JPS6351478A - ブロツキング防止用塗膜材 - Google Patents

ブロツキング防止用塗膜材

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JPS6351478A
JPS6351478A JP19398086A JP19398086A JPS6351478A JP S6351478 A JPS6351478 A JP S6351478A JP 19398086 A JP19398086 A JP 19398086A JP 19398086 A JP19398086 A JP 19398086A JP S6351478 A JPS6351478 A JP S6351478A
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照夫 菊田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ブロッキング防止用塗膜材に関する。更に詳
しくは各種基材の両面に塗布しておくことによって、被
塗物を保護し、かつブロッキング現象を防止できると共
に必要に応じて種々の塗料を上塗りできるブロッキング
防止用塗膜剤にIOlする。
(従来の技術および発明が解決しようとする問題点) 従来、窯業系サイディング材、スレート瓦等の工場ライ
ンで製造される製品は製品としての付加価値と保1機能
を高めるために各種の塗料が塗装されているが、塗装後
の被塗物を積み重ねて保管した場合に剥離し難くなる謂
ゆるブロッキング現象の発生が問題となっている。この
様な現象を防止するために、通常ポリエチレンシート等
の合成紙を製品のあいだにはさむことによって、ブロッ
キング現象を防止していた。
しかしこの様な合成紙は使用時においては不要のもので
使い捨てされており、ブロッキング現象を防止する以外
の目的すなわち製品の保:!1能は全く果たすことがで
きずコスト面において大きな問題を有している。ブロッ
キング現象を防止する為の他の方法としては塗膜に離型
性を付与する物質、例えばポリエヂレンワックスエマル
ションやコロイダルシリ等を単独で、又は他の水系の樹
脂に添加して得られる処理剤で予め基材を塗装処理して
おく方法がある。この様な離型性を付与する物質の使用
はブロッキング現象を防止することにおいては充分にそ
の目的を達成しうるが、塗膜自体の耐久性に劣る為に長
期に亘って被塗物を保護することが困難である。また他
の塗料や接着剤に対するW!着性が悪く、被塗物に各種
の塗料を上塗りする際の塗装性が低下したり、被塗物を
構築物に接着する際の接着力が低下する不都合があった
。ブロッキング現象を防止する方法としては、更に硬質
のポリマー被膜を基材に形成しておくのが有効であるが
、通常のエマルション樹脂を用いると充分な耐ブロッキ
ング性を得ようとすれば成膜性が著しく低下する難点が
ある。この改善の為の成膜助剤等の使用は逆に耐ブロッ
キング性を低下させたり、被膜の経時変化を大きくした
りする。
(問題点を解決するための技術的手段)本発明者らは、
この様な現状に鑑み鋭意研究を重ねた結果、特定組成で
かつ特定構造のエマルション樹脂を塗膜剤に用いる事に
よって、上記問題点が一挙に解決される事を見い出し、
本発明′を完成することに至った。
即ち、本発明は、 分子内にカルボキシル基を含有する重合性単量体(a)
0.1〜10f!1ffi%及びその他の重合性単量体
(b)90〜99.9重1% <(l、(a)+ (b
)は100重量%である。)からなる重合性単量体成分
を多段乳化重合して得られる多段重合共重合体であって
、かつ第1段目の重合体成分のTgが30℃以上であり
、RtI段目の重合体成分のTQが20’C以下である
ブロッキング防止用塗膜剤に関するものである。
本発明において用いられる分子内にカルボキシル基を含
有する重合性単」体(a) (以下、単口体(a>とい
う。)は分子内にカルボキシル基を有する重合性411
体であれば特に制限されず、例えば(メタ)アクリル酸
、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、モ
ノメチルフマレート、モノエチルフマレート、モノメチ
ルマレエート及びモノエチルマレエートなどの不飽和カ
ルボン酸類又はその誘導体などを挙げる事ができ、これ
らの1種又は21!以上を用いる事ができる。本発明に
おいて、単量体(a>は全重合性単量体成分中0.1〜
10重社%の笥囲で使用する。im体(a)の使用層が
0.111%未満の場合は、多段乳化重合時の安定性が
低下したり、各$1基材に対する密着性が低下し、逆に
10重研%を越えて多聞の場合は得られる11!膜の耐
水性が低下するので共に好ましくない。
本発明において用いられるその他の重合性単量体(b)
 (以下単量体(b)という。)としては、me体(a
)と共重合可能な単口体であれば特に制限されず、例え
ばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリ
レート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレートなどの(メタ)アクリル酸エステル類;スチ
レン、α−クロルスチレン、ビニルトルエンなどの芳香
族不飽和単量体類;フッ化ビニル、塩化ビニルなどのハ
ロゲン化ビニル類:(メタ)アクリロニトリルなどの不
飽和シアン化合物類;酢酸ビニル、ブOピオン酸ビニル
などのビニルエステル類;ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
などのヒドロキシル基含有不飽和単同体類;(メタ)ア
クリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド
などの不飽和酸アミド又はその誘導体類;ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレートなどのアミノ基含有不飽
和単量体類ニジビニルベンゼン、工チレングリコールジ
(メタ)アクリレートなどの多官能性不飽和単聞体類;
グリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエ
ーテルなどのグリシジル基含有不飽和単量体類などを挙
げる事ができ、これらの1種又は2種以上を使用する事
ができる。1lffi体(b)は全重合性単量体成分中
90〜99.9重石%の範囲で使用する。更に本発明に
おいては、耐候性の面で単量体(b)の30重1%以上
が(メタ)アクリル酸エステル類である事が望ましい。
本発明のブロッキング防止用塗膜剤は前記単量体(a)
及び(b)からなる重合性単量体(a)成分を水性媒体
中で多段乳化重合して得られるものであるが、この際第
1段目の重合体成分のToが30’C以上、好ましくは
45℃以上であり、最後段目の重合体成分のTgが20
℃以下、好ましくは0℃以下である事を必要とする。こ
こでいう多段乳化重合とは、まず、前記重合性単量体成
分の中から、一部成分をその重合体のTgが30℃以上
となるように選び、この一部成分を第1段目として公知
の乳化重合法で乳化重合し、得られた重合体成分の存在
下に、残りの車積体成分を用いて第2段目以降の乳化重
合を逐次行う方法である。この際、第2段目以降は第1
段目で用いた残りのO1囚体成分を全1用いて2段重合
としてもよく、あるいは適宜分割して3段以上の重合と
してもよい。そして最後段目にその重合体成分のTgが
20’C以下となるようにすればよい。多段乳化重合と
しては通常2〜3段の重合が用いられる。これ以上の多
段で重合しても特に性能の向上は期待できず、かえって
製造時の煩雑さを招くだけである。本発明のブロッキン
グ防止用mm剤は、第1段目の重合体成分と最後段目の
重合体成分のそれぞれのTgを前記で規定した通りとす
る必要がある。第1段目の重合体成分のToが30℃以
下の場合は、耐ブロッキング性が発現しなくなり、最後
段目の重合体成分のTgが20℃以上の場合は、これを
用いた塗料の成膜性が低下し、塗膜形成時に造膜助剤を
必要としたり、乾燥にts虐を必要とする様になるので
共に好ましくない。更に、ブロッキング防止用塗膜剤を
得るに際し、第1段目の重合体成分を該共重合体嗜好ま
しくは20〜90重1%、より好ましくは35〜701
1ffi%の恐、又、最後段目の重合体成分を該共重合
体嗜好ましくは10〜80重M%、より好ましくは30
〜65重囚%のmとする事ができる。第1段目の重合体
成分及びi後段目の重合体成分の量をこの範囲の僅とす
る事により、塗膜の耐ブロッキング性と成膜性とを共に
高いレベルで両立でき、ひいては耐久性を始めとする塗
膜性能が著しく向上したブロッキング防止用塗膜剤が得
られるものである。
本発明において、多段乳化重合に用いられる重合開始剤
としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸
化水素、ブチルハイドロパーオキサイド等の公知の水溶
性もしくは油溶性開始剤を挙げる事ができる。またこの
時還元剤として亜硫酸水素ナトリウム、し−アスコルビ
ン酸等を用いてレドックス系開始剤としてもよい。また
、乳化剤としてはラウリル硫酸ナトリウム等のアニオン
系活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のノ
ニオン系活性剤が用いられるが、場合によっては乳化剤
の不存在下に重合することもできる。本発明では更に重
合時に分子1:l[を目的としてラウリルメチルメカブ
タンの様な連鎖移動剤を使用しても良い。
上記手順に従って重合した本発明のブロッキング防止用
塗膜剤は必要に応じ塩基性化合物で中和しても良い。使
用できる塩基性化合物としては例えばアンモニア、トリ
エチルアミン、モルホリン、水酸化ナトリウム等を挙げ
ることができる。
更に本発明のブロッキング防止用塗膜材に必要に応じて
公知の添加剤、例えば造膜助剤、顔料、充填剤、トナー
、湿潤剤、帯電防止剤等を配合することは自由である。
(発明の効果) 本発明の10ツキング防止用塗膜材は、第1段目の重合
体成分のTgが30℃以上であり、!I侵段目の重合体
成分のTgが20℃以下である多段重合共重合体である
為に、高度の耐ブロッキング性と充分な成膜性を有し、
かつ成膜侵の経時変化の少ない塗膜が得られる。更に第
1段目の重合体成分と最後段目の重合体成分を特定の範
囲の量とする事により耐久性を始めとする塗膜性能が苔
しく向上したものである。従って本発明のブロッキング
防止用FIi膜材を塗装した被塗物は長期間に亘って塗
装置後の状態を保持できる。また、本発明のブロッキン
グ防止用塗膜材は各種の塗料の上塗り適性にも優れてい
る為に、各lll5材の両面に予め該塗膜剤を塗装して
おく事により、その片面に塗料を容易に塗布でき、しか
も塗布した後の被塗物を積載した際のブロッキング現象
を防止できる。即ち本発明のブロッキング防止用塗膜材
上に塗料を塗布することによって塗料塗膜面の補強が施
される上かつ反対面のブロッキング防止用塗膜材と接触
する為、良好なブロッキング防止能を発現させることが
可能となる。また本発明のブロッキング防止用塗膜材を
塗料に添加することによっても塗料塗膜のブロッキング
防止管を向上させることも可能である。従って、本発明
のブロッキング防止用塗膜材は、例えば無様建材、金属
、紙、プラスチック、木材、等の基材に対し、極めて有
効に使用できるものである。
(実施例) 以下実施例によって本発明の詳細な説明するが、本発明
は以下の実施例によって限定されるものではない。なお
、例中の部は特にことわりのない限り重量による。
実施例1 攪拌器、還流冷却器、滴下〇−ト、温度計を備えた11
のセパラブルフラスコに脱イオン水500部、ラウリル
硫酸ナトリウム8部を仕込んだ侵、窒素ガスを吹込みな
がら、攪拌下に70℃まで昇温した。しかる後メタクリ
ル酸メチル80部、スチレン80部、ブチルアクリレー
ト36部、メタクリル酸4部からなる重合性単量体混合
物(A)(ガラス転移温度60℃)を第1段目として1
時間にわたって均一に滴下した。この時同時に10%の
過硫酸アンモニウム水溶液10部を1時間にわたって均
一に滴下した。その後1時間熟成を行なった後、メタク
リル酸メチル80部、ブチルアクリレート116部、メ
タクリル酸4部からなる重合性単鎖体混合物(B)(ガ
ラス転移温度−8℃)を最後段目として1時間にわたっ
て均一に滴下した。この時同時に10%の過硫酸アンモ
ニウム水溶液10部を1時間にわたって均一に滴下した
。その後1時間熟成を行なった。冷21125%のアン
モニア水を6.3部添加し、中和を行なった。こうして
冑た塗膜材(1)は不揮発分43.5%、PH9,0、
粘度95C1)S (B型粘度計、No。
10−ター、30rpm、25℃> 、i低ag+温度
25℃の特数値を示した。得られた塗膜材(11100
部に対して、造膜助剤C8−12(チッソ■製)3部を
加えて、より)!拌して均一にした。この造膜助剤を含
んだ塗膜材(1)を2枚のフレキシブルボードの両面に
スプレーで100Q/cff1mfllた後、100℃
の熱風乾燥礪内で5分間(風速1m/S)乾燥した後こ
の片面に下記配合の塗料(1)をスプレーで200a/
i塗布し、100℃の熱風乾燥鍬内で5分間(風速1m
/S)乾燥させた。
こうして得た被塗物の表面温度が70℃になった時点で
塗膜材(1)の塗膜面と塗料(1)の塗膜面とを重ね合
わせて、プレスで5&y/aJの圧力を70℃で30分
間加えた。
こうして加圧した2枚のフレキシブルボードは、加圧終
了侵無抵抗に剥離し、塗装面は何ら損傷がなかった。ま
た、上記試験に用いたのと同じ条件で塗装したテストピ
ースの塗膜性能試験結果を第1表に示した通りであった
記     塗  料  (1) 水                        
     64.6デモールEP(花王謹製)2.O ノブコ8034 (サンノブコ@製)0.3酸化チタン
(ルチル型)          60.0アクリセツ
ト210[146,7 (日本触媒化学工業■製) C3−12(チッソ■製)9.5 合     計                  
 283.6実施例2 実施例1で用いたのと同じセパラブルフラスコに脱イオ
ン水500部を仕込んだ後、窒素ガスを吹込みながら、
攪拌下に75℃まで昇温した。しかる後あらかじめ調整
をしておいたスチレン12011i1m、アクリロニト
リル20部、エチルアクリレート58部、イタコン酸2
部(以上の重合単量体混合物のガラス転移温度53℃)
、レベノールWZ(花王■製、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテルla酸ナトリウムの25%水溶液6
部、25%水溶液のノニボール200 (三洋化成■製
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)4部、過
&[Iアンモニウム1部、脱イオン水69部からなるプ
レエマルション混合物(C)を第1段目として1時間に
わたって均一に滴下した。この1ff110%の亜硫酸
水素ナトリウム水溶液5部を10分毎に均等に分割添加
した。その後1時間熟成を行なった後スチレン64部、
ブチルアクリレート35部、アクリル酸180(以上の
重合性単量体混合物のガラス転移温度25℃ン、レベノ
ールW23部、25%水溶液のノニポール2002部、
過硫酸アンモニウム0.5部、脱イオン水34.5部か
らなるプレエマルション混合物(D)を第2段目として
30分かけて均一に滴下した。この間10%の亜硫酸水
素ナトリウムエキ2.5部を10分毎に均等に分割添加
した。その後30分間熟成を行なった後スチレン50部
、2−エチルへキシルアクリレート48部、メタクリル
w12部(以上の重合性用m体混合物のガラス転移温度
−7℃)、レベノールW2 3部、25%水溶液のノニ
ボール200 2部、過硫酸アンモニウム0.5部、脱
イオン水34.5部からなるプレエマルション混合物(
E)を最後段目として30分かけて均一に滴下した。こ
の間10%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.5部を1
0分毎に均等に分割添加した。その後60分間熟成を行
なった。冷IA後、25%のアンモニア水を6部添加し
中和を行なった。
こうして得られた塗膜材(2)は不揮発分42.2%、
PH9,0、粘度250CpS(B型粘度計、N012
0−ター、30rpm、25℃)、最低造膜温度23℃
の特数値を示した。
この塗膜材(2)を用いて実施例1と同様にしてブロッ
キング現象防止性試験を行った結果、2枚のフレキシブ
ルボードは加圧終了後無抵抗に剥離し、塗装面は何ら損
傷がなかった。また、塗膜性能試験結果は第1表に締め
下通りであった。
比較例1 実施例1において、第1段目に重合単1体温に用いたプ
レエマルション混合物(C)の倍m合物(B)を、また
、fA侵段目に重合性単1体混合物(A>を用いた以外
は実施例1と同じ操作をくり返して、比較用塗膜材(1
)を得た。、得られた比較用塗膜材(1)の特数値は不
揮発分4363%、PH9,0、粘度110CpS、最
低造膜温度55℃を示した。この比較用塗膜材(111
00部に対してC3−12を8部加えて、よく攪拌して
均一にした。これを実施例1と同じ方法で塗装したテス
トピースを用いてブロッキング現象防止性試験及び塗膜
性能試験を行なった。ブロッキング現象防止性試験の結
果、ブロッキング現象が生じ2枚の塗装板は剥離できな
かった。また、塗膜性能試験結果は第1表に示した通り
であった。
比較例2 実施例2において、プレエマルション混合物の(D)及
び(E)による第2段目及び最後段目の重合を行わずに
第1段目に用いたプレエマルション混合物(C)のみ(
この際、実施例2とした。)の重合とする以外は実施例
2と同じ操作をくり返して、比較用塗膜材(2)を得た
この比較用塗膜材(りは不渾発分42.3%、PH9,
0、粘度180cps、@低造gt温度83℃の特数値
を示した。この比較用塗膜材(2はそのままでは成膜し
なかったので、造膜助剤C8−12を比較用塗膜材+2
1100部に対して6部加えて、よく攪拌して均一にし
たものを用いて実施例2と同様にしてブロッキング現象
防止性試験を行った結果、ブロッキング現象が生じ剥離
した被塗物は塗膜が著しくn傷していた。また、塗膜性
能試験結果は第1表に示した通りであった。
比較例3 !f!I!llを塗装していない2枚のフレキシブルボ
ードのそれぞれの片面に、塗料(1)をスプレーで20
0g/aI塗布し、100℃の熱風乾燥機内で5分間(
II速1m/S)乾燥した。
こうして得た被塗物の表面温度が70’Cになった時点
で、ポリエチレンシートを間に挟んで塗料(1)の塗膜
面と裏面とを重ね合わせて、プレスで5 K9 / a
iの圧力を70℃で30分加えた。
こうして加圧した2枚のフレキシブルボードとポリエチ
レンシートは加圧終了後、剥離する際に若干の抵抗があ
ったが、塗膜面は特に損傷は見られなかった。しかしな
がらその塗膜性能結果は第1表に示した通り、本発明の
!!!膜材を予め塗装しておいた場合に比べ劣っていた
比較例4 2枚のフレキシブルボードのそれぞれの片面に市販の自
己乳化性ポリエチレンワックスエマルション(25%水
性液)をスプレーで1000/d塗布し、100℃の熱
風乾燥機内で5分間(速1m、/S)乾燥した侵、反対
の面に塗料〈1)をスプレーで200g/Cri塗布し
、100℃の熱風乾燥機内で5分間(速1m/S)乾燥
させた。
こうして得た被塗物の表面温度が70’Cになつた時点
でポリエチレンワックスエマルションの塗膜と塗料(1
)の塗膜面とを重ね合せて、プレスで5Ky/mの圧力
を70℃で30分加えた。
こうして加圧した2枚のフレキシブルボードは加圧終了
後、無抵抗に剥離したが、塗装面にはポリエチレンワッ
クスエマルション塗膜の破、屯、 片が数央付看していた。また、その塗膜性能は第1表に
示した通り、本発明の塗膜材を用いたものに比べ劣って
いた。
第1表 耐ブロツキング性試験結果と保!!機能(試験
方法) 耐ブロッキング性;各実施例通り 鉛 !I5! 度:JIS K−5400透  水  
ffi;JIS  A−6910耐  湿  性;50
℃、98%RH以上 48時間耐 溶 剤 性:酢酸エ
チルをテストピース上に1cal下し、時計皿で1時間
ふたをした後、とり除き、塗膜の外観を1!察した。
耐  候  性;サンシャインウェザ−・オ°−・メー
ターi、ooo時間 特許出願人  日本触媒化学工業株式会社手  続  
補  正  の   (自発)昭和62年 8月 5日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分子内にカルボキシル基を含有する重合性単量体(
    a)0.1〜10重量%及びその他の重合性単量体(b
    )90〜99.9%(但し、(a)+(b)は100重
    量%である。)からなる重合性単量体成分を多段乳化重
    合して得られる多段重合共重合体であって、かつ第1段
    目の重合体成分のTgが30℃以上であり、最後段目の
    重合体成分のTgが20℃以下であることを特徴とする
    ブロッキング防止用塗膜材。 2、多段重合共重合体中、第1段目の重合体成分が20
    〜90重量%、最後段目の重合体成分が10〜80重量
    %の範囲の割合である特許請求の範囲第1項記載のブロ
    ッキング防止用塗膜材。
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