JPH0435037A - ヘテロ接合バイポーラトランジスタ - Google Patents

ヘテロ接合バイポーラトランジスタ

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JPH0435037A
JPH0435037A JP14255090A JP14255090A JPH0435037A JP H0435037 A JPH0435037 A JP H0435037A JP 14255090 A JP14255090 A JP 14255090A JP 14255090 A JP14255090 A JP 14255090A JP H0435037 A JPH0435037 A JP H0435037A
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JP
Japan
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layer
base
emitter
base layer
region
Prior art date
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Pending
Application number
JP14255090A
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English (en)
Inventor
Naohiko Endo
尚彦 遠藤
Riichi Kato
加藤 理一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Priority to DE69032597T priority patent/DE69032597T2/de
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Priority to US07/639,264 priority patent/US5177583A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の「I的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ヘテロ接合バイポーラトランジスタに係り、
特に、ベース領域の一部にエミッタ領域よりバンドギャ
ップの小さい化合物半導体材料を用いたヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタに関する。
(従来の技術) ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HB T)は高周
波特性、スイッチング特性に優れており、マイクロ波用
トランジスタや高速論理回路用トランジスタとして有望
視されている。
一般に、ヘテロ接合バイポーラトランジスタでは、その
高速性を高めるためベース領域を薄くするが、そのとき
ベースシート抵抗が大きくなるのを防ぐためにベース領
域の不純物濃度は高くするのが望ましい。
一方、エミッタ領域は、エミッターベース間接合容量C
Eを小さくし、エミッタ充電時間を短くするため、そこ
での不純物濃度は低い方がよいとされている(例えば、
Il、Kroemer、lIaterosuructu
re旧polar Translstor and T
ntegrated C1reu1ts、Proc、 
IEEE、Vol 、70.NO,l、pp、13−2
5.Jan、19g2)。
しかしながら、エミッタ不純物濃度を高めた方が高電流
密度領域までの動作が可能になり、より高速性に優れて
いることがシミュレーションにより示されている(例え
ば、遠藤他、第50回応用物理学会講演予稿集28p−
A−18,r直流−次元モデルによるSi+−Ge、/
5i−HBTの特性解析]1989)。これに拠れば、
エミッタ不純物濃度の増大に伴い、エミッターベース間
接合容量の増加量以上にgoが増大するためエミッタ充
電時間が減少する。すなわち、高濃度エミッタを有する
HBTは低濃度エミッタHBTより高速動作に適してい
るといえる。
前述したように、HBTのベース不純物濃度はもともと
高いのでエミッタ不純物濃度を高めるとヘテロ接合界面
での空乏層領域の厚さが薄くなり、pn接合による電界
が非常に大きくなり、耐圧特性か悪くなってしまう。こ
れは素子の実際的見地から好ましくない。そのため、ベ
ース領域を2層で構成し、熱平衡状態時に空乏層領域と
なるような低不純物濃度と厚さをもつ第1のベース層を
エミッタ側に設け、耐圧特性を劣化させることなく高濃
度エミッタを有するHBT構造が提案されている(特開
昭59−21.1266号)。
ところで、S i /S i 、−Get /S i系
のHBTのようにコレクタまたはエミッタ領域とベース
領域を構成する半導体材料の格子定数が異なる場合、前
記ベース領域をその臨界膜厚以上に厚くすることができ
ない。
ここで臨界膜厚とは、ある基板上に基板と格子定数が異
なる物質をヘテロ接合界面に格子欠陥や転位を生じさせ
ることなく既存の結晶成長技術で薄膜成長することので
きる最大の厚さのことである。第1と第2のベース層が
同じ半導体材料で構成される従来構造の場合、第1のベ
ース層を設けた分だけベース領域全体は厚くなり、上述
した臨界膜厚の制限をより強く受けることとなる。
この制限を緩和するためには、コレクタまたはエミッタ
領域とベース領域を構成する半導体材料の格子定数の差
を小さくすればよい。しかしながら、ベースの構成材料
比を変化させ、コレクタまたはエミッタとの格子定数の
差を小さくするということは、両者間のバンドギャップ
の差を小さくすることとたいていの場合等しく、ヘテロ
接合の特徴を十分に生かすことができないという問題が
あった。これは、素子の高速性を阻む問題となっていた
(発明が解決しようとする課題) このように、従来のエミッタ・ベース両2層構造のHB
Tにおいては、エミッタまたはコレクタを構成する半導
体材料とベース領域の一部を構成する半導体材料の格子
定数が異なる場合、結晶成長技術からの制約による臨界
膜厚の制限を受け、高速動作に優れたHBTを実現する
ことは困難であった。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、高速動作
′に優れたHBTを提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) そこで本発明のへテロ接合バイポーラトランジスタでは
、エミッタ領域を、第1のエミッタ層とこれと同一材料
で構成されより低濃度の第2のエミッタ層とで構成し、
ベース領域を、第1および第2のエミッタ層とバンドギ
ャップの等しい材料望ましくは同一材料で構成された第
1のベース層とこの第1のベース層とへテロ接合を形成
し、バンドギャップがエミッタ領域および第1のベース
層より狭い第2のベース層で構成している。
また、望ましくは、第1のベース層は、不純物濃度が第
2のベース層よりも低く形成するようにしている。
さらに、望ましくは、第2のベース層は、第1のベース
層側からコレクタ側に向かって連続的または階段状に狭
くなっていくように化合物半導体材料の組成比を変化さ
せるようにしている。
(作用) 上記構成では、第1のベース層を構成している半導体材
料はエミッタ領域を構成している半導体材料とバンドギ
ャップの等しい材料望ましくは同一材料で構成されてい
るため、第1と第2のベース層が形成するヘテロ接合界
面でのバンドギャップ差である価電子帯のバンド不連続
は、第1のベス層とエミッタ層とがバンド不連続を形成
している場合に比べ、第2のベース層中のホールは、電
子−ポールの再結合が起こりやずい空乏層領域となって
いる第1のベース層と第2のエミッタ層に対してより侵
入しにくくなり、再結合電流は抑制される。
同様に、第1のエミッタ層に逆注入するホールの数も少
なくなり、伝導度変調も起こりにくくなる。
また、第1のベース層を構成している半導体材料をエミ
ッタ領域を構成している半導体材料と同一材料で構成す
るようにすれば、ベース領域全体に対する臨界膜厚の制
限は緩和され、かつ第1のベース層を設けた分たけ、有
効ベース層も厚くし、ベース・シート抵抗を低くするこ
とが可能である。
さらにまた、第1のベース層に関しては、全く臨界膜厚
の制限を受けないため、製造が極めて容易である。
このように、第1のベース層をエミッタ領域とバンドギ
ャップの等しい材料で構成しているため、エミッタ領域
のバンドギャップよりも小さく構成していた従来の構造
に比べ、デバイスの高速高性能化により適したものを得
ることができる。
ここで、第1のベース層の不純物濃度が第2のベース層
よりも低い場合を考えてみる。
第1のベース層の不純物濃度が低い分、エミッタ・ベー
ス接合付近での空乏層領域がベース側に延びるため、エ
ミッタ濃度をより高めることができ、エミッタ充電時間
の短縮をはかることができる。
また、本来のベース層である第2のベース層との間に空
乏層となる低濃度の第1のベース層を設けているため、
エミッターベース間のpn接合に生じる電界は高不純物
濃度のpn接合に比べて緩和され、耐圧特性は向上する
さらに、第2のベース層がグレーディッド構造であれば
、加速電界のためにキャリアのベース走行時間はより短
縮される。とくに、第1のベース層の不純物濃度が第2
のベース層より低く構成することにより、この構造では
予めグレーディングがかけられているのは第2のベース
層のみであるため、第1のベース層が空乏層領域になる
ことによってグレーディングの効果が失われる領域はほ
とんと存在しない。
これに対し、従来構造のHBTのようにベース領域全体
にグレーディングがかけられていると、第1のベース層
では空乏層領域になっているため、グレーディング効果
が失われてしまう。
従って、ベース層全体をグレーディング層にするよりも
、第2のベース層のみグレーディング層にするほうが、
有効にグレーディングをかけることができる。
さらに、グレーディングをかけた領域の両端でのバンド
ギャップの差を等しくしたとき、第2のベース層のみに
グレーディングをかけた方がベス領域全体にグレーディ
ングをかけた場合よりもキャリアの加速電界を大きくと
ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に
説明する。
第1図は、S i/S i +−Ge、 /S i系の
npn型HBTを示す断面図である。
このHBTは、第1のエミッタ層と、これと同一材料で
構成された第1のエミッタ層よりも低濃度の第2のエミ
ッタ層とからなるエミッタ領域と、エミッタ領域と同一
材料で構成されかつ熱平衡状態時に完全空乏層となる低
濃度の第1のベース層と、第1のベース層よりもバンド
ギャップの狭い第2のベース層とによってベース領域を
構成したことを特徴とするものである。
すなわち、p−型Si基板1上に順次エピタキシャル成
長して積層されたコレクタコンタクト層としての不純物
濃度1×1020cI11−3厚さ1000人のn十型
Si層2と、この上層に順次積層されたコレクタ層とし
ての不純物濃度2×1017cil−3厚さ4800人
のn型Si層3と、さらにこの」二層に形成された第2
のベース層4としての不純物濃度2×コ019c■−3
、厚さ500人のp生型St。8Ge02層と、この上
層に積層された第1のベース層5としての不純物濃度1
×1015cm″3厚さ500人のp−型Si層5と、
不純物濃度IX 1−0 +5c〔3厚さ200人のn
−型Si層からなる第2のエミッタ層6と、この上層に
形成された第1のエミッタ層7となる不純物濃度2X1
0”cm−3厚さ1500人のn型Si層と、不純物濃
度I X 1.020cm−3厚さ500人のn生型S
t層からなるエミッタキャップ層8とから構成されてお
り、各層にコンタクトするようにエミッタ電極21、ベ
ース電極22、コレクタ電極23が形成されている。こ
こで11は酸化シリコン膜である。
上記実施例に従って形成したHBTと、第1のベース層
をp〜型S io、s G e 11.2層で構成した
以外上記実施例のHBTとまったく同様に形成した従来
構造のトランジスタとのカットオフ周波数とコレクタ電
流との関係を数値計算によって求めた結果を第2図に示
す。
この計算によれば、エミッターコレクタ間電圧が1.5
Vの条件で、本発明の2層のベース・エミッタ構造を採
用したnpn型HBTの場合、カットオフ周波数は従来
構造の4.9GHzから新構造の1.1.5GHzへ2
.3倍アップしていることがわかる。
なお、前記実施例では、第2のベース層は不純物濃度2
 X 1.019ctV”、厚さ500人のp生型Sf
o、sGe。2層で構成したが、第1のベース層側から
コレクタ側に向かって連続的または階段状に狭くなって
いくように化合物半導体材料の組成比を変化させるよう
にしたグレーディッド構造を採るようにしてもよい。こ
れにより、加速電界のためにキャリアのベース走行時間
はより短縮される。また、第1のベース層の不純物濃度
が第2のベース層より低く構成することにより、第1の
ベース層が完全空乏層領域になることによってブレディ
ング効果が失われる領域はほとんど存在しない。
また、前記実施例では、S i/ S t + −Ge
x/Si系のnpn型HBTについて説明したが、これ
に限定されることなく G a A s / A jt
 G a As系、Aji I nAs/Ga I n
As系、InP/Ga1nAs系などのnpn型HBT
、あるいはこれらの材料を用いたpnp型HBTについ
ても同様の効果を得ることができる。また、各半導体層
の不純物濃度や厚さについても必要に応じて適宜変更可
能である。
加えて、その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することが可能である。
〔効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、エミッタ領
域を第1のエミッタ層と同一材料でより低濃度の第2の
エミッタ層で構成し、ベース領域を、エミッタ領域とバ
ンドギャップが同じである第1のベース層と、第1のベ
ース層よりもバンドギャップの狭い第2のベース層で構
成しているため、高速動作に優れたHBTを実現するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のへテロ接合バイポーラトランジ
スタを示す断面図、第2図は本発明実施例のHBTと従
来例のHBTのカットオフ周波数コレクタ電流密度特性
を示す図である。 1・・・p−型St基板、2・・・n生型St層(コレ
クタコンタクト層’) 、3−・−n−型S i 層(
コレクタ層)、4−p+型S i O,8G eo、2
層(第2のベース層)、5・・・p型Si層(第1のベ
ース層)、6・・・n−型Si層(第2のエミッタ層)
、7・・・n+型Si層(第1のエミッタ層)、8・・
・n生型Si層(エミッタキャップ層)、21・・・エ
ミッタ電極、22・・・ベース電極、23・・・コレク
タ電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  第1の導電型を有する第1のエミッタ層と、前記第1
    のエミッタ層と同一材料で構成され、前記第1のエミッ
    タ層よりも低濃度の第2のエミッタ層と、 前記第1の導電型とは逆の導電型である第2の導電型を
    有し、前記第1および第2のエミッタ層とバンドギャッ
    プの等しい材料から構成された第1のベース層と前記第
    1のベース層よりもバンドギャップの小さい材料から構
    成された第2のベース層と、第1の導電型を有するコレ
    クタ層とを具備したことを特徴とするヘテロ接合バイポ
    ーラトランジスタ。
JP14255090A 1990-02-20 1990-05-31 ヘテロ接合バイポーラトランジスタ Pending JPH0435037A (ja)

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JP14255090A JPH0435037A (ja) 1990-05-31 1990-05-31 ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
DE69032597T DE69032597T2 (de) 1990-02-20 1990-12-31 Bipolartransistor mit Heteroübergang
EP90314464A EP0445475B1 (en) 1990-02-20 1990-12-31 Heterojunction bipolar transistor
US07/639,264 US5177583A (en) 1990-02-20 1991-01-10 Heterojunction bipolar transistor

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JP14255090A JPH0435037A (ja) 1990-05-31 1990-05-31 ヘテロ接合バイポーラトランジスタ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5468658A (en) * 1991-03-21 1995-11-21 Texas Instruments Incorporated Method of making multilayer base heterojunction device having one of base layer as a diffusion barrier between base-emitter junction

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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