JP2005147026A - 機関の吸気制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】絞り弁の最低開度及びアイドリング開度を調整する絞り弁調整装置をコンパクトに形成するとともに絞り弁開度調整の操作性を向上し、特に二輪車への搭載性の優れた吸気制御装置を提供する。
【解決手段】絞り弁調整装置Aは、
外周にオネジ7aが形成され、上端7bから7cに向けてメネジ7eを備える貫通孔7dが穿設される全閉ストップスクリュー7と、全閉ストップスクリュー7に螺着されるアイドルアジャストスクリュー9と、により形成される。
全閉ストップスクリュー7をボデー本体1に螺着配置し、全閉ストップスクリュー7の下端7cを絞り弁レバー6に当接して、絞り弁Tの最低開度が規制される。
又、アイドルアジャストスクリュー9を螺動し、その先端9dと全閉ストップスクリュー7の下端7cより突出させて絞り弁レバー6に当接することにより絞り弁Tのアイドリング開度を規制する。
【選択図】図1
【解決手段】絞り弁調整装置Aは、
外周にオネジ7aが形成され、上端7bから7cに向けてメネジ7eを備える貫通孔7dが穿設される全閉ストップスクリュー7と、全閉ストップスクリュー7に螺着されるアイドルアジャストスクリュー9と、により形成される。
全閉ストップスクリュー7をボデー本体1に螺着配置し、全閉ストップスクリュー7の下端7cを絞り弁レバー6に当接して、絞り弁Tの最低開度が規制される。
又、アイドルアジャストスクリュー9を螺動し、その先端9dと全閉ストップスクリュー7の下端7cより突出させて絞り弁レバー6に当接することにより絞り弁Tのアイドリング開度を規制する。
【選択図】図1
Description
本発明は機関へ供給する空気量を制御する吸気制御装置に関し、そのうち特に、ボデー本体内を吸気路が貫通して穿設され、この吸気路がボデー本体に回転自在に支承された絞り弁軸に取着されるバタフライ型の絞り弁によって開閉される吸気制御装置に関する。
従来の機関の吸気制御装置は図3に示される。
図3によって説明すると、20は内部を上方から下方に向けて吸気路21が貫通して穿設されたボデー本体であり、吸気路21の上流側はエアクリーナに接続され、下流側は機関へ接続される。(エアクリーナ、機関は図示されない)
22は吸気路21内を横断し、その両端がボデー本体20に回転自在に支承された絞り弁軸であり、吸気路21は絞り弁軸22に取着されたバタフライ型の絞り弁23によって開閉される。
又、前記絞り弁軸の一端はボデー本体20より側方に突出するもので、この一端に絞り弁レバー24が一体的に取着される。
この絞り弁レバー24には、共に運転者によって牽引操作される開弁用ワイヤ25と閉弁用ワイヤ26とがエンド25a,26aを介して係止されるもので、開弁用ワイヤ25が引かれて絞り弁レバー24が図において時計方向に回転すると、絞り弁軸22に取着された絞り弁23は吸気路21を開放し、一方閉弁用ワイヤ26が引かれて絞り弁レバー24が図において反時計方向に回転すると、絞り弁23は吸気路21を閉塞する。
尚、前記開弁用ワイヤと閉弁用ワイヤ26とはボデー本体20にネジによって固定されたステープレート27に案内される。
28はステープレート27の第1支持腕部27aに螺着された全閉ストップスクリューであり、その先端は絞り弁レバー24の第1閉方向規制部24aに臨んで配置される。
又、29はステープレート27の第2支持腕部27bに螺着されたアイドルアジャストスクリューであり、その先端は絞り弁レバー24の第2閉方向規制部24bに臨んで配置される。
そして、前記全閉ストップスクリュー28とアイドルアジャストスクリュー29によって絞り弁23の開度は以下の如く設定される。
まず、絞り弁23の全閉開度に近い最低開度は以下によって設定される。
アイドルアジャストスクリュー29がユルメられ、第2支持腕部27bよりアイドルアジャストスクリュー29の先端29aが突出する突出寸法Xを小さく設定する。
これによると、絞り弁レバー24は図示されない絞り弁リターンスプリングのバネ力によって、図3において反時計方向に回転されるもので、この反時計方向の回転は、第1閉方向規制部24aが全閉ストップスクリュー28の先端28aに当接した状態で停止する。
従って、全閉ストップスクリュー28を螺動することにより、第1支持腕部27aより突出する全閉ストップスクリュー28の突出寸法Yを調整することにより絞り弁23が全閉よりわずかに開放された絞り弁23の最低開度が規制される。
上述した絞り弁23の最低開度を規制することは、絞り弁23が吸気路21を完全に全閉した際に生ずる絞り弁23の吸気路21に対する喰いつきを防止する為に必要となるものである。
次に絞り弁23のアイドリング開度はアイドルアジャストスクリュー29を螺動して突出寸法Xを大とし、その先端29aを絞り弁レバー24の第2閉方向規制部24bに当接することによって規制される。
すなわち第1閉方向規制部24aが全閉ストップスクリュー28の先端28aに当接する以前にアイドルアジャストスクリュー29の先端29aを第2閉方向規制部24bに当接することによって、全閉ストップスクリュー28によって規制される最低開度より開放された絞り弁23のアイドリング開度を適宜設定できる。
以上によれば、機関の通常運転者において、アイドルアジャストスクリュー29の先端29aが絞り弁レバー24の第2閉方向規制部24bに当接することにより適正な絞り弁23のアイドリング開度を得ることができる。
一方、運転者が誤った操作をすることによってアイドルアジャストスクリュー29をユルメ、前記突出寸法Xを小さくしたことによると、絞り弁レバー24は図3において反時計方向に回転するものであるが、この反時計の回転は第1閉方向規制部24aが全閉ストップスクリュー28の先端28aに当接した状態で停止するもので、これによると絞り弁23は予め設定された最低開度に規制されるので絞り弁23が吸気路21を完全に全閉とすることがなく、これによって絞り弁23が吸気路21に喰いつくことが抑止される。
図3によって説明すると、20は内部を上方から下方に向けて吸気路21が貫通して穿設されたボデー本体であり、吸気路21の上流側はエアクリーナに接続され、下流側は機関へ接続される。(エアクリーナ、機関は図示されない)
22は吸気路21内を横断し、その両端がボデー本体20に回転自在に支承された絞り弁軸であり、吸気路21は絞り弁軸22に取着されたバタフライ型の絞り弁23によって開閉される。
又、前記絞り弁軸の一端はボデー本体20より側方に突出するもので、この一端に絞り弁レバー24が一体的に取着される。
この絞り弁レバー24には、共に運転者によって牽引操作される開弁用ワイヤ25と閉弁用ワイヤ26とがエンド25a,26aを介して係止されるもので、開弁用ワイヤ25が引かれて絞り弁レバー24が図において時計方向に回転すると、絞り弁軸22に取着された絞り弁23は吸気路21を開放し、一方閉弁用ワイヤ26が引かれて絞り弁レバー24が図において反時計方向に回転すると、絞り弁23は吸気路21を閉塞する。
尚、前記開弁用ワイヤと閉弁用ワイヤ26とはボデー本体20にネジによって固定されたステープレート27に案内される。
28はステープレート27の第1支持腕部27aに螺着された全閉ストップスクリューであり、その先端は絞り弁レバー24の第1閉方向規制部24aに臨んで配置される。
又、29はステープレート27の第2支持腕部27bに螺着されたアイドルアジャストスクリューであり、その先端は絞り弁レバー24の第2閉方向規制部24bに臨んで配置される。
そして、前記全閉ストップスクリュー28とアイドルアジャストスクリュー29によって絞り弁23の開度は以下の如く設定される。
まず、絞り弁23の全閉開度に近い最低開度は以下によって設定される。
アイドルアジャストスクリュー29がユルメられ、第2支持腕部27bよりアイドルアジャストスクリュー29の先端29aが突出する突出寸法Xを小さく設定する。
これによると、絞り弁レバー24は図示されない絞り弁リターンスプリングのバネ力によって、図3において反時計方向に回転されるもので、この反時計方向の回転は、第1閉方向規制部24aが全閉ストップスクリュー28の先端28aに当接した状態で停止する。
従って、全閉ストップスクリュー28を螺動することにより、第1支持腕部27aより突出する全閉ストップスクリュー28の突出寸法Yを調整することにより絞り弁23が全閉よりわずかに開放された絞り弁23の最低開度が規制される。
上述した絞り弁23の最低開度を規制することは、絞り弁23が吸気路21を完全に全閉した際に生ずる絞り弁23の吸気路21に対する喰いつきを防止する為に必要となるものである。
次に絞り弁23のアイドリング開度はアイドルアジャストスクリュー29を螺動して突出寸法Xを大とし、その先端29aを絞り弁レバー24の第2閉方向規制部24bに当接することによって規制される。
すなわち第1閉方向規制部24aが全閉ストップスクリュー28の先端28aに当接する以前にアイドルアジャストスクリュー29の先端29aを第2閉方向規制部24bに当接することによって、全閉ストップスクリュー28によって規制される最低開度より開放された絞り弁23のアイドリング開度を適宜設定できる。
以上によれば、機関の通常運転者において、アイドルアジャストスクリュー29の先端29aが絞り弁レバー24の第2閉方向規制部24bに当接することにより適正な絞り弁23のアイドリング開度を得ることができる。
一方、運転者が誤った操作をすることによってアイドルアジャストスクリュー29をユルメ、前記突出寸法Xを小さくしたことによると、絞り弁レバー24は図3において反時計方向に回転するものであるが、この反時計の回転は第1閉方向規制部24aが全閉ストップスクリュー28の先端28aに当接した状態で停止するもので、これによると絞り弁23は予め設定された最低開度に規制されるので絞り弁23が吸気路21を完全に全閉とすることがなく、これによって絞り弁23が吸気路21に喰いつくことが抑止される。
かかる従来の吸気制御装置によると、調整スクリュー(全閉ストップスクリュー28、アイドルアジャストスクリュー29)の操作方向が異なった2方向から成されるので、特に二輪車の如く、吸気制御装置の収納空間が狭い範囲に限定されるものにおいて操作性が極めて悪い。
又、2個の調整スクリューを有することは、2箇所の支持腕部27a,27b及び2箇所の閉方向規制部24a,24bを必要とするものでステープレート27及び絞り弁レバー24が複雑で大型化して好ましいものでない。
又、2個の調整スクリューを有することは、2箇所の支持腕部27a,27b及び2箇所の閉方向規制部24a,24bを必要とするものでステープレート27及び絞り弁レバー24が複雑で大型化して好ましいものでない。
本発明になる機関の吸気制御装置はかかる不具合に鑑み成されたもので、調整スクリューの操作性が良好で且つ絞り弁の調整に係わる部品の構造が単純で小型化された前記装置を提供することを目的とする。
本発明になる機関の吸気制御装置は、前記目的達成の為に、ボデー本体内を吸気路が貫通して穿設され、
ボデー本体に回転自在に支承された絞り弁軸の端部に運転者によって操作される絞り弁レバーを備えるとともに、
前記吸気路が絞り弁軸に取着された絞り弁によって開閉制御される機関の吸気制御装置において、
絞り弁調整装置は、
外周にオネジが形成されるとともに上端から下端に向けてメネジを備える貫通孔が穿設された全閉ストップスクリューと、
前記全閉ストップスクリューの貫通孔内に挿入されるとともにメネジに螺着されるアイドルアジャストスクリューと、により形成され、
前記全閉ストップスクリューをボデー本体に螺着し、その下端を絞り弁レバーの閉方向側規制部に当接することにより絞り弁の最低開度を規制し、一方アイドルアジャストスクリューを螺動し、この先端を全閉ストップスクリューの下端より突出させて前記閉方向規制部に当接することにより前記最低開度より開放された絞り弁のアイドリング開度を規制したことを特徴とする。
ボデー本体に回転自在に支承された絞り弁軸の端部に運転者によって操作される絞り弁レバーを備えるとともに、
前記吸気路が絞り弁軸に取着された絞り弁によって開閉制御される機関の吸気制御装置において、
絞り弁調整装置は、
外周にオネジが形成されるとともに上端から下端に向けてメネジを備える貫通孔が穿設された全閉ストップスクリューと、
前記全閉ストップスクリューの貫通孔内に挿入されるとともにメネジに螺着されるアイドルアジャストスクリューと、により形成され、
前記全閉ストップスクリューをボデー本体に螺着し、その下端を絞り弁レバーの閉方向側規制部に当接することにより絞り弁の最低開度を規制し、一方アイドルアジャストスクリューを螺動し、この先端を全閉ストップスクリューの下端より突出させて前記閉方向規制部に当接することにより前記最低開度より開放された絞り弁のアイドリング開度を規制したことを特徴とする。
本発明の機関の吸気制御装置によると、全閉ストップスクリューの貫通孔内にアイドルアジャストスクリューが配置されたので両スクリューの調整方向を同一方向とさせることができ、これによって機関への搭載時における調整スクリューの操作性を大きく向上でき、特に二輪車の如き収納空間が狭い範囲に限定されるものにおいて大きな効果を奏する。
又、ステープレートに形成される支持腕部及び絞り弁レバーに形成される閉方向規制部は共に単一に形成されればよいもので、これによるとステープレート及び絞り弁レバーの形状を単純で且つコンパクトにまとめることができ、それらの製造コストを低減できるとともに機関への搭載性を大きく向上できるもので、特に二輪車への採用が効果的である。
又、ステープレートに形成される支持腕部及び絞り弁レバーに形成される閉方向規制部は共に単一に形成されればよいもので、これによるとステープレート及び絞り弁レバーの形状を単純で且つコンパクトにまとめることができ、それらの製造コストを低減できるとともに機関への搭載性を大きく向上できるもので、特に二輪車への採用が効果的である。
本発明になる機関の吸気制御装置の一実施例について図1により説明する。
1は内部を吸気路2が貫通して穿設されたボデー本体であり、吸気路2を横断して絞り弁軸3が配置され、この絞り弁軸3の両端はボデー本体1に回転自在に支承される。そしてこの絞り弁軸3には吸気路2を開閉する絞り弁Tが取着され、図1において絞り弁Tが時計方向に回転することによって吸気路2は開放され、反時計方向に回転されることによって吸気路2は閉塞される。
4はボデー本体1にネジ5によって螺着して固定されたステープレートであり、ステープレート4には後述する絞り弁調整装置を支持する支持腕部4aと、開弁用ワイヤ支持部4bと閉弁用ワイヤ支持部4cとが折曲げ形成される。
前記開弁用ワイヤ支持部には開弁用ワイヤWaが案内されるもので開弁用ワイヤWaの一端は絞り弁軸3の端部に取着された絞り弁レバー6の第1係止孔6aに係止され他端は図示されぬアクセルグリップに係止される。
閉弁用ワイヤ支持部4cには閉弁用ワイヤWbが案内されるもので閉弁用ワイヤWbの一端は絞り弁軸3の端部に取着された絞り弁レバー6の第2係止孔6bに係止され他端は図示されぬアクセルグリップに係止される。
又、支持腕部4aには、メネジ4dが貫通して穿設される。
更に前記絞り弁レバー6には閉方向規制部6cが形成されるもので、この閉方向規制部6cは絞り弁Tの閉方向回転側(図1において時計方向側)に臨んで形成される。
1は内部を吸気路2が貫通して穿設されたボデー本体であり、吸気路2を横断して絞り弁軸3が配置され、この絞り弁軸3の両端はボデー本体1に回転自在に支承される。そしてこの絞り弁軸3には吸気路2を開閉する絞り弁Tが取着され、図1において絞り弁Tが時計方向に回転することによって吸気路2は開放され、反時計方向に回転されることによって吸気路2は閉塞される。
4はボデー本体1にネジ5によって螺着して固定されたステープレートであり、ステープレート4には後述する絞り弁調整装置を支持する支持腕部4aと、開弁用ワイヤ支持部4bと閉弁用ワイヤ支持部4cとが折曲げ形成される。
前記開弁用ワイヤ支持部には開弁用ワイヤWaが案内されるもので開弁用ワイヤWaの一端は絞り弁軸3の端部に取着された絞り弁レバー6の第1係止孔6aに係止され他端は図示されぬアクセルグリップに係止される。
閉弁用ワイヤ支持部4cには閉弁用ワイヤWbが案内されるもので閉弁用ワイヤWbの一端は絞り弁軸3の端部に取着された絞り弁レバー6の第2係止孔6bに係止され他端は図示されぬアクセルグリップに係止される。
又、支持腕部4aには、メネジ4dが貫通して穿設される。
更に前記絞り弁レバー6には閉方向規制部6cが形成されるもので、この閉方向規制部6cは絞り弁Tの閉方向回転側(図1において時計方向側)に臨んで形成される。
次に絞り弁調整装置Aは以下によって形成される。
すなわち7は全閉ストップスクリューであり、円筒状をなし、その外周にオネジ7aが形成され、その上端7bから下端7cに向けて貫通孔7dが貫通して穿設されるとともに貫通孔7dにはメネジ7eが形成される。
尚、全閉ストップスクリュー7の上端7bには全閉ストップスクリュー7を回転させる為のマイナス溝7fが形成される。
8はロックナットであり、その内方には全閉ストップスクリュー7のオネジ7aに螺着されるメネジ8aが形成される。
9はアイドルアジャストスクリューであり、上部の調整ツマミ9aから下方に向けて操作杆9bが連接して形成され、操作杆9bの外周には全閉ストップスクリュー7のメネジ7eに螺着されるオネジ9cが形成される。
尚10は操作杆9bの外周に配置されたコイルスプリングである。
そして以上よりなる絞り弁調整装置Aは以下によってボデー本体1に取着される。
第1には、全閉ストップスクリュー7のオネジ7aをステープレート4の支持腕部4aのメネジ4dに螺着し、マイナス溝7fをもって回転させる。
これによると、例えば全閉ストップスクリュー7を時計方向に回転させることによってその下端7cは絞り弁レバー6の閉方向規制部6cに当接して絞り弁レバー6を図1において反時計方向に回転させて絞り弁Tを開放する。一方前記状態より全閉ストップスクリュー7を反時計方向に回転させることによって絞り弁レバー6を時計方向に回転させて絞り弁Tを閉塞できる。
従って、全閉ストップスクリュー7を時計方向あるいは反時計方向に回転させて調整することによって、絞り弁Tが全閉よりわずかに吸気路2を開放させた所望の絞り弁Tの最低開度を維持できる。
そして、かかる状態において全閉ストップスクリュー7の上端7bを介してオネジ7aに向けてロックナット8のメネジ8aが螺着されて支持腕部4aに向けて締結されるもので、これによって全閉ストップスクリュー7の前記最低開度位置が固定される。
すなわち7は全閉ストップスクリューであり、円筒状をなし、その外周にオネジ7aが形成され、その上端7bから下端7cに向けて貫通孔7dが貫通して穿設されるとともに貫通孔7dにはメネジ7eが形成される。
尚、全閉ストップスクリュー7の上端7bには全閉ストップスクリュー7を回転させる為のマイナス溝7fが形成される。
8はロックナットであり、その内方には全閉ストップスクリュー7のオネジ7aに螺着されるメネジ8aが形成される。
9はアイドルアジャストスクリューであり、上部の調整ツマミ9aから下方に向けて操作杆9bが連接して形成され、操作杆9bの外周には全閉ストップスクリュー7のメネジ7eに螺着されるオネジ9cが形成される。
尚10は操作杆9bの外周に配置されたコイルスプリングである。
そして以上よりなる絞り弁調整装置Aは以下によってボデー本体1に取着される。
第1には、全閉ストップスクリュー7のオネジ7aをステープレート4の支持腕部4aのメネジ4dに螺着し、マイナス溝7fをもって回転させる。
これによると、例えば全閉ストップスクリュー7を時計方向に回転させることによってその下端7cは絞り弁レバー6の閉方向規制部6cに当接して絞り弁レバー6を図1において反時計方向に回転させて絞り弁Tを開放する。一方前記状態より全閉ストップスクリュー7を反時計方向に回転させることによって絞り弁レバー6を時計方向に回転させて絞り弁Tを閉塞できる。
従って、全閉ストップスクリュー7を時計方向あるいは反時計方向に回転させて調整することによって、絞り弁Tが全閉よりわずかに吸気路2を開放させた所望の絞り弁Tの最低開度を維持できる。
そして、かかる状態において全閉ストップスクリュー7の上端7bを介してオネジ7aに向けてロックナット8のメネジ8aが螺着されて支持腕部4aに向けて締結されるもので、これによって全閉ストップスクリュー7の前記最低開度位置が固定される。
次に全閉ストップスクリュー7の貫通孔7d内にアイドルアジャストスクリュー9の操作杆9bが挿入されるとともにオネジ9cが全閉ストップスクリュー7のメネジ7eに向けて螺着される。
そして、アイドルアジャストスクリュー9の調整ツマミ9aを例えば時計方向に回転させ、これによって操作杆9bの先端9dを全閉ストップスクリュー7の下端7cより突出させる。
以上によると、絞り弁レバー6の閉方向規制部6cはアイドルアジャストスクリュー9の下端9dによって当接されて絞り弁レバー6は反時計方向に回転され、これによって絞り弁Tは前記全閉ストップスクリュー7によって規制された最低開度より開放された絞り弁開度に得ることができる。
従ってアイドルアジャストスクリュー9を螺動調整することによって、機関の最低アイドリング運転に必要な空気量を供給する絞り弁Tのアイドリング開度を得ることができる。
そして、アイドルアジャストスクリュー9の調整ツマミ9aを例えば時計方向に回転させ、これによって操作杆9bの先端9dを全閉ストップスクリュー7の下端7cより突出させる。
以上によると、絞り弁レバー6の閉方向規制部6cはアイドルアジャストスクリュー9の下端9dによって当接されて絞り弁レバー6は反時計方向に回転され、これによって絞り弁Tは前記全閉ストップスクリュー7によって規制された最低開度より開放された絞り弁開度に得ることができる。
従ってアイドルアジャストスクリュー9を螺動調整することによって、機関の最低アイドリング運転に必要な空気量を供給する絞り弁Tのアイドリング開度を得ることができる。
以上述べたアイドルアジャストスクリュー9及び全閉ストップスクリュー7を備える絞り弁調整装置Aを設けたことによると、絞り弁Tのアイドリング開度はアイドルアジャストスクリュー9を螺動調整することによって制御することができる。一方運転者が誤ってアイドルアジャストスクリュー9を戻し側に(支持腕部4aからの突寸Bが小さくなる側)操作した際にあっては、全閉ストップスクリュー7の下端7cによって絞り弁Tの閉方向側への移動が抑止されて絞り弁Tのアイドリング開度以下の最低開度が保持され、絞り弁Tが吸気路2を全閉保持することがない。
又、本発明によると、アイドリング開度を調整するアイドリングアジャストスクリュー9及び絞り弁の全閉開度を調整する全閉ストップスクリュー7が同軸上に配置されるとともに絞り弁レバー6には単一の閉方向規制部6cを設ければよいので、部品を1ヶ所に集中的に配置でき吸気制御装置を小型にまとめることができ、特に収納空間が限定される二輪車への搭載性がすぐれる。
更に又、アイドルアジャストスクリュー9及び全閉ストップスクリュー7の調整方向を同一方向とすることができるので二輪車への搭載時において操作性を著しく向上できる。
又、本発明によると、アイドリング開度を調整するアイドリングアジャストスクリュー9及び絞り弁の全閉開度を調整する全閉ストップスクリュー7が同軸上に配置されるとともに絞り弁レバー6には単一の閉方向規制部6cを設ければよいので、部品を1ヶ所に集中的に配置でき吸気制御装置を小型にまとめることができ、特に収納空間が限定される二輪車への搭載性がすぐれる。
更に又、アイドルアジャストスクリュー9及び全閉ストップスクリュー7の調整方向を同一方向とすることができるので二輪車への搭載時において操作性を著しく向上できる。
7 全閉ストップスクリュー
9 アイドルアジャストスクリュー
A 絞り弁調整装置
T 絞り弁
9 アイドルアジャストスクリュー
A 絞り弁調整装置
T 絞り弁
Claims (1)
- ボデー本体内を吸気路が貫通して穿設され、
ボデー本体に回転自在に支承された絞り弁軸の端部に運転者によって操作される絞り弁レバーを備えるとともに、
前記吸気路が絞り弁軸に取着された絞り弁によって開閉制御される機関の吸気制御装置において、
絞り弁調整装置Aは、
外周にオネジ7aが形成されるとともに上端7bから下端7cに向けてメネジ7eを備える貫通孔7dが穿設された全閉ストップスクリュー7と、
前記全閉ストップスクリューの貫通孔7d内に挿入されるとともにメネジ7eに螺着されるアイドルアジャストスクリュー9と、により形成され、
前記全閉ストップスクリューをボデー本体1に螺着し、その下端7cを絞り弁レバー6の閉方向側規制部6cに当接することにより絞り弁Tの最低開度を規制し、一方アイドルアジャストスクリュー9を螺動し、この先端9dを全閉ストップスクリュー7の下端7cより突出させて前記閉方向規制部6cに当接することにより前記最低開度より開放された絞り弁Tのアイドリング開度を規制したことを特徴とする機関の吸気制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003387400A JP2005147026A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 機関の吸気制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003387400A JP2005147026A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 機関の吸気制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005147026A true JP2005147026A (ja) | 2005-06-09 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112343721A (zh) * | 2019-08-07 | 2021-02-09 | 株式会社三国 | 发动机的节流装置 |
-
2003
- 2003-11-18 JP JP2003387400A patent/JP2005147026A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112343721A (zh) * | 2019-08-07 | 2021-02-09 | 株式会社三国 | 发动机的节流装置 |
CN112343721B (zh) * | 2019-08-07 | 2024-04-26 | 株式会社三国 | 发动机的节流装置 |
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