JP3101667B2 - 送信側ファクシミリ装置の診断方法 - Google Patents

送信側ファクシミリ装置の診断方法

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JP3101667B2
JP3101667B2 JP07032764A JP3276495A JP3101667B2 JP 3101667 B2 JP3101667 B2 JP 3101667B2 JP 07032764 A JP07032764 A JP 07032764A JP 3276495 A JP3276495 A JP 3276495A JP 3101667 B2 JP3101667 B2 JP 3101667B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置をデ
ータ入力手段として使用し、該ファクシミリ装置から送
信されるファクシミリ画像データ中の手書き文字や活字
文字を認識し、その認識結果を入力データとして用いる
データエントリシステムに適用して好適な送信側ファク
シミリ装置の診断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置を入力手段として用い
たデータエントリシステムにおける接続ファクシミリ装
置の診断方法としては、特開平6−9814号公報に示
されているように、送信側ファクシミリ装置からの画像
データのマークや文字を画像認識装置で認識し、その認
識結果の認識率で評価する方法や、伝送される画像デー
タを受信側で印刷し、印刷結果によって評価する方法が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、送信側ファク
シミリ装置の原稿搬送部の原稿蛇行等の搬送状態、画像
のかすれ等の原稿読み取り部の読み取り状態、さらに使
用通信回線状態の影響についての評価が考慮されていな
い。
【0004】すなわち、ファクシミリ装置の中には、低
価格帯のファクシミリ装置に見られるように、原稿搬送
部や読み取り部が比較的簡素であるため、原稿搬送部に
おいて、原稿が傾いて搬送される斜行や蛇行が生じ易
く、また原稿読み取り部においては画像有効領域のバラ
ツキ、スキャナの汚れや劣化に起因する読み取り画像の
微細な黒点の湧きだし(ゴミの湧きだし)、かすれ、に
じみを発生させることが多い。さらに、スキャナのドロ
ップアウトカラー読み取り特性の劣化により、ドロップ
アウトカラーがドロップアウトされずに浮き出るケース
もある。
【0005】なお、ドロップアウトカラーとは、本来は
読み取らない色であり、具体的には青系統の色である。
【0006】一方、送信側ファクシミリ装置から一般回
線を使用する画像データ伝送においては、送信側ファク
シミリ装置の送受信レベル設定の不適合や回線状態の影
響により、伝送速度の低下や回線ノイズの発生がある。
【0007】上記従来技術にあっては、これらの点をい
かに診断するかについて考慮されていない。このため、
例えば原稿搬送部の斜行状態が続いた場合、何回も同じ
原稿画像を送信しなければならなくなり、データエント
リ業務を効率良く運用できなくなるという問題が生じ、
システムの信頼性を低下させてしまう。
【0008】本発明の目的は、ファクシミリ装置を入力
手段として用いたデータエントリシステム等におけるデ
ータエントリ業務を効率良く運用可能にする送信側ファ
クシミリ装置の診断方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基本的には、テスト用紙に送信側ファク
シミリ装置の原稿搬送部の原稿搬送状態および読み取り
部の読み取り状態を診断するためのテスト画像を記入し
ておき、このテスト画像の記入されたテスト用紙を送信
側ファクシミリ装置に読み取らせ、そのファクシミリ画
像データを通信回線を介して診断装置に送信させ、診断
装置側において受信したファクシミリ画像データの復号
化処理および認識処理を行い、認識処理結果に基づき送
信側ファクシミリ装置の原稿搬送状態および原稿読み取
り状態を診断し、復号化処理結果により通信回線の状態
を診断し、その診断結果を送信側ファクシミリ装置に返
送するようにしたことを特徴とする。
【0010】そして、原稿搬送状態として、原稿の蛇行
状態および斜行状態をテスト用紙に記入した蛇行および
斜行診断用のテスト画像の認識結果によって診断し、原
稿読み取り状態として、画像のかすれ、微細黒点の湧き
だし、画像のつぶれ、色に対するドロップアウト特性を
テスト用紙に診断用のテスト画像の認識結果にによって
診断し、通信回線の状態として、通信速度の他に、復号
化したエラーライン数を診断用のテスト画像の復号化処
理結果によって診断することを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によれば、ファクシミリ装置の原稿搬
送部や、原稿読み取り部の状態を診断するために、原稿
の傾きや蛇行、および画像有効領域、画像のかすれ、微
細な黒点の湧きだし、つぶれを、受信側の診断装置にお
けるファクシミリ画像データの画像認識処理で判断でき
るように、文字、線、マーク、ドロップアウトカラーに
特徴を持たせたテスト画像を記入したテスト用紙を用意
し、このテスト用紙のテスト画像を送信側ファクシミリ
装置に読み取らせ、受信側の診断装置に通信回線を介し
て送信させる。
【0012】受信側の診断装置は、受信したファクシミ
リ画像データを復号化するが、その復号化処理の際にエ
ラーとなったライン数を計数し、そのエラーライン数と
受信時の通信速度(2400bps〜9600bps)
とを予め設定した評価データと照合することによって通
信回線の状態として評価診断する。
【0013】また、復号化したファクシミリ画像データ
の認識処理を行い、その認識結果により原稿の傾きや蛇
行などの原稿搬送状態を診断し、さらに画像のかすれ、
微細な黒点の湧きだし、つぶれ及び画像有効領域の適否
等の読み取り状態を診断する。
【0014】最後に、診断結果を送信側ファクシミリ装
置に返送する。
【0015】送信側ファクシミリ装置のオペレータは、
診断結果に従い、原稿搬送部および読み取り部の点検を
行い、さらに回線ノイズの少ない通信回線を選択する操
作を行った上で、データエントリ業務に用いるデータを
送信する操作を行うことにより、受信側で認識ミスを生
じさせないファクシミリ画像データを送信することがで
き、データエントリ業務の効率化を促進することが可能
になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。
【0017】図1は、本発明の診断方法による診断機能
を組み込んだデータエントリシステムの一実施例を示す
システム構成図である。
【0018】この実施例のファクシミリ装置を入力手段
とするデータエントリシステムは、ファクシミリ装置1
1、このファクシミリ装置11と一般公衆回線20等で
接続されるファクシミリアダプタ12、イメージ処理装
置13、ディスク装置14、コード/イメージ変換アダ
プタ15と、ファクシミリ入出力プログラム16、認識
処理プログラム17、診断プログラム18により構成さ
れる。
【0019】ファクシミリ装置11の診断に使用される
テスト用紙19は、ファクシミリ装置11の原稿搬送部
や読み取り部の機能評価が実施できるように、認識対象
の文字、線、図等のテスト画像が非ドロップアウトカラ
ーやドロップアウトカラーで印刷されている。
【0020】ファクシミリ装置11は、テスト用紙19
のセット後の送信操作でテスト用紙19に印刷されたテ
スト画像を読み取り、MH符号またはMR符号で符号化
したファクシミリ画像データを生成し、一般公衆回線2
0を経由してファクシミリアダプタ12に転送する。
【0021】ファクシミリアダプタ12は、ファクシミ
リ装置11からの画像データを受信し、CSI、TS
I、DCS情報も同時に取得する。
【0022】CSI情報とは被呼端末識別情報であり、
20桁から成る国際電話番号によって構成され、受信側
のファクシミリアダプタ12から送信側のファクシミリ
装置11に送られる。また、TSI情報とは送信端末識
別情報であり、20桁から成る国際電話番号によって構
成され、送信側のファクシミリ装置11から受信側のフ
ァクシミリアダプタ12に送られる。また、DCS情報
とはディジタル命令情報であり、DIS情報(ディジタ
ル識別情報)で示される標準機能の中から設定される機
能を示す命令から成り、送信側から受信側に送信され
る。
【0023】ファクシミリ入出力プログラム16は、フ
ァクシミリアダプタ12が受信したファクシミリ画像デ
ータにライブラリ情報とページ情報を付加し、認識対象
画像データとしてディスク装置14に格納する。
【0024】ライブラリ情報は、CSI、TSI情報と
受信ページ数、受信日付、受信時刻から構成される。ペ
ージ情報は、DCS情報、画像データ長、制御情報から
構成される。
【0025】さらに、ファクシミリ入出力プログラム1
6は、ファクシミリアダプタ12が取得したCSI、T
SI、DCS情報を元に、ファクシミリ装置11の機器
番号、画像データ転送速度、受信開始時刻、受信所要時
間、受信ページ数をファクシミリ通信履歴情報としてデ
ィスク装置14に格納する。
【0026】認識処理プログラム17は、ディスク装置
14に格納された認識対象画像データをイメージ処理装
置13へ転送し、画像データの復号化処理と画像認識処
理の実行を指示する。
【0027】イメージ処理装置13の画像データ復号化
処理は、符号化された画像データを主走査ライン単位に
復号化し、復号化された画像データを作成するととも
に、復号化できなかったラインをエラーライン数として
計数し、復号化結果情報として認識処理プログラム17
へ通知する。また、イメージ処理装置13の画像認識処
理では、復号化処理で復号化された画像データの画像認
識を行ない、その認識結果をコード情報によって認識処
理プログラム17へ通知する。
【0028】認識処理プログラム17は、イメージ処理
装置13の復号化処理での復号化結果情報と、画像認識
処理での認識結果情報をディスク装置14へ格納する。
【0029】診断プログラム18は、ファクシミリ通信
履歴情報の伝送速度と、復号化結果情報のエラーライン
数から、回線ノイズ発生頻度等の使用回線20の診断を
行なう。また、認識結果情報の認識結果と、予め用意し
た入力ファクシミリ装置11の搬送部評価データおよび
読み取り部評価データとを比較することにより、入力フ
ァクシミリ装置11の原稿搬送部の傾き、蛇行に関する
診断、読み取り部の画像有効範囲、汚れ、劣化、ドロッ
プアウトカラー読み取りに関する機能診断を行ない、そ
の診断結果を編集した後に、診断結果情報としてディス
ク装置14へ格納する。
【0030】ファクシミリ入出力プログラム16は、コ
ード/イメージ変換アダプタ15を使用し、診断結果情
報を画像データに変換した後、符号化を行ない、ファク
シミリアダプタ12を経由してファクシミリ装置11に
伝送する。
【0031】ファクシミリ装置11側では、診断結果情
報を元にファクシミリ装置11の保守を実施する。
【0032】ファクシミリ装置11からのテスト用紙1
9の送信は、ファクシミリ装置11側の送信操作、デー
タエントリシステム側のポーリング機能による起動のい
ずれも可能である。
【0033】図2は、テスト用紙19に印刷されている
テスト画像の概要を示す図であり、画像有効領域診断部
21、用紙の蛇行診断部22、文字認識診断部23、ド
ロップアウトカラーの有効性診断部24、読み取り濃度
限界診断部25、縦横線の読み取り診断部26、発信元
情報記入部27から構成される。
【0034】図3は、テスト画像の詳細を示す図であ
り、画像有効領域診断部21は、用紙縦横端より等間隔
に配置され、部内には等間隔のマス目が印刷されてい
る。受信画像データにおける該画像有効領域診断部21
の再現性によりファクシミリ装置11の画像有効領域と
縦方向、横方向の伸縮を診断する。例えば、マス目の
縦、横方向のサイズを求め、そのサイズの変動量によっ
て縦方向、横方向の伸縮を診断する。
【0035】用紙の蛇行診断部22は、テスト用紙四隅
に配置され、等間隔の平行な斜線が印刷されている。受
信画像データにおける該蛇行診断部22の再現性によ
り、テスト用紙19の蛇行を診断する。例えば、テスト
用紙四隅の等間隔の平行な斜線の傾きを比較することに
より、蛇行を診断する。
【0036】文字認識診断部23は、100%認識可能
な活字、手書き文字が印刷されている。受信画像データ
における該文字認識診断部23の活字、手書きの文字認
識率からファクシミリ装置11の原稿読み取り部の劣
化、汚れ等を診断する。
【0037】この場合、文字認識診断部23の縦方向に
印刷された線を基準線28とし、この基準線28の傾き
によりテスト用紙19の斜行を診断するようになってい
る。
【0038】ドロップアウトカラーの有効性診断部24
は、青系統のドロップアウトカラーが複数段階の濃度で
印刷されている。受信画像データにおける該ドロップア
ウトカラーの有効性診断部24の再現性により、ファク
シミリ装置11のドロップアウトカラー読み取り特性を
診断する。例えば、ドロップアウトすべき位置に画像が
存在したならば、その位置の色に対する特性が劣化して
いるものと診断する。
【0039】読み取り濃度限界診断部25は、段階的な
濃度でグラデーション印刷されている。受信画像データ
における該読み取り濃度限界診断部25の再現性によ
り、ファクシミリ装置11の読み取り部の濃度読み取り
特性を診断する。例えば、再現された濃度がテスト用紙
に印刷された濃度と同様の濃度レベル差で再現されてい
るか、さらに濃度の絶対値は印刷濃度に対応しているか
どうかによって濃度読み取り特性を診断する。
【0040】縦横線の読み取り診断部26は、線幅の違
う各種の黒線、白抜き線が縦横に印刷されている。受信
画像データにおける該縦横線の読み取り診断部26の再
現性により、かすれ等のファクシミリ装置11の縦横線
読み取り特性を診断する。
【0041】発信元情報記入部27は、診断の対象とな
るファクシミリ装置11側の部署名、発信者名、TEL
番号、FAX番号及びファクシミリ装置11の機種名、
使用年数、原稿読み取り時の設定情報等が記入されてい
る。この発信元情報記入部27に記入されたFAX番号
は、TSI情報内の機器番号との照合により、送信元を
判別して診断結果の送り返しを行なう。ファクシミリ装
置11の原稿読み取り時設定情報内の濃度設定値は、前
述の読み取り濃度限界診断部25での濃度読み取り特性
の診断で使用する。
【0042】テスト用紙19内には、前述の各診断部、
記入部以外に意識的な余白部が配置されている。この余
白部は、スペース読み取りを行なうことによりファクシ
ミリ装置11の原稿読み取り部の劣化、汚れの診断に用
いる。例えば、本来は余白である位置に微細な黒点やに
じみがあった場合は、原稿読み取り部が劣化あるいは汚
れているものと診断する。
【0043】図4は、ファクシミリ入出力プログラム1
6、認識処理プログラム17、イメージ処理装置13お
よび診断プログラム18の処理手順の概要を示すフロー
チャートである。
【0044】まず、ファクシミリ装置11は、テスト用
紙19のセット後の送信操作でテスト用紙19に印刷さ
れたテスト画像を読み取り、MH符号またはMR符号で
符号化したファクシミリ画像データを生成し、一般公衆
回線20を経由してファクシミリアダプタ12に転送す
る。
【0045】ファクシミリ入出力プログラム16は、フ
ァクシミリアダプタ12が受信したファクシミリ画像デ
ータにライブラリ情報とページ情報を付加し、認識対象
画像データとしてディスク装置14に格納する(ステッ
プ41,42)。
【0046】さらに、ファクシミリ入出力プログラム1
6は、ファクシミリアダプタ12が取得したCSI、T
SI、DCS情報を元に、ファクシミリ装置11の機器
番号、画像データ転送速度、受信開始時刻、受信所要時
間、受信ページ数をファクシミリ通信履歴情報としてデ
ィスク装置14に格納する(ステップ43)。
【0047】一方、認識処理プログラム17は、ディス
ク装置14に格納された認識対象画像データをイメージ
処理装置13へ転送し、画像データの復号化処理と画像
認識処理の実行を指示する(ステップ46)。
【0048】イメージ処理装置13の画像データ復号化
処理は、符号化された画像データを主走査ライン単位に
復号化し(ステップ48)、復号化された画像データを
作成するとともに、復号化できなかったラインをエラー
ライン数として計数し(ステップ49)、復号化結果情
報として認識処理プログラム17へ通知する。また、イ
メージ処理装置13の画像認識処理では、復号化処理で
復号化された画像データの画像認識を行ない、その認識
結果をコード情報によって認識処理プログラム17へ通
知する(ステップ50)。
【0049】認識処理プログラム17は、イメージ処理
装置13の復号化処理での復号化結果であるエラーライ
ン数と、画像認識処理での認識結果情報(コード情報)
をディスク装置14へ格納する(ステップ47)。
【0050】診断プログラム18は、ディスク装置14
に格納されているファクシミリ通信履歴情報の伝送速度
と、復号化結果のエラーライン数から、回線ノイズ発生
頻度等の使用回線20の診断を行なう(ステップ5
1)。また、認識結果情報の認識結果と、予め用意した
入力ファクシミリ装置11の搬送部評価データおよび読
み取り部評価データとを比較することにより、入力ファ
クシミリ装置11の原稿搬送部の傾き、蛇行に関する評
価診断、読み取り部の画像有効範囲、汚れ、劣化、ドロ
ップアウトカラー読み取りに関する機能診断を行ない
(ステップ52)、その診断結果を編集した後に、診断
結果情報としてディスク装置14へ格納する(ステップ
53)。
【0051】ファクシミリ入出力プログラム16は、コ
ード/イメージ変換アダプタ15を使用し、診断結果情
報をコード/イメージ変換アダプタ15に対して画像デ
ータに変換させた後、その画像データをファクシミリア
ダプタ12で符号化させ、ファクシミリ装置11に伝送
させる(ステップ45)。
【0052】ファクシミリ装置11側のオペレータは、
診断結果情報を元にファクシミリ装置11の原稿搬送
部、読み取り部の点検保守を実施する。
【0053】従って、送信側ファクシミリ装置のオペレ
ータは、診断結果に従い、原稿搬送部および読み取り部
の点検を行い、さらに送出レベルの調整や使用回線の点
検を行った上で、データエントリ業務に用いるデータを
送信する操作を行うことにより、受信側で認識ミスを生
じさせないファクシミリ画像データを送信することがで
き、データエントリ業務の効率化を促進することが可能
になる。
【0054】また、ファクシミリ装置11を受信側から
のポーリング機能によって起動し、テスト画像を送信さ
せるようにした場合、送信側に回線使用料を負担させる
ことなく、診断が可能になる。
【0055】なお、上記実施例はデータエントリシステ
ムに適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、一般に使用されているフ
ァクシミリ装置の原稿搬送状態や読み取り状態を診断す
る場合にも全く同様に適用することができる。この場
合、本発明の診断方法に従う診断機能を設けた診断装置
を使用することは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ファクシ
ミリ装置を入力手段として用いたデータエントリシステ
ム等ににおいて、送信側ファクシミリ装置の機能と、使
用回線状態の診断が容易に実現できる。このため、デー
タエントリシステム等の運用における入力画像データの
信頼性の確保ができ、データエントリ効率の向上が実現
できる。
【0057】また、ファクシミリ装置からのデータ通信
に使用する回線の状態が診断できるため、通信に関する
障害の防止が図れ、通信費用の削減が実現できる。
【0058】さらに、データエントリシステム等のシス
テム保守の作業効率の向上が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の診断方法による診断機能を組み込んだ
データエントリシステムの一実施例を示すシステム構成
図である。
【図2】テスト画像の一例を示す図である。
【図3】図2のテスト画像の詳細を示す図である。
【図4】送信側ファクシミリ装置の診断手順の概要を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
11…ファクシミリ装置、12…ファクシミリアダプ
タ、13…イメージ処理装置、14…ディスク装置、1
5…コードイメージ変換アダプタ、16…ファクシミリ
入出力プログラム、17…認識処理プログラム、18…
診断プログラム、19…テスト用紙、20…一般公衆回
線、21…画像有効領域診断部、22…原稿の蛇行診断
部、23…文字認識診断部、24…ドロップアウトカラ
ーの有効性診断部、25…読み取り濃度限界診断部、2
6…縦横線の読み取り診断部、27…発信元情報記入
部、28…基準線。
フロントページの続き (72)発明者 小野木 浩志 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社日立製作所オフィスシステム事業部 内 (72)発明者 押田 小夜 愛知県名古屋市中区栄三丁目10番22号 日立中部ソフトウエア株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−92568(JP,A) 特開 昭61−124147(JP,A) 特開 昭61−95661(JP,A) 特開 平2−192262(JP,A) 実開 平1−162952(JP,U) 実開 平1−159460(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/32 - 1/36 101

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テスト用紙に送信側ファクシミリ装置の
    原稿搬送部の原稿搬送状態および読み取り部の読み取り
    状態を診断するためのテスト画像を記入しておき、この
    テスト画像の記入されたテスト用紙を送信側ファクシミ
    リ装置に読み取らせ、そのファクシミリ画像データを通
    信回線を介して診断装置に送信させ、診断装置側におい
    て受信したファクシミリ画像データの復号化処理および
    認識処理を行い、認識処理結果に基づき送信側ファクシ
    ミリ装置の原稿搬送状態および原稿読み取り状態を診断
    し、復号化処理結果により通信回線の状態を診断し、そ
    の診断結果を送信側ファクシミリ装置に返送することを
    特徴とする送信側ファクシミリ装置の診断方法。
  2. 【請求項2】 原稿搬送状態として、原稿の蛇行状態お
    よび斜行状態をテスト用紙に記入した蛇行および斜行診
    断用のテスト画像の認識結果によって診断し、原稿読み
    取り状態として、画像のかすれ、微細黒点の湧きだし、
    画像のつぶれ、色に対するドロップアウト特性をテスト
    用紙に診断用のテスト画像の認識結果にによって診断
    し、通信回線の状態として、通信速度の他に、復号化し
    たエラーライン数を診断用のテスト画像の復号化処理結
    果によって診断することを特徴とする請求項1記載の送
    信側ファクシミリ装置の診断方法。
  3. 【請求項3】 送信側ファクシミリ装置からのテスト画
    像の送信を、診断装置側からのポーリング機能によって
    起動することを特徴とする請求項1または2記載の送信
    側ファクシミリ装置の診断方法。
  4. 【請求項4】 前記診断装置は、送信側ファクシミリ装
    置から送信されるファクシミリ画像データ中の手書き文
    字や活字文字を認識し、その認識結果を入力データとし
    て用いるデータエントリシステム内に設けられるもので
    ある請求項11〜3記載の送信側ファクシミリ装置の診
    断方法。
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