JPH04313366A - ストリッパブル塗膜形成方法 - Google Patents

ストリッパブル塗膜形成方法

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JPH04313366A
JPH04313366A JP2684991A JP2684991A JPH04313366A JP H04313366 A JPH04313366 A JP H04313366A JP 2684991 A JP2684991 A JP 2684991A JP 2684991 A JP2684991 A JP 2684991A JP H04313366 A JPH04313366 A JP H04313366A
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JP
Japan
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water
coating film
meth
film
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP2684991A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Okamoto
岡本 宣之
Tadayoshi Tatsuno
忠義 龍野
Seiji Kashiwada
清治 柏田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストリッパブル塗膜形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、自動車、車両、航
空機、機械部品、金属製家庭用品、その他鉄および非鉄
金属製品、木工品、ガラス製品、プラスチックス製品、
ゴム製品などに塗装を行なったもの、または塗装を必要
としないそのままのものなどが需要者の手にわたるまで
に輸送したり、屋内または屋外に一時保管することが多
く行なわれている。このような場合これらの製品が需要
者の手にわたるまでの期間(普通一般的には2〜12ケ
月またはそれ以上)において砂塵、鉄粉、塩類、酸類、
煤煙、昆虫の体液や死がい、鳥虫などのフン、太陽光線
、風雨及びその他の影響によってこれらの表面にキズ、
シミ、変色、汚染などが発生する。またこれらを除去す
るために労力と費用を要し、しかも商品価値が低下する
こともあるのでこれらの物品の表面を一時的に保護する
必要がある。
【0003】本出願人は、これらの物品の表面を一時的
に保護するためにすでに可剥離性被覆組成物(特公昭5
0−39685号公報)を提案した。しかしながら該組
成物を、例えば自動車外板などの塗膜の上に塗装して得
られる可剥離性被膜は、該被膜の膜厚が薄膜(約50μ
m 以下)で形成された場合に、屋外保管中に自動車外
板の塗膜と可剥離性の被膜との密着性が上がり人手によ
る剥離はもちろんのこと高圧温水洗浄機においても剥離
が困難となり、自動車の商品価値が失なわれるという欠
点があった。
【0004】上記可剥離性組成物の塗装は、通常、スプ
レー塗装により行なわれるが、該塗装で発生したダスト
部での剥離が難かしく、しかも屋外保管中に密着性が向
上し全く剥離ができなくなるという欠点があった。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者等は、前記し
た問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、水性
被膜の上に、特定のストリッパブル塗料を用いて形成さ
せたストリッパブル塗膜が長期間屋外にさらされた後も
、水又はアルカリ液で容易に剥離できるものであること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は基材に水性被膜を形成し、
続いてアクリロニトリル及び/又はメタクリロニトリル
を単量体成分として10〜60重量%含有するビニル系
共重合体を樹脂成分とする水性ストリッパブル塗料を塗
装してなるストリッパブル塗膜形成方法に関する。
【0007】本発明方法で用いる基材は、特に限定され
ないが熱硬化樹脂を主体とする成形品、積層物、塗膜、
注形品、化粧板などに適用すれば特に効果的であるがこ
れらの他に鉄、木工品、ガラス、熱硬化性樹脂以外の合
成樹脂を主体とした各種の物品にも適用することができ
る。
【0008】本発明方法で用いる水性被膜は、約20μ
m に調製したフリー連続被膜を20℃の水又はpH7
.1〜11のアルカリ液(20℃)に24時間浸漬、攪
拌を行なったのちフリー被膜を水又はアルカリ液から取
り出し乾燥を行なって式((試験前のフリー被膜重量部
−試験後のフリー被膜重量部)/試験前のフリー被膜重
量部)×100で求めた溶解率が約90重量%以上のも
のが好適に使用できる。
【0009】上記水性被膜は、例えば塩基性基含有化合
物、酸基含有化合物、ポリオール化合物、ポリエーテル
化合物、ポリエーテルポリオール化合物、フェノール化
合物、アミノ化合物、シリコン系化合物、フッ素系化合
物などの化合物及びこれらの化合物の変性並びにカゼイ
ン、植物性タンパク、ニカワ、ゼラチン、天然ゴム(ト
ラカントゴム、アラビアゴムなど)、デンプン、デキス
トリン、アルギン、メチルセルロース、ヒドロキシアル
キルメチルロース及びこれらの誘導体を水もしくは有機
溶剤に溶解もしくは分散させた溶液を塗布、乾燥を行な
うことにより形成できる。また、上記化合物(樹脂も含
む)は、必要に応じて酸又は塩基性化合物で中和させた
塩の化合物も使用できる。これらのものは1種もしくは
2種以上組合わせて使用できる。
【0010】上記した化合物の代表的な例としては、下
記したものが挙げられる。 (1) 塩基性基含有化合物としては、例えば塩基性基
含有モノマー(例えば)ノアルキル(メタ)アクリレー
ト、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、アミノアルキ
ル(メタ)アクリルアミド、第4級アンモニウム塩含有
(メタ)アクリレートを単独重合して得られるビニル系
合体もしくはその他のモノマー(例えば下記軟質及び硬
質モノマー)などから選択して使用できる。とのビニル
系共重合体、ナイロン、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂/
アミン付加物など)、アルキド樹脂などの樹脂並びにア
ミン系化合物(例えば脂肪族アミン、芳香族アミン、脂
環族アミン、脂肪族−芳香強アミン及びこれらの誘導体
又は変成物など)第4被アンモニウム系化合物(例えば
テトラアルキルアンモニウムなど)、イミダゾリン系化
合物などの化合物が挙げられる。
【0011】(2) 酸基含有化合物としては、例えば
酸基含有モノマー(例えば(メタ)アクリル酸、マレイ
ン酸、スルホエチル(メタ)アクリレート、モノメチル
ホスフェートアクリレートなど)を単独重合して得られ
るビニル系重合体もしくはその他のモノマー(例えば、
前記と同様のものから選択して使用できる。)とのビニ
ル系共重合体、特開平2−151667号公報に記載の
組成物、多塩基酸(フタル酸、イソフタル酸、アジピン
酸など)、多価アルコール(エチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、1,6ヘキサンジオール、トリメ
チロールプロパンなど)及び必要に応じて一塩基酸(ヒ
マシ油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸など)をカルボキシル基を
含有するように反応させて得られるアルキド樹脂、ロジ
ンなどの樹脂並びに脂肪酸系化合物、スルホン酸系化合
物、リン酸系化合物などの化合物などが挙げられる。
【0012】(3) ポリオール化合物としては、例え
ば水酸基含有モノマー(例えばヒドロキシエチル(メタ
)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、ビニルアルコール、アリルアルコールなど)を単
独重合して得られるビニル系重合体もしくはその他のモ
ノマー(例えば前記と同様のものから選択して使用でき
る。)とのビニル系共重合体、前記多塩基酸、多価アル
コール及び必要に応じて一塩基酸を水酸基を含有するよ
うに反応させて得られる樹脂並びに多価アルコール(例
えばネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン
など)が挙げられる。
【0013】(4) ポリエーテル化合物としては、例
えば、エーテル基含有モノマー(例えばメチルビニルエ
ーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテ
ル、シクロペンチルビニルエーテルなど)を単独重合し
て得られるビニル系重合体もしくはその他のモノマー(
例えば前記と同様のものから選択して使用できる。)と
のビニル系共重合体などが挙げられる。
【0014】(5) ポリエーテルポリオール化合物と
しては、例えばポリアルキレングリコール(メタ)アク
リレート(例えば、ポリエチレングリコールモノ(メタ
)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ
)アクリレートなど)を単独重合して得られるビニル系
重合体もしくはその他のモノマー(例えば前記のものか
ら選択して使用できる。)とのビニル系共重合体、並び
にポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシ
エチレンアルキルフェノールエーテル類、ポリオキシエ
チレンアルキルエステル類などの化合物などが挙げられ
る。
【0015】(6) アミノ化合物としてはC1〜3 
アルコキシ化メラミン又は尿素樹脂などが挙げられる。
【0016】水性被膜を形成する上記溶液において、必
要に応じて充填剤、表面調整剤、増粘剤、ハジキ防止剤
などを配合することができる。
【0017】水性被膜は、上記基材表面の一部もしくは
全面に上記溶液を、例えばエアースプレー塗装、エアー
レススプレー塗装、刷毛(又は布、スポンジなど)塗装
、ローラー塗装などの手段で塗布したのち、乾燥するこ
とによって得られる。該被膜の乾燥膜厚は、約0.1〜
20μm 、好ましくは1〜5μmの範囲が望ましい。 乾燥は、特に制限されないが、指触乾燥程度以上になれ
ば、次の工程である水性ストリッブルに塗料を塗布して
良いと考える。
【0018】本発明方法で用いる水性ストリッパブル塗
料は、アクリロニトリル及び/又はメタクリロニトリル
を単量体成分として10〜60重量%含有するビニル系
共重合体を樹脂成分とするものである。具体的にはアク
リロニトリル及び/又はメタクリロニトリル10〜60
重量%と酸モノマー20重量%以下と硬質モノマー10
〜50重量%と軟質モノマー90〜50重量%とを共重
含反応して得られるビニル系共重合体である該(メタ)
アクリロニトリルの含有量が10重量%を下回るとスト
リッパブル塗膜の強度が低下するので剥離作業性が悪く
なり、また60重量%を上回るとストリッパブル塗膜の
造膜性が低下したりするという欠点がある。
【0019】上記したモノマーにおいて、硬質モノマー
としてホモポリマーのTg(ガラス転移温度℃)が約1
0℃以上、好ましくは約15〜190℃範囲のもの並び
に軟質モノマーとしてホモポリマーのTgが約10℃未
満、好ましくは約9〜−70℃範囲のものが使用できる
。これらのモノマーとしては、例えばメタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリ酸n−ブチル、メタ
クリル酸iso−ブチル、メタクリル酸ter−ブチル
、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘキ
シル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン
などの如き硬質モノマー:メタクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸ステアリル、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i
so−ブチル、アクリル酸tert−ブチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリルなどの如き
軟質モノマーが挙げられる。また、酸モノマーとしては
(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマー
ル酸などが挙げられる。これらのモノマーは1種もしく
は2種以上組合わせて使用できる。上記したモノマー以
外にも(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)
アクリル酸ヒドロキシプロピルなどの如き水酸基含有モ
ノマーを必要に応じて使用できる。
【0020】本発明において、例えば、自動車用塗料と
して用いられている熱硬化性塗料塗膜を一時保護する場
合においては(メタ)アクリロニトリル:アクリル酸ブ
チル:アクリル酸=20〜40:80〜60:0.5〜
2(重量比)の組成を有する共重合体を主成分とする水
性ストリッパブル塗料が非常に有効である。
【0021】該ビニル系共重合体は、従来から公知の方
法、例えば乳化重合、溶液重合、懸濁重合などで製造で
きる。該乳化重合法での製造例を挙げると、例えば乳化
剤、保護膠質、分散媒および重合禁止剤をあらかじめ水
に溶解しておき、これらに窒素雰囲気中で目的とするモ
ノマーを徐々に加えながら均一に分散させる。このもの
を温度50〜80℃、好ましくは50〜60℃に加温し
たのち重合触媒を徐々に加えながら3〜8時間、好まし
くは6〜7時間乳化重合反応せしめたのちpHを7〜8
の範囲に調整する。最後に水性化物を安定化するために
保護膠質を添加することによって得られる。なお、上記
ビニル系共重合体は上記の各成分を一挙に配合して重合
反応せしめることは不可能ではないがこの重合反応は激
しい発熱反応のために上記の温度に保つように冷却する
必要がある。乳化剤としては、従来から公知のノニオン
性、アニオン性、両性イオンなどの乳化剤が使用できる
。保護膠質としてはポリビニルアルコール、ヒドロキシ
エチルセルロース、メチルセルロース、アルギン酸ソー
ダ、カゼイン酸ソーダ、カゼイン酸アンモニウム、ポリ
アクリル酸アンモニウム、ポリアクリル酸ソーダ、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルメチルエーテル、カルボキシメチルセルロース
、酢酸ビニルーマレイン酸共重合物などが使用できる。 分散媒としては乳化重合体との親和性をよくするための
親水性有機溶媒が好ましい。具体的にはメタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコールなど
が使用できる。また、重合触媒としては過硫酸アンモン
、過硫酸カリ、過硫酸アンモンと重亜硫酸ソーダとの混
合系、ヒドロ亜硫酸ソーダ、ピロ亜硫酸ソーダ、チオ硫
酸ソーダなどが使用できる。
【0022】また、溶液重合法では例えば前記親水性有
機溶媒中で重合触媒(アゾ系化合物、パーオキサイド系
化合物、ジアゾ系化合物など)の存在下で、通常約0〜
250℃、好ましくは約40〜180℃で約1〜24時
間反応を続けることによって行なうことができる。該溶
液重合法で得られた樹脂溶液は乳化剤もしくは中和剤(
アミン、アンモニアなど)などを用いて水中に分散され
る。得られた水分散液は減圧して脱溶剤を行なうことも
できる。
【0023】本発明方法で使用する水性ストリッパブル
塗料は、必要に応じて充填剤、着色剤、添加剤、増粘剤
などを配合することができる。
【0024】上記水性ストリッパブル塗料は、基材表面
の一部もしくは全部に形成させた水性被膜表面及び水性
被膜を一部形成させた残りの基材表面部分に前記と同様
の塗装手段で塗布し、続いて乾燥が行なわれる。乾燥は
通常、室温では1時間、加熱する場合には、例えば70
℃では10分間程度の加熱で良いと考える。
【0025】本発明方法において、例えば自動車塗装外
板の表面に水性ストリッパブル塗料を乾燥膜厚が約50
〜200μm になるようにスプレー塗装する際に、約
50μm 未満(ストリッパブル塗膜の剥離が困難とな
る膜厚)の薄膜が形成される塗装外板の周辺部(例えば
ドアー、ボンネット、ルーフなどの周りやフレームなど
)やダストが生じる部分(上記と同様の塗装外板の周辺
部)などに予じめ前記水性被膜を形成しておくことが好
ましい。
【0026】本発明方法で得られた塗膜は、特に水又は
pH7.1〜1Lのアルカリ液により容易に剥離できる
【0027】
【実施例】以下に実施例、比較例を挙げて本発明をさら
に具体的に説明する。なお実施例及び比較例中の「部」
及び「%」は重量基準である。
【0028】ストリッパブル塗料の製造例還流冷却器、
カキマゼ機、温度計、滴下ロートを装備した1Lのフラ
スコに部分ケン化ポリビニルアルコール(日本合成化学
工業(株)商品名ゴーセノールGH−17)0.53部
、メタノール5.3部、水37.74部を仕込み均一溶
液とする。次いで重亜硫酸ソーダ0.12部を加え均一
に溶解した後、窒素ガス雰囲気中でアクリロニトリル1
4.89部、アクリル酸ブチル34.19部、アクリル
酸0.14部の混合液を徐々に滴下し均一分散液とする
。この分散液を55〜60℃に加温し、別に用意した過
硫酸カリ0.05部の0.6%水溶液を徐々に滴下しな
がら7時間反応せしめてエマルションを得た。このエマ
ルションをアンモニア水でpH7.0に調整後2%のメ
チルセルロース水溶液(信越化学工業(株)製、商品名
メトローズ65SH)をエマルションに対し4重量%添
加してアクリル系エマルションを得た。得られたエマル
ションは固形分46.9重量%であった。
【0029】実施例及び比較例 パルボンド3050で表面処理した軟鋼版(厚さ0.8
mm、横300mm、縦300mm)にアミノアルキド
樹脂系塗料(関西ペイント(株)製、商品名、アミラッ
ク)を140℃、20分間焼付け塗装した塗板を基材と
し、該基材表面に表−1に記載の水性被膜形成用組成物
を、該基材の周辺にあらかじめ1〜5μm になる様に
スプレー塗装しておき、次いで上記製造例で得たストリ
ッパブル塗料を基材の周辺部分にダストがかかるように
、また、乾燥膜厚が約10μm 以下になるように、そ
して基材の中央近辺は約80μm になる様にスプレー
塗装し、70℃、20分間乾燥させて実施例1〜7及び
比較例用の塗板を得た。
【0030】試験結果をまとめて〔表−1〕に示した。
【表1】
【0031】(*1)  水性被膜形成用組成物・デン
カポバールB−03(デンカ(株)製品、商品名、粉末
、部分ケン化ポバール)の20%水溶液“被膜水溶解率
100%” ・デンカポバールK−05(デンカ(株)製品、商品名
、粉末、完全ケン化ポバール)の20%水溶液“被膜水
溶解率100%” ・PVP−K15(GAF  CORPORATION
製品、商品名、粉末、ポリビニルピロリドン)の20%
水溶液“被膜水溶解率100%” ・SF8410(東レダウコーニング(株)製品、商品
名、液体、ポリエーテル変性シリコーン)“被膜水溶解
率100%” ・HOE  WAX  KST(ヘキスト(株)製品、
商品名、粉末、モンタンワックス)の20%水分散液“
被膜水溶解率100%” ・シードコポリマー分散液(特開平2−151667号
公報実施例1記載の分散液、固形分36.5%)“被膜
アルカリ液溶解率100%) ・アクリルコポリマー(ブチルメタクリレート/ブチル
アクリレート/メタクリル酸=35部/35部/30部
)のアミン水溶液(樹脂固形分20%)“被膜アルカリ
液溶解率100%”
【0032】(*2)  高圧温水洗浄機((株)バン
ザイ製品、商品名CWH−P20)で吐出温度60℃、
吐出圧力70kg/cm2 の条件で試験板に塗布した
ダスト及び薄膜部に高圧温水をあてて剥離を行なった。 実施例1〜5及び比較例は上水を用い、また、実施例6
及び7はpH8アルカリ水を用いた。剥離性は下記の基
準で評価した。 ○:容易に剥離する。 △:剥離しにくい。 ×:かなり剥離しにくい。
【0033】(*3)  試験板を温度110℃で40
0時間放置したのち(*2)と同様な方法で剥離性を試
験した。
【0034】(*4)  Qパネル社製促進耐候性試験
機を用いたQUV促進バクロ試験による。 試験条件:紫外線照射  16H/60℃水  凝  
結    9H/50℃ を1サイクルとして480時間(20サイクル)試験し
た後(*2)と同様な方法で剥離性を試験した。
【0035】(*5)  (*3)で試験した塗膜の外
観変化を試験前のものと比較した。 ○:初期と変わらず良好 △:若干黄変が認められる。 ×:著しい黄変が認められる。
【0036】(*6)  (*4)で試験した塗膜の外
観変化を試験前のものと比較した。 ○:初期と変わらず良好 △:若干黄変が認められる。 ×:著しい黄変が認められる。
【0037】
【発明の効果】本発明方法により形成されたストリッパ
ブル塗膜はスプレーダストや薄膜においても水又はアル
カリ液により容易に剥離ができるといった優れた効果を
もつものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基材に水性被膜を形成し、続いてアク
    リロニトリル及び/又はメタクリロニトリルを単量体成
    分として10〜60重量%含有するビニル系共重合体を
    樹脂成分とする水性ストリッパブル塗料を塗装してなる
    ことを特徴とするストリッパブル塗膜形成方法。
JP2684991A 1991-01-28 1991-01-28 ストリッパブル塗膜形成方法 Pending JPH04313366A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5308647A (en) * 1992-10-13 1994-05-03 Minnesota Mining And Manufacturing Company Liquid spray masking composition and method
JPH0780398A (ja) * 1993-09-09 1995-03-28 Honda Motor Co Ltd 製造ライン構成
JPH0780399A (ja) * 1993-09-09 1995-03-28 Honda Motor Co Ltd ストリッパブルペイントの塗布方法
US7097876B2 (en) 1995-03-06 2006-08-29 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method for forming protective film of strippable paint on sprayed coating of automobile or other large-sized product
US11235349B2 (en) 2012-06-25 2022-02-01 3M Innovative Properties Company Devices for coating contoured surfaces

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