JPH043547B2

JPH043547B2 -

Info

Publication number: JPH043547B2
Application number: JP57142626A
Authority: JP
Priority date: 1982-08-19
Filing date: 1982-08-19
Publication date: 1992-01-23
Also published as: JPS5933441A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、所望の複写倍率で複写可能な複写装
置に関するものである。

かかる複写装置においては、所望の複写倍率で
の複写が可能である。しかしながら、従来はA3
版の原稿からB4版、またはA4版のコピーを得る
複写倍率等の一部の倍率を除いて、任意の複写倍
率を得るためには複写の度毎に倍率の設定操作を
行う必要があつた。

これに対して、本発明は、頻繁に用いる所望の
複写倍率を簡単に設定することができるようにす
るとともに、それ以外の所望の複写倍率も設定す
ることができるようにすることを目的とするもの
である。

以下、図面を参照して本発明の詳細に説明す
る。

第１図は本発明を適用した連続可変倍複写機の
一例を示す。図において、原稿ガラス１上に原稿
を載せ、所望の倍率ｍを設定するとズームレンズ
２が図示水平方向にシフトする。このとき、ズー
ムレンズ２と原稿との光路長、すなわち物界側の
光路長をＬ１、ズームレンズ２とドラム３上の露
光位置との光露長をＬ２とすると、 L2／L1＝ｍなる関係にある。ズームレンズ２のシフト量は、（L1−L2）／２であり、焦点距離は、１／ｆ＝１／L₁＋１／L₂＝１／L₁＋１／mL₁ なる関係にあるようにズーミングされる。なお、
図においてはズーミングのための駆動装置は省略
してある。

次いで、不図示のコピースタートボタンを押下
すると、感光ドラム３が図示時計方向に回転を始
める。次いで、光学系の可動部である。第１ミラ
ー４が感光ドラム３の周速の１／ｍの速度で図示
右方向へ、また第２ミラー５と第３ミラー６とが
一体となつて同じく右方向へドラム周速の１／
2mの速度で移動を始める。原稿像は、第１ミラ
ー４、第２ミラー５、第３ミラー６、ズームレン
ズ２および第４ミラー７からなる光学投影手段に
よつて、結像部８で感光ドラム３上に結像する。

感光ドラム３はプラス帯電器９によりプラス帯
電される。続いて結像部８に達すると、原稿像が
投影されると同時に二次帯電器１０により帯電を
うけ、静電潜像がその表面に形成され、現像器１
１で顕画される。次いで、給紙部カセツト１２〜
１５から送られてきた転写材１６〜１９が感光ド
ラム３に密着する。転写帯電器２０において、感
光ドラム３上の顕画像が転写材に転写される。転
写を終えた転写材は、分離除電器２１によつて感
光ドラム３から分離され、搬送ベルト２２に導か
れ、さらに定着器２３および排紙ローラ２４を経
てトレイ２５に収納される。一方、感光ドラム３
は、クリーナ２６によつて転写残余のトナーを拭
い去られ、再び次のサイクルを繰返す。

なお、２７は前除電器、２８は電源トランス、
２９は本体駆動モータ、３０は転写材搬送用吸引
フアン、３１は感光ドラムの周速に対して相対的
に同期させて第１ミラー４および第２、第３ミラ
ー５，６を駆動操作させるDCサーボモータ、３
２はレジストローラ、３３，３４は搬送ローラ、
３５〜３８は給紙ローラである。

第２図は上述の複写機の倍率設定を行うための
操作パネルの一例を示す。

希望の倍率は、倍率選択キー３９〜４４または
倍率設定キー４５によつて得ることができる。表
示パネル４７には、選択または設定された倍率が
表示される。倍率選択キー３９，４０，４３およ
び４４に対応して、予め一定の倍率がセツトされ
ている。これらの倍率は図示のように対応するキ
ーの左側に表示されており、これらのキーの押下
により、キーに対応した倍率が得られる。また、
倍率選択キー４１および４２は倍率設定キー４５
で設定した任意の倍率MEMORY１および
MEMORY２を選択するためのキーである。倍
率設定キー４５はカバー４６で覆われており、倍
率のセツト時にカバー４６を開けて倍率設定キー
４５によつて希望の倍率を設定する。設定した倍
率を倍率選択キー４１に記憶する場合には、倍率
設定キー４５で□Ｍ、□１の順に押下操作する。同様
にして、□Ｍ、□２の順に押下操作して、倍率選択キ
ー４２に記憶できる。なお、このように倍率選択
キー４１または４２に記憶された倍率
MEMORY１またはMEMORY２は、新たに上
記と同様な操作によつてセツトしなおされない限
り、記憶され続ける。従つて、上記の希望の倍率
を再度得るためには倍率選択キー４１または４２
を操作するだけで良い。従つて倍率の設定に関す
る操作性を著しく改善することができる。

倍率選択キー３９〜４４にセツトされている以
外の倍率を得るためには、倍率設定キー４５を利
用すれば良い。すなわち、カバー４６を開け、倍
率設定キー４５によつて希望の倍率を設定すれ
ば、表示パネル４７に倍率が表示され、その倍率
で複写することができる。

なお、図において、４８は給紙カセツト選択キ
ー、４９はコピー濃度調整レバー、５０はコピー
枚数設定キー、５１はコピースタートキー、５２
は割込みキー、５３はコピーストツプキー、５４
はコピー枚数および故障モード表示パネル、５５
〜５９は点検表示パネルである。また、６０〜６
５は選択キー３９〜４４に対応して設けられた表
示器であり、押下された選択キーに対応する表示
器が点灯する。

第３図は本発明装置の制御部の一例を示す。こ
こで、Ｑ１はマイクロコンピユータ、Ｑ２〜Ｑ８
は表示器用ドライバ、４７および６０〜６５は前
述した表示器である。また、Ｑ９は不揮発性メモ
リであり、前述したように、倍率設定キー４５を
介して設定された複写倍率が記憶される。

第４図ＡおよびＢは本発明装置における複写倍
率選択のフローチヤートを示す。

まず、倍率設定キー４５を介して、複写倍率選
択キー４１および４２によつて指定される倍率を
メモリＱ９に設定する手順を説明する。キー４１
に対応する倍率MEMORY１を設定する場合に
は、第２図示のキー□Ｍを押下して不図示のフラグ
Ｍをセツトした後（手順Ｔ８）、キー□１を押下し
て不図示のフラグMEM１をセツトする（手順Ｔ
９，Ｔ９−１）。これによつて、所望の複写倍率
を倍率設定キー４５を介して入力可能となる。従
つて、この後、キー４５を介して０〜９の数値が
入力されると、メモリＱ９に複写倍率として記憶
される。本例では、例えば５桁の変倍率が指定で
きるものとし、一例として変倍率「1.0500」を設
定したい場合にはキー４５の各数値キーを次の順
序で押下すればよい。

□１→□．→□０→□５→□０→□０このようにして入力された変倍率MEMORY
１は、手順Ｔ１〜Ｔ７、Ｔ８〜Ｔ８−２、Ｔ１
０、Ｔ１０−１およびＴ１１を介してメモリＱ９
内に記憶される。

同様にして、キー４２に対応する倍率
MEMORY２を設定する場合にもキー４５を介
して行える。この場合には、入力された変倍率
MEMORY２は、手順Ｔ１〜Ｔ７、Ｔ８〜Ｔ８
−２、Ｔ１０，Ｔ１２，Ｔ１２−１およびＴ１３
を順次介してメモリＱ９内に記憶される。

なお、メモリＱ９内に記憶した変倍率
MEMORY１をクリアするには、キー４５にお
いて次の順序でキーの押下をすればよい（手順Ｔ
１０−１，Ｔ１０−２）。

□Ｍ→□１→□Ｃ変倍率MEMORY２のクリアも同様にして次
のように操作すればよい（手順Ｔ１２−１，Ｔ１
２−２）。

□Ｍ→□２→□Ｃ次に、このように所望の変倍率MEMORY１，
MEMORY２を設定した後においては、選択キ
ー４１を押下すると変倍率MEMORY１がメモ
リＱ９から呼び出されて倍率設定が行われる（手
順Ｔ４，Ｔ４−１）。

同様に、選択キー４２を押下すると、変倍率
MEMORY２がメモリＱ９から呼び出されて倍
率設定が行われる（手順Ｔ５，Ｔ５−１）。

一方、選択キー３９，４０，４３，４４が押下
された場合には、それらのキーに対応した倍率が
設定されることになる（手順Ｔ２，Ｔ２−１，Ｔ
３，Ｔ３−１，Ｔ６，Ｔ６−１，Ｔ７，Ｔ７−
１）。

なお、上述の実施例においては、所望の変倍率
を設定し得る選択キーを２個設けた場合について
説明してきたが、この選択キーの個数は１個で
も、また３個以上あつても良いこと勿論であり、
例えば、予め倍率が指定されている選択キー３
９，４０，４３および４４を全て所望の変倍率を
設定し得る選択キーとしても良い。

また、本例では倍率設定キー４５を独立して設
けたが、コピー枚数設定キー５０と兼用しても良
い。

さらに、複写倍率の表示についても、表示パネ
ル４７に表示する代わりに、選択キー３９〜４４
上に倍率を書いた紙を貼付しても良く、表示パネ
ル５４に表示し得るようにしても良いこと勿論で
ある。

以上説明したように本実施例によれば、所望の
倍率を予め記憶しておき、複写に際しては、この
記憶した倍率のうちの一つを複写倍率として選択
できるようにしたので、従来のように、複写の度
毎に複写倍率を設定する操作を行う必要がなく、
複写倍率の設定、選択の操作性を改善でき、以つ
て簡易かつ迅速に所望倍率による複写を行うこと
ができる。

以上説明したように、本発明によれば、使用者
は頻繁に用いる所望の複写倍率を記憶手段に書き
込んでおくことができるので、頻繁に用いる所望
の複写倍率を読出キーを操作することにより簡単
に設定して複写することができ、さらに、記憶手
段に書き込まれた複写倍率以外の複写倍率は、倍
率設定キー手段によりそれぞれの桁の数値を所望
の値に設定して複写することができる。また、倍
率設定キーを記憶手段への複写倍率の設定入力お
よび記憶手段に書き込まれた複写倍率以外の複写
倍率の設定入力に共通使用できるので、操作部の
設置スペースが広がることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す概略構成図、
第２図は第１図示の装置の操作部の一例を示す線
図、第３図は第１図示の装置の制御部の一例を示
すブロツク図、第４図ＡおよびＢは第１図示の装
置における複写倍率の選択動作のフローチヤート
である。１……ガラス、２……ズームレンズ、３……ド
ラム、４，５，６，７……ミラー、８……結像
部、９，１０，２０……帯電器、１１……現像
器、１２，１３，１４，１５……カセツト、１
６，１７，１８，１９……転写材、２１，２７…
…除電器、２２……搬送ベルト、２３……定着
器、２４……排紙ローラ、２５……トレイ、２６
……クリーナ、２８……電源トランス、２９，３
１……モータ、３０……吸引フアン、３２……レ
ジストローラ、３３，３４……搬送ローラ、３
５，３６，３７，３８……給紙ローラ、３９，４
０，４１，４２，４３，４４……倍率選択キー、
４５……倍率設定キー、４６……カバー、４７…
…表示パネル、４８……給紙カセツト選択キー、
４９……コピー濃度調整レバー、５０……コピー
枚数設定キー、５１……コピースタートキー、５
２……割込みキー、５３……ストツプキー、５４
……表示パネル、５５，５６，５７，５８，５９
……表示パネル、６０，６１，６２，６３，６
４，６５……表示器、Ｑ１……マイクロコンピユ
ータ、Ｑ２，Ｑ３，Ｑ４，Ｑ５，Ｑ６，Ｑ７，Ｑ
８……ドライバ、Ｑ９……メモリ。

Claims

【特許請求の範囲】１複写枚数を設定するための枚数設定キー手段
と、複写枚数を表示するための枚数表示手段とを
有する複写装置において、複写倍率が書き込まれる記憶手段と、前記記憶手段に複写倍率を書き込む書き込みモ
ードをセツトするためのモードキー手段と、複数桁の複写倍率のそれぞれの桁の数値を所望
の値に設定するための倍率設定キー手段と、前記記憶手段に書き込まれた複写倍率の読み出
しを指示するための読出キー手段と、複数桁の複写倍率のそれぞれの桁の数値を表示
する倍率表示手段と、前記モードキー手段の操作に応じて書き込みモ
ードをセツトし、前記書き込みモードがセツトさ
れた状態で前記倍率設定キー手段によりそれぞれ
の桁の数値が所望設定された複数桁の複写倍率を
前記記憶手段に書き込み、前記倍率設定キーによ
る倍率書き込みの終了後前記書き込みモードをリ
セツトする制御手段とを有し、前記制御手段は、前記読出キー手段が操作されると、前記記憶手
段から複写倍率を読み出してそれぞれの桁の数値
を前記倍率表示手段に表示させ、前記倍率設定キー手段により複数桁の複写倍率
のそれぞれの数値が所望設定されると、前記記憶
手段に書き込まれた複写倍率以外の複写倍率であ
つても、前記倍率設定キー手段により所望設定さ
れた複写倍率のそれぞれの桁の数値を前記倍率表
示手段に表示させ、前記倍率表示手段に表示された複写倍率に従つ
て複写制御を行うことを特徴とする複写装置。