JPH0433389Y2 - - Google Patents

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JPH0433389Y2
JPH0433389Y2 JP5810588U JP5810588U JPH0433389Y2 JP H0433389 Y2 JPH0433389 Y2 JP H0433389Y2 JP 5810588 U JP5810588 U JP 5810588U JP 5810588 U JP5810588 U JP 5810588U JP H0433389 Y2 JPH0433389 Y2 JP H0433389Y2
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throttle valve
lever
carburetor
tightening
tightening screw
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は機関へ供給する混合気の量及び濃度を
調整、制御する気化器に関し、特に多連気化器の
絞り弁の開度を互いに同一開度に調整する絞り弁
連結同調装置に関する。
[従来の技術] 従来の多連気化器の連結同調装置は実公昭61−
33232号公報に示される。これは、第2絞り弁レ
バーにバカ孔を穿設し、該バカ孔内に配置され、
絞り弁同調レバーと第2絞り弁レバーとを螺着す
る前記ビスの締めつけ回転方向と第2気化器の第
2絞り弁の閉方向回転とを同一回転方向としたも
のである。
[考案が解決しようとする課題] かかる従来の多連気化器の連結同調装置による
と、同調の為に絞り弁同調レバーと第2絞り弁レ
バーとをビスにて螺着する際、ビスの締付けトル
クは機関運転時において絞り弁同調レバーと第2
絞り弁レバーとにユルミが発生しないよう強い力
で締付けられる。(例えば35Kg・cm) ここでビスの締付けによる締付け荷重はレバー
を介して絞り弁軸に伝えられ、さらに絞り弁軸か
ら絞り弁に伝えられて絞り弁が吸気道の内壁に当
接して吸気道を全閉とした状態で締付け作業が行
なわれる。かかる締付け作業時において、絞り弁
の外周のほとんどの部位が吸気道の内壁に当接す
るので、絞り弁の外周の単位当りの接触荷重は分
散されて大きな接触荷重とならない一方、絞り弁
軸は締付け作業時における全締付け荷重を受ける
ものであり、この締付け荷重によつても絞り弁軸
が歪むことのないよう比較的大径の絞り弁軸が選
定される必要がある。
これによると、材料費がアツプして経済的でな
い、気化器全体の重量が増加する、吸気路を流れ
る空気量が減少する、等の不都合を有する。
[課題を解決するための手段] 本考案になる多連気化器の絞り弁連結同調機構
は前記問題点に鑑み成されたもので、絞り弁軸の
軸径を小径とすることのできる前記機構を得るこ
とを主目的としたもので、以下の如くとしたもの
である。
第1気化器に回転自在に支承された第1絞り弁
軸に取着され、第1気化器の吸気道を開閉制御す
る第1絞り弁と、第2気化器に回転自在に支承さ
れた第2絞り弁軸に取着され、第2気化器の吸気
道を開閉制御する第2絞り弁とを同期的にして且
つ同一開度に連結する多連気化器の絞り弁連結同
調機構において、 第1気化器の第1絞り弁軸と固着された第1絞
り弁レバーと; 第2気化器の第2絞り弁軸の外周に回動自在に
遊嵌して配置された絞り弁同調レバーと; 絞り弁同調レバーと第1絞り弁レバーとを連結
する連結杆と; 第2気化器の第2絞り弁軸と固着され、第2絞
り弁軸の中心を基準にする半径方向の第1長溝
と、第2長溝とが穿設された第2絞り弁レバー
と; よりなり、第2絞り弁レバーと絞り弁同調レバー
とを、第2絞り弁レバーの第1長溝内を貫通して
絞り弁同調レバーに螺着される第1締付けビス
と、 第2絞り弁レバーの第2長溝内を貫通して絞り
弁同調レバーに螺着される第2締付けビスとによ
つて螺着結合するとともに、前記第1締付けビス
の締付け回転方向を第2気化器の第2絞り弁の閉
方向回転と同一回転方向とし、第2締付けビスの
締付け回転方向を第2気化器の第2絞り弁の開方
向回転と同一回転方向としたものである。
[作用] 第2絞り弁レバーと絞り弁同調レバーとは、第
1締付けビスと第2締付けビスとの合計の締付け
荷重によつて適正に締付けられる。
第2絞り弁レバーと絞り弁同調レバーとの連結
同調作業時において、ビスの締付け荷重は第1締
付けビス作業時と、第2締付けビス作業時とに分
散されるので一方の締付けビスによる締付け荷重
は低減させることができ、絞り弁軸に加わる荷重
を低減できる。
[実施例] 以下、本考案になる多連気化器の絞り弁連結同
調機構の一実施例を図によつて説明する。
1は、内部を吸気道2が貫通した第1気化器で
あり、吸気道2には該吸気道を開閉する第1絞り
弁3が配置され、この第1絞り弁3は第1気化器
1に回転自在に支承された第1絞り弁軸4に取着
される。
第1気化器1より外方に突出した第1絞り弁軸
4の端部には第1絞り弁レバー5が固着されるも
ので、この第1絞り弁レバー5には運転者によつ
て操作されるアクセルワイヤー6が取着される。
尚、第1絞り弁3は図において反時計方向の回
転によつて吸気道2を閉じる。
7は第1気化器1の上方に配置された第2気化
器であり、内部を吸気道8が貫通する。吸気道8
内には第2絞り弁9が配置されて吸気道8を開閉
するものであつて、この第2絞り弁9は第2気化
器7に回動自在に支承された第2絞り弁軸10に
取着される。
尚、第2絞り弁9は図において反時計方向の回
転によつて吸気道8を閉じる。
11は、第2気化器7より突出した第2絞り弁
軸10の外周に間隙をもつて遊嵌して回動自在に
配置された絞り弁同調レバーであり、この絞り弁
同調レバー11と第1絞り弁レバー5とは、前記
各レバー11,5より突起した連結突子11A,
5Aに嵌合される連結杆12にて連結される。
13は第2絞り弁軸10の端部に固着された第
2絞り弁レバーであり、図において第2絞り弁軸
10の左側と、右側に第2絞り弁軸10の中心C
を基準とした半径方向に円弧状の第1長溝13A
と第2長溝13Bとが穿設される。
そして、第2絞り弁レバー13上に配置した第
1締付けビス14が第1長溝13A内を貫通して
絞り弁同調レバー11に螺着され、一方、第2絞
り弁レバー13上に配置した第2締付けビス15
が第2長溝13B内を貫通して絞り弁同調レバー
11に螺着されるものである。
従つて、絞り弁同調レバー11には前記第1、
第2締付けビス14,15に螺合するネジ孔Dが
設けられることになる。
そして、第1締付けビス14の締付け回転方向
は第2気化器7の第2絞り弁9の閉方向回転と同
一方向とする。
すなわち、本実施例においては、反時計方向で
あり、具体的実施において、左ネジを用いると良
い。
また、第2締付けビス15の締付け回転方向は
第2気化器7の第2絞り弁9の開方向回転と同一
方向とする。
すなわち、本実施例においては、時計方向であ
り、実施において右ネジを用いると良い。而し
て、第2絞り弁レバー13と絞り弁同調レバー1
1とは第1締付けビス14と第2締付けビス15
との合計の締付け力にて適正に締結される。
次にその作用を説明する。
まず第1気化器1と第2気化器7とを図のよう
に上下にセツトした後に第1絞り弁レバー5の連
結突子5Aと絞り弁同調レバー11の連結突子1
1Aに連結杆12を嵌合し、第1絞り弁レバー5
と絞り弁同調レバー11とを一体的に連結する。
この状態において、第1気化器1の第1絞り弁
3は絞り弁リターンスプリングSP1の閉方向付勢
力にて確実に全閉状態に保持され、一方、第2気
化器7の第2絞り弁9は絞り弁同調レバー11が
第2絞り弁軸10に遊嵌されると共に、絞り弁同
調レバー11に螺着された第1、第2締付けビス
14,15は第2絞り弁レバー13の第1、第2
長溝13A,13B内を自由に移動できるので、
絞り弁リターンスプリングSP2の閉方向付勢力に
て確実に全閉状態に保持される。
次いで前述の如く、第1、第2絞り弁3,9が
全閉状態に保持された状態において、まず、第1
締付けビス14を反時計方向に回動して第2絞り
弁レバー13と絞り弁同調レバー11とを固着す
る。
これによると、第1絞り弁3と第2絞り弁9と
は各気化器1,7の吸気道2,8を同一なる全閉
状態に保持する。
次いで、第2締付けビス15を時計方向に回動
して更に第2絞り弁レバー13と絞り弁同調レバ
ー11とを固着する。
而して、絞り弁同調レバー11と第2絞り弁レ
バー13とは第1締付けビス14と第2締付けビ
ス15の合計の適正なる締付け力によつて確実に
固着される。
[考案の効果] 本考案になる多連気化器の絞り弁連結同調機構
によると次の効果を奏する。
第2絞り弁レバーと絞り弁同調レバーとの第
1段階における連結は、第1絞り弁が第1気化
器の吸気道を全閉とし、第2絞り弁が第2気化
器の吸気道を全閉とした状態で第1締付けビス
を第2絞り弁の閉方向回転と同一方向に回転す
ることで第2絞り弁レバーと絞り弁同調レバー
との締付けが行なわれる。これによると、第1
締付けビスによつて絞り弁に対し閉方向の回転
力が付与されるので、第1気化器の第1絞り
弁、第2気化器の第2絞り弁を共に確実に全閉
状態とすることができた。
第2絞り弁レバーと絞り弁同調レバーとの第
2段階における連結は前記第1段階における連
結の終了後において、第2締付けビスを第2絞
り弁の開方向に回転させることによつて更に第
2絞り弁レバーと絞り弁同調レバーとを締付け
たものである。
これによると、第2絞り弁レバーと絞り弁同
調レバーとの締付け力は第1締付けビスと第2
締付けビスとの合計の適正なる締付け力にて締
付けられることにより第2絞り弁レバーと絞り
弁同調レバーとの締付けを完全に且つ確実に行
なえるものである。そして、第2絞り弁の全閉
方向に対する第1締付けビスの締付け力は単一
の締付けビスにての締付け力に比較して第2締
付けビスの締付け力分、減少させることができ
たので、第2絞り弁軸に対する振り力を減少で
き、これによつて第2絞り弁軸の軸径を小径と
することができ、もつて第2絞り弁軸の材料費
の低減、重量の軽減、さらには吸気道を流れる
空気量の吸入効率の向上を可能としたものであ
る。
第1締付けビスの締付け回転方向を第2気化
器の第2絞り弁の閉方向回転と同一回転方向と
し、第2締付けビスの締付け回転方向を第2気
化器の第2絞り弁の開方向回転と同一回転方向
とした、すなわち第1締付けビスと第2締付け
ビスの締付け回転方向を互いに逆としたことに
よると、機関の運転中において、振動によつて
何等かの回転力が締付けビスに作用して仮に一
方の締付けビスがユルミ傾向にあつたとしても
他方の締付けビスにあつてはシマリ傾向に作用
するので第2絞り弁レバーと絞り弁同調レバー
との締付けのタフネスが向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる多連気化器の絞り弁連結
同調機構の一実施例を示す側面図、第2図は第1
図の−線での縦断面図である。 1……第1気化器、4……第1絞り弁軸、5…
…第1絞り弁レバー、7……第2気化器、9……
第2絞り弁、10……第2絞り弁軸、11……絞
り弁同調レバー、12……連結杆、13……第2
絞り弁レバー、13A……第1長溝、13B……
第2長溝、14……第1締付けビス、15……第
2締付けビス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1気化器に回転自在に支承された第1絞り弁
    軸に取着され、第1気化器の吸気道を開閉制御す
    る第1絞り弁と、第2気化器に回転自在に支承さ
    れた第2絞り弁軸に取着され、第2気化器の吸気
    道を開閉制御する第2絞り弁とを同期的にして且
    つ同一開度に連結する多連気化器の絞り弁連結同
    調機構において、 第1気化器1の第1絞り弁軸4と固着された第
    1絞り弁レバー5と; 第2気化器7の第2絞り弁軸10の外周に回動
    自在に遊嵌して配置された絞り弁同調レバー11
    と; 絞り弁同調レバー11と第1絞り弁レバー5と
    を連結する連結杆12と; 第2気化器の第2絞り弁軸10と固着され、第
    2絞り弁軸10の中心Cを基準にする半径方向の
    第1長溝13Aと、第2長溝13Bとが穿設され
    た第2絞り弁レバー13と; よりなり、第2絞り弁レバー13と絞り弁同調レ
    バー11とを、第2絞り弁レバー13の第1長溝
    13A内を貫通して絞り弁同調レバー11に螺着
    される第1締付けビス14と、 第2絞り弁レバー13の第2長溝13B内を貫
    通して絞り弁同調レバー11の螺着される第2締
    付けビス15とによつて螺着結合するとともに、
    前記第1締付けビス14の締付け回転方向を第2
    気化器7の第2絞り弁9の閉方向回転と同一回転
    方向とし、第2締付けビス15の締付け回転方向
    を第2気化器7の第2絞り弁9の開方向回転と同
    一回転方向としたことを特徴とする多連気化器の
    絞り弁連結同調機構。
JP5810588U 1988-04-29 1988-04-29 Expired JPH0433389Y2 (ja)

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JPH01162049U JPH01162049U (ja) 1989-11-10
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