JPH03137272A - 透湿性防水布帛の製造方法 - Google Patents

透湿性防水布帛の製造方法

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JPH03137272A
JPH03137272A JP1272454A JP27245489A JPH03137272A JP H03137272 A JPH03137272 A JP H03137272A JP 1272454 A JP1272454 A JP 1272454A JP 27245489 A JP27245489 A JP 27245489A JP H03137272 A JPH03137272 A JP H03137272A
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JP
Japan
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water
fabric
film
moisture
fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP1272454A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunekatsu Furuta
古田 常勝
Kenichi Kamemaru
亀丸 賢一
Kazuhiro Komori
一廣 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はソフトな風合を有する透湿性防水布帛の製造方
法に関するものである。
従来の技術 従来より、コーティング加工による透湿性防水布帛を得
る方法として、湿式凝固法、半乾湿式凝固法、乾式法が
ある。いずれの方法においても優れた透湿性能と防水性
能を兼備する透湿性防水布帛の製造方法が提案されてお
り、現実に製造されているものもある。
特に乾式法による透湿性防水布帛は、塗工樹脂自身のモ
ジュラスが高い、塗工樹脂粘度が低いなどのため、樹脂
が布帛の目の中に入り込み、布帛の組織の動きを妨げ、
風合が硬くなりやすいとされているのが現状である。
発明が解決しようとする課題 本発明は上述の現状に鑑みてなされたもので、乾式法に
よって製造しながらソフトな風合を有し、且つ優れた透
湿性能と防水性能を兼備する透湿性防水布帛を得ること
を目的とするものである。
課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために本発明は、繊維布帛に水溶
性セルロース誘導体を樹脂固形分に対して5〜50w(
%含有せしめた塗工樹脂を塗布し、乾燥によって皮膜形
成させ、その後、50℃以上の水溶液で洗浄することに
よって塗工樹脂中の水溶性セルロース誘導体を溶出させ
、塗工皮膜に微細孔を多数形成させるものである。
以下、本発明について詳細に説明を行なう。
本発明で用いる繊維布帛としては、ナイロン6やナイロ
ン66で代表されるポリアミド系合成繊維。
ポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエステル
系合成繊維、ポリアクリロニトリル系合成繊維、ポリビ
ニルアルコール系合成繊維、トリアセテートなどの半合
成繊維、あるいはナイロン6/木綿、ポリエチレンテレ
フタレート/木綿などの混紡繊維から構成された織物9
編物、不織布などを挙げることができる。
本発明では、これらの繊維布帛に撥水剤処理を施したも
のを用いてもよい。この場合、布帛の撥水性は月S L
−1096スプレー法にて撥水度90以上あることが望
ましい。用いる撥水剤は、パラフィン系撥水剤やポリシ
ロキサン系撥水剤、フッ素系撥水剤など公知のものでよ
く、その処理は一般に行なわれている公知の方法で行な
ったものでよい。
特に良好な撥水性を必要とする場合にはフッ素系撥水剤
を使用し、例えば旭硝子株式会社製のアサヒガード73
0(フッ素系撥水剤エマルジョン)を5%の水溶液でパ
ディング(絞り率35%)後、160℃にて1分間の熱
処理を行なう方法などによって行なえばよい。
本発明では繊維布帛に水溶性セルロース誘導体を樹脂固
形分に対して5〜50W(%含有せしめた塗工樹脂を塗
布し、乾燥(熱処理も含む)によって皮膜を形成せしめ
る。本発明で用いる塗工樹脂としては公知の熱可塑性樹
脂が通常用いられる。その具体例としてはシリコン樹脂
、アクリル樹脂。
ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂
、ポリアミノ酸ウレタン樹脂などが挙げられるが、勿論
これらに限定されない。本発明で用いる水溶性セルロー
ス誘導体としては公知のものでよく、その具体例として
は酪酸セルロース、酢酸酪酸セルロースなどのセルロー
スエステル類。
メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセル
ロースエーテル類などが挙げられる。
また、水溶性セルロースの含有量は、布帛の使用用途に
応じて適宜決定すればよいが、性能の低下がなく、且つ
ソフトな風合を得るためには5〜50W1%の範囲での
含有が好ましい。水溶性セルロースの含有量が5wt%
より少ないと風合が硬くなるだけでなく透湿性能が劣り
、50wt%より多いと風合はソフトになるが防水性能
および繊維布帛との密着性能が劣るため、本発明に使用
される透湿性防水布帛を得ることができない。
皮膜形成のための乾燥(熱処理も含む)は公知の方法で
行なえばよいが、樹脂中の溶剤などの液体の蒸発、樹脂
の反応の促進を考えると、乾燥温度40℃以上、乾燥時
間30秒以上などの条件が好ましい。
本発明では上述の方法で作成された布帛を50°C以上
の水溶液で洗浄することによって塗工樹脂中の水溶性セ
ルロース誘導体を溶出させ、塗工皮膜に微細孔を多数形
成させる。本発明で用いる水溶液は通常使用している水
でかまわないが、水溶性セルロース誘導体を効率よく溶
出させるために、界面活性剤、溶剤、触媒などを少量含
有していてもよい。また、水溶液の温度としては50℃
未満では水溶性セルロース誘導体の溶出速度が極端に低
下するため、50℃以上であることが好ましい。浸漬時
間に関しては特に制限はないが、実用上1〜30分が好
ましい。
本発明は、以上の構成よりなるものであり、本発明によ
ればソフトな風合を有し、且つ優れた透湿性能と防水性
能を兼備する透湿性防水布帛を得ることかできる。
作用 本発明の透湿性防水布帛の製造方法は、繊維布帛に水溶
性セルロース誘導体を含有せしめた塗工樹脂を塗布し、
乾燥によって皮膜形成させ、その後、水溶液で洗浄し水
溶性セルロース誘導体を溶出することにより、非常にソ
フトな風合を有した布帛の得られる方法である。また、
防水性能を低下させない微細孔を塗工皮膜に多数形成す
るため、透湿、防水性能においても卓越した透湿性防水
布帛が得られる。
ところで本発明の製造方法において、水溶性セルロース
誘導体を50℃以上の水溶液で洗浄する操作が入るので
、塗工皮膜に微細孔が多数形成され、且つ上記処理で布
帛の組織が動きやすくなることにより、非常にソフトな
風合が得られるものと推測される。
実施例 次に、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
が、実施例における布帛の性能の測定。
評価は次の方法で行なった。
(1)透湿度 11S−Z−0208による。
(2)耐水圧 JIS−L−1096(低水圧法)による。
(3)撥水性 Its−L−]o96 (スプレー法)による。
(4)風合 ハンドリングで測定し、次の3段階評価を行なった。
○柔らかい △やや硬い ×硬い 本実施例では水溶性セルロース誘導体としてカルボキシ
メチルセルロース(以下CMCという。)を用い、次の
方法により本発明の透湿性防水布帛を製造した。
まず、基布として経糸、緯糸の双方にナイロン70デニ
ール/34フイラメントを用いた経糸密度120本/イ
ンチ、緯糸密度90本/インチの平織物(タフタ)を用
意し、これに・(D!、常(:・方法で精練および酸性
染料による染色を行なった後、フッ素系撥水剤エマルジ
ョンのアサヒガード710(旭硝子株式会社製)5%水
溶液でパディング(絞り率35%)し、160℃にて1
分間の熱処理を行なった。
次に、鏡面ロールを持つカレンダー加工機を用いて、温
度1600C,圧力30kg/cm、速度20m/分の
条件にてカレンダー加工を行ない、引続き、下記処方1
に示す樹脂固形分濃度18%、CMC含有率15%の樹
脂溶液をナイフオーバーロールコータ−を使用して塗布
量100g/iにて塗布した後、70℃にて2分間の乾
燥を行ない、その後、65℃のノニオン系界面活性剤1
%水溶液に10分浸漬し、本発明の透湿性防水布帛を得
た。
[処方1] ハイムレンNPυ−1110(ポリウレタン樹脂、大日
精化工業■製品) 100部 ファインtjムHEL−3(CMC,第1工業製薬■製
品)2部 メチルエチルケトン           5部トルエ
ン                10部水    
                     20部本
発明との比較のため、本実施例における処方1−に代え
て、下記処方2を用い、水溶液による洗浄を省くほかは
、本実施例と全く同一の方法により比較用の透湿性防水
布帛を得た。
[処方2] ハイムレンNI’U−1110(ポリウレタン樹脂、大
日精化工業■製品) メチルエチルケトン トルエン 100部 5部 10部 水                        
20部得られた透湿性防水布帛について性能を測定。
評価しその結果を第1表に示した。
第1表 上記第1表から明らかなように、本発明による透湿性防
水布帛は優れた洗濯耐久性のある耐水圧を示し、透湿性
についても問題なく優れた性能を有していた。また、風
合においても明確な差異が見られた。
発明の効果 以上のように、本発明では、水溶性セルロース誘導体を
含有せしめた塗工樹脂を用いて布帛に塗布し、乾燥によ
って皮膜を形成させ、その後、水溶液を用いて布帛を洗
浄しており、非常にソフト0 な風合を有し、且つ耐洗濯性に優れた耐水性能と高透湿
性を兼備する透湿性防水布帛を製造することができる。
そこで本発明の透湿性防水布帛は、その優れた性能から
、特にスポーツ衣料、アウターウェア衣料に適した素材
となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、繊維布帛に水溶性セルロース誘導体を樹脂固形分に
    対して5〜50wt%含有せしめた塗工樹脂を塗布し、
    乾燥によって皮膜形成させ、その後、50℃以上の水溶
    液で洗浄することによって塗工樹脂中の水溶性セルロー
    ス誘導体を溶出させ、塗工皮膜に微細孔を多数形成させ
    ることを特徴とする透湿性防水布帛の製造方法。
JP1272454A 1989-10-19 1989-10-19 透湿性防水布帛の製造方法 Pending JPH03137272A (ja)

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Cited By (6)

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