JP2711680B2 - 複連気化器のスロットル弁同調構造 - Google Patents

複連気化器のスロットル弁同調構造

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JP2711680B2 JP18023988A JP18023988A JP2711680B2 JP 2711680 B2 JP2711680 B2 JP 2711680B2 JP 18023988 A JP18023988 A JP 18023988A JP 18023988 A JP18023988 A JP 18023988A JP 2711680 B2 JP2711680 B2 JP 2711680B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複連気化器のスロットル弁同調構造に関す
る。
[従来の技術] 多気筒内燃機関の各気筒にそれぞれ別個の気化器を配
設する場合等においては、第5図(A)に示すように、
1つの気化器のスロットル弁軸1Aにスロットル操作機構
によって直接的に駆動される駆動レバー2Aを結合し、残
余の気化器のスロットル弁軸1B、1Cに従動レバー2B、2C
を結合し、駆動レバー2Aと従動レバー2B、2Cとを連結ロ
ッド3によって連結してなるスロットル弁同調構造が用
いられている。
上記スロットル弁同調構造は、連結ロッド3と駆動レ
バー2A若しくは従動レバー2B、2Cとの連結部にある程度
のがたを与え、該連結部の摩擦抵抗に阻害されない円滑
な相対動、スロットル弁の全閉状態への確実な復帰を可
能としている。
すなわち、上記従来のスロットル弁同調構造による場
合には、第5図に示すように、例えば駆動レバー2Aの連
結ピン4Aがスロットル弁の閉方向に対応する方向におい
て間隙なく連結ロッド3の連結部5Aに連結する状態で、
従動レバー2Bの連結ピン4Bがスロットル弁の開方向に対
応する方向においてがたXを介して連結ロッド3の連結
部5Bに連結し、従動レバー2Cの連結ピン4Cがスロットル
弁の閉方向に対応する方向においてがたYを介して連結
ロッド3の連結部5Cに連結することとなる。
そこで、上記スロットル弁同調構造にあっては、上記
がたX、Yの存在により、第5図(B)に示すように、
例えば従動レバー2Bをアイドルスクリュー6によって押
動し、従動レバー2Bおよびスロットル弁軸1Bを角度θだ
け回動したとしても、駆動レバー2Aおよびスロットル弁
軸1Aの回動角度はθ−Xとなり、従動レバー2Cおよびス
ロットル弁軸1Cの回動角度はθ−X−Yとなり、各気化
器のスロットル弁開度を確実に同調することができず、
したがって各気化器のスロットル弁開度がばらつき、各
気筒への燃料供給量に差を生じて、特に低速運転域での
運転フィーリングを阻害する。
なお、上記スロットル弁同調構造において、各従動レ
バー2B、2Cを、スロットル弁軸1B、1Cに直結する第1レ
バー部7B、7Cと、連結部5B、5Cに直結する第2レバー部
8B、8Cとによって形成し、手作業によって前記がたX、
Yが解消可能となる第1レバー部7B、7Cと第2レバー部
8B、8Cとの相対位置を形成、固定化するものとすれば、
駆動レバー2Aと各従動レバー2B、2Cとの確実な同調状態
を得ることが可能となる。
しかしながら、上記手作業によるスロットル弁の同調
作業は煩雑であり、各スロットル弁の開度を確実に同調
するには困難がある。
そこで、本出願人は、復連気化器のスロットル弁開度
を確実に同調可能とするため、特開昭60−150444号公報
に記載のスロットル弁同調構造を提案している。このス
ロットル弁同調構造にあっては、第6図に示す如く、第
2レバー部8B(8C)が、スロットル弁軸1B(1C)に孔10
1を遊挿される状態で第1レバー部7B(7C)に対して相
対移動可能とされ、第1レバー部7B(7C)と第2レバー
部8B(8C)との間には、第2レバー部8B(8C)を第1レ
バー部7B(7C)に対してスロットル弁の閉方向に対応す
る方向に弾発するねじりばね102が介装されている。な
お、ねじりばね102のばね力は、スロットル弁を閉止方
向に付勢するリターンばねのばね力により小とされてい
る。
また、第2レバー部8B(8C)には、第1レバー部7B
(7C)に設けた孔103に遊挿されてなるボルト104が螺合
可能とされ、ボルト104の締結により、第1レバー部7B
(7C)と第2レバー部8B(8C)とを一体化機能としてい
る。
したがって、駆動レバー2Aおよび従動レバー2B(2C)
を連結ロッド3によって連結すると、第7図(A)に示
すように、ねじりばね102の弾発力によって従動レバー2
B(2C)の第2レバー部8B(8C)に備えられている連結
ピン4B(4C)がスロットル弁103(104)の閉方向に対応
する方向において間隙なく連結ロッド3の連結部5B(5
C)に連結し、かつ駆動レバー2Aの連結ピン4Aがスロッ
トル弁の開方向に対応する方向において間隙なく連結ロ
ッド3の連結部5Aに連結する状態を自動的に得ることが
できる。従って、上記状態下でボルト104によって従動
レバー2B(2C)の第1レバー部7B(7C)と第2レバー部
8B(8C)とを一体化することにより、全気化器の連動系
にがたがある場合にも、第7図(B)に示すように、ア
イドルスクリュー6によって駆動レバー2Aを押動する
と、駆動レバー2Aの回動に遅れることなく従動レバー2B
(2C)が確実に同一角度回動可能となる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記特開昭60−150444号公報に記載の
発明にあっては、第1レバー部7B(7C)と第2レバー部
8B(8C)とを一体化するボルト104が、スロットル弁軸1
B(1C)と平行に設置されている。したがって、ボルト1
04を一体化のために操作する操作力はスロットル弁軸1B
(1C)のまわりを回転する力となる。なお、ボルト104
のねじの向きは、締込み性を良好とするため、これをス
ロットル全閉方向に回すことにより締込む方向に螺動す
ることとなる向きを与えられている。
この時、ボルト104を力強く締込み操作すると、スロ
ットル弁は全閉位置にて止まっているので、スロットル
弁軸1B(1C)のたわみにより従動レバー2B(2C)の連結
ピン4B(4C)が回転する。そこで、ボルト104の締込み
完了時にスロットル弁軸1B(1C)がたわみを解消する
と、連結ピン4B(4C)と連結ロッド3の連結部5B(5C)
との間にがたを生ずることになる。
本発明は、複連気化器の連動系にがたがある場合に
も、各スロットル弁の開度をコンパクトな構成により、
確実かつ容易に同調することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、3個以上の複数の気化器を上下方向に配置
し、1つの気化器のスロットル弁軸にスロットル操作機
構によって直接的に駆動される駆動レバーを結合し、残
余の気化器のスロットル弁軸に従動レバーを結合し、駆
動レバーと従動レバーとを連結手段によって連結するに
際し、スロットル弁軸に直結する第1レバー部と、連結
手段に直結する第2レバー部とによって従動レバーを形
成し、従動レバーの第2レバー部を第1レバー部に対し
てスロットル弁の閉方向に対応する方向に弾発する弾発
手段を設けるとともに、従動レバーの第2レバー部を第
1レバー部に一体化する一体化手段を設け、弾発手段の
弾発力によって、従動レバーの第2レバー部がスロット
ル弁の閉方向に対応する方向において間隙なく連結手段
に連結するとともに、駆動レバーがスロットル弁の開方
向に対応する方向において間隙なく連結手段に連結する
状態下で、一体化手段によって従動レバーの第1レバー
部と第2レバー部とを一体化する複連気化器のスロット
ル弁同調構造において、前記一体化手段が、第1レバー
部のスロットル弁軸を中心とする円弧状外縁部を気化器
側に折り曲げ、この折り曲げ片に設けた長孔に遊挿して
なるボルトを第2レバー部に螺合することにより、スロ
ットル弁軸に交差する方向の一体化操作力にて、第1レ
バー部と第2レバー部とを一体化するものであり、前記
駆動レバーが結合される気化器は、複数の気化器のうち
の上下方向の中央に位置し、スロットル操作機構はこの
中央の気化器の水平方向の側方に配置され、前記連結手
段は、気化器のスロットル弁軸に関して、スロットル操
作機構に対する水平方向の反対側に配置され、前記第1
レバー部の折り曲げ片は、気化器のスロットル弁軸に関
して、連結手段に対する水平方向の反対側に配置されて
なるようにしたものである。
[作用] 本発明によれば、駆動レバーおよび従動レバーを連結
手段によって連結すると、弾発手段の弾発力によって、
従動レバーの第2レバー部がスロットル弁の閉方向に対
応する方向において間隙なく連結手段に連結し、かつ駆
動レバーがスロットル弁の開方向に対応する方向におい
て間隙なく連結手段に連結する状態を自動的に得ること
ができ、上記状態下で一体化手段によって従動レバーの
第1レバー部と第2レバー部とを一体化することによ
り、複連気化器の連動系にがたがある場合にも、駆動レ
バーの回動操作を遅れなく従動レバーに伝達することが
可能となり、各スロットル弁の開度を確実かつ容易に同
調することが可能なる。
しかして、本発明にあっては、下記〜の作用があ
る。
一体化手段の一体化操作力がスロットル弁軸に交差
する方向に作用し、スロットル弁軸まわりを回転する方
向に作用するものでない。したがって、第1レバー部と
第2レバー部とを一体化する時、この操作力がスロット
ル弁軸を共回り変形させることがない。これにより、一
体化操作力の解消後の、従動レバーの第2レバー部と連
結手段との間に、上記スロットル弁軸の変形解消に基づ
くようながたを生ずることがない。すなわち、複連気化
器の連動系にがたがある場合にも、駆動レバーの回動操
作を遅れなく従動レバーに伝達することが可能となり、
各スロットル弁の開度を確実かつ容易に同調することが
できる。
一体化手段を構成する第1レバー部にスロットル弁
軸を中心とする円弧状折り曲げ片を設けた。したがっ
て、第2レバー部に螺合したボルトを第1レバー部の折
り曲げ片に設けた長孔に遊挿した状態で、両レバー部を
スロットル弁軸まわりで相対的に回転させて回動調節
し、その後両レバー部をボルトにより締結一体化でき
る。即ち、コンパクトな構成により、両方レバー部を回
動調整、一体化できる。
ボルトが遊挿され、その後締結されることとなる第
1レバー部の折り曲げ片は、連結手段の反対側に設けら
れるため、ボルト操作のドライバーと連結手段との干渉
を避けることができる。また、スロットル操作機構は第
1レバー部等が設けられることのない中央の気化器の水
平方向の側方に配置されており、スロットル操作機構が
上下の気化器に配置される第1レバー部の水平方向の側
方に位置するものでないため、ボルト操作のためのドラ
イバーとスロットル操作機構との干渉も避けることがで
きる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例に係るスロットル弁同調構
造の要部示す側面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は本発明が適用された船外機用内燃機関を示す測面図、
第4図はスロットル弁同調構造を示す模式図である。
内燃機関10は、不図示の船外機本体の上部に搭載さ
れ、そのクランク軸を縦置配置されるとともに、各気筒
に対応する3個の気化器11、12、13および吸気箱14を備
えている。
内燃機関10の側部には、スロットル操作レバー15がボ
ルト16によって回動可能に支持されるとともに、スロッ
トルカム17がボルト18によって回動可能に支持されてい
る。スロットル操作レバー15は腕15A、15Bを有し、腕15
Aにはスロットルケーブル19が連結されている。また、
腕15Bとスロットルカム17とはリンク20によって連結さ
れている。すなわち、スロットル操作レバー15、スロッ
トルカム17、スロットルケーブル19は、スロットル操作
機構を形成している。
他方、各気化器11、12、13は、それらのスロットル弁
軸21、22、23に、スロットル弁24、25、26を備えてい
る。気化器12のスロットル弁軸22には、前記スロットル
カム17によって直接的に駆動されるカムフォロワ27を備
えてなる駆動レバー28が結合されている。また、気化器
11、13のスロットル弁軸21、23には、従動レバー29、30
が結合されている。
上記駆動レバー28および従動レバー29、30は、それぞ
れ連結ピン31、32、33を備え、それらの連結ピン31、3
2、33には、連結ロッド34の各連結部35、36、37が連結
され、スロットル操作機構の作動により、各レバー28、
29、30ないしは各スロットル弁25、24、26を連動可能と
している。なお、38はアイドルスクリューである。
ここで、各従動レバー29、30は、第3図および第4図
に示すように、スロットル弁軸21、23に直結する第1レ
バー部39と、連結ロッド34の連結部36、37に連結する連
結ピン32、33を備えてなる第2レバー部40とからなって
いる。
第2レバー部40は、スロットル弁軸21、23に孔41を遊
挿される状態で第1レバー部39に対して相対移動可能さ
れ、第1レバー部39と第2レバー部40との間には、第2
レバー部40を第1レバー部39に対してスロットル弁24、
26の閉方向に対応する方向に弾発するねじりばね42が介
装されている。なお、ねじりばね42のばね力は、スロッ
トル弁24、26を閉止方向に付勢するリターンばね50のば
ね力より小とされている。
また、第1レバー部39のスロットル弁軸21、23を中心
とする円弧状外縁部を気化器側に折り曲げ、この折り曲
げ片100に設けた長孔43に遊挿されてなるボルト44が第
2レバー部40に螺合可能されボルト44の締結により、第
1レバー部39と第2レバー部40とを一体化可能としてい
る。
ここで、上記ボルト44は、スロットル弁軸21(23)に
直交する方向に設置され、該スロットル弁軸21(23)に
直交する方向に一体化操作力にて、第1レバー部39と第
2レバー部40とを一体化するようになっている。
すなわち、上記スロットル弁24、25、26の同調構造に
おいては、ボルト44の非締結状態で、ねじりばね42の弾
発力によって、従動レバー29、30の第2レバー部40に備
えられている連結ピン32、33がスロットル弁24、26の閉
方向に対応する方向において間隙なく連結ロッド34の連
結部36、37に連結するとともに、駆動レバー28に備えら
れている連結ピン31がスロットル弁25の開方向に対応す
る方向において間隙なく連結ロッド34の連結部35に連結
する状態下で、ボルト44によって従動レバー29、30の第
1レバー部39と第2レバー部40を一体化可能としてい
る。
この時、駆動レバー28が結合される気化器12は、複数
の気化器11〜13のうちの上下方向の中央に位置し、スロ
ットル操作機構は、この中央の気化器12の水平方向の側
方に配置される。連結ロッド34は、気化器11〜13のスロ
ットル弁軸21〜23に関して、スロットル操作機構に対す
る水平方向の反対側に配置される。第1レバー部39の折
り曲げ片100は、気化器11、13のスロットル弁軸21、23
に関して、連結ロッド34に対する水平方向の反対側に配
置される。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記内燃機関10において、駆動レバー28および従動レ
バー29、30を連結ロッド34によって連結すると、第4図
(A)に示すように、ねじりばね42の弾発力によって従
動レバー29、30の第2レバー部40に備えられている連結
ピン32、33がスロットル弁24、26の閉方向に対応する方
向において間隙なく連結ロッド34の連結部36、37に連結
し、かつ駆動レバー28の連結ピン31がスロットル弁25の
開方向に対応する方向において間隙なく連結ロッド34の
連結部35に連結する状態を自動的に得ることができる。
従って。上記状態下でボルト44によって従動レバー29、
30の第1レバー部39と第2レバー部40とを一体化するこ
とにより、全気化器11、12、13の連動系にがたがある場
合にも、第4図(B)に示すように、アイドルスクリュ
ー38によって駆動レバー28を押動すると、駆動レバー28
の回動に遅れることなく従動レバー29、30が確実に同一
角度回動可能となる。
しかして、上記実施例にあっては、下記〜の作用
がある。
ボルト44の一体化操作力がスロットル弁軸22(23)に
直交する方向に作用し、スロットル弁軸まわりを回転す
る方向に作用するものでない。したがって、第1レバー
部39と第2レバー部40とを一体化する時、この操作力が
スロットル弁軸22(23)を共回り変形させることがな
い。これにより、一体化操作力の解消後の、従動レバー
29(30)の第2レバー部40と連結ロッド34の連結部36
(37)との間に、上記スロットル弁軸22(23)の変形解
消に基づくようながたを生ずることがない。すなわち、
複連気化器の連動系にがたがある場合にも、駆動レバー
28の回動操作を遅れなく従動レバー29、30に伝達するこ
とが可能となり、各スロットル弁24〜26の開度を確実か
つ容易に同調することが可能となる。したがって、各気
筒への燃料供給量を同等とし、特に低速運転域での運転
フィーリング、船外機のトローリング性能を向上するこ
とが可能となる。
一体化手段を構成する第1レバー部にスロットル弁
軸21、23を中心とする円弧状折り曲げ片100を設けた。
したがって、第2レバー部40に螺合したボルト44を第1
レバー部39の折り曲げ片100に設けた長孔に43遊挿した
状態で、両レバー部39、40をスロットル弁軸21、23まわ
りで相対的に回転させて回動調節し、その後両レバー部
39、40をボルト44により締結一体化できる。即ち、コン
パクトな構成により、両方レバー部を回動調整、一体化
できる。
ボルト44が遊挿され、その後締結されることとなる
第1レバー部39の折り曲げ片100は、連結ロッド34の反
対側に設けられるため、ボルト44操作のドライバーと連
結ロッド34との干渉を避けることができる。また、スロ
ットル操作機構は第1レバー部39等が設けられることの
ない中央の気化器12の水平方向の側方に配置されてお
り、スロットル操作機構が上下の気化器11、13に配置さ
れる第1レバー部39の水平方向の側方に位置するもので
ないため、ボルト44操作のためのドライバーとスロット
ル操作機構との干渉も避けることができる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、複連気化器の連動系に
がたがある場合にも、各スロットル弁の開度を、コンパ
クトな構成により、確実かつ容易に同調することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るスロットル弁同調構造
の要部を示す側面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は本発明が適用された船外機用内燃機関を示す側面図、
第4図はスロットル弁同調構造を示す模式図、第5図は
従来のスロットル弁同調構造を示す模式図、第6図は従
来の他のスロットル弁同調構造を示す断面図、第7図は
従来の他のスロットル弁同調構造を示す模式図である。 11、12、13……気化器、 17……スロットルカム、 21、22、23……スロットル弁軸、 24、25、26……スロットル弁、 28……駆動レバー、 29、30……従動レバー、 31、32、33……連結ピン、 34……連結ロッド、 35、36、37……連結部、 39……第1レバー部、 40……第2レバー部、 42……ねじりばね、 44……ボルト、100……折り曲げ片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3個以上の複数の気化器を上下方向に配置
    し、 1つの気化器のスロットル弁軸にスロットル操作機構に
    よって直接的に駆動される駆動レバーを結合し、残余の
    気化器のスロットル弁軸に従動レバーを結合し、駆動レ
    バーと従動レバーとを連結手段によって連結するに際
    し、スロットル弁軸に直結する第1レバー部と、連結手
    段に直結する第2レバー部とによって従動レバーを形成
    し、従動レバーの第2レバー部を第1レバー部に対して
    スロットル弁の閉方向に対応する方向に弾発する弾発手
    段を設けるとともに、従動レバーの第2レバー部を第1
    レバー部に一体化する一体化手段を設け、弾発手段の弾
    発力によって、従動レバーの第2レバー部がスロットル
    弁の閉方向に対応する方向において間隙なく連結手段に
    連結するとともに、駆動レバーがスロットル弁の開方向
    に対応する方向において間隙なく連結手段に連結する状
    態下で、一体化手段によって従動レバーの第1レバー部
    と第2レバー部とを一体化する複連気化器のスロットル
    弁同調構造において、 前記一体化手段が、第1レバー部のスロットル弁軸を中
    心とする円弧状外縁部を気化器側に折り曲げ、この折り
    曲げ片に設けた長孔に遊挿してなるボルトを第2レバー
    部に螺合することにより、スロットル弁軸に交差する方
    向の一体化操作力にて、第1レバー部と第2レバー部と
    を一体化するものであり、 前記駆動レバーが結合される気化器は、複数の気化器の
    うちの上下方向の中央に位置し、スロットル操作機構は
    この中央の気化器の水平方向の側方に配置され、 前記連結手段は、気化器のスロットル弁軸に関して、ス
    ロットル操作機構に対る水平方向の反対側に配置され、 前記第1レバー部の折り曲げ片は、気化器のスロットル
    弁軸に関して、連結手段に対する水平方向の反対側に配
    置されてなることを特徴とする複連気化器のスロットル
    弁同調構造。
JP18023988A 1988-07-21 1988-07-21 複連気化器のスロットル弁同調構造 Expired - Fee Related JP2711680B2 (ja)

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