JPH0431688B2 - - Google Patents

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JPH0431688B2
JPH0431688B2 JP57224292A JP22429282A JPH0431688B2 JP H0431688 B2 JPH0431688 B2 JP H0431688B2 JP 57224292 A JP57224292 A JP 57224292A JP 22429282 A JP22429282 A JP 22429282A JP H0431688 B2 JPH0431688 B2 JP H0431688B2
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bellows
air
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push plate
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JP57224292A
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は上蓋内に装着したエアーポンプからの
加圧空気を容器内に吹き込み、容器内に収容され
る液体をその内部空気圧で押し出すエアーポツト
に関するものである。
従来例の構成とその問題点 一般に、この種のポツトは容器内液体を流出さ
せる際には容器内の圧力を上昇させる必要がある
反面容器内液体を注出しないときには液体から発
生する蒸気等により自然昇圧するのを防止するこ
とが必要となる。さもなければ容器内の自然昇圧
にともなつて不意に注出管から容器内の液体が流
出して床面を濡らしたり、あるいは熱湯で火傷す
るという事故が発生する。
このため、従来からこの種のポツトにおける蓋
体構造は第1図に示す通り、蓋体101内部に具
備されたベローズ102の上面上板103に空気
流通孔104、さらに押し板105と蓋体101
とのすき間106を介して外部と連通した構造と
なつている。
しかし、この従来構造においては、ベローズ1
02の内部が常に蓋体101内と連通しているた
め、液体から発生する蒸気が常時ベローズ102
内に侵入してそこで凝縮し、スプリング107を
腐食させたりベローズ102の寿命を低下させる
とともに該凝縮水が容器内へ滴下するという問題
があつた。またベローズ102内に侵入した蒸気
は前記経路を通つて押板105の周囲全体の隙間
106から外部に漏れるため、、美観を損なうも
のであつた。そのうえ蓋体101内にも蒸気や湯
気が浸入するため、これが内部で結露し、その水
滴が内部に溜り、蓋体101を開閉時その状態が
使用者に不快感を与える等好ましいものではなか
つた。
発明の目的 本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、
ベローズ内に蒸気や湯気が入らないようにして、
ベローズポンプ内を常に清潔に保ち、かつ、ポン
プの寿命を飛躍的に高めるとともに、常に一定の
場所より蒸気を放出することを目的とするもので
ある。
発明の構成 本発明は、蓋体内に設けられ上部に上端開口部
と下部に空気噴出孔を有するベローズと、このベ
ローズの下部に設けられベローズの吐出空気を前
記空気噴出孔を介して容器内へ吹き込み容器内の
液体を外部へ注出させる連通孔およびこの連通孔
とともに外部に通ずる空気孔と、前記ベローズの
上部に設けられ前記ベローズを膨張収縮させる摺
動自在の押し板と、前記上端開口部に接近して設
けられ前記押し板と連動する逆止弁用のシールパ
ツキングと、前記空気噴出孔を貫通する操作杆を
介して前記押し板に連動する切換弁とを備え、前
記ベローズが膨張状態の通常時は、前記上端開口
部と前記シールパツキングとは開放状態で前記切
換弁は前記空気噴出孔を閉塞し、前記押し板を操
作して前記ベローズを収縮状態にしたときは、前
記シールパツキングで前記上端開口部を閉塞した
後前記切換弁が前記空気孔を閉塞する構成にした
ので、たとえ沸騰中に押し板が操作されてもベロ
ーズ内に蒸気や湯気が入らず清潔であるとともに
ベローズポンプの寿命を飛躍的に高めることがで
きる。
実施例の説明 以下、本発明の実施例について添付図面を参照
して説明する。
第2,3図において、1は有底筒状のステンレ
ス鋼板等で形成された容器であり、その底部外周
にはマイカ等の絶縁体に収納して、アルミニウム
等でシームされた主ヒーター2、補助ヒーター3
が一体でバンドヒーターを形成し装着されてい
る。
また容器1の底面凹部には主ヒーター2の通電
を制御する第1の温度調整器4と、補助ヒーター
を制御する第2の温度調節器5aおよびこれと一
体に異常な温度上昇時に主ヒーター2、補助ヒー
ター3の通電を断つ温度過昇防止装置5bで構成
される安全器5が密着保持されている。
容器1の上端には外周方向に伸設したフランジ
部1aを一体に有し、このフランジ1aには注口
パツキング6を介して注口7を設け、ボデー8に
載置されている。
9は容器1の開口部に着脱自在に載置された中
蓋であり、その略中央には空気孔9aと蒸気孔9
bを結ぶ蒸気室9cを有している。
また空気孔9aの前方周辺には容器1内と連通
する連通孔9dと、さらにその前方には転倒流出
防止弁10を内蔵した弁室11を有している。そ
してステンレス鋼板等で形成された支持枠12に
中蓋パツキング13を介してネジ等で固着され、
この支持枠12の周囲に設けた容器パツキング1
4により容器1に気密的に装着される。
15は弁室11から容器1底部に伸設し、その
下端は前記容器1の底面凹部に位置して開口する
昇水パイプであり、上端は容器1の外方に伸設
し、その先端には下方向に開口した注出口16a
を備えた注出パイプ16と弁室11で連結され
る。
17は注口7の後部で枢着された蓋体であり、
その上部中央部には上面を開口した円筒部17a
を設け、この円筒部17a内には上下摺動可能な
押し板18を備え、この押し板18の下部に収納
されたベローズ19に内蔵されたうず巻バネ20
に抗してベローズ19を圧縮操作をする。なおベ
ローズ19は蓋体17の蓋カバー21に全周溶着
等で密閉して一体的に設けられ、その上部には逆
止弁22をうず巻バネ20によりベローズ19上
端開口部19aと一定の隙間hを確保し配設し、
下部には空気噴出孔21aを備えている。逆止弁
22には圧縮バネ23により下方に付勢され空気
噴出孔21aから突出する操作杆24を備えてい
る。
なお、操作杆24はベローズ19圧縮操作時に
圧縮バネ23によりその操作ストロークを吸収す
ることができる。25は操作杆24の下端に設け
た切換弁で通常状態においては空気噴出孔21a
を閉塞し、押し板18の圧縮操作時には距離Hの
ストローク後空気孔9aを閉塞し、連通孔9dに
よりベローズ19内と容器1内を連結するように
なつている。なお隙間hと距離Hとはh<Hとし
ている。
26は逆止弁22のシールパツキング、27は
圧縮バネ23およびシールパツキン26の取付カ
バー、28はベローズ19の保護板、29は押し
板18の押圧規制のレバー、30は枢軸31によ
り本体に開閉される蓋体17のロツクおよびロツ
ク解除を行なうロツクつまみ、32は蓋体17の
本体へのロツク時にベローズ19の空気噴出孔2
1aと中蓋9の空気孔9aと連通孔9dを連通す
る蓋パツキングである。
33は中蓋9の蒸気孔9bと蓋体17の排気孔
17bを連結する排気通路で通路パツキング34
によりシールドされている。
35は容器1の水位ゲージであり36は基台で
ある。
37は蓋体17開口時露結水の床面への滴下を
受ける露受け皿である。
上記構成において、いま容器1内に水を貯留し
て、中蓋9を嵌入し蓋体17を装着し(第2図の
状態)主ヒーター2、補助ヒーター3を通電する
と、その発生熱によつて容器内にある水は加熱さ
れる。そして湯が沸くにしたがつて蒸気が発生す
ると、この蒸気は中蓋9に設けた連通孔9d、空
気孔9a、蒸気室9cを通り、蒸気孔9b、排気
通路33を経て排気孔17bより器体外へ放出さ
れる。
このため容器内に蒸気が蓄積されて注出口16
aから内容液が自然流出するという事故を未然に
防止する。また切換弁25は空気孔9aを開放す
ると同時に空気噴出孔21aを閉塞するため容器
1から上昇する蒸気がベローズ19内へ流入する
のを防止するほか、仮りに誤つて本体を転倒させ
たような場合にも容器1内の水がベローズ内に流
入するものも防止することができる。
したがつて、蒸気がベローズ19内で凝縮し
て、それが容器1内へ還流したり、あるいは蒸気
や液体によつてベローズ19内のスプリング類が
腐蝕したりするということもなくなり、きわめて
衛生的にエアーポツトを使用することができる。
ベローズ19を操作して容器1内の液体を流出
しようとするときは、押し板18を押し下げると
hだけ下がつた時点でシールパツキング26がベ
ローズ19の上端開口部19aを閉塞するととも
に、圧縮バネ23を介して操作杆24を降下し、
空気噴出孔21aを開口し距離Hのストローク後
は中蓋9の空気孔9aを閉塞する。この空気孔9
aの閉塞以後のポンプ押し下げにともなう吐出空
気は容器1内の圧力を上昇させるべく作用し、容
器1内の湯を昇水パイプ15を経て注出口16a
より器体外へ押し出すものである。この動作を繰
返して必要量の湯を汲み出すことができる。また
本実施例では中蓋9を蓋体17と別体で構成した
が、一体としても同様の効果を得ることができる
ことはいうまでもない。
発明の効果 このように本発明によれば上端開口部、空気噴
出口、空気孔を押し板の操作により機械的かつ強
制的に開閉するとともに上端開口部をシールパツ
キングで閉塞した後空気孔を閉塞するため作動が
確実で注湯操作も円滑であり、しかもたとえ沸騰
中に押し板が操作されてもベローズ内に蒸気や湯
気が入らず清潔であるとともにポンプの寿命を飛
躍的に高めることができる。
また押し板が少し押された状態で保持されても
外部に通ずる空気孔が閉まる時点では必ず上端開
口部は閉じておりベローズを通過し上端開口部よ
り押し板内部に蒸気が浸入することは全くなく、
押し板が熱くて火傷することもなく、その工業的
価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエアーポツトの一部断面図、第
2図は本発明の一実施例を示すエアーポツトの通
常時における一部欠截正面図、第3図は同エアー
ポツト注出操作時における一部欠截正面図であ
る。 1……容器、9a……空気孔、9d……連通
孔、19……ベローズ、21a……空気噴出口、
25……切換弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蓋体内に設けられ上部に上端開口部と下部に
    空気噴出孔を有するベローズと、このベローズの
    下部に設けられベローズの吐出空気を前記空気噴
    出孔を介して容器内へ吹き込み容器内の液体を外
    部へ注出させる連通孔およびこの連通孔とともに
    外部に通ずる空気孔と、前記ベローズの上部に設
    けられ前記ベローズを膨張収縮させる摺動自在の
    押し板と、前記上端開口部に接近して設けられ前
    記押し板と連動する逆止弁用のシールパツキング
    と、前記空気噴出孔を貫通する操作杆を介して前
    記押し板に連動する切換弁とを備え、前記ベロー
    ズが膨張状態の通常時は前記上端開口部と前記シ
    ールパツキングとは開放状態で前記切換弁は前記
    空気噴出孔を閉塞し、前記押し板を操作して前記
    ベローズを収縮状態にしたときは、前記シールパ
    ツキングで前記上端開口部を閉塞した後前記切換
    弁が前記空気孔を閉塞する構成にしたエアーポツ
    ト。
JP22429282A 1982-12-20 1982-12-20 エア−ポツト Granted JPS59115015A (ja)

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JP22429282A JPS59115015A (ja) 1982-12-20 1982-12-20 エア−ポツト

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JP22429282A JPS59115015A (ja) 1982-12-20 1982-12-20 エア−ポツト

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JPS59115015A JPS59115015A (ja) 1984-07-03
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JPH0771537B2 (ja) * 1993-08-12 1995-08-02 タイガー魔法瓶株式会社 電気貯湯容器

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JPS6245622U (ja) * 1985-09-06 1987-03-19

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JPS6245622U (ja) * 1985-09-06 1987-03-19

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