JPH043303B2 - - Google Patents

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JPH043303B2
JPH043303B2 JP58016600A JP1660083A JPH043303B2 JP H043303 B2 JPH043303 B2 JP H043303B2 JP 58016600 A JP58016600 A JP 58016600A JP 1660083 A JP1660083 A JP 1660083A JP H043303 B2 JPH043303 B2 JP H043303B2
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roller
cylinder
blanket cylinder
varnish
paper
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JPS59142148A (ja
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Priority to AT84101019T priority patent/ATE45913T1/de
Priority to EP84101019A priority patent/EP0115854B1/en
Priority to DE8484101019T priority patent/DE3479573D1/de
Priority to US06/576,220 priority patent/US4569306A/en
Publication of JPS59142148A publication Critical patent/JPS59142148A/ja
Publication of JPH043303B2 publication Critical patent/JPH043303B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F23/00Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
    • B41F23/08Print finishing devices, e.g. for glossing prints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F13/00Common details of rotary presses or machines
    • B41F13/0008Driving devices

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は輪転印刷機の印刷ユニツトと排紙装置
との間や独立したニス塗り機内などに設けて印刷
後の紙の印刷面にニスを塗布する印刷物ニス塗り
装置に関するものである。
〔従来技術〕
輪転印刷機で印刷された紙の印刷面は、インキ
の乾きが遅いために爾後の工程において汚損し易
く、また枚葉紙の場合には排紙積載時に裏移りが
発生するので、これを防止するために乾燥装置を
印刷済の紙の搬送径路内に設けたり、あるいはこ
の箇所でスプレパウダを散布したりすることが行
なわれている。しかしながら乾燥装置は設備が大
掛りになり、また散粉の場合は紙がざらついて光
沢がなくなつたり、追刷り時に障害となつたりす
るので、これに代るものとして印刷紙面にニスを
塗布して汚損を防止し併せて紙面に光沢を与える
ことが、例えば本の表紙やカタログ、パンフレツ
トなど美麗さを要求される印刷物を主体にして実
施されている。
この種のニス塗り装置は独立したニス塗り機と
して設けられることもあるが、直接の作業時間は
もとより紙の積替えなどもあつて作業能率が悪い
ので、近年はこれと印刷機の搬紙搬送径路内に設
けることが一般的に採用されている。そしてその
構造としては、印刷装置の版胴に装着された刷版
の表面に水を供給する給水装置と同じような配列
のローラ群を設け、ニス舟内に蓄えたニスをこの
ローラ群を介してゴム胴の表面に供給し、ゴム胴
と圧胴との間を通過する紙へゴム胴からニスを転
移させるようにしたものが多い。
ところが従来におけるこの種のニス塗り装置に
おいては、各ローラの回転伝達構造とこれに起因
するニス厚むらの点に関して次のような問題があ
つた。すなわち、給紙の積替えや排紙積台の交換
あるいは紙サイズ変更によるゴム胴ブランケツト
用中敷の調整等のために機械を停止する場合に
は、ゴム胴を圧胴から離脱させるとともに、各ロ
ーラを回転させたまゝにしておいて運転再開時に
おけるローラ周面のニスの固化による障害をなく
すようにすることが従来一般に行なわれている。
この場合ゴム胴を機台のライン軸側から駆動
し、その上流側の元ローラから着けローラまでを
ニスの膜厚調整などの目的で別の可変モータで駆
動するように要求されることがあるが、このよう
な回転駆動を行なうと、別駆動系のローラが接触
する箇所である着けローラとゴム胴との間で相対
的な回転むらが発生してこれがニスの膜厚むらと
なることが多い。と言つて着けローラをゴム胴と
同駆動系にしようとしてこれをギアで駆動連結す
ると、洗浄や前記中敷調整などのためにゴム胴を
停止させると着けローラも同時に停止してしま
い、着けローラ周面のニスが固化するので、さら
に着けローラを洗浄しなければならなくなるとい
う不具合があつた。
〔発明の概要〕
本発明は以上のような点に鑑みなされたもの
で、搬送印刷物が添接するゴム胴とこのゴム胴に
対接してゴム胴の周面にニスを転移させる着けロ
ーラと同期させて主駆動源で回転駆動し、着けロ
ーラよりもニス転移上流側のローラを、回転速度
を変速可能な副駆動源で回転駆動するとともに、
ゴム胴,着けローラ間と副駆動源,着けローラ間
とに、いずれも着けローラを被駆動側とする一方
向クラツチをそれぞれ設けてこのうち副駆動源,
着けローラ間の一方向クラツチを、ニス容器内で
回転する元ローラの軸端ギアよりも着けローラ寄
りに設け、少なくとも元ローラが常に副駆動源で
回転駆動されるように構成して、ゴム胴停止時に
おける着けローラ上のニスの固化防止を計り、ゴ
ム胴と着けローラとの同時洗浄を可能にするとと
もに、ニス塗り時におけるニス膜厚の均一化を計
つた印刷物ニス塗り装置を提供するものである。
以下本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。
〔実施例〕
第1図ないし第8図は本発明に係るニス塗り装
置の実施例を示し、第1図はこれを実施した4色
刷枚葉輪転印刷機の概要側面図、第2図は同じく
4色目の印刷ユニツトとニス塗りユニツトとの概
要側面図、第3図はニス塗り装置の側面図、第4
図はゴム胴、着けローラ近傍の展開断面図、第5
図は元ローラ、調量ローラ近傍の展開断面図、第
6図は各ローラの着脱装置を説明するために第3
図の対応箇所をフレームの外側から見た側面図、
第7図はローラ回転駆動の説明図、第8図はロー
ラ回転駆動装置の概要構成図である。図において
印刷機1は給紙装置2と、4色の印刷ユニツト3
と、ニス塗りユニツト4、および排紙装置5とを
備えており、これら各装置は別途に組立てられて
接合されている。各印刷ユニツト3には、周面に
刷版が装着された版胴6と、版面にインキを供給
する図示しないインキ装置と、湿し水を供給する
給水装置7とが設けられており、版胴6にはイン
キと湿し水とで版面に形成された画像や転写され
るゴム胴8が対接されている。各印刷ユニツト3
には倍径の圧胴9がゴム胴8に対接して配設され
ており、隣接する各圧胴9間には、同じく倍径の
渡し胴10が両圧胴9に対接して設けられてい
る。またニス塗りユニツト4にも倍径の圧胴11
が他の圧胴と同高位に設けられており、この圧胴
11と4色目の圧胴9との間にも渡し胴12が配
設されている。そして給紙装置2の紙積台上に積
載された紙13は、図示しないサツカ装置で1枚
ずつ吸引されて差板14上へ送り出されたのち、
スイング装置で1色目の圧胴9の爪に咥え替えら
れ、このあと渡し胴10、圧胴9とで交互に爪の
咥え替えを行ないながら搬送される間にゴム胴8
との間で4色の印刷が施され、ニス塗りユニツト
4の圧胴11の爪に咥えられて周面に巻き付けら
れる。排紙装置5は圧胴11に対接する排紙胴1
5およびこれと同軸上に固定された左右一対のス
プロケツト16とを備えており、左右の各スプロ
ケツト16と排紙フレーム17前端部のスプロケ
ツト18との間には多数の排紙爪を一定間隔で備
えた排紙チエーン19が張架されている。そして
圧胴11の爪に咥えられた紙13は排紙チエーン
19の排紙爪に咥え替えられて搬送され、搬送終
端部で排紙爪から解放された紙積台20上に落下
積載される。
概略以上のように構成された印刷機1のニス塗
りユニツト4には、以下説明するニス塗り装置2
1が設けられている。すなわち、左右のフレーム
22には、前記ゴム胴8と同径で周面にブランケ
ツトが巻かれたゴム胴23が、二重構造のころが
り軸受24と平軸受25とを介して軸支されてい
る。そして、このゴム胴は原動側と駆動連結され
た胴ギア26の回転により図に矢印Aで示す方向
に回転するとともに、前記両軸受24,25の外
径軸芯と胴軸芯とがそれぞれ図に符号t1,t2で示
すように偏心されており、軸受24に枢着された
レバー27をエアシリンダで往復動させることに
より圧胴11に対するゴム胴23の着脱が行なわ
れ、また軸受25に枢着されたレバー28をハン
ドルで往復動させることによりゴム胴23と圧胴
11との接触圧調節が行なわれるように構成され
ている。
一方、片側のフレーム22の外側に固定された
ブラケツト29には、直流可変モータ30が固定
支持されており、その軸にカツプリング31で直
結されたギアボツクス32は、同じくフレーム2
2の外側に固定されたブラケツト33に固定支持
されている。ギアボツクス32にはモータ直結軸
と直交して内部のベベルギアでこれと駆動連結さ
れた駆動ギア軸34が軸支されており、この駆動
ギア軸34には、フレーム22から突出するスタ
ツド35で回転を支持された駆動ギア36が固定
されている。フレーム22には駆動ギア36と噛
合う中間ギア37を回転自在に支持するギア軸3
8が軸受39を介して軸支されており、このギア
軸38のフレーム22内側突出軸受部には、他端
を反対側のフレーム22の軸受40に軸支された
元ローラ41の一端が回転自在に軸支されてい
る。元ローラ41はニス舟42に蓄えられたニス
43に浸されており、そのギア軸38近傍の鍔部
には元ローラギア44が固定されている。符号4
5,46で示すものは中間ギア37、元ローラギ
ア44とそれぞれ噛合して中間ギア37の回転を
元ローラ41に伝達するギアであつて、フレーム
22に嵌着された軸受47に軸支されたギア軸4
8に軸着されており、元ローラ41はこの駆動に
よつて図に矢印Bで示す方向に回転する。元ロー
ラ41の鍔部と軸受40との間、ならびにギア軸
38の鍔部と軸受39との間には、L字状に形成
されたローラアーム49,50がスラストベアリ
ングを介して遊装されており、ローラアーム4
9,50の一方の遊端部には逆T字状に形成され
たT字アーム51がピン52によつて揺動自在に
枢着されている。左右のT字アーム51の一方の
遊端部には、図に符号t3で示すように軸受部を偏
心させた軸受53が回動調節自在に固定されてお
り、この軸受53には、弾性表面を有する調量ロ
ーラ54が周面を元ローラ41の周面に対接させ
て軸支されている。この調量ローラ54は、その
軸端部に固定されたギア軸55を前記元ローラギ
ア44に噛合させることにより、図に矢印Cで示
す方向に回転するとともに、ボルトを弛めて軸受
53を回動させることにより、元ローラ41に対
するニツプ圧が調節されるように構成されてい
る。また一方のローラアーム49とT字アーム5
1とは、図に符号t4で示す偏心部を一端に設けた
レバー56によつて連結されており、偏心部のピ
ン57を手動で回動させることにより調量ローラ
54を元ローラ41に対して着脱できるように構
成されている。符号58で示すものは、大径部5
8aと小径部58bとを備えたカムであつて、左
右のフレーム22間に軸架されたカム軸59の両
フレーム22近接部に固定されており、このカム
面にはT字アーム51の遊端部に図に符号t5で示
すように偏心調節自在に枢着されたころ60が対
接されている。フレーム22に植設されたスタツ
ド61には、回動調節自在なばね軸62が一端を
T字アーム51に枢着されて軸支されており、T
字アーム51はばね軸62上の圧縮コイルばね6
3によつてころ60をカム58に圧接させる方向
の回動力を付勢されている。カム軸59の一端に
固定されたレバー64の遊端部には、フレーム2
2側に一端を枢着されたエアシリンダ65のピス
トンロツド66が枢着されており、ピストンロツ
ド66を伸縮させることによりガム58が回動し
て、ころ60とT字アーム51を介し元ローラ4
1に対し調量ローラ54が着脱されるように構成
されている。
ゴム胴23の上方には、外径の軸芯を内径の軸
芯とを図に符号t6で示すように偏心させた偏心軸
受67が左右のフレーム22に軸支されており、
この偏心軸受67には、着ローラ68が周面をゴ
ム胴23の周面に対接させて軸支されている。片
方の偏心軸受67の外周突出部に枢着された連結
レバー69の他端は、第4図側へ展開して示すよ
うにフレーム22に軸支されたレバー軸70上の
レバー71に枢着されており、レバー軸70の一
端に固定されたレバー72には、フレーム22か
ら突出するスタツド73に枢着されたエアシリン
ダ74のピストンロツド75の作用端が枢着され
ている。そしてエアシリンダ74のピストンロツ
ド75を伸縮させることにより、連結レバー69
等を介して偏心軸受67が回動して着ローラ68
がゴム胴23に対して着脱されるように構成され
ている。なお、第6図に符号76で示すものはフ
レーム22側のブラケツトに固定されレバー軸7
0をフレーム22の外側で軸支する軸受である。
偏心軸受67の連結レバー69枢着部と円周方向
へ位相を違えた他の突出端部には、ころ軸77が
割締めによつて回動調節自在に固定されており、
このころ軸77の軸芯と図に付号t7で示すだけ偏
心した偏心部にはボールベアリングからなるころ
78の内輪が固定されている。符号79で示すも
のは、左右のフレーム22に偏心軸受80を介し
て軸支されたカム軸であつて、第6図に示すよう
にカム軸79ところ78および着けローラ68の
軸芯がほゞ直角三角形をなすようにカム軸79の
位置が設定されている。カム軸79には、大径部
81aと、小径部81bとからなる外周カム面を
備えたカム81が割締めによつて固定されてお
り、換言すればカム81はカム軸79を介して偏
心軸受80に回動自在に支持されている。カム軸
79の突出端部にはレバー82が割締めによつて
固定されており、その遊端部にはフレーム22に
スタツド83を介して枢支されたエアシリンダ8
4のピストンロツド85の作用端が枢着されてい
る。さらに前記偏心軸受80のフレーム22内側
突出部には、ボルト86が枢着されており、この
ボルト86はフレーム22から突出するスタツド
87にナツトで軸方向への移動を規制された軸支
されたハンドル88に螺入されている。そしてハ
ンドル88を回動させることによりボルト86が
進退して偏心軸受80が回動し、カム81がカム
軸79とともに偏心運動してその軸芯が移動する
ように構成されている。このような着けローラ6
8の着脱機構において、エアシリンダ74のピス
トンロツド75が収縮する方向、すなわち偏心軸
受67が第6図の時計方向へ回動する方向がゴム
胴23に対する着けローラ68の脱方向であり、
このとき着けローラ68が調量ローラ54との芯
間距離をほゞ一定に保つて着脱されるように偏心
軸受67の偏心方向が設定されている。また、第
6図に示す位置においては、ゴム胴23と着けロ
ーラ68とが共に着状態にあつてこのときエアシ
リンダ84のピストンロツドが収縮しており、カ
ム81の大径部81aがころ78に対接していて
ころ78はエアシリンダ74の空気圧で付勢され
てカム81に圧接されている。さらに第6図に示
す位置からゴム胴23が胴抜きされたのち着けロ
ーラ68をゴム胴23に対し着状態にする場合
は、エアシリンダ84のピストンロツド85を伸
長させてカム81を反時計方向へ回動させるとこ
ろ78がエアシリンダ74の付勢によつてカム8
1の小径部81bに圧接され、着けローラ68が
ゴム胴23に対して着状態となる。すなわち、ゴ
ム胴23の着脱各位置において着けローラ68は
カム81の大径部81aと小経部81bとでゴム
胴23に対する接触圧を規制される。またこの接
触圧の調節はハンドル88の回動によるカム81
の移動によつて行なわれる。符号89で示すもの
はフレーム22側のスタツド90に螺入された脱
位置ストツパであつて、ゴム胴23が着位置にあ
るときにエアシリンダ74のピストンロツド75
を収縮させることにより偏心軸受69がこのスト
ツパ89に当接するまで回動して着位置にあるゴ
ム胴23に対する着けローラ68の脱位置が規制
されるように構成されている。また91はレバー
82を当接させてカム81の両回動限を規制する
ストツパであつて偏心回動により規制位置が調節
されるように構成されている。さらに着けローラ
68には、ライダローラ92がフレーム22側の
ピン93で枢支されたアーム94に支持されて圧
接されており、カム95を図示しないハンドルで
回動させることによりアーム94が揺動して着け
ローラ68に対し着脱されるように構成されてい
る。
次に前記モータ30、胴ギア26と着けローラ
68との間に回転駆動装置について前記各図およ
び第7図、第8図に基き説明する。モータ30近
傍におけるフレーム22に固定された軸受96に
は、フレーム22から突出するブラケツト97で
他端を軸支されたクラツチ軸98の一端が軸支さ
れており、このクラツチ軸98上には前記駆動ギ
ア36と噛合してモータ30側の回転をクラツチ
軸98に伝達するギア99が固定されている。ま
た、クラツチ軸98上の一方向クラツチ100
(後述)に固定されたクラツチギア101は、着
けローラ68の軸端部に固定された着けローラギ
ア102と噛合している。そして一方向クラツチ
100は回転を一方向へのみ伝達する従来周知の
構造を有するものであつて、本装置においては着
けローラ68が被駆動側となり、モータ30側の
回転のみが着けローラ68に伝達されるように構
成されている。さらに、着けローラ68の軸端部
にも同じ構造の一方向クラツチ103が装着され
ており、これに固定されたクラツチギア104は
前記ゴム胴23の胴ギア26と噛合している。そ
して、一方向クラツチ103は同じく着けローラ
68側が被駆動側であつて、ゴム胴23側の回転
のみが着けローラ68に伝達されるように構成さ
れている。このように着けローラ68はモータ3
0側とゴム胴23側との両方から一方向クラツチ
100,103を介して回転駆動されるが両方の
一方向クラツチ100,103が同時に回転を伝
達することがなく、駆動側回転の速いいずれか一
方の一方向クラツチが回転を伝達し遅い方が空転
するように構成されている。
すなわち、第7図aにおいてゴム胴23は実線
位置が着けローラ68と圧胴11に対する着位置
であり、第7図bはこのゴム胴着状態における回
転伝達径路を示している。このとき、元ローラ4
1と調量ローラ54とはモータ30によつて駆動
されており、また着けローラ68は、圧胴11,
ゴム胴23側から一方向クラツチ103を介して
駆動されている。したがつて他方の一方向クラツ
チ100は空転している。また第7図aにおいて
ゴム胴23は鎖線位置が脱位置であり第7図cは
このゴム胴脱状態における回転伝達径路を示して
いる。このとき元ローラ41、調量ローラ54の
他に着けローラ68も一方向クラツチ100を介
してモータ30側から駆動されており、ゴム胴2
3のみが圧胴側から駆動されている。したがつて
他方の一方向クラツチ103が空転している。
以上のように構成されたニス塗り装置21の動
作を説明する。ニス塗り作業を行なう場合には胴
抜き状態でニス塗り装置21のモータ30を始動
させ、エアシリンダ65によりカム58を回動さ
せると、カム58の小径部58bにころ60が対
向し圧縮コイルばね63の弾発力により調量ロー
ラ54が元ローラ41と着けローラ68に対して
圧接される。このとき、エアシリンダ74のピス
トンロツド75が伸長していて偏心軸受68のこ
ろ78がカム81の大径部81aに圧接されてお
り、着けローラ68が着位置にあるが、ゴム胴2
3が脱位置にあるので、着けローラ68とゴム胴
23とは離間している。このときモータ30の回
転はギアボツクス32内のベベルギアと、ギア3
6,37,45,46,44,55を介して元ロ
ーラ41と調量ローラ54とに伝達され、またギ
ア46,99と一方向クラツチ100およびギア
101,102を介して着けローラ68へ伝達さ
れる。ゴム胴23は圧胴11から離間して共に停
止している。このようにして各ローラが回転する
ことによりニス舟42内のニス43は、元ローラ
41で引き上げられ、調量ローラ54の接触圧に
よつて膜厚が調節されたのち着けローラ68に転
移して元ローラ41との間を循環する。そこで本
機を回転させて給紙装置2で紙13を差板14上
へ供給すると、紙13が搬送されるとともに、印
刷ユニツト3のゴム胴8が胴入れされ、紙13に
はゴム胴8と圧胴9との間で4色の印刷が施され
て印刷後の紙13はニス塗りユニツト4へ向う。
紙13がニス塗りユニツト4に達すると、タイミ
ング規正装置からの指令により偏心の平軸受25
が回動してゴム胴23が胴入され、圧胴11と着
けローラ68とに圧接される。したがつて着けロ
ーラ68と元ローラ41との間で循環していたニ
スがゴム胴23に転移してゴム胴23と圧胴11
との間を搬送される紙13に塗布される。ニス塗
りされた紙13は排紙チエーン19で搬送された
紙積台20上に積載される。そしてこのゴム胴2
3の胴入れ状態において、着けローラ68へはモ
ータ30側から一方向クラツチ100を介して回
転伝達が続けられており、またゴム胴23の胴入
れによつてゴム胴23側の回転もギア26,10
4と一方向クラツチ103とを介して着けローラ
68に伝達されているが、ゴム胴23側の回転の
方がモータ30側の回転より速いので、回転は一
方向クラツチ103によつてのみ伝達され、他方
の一方向クラツチ100は空転している。
このようにしてニス塗り作業を行なつたのち、
排紙装置5の紙積台20を空のものと交換したり
あるいは紙サイズの変更やブランケツトの沈みな
どによつてブランケツトの中敷を調節したりする
ために給紙を停止させると、印刷ユニツト3のゴ
ム胴8が胴抜きされると同時にニス塗り装置21
のゴム胴23も圧胴11および着けローラ68に
対して胴抜きされる。このとき胴ギア26とギア
104とはやゝ浅く噛合つており、モータ30が
回転を続けているので、着けローラ68は一方向
クラツチ103を介してゴム胴23側から駆動さ
れ続ける。また元ローラ41、調量ローラ54は
モータ30側から駆動されて回転を続けているの
で、ニス43はニス舟42と着けローラ68との
間で循環し、固化することがない。そしてゴム胴
23の中敷を調節したりする場合は、本機を停止
させてゴム胴23を洗浄したのち中敷を調節す
る。この場合、着けローラ68はモータ30側か
ら一方向クラツチ100を介して駆動される。中
敷調節後本機を回転させ、エアシリンダ84を作
動させてピストン85を伸長させると、カム81
が第6図の反時計方向へほゞ90゜回動するが、こ
のとき偏心軸受67はエアシリンダ74によつて
回動力を付勢されているので、ころ78がカム8
1の小径部81bに圧接されるまで回動する。し
たがつて着けローラ68は、脱位置にあるゴム胴
23に対して着状態となり、循環中のころがゴム
胴23に転移する。この場合、胴ギア26とギア
104とが噛合つており、ゴム胴23は胴抜きさ
れていても圧胴が回転している限り胴ギア26の
噛合で回動しているので、着けローラ68は回転
の速いゴム胴23側から一方向クラツチ103を
介して回転駆動される。このあと給紙を再開して
紙13がゴム胴23に達すると、タイミング規正
装置からの指令で両方のエアシリンダ74,78
が所定のタイミングで作動し、ころ78がカム8
1の水径部81aに圧接されるとともにゴム胴2
3が胴入れされる。したがつて着けローラ68は
カム81ところ78とで設定された接触圧でゴム
胴23に圧接され、給紙停止前のニス塗り状態に
復帰する。なお、着けローラ68とゴム胴23と
を同時に洗浄するときには胴抜き位置のゴム胴2
3に着けローラ68を着状態にするので、着けロ
ーラ68はゴム胴23側から駆動される。また、
ゴム胴23を手で洗浄するときなどには、ゴム胴
23を胴抜きしたのち圧胴11側を停止させ、ゴ
ム胴23に対し着けローラ68を脱状態にして行
なうので、着けローラ68はモータ30側から駆
動される。
なお、各ローラの配列は本実施例に限定するも
のではなく、ゴム胴と着けローラとを同期して回
転させるものであれば、例えば着けローラ68と
元ローラ41とを対接させ調量ローラ54を元ロ
ーラ41にのみ対接させるなどのローラ配列にし
ても同様に実施することができる。また、各ロー
ラの回転方向も本実施例に限定するものではな
い。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなように、本発明によ
れば印刷物ニス塗り装置において、ゴム胴、着け
ローラと、着けローラよりもニス転移上流側ロー
ラとをそれぞれ別の駆動源で回転駆動するととも
に、ゴム胴と着けローラとの間および着けローラ
と上流側駆動源との間に着けローラ側を被駆動側
とする一方向クラツチをそれぞれ設け、着けロー
ラをゴム胴側と上流駆動源側とのいずれかから選
択的に回転駆動したり、いずれか回転の速い方か
ら回転駆動したりするように構成することによ
り、ゴム胴および着けローラの着脱にかゝわらず
破損の虞のないきわめて高い安全性のもとで着け
ローラを回転駆動することができる。したがつて
ニス塗り作業はもとより、ゴム胴脱、着けローラ
脱での各ローラへのニス引き作業や、ゴム胴脱、
着ローラ着でのニス引き状態確認作業等を、安全
でかつゴム胴着けローラ間の回転むらを発生させ
ることなく実施することができるので、ニス膜厚
むらがなくなつて印刷物の品質が向上するととも
に、休転中のニス引きによりニスの固化防止とニ
ス塗り間始時の立上り促進を計ることができ胴抜
き状態でのニス引き確認により損紙発生量の減少
と作業能率の向上を計ることができる。また電気
的制御が不要であるから装置を安価に提供するこ
とができ保守作業が軽減されるとともに、誤動作
による事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明に係る印刷物ニス
塗り装置の実施例を示し、第1図はこれを実施し
た4色刷枚葉輪転印刷機の概要側面図、第2図は
同じく4色目の印刷ユニツトとニス塗りユニツト
との概要側面図、第3図はニス塗り装置の側面
図、第4図はゴム胴、着けローラ近傍の展開断面
図、第5図は元ローラ,調量ローラ近傍の展開断
面図、第6図は各ローラの着脱装置を説明するた
めに第3図の対応箇所をフレームの外側から見た
側面図、第7図はローラ回転駆動の説明図、第8
図はローラ回転駆動装置の概要構成図である。 13……紙、21……ニス塗り装置、23……
ゴム胴、26……胴ギア、30……モータ、41
……元ローラ、42……ニス舟、43……ニス、
54……調量ローラ、68……着けローラ、10
0,103……一方向クラツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 搬送印刷物が添接するゴム胴とこのゴム胴に
    対接してゴム胴の周面にニスを転移させる着けロ
    ーラとを同期させて主駆動源で回転駆動し、前記
    着けローラよりもニス転移上流側のローラを、回
    転速度を変速可能な副駆動源で回転駆動するとと
    もに、前記ゴム胴,着けローラ間と前記副駆動
    源,着けローラ間とに、いずれも前記着けローラ
    を被駆動側とする一方向クラツチをそれぞれ設け
    て前記副駆動源,着けローラ間の一方向クラツチ
    を、ニス容器内で回転する元ローラの軸端ギアよ
    りも着けローラ寄りに設け、少なくとも前記元ロ
    ーラが常に前記副駆動源で回転駆動されるように
    構成したことを特徴とする印刷物ニス塗り装置。
JP58016600A 1983-02-03 1983-02-03 印刷物ニス塗り装置 Granted JPS59142148A (ja)

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