JPH04226071A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

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JPH04226071A
JPH04226071A JP3113921A JP11392191A JPH04226071A JP H04226071 A JPH04226071 A JP H04226071A JP 3113921 A JP3113921 A JP 3113921A JP 11392191 A JP11392191 A JP 11392191A JP H04226071 A JPH04226071 A JP H04226071A
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JP
Japan
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word line
bit line
diffusion layer
trench
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JP3113921A
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Inventor
Yuichi Ando
友一 安藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレーナセル構造と称さ
れる半導体メモリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のMOS型半導体集積回路装置は、
フィールド酸化膜によって素子分離を行ない、ソース領
域とドレイン領域はゲート電極をマスクにしてセルフア
ライン法により不純物が基板に導入されて形成されてい
る。ソース領域とドレイン領域のコンタクトはトランジ
スタ1個について1個又は2個が必要であるため、コン
タクトマージンや配線ピッチによって高集積化が妨げら
れる欠点がある。そこで、その問題を解決するために、
プレーナセル構造と称される半導体集積回路装置が提案
されている(特開昭61−288464号公報,特開昭
63−96953号公報などを参照)。プレーナセル構
造では、複数のMOSトランジスタのソース領域のため
の連続した拡散領域と、複数のMOSトランジスタのド
レイン領域のための連続した拡散領域とが互いに平行に
基板に形成され、基板上には絶縁膜を介して両拡散領域
に交差するワードラインが形成される。
【0003】プレーナセル構造では、素子分離用にフィ
ールド酸化膜を設ける必要がなく、また、ソース領域と
ドレイン領域が複数個のトランジスタで共有されるので
、そのコンタクトも数個または数十個のトランジスタに
1個の割りですみ、高集積化を図る上で好都合である。 提案されているプレーナセル構造の例を図6と図7に示
す。図6はメモリー部であり、図7はメモリー部を若干
簡略化し、周辺トランジスタ部の一部とともに示した断
面図である。メモリー部と周辺トランジスタ部の間や周
辺トランジスタ間を分離するために、チャネルストッパ
層54とフィールド酸化膜56が形成されている。
【0004】メモリー部においては、複数個のメモリト
ランジスタについて連続する互いに平行な帯状のN型拡
散層42s,42dが形成されている。基板40上には
ゲート酸化膜44を介し、拡散層42s,42d上には
ゲート酸化膜44より厚いシリコン酸化膜46を介して
多結晶シリコン層にてなるゲート電極を兼ねるワードラ
イン48が拡散層42s,42dの長手方向と直交して
交差する方向に形成されている。周辺トランジスタにお
いて、50sはソース、50dはドレインであり、基板
40上にはゲート酸化膜44を介して多結晶シリコン層
にてなるゲート電極52が形成されている。
【0005】メモリー部において、図6で破線で囲まれ
た領域54は1個のメモリートランジスタを表わしてい
る。各メモリートランジスタは、ROMコードを決める
ためにイオン注入によってしきい値が設定されている。 例えば、各メモリートランジスタのチャネル領域に例え
ばボロンを注入してしきい値を高めるか、注入しないで
しきい値を低いままとしている。いま、メモリートラン
ジスタ54のワードラインが選択されて電圧が印加され
たとき、そのメモリートランジスタ54のしきい値が低
いものであればビットライン42dから42sへ電流が
流れ、もし、しきい値が高いものであれば電流が流れな
いので、ビットライン42dに接続されたセンス回路に
よってROMの内容が読み出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プレーナセル構造にお
いて、さらに微細化を図ろうとした場合、拡散層42s
,42dによるショートチャネル効果によって微細化が
制約される。周辺トランジスタのような通常のMOSト
ランジスタでは拡散層をLDD構造とすることによりシ
ョートチャネル効果の問題を回避できるが、プレーナセ
ル構造ではその構造上LDD構造を採用することは困難
である。本発明はプレーナセル構造にトレンチエッチン
グの技術を組み合わせて、さらに高集積化を図ることを
目的とするものである。本発明はまた、メモリ装置を三
次元構造にすることによりトランジスタ特性を劣化させ
ることなくさらに高集積化を図ることを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、シリコン基
板に互いに平行な溝が形成され、溝の底面と溝間の基板
面とにそれぞれ不純物拡散層が形成されてビットライン
となっており、ゲート電極を兼ねるワードラインが前記
不純物拡散層と絶縁されて前記不純物拡散層と交差する
方向に形成されており、ワードライン下の溝側面がチャ
ネル領域となっている。また、本発明ではワードライン
層を挾む下側のビットライン層と上側のビットライン層
の間で、ビットライン間に挾まれたシリコンエピタキシ
ャル層がチャネル領域となり、そのエピタキシャル層に
接するゲート酸化膜に接して形成されているワードライ
ンがゲート電極となってMOSトランジスタが縦方向に
構成される。チャネル長はワードライン層のエピタキシ
ャル層の厚さで決定される。そのため、平面上でのメモ
リセルのサイズを変えることなくエピタキシャル層の厚
さを大きくすればチャネル長を長くすることができて、
トランジスタ特性を向上させることができる。
【0008】
【作用】チャネル領域をトレンチ溝の側面に形成するこ
とにより、図6のプレーナセルROMと同じレイアウト
ルールを採用すればセルサイズはほぼ1/2に縮少され
る。また、トレンチ溝の深さはチャネル長に対応してい
るので、トレンチ溝を深くすればチャネル長が長くなり
、トレンチ溝を浅くすればチャネル長が短かくなる。
【0009】
【実施例】図1は一実施例のメモリー部を表わしている
。2はP型シリコン基板であり、周辺トランジスタ部と
メモリー部の間を分離するためにチャネルストッパ層2
0とフィールド酸化膜18が形成されている。シリコン
基板2には互いに平行なトレンチ溝4が形成されており
、トレンチ溝4の底面にはN型不純物による拡散層6が
形成され、隣接するトレンチ溝4,4に挾まれた基板2
の表面にもN型不純物による拡散層8が形成されている
。トレンチ溝4の側面にはゲート酸化膜10が形成され
、トレンチ溝4の底面の拡散層6と基板面の拡散層8は
それぞれゲート酸化膜10よりも厚いシリコン酸化膜1
2によって被われている。14は多結晶シリコン層にて
なるワードラインであり、トレンチ溝4の方向と直交し
て交差する方向に形成されている。ワードライン14は
ゲート電極を兼ねており、ワードライン14がトレンチ
溝4の側面を横切る部分ではそのトレンチ溝側面領域が
チャネル領域となる。各チャネル領域を含んでトレンチ
溝4の底面の拡散層6と基板面の拡散層8の間で1個ず
つのメモリートランジスタを構成している。
【0010】各メモリートランジスタにはROMコード
を決めるためにデータに従ってイオン注入がなされ、し
きい値が設定されている。例えばチャネル領域にボロン
などのP型不純物を注入してしきい値を高めるか、注入
しないでしきい値を低いままとすることによりROMコ
ードが決められている。トレンチ溝4の側面のうち、ワ
ードライン14の下側領域を除いてチャネルストッパ用
にボロンなどのP型不純物が注入されている。基板2上
及びワードライン14上にはPSG膜などの層間絶縁膜
が形成され、層間絶縁膜のコンタクトホール16を介し
てメタル配線が基板面の拡散層8と接続される。
【0011】図2は一実施例の動作を説明するための平
面図である。トレンチ溝底面の拡散層6と基板面の拡散
層8は平面上では交互に連続して配置されている。拡散
層6と拡散層8の境界にはトレンチ溝の側面が存在する
。図2ではトレンチ溝の側面は境界の1本の線として表
現されている。基板面の拡散層8によるビットラインB
L1,BL2,BL3,……はコンタクトホール16を
介してメタル配線と接続され、トレンチ溝4の底面の拡
散層6にはコンタクトホールは形成されていない。これ
によりメタル配線のピッチが基板面のビットラインのピ
ッチと等しくすることができる。
【0012】破線で囲まれた領域T1〜T4はそれぞれ
メモリートランジスタを表わしており、トレンチ溝側面
のチャネル領域を1個ずつ含んでいる。ワードラインW
L1を選択したとき、ビットラインBL1とビットライ
ンBL2の間で2個のメモリートランジスタT1,T2
のいずれかを選択して読み出すことができ、ビットライ
ンBL1とビットラインBL3の間で2個のメモリート
ランジスタT3,T4のいずれかを選択して読み出すこ
とができる。一対のビットライン(例えばBL1とBL
2)に関し、1個のワードライン(例えばWL1)で2
個のメモリトランジスタ(例えばT1,T2)が選択さ
れるので、そのいずれかを指定するためにワードライン
WL1,WL2,……の配列の両端にメモリートランジ
スタ選択用のラインCA,CBが設けられている。図2
で斜線の施された領域17はコア注入領域であり、不要
なメモリートランジスタが選択されないようにボロンな
どのP型不純物がチャネル領域に注入されている。
【0013】図2においてビットラインBL1とBL2
の間でメモリートランジスタを読み出す場合について説
明する。ワードラインWL1によって2個のメモリトラ
ンジスタT1,T2のいずれかを選択する場合、ビット
ラインBL1をハイレベル、ビットラインBL2をロー
レベル、ビットラインBL3をフローティング状態、ワ
ードラインWL1をハイレベル、他のワードラインをロ
ーレベルとする。メモリートランジスタT1を読み出す
ときは、選択信号ラインCAをハイレベルとし、CBを
ローレベルとする。選択信号ラインCBの下のチャネル
はオフのままであるので、メモリートランジスタT2は
読み出されず、選択信号ラインCAの下のチャネルがオ
ンとなってビットラインBL1からその選択信号ライン
CAの下のチャネルを通り、トレンチ溝底面の拡散層か
らメモリートランジスタT1のチャネル領域に電圧が印
加される。もし、メモリートランジスタT1がしきい値
の低い状態にデータ書込みが行なわれているときはトレ
ンチ溝底面の拡散層6から基板面の拡散層8へ電流が流
れ、もしそのメモリートランジスタT1のしきい値が高
くなるようにデータ書込みが行なわれているときは電流
は流れない。
【0014】ビットラインBL1,BL2,BL3及び
ワードラインWL1,WL2,……の電位をそのままに
して選択信号ラインCAをローレベル、選択信号ライン
CBをハイレベルとすれば、今度はメモリートランジス
タT2が選択され、そのデータが読み出される。このよ
うにして各ビットラインとワードライン、それに選択信
号ラインCA,CBを選択することにより、任意のメモ
リートランジスタを読み出すことができる。図2のよう
に、トレンチ溝底面の拡散層と基板面の拡散層のうち、
一方にだけコンタクトホールを設けてメタル配線と接続
することにより、メモリートランジスタの集積度を上げ
たときでもメタル配線のピッチをビットラインのピッチ
の2倍に粗くすることができる。
【0015】図3により一実施例のメモリー装置を製造
する工程を説明する。 (A)P型シリコン基板2にチャネルストッパ層20と
フィールド酸化膜18を形成し、メモリー部と周辺トラ
ンジスタの間及び周辺トランジスタ間の分離を行なう。 図3で右側部分はメモリー部、左側部分は周辺トランジ
スタ部である。メモリー部のビットラインになる領域に
トレンチ溝4を写真製版とエッチングにより形成する。 トレンチ溝4の深さはメモリートランジスタのゲートの
チャネル長となるため、その深さは0.5〜2μm程度
とする。 (B)全面を酸化してシリコン酸化膜22を形成し、メ
モリー部の全ビットラインを形成するためにレジストパ
ターン24を写真製版で形成する。メモリー部に砒素や
リンなどのN型不純物25を注入する。このときの注入
条件は、10〜100KeV程度のエネルギーで、注入
量は1018〜1020/cm3とする。このときのイ
オン注入はトレンチ溝4の側面に不純物が入らないよう
に、注入角は10度以下とする。
【0016】(C)レジスト24を除去し、シリコン酸
化膜22を除去した後、メモリー部及び周辺トランジス
タのためのゲート酸化を行なう。この酸化工程によりト
レンチ溝側面と基板面には100〜500Å程度のゲー
ト酸化膜10が形成される。そしてメモリ部のトレンチ
溝底面と溝間の基板面の不純物注入領域には増速酸化に
より500〜2000Å程度の厚いシリコン酸化膜12
が形成される。また、このゲート酸化の熱処理によりト
レンチ溝底面にはN型拡散層6、基板面にもN型拡散層
8がそれぞれ0.1〜0.3μm程度の深さの拡散層が
形成される。次に、メモリトランジスタのしきい値制御
のためのボロンなどのP型不純物注入26を行なう。こ
のときのイオン注入条件は10〜50KeV程度のエネ
ルギーで、注入量は1012〜1017/cm3程度と
する。 そして、このときのチャネルドープはトレンチ溝側面に
十分注入されるように、注入角を10〜70度程度に設
定する。なお、このチャネルドープのためのイオン注入
工程は、メモリー部の拡散層用のイオン注入25の工程
前に行なってもよく、又はゲート酸化の前に行なっても
よい。
【0017】(D)メモリー部のワードラインと周辺ト
ランジスタのゲート電極のために多結晶シリコン層又は
ポリサイド層を形成し、写真製版とエッチングを施して
ワードライン14と周辺トランジスタのゲート電極28
を形成する。周辺トランジスタにはソース・ドレイン形
成のために砒素などのN型不純物注入30を行なう。 (E)データ記録のためのコア注入を行なう。このとき
、コア注入はボロンなどのP型不純物を注入し、注入エ
ネルギーは50〜200KeV程度、注入量は1016
〜1020/cm3程度とする。また、チャネルドープ
のイオン注入と同様に、トレンチ溝側面のチャネル領域
に注入されるように、注入角は10〜70度程度とする
。 メモリー部のチャネル領域以外のトレンチ溝側面に、チ
ャネルストッパ用にボロンなどのP型不純物を注入する
。このときも不純物がトレンチ溝側面に十分注入される
ように、注入角は10〜70度に設定する。
【0018】その後、通常通りのプロセスで層間絶縁膜
32を形成し、コンタクトホールを形成し、メタル配線
36を形成し、パッシベーション保護膜(図示略)を形
成する。なお、34は周辺トランジスタのソース・ドレ
インである。周辺部には図3のNMOSトランジスタの
他に、デプレッション型NMOSトランジスタや、CM
OSのPMOSトランジスタなどが含まれることがある
が、それらのMOSトランジスタの製造プロセスは通常
通りであるので、説明は省略してある。
【0019】図4により第2の実施例を示す。この実施
例はメモリ部を表わし、縦方向にチャネルを有するメモ
リトランジスタが2層に形成された例である。図4で(
A)は斜視断面図を表わし、(B)はその平面図を表わ
し、(C)は1層のメモリトランジスタ部のY−Y´線
方向での断面図を表わしている。P型シリコン基板60
に1層目のN型不純物拡散層によるビットライン62が
互いに平行に帯状に形成されて1層目のビットライン層
を形成している。そのビットライン層上にはビットライ
ンの方向と直交する方向に延びるP型シリコンエピタキ
シャル層64と多結晶シリコン層によるワードライン(
ゲート電極を兼ねる)70とがビットライン62と直交
する方向に平面内で交互に配列されて形成され、1層目
のワードライン層を構成している。エピタキシャル層6
4とワードライン70の間にはゲート酸化膜66が形成
され、ワードライン70と1層目のビットライン層の間
にはシリコン酸化膜68が形成され、ワードライン70
の上面にもシリコン酸化膜72が形成されている。
【0020】1層目のワードライン層上には2層目のビ
ットライン層が形成されている。2層目ビットライン層
は1層目のビットライン62と同じ平面位置で同一方向
に延びるN型拡散層のビットライン76と同一層内でビ
ットライン76間に存在するシリコンエピタキシャル層
74とから構成されている。2層目のビットライン層上
には2層目のワードライン層が形成されている。2層目
のワードライン層も1層目のワードライン層と同じ構造
をしており、1層目のワードラインと同一平面位置で同
一方向に延びる多結晶シリコン層のワードライン84と
、1層目のワードライン層のP型シリコンエピタキシャ
ル層64と同一平面位置で同一方向に延びるP型エピタ
キシャルシリコン層78とから構成されており、ワード
ライン84とシリコン層78の間にはゲート酸化膜80
が形成され、ワードライン84の下面にはシリコン酸化
膜82が形成され、ワードライン84の上面にもシリコ
ン酸化膜86が形成されている。
【0021】2層目のワードライン層上にはさらに3層
目のビットライン層が形成されている。この3層目のビ
ットライン層も下層の1層目及び2層目のビットライン
層を同じ構造をしており、同じ平面位置のN型拡散層に
よるビットライン90と同一層内でビットライン90,
90間に存在するP型シリコンエピタキシャル層88と
から構成されている。図4の実施例は2層のメモリトラ
ンジスタが構成されたものであるが、いま1層目ビット
ライン層と1層目ワードライン層及び2層目ビットライ
ン層で構成されるメモリトランジスタを図4(C)に取
り出して示す。ゲート酸化膜68に接するシリコン層6
4にチャネルが形成され、各メモリートランジスタには
ROMコードを決めるためにデータに従ってイオン注入
がなされ、しきい値が設定されている。例えばチャネル
領域にボロンなどのP型不純物を注入してしきい値を高
めるか、注入しないでしきい値を低いままとすることに
よりROMコードが決められている。
【0022】図5により図4の実施例の製造方法を示す
。図5で左側の図は右側の図の矢印の切断位置での断面
を表わし、右側の図は左側の図の矢印の切断位置での断
面を表わしている。 (A)P型シリコン基板60上に写真製版によってレジ
ストパターンを形成し、それをマスクにして砒素又はリ
ンなどのN型不純物をイオン注入してビットライン62
を形成する。このときの注入条件はエネルギー10〜2
00KeVで、注入量は1.0×1015〜1.0×1
020/cm3程度とする。 (B)基板上にエピタキシャル成長によりP型シリコン
層64を形成する。シリコン層64の膜厚はトランジス
タのチャネル長となるため、0.5〜2.0μm程度に
最適化する。次に、ゲート電極を兼ねるワードラインを
埋め込むために、シリコン層64に写真製版とエッチン
グにより開口65を形成する。そして、酸化処理を施し
、開口65の側壁にはゲート酸化膜66を形成し、開口
の底面には酸化膜68を形成する。酸化膜68は底面で
N型不純物層62がある部分には濃いN型層のために増
速酸化されてゲート酸化膜よりも厚い酸化膜が形成され
る。次に、メモリトランジスタのしきい値制御やROM
コードのプログラミングのためのイオン注入を斜め方向
から、かつ基板を回転させて行なう。このときの注入条
件はボロンなどのP型不純物を注入エネルギー10〜2
00KeV、注入量1014〜1020/cm3程度と
する。
【0023】(C)多結晶シリコン層をCVD法などに
より堆積し、エッチバックを施して平坦化を行ない、開
口64に多結晶シリコン70を埋め込む。埋め込まれた
多結晶シリコン層70の表面にはその上に形成される次
のビットライン層と絶縁するためにシリコン酸化膜を堆
積し、エッチバックを施して多結晶シリコン層70上に
シリコン酸化膜72を残す。 (D)2層目のビットライン層を形成するために、ワー
ドライン層上にP型シリコンエピタキシャル層74を堆
積し、その後写真製版によりレジストパターンを形成し
、そのレジストパターンをマスクにしてN型不純物を注
入してN型拡散層76を形成する。拡散層76へのN型
不純物の注入条件は1層目のビットライン62を形成し
たときと同じ条件とする。ビットライン62と76は同
一平面位置にあり、間に挾まれているワードライン70
と直交する方向に形成されている。
【0024】(E)上記の(B)から(D)の工程を繰
り返すことにより上部に同じ構造のMOSトランジスタ
が形成される。すなわち、2層目のビットライン層上に
は2層目のワードライン層が形成され、その2層目のワ
ードライン層には1層目のワードライン層と同じ平面位
置に形成されたP型シリコンエピタキシャル層78と多
結晶シリコンのワードライン84が設けられ、シリコン
層78とワードライン84の間にはゲート酸化膜80が
形成され、ワードライン84の下面にはシリコン酸化膜
82が形成され、上面にもシリコン酸化膜86が形成さ
れている。また、2層目のワードライン層上に形成され
た3層目のビットライン層には1層目及び2層目のビッ
トライン層と同一平面位置に形成されたN型不純物層に
よるビットライン90と、P型シリコンエピタキシャル
層88が形成されている。その後、通常通りのプロセス
により周辺回路部を形成し、コンタクトホールやメタル
配線を形成する。
【0025】(E)のように形成された2層のMOSト
ランジスタでは、例えば1層目のビットライン層のビッ
トライン62と3層目のビットライン層のビットライン
90をドレインとし、2層目のビットライン層のビット
ライン76をソースとするように用いることができる。 これにより、ソース76を共通とする上側と下側の2層
のメモリトランジスタが構成されることになる。実施例
はNチャネル型のメモリートランジスタを例にしている
が、導電型を逆にしたPチャネル型のメモリートランジ
スタに本発明を適用することもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明で、基板にトレンチ溝を形成し、
トレンチ溝底面と基板面とにそれぞれ拡散層を形成する
とともに、トレンチ溝側面にチャネル領域を形成すれば
、チャネル領域のための平面上のスペースが不要となり
、平面型のプレーナセル構造と比べると同じレイアウト
ルールを用いればセルサイズを約1/2にすることがで
きる。チャネルをトレンチ溝の側面に設けると、トレン
チ溝の深さを設定することによりチップサイズに関係な
くチャネル長を決定することができる。また、チャネル
をシリコンエピタキシャル層の厚さ方向に形成すれば、
チャネル長がシリコンエピタキシャル層の厚さで決定さ
れ、平面上ではセルサイズを大きくすることなくチャネ
ル長を長くできてトランジスタ特性を向上させることが
できる。メモリトランジスタを多層に配置すれば、メモ
リ装置の集積度をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す斜視断面図である。
【図2】同実施例の動作を説明する平面図である。
【図3】同実施例の製造方法を示す工程断面図である。
【図4】他の実施例を示す図であり、(A)は斜視断面
図、(B)は平面図、(C)はそのY−Y’線位置での
部分断面図である。
【図5】図4の実施例の製造方法を示す工程断面図であ
る。
【図6】従来のプレーナセル構造を示す平面図である。
【図7】同従来例の周辺トランジスタまでも含む断面図
である。
【符号の説明】
2,60        シリコン基板4      
        トレンチ溝6           
   溝底面の拡散層8              
基板面の拡散層10,66,80  ゲート酸化膜 14,70,84  ワードライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シリコン基板に互いに平行な溝が形成
    され、溝の底面と溝間の基板面とにそれぞれ不純物拡散
    層が形成されてビットラインとなっており、ゲート電極
    を兼ねるワードラインが前記不純物拡散層と絶縁されて
    前記不純物拡散層と交差する方向に形成されており、前
    記ワードライン下の溝側面がチャネル領域となっている
    半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】  帯状の不純物拡散層を有する下層ビッ
    トライン層と、この下層ビットライン層上でビットライ
    ンと直交する方向に帯状のシリコンエピタキシャル層と
    ワードラインとを面内で交互に含むワードライン層と、
    このワードライン層上で前記下層ビットライン層のビッ
    トラインと同一平面位置に形成された帯状不純物拡散層
    のビットラインを有する上層ビットライン層とを備え、
    前記ワードライン層では前記エピタキシャル層と前記ワ
    ードラインとの間にゲート酸化膜が形成されて縦方向に
    チャネルが形成され、前記ワードラインの下面及び上面
    には絶縁膜が形成されている半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】  前記上層ビットライン層上に前記ワー
    ドライン層と同一平面構造の帯状のエピタキシャル層と
    ワードラインとを含む上層ワードライン層をさらに備え
    、この上層ワードライン層上に前記上層ビットライン層
    のビットラインと同一平面位置に形成された帯状不純物
    拡散層のビットラインを有する上層ビットライン層をさ
    らに備えて多層にMOSトランジスタが構成される請求
    項2に記載の半導体メモリ装置。
JP3113921A 1990-05-16 1991-04-17 半導体メモリ装置 Pending JPH04226071A (ja)

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JP3113921A JPH04226071A (ja) 1990-05-16 1991-04-17 半導体メモリ装置

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