JPH0435266Y2 - - Google Patents

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JPH0435266Y2
JPH0435266Y2 JP1985029094U JP2909485U JPH0435266Y2 JP H0435266 Y2 JPH0435266 Y2 JP H0435266Y2 JP 1985029094 U JP1985029094 U JP 1985029094U JP 2909485 U JP2909485 U JP 2909485U JP H0435266 Y2 JPH0435266 Y2 JP H0435266Y2
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JP
Japan
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rear pillar
reinforcement
recess
joint
pillar inner
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JP1985029094U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の後部車体構造に関するもの
である。
(従来の技術) 従来より、自動車の後部車体構造において、例
えば実開昭57−53955号公報に開示されるように、
リヤピラー内に、リヤピラーインナに接合されて
該リヤピラーインナと共に閉断面を形成するレイ
ンフオースメントを設けて、リヤピラーの剛性強
度を高めるように構成したものは知られている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、この場合、レインフオースメントの
比較的大きな重量がリヤピラーインナにかかるた
め、該リヤピラーインナとレインフオースメント
との接合部付近が変形を生じ、レインフオースメ
ントによる補強効果が十分に発揮されなくなると
いう問題があつた。
また一方、リヤピラーの車室内側(リヤピラー
インナの表面側)には、空気調和機のドレーンパ
イプやバツクランプ用のワイヤハーネス等がリヤ
ピラーを覆うトリムとの間に介在された状態でリ
ヤピラーに沿つて上下に配設されることがある
が、この場合、上記トリムがドレーンパイプ等の
直径分車室内側に膨出した状態で取付けられるこ
とになり、車室内のスペースが狭くなるなどの不
具合がある。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上述のリヤピラー
インナとレインフオースメントとの接合構造にお
いて、その接合部の強度が向上しかつドレーンパ
イプ等が収納可能となるように改良を加えること
により、レインフオースメントの補強効果を十分
に発揮させてリヤピラーの剛性強度を高めるとと
もに、リヤピラーインナに取付けられるトリムの
車室内側への膨出量を少なくし得るようにするこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、リヤピラー内に、リヤピラーインナと共に閉
断面を形成するリヤピラーレインフオースメント
が設けられた自動車の後部車体構造において、上
記リヤピラーインナに、車体外方に凹んだビード
状の凹部を上下方向に連続して形成し、該凹部の
底面部に上記リヤピラーレインフオースメントの
一側端を接合する。さらに、上記凹部内にワイヤ
ハーネス又はパイプを上下に延ばして配設する構
成としたものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、リヤピラーイ
ンナのリヤピラーレインフオースメントとの接合
部にビード状の凹部が形成されていることによつ
て、該凹部のいわゆるビード効果により接合部の
強度が向上することになり、該接合部付近が変形
を生じることはない。特に、リヤピラーインナと
リヤピラーレインフオースメントとの接合部は凹
部の底面部であり、凹部の左右の側壁部によつて
上記接合部の強度を効果的に高めることができ
る。
また、上記リヤピラーインナの表面に沿つてバ
ツクランプ用のワイヤハーネスや空気調和機のド
レーンパイプ等を上下に配設する場合、これらワ
イヤハーネス・パイプは、リヤピラーインナの凹
部内に収納して配設されるようになつているの
で、リヤピラーインナ側を覆うためのトリムは、
該リヤピラーインナに密着した状態で取付けられ
ることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第5図は本考案の一実施例に係る
4ドア自動車の後部車体構造を示し、1は車体、
2は車体1の側面後部に設けられたリヤ側サイド
ドア用のドア開口部であつて、該ドア開口部2の
前縁、上縁および後縁は、それぞれセンタピラー
3、ルーフサイドレール4およびリヤピラー5に
より構成されている。
上記リヤピラー5は、リヤピラーアウタ6とリ
ヤピラーインナ7とによつて閉断面に形成されて
いる。該リヤピラー5の上端部は、上記ルーフサ
イドレール4の後端部および車体1ルーフ部の後
縁側に位置するリヤヘツダ(図示せず)の左右端
部に連結されていて、この3者により車体1上部
(ルーフ部)の三又状の後側コーナ部8が構成さ
れており、該コーナ部8はルーフパネル9により
覆われている。また、上記リヤピラー5の下端側
には、リヤフエンダパネル10がリヤピラーアウ
タ6と接合されあるいは一体成形されて設けられ
ているとともに、ホイールハウスアウタ11がリ
ヤピラーインナ7と接合されあるいは一体成形さ
れて設けられている。上記リヤフエンダパネル1
0の下端とホイールハウスアウタ11の外端とは
互いに接合されており、ホイールハウスアウタ1
1の内端側には、リヤサスペンシヨン部材のスト
ラツト上部を支持する支持部12aを有するホイ
ールハウスインナ12が連設されている。
さらに、上記リヤピラー5内にはリヤピラーイ
ンナ7に接合されて該リヤピラーインナ7と共に
閉断面13を形成するリヤピラーレインフオース
メント14が設けられており、該リヤピラーレイ
ンフオースメント14の上端は車体上部のコーナ
部8に接合され、下端はリヤピラー5の下方にま
で延長されて上記ホイールハウスアウタ11に接
合されている。
そして、上記リヤピラーインナ7には、リヤピ
ラーレインフオースメント14の後縁側接合部1
4aに対応して車体外方(リヤピラーアウタ6
側)に凹んだ、底面部と左右両側壁部とからなる
ビード状の凹部15が上下方向に連続して形成さ
れていて、該凹部15の底面部に上記リヤピラー
レインフオースメント14の後縁側接合部14a
が接合されている。上記凹部15内には、空気調
和機用ドレーンパイプ等のパイプ又はバツクラン
プ用等のワイヤハーネス20が室内側から挿入し
上下に延ばして配設されており、これらのワイヤ
ハーネス20等は、リヤピラー5と共にトリム
(図示せず)により室内側から覆われるようにな
つている。
尚、第3図および第4図中、16は後部座席用
シートベルトをリヤピラー5に固定支持するため
のベルトアンカ装置であつて、該ベルトアンカ装
置16は、中央部がリヤピラーインナ7に接合さ
れたベルトアンカレインフオースメント17と、
該ベルトアンカレインフオースメント17の中央
部に固着されたベルトアンカナツト18と、シー
トベルトに連結され上記ベルトアンカナツト18
に螺合可能なベルトアンカボルト(図示せず)と
からなる。上記ベルトアンカレインフオースメン
ト17の一端は、リヤピラーインナ7の凹部15
とリヤピラーレインフオースメント14の後縁側
接合部14aとの間に狭まれて固定されている一
方、他端部にはリヤピラーレインフオースメント
14の閉断面13を前後に2分する仕切部17a
が形成され、該仕切部17aの先端はリヤピラー
レインフオースメント14に接合されている。
したがつて、上記実施例においては、リヤピラ
ー5内に、リヤピラーインナ7と共に閉断面13
を形成するリヤピラーレインフオースメント14
を設けるに当たり、上記リヤピラーインナ7に車
体外方に凹んだビード状の凹部15を上下方向に
連続して形成し、該凹部15の底面部に上記リヤ
ピラーレインフオースメント14の一端側(後縁
側接合部14a)を接合したことにより、リヤピ
ラーインナ7のリヤピラーレインフオースメント
14との接合部の強度が上記凹部15のいわゆる
ビード効果により高められることになり、その接
合部にかかるリヤピラーレインフオースメント1
4の重量により変形が生じるのを確実に防止する
ことができる。特に、リヤピラーレインフオース
メント14の接合部は凹部15の底面部であり、
凹部15の左右両側壁部によりリヤピラーレイン
フオースメント14の支持強度を効果的に高める
ことができ、上記変形の防止を確実に図ることが
できる。その結果、リヤピラーレインフオースメ
ント14の補強効果が有効に発揮され、リヤピラ
ー5の剛性強度を十分に高めることができる。
また、上記リヤピラー5の室内側つまりリヤピ
ラーインナ7表面に沿つて空気調和機のドレーン
パイプやバツクランプ用のワイヤハーネス20を
上下に配設する場合、これらのワイヤハーネス2
0等は、リヤピラーインナ7の凹部15に収納し
た状態で配設されているため、リヤピラー5を車
室内側から覆うためのトリムを、ドレーンパイプ
等の配設に拘らずリヤピラー5(リヤピラーイン
ナ7)に密着した状態で取付けることができ、よ
つて車室内のスペースを広く確保できるなどの効
果を奏することができる。
しかも、後部車体の構造自体は、従来に比べて
単にリヤピラーインナ7のリヤピラーレインフオ
ースメント14との接合部に凹部15を形成した
だけの簡単なものであるため、実施する上で非常
に有利である。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、上記実施例では、リヤピラーインナ
7に、リヤピラーレインフオースメント14の後
縁側接合部14aに対応してビード状の凹部15
を形成したが、後縁側接合部14aとは逆に前縁
側接合部に対応して凹部を形成したり、あるいは
その両接合部に各々対応して凹部を形成したりし
てもよい。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における自動車の後部車体
構造によれば、リヤピラーインナのリヤピラーレ
インフオースメントとの接合部にビード状の凹部
が形成されているので、該凹部のビード効果によ
り接合部の強度を有効に高めることができ、よつ
てリヤピラーの剛性強度の向上を図ることができ
る。また、上記凹部内にパイプやワイヤハーネス
が収納して配設されるので、これらの配設に拘ら
ず、ピラーを覆うトリムをリヤピラーインナに密
着した状態で取付けることができ、車室内スペー
スを広く確保することができるなどの効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動車の車体後部の全体構造を示す斜視図、第2
図は第1図の−線における断面図、第3図は
リヤピラーレインフオースメントの配設状態を示
す側面図、第4図および第5図はそれぞれ第3図
の−線および−線における拡大断面図で
ある。 5……リヤピラー、7……リヤピラーインナ、
13……閉断面、14……リヤピラーレインフオ
ースメント、14a……後縁側接合部、15……
凹部、20……ワイヤハーネス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リヤピラー内に、リヤピラーインナと共に閉断
    面を形成するリヤピラーレインフオースメントが
    設けられた自動車の後部車体構造において、上記
    リヤピラーインナには車体外方に凹んだビード状
    の凹部が上下方向に連続して形成されていて、該
    凹部の底面部に上記リヤピラーレインフオースメ
    ントの一側端が接合されており、上記凹部内には
    ワイヤハーネス又はパイプが上下に延びて配設さ
    れていることを特徴とする自動車の後部車体構
    造。
JP1985029094U 1985-02-28 1985-02-28 Expired JPH0435266Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985029094U JPH0435266Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

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JP1985029094U JPH0435266Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

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JPS61145078U JPS61145078U (ja) 1986-09-06
JPH0435266Y2 true JPH0435266Y2 (ja) 1992-08-20

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JPS59160467U (ja) * 1983-04-13 1984-10-27 ダイハツ工業株式会社 自動車におけるバツテリ−取付部のボデイ構造

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JPS61145078U (ja) 1986-09-06

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