子(塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、フッ素
原子)、ニトロ基、シアノ基、パーフルオロアルキル基
(トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、C
3〜C14のパーフルオロアルキル基など)が挙げられ
る。これらのうち好ましいものは、ハロゲン原子および
ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基であり、よ
り好ましいものは、ハロゲン原子およびニトロ基、シア
ノ基であり、さらに好ましいものは、ハロゲン原子およ
びニトロ基であり、特に好ましいものは塩素原子および
ニトロ基である。電子吸引基Xにより置換されたフェニ
ルマレイミド置換体またはフェニルイタコンイミド置換
体を有する重合性単量体(1)としては、フェニルマレ
イミド置換体(クロロフェニルマレイミド、ジクロロフ
ェニルマレイミド、ニトロフェニルマレイミド、ニトロ
クロロフェニルマレイミド、トリフルオロメチルフェニ
ルマレイミドなど)、フェニルイタコンイミド置換体
(クロロフェニルイタコンイミド、ジクロロフェニルイ
タコンイミド、ニトロフェニルイタコンイミド、ニトロ
クロロフェニルイタコンイミド、トリフリオロメチルフ
ェニルイタコンイミドなど)が挙げられる。
【0007】スルホ基含有重合性単量体(2)として
は、スルホン酸基含有重合性単量体(2-1)およびスル
ホン酸塩基含有重合性単量体(2-2)が挙げられる。
(2-1)としては、芳香族スルホン酸基含有重合性単量
体(2-1a)および脂肪族スルホン酸基含有重合性単量
体(2-1b)が挙げられる。(2-1a)としては、スチレ
ンスルホン酸、スルホフェニルアクリルアミド、スルホ
フェニルマレイミドおよびスルホフェニルイタコンイミ
ドなどが挙げられる。(2-1b)としては、ビニルスル
ホン酸、アリルスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メ
チルプロパンスルホン酸、メタクリロイルオキシエチル
スルホン酸などが挙げられる。(2-2)としては、芳香
族スルホン酸塩基含有重合性単量体(2-2a)および脂
肪族スルホン酸塩基含有重合性単量体(2-2b)が挙げ
られる。(2-2a)としては、(2-1a)のアルカリ金属
(リチウム、ナトリウム、カリウムなど)塩、アルカリ
土類金属(マグネシウム、カルシウム、バリウムなど)
塩、アミン(トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジ
メチルベンジルアミンなど)塩および4級アンモニウム
塩(トリブチルベンジルアンモニウム塩、テトラエチル
アンモニウム塩、テトラブチルアンモニウム塩など)な
どが挙げられる。(2-2b)としては、(2-1b)の上記
(2-2a)と同様な塩が挙げられる。これらの(2)の
うち好ましいものは(2-2)であり、より好ましいもの
は、(2-2a)であり、特に好ましいものは、芳香族ス
ルホン酸基含有重合性単量体のアルカリ金属、アルカリ
土類金属およびアミン塩である。重金属(ニッケル、
銅、亜鉛、水銀、クロムなど)の塩は安全性の面から好
ましくない。
【0008】本発明において重合体(A)は、上記電子
吸引基Xにより置換されたフェニルマレイミド置換体ま
たはフェニルイタコンイミド置換体を有する重合性単量
体(1)とスルホ基含有重合性単量体(2)との共重合
体でもよいが、さらにパーフルオロアルキル基および/
またはシリコーン基含有重合性単量体(3)との共重合
体でもよい。また、さらにこれらと共重合可能な他の単
量体(4)1種以上との共重合体とすることもできる。
(3)を共重合することで少量の添加で高帯電量かつ立
ち上がりの早いトナーが得られ、かつ環境安定性も向上
する点で特に好ましい。
【0009】パーフルオロアルキル基および/またはシ
リコーン基含有重合性単量体(3)としては、パーフル
オロアルキル基含有単量体(3-1)およびシリコーン基
含有単量体(3-2)が挙げられる。パーフルオロアルキ
ル基含有単量体(3-1)としては、パーフルオロアルキ
ルエチレン、パーフルオロアルキルエチル(メタ)アク
リレート、モノ(パーフルオロアルキルエチル)マレエ
ートおよびモノ(パーフルオロアルキルエチル)イタコ
ネートなどが挙げられる。シリコーン基含有単量体(3
-2)としては、末端水酸基変性シリコーンオイルと(メ
タ)アクリル酸またはマレイン酸のエステルなどが挙げ
られる。これら(3)のうち好ましいものは、(3-1)
であり、特に好ましいものは、パーフルオロアルキル基
の炭素数が8〜16の(3-1)である。
【0010】他の単量体(4)としてはオレフィン(エ
チレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン、ドデ
センなど)、ビニルエーテル(メチルビニルエーテル、
ブチルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテルな
ど)、芳香族ビニル炭化水素(スチレン、α−メチルス
チレン、p−クミルスチレンなど)、(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリル酸エステル((メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸ステアリルなど)、ジエ
ン(ブタジエン、イソプレンなど)、不飽和ジカルボン
酸(マレイン酸、イタコン酸など)およびその酸無水物
などが挙げられる。
【0011】重合体(A)中の各構成単位の割合を述べ
ると、(1)は、通常10重量%以上、好ましくは10
〜99重量%、さらに好ましくは20〜70重量%であ
る。(2)は、通常0.1〜20重量%、好ましくは1
〜10重量%である。(3)は、通常0〜90重量%、
好ましくは1〜90重量%、さらに好ましくは10〜7
0重量%である。(4)は、通常0〜95重量%、好ま
しくは0〜50重量%、さらに好ましくは0〜30重量
%である。(1)の割合が10重量%未満では帯電量不
足となる。また、(2)の割合が0.1重量%未満では
帯電の立ち上がりが悪くなり、20重量%を超えると環
境安定性が悪くなる。
【0012】重合体(A)の重量平均分子量は、通常
1,000〜500,000であり、好ましくは2,00
0〜200,000である。1,000未満ではトナーバ
インダーに相溶し帯電量不足となるとともに、トナーの
流動性に悪影響を与える。また、500,000を超え
るとトナー中に分散させるのが困難となる。
【0013】該重合体(A)の一部もしくは全部を、
(A)と同じ構成の重合体部分(a)にスチレン系重合
体部分(b1)およびポリエステル系重合体部分(b
2)から選ばれる重合体部分(b)がグラフト状または
ブロック状に結合した共重合体(AB)からなる荷電制
御剤に置き換えることもできる。(A)を(AB)に替
えることで、(a)がトナー中で形成する不連続なドメ
インの粒径を容易に小さくでき、帯電量分布をシャープ
にできる点で好ましい。またこの効果を発現させるため
には、(b)がトナーバインダーと類似の構造であるこ
とがより好ましい。すなわち、トナーバインダーとして
スチレン系ポリマーを用いる場合は(b)としては(b
1)がより好ましく、トナーバインダーがポリエステル
系ポリマーの場合は(b)としては(b2)がより好ま
しい。(AB)からなる荷電制御剤の場合、トナー中の
分散粒径を小さくするためには(A)の全量が(AB)
である必要はなく、一部が(AB)となっていればよ
い。すなわち、(AB)とともに(A)を含有していて
もよい。さらに、(AB)、(A)のほかに(a)と結
合していないスチレン系重合体(B1)、ポリエステル
系重合体(B2)から選ばれる重合体(B)を含有して
いてもよい。
【0014】(a)を構成する(A)のうち好ましいも
のは(A)に関する前記説明と同じである。
【0015】スチレン系重合体部分(b1)はスチレン
の単独重合体でもよく、スチレンと共重合可能な他の単
量体(5)との共重合体でもよい。共重合可能な他の単量
体(5)としては、スチレン以外の芳香族ビニル炭化水
素、(メタ)アクリル系単量体、ニトリル系単量体および
その他のビニル単量体などが挙げられる。スチレン以外
の芳香族ビニル炭化水素としては、アルキル置換スチレ
ン(α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−ク
ミルスチレンなど)、アセトキシスチレン、ヒドロキシ
スチレンなどが挙げられる。(メタ)アクリル系単量体
としては、アルキル(メタ)アクリレート[メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレートなど];ヒドロキシル基含有
(メタ)アクリレート[ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートなど];エポキシ基含有(メタ)アクリレート
[グリシジル(メタ)アクリレートなど];イソシアネ
ート基含有(メタ)アクリレート[メタアクリロイルイ
ソシアネートなど]などが挙げられる。ニトリル系単量
体としてはアクリロニトリル、メタクリロニトリルなど
が挙げられる。またその他のビニル単量体としてはビニ
ルエステル(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなど);
ジエン系単量体(ブタジエン、イソプレンなど);α,
β-不飽和モノもしくはポリカルボン酸[(メタ)アク
リル酸、クロトン酸、ソルビン酸、マレイン酸、イタコ
ン酸、ケイ皮酸など];それらの無水物(無水マレイン
酸など);それらの部分エステル(マレイン酸モノメチ
ルエステルなど)などが挙げられる。スチレン系重合体
部分(b1)として例示したもののうち好ましいもの
は、スチレンの単独重合体、スチレンと(メタ)アクリル
系単量体の共重合体、スチレンとニトリル系単量体の共
重合体、スチレンとジエン系単量体の共重合体およびこ
れらと少量の他の共重合可能な単量体との共重合体であ
る。また、(b1)がスチレン系共重合体の場合、スチ
レンと他の単量体(5)との共重合比は、通常スチレンが
40モル%以上であり、好ましくは60モル%以上であ
る。
【0016】本発明において、ポリエステル系重合体部
分(b2)としては、ポリオール(6)とポリカルボン
酸(7)の重縮合物などが挙げられる。ポリオール
(6)としては、ジオール(6-1)および3価以上のポ
リオール(6-2)が挙げられ、(6-1)単独または(6
-1)と少量の(6-2)の混合物が好ましい。ジオール
(6-1)としては、アルキレングリコール(エチレングリ
コール、1,2-プロピレングリコール、1,3-プロピレング
リコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール
など);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコールなど);脂環式
ジオール(1,4-シクロヘキサンジメタノール、水素添加
ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェ
ノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSな
ど);上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド
(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらの
うち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリ
コールおよびビスフェノール類のアルキレンオキサイド
付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類の
アルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜
12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上
のポリオール(6-2)としては、脂肪族多価アルコール
(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールな
ど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールP
A、フェノールノボラック、クレゾールノボラックな
ど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオ
キサイド付加物などが挙げられる。ポリカルボン酸(7)
としては、ジカルボン酸(7-1)および3価以上のポリカ
ルボン酸(7-2)が挙げられ、(7-1)および(7-1)と少量
の(7-2)の混合物が好ましい。ジカルボン酸(7-1)とし
ては、アルキレンジカルボン酸(コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸など);アルケニレンジカルボン酸(マ
レイン酸、フマール酸など);芳香族ジカルボン酸(フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカ
ルボン酸など)などが挙げられる。これらのうち好まし
いものは、炭素数4〜20のアルケニレンジカルボン酸
および炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸である。3
価以上のポリカルボン酸(7-2)としては、炭素数9〜2
0の芳香族ポリカルボン酸(トリメリット酸、ピロメリ
ット酸など)などが挙げられる。ポリエステル系重合体
部分(b2)を構成する(6)と(7)のモル比は、通常
1:2〜2:1、好ましくは1:1.5〜1.5:1であ
る。(6)中の(6-1)と(6-2)のモル比は、通常100:
0〜80:20、好ましくは100:0〜90:10で
ある。(7)中の(7-1)と(7-2)の好ましいモル比も、
(6-1)と(6-2)のモル比と同様である。また、(B1)
および(B2)として好ましいものは、(b1)および
(b2)と同じである。
【0017】グラフト状またはブロック状に結合させた
場合の荷電制御剤中の(AB)、(A)、(B)の重量
割合は、通常、(AB)が1〜100重量%、(A)が
0〜99重量%、(B)が0〜90%であり、好ましく
は(AB)が10〜100重量%、(A)が0〜90重
量%、(B)が0〜50%である。(AB)の重量割合
が1重量%未満ではグラフト状またはブロック状に結合
させた効果が発現せず、(B)が90重量%を超えると
十分な帯電量を得るのに多量の荷電制御剤が必要となり
経済的でない。また、荷電制御剤中の(a)および
(A)の合計重量の割合(Wa)は、通常10〜99重
量%、好ましくは20〜90重量%である。(Wa)が
10%未満では十分な帯電量を得るのに多量の荷電制御
剤が必要となり経済的でなく、99%を超えるとグラフ
ト状またはブロック状に結合させた効果が発現しない。
【0018】(a)と(b)がグラフト状および/また
はブロック状に結合した共重合体(AB)の結合のしか
たとしては、以下のものが挙げられる。 (a)の幹ポリマーに(b)の枝ポリマーがグラフト
したグラフト共重合体 (b)の幹ポリマーに(a)の枝ポリマーがグラフト
したグラフト共重合体 (a)と(b)のブロック共重合体
【0019】(AB)を構成する(a)および(b)の
各重量平均分子量は、通常(a)が1,000〜500,
000、(b)が1,000〜500,000であり、好
ましくは(a)が2,000〜200,000、(b)が
3,000〜100,000である。(a)または(b)
が1,000未満ではトナーの流動性に悪影響を与え、
(a)または(b)が500,000を超えるとトナー
中に分散することが困難になる。
【0020】重合体(A)の具体例としては、以下のも
のなどが挙げられる。 (1)ニトロフェニルマレイミド/パーフルオロアルキ
ル(C8〜C12の混合物)エチルメタクリレート/2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
(51/41/8)共重合体 (2)クロロフェニルマレイミド/パーフルオロアルキ
ル(C8〜C12の混合物)エチルアクリレート/スチ
レンスルホン酸ナトリウム(50/45/5)共重合
体 (3)ジクロロフェニルマレイミド/スチレンスルホン
酸ナトリウム塩(96/4)共重合体 (4)ジクロロフェニルマレイミド/パーフルオロアル
キル(C8〜C12の混合物)エチルメタクリレート/
スチレンスルホン酸ナトリウム塩(46/50/4)共
重合体 (5)ジクロロフェニルマレイミド/パーフルオロアル
キル(C8〜C12の混合物)エチルメタクリレート/
スチレンスルホン酸トリブチルアミン塩(45/50/
5)共重合体 (6)ジクロロフェニルイタコンイミド/パーフルオロ
アルキル(C8〜C12の混合物)エチルアクリレート
/スチレンスルホン酸マグネシウム塩(65/30/
5)共重合体 (7)ジクロロフェニルイタコンイミド/パーフルオロ
アルキル(C8〜C12の混合物)エチルアクリレート
/スルホフェニルマレイミドナトリウム塩(56/40
/4)共重合体 (8)ジクロロフェニルマレイミド/モノパーフルオロ
アルキル(C8〜C12の混合物)エチルマレエート/
スルホフェニルマレイミドナトリウム塩/メチルビニル
エーテル(39/42/5/14)共重合体
【0021】共重合体(AB)の具体例としては、上記
(A)として例示したものと同じ構成の部分と以下の
(b)のグラフト共重合体などが挙げられる。 (1)スチレンの単独重合体部分 (2)スチレン/ブチルアクリレート(95/5)共重
合体部分 (3)スチレン/ブチルアクリレート(87/13)共
重合体部分 (4)スチレン/メタアクリル酸ブチル(75/25)
共重合体部分 (5)スチレン/アクリロニトリル(85/15)共重
合体部分 (6)スチレン/ブタジエン(90/10)共重合体部
分 (7)ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付
加物/イソフタル酸重縮合物部分 (8)ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付
加物/テレフタル酸重縮合物部分 (9)ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加
物/マレイン酸重縮合物部分 (10)ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル
付加物/マレイン酸重縮合物部分 (11)ビスフェノールAエチレンオキサイド3モル付
加物/テレフタル酸重縮合物部分
【0022】重合体(A)の製造方法を例示すると、最
初から目的の構造とするに必要な単量体を公知の方法に
従って共重合してもよく、また、目的の(A)に誘導で
きる官能基を有する単量体を共重合した後、さらに反応
させて目的の共重合体(A)としてもよい。たとえば、
(1)と(2)をアゾビスイソブチロニトリルを開始剤
として共重合してもよく、無水イタコン酸と(2)を共
重合した後、Xにより置換されたアニリンを反応させて
も得られる。共重合体(AB)の製造方法を例示する
と、以下の方法が挙げられる。 スチレン系またはポリエステル系重合体部分(b)の
末端に重合可能な官能基(例えばアリル基)を持たせた
ものと、共重合体部分(a)となる前の(a)を構成す
る単量体を共重合させてグラフト共重合体を得るマクロ
マー法。 スチレン系またはポリエステル系重合体部分(b)の
末端に共重合体部分(a)と反応可能な官能基(例えば
アミノ基、水酸基)を持たせたものと、共重合体部分
(a)の側鎖の官能基(例えばカルボキシル基、酸無水
物基)とを反応させ共重合体を得るポリマー反応法。 スチレン系またはポリエステル系重合体部分(b)の
側鎖に重合開始基(例えば、パーオキサイド基)を持た
せたものと、共重合体部分(a)となる前の(a)を構
成する単量体とを反応させるか、あるいは、共重合体部
分(a)の側鎖に重合開始基を持たせたものと、スチレ
ンおよび必要により共重合可能な他の単量体とを反応さ
せることによりグラフト共重合体を得る主鎖開始重合
法。
【0023】(a)の製造方法は基本的には上記(A)
の製造方法と同様である。たとえば、(a)の側鎖に酸
無水物基などの(b)の末端の官能基と反応可能な官能
基を導入する方法としては、(a)を構成する単量体を
重合する際に酸無水物基含有単量体を(A)の製造方法
と同様に共重合することで得られる。(a)の側鎖に重
合開始基を持たせる方法としては、上記酸無水物基を有
する(a)にハイドロパーオキサイドを反応させる方法
などがある。スチレン系重合体部分(b1)の末端また
は側鎖に上記反応性の官能基を持たせたものは公知の方
法に従い合成することができる。たとえば、(b1)の
末端に水酸基を持たせたものは水酸基含有連鎖移動剤
(メルカプトエタノールなど)の存在下にスチレンおよ
びそれと共重合可能な他の単量体(5)をラジカル共重合
することで得られる。ポリエステル系重合体部分(b
2)の末端に上記反応性の官能基を持たせたものは公知
の方法に従い合成することができる。たとえば、(b
2)の末端に水酸基を持たせたものは、(b2)を構成
するポリオール(7)とポリカルボン酸(8)を重縮合する
際にポリオール(7)を過剰に用いることで得られる。ま
た、(b2)の末端にメタクリロイル基を持たせたもの
は、上記末端に水酸基を持たせた(b2)とメタクリロ
イルイソシアネートを反応することで得られる。
【0024】また、(b2)は、必ずしもポリオール
(7)とポリカルボン酸(8)そのものを重縮合する必要は
なく、(7)の誘導体[低級モノカルボン酸(酢酸など)
エステル、アルコラートなど]と(8)の誘導体[低級ア
ルコール(メタノールなど)エステル、酸無水物、酸ハ
ライドなど]を重縮合し目的のポリエステル系重合体部
分(b2)としてもよい。
【0025】本発明の荷電制御剤はトナーとする前にト
ナーバインダーとあらかじめ混合し、荷電制御能をもつ
本発明のトナーバインダー組成物として用いることがで
きる。トナーバインダーとしてはスチレン系ポリマー、
ポリエステル系ポリマー、エポキシ系ポリマー、ポリオ
レフィン系ポリマー、ポリウレタン系ポリマーおよびこ
れらの混合物などでトナーバインダーとして公知のもの
が挙げられる。スチレン系ポリマーとしては、スチレン
と(メタ)アクリル酸エステルの共重合体、スチレンと
ジエン系単量体(ブタジエン、イソプレンなど)の共重
合体、スチレンとニトリル系単量体(アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリルなど)の共重合体およびこれら
と共重合可能な他の単量体の共重合体などが挙げられ
る。ポリエステル系ポリマーとしては芳香族ジカルボン
酸とビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物と
の重縮合物などが挙げられる。エポキシ系ポリマーとし
ては芳香族ジオールとエピクロルヒドリンの反応物、こ
れの変性物などが挙げられる。ポリオレフィン系ポリマ
ーとしてはポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンま
たはプロピレンと他の共重合可能な単量体との共重合体
などが挙げられる。ポリウレタン系ポリマーとしては芳
香族ジイソシアネートと芳香族ジオールのアルキレンオ
キサイド付加物との重付加物などが挙げられる。
【0026】本発明のトナーバインダー組成物の製法を
例示すると、以下の方法などが挙げられる。 該荷電制御剤の存在下に前記に例示した各トナーバイ
ンダーを得ることができる単量体を重合する方法 トナーバインダーと該荷電制御剤を溶剤(トルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素、クロロホルム、エチレ
ンジクロライドなどのハロゲン化物、アセトン、メチル
エチルケトンなどのケトンおよびジメチルホルムアミド
などのアミドなど)を用い溶液混合する方法 トナーバインダーと該荷電制御剤を熱溶融し混合する
方法
【0027】本発明の荷電制御剤はトナーバインダー、
着色材料とともに混合し、本発明の静電荷像現像用トナ
ーとして用いることができる。トナーバインダーとして
は、前記のものと同様なものが挙げられる。着色材料と
しては公知の顔料、染料を用いることができる。具体的
には、カーボンブラック、鉄黒、スーダンブラックS
M、ファーストイエロ−G、ベンジジンイエロー、ピグ
メントイエロー、インドファーストオレンジ、イルガシ
ンレッド、バラニトアニリンレッド、トルイジンレッ
ド、カーミンFB、ピグメントオレンジR、レーキレッ
ド2G、ローダミンFB、ローダミンBレーキ、メチル
バイオレットBレーキ、フタロシアニンブルー、ピグメ
ントブルー、プリリアントグリーン、フタロシアニング
リーン、オイルイエローGG、カヤセットYG、オラゾ
ールブラウンB、オイルピンクOPなどが挙げられる。
【0028】本発明の静電荷像現像用トナーにおいて
は、トナーバインダーの少なくとも一部が連続相を形成
しており、荷電制御剤の少なくとも一部が不連続なドメ
インを形成していることが好ましい。不連続なドメイン
を形成せずにトナーバインダー中に荷電制御剤が完全相
溶する場合と比較して、添加した荷電制御剤がトナー表
面に露出しやすくなり、少量の添加で効果を発現する。
また、該ドメインの分散粒径は、好ましくは0.01〜
4μmであり、さらに好ましくは0.05〜2μmであ
る。4μmを超えると分散性が不充分であり、帯電量分
布が広くなる問題が生じる。また、カラートナーに用い
る場合には分散粒径がより小さいことが透明性の観点か
ら好ましく、分散粒径0.01〜1μmが好ましい範囲
である。分散粒径が0.01μm未満では、不連続なド
メインを形成せずにトナーバインダー中に完全相溶する
場合と同様であり、多量の荷電制御剤の添加が必要とな
る。前記荷電制御剤の少なくとも一部が不連続なドメイ
ンを形成していること、およびその分散粒径は、透過型
電子顕微鏡などでトナーの切片を観察することで確認で
きる。界面を明瞭に観察するために、四酸化ルテニウ
ム、四酸化オスニウムなどでトナー切片を染色した後に
電子顕微鏡観察をすることも有効である。
【0029】本発明のトナーバインダー組成物および静
電荷像現像用トナーにおいて、トナーバインダーと該荷
電制御剤の重量割合は、通常0.1〜20重量%、好ま
しくは0.3〜10重量%である。荷電制御剤の重量割
合が0.1重量%未満であるとトナーとした際の帯電量
が低く、20重量%を超えるとトナーとした際の環境安
定性が悪くなる。本発明の静電荷像現像用トナーの組成
比は、トナー重量に基き、通常、前記荷電制御剤が0.
1〜20重量%、トナーバインダーが30〜95重量
%、着色材料が0〜15重量%であり、必要により磁性
粉(鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性金属の粉末も
しくはマグネタイト、ヘマタイト、フェライトなどの化
合物)を着色材料としての機能を兼ねて60重量%以下
含有していてもよい。さらに種々の添加剤として、滑剤
(ポリテトラフルオロエチレン、低分子量ポリオレフィ
ン、脂肪酸、もしくはその金属塩またはアミドなど)や
他の荷電制御剤(含金属アゾ染料、サリチル酸金属塩な
ど)などを含有させることができる。また、トナーの流
動性改良のために疎水性コロイダルシリカ微粉末等を用
いることもできる。これら添加剤の量はトナー重量に基
き通常10重量%以下である。
【0030】本発明の静電荷像現像用トナーを得る方法
は特に制限はないが、以下の方法などで得ることができ
る。 混練・粉砕法 トナーを構成する成分を乾式ブレンドした後、溶融混練
し、その後粗粉砕し、最終的にジェット粉砕機などを用
いて微粒化する。さらに分級して粒径が通常5〜20ミ
クロンの微粒としてトナーが得られる。 外添法 トナーバインダー、着色材料、必要により、滑剤および
磁性粉からなる粒径5〜20ミクロンの粒子に本発明の
荷電制御剤を乾式ブレンドした後、必要により加熱しな
がらミキサーにて強混合することで外添してトナーが得
られる。 重合法 トナーバインダー原料の単量体に本発明の荷電制御剤お
よび着色材料等を分散、溶解し、ついで水中にて縣濁重
合した後乾燥し、粒径が通常5〜20ミクロンの微粒と
してトナーが得られる。
【0031】本発明の静電荷像現像用トナーは必要に応
じて鉄粉、ガラスビーズ、ニッケル粉、フェライト、マ
グネタイト、および樹脂(アクリル樹脂、シリコーン樹
脂など)により表面をコーティングしたフェライトなど
のキャリアー粒子と混合されて電気的潜像の現像剤とし
て用いられる。また、キャリア粒子のかわりに帯電ブレ
ードなどの部材と摩擦し、電気的潜像を形成することも
できる。本発明の静電荷像現像トナーは複写機、プリン
ターなどにより支持体(紙、ポリエステルフィルムな
ど)に定着して記録材料とされる。支持体に定着する方
法としては、公知の熱ロール定着方法、フラッシュ定着
方法などが適用できる。
【0032】本発明の荷電制御剤は湿式トナー、粉体塗
料などに用いることもできる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を更に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以
下、部は重量部を示す。
【0034】
【実施例】
実施例A1 m-ニトロフェニルマレイミド508部、パーフルオロ
アルキルエチルメタクリレート{ケミノックスFAMA
C-C8:日本メクトロン(株)製}412部および2-ア
クリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸80部を、
DMF中沸点下、ジターシャリーブチルパーオキサイド
を開始剤として8時間共重合し、次いでDMFを減圧乾
燥機により溜去し、本発明の荷電制御剤(A1)を得
た。
【0035】実施例A2 3,4-ジクロロフェニルマレイミド457部、パーフル
オロアルキルエチルメタクリレート503部およびスチ
レンスルホン酸ナトリウム40部を実施例A1と同様に
共重合し、本発明の荷電制御剤(A2)を得た。
【0036】実施例A3 荷電制御剤(A2)500部の存在下、スチレン500
部をDMF中180℃でジターシャリーブチルパーオキ
サイドを開始剤として4時間グラフト重合し、次いでD
MFを減圧乾燥機により溜去し、本発明の荷電制御剤
(A3)を得た。
【0037】実施例A4 3,4-ジクロロフェニルマレイミド960部およびスチ
レンスルホン酸ナトリウム40部を実施例A1と同様に
共重合し、本発明の荷電制御剤(A4)を得た。
【0038】実施例A5 パーフルオロアルキルエチルアクリレート{FLUOW
ET AC 812:ヘキストインダストリー(株)製}5
11部および無水イタコン酸223部をMEK中、アゾ
ビスバレロニトリル50部を開始剤として4時間共重合
し、重量平均分子量18,000の共重合物(1)を得た。
オートクレーブ中にて共重合物(1)734部の存在下、
スチレン1000部をMEK中180℃でジターシャリ
ーブチルパーオキサイドを開始剤として4時間グラフト
重合し、次いでMEKを減圧乾燥機により溜去しグラフ
ト重合物(1)を得た。次いで、グラフト重合物(1)173
4部に3,4-ジクロロアニリン262部およびp-アミ
ノベンゼンスルホン酸ナトリウム37部を加え、DMF
中沸点下8時間イミド化反応し、その後DMFを溜去
し、本発明の荷電制御剤(A5)を得た。
【0039】実施例A6 3,4-ジクロロフェニルマレイミド457部、パーフル
オロアルキルエチルメタクリレート{ケミノックスFA
MAC-C8:日本メクトロン(株)製}503部および
2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸36
部を、DMF中沸点下、ジターシャリーブチルパーオキ
サイドを開始剤として8時間共重合し、次いで水酸化ナ
トリウム7部を加え中和した後、DMFを減圧乾燥機に
より溜去し、本発明の荷電制御剤(A6)を得た。
【0040】実施例A7 ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物7
23部およびテレフタル酸348部をジブチルチンオキ
サイド2部を触媒として230℃で重縮合し、重量平均
分子量6,000、水酸基価20mgKOH/gのポリ
エステル系重合物(1)を得た。共重合物(1)734部とポ
リエステル系重合物(1)1000部をMEK中160℃
でエステル化し、次いでMEKを減圧乾燥機により溜去
し、グラフト重合物(2)を得た。次いでグラフト重合物
(2)1734部、3,4-ジクロロアニリン262部およ
びp-アミノベンゼンスルホン酸ナトリウム37部を実
施例A5と同様に反応し、本発明の荷電制御剤(A7)
を得た。
【0041】実施例A8 メチルビニルエーテル/無水マレイン酸交互共重合体
{VEMA−A101:ダイセル化学工業(株)製}36
9部にパーフルオロアルキルエタノール{ケミノックス
FA-M:日本メクトロン(株)製}413部をMEK中
160℃でエステル化し、共重合物(2)を得た。共重合
物(2)782部に実施例A5と同様にスチレン1000
部をグラフトし、グラフト重合物(3)を得た。次いで、
グラフト重合物(3)1782部、3,4-ジクロロアニリ
ン214部およびp-アミノベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム30部を実施例A5と同様に反応し、本発明の荷電
制御剤(A7)を得た。
【0042】実施例A9 共重合物(2)782部とポリエステル系重合物(1)100
0部を実施例A7と同様に反応し、グラフト重合物(4)
を得た。次いで、グラフト重合物(4)1782部、3,4
-ジクロロアニリン214部およびp-アミノベンゼンス
ルホン酸ナトリウム30部を実施例A5と同様に反応
し、本発明の荷電制御剤(A9)を得た。
【0043】比較例CA1 スチレンスルホン酸ナトリウムを加えない以外は実施例
A3と同様に共重合し、比較荷電制御剤(CA1)を得
た。
【0044】比較例CA2 パーフルオロアルキルエチルメタクリレート{ケミノッ
クスFAMAC-C8:日本メクトロン(株)製}912
部およびスチレンスルホン酸ナトリウム88部を実施例
A1と同様に共重合し、比較荷電制御剤(CA2)を得
た。
【0045】比較例CA3 パーフルオロアルキルエチルメタクリレート{ケミノッ
クスFAMAC-C8:日本メクトロン(株)製}100
0部をトルエン中沸点下アゾビスイソブチロニトリルを
開始剤として重合し、比較荷電制御剤(CA3)を得
た。
【0046】比較例CA4 スチレン920部および2-アクリルアミド-2-メチル
プロパンスルホン酸80部をトルエン/メタノール混合
溶剤中アゾビスイソブチロニトリルを開始剤として8時
間共重合し、次いで減圧乾燥により溶剤を溜去し、比較
荷電制御剤(CA4)を得た。
【0047】比較例CA5 スチレン912部およびスチレンスルホン酸ナトリウム
88部をDMF中沸点下アゾビスイソブチロニトリルを
開始剤として4時間共重合し、次いでDMFを減圧乾燥
機により溜去し、比較荷電制御剤(CA5)を得た。
【0048】実施例B1 荷電制御剤(A3)20部およびスチレン系トナーバイ
ンダー{ハイマーUNI−3000:三洋化成工業(株)
製}1000部をDMFに溶解混合後DMFを溜去し、
本発明のトナーバインダー組成物(B1)を得た。トナ
ーバインダー組成物(B1)の薄片をRuO4で染色
後、透過型電子顕微鏡(TEM){H−7100:日立
製作所製}で観察したところ、粒径約1μmの分散粒子
が観察された。同様にハイマーUNI−3000を観察
したが分散粒子は存在しなかった。
【0049】実施例B2 ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物4
17部、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付
加物341部およびテレフタル酸310部をジブチルチ
ンオキサイド2部を触媒として重縮合し、重量平均分子
量8,000のポリエステル系トナーバインダー(1)
を得た。荷電制御剤(A2)10部およびトナーバイン
ダー(1)1000部を実施例B1と同様に混合し、本
発明のトナーバインダー組成物(B2)を得た。実施例
B1と同様にTEM観察したところ、粒径約2μmの分
散粒子が観察された。
【0050】実施例T1〜T8および比較例CT1〜C
T8 表1の組成の荷電制御剤とスチレン系トナーバインダー
{ハイマーUNI−3000、三洋化成工業(株)製}1
000部、カーボンブラック{MA−100、三菱化成
(株)製}80部および低分子量ポリプロピレン{ビスコ
ール660P、三洋化成工業(株)製}40部を下記の方
法でトナー化した。まず、ヘンシェルミキサ{FM10
B、三井三池化工機(株)製}を用いて予備混合した後、
二軸混練機{PCM−30、(株)池貝製}で混練した。
ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット{日本ニュー
マチック工業(株)製}を用いて微粉砕した後、気流分級
機{MDS−I、日本ニューマチック工業(株)製}で分
級し、5〜20μmの粒径の粉体を得て、本発明のトナ
ー(T1)〜(T8)および比較トナー(CT1)〜
(CT8)を得た。評価結果を表1に示す。
【0051】実施例T9 ハイマーUNI−3000の代わりに本発明のトナーバ
インダー組成物(B1)1020部を用い、荷電制御剤
を加えない以外は実施例T1と同様にトナー化し、本発
明のトナー(T9)を得た。評価結果を表1に示す。
【0052】
【表1】 評価結果 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− トナー名 荷電制御剤 帯電量 立ち 環境 帯電量 複写 No 添加部数 (μC/g) 上がり 依存性 分布 試験 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (T1) (A1) 10部 −24 B B B A (T2) (A2) 10部 −21 A A B A (T3) (A3) 10部 −15 B A A B (T4) (A3) 20部 −22 A A A A (T5) (A4) 10部 −18 B A B A (T6) (A5) 20部 −22 A A A A (T7) (A6) 10部 −21 A A B A (T8) (A8) 30部 −21 A A A A (T9) (B1) 1020部 −21 A A A A −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (CT1) 未添加 −9 D C B D (CT2)(CA1)10部 −24 C A B B (CT3)(CA2)10部 −17 A B B A (CT4)(CA3)10部 −10 C B B D (CT5)(CA4)20部 −13 D C A D (CT6)(CA4)50部 −18 C C A C (CT7)(CA3)10部併用 (CA4)50部 −17 C C B C (CT8)(CA5)10部 −11 C C B D −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 注) (CT7)は荷電制御剤として(CA3)と(CA4)を併用
【0053】(評価方法) 現像剤の調整 トナー1部と静電荷像現像用シリコーン樹脂コートフェ
ライトキャリアー{FL961−150、パウダ−テッ
ク(株)製}24部とを混合して、現像剤を作製した。 飽和帯電量(帯電量)の測定 上記現像剤を23℃、50%R.H.で8時間以上調湿
した後、ターブラーシェーカーミキサーにて50r.p.m.
×1、3、7、20、60および120分間摩擦攪拌
し、それぞれの時間毎に帯電量を測定した。帯電量の増
加がなくなった摩擦時間の帯電量をもって飽和帯電量と
した。 測定装置:ブローオフ帯電量測定装置{東芝ケミカル
(株)製} 帯電の立ち上がり(立ち上がり)の評価基準 上記帯電量測定結果から、以下の基準で評価した。 A:飽和帯電量の80%の帯電量に到達する摩擦時間が
7分未満のもの B:飽和帯電量の80%の帯電量に到達する摩擦時間が
7〜20分のもの C:飽和帯電量の80%の帯電量に到達する摩擦時間が
20〜60分のもの D:飽和帯電量の80%の帯電量に到達する摩擦時間が
60分を超えるもの 環境安定性の測定 上記現像剤を、高温高湿および低温低湿で8時間以上調
湿したものの帯電量を測定した。 低温低湿度:10℃、40%R.H. 高温高湿度:35℃、85%R.H. 評価基準 A:低温低湿度と高温高湿で帯電量の変化が小さいもの B:低温低湿度と高温高湿で帯電量の変化が中程度のもの C:低温低湿度と高温高湿で帯電量の変化が大きいもの 帯電量分布の測定 上記現像剤を23℃、50%R.H.で8時間以上調湿
した後、ターブラーシェーカーミキサーにて50r.p.m.
×20分間摩擦攪拌し、帯電量分布を測定した。装置:
粒子帯電量分布測定装置{EST−1、ホソカワミクロ
ン(株)製} 評価基準 A:帯電量分布が狭いもの B:帯電量分布が中程度のもの C:帯電量分布が広いもの 複写試験 上記現像剤を評価用複写機を用いて連続複写試験を行っ
た。 評価機:セレン感光体を用いた負帯電性トナ−用電子写真複写機 連続複写枚数:2万枚 評価基準 A:2万枚連続複写後も画像良好のもの B:2万枚連続複写後、画質低下がややみられるもの C:2万枚連続複写後、画質低下が明らかにみられるもの D:複写初期から、画像不良のもの
【0054】実施例T10〜T13 (トナーバインダーの合成)ビスフェノールAプロピレ
ンオキサイド2モル付加物751部、テレフタル酸10
4部および無水トリメリット酸167部をジブチルチン
オキサイド2部を触媒として重縮合し、軟化点127℃
のポリエステル系トナーバインダー(2)を得た。 (トナーの作成および評価)トナーバインダーをポリエ
ステル系トナーバインダー(2)にかえる以外は、実施
例T1と同様にして、表2の組成でトナー化し、本発明
のトナー(T10)〜(T13)を得た。評価結果を表2に
示す。
【0055】
【表2】 評価結果 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− トナー名 荷電制御剤 帯電量 立ち 環境 帯電量 複写 No 添加部数 (μC/g) 上がり 依存性 分布 試験 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (T10) (A2) 10部 −20 A A B A (T11) (A5) 20部 −21 A A A A (T12) (A7) 20部 −23 A A A A (T13) (A9) 30部 −22 A A A A −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (評価方法)実施例T1と同様に評価した。
【0056】実施例T14およびT15 ポリエステル系トナーバインダー(1)1000部、着
色剤{ファーストゲンマゼンタR−11、大日本インキ
工業(株)製}50部、および表3の組成の荷電制御剤
を、実施例T1と同様にトナー化し、本発明のトナー
(T14)および(T15)を得た。評価結果を表3に示
す。
【0057】実施例T16 トナーバインダー(1)の代わりにトナーバインダー組
成物(B2)を用い、荷電制御剤を添加しない以外は、
実施例T13と同様にしてトナー化し、本発明のトナー
(T16)を得た。評価結果を表3に示す。
【0058】
【表3】 評価結果 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− トナー名 荷電制御剤 帯電量 立ち 環境 帯電量 透明性 No 添加部数 (μC/g) 上がり 依存性 分布 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (T14) (A5) 20部 −22 A A A B (T15) (A7) 20部 −21 A A A A (T16) (B2) 1020部 −20 A A A A −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (評価方法)〜に関しては、実施例T1と同様に評
価した。 透明性の評価 着色剤を加えることなく、トナーバインダーと荷電制御
剤だけを混練し、次いで、混練物をメルトインデクサー
を用いて、約5mmの円柱に成形してその透明性を目視
判定した。 評価基準 A:透明 B:わずかに濁る C:白濁状態
【0059】
【発明の効果】本発明の荷電制御剤、トナーバインダー
組成物および静電荷像現像用トナーは以下の効果を奏す
る。 1.重金属を含有しないので、安全性に優れる。 2.荷電制御剤の着色が弱いので、カラートナーとした
場合の色調に優れる。 3.トナーの透明性が高く、カラートナーとした場合の
色調に優れる。 4.荷電制御剤の分散性が高く、帯電量分布がシャープ
なトナーが得られる。 5.荷電制御剤の帯電量が高く、少量の荷電制御剤の使
用量で適正な帯電量のトナーが得られる。 6.帯電の立ち上がりに優れ、短時間の摩擦で一定の帯
電量に到達するトナーが得られる。 7.環境依存性に優れ、種々の環境下においても帯電量
の変化が少ないトナーが得られる。 8.長時間の連続複写を重ねてもかぶりの少ない、鮮明
な画像を安定に保持するトナーが得られる。 9.粉体塗料に用いた場合も上記2〜7のトナーの場合
と同様に、帯電性に優れ、かつ色調に優れた塗料が得ら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 菅野 芳男 (56)参考文献 特開 平6−230598(JP,A) 特開 平6−199957(JP,A) 特開 平4−362656(JP,A) 特開 平3−127072(JP,A) 特開 平3−171145(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基およ
    びパーフルオロアルキル基からなる群から選ばれる1種
    以上の電子吸引基Xにより置換されたフェニルマレイミ
    ド置換体またはフェニルイタコンイミド置換体を有する
    重合性単量体(1)およびスルホ基含有重合性単量体
    (2)を構成単位として含有する共重合体(A)からな
    ることを特徴とする荷電制御剤。
  2. 【請求項2】 (A)が、(1)を構成単位として10
    〜99重量%、(2)を構成単位として0.1〜20重
    量%含有するとともに、さらにパーフルオロアルキル基
    および/またはシリコーン基含有重合性単量体(3)を
    構成単位として1〜90重量%含有する共重合体である
    請求項1記載の荷電制御剤。
  3. 【請求項3】 (2)が、スルホン酸塩基含有単量体で
    ある請求項1または2記載の荷電制御剤。
  4. 【請求項4】 (2)が、芳香族スルホン酸塩基含有単
    量体である請求項1〜3のいずれか記載の荷電制御剤。
  5. 【請求項5】 (3)が、パーフルオロアルキル基含有
    (メタ)アクリレート、パーフルオロアルキル基含有マ
    レエートおよびパーフルオロアルキル基含有イタコネー
    トからなる群から選ばれる重合性単量体である請求項1
    〜4のいずれか記載の荷電制御剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか記載の該共重合
    体(A)と同じ構成の重合体部分(a)に、スチレン系
    重合体部分(b1)およびポリエステル系重合体部分
    (b2)からなる群より選ばれる重合体部分(b)がグ
    ラフト状またはブロック状に結合した共重合体(AB)
    からなる荷電制御剤。
  7. 【請求項7】 トナーバインダーと請求項1〜6のいず
    れか記載の荷電制御剤を含有することを特徴とするトナ
    ーバインダー組成物。
  8. 【請求項8】 トナーバインダー、着色材料および荷電
    制御剤を含有する静電荷像現像用トナーにおいて、請求
    項1〜7のいずれか記載の荷電制御剤を含有することを
    特徴とする静電荷像現像用トナー。
  9. 【請求項9】 トナー中において、トナーバインダーの
    少なくとも一部が連続相を形成しており、荷電制御剤の
    少なくとも一部が不連続なドメインを形成している請求
    項8記載の静電荷像現像用トナー。
  10. 【請求項10】 静電荷像現像用トナーとした時に、ト
    ナーバインダーの少なくとも一部が連続相を形成してお
    り、荷電制御剤の少なくとも一部が不連続なドメインを
    形成する請求項1〜6のいずれか記載のトナー用荷電制
    御剤。
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