JPH0350829Y2 - - Google Patents

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JPH0350829Y2
JPH0350829Y2 JP9058585U JP9058585U JPH0350829Y2 JP H0350829 Y2 JPH0350829 Y2 JP H0350829Y2 JP 9058585 U JP9058585 U JP 9058585U JP 9058585 U JP9058585 U JP 9058585U JP H0350829 Y2 JPH0350829 Y2 JP H0350829Y2
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boiler tank
water supply
tank
water
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は密閉型ボイラタンクを用いて高温度
まで湯を加熱し、ボイラタンク内の蒸気によりコ
ーヒー等の抽出飲料を作る飲料製造機に係わり、
特に前記ボイラタンクに設ける弁構造に安全弁機
能を一体化したコーヒー等飲料製造機に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 従来コーヒーの抽出においては、沸騰点以下の
熱湯でコーヒー粉を抽出するドリツプ式、サイホ
ン式或いはパーコレータ式が知られている。又ス
チームや沸騰点以上の熱湯で抽出するエスプレツ
ソ式も知られる。このエスプレツソ式では沸騰点
以上の熱湯で強煎りの極細晩きコーヒー粉を抽出
するため、高圧に耐える沸騰用の密閉型ボイラタ
ンクを必要とする。
そこで家庭等で手軽にエスプレツソコーヒーを
製造する装置として既に同一出願人は実願昭60−
12639号(実開昭61−126926号)に係わる飲料製
造機を提案している。この飲料製造機は密閉型ボ
イラタンクに加熱エレメントを装着し、このボイ
ラタンクに抽出器へ連結する給湯路と大気へ排出
する排気路を設けると共に、給湯路、排気路に
各々開閉弁を設け、異常圧になつた際に開く安全
弁をボイラタンクに設ける飲料製造機において、
前記排気路の弁内部をシール用Oリングが摺動す
る安全弁を内蔵し、かつ前記排気路の開閉弁とこ
の開閉弁を作動する押釦をリンク機構で連結した
ものである。
しかしながら、このような飲料製造機において
はリンク機構によつて、取付スペースが大きくな
り、又常時シール用Oリングが摺動するため安定
した安全弁の動作圧力が得られない問題がある。
さらに、第8図により先願の飲料製造機を詳述
する。
水タンク1に給水路2を介して接続する密閉型
ボイラタンク3に加熱エレメント4を装着し、前
記ボイラタンク3に給湯路5を接続すると共に、
この給湯路5の端部にコーヒー粉等を収納する抽
出器(図示せず)を設け、さらにボイラタンク3
の上部に水タンク1内と連通する排気路6を設
け、給湯路5、排気路6には各々開閉弁7,8を
設ける。
前記排気路6の開閉弁8は弁座9を形成する弁
箱10に弁体11をシール用Oリング12によつ
て摺動自在に設けると共に、弁体11の弁棒11
aに弾性体13を捲着して弁体11が弁座9に圧
接するように付勢する。さらに弁棒11aに給水
用押釦14をリンク機構15を介して連結する。
したがつて、開閉弁8を開けるとボイラタンク
3内の熱湯は内圧上昇によつて給湯路5を通つて
排出できる。その後開閉弁8を開くとボイラタン
ク3と外部が実線で示すように連通して内圧が大
気圧となり、落差によつて水タンク1からボイラ
タンク3へ給水路2を通つて水が流入する。又ボ
イラタンク3が異常内圧となつた場合はOリング
12が弁箱10内面を摺動しながら、弁体11が
弾性体13に反発して弁座9より離れ、蒸気が二
点鎖線で示すように排気路6を通つて水タンク1
内で排出する。
しかしながら、このような構成においては、ボ
イラタンク3が異常に圧力上昇した際の弁体11
の開動作圧が弾性体13の設定力にOリング12
の摺動摩擦力を加えたものとなるため、長時間に
おいて安定した動作圧を保持することができな
い。これは経年変化によつて前記摺動摩擦力が変
化することに起因する。この結果異常圧力上昇時
の上記の動作圧を低めに設定しなければならず、
安全弁の性能に劣る。
さらに開閉弁8と給水用押釦14をリンク機構
15により連結するため、その取付スペースが大
きくなり、又部品点数が増えるという欠点もあつ
た。
[考案の目的] この考案は水タンクに給水路を介して接続する
密閉型ボイラタンクと、このボイラタンクに装着
する加熱エレメントと、前記ボイラタンクに抽出
弁を具備する給湯路を介して接続する抽出器と、
前記ボイラタンクに接続する排気路と、この排気
路の途中に設ける安全弁機構を具備する開閉弁か
ら成るコーヒー等飲料製造装置において、前記開
閉弁の安全弁機能を安定した動作圧で作動させる
ことを目的とする。
[考案の概要] この考案は水タンクに給水路を介して接続する
密閉型ボイラタンクと、このボイラタンクに装着
する加熱エレメントと、前記ボイラタンクに抽出
弁を具備する給湯路を介して接続する抽出器と、
前記ボイラタンクに接続する排気路と、この排気
路の途中に設け流入口と流出口を有する第1連通
路を形成した弁箱と、この弁箱の流入口側に拡が
る第1弁座と、この第1弁座に第1弾性体によつ
て圧接するパツキングを具備しすると共に弁棒を
連設する第1弁体と、前記流入口と連通し前記第
1弁体に設けた貫通孔に着座形成する第2弁座
と、この第2弁座に第2弾性体によつて圧接する
球状第2弁体と、前記貫通孔と前記流出口と接続
する第2連通路から成ることであり、ボイラタン
クの内圧が異常に昇圧すると、第2弁体が押し上
げられて、ボイラタンクの高圧蒸気は流入口、第
2連通路及び流出口より排出されるコーヒー等飲
料製造装置である。
[考案の実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図〜第7図を
参照して説明する。
密閉型ボイラタンク21はケース22内の右側
に配置され、ケース22内の左側には水タンク2
3が配置され、この水タンク23よりもボイラタ
ンク21は下方に配置され、水タンク23に収納
された水Wが両者の圧力差を利用して、水タンク
23の底部の出口24に連通して設けられる給水
路25を通つてボイラタンク21の側部の入口2
6より送水される。
ケース22は偏平な矩形容器状の基台部22a
と、この基台部22aの上面後寄りに設ける上下
方向が開口する矩形状機枠部22bと、この機枠
部22b上方の右側に取付けられると共に、前方
へ後述する抽出器を取付ける張出し部22cと、
この張出し部22cの上方を覆うカバー22d
と、水タンク23の上方を覆うカバー22eと、
基台部22aの下方を覆う底板部22fと、この
底板部22fの下面に取付ける脚部22gから構
成する。
水タンク23は仕切り板27によつて補助タン
ク28が形成される。この補助タンク28は仕切
り板27の下部に連通穴29を形成することによ
つて、同一の水面を保つようになつている。そし
て連通穴29にはフイルター30が取付けられて
いる。この連通穴29に近接する水タンク23底
部に前記給水路25の出口24を設ける。又補助
タンク28にはより深い底部31を形成し、そし
て水タンク23の水位は窓孔32によつて確認で
き、さらに水タンク23の各種機器の反対側上縁
に切欠き33を形成し、満水時の水の逃しができ
るようになつている。給水路25の途中には水W
が出口24から入口26へのみ流れるように、す
なわち後述するボイラタンク11内へ送られた水
を加熱沸騰した際、水タンク23へ熱湯を逆流さ
せないようにするために逆止弁34を設ける。
ボイラタンク21の頂部35の出口36には排
気路37の一端を接続する。この排気路37はボ
イラタンク21と連通する第1排気路37aの先
端寄りに補助タンク28の上部で大気と連通する
第2排気路37bと補助タンク28の底部31寄
りに連通する第3排気路37cによつて形成す
る。そして第2排気路37bの端部には低圧排気
用弁38を装着する。この低圧排気用弁38は常
時は開状態であり、後述する安全弁機能が発揮さ
れた場合に閉となるものである。39は補助タン
ク28下部での排気口である。
そして、前記第1排気路37aの取付箇所、す
なわちボイラタンク21の頂部35の出口36に
エアベントバルブ型の第1弁40を設ける。そし
て、この第1弁40は、後述するように、ボイラ
タンク21へ水タンク23から給水するために前
回抽出時に残存するボイラタンク21の蒸気圧力
を補助タンク28に安全に排気できるようにした
ものである。
この第1弁40の機構はボイラタンク21の出
口36に設けた弁継手41に倒T字型の弁箱42
を袋ナツト43と取付Oリング44によつて気密
に連接する。この弁箱42は下端にボイラタンク
21と連通し、受圧する流入口45を形成し、こ
の流入口45と連通して上側部に流出口45aを
形成し、両者間に第1連通路46を形成する。そ
して流入口45側の弁箱42内壁に流入口45側
へ拡がるテーパ状の第1弁座47を形成し、一方
第1弁座47の内側上部には張出し部47aを介
して段部47bを形成する。さらに弁箱42と同
軸に第1弁体48を内蔵する。この第1弁体48
は前記第1弁座47に圧接するOリングよりなる
パツキング49を装着して弁機能を有する下部弁
棒50と、この下部弁棒50の押圧機能を有する
上部弁棒51に分割構成する。前記下部弁棒50
は前記張出し部47aとクリアランスaを有する
円筒体50aの下方に溝部50bを介して半球状
凸部50cを垂設し、前記溝部50bに前記圧接
用のパツキング49を嵌着する。さらに円筒体5
0aの上端外側にはフランジ部50dを形成す
る。そして前記水平な段部47bとフランジ部5
0d間に第1弾性体である第1スプリング52を
介装する。前記上部弁棒51は前記円筒体50a
とフランジ部50dの嵌合部51aとこの嵌合部
51aに立設する操作軸51bからなる。そして
嵌合部51aの側部には溝53を形成すると共に
シール用Oリング53を装着し、上部には弁箱4
2上部に螺着する袋ナツト54を設ける。前記半
球状凸部50cの流入口45側と円筒体50a内
部を連通する貫通孔55を形成し、さらに円筒体
50aの側部に円筒体50aの内部と流出口45
a側を連通する貫通孔56を形成して、第1弁体
48内に流入口45から流出口45aへ至る第2
連通路57を形成する。そして前記貫通孔55の
上端角部によつて第2弁座59を着座形成し、こ
の第2弁座59にスチールボール等の球状第2弁
体60を圧接する。この圧接は第2弁体60上に
押え体61を設けると共に、この押え体61と上
部弁棒51の下面間に第2弾性体である第2スプ
リング62を介装する。
さらに、上部弁棒51の操作軸51bに後述す
るロツク機構64を介して給水釦65を連結す
る。
前記ロツク機構64は第5図に示すように、ケ
ース22の上面内に設けられた操作筒66と該操
作筒66内を上下方向のみに回転可能な回転子6
7とからなつている。前記給水釦65は、その上
端の操作部をケース22の上面上方に突出し得る
ように構成されている。又前記操作筒66の内周
面適宜位置には、周方向等間隔で3個の係合突起
68が形成され、且つ相対向する一対の係合突起
68上には案内軌条69が各々形成されている。
該案内軌条69の下端は傾斜面69aとされてい
る。前記給水釦65には、その下端外周に前記案
内軌条69によつて案内摺動せしめられる6個の
突条70が突設され、更にその下端面に前記突条
70の中央を山71aとし、各突条70の中間を
谷71bとする鋸歯状凹凸71が形成されてい
る。前記突条70は給水釦65の摺動の際に前記
係合突起68とは係合しない程度の高さとされて
いる。
前記回転子67には、その外周に前記突条70
より高くかつ前記係合突起68と係合し得る3個
の係止突条72が突設され、更にその上端面に前
記鋸歯状凹凸71と半ピツチずれた位置で噛合す
る鋸歯状凹凸73が形成されている。該鋸歯状凹
凸73は、前記係止突条72の一端を山73aと
し他端を谷73bとして形成されており、給水釦
65に回転子67を係合せしめた時、鋸歯状凹凸
71の山71aは鋸歯状凹凸73の谷73bと、
谷71bは山73aと互いに噛合するので、突条
70と係止突条72とはそれらの幅の半分だけ食
い違うようになつている。なお、74は給水釦6
5の上動限を規制するストツパーで、74aはス
プリングである。
このような第1弁40の給水釦65の下面に当
てがうように常閉型第1スイツチ75を設ける。
すなわち第1スイツチ75は第1弁40と連動す
るようになつている。
さらにボイラタンク21の頂部35からほぼ中
央まで給湯路76の一端77が垂設され、一方そ
の先端78は張出し部22cの先端寄りに配置さ
れるコーヒー粉Cの入つた後述する抽出器79の
入口と連結される。前記給湯路76の途中には常
閉型抽出弁80が設けられる。前記給湯路76の
先端78下方には基台部22aの上面によつてカ
ツプ等容器載置台81が形成されている。
ボイラタンク21の頂部35のもう1箇所の出
口82にはスチーム排気路83が連結され、この
スチーム排気路83の先端84を下方に開口して
容器載置台81の上方に設ける。そしてこのスチ
ーム排気路83の途中に常閉型スチーム用弁85
が設けられている。このスチーム用弁85はコー
ヒー抽出後ボイラタンク21内のスチームを取り
出してコーヒー液に注いだミルクを泡立てたりす
るために設けたものである。そしてこれら抽出弁
80、スチーム用弁85の押釦80a,85aに
は連通する第2スイツチ86を設ける。
ボイラタンク21内部の底部87寄りにはシー
ズヒータなどの加熱エレメント88が収容され、
この加熱エレメント88の端部88aはボイラタ
ンク21の側部に突出して取付ける。さらにボイ
ラタンク21の側部に例えば80℃で閉、90℃で開
となるサーモスタツト89を取付け、そしてボイ
ラタンク21の底部87には、110℃以上で開と
なる異常温度検知用サーモスタツト90を取付け
る。このサーモスタツト90はマニユアルリセツ
トタイプでリセツト釦90aは下方へ突出し、外
側からリセツト押釦90aを押すことができるよ
うになつている。
ケース22の前面にマスタースイツチ91が取
付けられ、加熱エレメント88の端部88aが電
気回路92に接続される。
この電気回路92は交流電源93と直列にマス
タースイツチ91、第1スイツチ75、サーモス
タツト89及び加熱エレメント88並びにサーモ
スタツト90を設け、サーモスタツト90と並列
接続する第2スイツチ86を設け、さらに加熱エ
レメント88に並列にランプ94と抵抗95の直
列回路96を設け、加熱エレメント88とサーモ
スタツト90に並列にランプ94aと抵抗95a
の直列回路96aを設ける。
抽出器79は張出し部22cの先端寄りに垂設
した上下部が開口する保持枠97と、この保持枠
97内において給湯路76の先端78が連通さ
れ、蓋体98が固設されて下方が開口していると
共に、蓋体98の下面側に気密に設けるフイルタ
ー99と、コーヒー粉Cを収納するカツプ状フイ
ルター100を前記保持枠97に着脱自在に嵌入
している原料収納容器101と、その底部中央に
注出口102から形成される。
さらに、前記ボイラタンク21の側面には耐熱
強化ガラス等で水位表示パイプ103を取付け
る。この取付けは第6図に示すようにボイラタン
ク21の側面21aの平坦部に貫通孔104aを
形成して取付座104を設け、この取付座104
に継手105を溶着する。そしてこの継手105
の先端側凸部105aに外嵌して継手ナツト10
6を設け、この継手ナツト106にL字型継手1
07の一端を螺着する。108はOリングであ
る。一方このL字型継手107の他端には締付用
ナツト109を螺着すると共に、この締付用ナツ
ト109に水位表示パイプ103の一端を貫通
し、この端部とL字型継手107の端部をクツシ
ヨンゴム110を介在して当接する水位表示パイ
プ103の下部側も同様に連結する。111はO
リングである。そしてケース22の水位表示パイ
プ103の近傍部位には水位目盛窓112を縦設
する。
次に動作について説明する。
エスプレツソコーヒーを製造するときは先ず水
タンク23内に水差しなどにより所定量の水Wを
供給すると共に、コーヒー粉Cを収納した抽出器
79の原料収納器101を装着する。
次に、給水釦65を押圧操作すると上部弁棒5
1の嵌合部51aによつてフランジ部50dが押
圧され、下部弁棒50は第1スプリング52に抗
して降下する。この下部弁棒50の降下によつて
第1弁座47に圧接していたシール用Oリング5
3は離れ、そして流入口45から円筒体50aと
張出し部74aのクリアランスaを通つて流出口
45aへ至る第1連通路46が連通状態となりボ
イラタンク21は大気開放となる。
この結果、水タンク23の水Wは逆止弁34お
よび給水路25を通つて、落差によりボイラタン
ク21内へ供給始める。そして給水釦65を離す
とロツク機構64によつてパツキング49が第1
弁座47より離れ第1弁体48が開状態に保持さ
れる。これは給水釦65を押し下げると、突条7
0が案内軌条69の下端より下方まで下がると案
内軌条69による規制が解除されるので給水釦6
5の鋸歯状凹凸71と回転子67の鋸歯状凹凸7
3とが完全に噛合する。その結果、回転子67は
わずかに回動し、係止突条72と突条70とはそ
の幅の半分だけずれることになる。次いで給水釦
65から手を離して押圧を解除すると係止突条7
2は案内軌条69下端の傾斜面69aに案内され
て係合突起68と係合する。すなわち回転子67
は60゜回動して係合突起68によつて係止される。
その結果、下部弁棒50が下方に固定される。そ
して水位目盛窓112から水位表示パイプ103
を見てボイラタンク21の水位を確認してから、
再度給水釦65を押すと第1弁体48が閉じ、給
水路25からの水の供給が停止する。
これは、給水釦65を押し下げると前記と同様
にして回転子67は60゜回転することになり、係
止突条72と係合突起68との係合が外れる。そ
の結果給水釦65、回転子67、及び第1弁40
は第1スプリング52によつてその上限まで押し
上げられ復帰するからである。
ここでマスタースイツチ91を閉じると、ラン
プ94,94aが点灯し、そして加熱エレメント
88に給電する。
この給電により、常温の水Wは加熱エレメント
88により加熱され、サーモスタツト89によつ
て90℃に達すると、サーモスタツト89が開成す
ることによりランプ94が消灯し、加熱エレメン
ト88が断電される。
ここで、ボイラタンク21内の水はサーモスタ
ツト89によつて80℃〜90℃で保温される。
次に容器Bを注出口102の下方に置いて、コ
ーヒー液抽出用の押釦80aを押圧操作すると、
抽出弁80が開いてボイラタンク21と給湯路7
6の間が連通状態になると共に、第2スイツチ8
6が閉成して加熱エレメント88に通電する。し
たがつて、押釦80aを押圧操作しつづけると保
温の温度から次第に加熱されて水が沸騰し、内圧
力上昇による圧力バランスによつてボイラタンク
21内の熱湯は給湯路76を通つてコーヒー粉C
を収納する前記抽出器79に供給され、抽出され
たコーヒー液は抽出器79の注出口102から容
器B内へ収納される。コーヒー液が容器Bに満た
されたときに押釦80aを戻し、コーヒー液の供
給を停止し、同時に第2スイツチ86が開成す
る。カプチーノコーヒーを賞味したい場合には、
コーヒー液を入れた容器Bにミルクを注いだ後、
スチーム排気路83の先端84をコーヒー液に漬
し、そしてスチーム供給用の押釦85aを押圧操
作するとスチーム用弁85が開いてボイラタンク
21とスチーム排気路83との間が連通状態にな
ると共に、第2スイツチ86が閉成して加熱エレ
メント88が通電する。そのため押釦85aを押
圧しつづけると保温の温度から次第に残つた湯が
加熱されて沸騰状態となり、ボイラタンク21内
に発生する高圧蒸気はスチーム排気路83を通つ
てコーヒー液内で噴出し、泡立たせるものであ
る。泡立て後は押釦85aを戻してスチーム用弁
85を閉じ、そして第2スイツチ86を開成す
る。さらに、追加のコーヒーを抽出したときは給
水釦65を押圧操作すると第1弁40が開いて、
ボイラタンク21の内圧が減圧すると同時にボイ
ラタンク21内の高圧気体が第1,2排気路37
a,37bを介して補助タンク28側で排出され
る。そして、ボイラタンク21と圧力差、水タン
ク23の水の落差によつて水タンク23内の水が
逆止弁34を通つてボイラタンク21内に流入す
る。この給水時において給水釦65が下位置にあ
るときは第1スイツチ75は開成し、一方給水釦
65が上位置にあるときは第1スイツチ75は閉
成し、加熱エレメント88に給電される。
加熱エレメント88の加熱によつてボイラタン
ク21が異常高圧となつた場合には、すなわちボ
イラタンク21の内圧が貫通孔55の開口面積と
第2スプリング62の積より大きくなつた時点で
球状第2弁体60が第2スプリング62に抗して
押し上げられ、第2弁座59と第2弁体60間に
隙間が形成され、その結果高圧蒸気は第2連通路
57、第1排気路37a、第3排気路37cを通
つて補助タンク28の水W中内で排気される。こ
のためボイラタンク21の内圧は安全な圧力に保
たれる。
以上のように、球状第2弁体60による安全弁
機能を第1弁40に内蔵することにより、1つの
弁構造によつて排気機能と安全弁機能を兼ねそな
えることができる。さらに安全弁機能は第2連通
路57の途中に着座形成する第2弁座59とこの
第2弁座59に圧接する球状第2弁体60からな
り、従来のOリングによる摺動摩擦等の不安定要
因を一掃でき径年変化で性能が劣化する虞れがな
い。さらに第1弁40と給水釦65は直結型であ
る為、その取付スペースを小さくできる。
しかも、ボイラタンク21に水位表示パイプ1
03を設けることによつて、ボイラタンク21内
の水位が目視できる。この為、必要量のみの給水
が可能となり、その結果無駄な水量を加熱する虞
れがなく、加熱時間を短くでき、しかも少電力で
加熱することができる。又ボイラタンク21の残
水も一目で分り、長期間収納する場合等ボイラタ
ンク21内の状態を知ることができ、保守が容易
になる。
[考案の効果] この考案は水タンクに給水路を介して接続する
密閉型ボイラタンクと、このボイラタンクに装着
する加熱エレメントと、前記ボイラタンクに抽出
弁を具備する給湯路を介して接続する抽出器と、
前記ボイラタンクに接続する排気路と、この排気
路の途中に設け流入口と流出口を有する第1連通
路を形成した弁箱と、この弁箱の流入口側に拡が
る第1弁座と、この第1弁座に第1弾性体によつ
て圧接するパツキングを具備すると共に、弁棒を
連設する第1弁体と、前記流入口と連通し前記第
1弁体に設けた貫通孔に着座形成する第2弁座
と、この第2弁座に第2弾性体によつて圧接する
球状第2弁体と、前記貫通孔と前記流出口と接続
する第2連通路から成るものであり、従来技術に
比較して安全弁機能の動作圧を安定させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はこの考案の飲料製造機の一実
施例を示しており、第1図は正面側の縦断面図、
第2図は第1弁の縦断面図、第3図は第1図の側
面側の縦断面図、第4図は全体斜視図、第5図は
給水釦のロツク装置を示しており、第5図Aは操
作筒の縦断面図、第5図Bは給水釦の正面図、第
5図Cは同底面図、第5図Dは回転子の正面図、
第5図Eは同平面図、第5図Fは動作状態を示す
正面図、第6図は水位表示パイプ取付廻りの縦断
面図、第7図は全体説明図、第8図は先願の飲料
製造機の縦断面図である。 21……ボイラタンク、23……水タンク、2
5……給水路、37……排気路、42……弁箱、
45……流入口、45a……流出口、46……第
1連通路、47……第1弁座、48……第1弁
体、49……パツキング、50……下部弁棒、5
1……上部弁棒、52……第1スプリング(第1
弾性体)、55……貫通孔、57……第2連通路、
59……第2弁座、60……球状第2弁体、62
……第2スプリング(第2弾性体)、76……給
湯路、79……抽出器、80……抽出弁、88…
…加熱エレメント、W……水、a……クリアラン
ス、B……容器、C……コーヒー粉。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水タンクに給水路を介して接続する密閉型ボイ
    ラタンクと、このボイラタンクに装着する加熱エ
    レメントと、前記ボイラタンクに抽出弁を具備す
    る給湯路を介して接続する抽出器と、前記ボイラ
    タンクに接続する排気路と、この排気路の途中に
    設け流入口と流出口を有する第1連通路を形成し
    た弁箱と、この弁箱の流入口側に拡がる第1弁座
    と、この第1弁座に第1弾性体によつて圧接する
    パツキングを具備すると共に、弁棒を連設する第
    1弁体と、前記流入口と連通し前記第1弁体に設
    けた貫通孔に着座形成する第2弁座と、この第2
    弁座に第2弾性体によつて圧接する球状第2弁体
    と、前記貫通孔と前記流出口と接続する第2連通
    路から成ることを特徴とするコーヒー等飲料製造
    機。
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