JPH04335849A - 釣糸及びその製造方法 - Google Patents

釣糸及びその製造方法

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JPH04335849A
JPH04335849A JP10096091A JP10096091A JPH04335849A JP H04335849 A JPH04335849 A JP H04335849A JP 10096091 A JP10096091 A JP 10096091A JP 10096091 A JP10096091 A JP 10096091A JP H04335849 A JPH04335849 A JP H04335849A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の産業上の利用分野】本発明は、高強力ポリエチ
レン等のポリオレフィン繊維からなる釣糸に関し、特に
、該表面に高比重成分層がコーティングされて比重が1
より大きい釣糸に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、竿先又はリール糸巻きから釣針
までを連結する釣糸は、比較的太い道糸と道糸から釣針
までのハリスから構成される。ハリスに要求される特性
としては、(1) 引っ張り強度が大きいこと。(2)
 道糸やよりもどし等との結節強力の高いこと。(3)
 適度の腰があること。(4) 水中で魚等に発見され
ない程度の細さであること。(5) 糸弛みが少ないこ
と。等が挙げられる。 また、道糸に要求される特性としては、上記の特性に加
えて、(6) 高強力且つ低伸度であること。(7) 
摩擦に強いこと。等がある。
【0003】従来から、対象魚、釣場、天候、釣り時間
帯などの釣り条件に対応して、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリエチレン等の合成樹脂材料を用いた太さの異な
るモノフィラメントが釣り糸として使用されており、特
に強度の見地から、ポリアミドからなる釣糸が主として
使用されてきた。
【0004】しかし、ポリアミド樹脂が有する吸水性に
より、水の中や水濡れ状態において引っ張り強度や結節
強力が低くなる傾向にあり、特に0.2号以下の釣糸で
は、引っ張り強度や結節強力の点が不十分であった。一
方、高強力のポリエチレンモノフィラメントは、他の合
成樹脂材料の釣り糸と比較して、引っ張り強度は2〜4
倍あって且つ伸度も少ないため、釣糸用、特に号数の小
さいハリス用には最適な材料である。
【0005】従って、高強力のポリエチレンモノフィラ
メントの単糸、撚糸若しくは組物、又は芳香族ポリアミ
ド繊維に金属糸を巻き付けたもの等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリエ
チレン樹脂自体の比重が他の合成樹脂のものより小さい
ため、高強力のポリエチレンモノフィラメントの組み合
わせのみからなる釣糸は、水面付近に浮く傾向があるた
め、魚等が釣針に掛かった時の魚信が竿先や手元に伝わ
るのが遅れたり、釣針が水中で不自然な動きになって魚
等に警戒心を起こさせたりするという課題があった。
【0007】また、ポリエチレン樹脂自体の融点が他の
合成樹脂のものより低いため、耐磨耗性が劣るという課
題があった。
【0008】本発明は、上述の課題を解決すべく実験研
究を重ねた結果、高強力ポリエチレンモノフィラメント
等のポリオレフィン繊維の単糸、撚糸又は組物の表面に
、高比重成分層をコーティングすることにより、比重が
1より大きい釣糸を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の釣糸は、ポリオレフィン繊維単糸、複数本
のポリオレフィン繊維が撚りあわされた撚糸又は複数本
のポリオレフィン繊維が組み上げられた組物からなる糸
の表面に、高比重成分層がコーティングされてなること
を特徴とする。
【0010】前記構成において、ポリオレフィン繊維が
ポリエチレン繊維であり、前記高比重成分層が金属又は
金属酸化物の粉体を分散させた樹脂からなる層であるの
が好ましい。
【0011】また、前記構成において、金属又は金属酸
化物の存在量が、ポリオレフィン繊維に対して10重量
%以上であるのが好ましい。
【0012】また、本発明の釣糸の製造方法は、超高分
子量ポリオレフィンフィラメント繊維を含む釣糸の製造
方法であって、まず前記ポリオレフィンマルチフィラメ
ント繊維をポリオレフィンモノフィラメント繊維に分繊
し、次いで前記ポリオレフィンモノフィラメント繊維の
単糸、複数本の前記ポリオレフィンモノフィラメント繊
維が撚りあわされた撚糸又は複数本の前記ポリオレフィ
ンモノフィラメント繊維が組み上げられた組物からなる
糸を準備し、次いで前記糸の表面に高比重成分層をコー
ティングすることを特徴とする。
【0013】
【作用】前記構成によれば、ポリオレフィン繊維からな
る単糸、撚糸又は組物の表面に、高比重成分層がコーテ
ィングされてなるため、釣糸の比重を1以上に形成する
ことができる。従って、釣糸が水の表面近傍に浮上する
ことが無くなると共に、釣りの操作性が良くなる。また
、釣糸の水切れを良くし、糸のバラケを防止することが
出来ると共に、表面が滑らかになり、耐糸摩耗及び耐久
性が向上するため、岩場等の障害物に擦れた場合でも縮
れにくくなる。
【0014】また、組物を構成する繊維がポリエチレン
繊維であることにより、引っ張り強度が十分に強く且つ
伸度も少ない釣糸を得ることができる。また、釣糸の吸
水性も少ないため、釣りの操作性が良くなる。また、表
面にコーティングする層が金属又は金属酸化物の粉体を
分散させた樹脂からなるため、比重を高く形成すること
が容易になる。また、金属又は金属酸化物が、釣場の水
や海水に接触することが無いため、水中に溶出すること
が無く、釣糸の高比重をいつまでも持続できると共に、
水の汚染も皆無となる。
【0015】また、本発明の釣糸の金属又は金属酸化物
の存在量が、ポリオレフィン繊維に対して10重量%以
上に形成することにより、釣糸全体の比重を1以上にす
ることができ水面への浮上が解消される。
【0016】次に、前記本発明方法の構成によれば、本
発明の釣糸を効率良く合理的に製造することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を詳細に説
明する。図1は、3本のポリオレフィン繊維2が三つ編
み状に組み上げられた組物の表面に、高比重成分層5が
コーティングされてなる釣糸1の正面図である。図2は
、図1に示す釣糸1の断面図である。
【0018】ポリオレフィン繊維2であるポリエチレン
繊維は、重量平均分子量が100万以上の高強力のポリ
エチレンモノフィラメントであって、20℃×65%R
Hで引っ張り強度が15g/d以上、好ましくは30g
/d以上で、伸度10%以下のポリエチレン繊維からな
る芯糸又は皮糸である。また、光沢、着色、摩擦抵抗な
どを改良する目的で、ポリエチレンに15重量%以下の
モノマ−またはポリマ−を共重合したものも好ましい。 また、ポリエチレン樹脂自体は水の比重より小さいため
、釣糸全体の比重を大きくするための添加剤を混入させ
るのも好ましい。
【0019】ポリエチレンモノフィラメントは、ポリエ
チレンマルチフィラメントを分繊することにより得るこ
とができる。分繊糸を用いるのは、(1) トータルデ
ニールが100デニール以下のマルチフィラメントを、
紡糸・延伸して得ることが製造工程上困難なこと。(2
) 分繊により適度なキンクや撚り癖が残り、後の工程
である組み上げ工程又は撚り工程の際に、単糸間の摩擦
や引っ掛かりを多くし、糸の一体性を高くできること。 等の理由による。
【0020】ポリエチレン繊維は、一般に組紐機械と言
われている組機を用いて組むことができる。この組機は
、各種の糸や金属糸を材料としてボビンに装着し、各ボ
ビンを例えば8字状の組成運動により交錯させて、組紐
、織り紐、編み紐、撚り紐、裁ち紐、くけ紐、束紐等を
作る機械である。
【0021】その組ピッチは、キャリヤーと皮車の回転
比で決定され、本発明の釣糸を製造する場合に使用する
ギアー比は、1:1.5〜1:5の範囲が好ましい。な
お、キャリヤー及び皮車の回転数については、本発明の
釣糸を製造する場合、組物の繊維数にもよるが、キャリ
ヤー回転1〜200rpmであり、皮車は50〜600
rpmの範囲が好ましい。
【0022】釣糸をこのような組物で構成することによ
り、適度な剛性及びしなやかさを付与することができ、
岩場等の障害物に擦れた場合でも縮れにくくし、且つ釣
りの操作性を良くすることができる。
【0023】コ−ティング処理は、ポリエチレン繊維等
のポリオレフィン繊維を組み合わせた組物の表面に、金
属又は金属酸化物の粉体を分散させた合成樹脂等の高比
重成分層をコーティングすることにより、皮膜加工する
。この加工により、釣糸としての水切れを良くし、糸の
バラケを防止することが出来る。また、表面が滑らかに
なり、耐糸摩耗及び耐久性を向上させることが出来る。
【0024】コ−ティング用合成樹脂としては、ポリエ
チレン繊維の組物を固定できるものであり、特に、迅速
に固定するためには放射線硬化樹脂、室温硬化樹脂、低
温反応樹脂などが好ましく、例えば、ポリエチレン系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ウレタ
ン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アク
リル系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、尿
素系樹脂、ゼラチン系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素
系樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂等やこれら
を組み合わせた共重合体等である。また、これらの樹脂
が、重合開始剤、増感剤、充填剤、不活性有機ポリマー
、レベリング剤、熱重合禁止剤、溶剤等を含むものでも
構わない。
【0025】上述の合成樹脂の中に分散させる粉体とし
て、金属には、鉛、鉄、ステンレス、アルミニウム、ニ
ッケル、コバルト、クロム、マンガン、モリブデン、カ
ドミウム、銅、亜鉛、錫、銀、金、白金、パラジウム、
タングステン、チタン、ジルコニウム等又はこれらの各
種合金等があり、金属酸化物には、鉛酸化物(鉛丹)、
鉄酸化物、アルミニウム酸化物、ニッケル酸化物、コバ
ルト酸化物、クロム酸化物、マンガン酸化物、モリブデ
ン酸化物、カドミウム酸化物、銅酸化物、亜鉛酸化物、
錫酸化物、銀酸化物、タングステン酸化物、チタン酸化
物、ジルコニウム酸化物等又はこれらの混合がある。な
お、前記粉体の平均粒子直径は、0.001mm〜0.
5mm程度の範囲のものが好ましい。
【0026】なお、高比重成分層としては、金属イオン
、金属間化合物、金属キレート、金属キレートポリマー
、金属クラスター、金属染料、金属水酸化物、金属水素
化物、金属硫化物、金属窒化物等の金属化合物やSi等
の半導体、ガラス、セラミックス、鉱物等のいずれか一
つ又は複数の成分を含む層であっても、本発明の釣糸に
適用できる。また、これらの成分を上述の合成樹脂等に
混合、分散させた層であっても本発明の釣糸に適用でき
る。
【0027】コーティング樹脂を被着する方法としては
、浸漬法、スプレー法、捺染法等があるが、糸の表面全
体に均一に被着することが好ましい。樹脂の硬化方法と
しては、乾熱処理、スチーミング、高周波、放射線、プ
ラズマ処理等があるが、特に、ポリエチレン繊維の性質
から低温で硬化し且つ短時間に硬化するものが好ましい
【0028】なお、コーティング樹脂層の厚さは、使用
目的に応じて、0.5μm〜500μmであるのが好ま
しい。また、コーティング樹脂の中に、顔料や染料等の
色素を分散させることにより、糸全体を着色することが
可能であり、釣りの操作性を良くしたり、集魚性を上げ
ることができる。特に、本発明の釣糸に用いる超高分子
量ポリオレフィンフィラメント繊維は、通常の方法では
染色できないことから、コーティングによる着色が好ま
しい。
【0029】図3は、4本のポリオレフィン繊維2が四
本丸打状に組み上げられた組物の表面に、高比重成分層
5がコーティングされてなる釣糸1の正面図である。図
4は図3に示す釣糸1であって、各繊維が等方に配置さ
れたものの断面図である。また、図5は図3に示す釣糸
1であって、各繊維が最密充填に配置されたものの断面
図である。
【0030】図6は、ポリオレフィン繊維2の単糸の表
面に、高比重成分層5がコーティングされてなる釣糸1
の正面図であり、図7は図6に示す釣糸1の断面図であ
る。ポリオレフィン繊維2の単糸は、上述と同様な理由
により、ポリエチレンマルチフィラメントを分繊して得
られるポリエチレンモノフィラメントが好ましい。
【0031】図8は、2本のポリオレフィン繊維2が撚
りあわされた撚糸の表面に、高比重成分層5がコーティ
ングされてなる釣糸1の正面図であり、図9は図8に示
す釣糸1の断面図である。撚糸は、一般に、合撚機を用
いて得ることができる。撚糸を構成する糸は、上述と同
様な理由により、ポリエチレンマルチフィラメントを分
繊して得られるポリエチレンモノフィラメントが好まし
い。釣糸をこのような撚糸で構成することによっても、
適度な剛性及びしなやかさを付与することが可能であり
、耐久性や釣り操作性を良くすることができる。
【0032】図10は、1本のポリオレフィン繊維2を
芯にして、その周りを8本のポリオレフィン繊維2´が
筒状に組み上げられた組物の表面に、高比重成分層5が
コーティングされてなる釣糸1の破断斜視図であり、図
11は図6に示す釣糸1の断面図である。
【0033】図12は、3本のポリオレフィン繊維2が
三つ編み状に組み上げられた組物の表面に高比重成分層
5がコーティングされ、更にその表面に樹脂6がコーテ
ィングされてなる釣糸の断面図である。表面のコーティ
ングを2層構成とすることにより、製造の際の比重の精
度を向上させることができる。また、2つの樹脂の特性
をお互いに補い合う釣糸の複合材料化を図ることができ
る。なお、3層以上の構成も本発明に適用できる。
【0034】図13は、4本のポリオレフィン繊維2が
四本丸打状に組み上げられた組物の表面に樹脂6がコー
ティングされ、更にその表面に高比重成分層5がコーテ
ィングされてなる釣糸の断面図である。
【0035】次に、本発明の釣糸の具体的な一実施例に
ついての測定結果を示す。 (1) ポリオレフィン繊維(公称値10d)の単糸の
単位長の重さ=0.00133g/m (2) ポリオレフィン繊維(公称値10d)の6本組
物の単位長の重さ=0.00648g/m (3) ポリオレフィン繊維の比重=約0.95(4)
 6本組物の表面に、鉛丹粉末を分散した樹脂をコーテ
ィングしたものの単位長の重さ=0.01258g/m (5) コーティング層の中の樹脂のみの単位長の重さ
=0.00077g/m (6) コーティング層の中の鉛丹粉末のみの単位長の
重さ=0.00533g/m (7) この釣糸の直径=0.07mm(8) この釣
糸の比重((4) の重さ/1m分の体積(cm3 )
)=0.01258/(π×0.0035×0.003
5×100)=3.26 以上、この釣糸の比重は約3.3になり、水に浮上する
ことが無くなった。また、比重を大きく形成することに
より、水の流れに対する釣糸の抵抗による釣糸の浮きも
無くなった。
【0036】
【発明の効果】以上詳説した通り、本発明の釣糸は、ポ
リオレフィン繊維からなる単糸、撚糸又は組物の表面に
高比重成分層がコーティングされることにより、釣糸の
比重を1以上に形成され、釣糸が受ける水中での浮力を
少なくすることができるため、魚信を感知するのが容易
になり、また魚等に警戒心を与えることが少なくなり、
釣果を増加させることができる。
【0037】特に、高比重成分層が金属又は金属酸化物
の粉体を分散させた樹脂からなる層であるため、比重を
高くすることが容易で、且つ寿命の長い釣糸を得ること
ができる。また、表面コーティング層の存在により、高
強力ポリエチレンモノフィラメントの欠点である耐摩耗
性を向上させ、道糸としてもハリスとしても操作性と耐
久性が優れるという効果がある。
【0038】次に、前記本発明方法の構成によれば、本
発明の釣糸を効率良く合理的に製造することができるた
め、製造コスト及び製品コストを低くすることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】3本のポリオレフィン繊維2が三つ編み状に組
み上げられた組物の表面に高比重成分層5がコーティン
グされてなる釣糸1の正面図である。
【図2】図1に示す釣糸1の断面図である。
【図3】4本のポリオレフィン繊維2が四本丸打状に組
み上げられた組物の表面に高比重成分層5がコーティン
グされてなる釣糸1の正面図である。
【図4】図3に示す釣糸1であって、各繊維が等方に配
置されたものの断面図である。
【図5】図3に示す釣糸1であって、各繊維が最密充填
に配置されたものの断面図である。
【図6】ポリオレフィン繊維2の単糸の表面に、高比重
成分層5がコーティングされてなる釣糸1の正面図であ
る。
【図7】図6に示す釣糸1の断面図である。
【図8】2本のポリオレフィン繊維2が撚りあわされた
撚糸の表面に、高比重成分層5がコーティングされてな
る釣糸1の正面図である。
【図9】図8に示す釣糸1の断面図である。
【図10】1本のポリオレフィン繊維2を芯にして、そ
の周りを8本のポリオレフィン繊維2´が筒状に組み上
げられた組物の表面に、高比重成分層5がコーティング
されてなる釣糸1の破断斜視図である。
【図11】図10に示す釣糸1の断面図である。
【図12】3本のポリオレフィン繊維2が三つ編み状に
組み上げられた組物の表面に高比重成分層5がコーティ
ングされ、更にその表面に樹脂6がコーティングされて
なる釣糸の断面図である。
【図13】4本のポリオレフィン繊維2が四本丸打状に
組み上げられた組物の表面に樹脂6がコーティングされ
、更にその表面に高比重成分層5がコーティングされて
なる釣糸の断面図である。
【符号の説明】
1  釣糸 2、2´  ポリオレフィン繊維 5  高比重成分層 6  樹脂

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリオレフィン繊維単糸、複数本のポ
    リオレフィン繊維が撚りあわされた撚糸又は複数本のポ
    リオレフィン繊維が組み上げられた組物からなる糸の表
    面に、高比重成分層がコーティングされてなる釣糸。
  2. 【請求項2】  ポリオレフィン繊維がポリエチレン繊
    維であり、前記高比重成分層が金属又は金属酸化物の粉
    体を分散させた樹脂からなる層である請求項1に記載の
    釣糸。
  3. 【請求項3】  金属又は金属酸化物の存在量が、ポリ
    オレフィン繊維に対して10重量%以上である請求項2
    に記載の釣糸。
  4. 【請求項4】  超高分子量ポリオレフィンフィラメン
    ト繊維を含む釣糸の製造方法であって、まず前記ポリオ
    レフィンマルチフィラメント繊維をポリオレフィンモノ
    フィラメント繊維に分繊し、次いで前記ポリオレフィン
    モノフィラメント繊維の単糸、複数本の前記ポリオレフ
    ィンモノフィラメント繊維が撚りあわされた撚糸又は複
    数本の前記ポリオレフィンモノフィラメント繊維が組み
    上げられた組物からなる糸を準備し、次いで前記糸の表
    面に高比重成分層をコーティングすることを特徴とする
    釣糸の製造方法。
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