JPH04333661A - 清涼生地 - Google Patents

清涼生地

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JPH04333661A
JPH04333661A JP9930091A JP9930091A JPH04333661A JP H04333661 A JPH04333661 A JP H04333661A JP 9930091 A JP9930091 A JP 9930091A JP 9930091 A JP9930091 A JP 9930091A JP H04333661 A JPH04333661 A JP H04333661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
microcapsules
refreshing
menthol
compound
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9930091A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Kuramoto
憲幸 倉本
Akio Moriuchi
森内 昭夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPH04333661A publication Critical patent/JPH04333661A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は清涼生地に関し、さらに
詳しくは生地の厚みのいかんにかわらず清涼感を付与す
ることができる清涼生地に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から夏場の衣料や寝具などには冷感
のある生地が好まれ、このような生地として、例えば生
地を薄くして通気性を持たせたものや化学的処理または
物理的処理加工を施して糸にシャリ感を持たせたものな
どが提案されている。最近では、吸水吸湿性の糸と疎水
性の糸を組み合わせて発汗量の移動により吸汗性ととも
に放熱性を付与し、冷感を保有させた生地が提案されて
いる(特開昭63−315672号公報、特開昭60−
457号公報、特開昭60−134036号公報など)
【0003】また熱伝動性や熱損失等を考慮した生地が
あるが、これも上記の吸水吸湿性と疎水性の各糸の組合
わせによる効果を表現したもので、効果は同じである。 これらの生地は、天然繊維や吸水吸湿性を付与した合繊
繊維と他の疎水性合繊繊維との組合わせによる生地を用
いているため、このような生地をトレーニングウエアな
どのような厚地に用いた場合は上記の効果が得られるが
、薄地の生地の場合にはこのような効果はほとんど期待
することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題を解決し、生地の厚みのいかんにかかわ
らず、清涼感を有する生地を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維基布にメ
ントール化合物を繊維重量に対して0.05〜5重量%
付着させてなる清涼生地に関する。本発明に用いられる
メントール化合物としては、メントールやその誘導体が
挙げられるが、特にl−メントールおよびその誘導体と
しては、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオー
ルやl−メンチル3−ヒドロキシブチレートなどが挙げ
られる。その使用量は繊維重量に対して0.05〜5重
量%、好ましくは0.1〜3重量%である。該メントー
ル化合物は発汗による水分との反応により皮膚表面を適
度に刺激して優れた清涼感を与えることができる。メン
トール化合物の付着量が0.05重量%未満では清涼感
が得られず、また5重量%を超えると皮膚刺激が強く適
度な清涼感が得られない。
【0006】本発明において、メントール化合物は、耐
久性の点から、マイクロカプセルに内包させて用いるの
が好ましい。マイクロカプセルは、例えば界面重合法、
in−situ 法、溶剤揮発法、コアセルベーション
・相分離法、多孔オリィフィス法、噴霧凝結法で製造す
ることができる。マイクロカプセル化を効果的および経
済的に行う点からは界面重合法およびin−situ 
法が好ましい。
【0007】マイクロカプセルは、多孔性タイプでも無
孔性タイプでもよいが、徐放性の点からは無孔性タイプ
が好ましい。また加工時にマイクロカプセルが生地の両
表面(表面および裏面)の繊維間にマイグレーションし
やすくし、清涼感を向上させる点から、マイクロカプセ
ルの粒径は0.5〜50μmが好ましく、より好ましく
は1〜20μmであり、またマイクロカプセルの壁厚は
0.05〜1μmが好ましい。
【0008】マイクロカプセルの壁剤には、例えば、メ
ラミン樹脂、メチルセルロース、ポリビニルアルコール
、ゼラチン、アラビアゴム、スターチ、ポリビニルピロ
リドン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、メチルセルロース、ポリアクリル酸、エ
チルセルロース、ポリエチレン、ポリメタクリレート、
ポリアミド、ポリエチレンビニルアセテート、ニトロセ
ルローズ、シリコーン樹脂、セルローズアセテートフタ
レート、ワックス類等が用いられるが、生産性の点から
はメラミン樹脂が好ましい。
【0009】本発明においては、メントール化合物の洗
濯耐久性を向上させるためにバインダーを用いることが
できる。該バインダーとしては、生地とマイクロカプセ
ルとの接着性を向上させるものであればよく、例えばポ
リウレタン、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、ポリエス
テル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン
、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、メラミン樹脂
、ポリグリオキザール、エポキシ樹脂、ポリイソシアネ
ート等が用いられる。バインダーの使用量は、メントー
ル化合物1重量部に対して0.1〜3重量部が好ましい
【0010】マイクロカプセルに内包したメントール化
合物の皮膚刺激を有効に行わせ、適度な清涼感を得るた
めには、生地の両表面層にマイクロカプセルを多く存在
させるのが好ましい。具体的には、編地の場合にはカバ
ーファクター(K1 )が0.2〜0.7、織物の場合
にはカバーファクター(K2)が800〜2500の生
地の厚み方向の1/3以内の両表面層に、マイクロカプ
セルを1万〜30万個/cm2 付着させ、中間層のマ
イクロカプセルの付着量を1万個/cm2 未満にする
のが好ましい。
【0011】上記のカバーファクターK1 およびK2
 は下記式で定義した値である。なお、式中のLはルー
プ長(インチ)、Nは糸のメートル番手、Dは糸本数(
本/インチ)、dはデニールを意味する。
【0012】
【数1】
【数2】
【0013】K1 が0.2未満またはK2 が800
未満ではマイクロカプセルが繊維間にマイグレーション
しにくいため十分な清涼感が得られにくい。またK1 
が0.7またはK2 が2500を超えると繊維密度が
限界に近くなり、製編または製織がしにくく、生地にマ
イクロカプセルが浸透しにくくなり、また皮膚との密着
性が悪くなり十分な清涼感が得られにくくなる。
【0014】このようにマイクロカプセルを生地の両表
面層に多く付着させることにより、生地にマイクロカプ
セルを均等に付着させた場合よりも清涼感を高めること
ができる。本発明に用いられる繊維基材(生地)には特
に制限はなく、例えば合成繊維、天然繊維などの織物、
編物などが用いられるが、パンティーストッキング、ス
ポーツ用Tシャツやパンツ、インナー等の薄地衣料にお
いて顕著な効果を得ることができる。
【0015】清涼生地は、例えば、メントール化合物を
内包したマイクロカプセルとバインダーとを調合した溶
液に生地を含浸し、ゴムロール等を用いて絞り率50〜
250%で絞り加工した後、熱処理を施すことによって
製造することができる。熱処理は、例えば60〜100
℃の低温で乾燥してマイクロカプセルのマイグレーショ
ンを行った後、マイクロカプセルおよびバインダーと生
地との接着性を向上させるために100〜180℃の高
温で行われる。清涼生地を製造する際には、生地の用途
に応じて吸水剤、吸湿剤、制電剤、柔軟剤、撥水剤等を
併用することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。なお、下記例
で得た加工布の評価は次の測定方法を用いて行った。 (1)着用感 温度28℃、相対湿度65%の環境下で、5人の着用者
が普通作業(約300ワットの負荷)を30分間行なっ
た時の着用感で判断した。 (2)マイクロカプセル(MC)の付着量および付着個
数 加工布を断面方向にカットし、表面から50μmまでの
層、裏面から50μmまでの層およびその中間層を走査
型電子顕微鏡で観察し、各々3箇所を1000倍で撮影
し、加工布内のMCの数を読み取り、3箇所の平均値を
求めた後、繊維重量に対するMCの付着量および1cm
2 当たりの付着個数を算出した。
【0017】実施例1〜3および比較例1、2ロイカ(
旭化成工業社製、ポリウレタン繊維の商品名)20d×
レオナ(旭化成工業社製、ナイロン66の商品名)7d
×レオナ7dのダブルカバードヤーンと、レオナ12d
/5fを用いてパンティーストッキングのレッグ部を想
定して筒編みした生地を試作した。
【0018】l−メントール誘導体である3−l−メン
トキシプロパン−1,2−ジオールとエタノールを1:
100〜1:30の任意に混合し、この混合液に上記で
得た生地を含浸した後、60℃で乾燥し、次いで120
℃で熱処理し、メントール化合物を生地に付着させた。 付着量はそれぞれ0.5重量%、2重量%、5重量%、
0.2重量%および7.0重量%とした。これらの加工
布の着用感をそれぞれ調べ、結果を表1に示した。
【0019】
【表1】   表1から、メントール化合物を一定の範囲で付着さ
せた実施例1〜3の加工布は優れた清涼感を有すること
が示される。
【0020】実施例4〜7および比較例3〜5ポリエス
テル100d/36fを32GGの丸編機で天竺に編み
立ててカバーファクターが0.50の編物を試作した。 実施例1で用いたメントール化合物をメラミン樹脂の壁
剤に内包したマイクロカプセルをin−situ 法で
製造し、メントール化合物含有量35%、メラミン含有
量5%の水分散液を得た。得られたMCの平均粒径は4
〜5μmであった。得られたマイクロカプセルとポリウ
レタン系バインダー(高松油脂社製、TKバインダー2
02F)を表2に示す割合で混合し、それぞれの混合液
に上記で試作した生地を浸漬し、ゴムロールで絞り率9
0%に絞り、次いで表2に示す条件で乾燥させた。得ら
れた加工布のマイクロカプセルの付着量と着用感を調べ
、結果を表3に示した。
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】   表2および表3から、メントール化合物を内包した
マイクロカプセルを生地の両表面に一定の範囲で付着さ
せることにより、優れた清涼感が得られることが示され
る。
【0023】
【発明の効果】本発明の生地は、生地中のメントール化
合物が発汗による水分と反応して適度に皮膚表面を刺激
し、清涼感を付与することができるため、特に夏場に着
用する薄地のパンティーストッキング、スポーツ用Tシ
ャツ、ランニングパンツ、インナーなどに好適に用いる
ことができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維基布にメントール化合物を繊維重量に
    対して0.05〜5重量%付着させてなる清涼生地。
  2. 【請求項2】メントール化合物をマイクロカプセルに内
    包して付着させた請求項1記載の清涼生地。
JP9930091A 1991-04-30 1991-04-30 清涼生地 Withdrawn JPH04333661A (ja)

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