JPH04354159A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH04354159A
JPH04354159A JP3128066A JP12806691A JPH04354159A JP H04354159 A JPH04354159 A JP H04354159A JP 3128066 A JP3128066 A JP 3128066A JP 12806691 A JP12806691 A JP 12806691A JP H04354159 A JPH04354159 A JP H04354159A
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mos transistor
groove
mos
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transistors
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JP3128066A
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Hajime Arai
新井 肇
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B20/00Read-only memory [ROM] devices
    • H10B20/27ROM only
    • H10B20/40ROM only having the source region and drain region on different levels, e.g. vertical channel
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/10Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including a plurality of individual components in a repetitive configuration
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B20/00Read-only memory [ROM] devices

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置に関し、
特にNAND型マスクROM(Read  Only 
 Memory)の高集積化構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、nチャネル型トランジスタを
用いた従来のNAND型マスクROMのメモリセルアレ
イの等価回路図であり、図11は、図17に対応するメ
モリセルアレイの平面構造図である。両図を参照して、
シリコン基板の主表面には複数のMOSトランジスタが
直列接合された第1MOSトランジスタ列(a列)と第
2MOSトランジスタ列(b列)が列方向に延びて互い
に平行に形成されている。2つのトランジスタ列(a列
、b列)の間は各々LOCOS(Local  Oxi
dation  of  Silicon)分離膜4に
よって絶縁分離されている。シリコン基板主表面の行方
向にはMOSトランジスタのゲート電極(3S0、3S
1)およびワード線(30〜37)が互いに平行に延び
て形成されている。
【0003】図12は図11中の切断線X−Xに沿った
方向からの断面構造である。シリコン基板6の主表面上
に形成される複数のMOSトランジスタは各々の不純物
領域を共有するように直列に接続されている。複数のM
OSトランジスタを含むMOSトランジスタ列にはエン
ハンスメント型のトランジスタとデプレッション型のト
ランジスタが含まれる。デプレッション型トランジスタ
は記憶するデータに応じて任意のトランジスタがデプレ
ッション型に形成されている。すなわち、このNAND
型マスクROMではROMデータの“1”/“0”をM
OSトランジスタに対するデプレッション注入の“有”
/“無”で記憶している。
【0004】次に、図17、図11および図12を用い
て従来のNAND型マスクROMの動作について説明す
る。
【0005】なお、図17においてチャネル領域に斜線
を施したトランジスタ(たとえば5S0a、5S1b、
51a…)がデプレッション型トランジスタであり、そ
れ以外のものはエンハンスメント型トランジスタである
。ゲート電極3S0、3S1はMOSトランジスタのa
列またはb列を選択するための選択ゲートである。
【0006】動作において、たとえばWL3−a列のビ
ット53aを読出す場合には、まず選択ゲート3S0を
OFF、3S1をONにし、さらに読出しビットのワー
ドラインWL3(33)をOFF、それ以外のワードラ
インWL0〜WL2、WL4〜WL7)をONする。こ
のような状態においては、b列側はトランジスタ5S0
bがOFF状態にあるため電流は流れない。また、選択
のワードライン(WL0〜WL2、WL4〜WL7)は
すべてON状態の電圧が与えられているので、この非選
択のワードラインに対応する各ビット(50a〜52a
、54a〜57a)はエンハンスメント型あるいはデプ
レッション型のいずれの型かにかかわらず電流が流れ得
る状態にある。このような状態で選択したワードライン
WL3に対応するビット53aが電流を流し得るか否か
によってa列に電流が流れるか否かが決定される。 今、選択された読出しビット53aはデプレッション型
トランジスタとなっている。したがって読出しビット5
3aに電流が流れることによってa列側に電流が流れ、
ビットライン2にその電流が流れている。そしてこのビ
ット線2に通じた電流を感知することによって読出しビ
ット53aのデータが“1”であることが判定される。
【0007】逆に選択ゲートの3S0をON、3S1を
OFFにし、ワード線WL3を選択した場合には、読出
しビット53bはエンハンスメント型トランジスタで構
成されているため、電流パスがカットオフされる。この
ために、b列には電流が流れず、読出しビット53bの
データは“0”であると判定される。
【0008】次に、各ビットを構成するMOSトランジ
スタの構成について説明する。図13は、直列接続され
たMOSトランジスタの断面構造図である。各ビットを
構成するMOSトランジスタ列は、デプレッション型M
OSトランジスタ10aとエンハンスメント型MOSト
ランジスタ10bとを含む。いずれのトランジスタにお
いても、基本的な構造は同じである。すなわち、1対の
N+ソース/ドレイン13、13とゲート絶縁層12お
よびゲート電極11とを備える。デプレッション型MO
Sトランジスタ10aは少なくともチャネル領域にデプ
レッション注入層14を有している。このデプレッショ
ン注入層14は、ゲート電極に電圧が印加されない状態
でもソース・ドレイン領域13、13間に電流を流し得
る。すなわちしきい値電圧が負のものである。これに対
し、エンハンスメント型MOSトランジスタ10bはゲ
ート電極11に正のゲート電圧が印加された状態でソー
ス・ドレイン13、13間にドレイン電流が流れ始める
。すなわち、しきい値電圧が正である。
【0009】次に、図13に示す直列接続されたMOS
トランジスタ列の製造方法について説明する。図14な
いし図16は、図13に示すMOSトランジスタ列の製
造工程を順に示す断面構造図である。
【0010】まず、図14に示すように、シリコン基板
6の主表面上の所定の位置にLOCOS法を用いてLO
COS分離膜を形成する(図示せず)。次に、トランジ
スタのしきい値調整のために、シリコン基板6の表面に
不純物イオン26をイオン注入する。
【0011】次に、図15に示すように、シリコン基板
上のトランジスタ形成領域の所定の部分にマスク層27
を形成する。そして、このマスク層27を用いてシリコ
ン基板6のデプレッション型トランジスタを形成すべき
領域に、たとえばリンあるいは砒素(nチャネル型の場
合)の不純物イオン28をイオン注入する。これにより
デプレッション注入層14を形成する。
【0012】さらに、図16に示すように、マスク層2
7を除去した後、シリコン基板6の表面にたとえば熱酸
化法などを用いてゲート絶縁層12を形成する。さらに
、ゲート絶縁層12の表面上に多結晶シリコン、高融点
金属シリサイドおよび多結晶シリコンの二層膜などの導
電層を形成し、所定の形状にパターニングする。これに
より複数のゲート電極を形成する。その後、ゲート電極
をマスクとしてn型不純物29をイオン注入し、MOS
トランジスタのソース・ドレイン13を形成する。以上
の工程によりエンハンスメント型およびデプレッション
型のMOSトランジスタの直列接続構造が形成される。
【0013】その後、層間絶縁層およびビット線、ソー
ス線を形成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置においては
、記憶容量の増大のために集積度を向上させることは必
須の要求である。そして、集積度の向上のために、メモ
リを構成する各素子の構造を微細化することが必要とな
る。上記のような従来のNAND型マスクROMのメモ
リセルアレイにおいては、構造の微細化のためには直列
接続されたMOSトランジスタ構造を微細化する必要が
ある。しかしながら、MOSトランジスタの微細化に対
しては以下のような問題がある。
【0015】(1)  図13を参照して、ゲート電極
11のゲート長に関しては、エンハンスメント型トラン
ジスタの場合ソース・ドレイン間の電流をカットオフで
きるだけのソース・ドレイン間の耐圧を保持し得る長さ
が必要である。すなわち、ゲート長についてはソース・
ドレイン間のパンチスルーの発生を抑制し得る程度にソ
ース・ドレイン間の距離を確保する必要がある。
【0016】(2)  隣接するMOSトランジスタの
ゲート電極11、11の間隔は、パターニング工程にお
いて、露光装置の解像度、またはエッチング装置の性能
により制限される。
【0017】上記のような制限条件により、図13に示
す従来のマスクROMのメモリセルアレイでは、ゲート
長は約0.8μm、ゲート電極11、11の間の間隔は
0.8μm程度に形成されている。
【0018】このように、従来のシリコン基板の主表面
に直列にMOSトランジスタを配置した構造のメモリセ
ルアレイを有するマスクROMでは、MOSトランジス
タの特性上ならびにトランジスタの製造上の制限から微
細化構造を実現するには問題があった。
【0019】したがって、この発明は上記のような問題
点を解決するためになされたもので、トランジスタの特
性上の制限や製造工程上の制限を受けることなく微細化
可能なメモリセルアレイを有する半導体装置およびその
製造方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明による半導体装
置は、主表面を有する半導体基板の主表面に、互いに平
行に延びた複数の凹溝が形成されている。また、凹溝の
延びる方向と交わる方向には、複数のMOSトランジス
タが直列に接続して配置された第1MOSトランジスタ
列と、この第1MOSトランジスタ列と並行に配置され
、複数のMOSトランジスタが直列に接続された第2M
OSトランジスタ列が形成され、さらに第1MOSトラ
ンジスタ列と前記第2MOSトランジスタ列との間には
絶縁分離領域が形成されている。この絶縁分離領域は第
1MOSトランジスタ列のMOSトランジスタと第2M
OSトランジスタ列のMOSトランジスタとの間を絶縁
して分離する。さらに、半導体装置は、第1MOSトラ
ンジスタ列の一方端のMOSトランジスタのソース・ド
レインと、第2MOSトランジスタ列の一方端のMOS
トランジスタのソース・ドレインとに接続されるビット
線と、第1MOSトランジスタ列の他方端のMOSトラ
ンジスタのソース・ドレインと、前記第2MOSトラン
ジスタ列の他方端のMOSトランジスタのソース・ドレ
インとに接続されるソース線とを備えている。そして、
第1MOSトランジスタ列および第2のMOSトランジ
スタ列に含まれるMOSトランジスタは、凹溝の底面と
凹溝に面なる基板の主表面とに形成された1対のソース
・ドレインと、1対のソース・ドレイン間に位置する凹
溝の内表面に形成されたチャネル領域と、絶縁層を介在
して凹溝の内表面上に形成されたゲート電極とを備えて
いる。
【0021】また、この発明による半導体装置は、凹溝
の側壁に形成された第1および第2MOSトランジスタ
を備えており、この半導体装置の製造方法は、以下の工
程を備えている。まず、第1導電型の半導体基板の主表
面に凹溝を形成する。次に、半導体基板の主表面に対し
て斜め方向に第1導電型の不純物をイオン注入すること
によって、凹溝の側壁および底面の一部に第1導電型不
純物領域を形成する。さらに、半導体基板の主表面上お
よび凹溝の内表面上に絶縁層を形成する。さらに、絶縁
層の表面上に導電層を形成する。そして、導電層および
絶縁層を異方性エッチングすることによって凹溝の側壁
に接するゲート絶縁層およびゲート電極層を形成する。 その後、ゲート電極層をマスクとして前記半導体基板の
主表面および前記凹溝の底面に第2導電型の不純物をイ
オン注入する。
【0022】
【作用】この発明による半導体装置は、基板表面に形成
した凹溝の側壁をMOSトランジスタのチャネル領域と
して利用することにより、1対のソース・ドレイン間の
基板主表面に沿う方向での間隔を縮小することができる
。また、凹溝の深さに応じてゲート電極のゲート長を任
意の値に設定することができる。このために、MOSト
ランジスタのゲート長あるいはチャネル長を縮小するこ
となくMOSトランジスタの平面的な構造を微細化する
ことができる。また、基板主表面に形成した凹溝の側壁
に対して斜め方向からイオン注入することにより、凹溝
の側壁にデプレッション領域を形成することができる。 これにより、エンハンスメント型とデプレッション型の
MOSトランジスタを含むマスクROMのメモリセルア
レイを製造することができる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例について図を用いて
詳細に説明する。
【0024】図1は、この発明の実施例によるnチャネ
ル型MOSトランジスタを用いたNAND型マスクRO
Mのメモリセルアレイの平面構造図である。この平面構
造図に対応する等価回路図が図17に示される。シリコ
ン基板主表面の行方向には互いに平行に複数の凹溝5が
形成されている。凹溝5の延びる方向に直交する方向に
素子分離のためのLOCOS分離膜4が互いに平行に形
成されている。このLOCOS分離膜4はシリコン基板
の主表面および凹溝5の内表面に沿って形成されている
。互いに隣接する2つのLOCOS分離膜4、4の間に
位置する領域には相互に直列に接続された10個のMO
Sトランジスタ列(a列)、あるいは同じく10個の直
列接続されたMOSトランジスタの列(b列)が形成さ
れている。a列およびb列の各トランジスタ列は、各々
2つの選択トランジスタとの8ビットのメモリトランジ
スタとからなる。そして、これらのMOSトランジスタ
は凹溝5の側面に沿って延びるゲート電極(3S0〜3
S1,30〜37)を備えている。ゲート電極は凹溝5
の側面に沿って、かつLOCOS分離膜4を乗り越えて
延在し、選択ゲート、あるいはワード線(WL0〜WL
7)を構成している。a列およびb列の一方の端部に位
置するMOSトランジスタの不純物領域にはビット線コ
ンタクト2aを通してビット線2が接続されている。 また、他方の端部に位置するMOSトランジスタの不純
物領域には、ソース線コンタクト1aを通してソース線
1が接続されている。
【0025】図2は図1中の切断線Y−Yに沿った方向
からの断面構造図である。選択トランジスタあるいはメ
モリトランジスタの各々は、1対のソース・ドレイン1
3a,13bと、ゲート絶縁膜12およびゲート電極1
1とを含む。ソース・ドレイン領域13a、13bは、
その一方がシリコン基板6の主表面、すなわち2つの凹
溝5、5に挟まれた凸部表面に形成され、他方が凹溝5
の底面に形成されている。ゲート絶縁膜12は凹溝5の
側面および底面の一部に沿って膜厚150〜200Å程
度に形成されている。ゲート電極11はゲート絶縁膜1
2の表面上に形成されており、その膜厚は凹溝5の底面
近傍において0.3μm程度に形成されている。また、
凹溝5の底面に形成されるソース・ドレイン13aの幅
はたとえば0.2μm程度に形成される。凹溝5の側面
および底面に沿い、1対のソース・ドレイン13a、1
3bの間に形成されるチャネル領域には、記憶すべきデ
ータに応じて所定のMOSトランジスタに対してデプレ
ッション層14が形成されている。メモリトランジスタ
の各々は、このデプレッション層14を有するトランジ
スタがデプレッション型に形成され、それ以外のトラン
ジスタはエンハンスメント型に形成されている。
【0026】図3は、図2に示すメモリトランジスタの
断面斜視図を示している。図3に示されるように、互い
に隣接するMOSトランジスタ10a、10bの各々の
ソース・ドレイン13a,13bはLOCOS分離膜4
によって絶縁分離されている。ゲート電極11は凹溝5
の側壁に沿って連続的に延びて形成されている。
【0027】このように、基板主表面に形成した凹溝5
の側壁をトランジスタのチャネル領域に利用することに
より、直列接続されたMOSトランジスタの平面的な形
成領域を減少することができる。たとえば、凹溝5の幅
を0.5μm、隣接する凹溝5、5間の距離を0.8μ
mと仮定すると、1つのMOSトランジスタ10bの平
面的な占有長さは0.8μmとなる。この長さは、図1
3に示す従来のMOSトランジスタ10aに比べてほぼ
半分の長さに減少されている。また、トランジスタのゲ
ート長に相当する領域は、凹溝5の側壁の深さに対応す
る。したがって、凹溝5の深さを大きくとれば、ゲート
長を大きく形成することができる。
【0028】次に、図2に示すマスクROMのメモリセ
ルアレイの製造工程について説明する。図4ないし図9
は図3に示すメモリセルアレイの製造工程(第1ないし
第6工程)を順に示す断面構造図である。
【0029】まず、図4に示すように、異方性エッチン
グを用いてp型シリコン基板6の主表面に一定の間隔を
もって複数の凹溝5を平行に形成する。次に、選択酸化
法を用いて、たとえば凹溝5に直交する方向に素子分離
用のLOCOS分離膜(図示せず)を形成する。次に、
シリコン基板6表面にトランジスタのしきい値を調整す
るためにボロン等の不純物イオン20をイオン注入する
。トランジスタのチャネル領域は主に凹溝5の側面に形
成されるため、しきい値調整用の不純物はこの凹溝5の
側面に注入する必要がある。このため、不純物イオン2
0の照射方向に対してシリコン基板6を傾け、かつ回転
させながらイオン注入を行なう、いわゆる斜め回転イオ
ン注入法が用いられる。
【0030】次に、図5に示すように、ROMデータの
書込み工程を行なう。データの書込み方法は、データに
対応するMOSトランジスタのチャネル領域にデプレッ
ション層14を形成することによって行なわれる。すな
わち、デプレッション層を形成する必要のない領域をレ
ジスト21で覆った後、たとえばリンなどの不純物領域
イオン22をシリコン基板主表面に対して斜め方向にド
ーズ量1013/cm2 でイオン注入する。これによ
り、凹溝5の側面および底面の一部に濃度が1017〜
1018/cm3 のデプレッション層14を形成する
場合、レジストマスク23を形成した後、斜めイオン注
入により不純物22をイオン注入する。
【0031】また、図6に示すように、図5の工程によ
り形成されたデプレッション層14と対向する凹溝5の
側壁にデプレッション層14を形成する場合、レジスト
マスク23を形成した後、斜めイオン注入により不純物
22をイオン注入する。
【0032】さらに、図7に示すように、レジスト23
を除去した後、シリコン基板6の表面にたとえば熱酸化
法を用いてシリコン酸化膜12を形成する。さらに、シ
リコン酸化膜12の表面上にたとえばCVD(Chem
ical  Vapor  Depositioin)
を用いて多結晶シリコン層12aを膜厚0.3〜0.4
μm程度形成する。
【0033】さらに、図8に示すように、多結晶シリコ
ン層12aを反応性イオンエッチングなどを用いて異方
的にエッチングする。これにより、凹溝5の側壁に接す
る領域にのみ多結晶シリコン層を残余し、ゲート電極1
1を形成する。
【0034】さらに、図9に示すように、ゲート電極1
1をマスクとしてシリコン基板6表面に砒素(As)な
どのn型不純物25をイオン注入する。これにより、シ
リコン基板6の主表面および凹溝5の底面にn型の1対
のソース・ドレイン13a、13bが形成される。
【0035】この後、さらに、基板上の前面に層間絶縁
層を形成し、所定の位置に配線用のコンタクトホールが
形成される。さらに、そのコンタクトホールを通して配
線層が形成される(図示せず)。
【0036】次に、上記の製造工程の変形例について説
明する。図10は、図5および図6に示すデプレッショ
ン注入工程の変形例を示す製造工程図である。たとえば
、互いに隣接する凹溝5、5の両側の側壁にデプレッシ
ョン型のMOSトランジスタが形成されるような場合に
は、その他の領域をレジスト24で覆った後、斜め回転
イオン注入法を用いて凹溝5、5の両側面に同時に不純
物イオン22を注入してもよい。
【0037】また、上記実施例においては、デプレッシ
ョン層14はゲート絶縁層12を形成する前に形成する
工程について説明したが、ゲート絶縁膜12およびゲー
ト電極11の形成後に、高エネルギー(イオン注入エネ
ルギーが200kev以上)のイオン注入法を用いてシ
リコン基板表面にデプレッション層14を形成してもよ
い。
【0038】また、上記実施例において、メモリセルア
レイの選択トランジスタあるいはメモリトランジスタを
凹溝5の内部に形成する構造について説明したが、メモ
リセルアレイの周辺回路においては、特に凹溝の側面に
MOSトランジスタを形成する必要はないし、また、形
成しても構わない。
【0039】
【発明の効果】このように、この発明によるNAND型
マスクROMのメモリセルアレイにおいては、互いに直
列接続されたMOSトランジスタを凹溝の側面に形成し
、かつ互いに平行に延びる直列接続された2つのトラン
ジスタ列の間を絶縁分離するように構成したことにより
、MOSトランジスタのゲート長に関する制限を考慮す
ることなく基板表面上の平面占有面積を減少させること
ができる。また、凹溝の側壁に形成されたMOSトラン
ジスタに対して斜め方向にデプレッションイオン注入を
行なう工程を用いることにより集積度が向上されたMO
Sトランジスタ列を用いたマスクROMのメモリセルア
レイを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例によるNAND型マスクRO
Mのメモリセルアレイの平面構造図である。
【図2】図1中における切断線Y−Yに沿った方向から
の断面構造図である。
【図3】図2に示すメモリセルアレイの断面斜視図であ
る。
【図4】図2に示すメモリセルアレイの製造工程の第1
工程を示す断面構造図である。
【図5】図2に示すメモリセルアレイの製造工程の第2
工程を示す断面構造図である。
【図6】図2に示すメモリセルアレイの製造工程の第3
工程を示す断面構造図である。
【図7】図2に示すメモリセルアレイの製造工程の第4
工程を示す断面構造図である。
【図8】図2に示すメモリセルアレイの製造工程の第5
工程を示す断面構造図である。
【図9】図2に示すメモリセルアレイの製造工程の第6
工程を示す断面構造図である。
【図10】図2に示すメモリセルアレイの製造工程の他
の変形例を示す断面構造図である。
【図11】従来のNAND型マスクROMのメモリセル
アレイの平面構造図である。
【図12】図11中の切断線X−Xに沿った方向からの
断面構造図である。
【図13】図12に示す直列接続されたMOSトランジ
スタの部分拡大図である。
【図14】図13に示すメモリセルアレイの製造工程の
第1工程を示す断面構造図である。
【図15】図13に示すメモリセルアレイの製造工程の
第2工程を示す断面構造図である。
【図16】図13に示すメモリセルアレイの製造工程の
第3工程を示す断面構造図である。
【図17】NAND型マイクROMのメモリセルアレイ
の等価回路図である。
【符号の説明】
1  ソース線 2  ビット線 4  LOCOS分離膜 5  凹溝 6  シリコン基板 10a  デプレッション型MOSトランジスタ10b
  エンハンスメント型MOSトランジスタ11  ゲ
ート電極 12  ゲート絶縁膜 13a,13b  N+ 不純物領域 14  デプレッション注入層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  主表面を有する半導体基板と、前記半
    導体基板の主表面に互いに平行に延びた複数の凹溝と、
    前記凹溝の延びる方向と交わる方向に複数のMOSトラ
    ンジスタが直列に接続して配置された第1MOSトラン
    ジスタ列と、前記第1MOSトランジスタ列と平行に配
    置され、複数のMOSトランジスタが直列に接続された
    第2MOSトランジスタ列と、前記第1MOSトランジ
    スタ列と前記第2MOSトランジスタ列との間に形成さ
    れ、前記第1MOSトランジスタ列の前記MOSトラン
    ジスタと、前記第2MOSトランジスタ列のMOSトラ
    ンジスタとの間を絶縁して分離する絶縁分離領域と、前
    記第1MOSトランジスタ列の一方端のMOSトランジ
    スタのソース・ドレインと、前記第2MOSトランジス
    タ列の一方端のMOSトランジスタのソース・ドレイン
    とに接続されるビット線と、前記第1MOSトランジス
    タ列の他方端のMOSトランジスタのソース・ドレイン
    と、前記第2MOSトランジスタ列の他方端のMOSト
    ランジスタのソース・ドレインとに接続されるソース線
    とを備え、前記第1MOSトランジスタ列および前記第
    2MOSトランジスタ列に含まれる前記MOSトランジ
    スタは、前記凹溝の底面と前記凹溝に連なる前記半導体
    基板の主表面とに形成された1対のソース・ドレインと
    、前記1対のソース・ドレイン間に位置する前記凹溝の
    内表面に形成されたチャネル領域と、絶縁層を介在して
    前記凹溝の内表面上に形成されたゲート電極とを備えた
    、半導体装置。
  2. 【請求項2】  凹溝の側壁に形成された第1および第
    2MOSトランジスタを備えた半導体装置の製造方法で
    あって、第1導電型の半導体基板の主表面に凹溝を形成
    する工程と、前記半導体基板の主表面に対して斜め方向
    に第1導電型の不純物をイオン注入することによって前
    記凹溝の側壁および底面の一部に第1導電型不純物領域
    を形成する工程と、前記半導体基板の主表面上および前
    記凹溝の内表面上に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁
    層の表面上に導電層を形成する工程と、前記導電層およ
    び前記絶縁層を異方性エッチングすることにより前記凹
    溝の側壁に接するゲート絶縁層およびゲート電極層を形
    成する工程と、前記ゲート電極層をマスクとして前記半
    導体基板の主表面および前記凹溝の底面に第2導電型の
    不純物をイオン注入する工程とを備えた、半導体装置の
    製造方法。
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