JP2546063Y2 - タンデム型スロットル弁装置 - Google Patents
タンデム型スロットル弁装置Info
- Publication number
- JP2546063Y2 JP2546063Y2 JP1991012942U JP1294291U JP2546063Y2 JP 2546063 Y2 JP2546063 Y2 JP 2546063Y2 JP 1991012942 U JP1991012942 U JP 1991012942U JP 1294291 U JP1294291 U JP 1294291U JP 2546063 Y2 JP2546063 Y2 JP 2546063Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle
- throttle valve
- valve
- chamber
- valves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スロットルチャンバ内
に、複数個のスロットル弁を直列に有するタンデム型ス
ロットル弁装置に関する。
に、複数個のスロットル弁を直列に有するタンデム型ス
ロットル弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタンデム型スロットル弁装置とし
ては、例えば、アクセルペダルに連動して開弁操作され
る第1スロットル弁と、トラクション制御時に強制的に
閉弁操作される常開の第2スロットル弁とを有するもの
がある(特開昭62−32231号公報参照)。これ
は、スリップ発生時に第2スロットル弁を強制的に閉弁
して、トルクを低下させるようにしたものである。
ては、例えば、アクセルペダルに連動して開弁操作され
る第1スロットル弁と、トラクション制御時に強制的に
閉弁操作される常開の第2スロットル弁とを有するもの
がある(特開昭62−32231号公報参照)。これ
は、スリップ発生時に第2スロットル弁を強制的に閉弁
して、トルクを低下させるようにしたものである。
【0003】このようなタンデム型スロットル弁装置で
は、図2に示すように、スロットルチャンバ1内に直列
に配置された第1スロットル弁2及び第2スロットル弁
3は、それらの弁シャフト2a,3a間の距離Lが、ス
ロットル弁2,3の半径Bの2倍に、所定のクリアラン
ス(2個のスロットル弁の開き角が約90deg となる全開
時において両スロットル弁2,3がぶつかり合って干渉
するのを防ぐために設けた隙間)Cを加算した値になる
ように設けられている。
は、図2に示すように、スロットルチャンバ1内に直列
に配置された第1スロットル弁2及び第2スロットル弁
3は、それらの弁シャフト2a,3a間の距離Lが、ス
ロットル弁2,3の半径Bの2倍に、所定のクリアラン
ス(2個のスロットル弁の開き角が約90deg となる全開
時において両スロットル弁2,3がぶつかり合って干渉
するのを防ぐために設けた隙間)Cを加算した値になる
ように設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタンデム型スロットルチャンバにあっては、
上記の如く、2個の弁シャフト2a,3a間の距離が長
く必要なため、スロットルチャンバが大型化してしまう
という問題点があった。本考案は、上記の従来の問題点
に鑑み、スロットルチャンバをより小型化することので
きるタンデム型スロットル弁装置を提供することを目的
とする。
うな従来のタンデム型スロットルチャンバにあっては、
上記の如く、2個の弁シャフト2a,3a間の距離が長
く必要なため、スロットルチャンバが大型化してしまう
という問題点があった。本考案は、上記の従来の問題点
に鑑み、スロットルチャンバをより小型化することので
きるタンデム型スロットル弁装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、スロットルチャンバ内に弁シャフトを中
心に回動する平板状のスロットル弁を複数個直列に有す
るタンデム型スロットル弁装置において、相隣接する2
個のスロットル弁の開弁方向を同方向とし、各スロット
ル弁の全開位置を規制する全開ストッパーを各スロット
ル弁がスロットルチャンバのボア軸線と一致する以前の
回動角度位置に設け、且つその回動角度位置でスロット
ルチャンバのボア軸線方向に見て各スロットル弁の外周
が弁シャフト径の範囲内にあるようにすると共に、前記
2個のスロットル弁を、それらの弁シャフト間の距離が
スロットル弁の半径の2倍の長さより短くなるように近
接して配置する構成とする。
め、本考案は、スロットルチャンバ内に弁シャフトを中
心に回動する平板状のスロットル弁を複数個直列に有す
るタンデム型スロットル弁装置において、相隣接する2
個のスロットル弁の開弁方向を同方向とし、各スロット
ル弁の全開位置を規制する全開ストッパーを各スロット
ル弁がスロットルチャンバのボア軸線と一致する以前の
回動角度位置に設け、且つその回動角度位置でスロット
ルチャンバのボア軸線方向に見て各スロットル弁の外周
が弁シャフト径の範囲内にあるようにすると共に、前記
2個のスロットル弁を、それらの弁シャフト間の距離が
スロットル弁の半径の2倍の長さより短くなるように近
接して配置する構成とする。
【0006】
【作用】上記の構成によると、相隣接する2個のスロッ
トル弁の開弁方向を同方向とし、各スロットル弁の全開
位置を規制する全開ストッパーを各スロットル弁がボア
軸線と一致する以前の回動角度位置に設けて、全開時の
スロットル弁が斜めの状態になるようにしたので、2個
のスロットル弁を、それらの弁シャフト間の距離がスロ
ットル弁の半径の2倍の長さより短くなるように一部重
なりをもたせて近接して配置することができ、もって、
スロットル弁同士の干渉を回避しつつ、スロットルチャ
ンバを小型化することができる。また、各スロットル弁
は平板状で、全開時にスロットルチャンバのボア軸線方
向に見て各スロットル弁の外周が弁シャフト径の範囲内
にあるようにしたので、全開時の通路面積は従来と同様
に確保することができる。
トル弁の開弁方向を同方向とし、各スロットル弁の全開
位置を規制する全開ストッパーを各スロットル弁がボア
軸線と一致する以前の回動角度位置に設けて、全開時の
スロットル弁が斜めの状態になるようにしたので、2個
のスロットル弁を、それらの弁シャフト間の距離がスロ
ットル弁の半径の2倍の長さより短くなるように一部重
なりをもたせて近接して配置することができ、もって、
スロットル弁同士の干渉を回避しつつ、スロットルチャ
ンバを小型化することができる。また、各スロットル弁
は平板状で、全開時にスロットルチャンバのボア軸線方
向に見て各スロットル弁の外周が弁シャフト径の範囲内
にあるようにしたので、全開時の通路面積は従来と同様
に確保することができる。
【0007】
【実施例】以下に、本考案に係る一実施例を図1に基づ
いて説明する。尚、従来例と同一箇所には、同一符号を
付して、その箇所の説明を省略する。2個のスロットル
弁2,3は、開弁方向が、共に反時計回りになるように
設定され、また、全開ストッパー4a,5aは、各スロ
ットル弁2,3が、ボア軸線Aと一致する以前の回動角
度位置に設けられ、各スロットル弁2,3が、その回動
時にぶつかり合って、干渉することがないようにしてい
る。
いて説明する。尚、従来例と同一箇所には、同一符号を
付して、その箇所の説明を省略する。2個のスロットル
弁2,3は、開弁方向が、共に反時計回りになるように
設定され、また、全開ストッパー4a,5aは、各スロ
ットル弁2,3が、ボア軸線Aと一致する以前の回動角
度位置に設けられ、各スロットル弁2,3が、その回動
時にぶつかり合って、干渉することがないようにしてい
る。
【0008】また、2個のスロットル弁2,3は、全開
時に隣合った弁部が互いに重なり合うように配置されて
いる。具体的には、これらの弁シャフト2a,3a間の
距離Lが、スロットル弁の半径Bに、シャフト径の半分
S/2及びクリアランスCを加算したものになるように
近接されている。更に、全開時にスロットル弁2,3の
外周がシャフト径Sの範囲内にあるようにしている。
時に隣合った弁部が互いに重なり合うように配置されて
いる。具体的には、これらの弁シャフト2a,3a間の
距離Lが、スロットル弁の半径Bに、シャフト径の半分
S/2及びクリアランスCを加算したものになるように
近接されている。更に、全開時にスロットル弁2,3の
外周がシャフト径Sの範囲内にあるようにしている。
【0009】尚、図1において示された全開ストッパー
4a,5a、全閉ストッパー4b,5bは、スロットル
チャンバ1内に設けられているのではなくて、2個の弁
シャフト2a,3aがチャンバ1を貫通して突出した箇
所にシャフト2a,3aと直角な方向に延びたレバー
(図示せず)をそれぞれ設け、これらのレバーに、図示
の位置に対応する位置で当接して制止すべく、配置され
ている。
4a,5a、全閉ストッパー4b,5bは、スロットル
チャンバ1内に設けられているのではなくて、2個の弁
シャフト2a,3aがチャンバ1を貫通して突出した箇
所にシャフト2a,3aと直角な方向に延びたレバー
(図示せず)をそれぞれ設け、これらのレバーに、図示
の位置に対応する位置で当接して制止すべく、配置され
ている。
【0010】また、本実施例では、1つのスロットルチ
ャンバ内に2個のスロットル弁を有するものについて説
明したが、これに限ることはなく、スロットル弁2が設
けられるスロットルチャンバとスロットル弁3が設けら
れるスロットルチャンバとを別体にて形成し、両スロッ
トルチャンバを結合させる構成にしてもよいことはいう
までもない。
ャンバ内に2個のスロットル弁を有するものについて説
明したが、これに限ることはなく、スロットル弁2が設
けられるスロットルチャンバとスロットル弁3が設けら
れるスロットルチャンバとを別体にて形成し、両スロッ
トルチャンバを結合させる構成にしてもよいことはいう
までもない。
【0011】以上説明したように、本実施例によると、
2個のスロットル弁2,3が干渉しないようにしつつ、
これらのスロットル弁2,3を近接して配置することが
できるので、チャンバ1を流れ方向に短くして、小型化
することが可能となる。また、2つのスロットル弁2,
3を近接して配置することができるので、チャンバ1の
ボア軸方向長さを短くでき、機関への取付け後のオーバ
ーハング量を少なくでき、その分より耐振性を向上させ
ることができる。
2個のスロットル弁2,3が干渉しないようにしつつ、
これらのスロットル弁2,3を近接して配置することが
できるので、チャンバ1を流れ方向に短くして、小型化
することが可能となる。また、2つのスロットル弁2,
3を近接して配置することができるので、チャンバ1の
ボア軸方向長さを短くでき、機関への取付け後のオーバ
ーハング量を少なくでき、その分より耐振性を向上させ
ることができる。
【0012】また、全開時のスロットル弁2,3が斜め
の状態であるが、スロットル弁2,3の外周がシャフト
径Sの範囲内にあるようにしているので、全開時にスロ
ットル弁2,3がボア軸線Aと一致するまで開いていた
従来と、全開時の通路面積は変わりない。また、チャン
バ1を小型化することができるので、軽量化にも寄与す
ることができる。
の状態であるが、スロットル弁2,3の外周がシャフト
径Sの範囲内にあるようにしているので、全開時にスロ
ットル弁2,3がボア軸線Aと一致するまで開いていた
従来と、全開時の通路面積は変わりない。また、チャン
バ1を小型化することができるので、軽量化にも寄与す
ることができる。
【0013】更に、チャンバ1が小型化されると、レイ
アウトの自由度が増加する。
アウトの自由度が増加する。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によると、
相隣接した2個のスロットル弁が干渉しないようにしつ
つ、これらのスロットル弁を近接して配置することがで
きるので、チャンバを流れ方向に短くして、小型化する
ことが可能となる。もって、耐振性を向上し、軽量化を
図り、レイアウトの自由度を増すことができるという効
果を得ることができる。その一方、全開時の通路面積は
従来と同様に確保できるので、吸気性能を阻害すること
はない。
相隣接した2個のスロットル弁が干渉しないようにしつ
つ、これらのスロットル弁を近接して配置することがで
きるので、チャンバを流れ方向に短くして、小型化する
ことが可能となる。もって、耐振性を向上し、軽量化を
図り、レイアウトの自由度を増すことができるという効
果を得ることができる。その一方、全開時の通路面積は
従来と同様に確保できるので、吸気性能を阻害すること
はない。
【図1】 本考案の一実施例を示す断面図
【図2】 従来例を示す断面図
【符号の説明】 1 スロットルチャンバ 2 第1スロットル弁 2a 弁シャフト 3 第2スロットル弁 3a 弁シャフト 4a 第1スロットル弁の全開ストッパー 4b 第1スロットル弁の全閉ストッパー 5a 第2スロットル弁の全開ストッパー 5b 第2スロットル弁の全閉ストッパー
Claims (1)
- 【請求項1】スロットルチャンバ内に弁シャフトを中心
に回動する平板状のスロットル弁を複数個直列に有する
タンデム型スロットル弁装置において、 相隣接する2個のスロットル弁の開弁方向を同方向と
し、各スロットル弁の全開位置を規制する全開ストッパ
ーを各スロットル弁がスロットルチャンバのボア軸線と
一致する以前の回動角度位置に設け、且つその回動角度
位置でスロットルチャンバのボア軸線方向に見て各スロ
ットル弁の外周が弁シャフト径の範囲内にあるようにす
ると共に、 前記2個のスロットル弁を、それらの弁シャフト間の距
離がスロットル弁の半径の2倍の長さより短くなるよう
に近接して配置したことを特徴とするタンデム型スロッ
トル弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991012942U JP2546063Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | タンデム型スロットル弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991012942U JP2546063Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | タンデム型スロットル弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04109440U JPH04109440U (ja) | 1992-09-22 |
JP2546063Y2 true JP2546063Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=31901230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991012942U Expired - Lifetime JP2546063Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | タンデム型スロットル弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546063Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018150815A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の吸気装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60153831U (ja) * | 1984-03-23 | 1985-10-14 | 日産ディーゼル工業株式会社 | バルブ構造 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP1991012942U patent/JP2546063Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04109440U (ja) | 1992-09-22 |
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