JPH04342360A - 画像通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は画像通信装置、特に画像
受信を行なう画像通信装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のファクシミリ装置においては、ス
キャナから読み込んだデータを所定ファクシミリ手順を
用いて受信側に認識させ、転送していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では送信側のファクシミリ装置のスキャナに塵が混
入しているような場合、受信側の出力に図３の符号ｅで
示すように黒い筋が入ってしまい、非常に見づらい印刷
になる恐れがあった。

【０００４】本発明の課題は、以上の問題を解決し、送
信側の装置のスキャナの異常による画像データの異常を
検出できる画像通信装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、画像受信時、画像送信側の画
像読取エラーにより生じた異常な画像パターンを検出す
る手段と、前記検出手段により異常な画像パターンが検
出された場合、画像送信側または画像受信側において警
告出力を行なう制御手段を設けた構成を採用した。

【０００６】

【作用】以上の構成によれば、画像送信側の画像読取エ
ラーにより生じた異常な画像パターンを検出し、警告出
力を行なうことができる。

【０００７】

【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。

【０００８】図１は本実施例を採用した画像通信装置の
実施例の構成を示すブロック図で、図において符号１は
装置全体の動作を制御するＣＰＵ、符号２および５はＣ
ＰＵ１の制御プログラムを格納したＲＯＭおよびＲＡＭ
である。

【０００９】さらに、符号３は送信原稿を読み込むスキ
ャナで、ＣＣＤラインセンサおよび原稿搬送系などから
構成され、原稿画像の読み取りに使用される。符号４は
データの変復調を行なうモデムである。

【００１０】符号６は受信原稿を記録出力するプリンタ
で、感熱記録ヘッドおよび記録紙搬送系などから構成さ
れ、受信画像の記録、あるいは原稿コピー時にスキャナ
３により読み取った画像の記録に使用される。

【００１１】符号７および８は、それぞれ送受信データ
を転送するＮＣＵ、および電話回線である。

【００１２】以下、図２を参照して図１の構成における
動作につき説明する。図２はＲＯＭ２に格納されたＣＰ
Ｕ１の画像受信制御プログラムの構成を示す。

【００１３】図２のステップＳ１では、画像送受信前手
順を行ない、ステップＳ２において、従来と同様の制御
により画像データを受信する。受信されたデータは、ス
テップＳ３においてＲＡＭ５を介してプリンタ６から記
録出力される。

【００１４】この記録出力に際して、受信された画像デ
ータはモデム４による復調、および復号化を経て、２値
画像データに戻され、ＲＡＭ５中のワークエリアに展開
される。

【００１５】ステップＳ４では、図３に示したような送
信側スキャナが原因と考えられる異常な画像パターンが
送信データ中に認められるか否かを判定する。

【００１６】たとえば、スキャナに塵などが付着してい
る場合、図３の符号ｅのように副走査方向に黒い縦線が
入る。この縦線は、受信中の画像サイズの全体に渡り、
副走査方向に形成される。

【００１７】従って、ＣＰＵ１は、ＲＡＭ５中の２値画
像データの１ページ副走査方向に渡り、走査線中の所定
画素が連続して黒データであるか否かを検査することに
より、ステップＳ４の判定を行なえる。

【００１８】ステップＳ４で、異常な画像パターンが発
見されると、ステップＳ５で受信側から送信側に、所定
の送信プロトコルを送り、送信側がこれに応えたら、ス
テップＳ６でメッセージを送信する。ここでは、送受信
方向の交替を行ない、送信側に図４に示すようなスキャ
ナ異常を警告する画像データを送信する。このような画
像データは、キャラクタジェネレータＲＯＭなどを使用
することにより２値化画像として形成され、ファクシミ
リ送信される。

【００１９】その後、ステップＳ２あるいはステップＳ
６における全ての原稿データの伝送が終了したらステッ
プＳ７で終了プロトコルを行ない、回線を切断する。

【００２０】以上の実施例によれば、送信側の装置のス
キャナの異常による画像データの異常を検出し、これを
送信側に警告でき、送信側のスキャナに発生している塵
づまりなどのエラーを送信側のユーザにいち早く知らせ
ることが可能になる。

【００２１】なお、上記構成において、「画像サイズ全
体に渡り、副走査方向に連続して特定画素が黒である」
との異常な画像パターンの検出条件を示したが、この条
件のみでは、図表などの画像を異常画像と判定する可能
性がある。そこで、上記条件に加え、主走査方向につい
ても、ある一定以上（たとえば画像幅の数〜１００パー
セントなど：１００パーセントの場合、上記条件と合わ
せると、１ページ全黒の画像、ということになる）の幅
で黒が連続するなどの条件を付加してもよい。この主走
査方向の黒画素の連続条件を付加すれば、判読が可能で
あるにもかかわらず、画像通信が中止されてしまうこと
もなくなる。

【００２２】また、上記構成では、異常な画像パターン
を検出すると、ただちに画像通信を終了し、警告メッセ
ージを画像送信側に送信するようになっているが、画像
データを全て受信してから警告メッセージの送信を行な
ってもよい。

【００２３】また、異常な画像パターンの検出に応じて
警告メッセージは受信側で出力してもよい。これにより
、送信側の装置の点検なども可能となる。

【００２４】

【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、画像受信時、画像送信側の画像読取エラーにより生
じた異常な画像パターンを検出する手段と、前記検出手
段により異常な画像パターンが検出された場合、画像送
信側または画像受信側において警告出力を行なう制御手
段を設けた構成を採用しているので、画像読取エラーに
よる受信画像データの異常を検出し、これに応じて警告
出力を行なえるので、送信側のスキャナの塵づまりなど
のエラーをいち早くユーザに知らせることが可能になる
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による画像通信装置の実施例の構成を示
すブロック図である。

【図２】図１の装置における制御手順を示すフローチャ
ート図である。

【図３】受信データ出力結果の一例を示す説明図である
。

【図４】警告メッセージの出力例を示す説明図である。

【符号の説明】

１　　ＣＰＵ ２　　ＲＯＭ ３　　スキャナ ４　　モデム ５　　ＲＡＭ ６　　プリンタ ７　　ＮＣＵ ８　　電話回線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　画像受信時、画像送信側の画像読取エ
   ラーにより生じた異常な画像パターンを検出する手段と
   、前記検出手段により異常な画像パターンが検出された
   場合、画像送信側または画像受信側において警告出力を
   行なう制御手段を設けたことを特徴とする画像通信装置
   。