JPH04314570A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH04314570A
JPH04314570A JP10650891A JP10650891A JPH04314570A JP H04314570 A JPH04314570 A JP H04314570A JP 10650891 A JP10650891 A JP 10650891A JP 10650891 A JP10650891 A JP 10650891A JP H04314570 A JPH04314570 A JP H04314570A
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Yasushi Oguri
小栗 泰
Tsutomu Sugimoto
勉 杉本
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばホストコンピュ
ータ等の上位機器に接続され、この上位機器から送られ
て来る印字情報に従った印字動作を行なうプリンタ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワードプロセッサやオフィスコン
ピュータ等の文書作成装置に接続されるプリンタ装置と
して、ページプリンタが普及してきている。このような
ページプリンタは、ホストコンピュータとのデータの授
受のための画像生成制御部(通称、インターフェース(
I/F)コントローラ)と、印字ヘッド(露光ヘッド)
や感光体ドラムを有する印字部とで構成されている。
【0003】即ち、この種のページプリンタは、I/F
コントローラに於いて、ホストコンピュータから送信さ
れて来る文字コードをドットで構成された文字パターン
(イメージ)に変換してビットマップメモリ(フレーム
メモリ)上に展開し、このフレームメモリに展開された
イメージデータを、印字部により印字用紙上に印字出力
するというものである。
【0004】このようなプリンタ装置に於いて、ホスト
コンピュータから送られて来る印字情報中には、文字や
図形イメージ等に対応するコード化されたコードデータ
と、プリンタ装置に予め定義された印字動作の実行を指
示するための印字動作指定情報(以下、コマンドと称す
)とが含まれている。
【0005】上記文字等を表わすコードデータは、JI
S(ASCII)コード等の規格によって共通のものが
使われている(一部、機械によって独自に定義したコー
ドも使われている)。これに対し、上記コマンドの場合
は、統一規格が無いため、プリンタメーカ各社が独自に
定義したコマンドが利用されている。
【0006】しかし、ホストコンピュータとプリンタ装
置とは別個に独立したものであるから、どのような規格
のプリンタ装置がホストコンピュータに接続されるか決
まっていない。そこで、ホストコンピュータ側では、ア
プリケーションソフトのプリンタドライバを種々変更す
ることによって、種々のプリンタメーカのコマンドを出
力できるようにして対応している。
【0007】また、プリンタ装置側でも、自社独自のコ
マンドだけでなく、他社プリンタ装置用として定義され
たコマンドに対しても対応して印字動作ができるように
、コマンドの解析プログラムを備えるものが増加してい
る(通常、エミュレートプリンタと称される)。即ち、
特定のプリンタ装置のコマンドに固執していると、汎用
性がなく、市場に受け入れられないため、他社のコマン
ドであっても対応できるようにしている。
【0008】この場合、プリンタ装置のコマンドは、数
多くの種類が存在するため、同一のコマンドであっても
、全く違った印字動作の指定を意味するものがあり、単
純に全てのプリンタコマンドに対応することはできない
。しかし、同時に異種類のプリンタ装置に対するコマン
ドがホストコンピュータから出力されることはありえな
いので、コマンドの種類を示す情報を予め設定スイッチ
等で設定したり、ホストコンピュータ側からその情報を
受け取ることにより、コマンドの解析プログラムを対応
して切り換えることにより、種々のコマンドに対して対
応可能にしている。
【0009】その対応方法の具体例を以下に示す。但し
、以降の説明に於いては、各プリンタメーカが独自に作
ったコマンドの種類を「タイプ」と呼び、この種類によ
って区分されるコマンド群を「体系」と称して、「タイ
プAコマンド体系」,「タイプBコマンド体系」のよう
に呼ぶものとする。また、「タイプAコマンド」とは自
社独自で定義できるコマンドを意味し、「タイプBコマ
ンド」とは他社が定義した既存のものを意味するものと
する。即ち、タイプBコマンドの文法(シンタックス)
は、既存のものなので、設定の自由度は全く無いものと
する。
【0010】各種のコマンド体系,機能を同一のプリン
タ装置で動作させるために、 (1)方式A:コマンド体系を切り換えるコマンドによ
り動作させる方式 (2)方式B:コマンドプログラムが格納された外付け
ROMの装着による方式(エミュレーションカートリッ
ジ(EMC)方式) (3)方式C:既存のシンタックスを回避して新たなコ
マンドを同一体系内に定義する方式 の3種の方法が単独又は複合で使用されている。
【0011】上記方式Aは、図5の(A)に示すように
、コマンド解析プログラム中に、2つの異なるコマンド
体系に対応するプログラムが設けられ(ROM)、切換
えコマンドにより両コマンド体系間を移行するように構
成されている方式である。ここで、タイプAコマンド体
系中にタイプBコマンド体系への切換えコマンドが含ま
れ、タイプBコマンド体系中にタイプAコマンド体系へ
の切換えコマンドが含まれている。即ち、他の体系のコ
マンドの利用が生ずる毎に、ホストコンピュータからコ
マンド体系切換え指示のコマンドを出力するように取り
決め、このコマンドを受けたプリンタ装置側は、コマン
ド解析プログラムを変更する。ただし、B体系への切換
えを指示するコマンド(以下、Bタイプ変更コマンドと
称す)はAタイプ解析プログラムにて、またA体系への
切換えを指示するコマンド(以下、Aタイプ変更コマン
ドと称す)はBタイプ解析プログラムにて解析されるの
で、Aタイプ変更コマンドのシンタックスは既存のBタ
イプコマンドとの重複を避けて定義する必要がある。
【0012】図5の(B)は、上記方式Aの適用された
プリンタ装置のブロック構成図である。即ち、ホストコ
ンピュータ100から送信されて来る文字等のコードデ
ータは、規格化されたコードデータの解析プログラム1
02により解析され、キャラクタジェネレータ(CG)
104によりドットで構成された文字パターン(イメー
ジ)に変換され、イメージデータ処理部106によって
ビットマップメモリ(フレームメモリ)108上に展開
され、このフレームメモリ108に展開されたイメージ
データは、印字部110により印字用紙上に印字出力さ
れる。
【0013】一方、ホストコンピュータ100から送ら
れてきたコマンドは、コマンド解析プログラム112に
て解析され、印字動作処理部114は、その解析結果に
応じた動作を行なう。ここで、コマンド解析プログラム
112は、Aタイプコマンド用とBタイプコマンド用の
2種類が用意されており、切換えコマンドの受信に応じ
て、印字動作処理部114により切り換えられるように
なっている。
【0014】また、上記方式Bは、図5の(C)に示す
ように、別体系のコマンドプログラムが格納されたエミ
ュレーションカートリッジ(EMC)116を装着する
ことにより、その別体系のコマンドに対応する方式であ
る。ここで、タイプA,Bの切換えは電源断、つまりコ
マンドプログラムの設定をイニシャライズする操作とE
MC116の抜き差しが必要である。この方式Bは、全
てのユーザがタイプA,B両方のコマンド解析プログラ
ムを必要とするとは限らないということにより、選択的
にEMC(外付けROM)を取付け可能とし、ROM容
量を少なくしてコストダウンできるものである。この方
式Bは、完全にコマンド体系を区別して利用するので、
シンタックスの重複があっても影響はない。
【0015】また、上記方式Cは、図5の(D)に示す
ように、既存のタイプBのコマンドシンタックスを回避
して新たなタイプAのコマンドシンタックスを定義する
ものであるので、シンタックスの重複はなく、従ってコ
マンド体系の切換えは不要となる方式である。即ち、上
記方式Aのように完全に解析プログラムを区別して用い
るのではなく、既存のものと重複しないシンタックスを
用いて、同じ体系の解析プログラムの中へ独自のコマン
ドを増やして行くものである。つまり、自社独自のコマ
ンドを定義する際に、他社コマンド体系内に自社のコマ
ンドを新しく追加して行くものである。従って、コマン
ド体系を切り換えなくとも、コマンド体系Bのまま自社
独自のコマンド体系Aの機能をも利用可能となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、他社の定義
するコマンドというものは、多数存在する(タイプB1
〜Bn)。従って、自社独自のコマンド(タイプA)と
各タイプB1〜Bnのいずれか1種のコマンド解析プロ
グラムを備えた機種を、各Bタイプコマンド種類に対応
して開発すると、n種のコマンド解析プログラムを備え
たプリンタ装置ができる。
【0017】しかしながら、Aタイプ及びB1〜Bnタ
イプ全てにオールマイティに対応するプリンタ装置は、
全てのコマンドに対するコマンド解析プログラムを搭載
しておらねばならず、データが膨大になり、現実的には
実現不可能なものである。従って、タイプBの内の1種
と、自社コマンドタイプAをカバーするような機種が開
発されることとなる。つまり、タイプA+タイプB1の
機種1,タイプA+タイプB2の機種2,…,タイプA
+タイプBnの機種nのn種のプリンタ装置が用意され
ることとなる。
【0018】このような場合、前述の方式Aで、自社開
発のタイプAコマンドを全機種共通のシンタックスとす
るには、タイプA変更コマンドを、タイプB1〜Bnの
全てのコマンドで既に使われていないシンタックスを用
いなければならなくなり、回避設定が面倒且つ困難なも
のである。また、前述の方式Cの場合にも、同様に、タ
イプB1〜Bnに使われている全てのシンタックスを回
避してタイプAのコマンドを設計しなくてはならず、エ
ミュレート機種数(=n)が増えると、事実上回避が不
可能になる。
【0019】さらに、この方式Cに於いては、コマンド
Aを定義してしまった後で、同じシンタックスのコマン
ドがタイプBコマンドに追加される(他社が自由に変更
追加を行なう)と、重複コマンドが発生し、プリンタ装
置が誤動作する等のトラブルとなる。
【0020】また、前述の方式Bに於いては、コマンド
解析プログラムが各タイプに対して独立して利用される
ので、コマンドの重複が許されるが、変更時に必ず電源
遮断によるリセットが必要であるという問題点を有して
いる。
【0021】このように、各種のコマンド体系,機能を
同一のプリンタ装置で実現するために、前述の方式A及
びCを利用すると、タイプAを自社の各機種に共通の機
能のコマンド体系、タイプBを他社機種のエミュレーシ
ョンコマンド体系とした時、タイプAのコマンドシンタ
ックスは自社各機種で共通とすることができない。また
、前述の方式Bを利用すると、タイプAのコマンドシン
タックスは自社各機種で共通とすることができるが、切
り換えるために電源断が必要となる。
【0022】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、他社コマンドを意識して自社独自開発コマンドの定
義を設計する必要をなくすことができ、またコマンド解
析プログラムの切換えに電源断を必要としないプリンタ
装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のプリンタ
装置は、それぞれ固有の文法に従った印字動作指定命令
情報のみを翻訳し、対応する印字動作処理を指示する複
数の情報解析処理手段と、複数の文法の内の一つを有し
且つ当該文法を識別するための文法識別子を含む印字動
作指定命令情報を上位機器から受ける受信手段と、上記
受信手段で受けた印字動作指定命令情報の上記文法識別
子を判別することによって当該印字動作指定命令情報の
文法を区別し、上記複数の情報解析処理手段の内の、こ
の区別された文法をその固有の文法とするものに、上記
受信した印字動作指定命令情報を与える判別手段とを備
えている。
【0024】
【作用】本発明のプリンタ装置は、それぞれ固有の文法
に従った印字動作指定命令情報のみを翻訳し、対応する
印字動作処理を指示する複数の情報解析処理手段を有す
るもので、受信手段が上位機器から複数の文法の内の一
つを有し且つ当該文法を識別するための文法識別子を含
む印字動作指定命令情報を受けると、判別手段は、この
受信手段で受けた印字動作指定命令情報の上記文法識別
子を判別することによって当該印字動作指定命令情報の
文法を区別し、上記複数の情報解析処理手段の内の、こ
の区別された文法をその固有の文法とするものに、上記
受信した印字動作指定命令情報を与える。従って、他社
コマンドを意識して自社独自開発コマンドの定義を設計
する必要をなくすことができ、またコマンド解析プログ
ラムの切換えに電源断を必要としないプリンタ装置とす
ることができる。
【0025】
【実施例】本発明の実施例を説明する前に、本発明によ
り利用されるHDA(ホスト・ダウンロード・アーキテ
クチャ)方式の説明を行なう。このHDA方式とは、ネ
ットワーク回線を介して接続されたホストコンピュータ
から、端末のコンピュータに接続されたページプリンタ
へ、特定の印字データをダウンロードして印字出力させ
るためのデータ転送方式である。
【0026】端末のコンピュータ(以下、ローカルホス
トと称する)に接続されたページプリンタに対して、あ
る特定の(例えばフォーム印字情報)印字情報をメイン
のコンピュータ(以下、メインホストと称する)からデ
ータロードして印字出力させたい場合、ロードデータ中
には、プリンタの動作命令としての特殊なコマンドデー
タが含まれる。例えば、JISの拡張コード“ESC”
を利用した命令コマンドがある(JISX0201「情
報交換用符号」)。
【0027】ここで、“ESC”は16進数(以下、H
EXコードと称する)によって「1BH 」(H はH
EXコードを示す)として表わされる。ところが、ネッ
トワーク回線中、データ転送可能なコードには限定があ
り、「00H 」〜「1FH 」のコードは転送できな
い場合がある。このような場合、“ESC”を表わす「
1BH 」等もそのままではダウンロードできない。
【0028】そこで、このようなコマンドデータを転送
可能とするために、HDA方式では、このHEXコード
自体をJISの文字コードに変換して転送する。即ち、
“1”はJISのテキストコードで「31H 」、“B
”は同様に「42H 」で表わされ、転送可能となる。 しかし、このような変換でコマンドデータを転送した場
合、単純に送ればプリンタ側はそのまま「31H 」は
“1”、「42H 」は“B”というように、テキスト
としてしか解釈できず、1バイトコードの文字と誤解し
てしまう。
【0029】そこで、HDA方式では、このような方法
で送られるコマンドデータには、予めこれから転送する
データが何バイトまではコマンドデータだということを
示す識別子を付与した上で、ダウンロードする方法をと
っている。この識別子は、何でも良いが、例えば「“?
”“!”“!”“?”」のように、通常文章としては有
り得ない文字列が使用される。
【0030】例えば、図2の(A)に示すように、「“
ESC”“(”“H”“C”“A”“S”“I”“O”
」というコマンドがあった場合、HEXコード表記では
「1BH 28H 48H 43H 41H 53H 
49H 4FH 」となる。これを前述のように変換し
て、先頭に識別子、その後にデータ長を示す値で成るH
DAヘッダ部を入れるので、「“?”“!”“!”“?
”」「“0”“0”“0”“8”」「“1”“B”“2
”“8”“4”“8”“4”“3”“4”“1”“5”
“3”“4”“9”“4”“F”」となる。これをHE
Xコード表記にして、「3FH 21H 21H 3F
H 」「30H 30H 30H 38H 」「31H
 42H 32H 38H 34H 38H 34H 
33H 34H 31H 35H 33H 34H 3
9H 34H 46H 」というデータを転送すること
によって、HDAという方式が実施されている。
【0031】これを受信したプリンタ側では、図2の(
B)に示すように、「“?”“!”“!”“?”」をコ
マンド転送用の識別子であると解釈して、それに続くデ
ータ長で指示されるデータを先の規則に従ってデコード
し、コマンドとして解釈する。
【0032】このようなHDA機能を実現するためには
、プリンタ側は、図3に示すような機能的構成を有して
いる必要がある。即ち、セントロデータ受信部1は、ホ
ストからのデータを1バイト単位で受信する。HDA機
能処理部2は、2バイトのデータを1バイトに変換する
。コマンド解析部3は、ホストから送られてきたコマン
ドの解析処理を行なう。受信バッファ4は、コマンド解
析部3にてコマンド解析を行なったデータを格納する。 コマンド実行部5は、受信バッファ4に格納されたコマ
ンドを実行する。
【0033】即ち、ホスト側では、通常のコマンド,文
字の出力に対してHDA形式の変換を行なう。この変換
処理は、コマンド,文字のHEXコード表現の2桁のH
EX値を、それぞれキャラクタ表現に置き換える変換を
行ない、先頭にHDAヘッダ部を付加する。
【0034】そして、HDA形式のデータをプリンタ側
が受信した時、HDAヘッダ部をコマンド解析部3で認
識することにより、HDAヘッダ部以降の指定された長
さ分のデータをHDA機能処理部2に渡すことにより、
2バイトのデータを1バイトに変換してコマンド解析部
3へ渡す。
【0035】以下、図面を参照して、前述のHDA方式
を利用した本発明の一実施例を説明する。図1は実施例
のプリンタ装置のインタフェース(I/F)コントロー
ラ部分の機能ブロック図であり、また図4は実施例のプ
リンタ装置としてのページプリンタのブロック構成図で
ある。
【0036】図4に於いて、参照番号10は上位機器と
してのホストコンピュータであり、20はページプリン
タである。このページプリンタ20は、I/Fコントロ
ーラ30と、印字部40、及びこれらI/Fコントロー
ラ30と印字部40との間を接続するプリンタ(PR)
インターフェース50とで構成されている。
【0037】I/Fコントローラ30は、ホストインタ
ーフェース(セントロデータ受信部)31,CPU32
,ROM33,RAM34,受信バッファ35,イメー
ジデータ発生部36,フレームメモリ(FRAM)37
を有している。
【0038】ホストインターフェース31は、8ビット
パラレルインターフェース(セントロニクス準拠)とシ
リアルインターフェース(RS−232C準拠)によっ
て構成され、同一規格のインターフェースを持つホスト
コンピュータ10とのデータの送受信を行なう。
【0039】CPU32は、ROM33に記憶されたコ
マンド解析やシステム管理のプログラムに従って、I/
Fコントローラ30内の各部の制御を司る。この場合、
CPU32は、バスコントローラやアドレスラッチ等を
含んでいるものである。つまり、アドレスとリード/ラ
イト信号を出力し、データのリード/ライトを行なうこ
とのできるCPUブロックである。また、RAM34は
、CPU32のワークエリアとして使用される。
【0040】ここで、各機種に共通のコマンド体系をA
,各機種毎のコマンド体系をBとした時、本実施例のペ
ージプリンタは、Aのコマンド解析部と実行部、Bのコ
マンド解析部と実行部を、一つのインタフェースコント
ローラ上に搭載している。即ち、上記CPU32,RO
M33,及びRAM34により、図1に示すような、デ
ータ識別部61,HDA機能処理部“A”62,HDA
機能処理部“B”63,コマンド解析部“A”64,コ
マンド解析部“B”65,テキストデータ解析部66,
書き込み処理部67,及び実行部68(コマンド実行部
“A”68a,コマンド実行部“B”68b,及びキャ
ラクタジェネレータ(CG)出力部68cを含む)が実
現されている。
【0041】データ識別部61は、ホストコンピュータ
10から入力したデータを識別する。即ち、データ受信
部31に入力してきた1バイトのデータを順次読み取り
、4バイトバッファリングして、コマンド体系AのHD
Aデータ(例えば、「“?”“&”“&”“?”」とす
る)又はコマンド体系BのHDAデータ(例えば、「“
?”“!”“!”“?”」とする)のいずれに対応する
データかどうか一致検出する。不一致の場合は、通常の
テキストデータとして、テキストデータ解析部66へ転
送し、「“?”“&”“&”“?”」の場合はHDA機
能処理部“A”62へ、「“?”“!”“!”“?”」
の場合はHDA機能処理部“B”63へ転送する。
【0042】また、書き込み処理部67は、コマンド解
析部64又は65でコマンド解析されて内部の制御指示
データとして変換された中間コードデータ、もしくはテ
キストデータ解析部66にて内部のCGアドレスとして
変換された中間コードデータを、順次受信バッファ35
に書き込み処理する。
【0043】このようにして受信バッファ35は、ホス
トインターフェース31で受信されたホストコンピュー
タ10からのコマンドやデータに相当する中間コードデ
ータを一時的に記憶する。
【0044】イメージデータ発生部36は、ホストコン
ピュータ10から送られて来る文字コードに対応する文
字パターン(イメージデータ)が記憶されたCGROM
や、ユーザのデザインによる文字パターン(外字)が記
憶されるCGRAMで構成されている。
【0045】フレームメモリ37は、1頁分のイメージ
を展開するためのビットマップメモリであり、印字可能
な最大の印字用紙(例えば、B4サイズ)分の記憶容量
を持っている。
【0046】即ち、上記のようにして受信バッファ35
に蓄積された中間コードデータは、先頭から読出され、
中間コードに対応する処理プログラムが実行部68a又
は68bにて実行され、また対応するCGアドレスから
パターンデータが読出され、フレームメモリ37に展開
される。
【0047】PRインターフェース50は、I/Fコン
トローラ30からフレームメモリ37に展開されたイメ
ージデータをビデオ信号に変換して印字部40に送信し
、また印字部40からその印字部40の状態監視するた
めのステータス信号をI/Fコントローラ30に送信す
る。
【0048】印字部40は、図示しないプリンタコント
ローラ、及びプリンタコントローラによって制御される
印字ヘッド,各種センサ,及び感光体ドラム等の種々の
負荷を具備している。この印字部40については、本発
明の要旨とは直接関係しないため、詳細な説明は省略す
る。
【0049】次に、上記のような構成に於ける動作につ
き説明する。ホストコンピュータ10から送られて来る
のがデータの場合は、データ受信部31,データ識別部
61,テキストデータ解析部66,書き込み処理部67
,受信バッファ35,実行部68(CG出力部68c)
とデータが移行し、処理が行なわれる。また、ホストコ
ンピュータ10から送られて来るのが通常のコマンドの
場合は、データ受信部31,データ識別部61,コマン
ド解析部“B”65,書き込み処理部67,受信バッフ
ァ35,実行部68(コマンド実行部“B”68b)と
データが移行し、処理が行なわれる。
【0050】ここで、ホストコンピュータ10からコマ
ンド体系BのHDAデータ(「“?”“!”“!”“?
”」)が送られて来ると、それがデータ識別部61によ
りHDA機能処理部“B”63を介してコマンド解析部
“B”65に送られてヘッダ部が認識される。そして、
このコマンド解析部“B”65により認識されたデータ
長分のデータがHDA機能処理部“B”63により、2
バイトデータから1バイトデータに変換される。 変換後のデータは、コマンド解析部“B”65,書き込
み処理部67,受信バッファ35,実行部68(コマン
ド実行部“B”68b)とデータが移行し、処理が行な
われる。
【0051】ここで、ホストコンピュータ10からコマ
ンド体系AのHDAデータ(「“?”“&”“&”“?
”」)が送られて来ると、それがデータ識別部61によ
りHDA機能処理部“A”62を介してコマンド解析部
“A”64に送られてヘッダ部が認識される。そして、
このコマンド解析部“A”64により認識されたデータ
長分のデータがHDA機能処理部“A”62により、2
バイトデータから1バイトデータに変換される。 変換後のデータは、コマンド解析部“A”64,書き込
み処理部67,受信バッファ35,実行部68(コマン
ド実行部“A”68a)とデータが移行し、処理が行な
われる。そして、HDA形式のデータ終了後のデータは
、コマンド解析部“B”65により処理が行なわれる。
【0052】このように、HDA機能を使用することに
より、つまりコマンド体系を区別するための識別子をコ
マンドに付加してホストコンピュータから出力すること
により、コマンド体系変更用コマンドを用いなくて済む
ようになり、コマンド体系相互の重複コマンドを意識せ
ずに済むようになる。
【0053】即ち、従来は、タイプB1エミュレート機
種の自社コマンド(タイプA)シンタックスは、タイプ
B1コマンドとの重複を避けて、A1群というコマンド
にし、タイプB2エミュレート機種の自社コマンドシン
タックスは、タイプB2コマンドとの重複を避けて、A
2群というコマンドにし、…、というように、エミュレ
ート対象が多くなればなるほど自社コマンドのシンタッ
クスが統一できず、何種類(A1〜An)も設計しなけ
ればならなかったのが、本発明を用いることにより、異
なるコマンド体系のコマンド解析プログラムを複数用意
しても、シンタックスは相互に影響を受けることがない
から、お互いに独自にシンタックスの定義ができ、従っ
て種々のエミュレート機種を多数開発しても、自社開発
コマンドのシンタックスは1つに統一することが可能と
なり、設計負担が激減する。
【0054】また、識別子付与処理及びデコード処理は
、既存のHDAシステムを活用するため、容易に実現で
きる。
【0055】なお、上記実施例では、コマンド体系をA
,Bの2種で説明したが、3種分以上搭載しても良い。 また、実施例では、既存のHDAシステムを応用したた
め、HDA機能処理部にてデータの2バイト→1バイト
変換処理が行なわれるが、コマンドの識別という点のみ
に関しては、必ずしも必要でないため、ホストコンピュ
ータ側及びプリンタ装置側で行なわれるデータのバイト
数変換処理(1バイト→2バイト→1バイト)は、省略
することも可能である。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
他社コマンドを意識して自社独自開発コマンドの定義を
設計する必要をなくすことができ、またコマンド解析プ
ログラムの切換えに電源断を必要としないプリンタ装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のプリンタ装置に於けるインタフェース
コントローラの機能ブロック図である。
【図2】(A)はHDA(ホスト・ダウンロード・アー
キテクチャ)方式に於けるホストコンピュータ側での処
理を説明するための図であり、(B)はHDA方式に於
けるプリンタ装置側での処理を説明するための図である
【図3】HDA機能を実現するためのプリンタ側の機能
的構成を示す図である。
【図4】実施例のプリンタ装置としてのページプリンタ
のブロック構成図である。
【図5】従来のプリンタ装置の方式を説明するための図
で、(A)はコマンド体系を切り換えるコマンドによる
方式Aを示す図、(B)は上記方式Aの適用されたプリ
ンタ装置のブロック構成図、(C)はコマンドプログラ
ムが格納された外付けROMの装着による方式Bを示す
図、(D)は既存のシンタックスを回避して新たなコマ
ンドを同一体系内に定義する方式Cを示す図である。
【符号の説明】
31…セントロデータ受信部、35…受信バッファ、6
1…データ識別部、62…HDA機能処理部“A”、6
3…HDA機能処理部“B”、64…コマンド解析部“
A”、65…コマンド解析部“B”、66…テキストデ
ータ解析部、67…書き込み処理部、68…実行部、6
8a…コマンド実行部“A”、68b…コマンド実行部
“B”、68c…CG出力部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  上位機器より送られて来る印字動作指
    定命令情報に従って印字動作処理を実行するプリンタ装
    置に於いて、それぞれ固有の文法に従った印字動作指定
    命令情報のみを翻訳し、対応する印字動作処理を指示す
    る複数の情報解析処理手段と、複数の文法の内の一つを
    有し且つ当該文法を識別するための文法識別子を含む印
    字動作指定命令情報を受ける受信手段と、上記受信手段
    で受けた印字動作指定命令情報の上記文法識別子を判別
    することによって当該印字動作指定命令情報の文法を区
    別し、上記複数の情報解析処理手段の内の、この区別さ
    れた文法をその固有の文法とするものに、上記受信した
    印字動作指定命令情報を与える判別手段と、を具備する
    ことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】  上記文法識別子は、ASCIIコード
    の特殊な組合せを含むことを特徴とする請求項1に記載
    のプリンタ装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01235670A (ja) * 1988-03-16 1989-09-20 Nec Corp 印字制御方式
JPH03142271A (ja) * 1989-10-30 1991-06-18 Canon Inc 印刷装置
JPH04130918A (ja) * 1990-09-21 1992-05-01 Ricoh Co Ltd コンピュータネットワークにおけるプリンタ共用方式

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