JPS61266420A - 水性分散組成物 - Google Patents
水性分散組成物Info
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- JPS61266420A JPS61266420A JP10704585A JP10704585A JPS61266420A JP S61266420 A JPS61266420 A JP S61266420A JP 10704585 A JP10704585 A JP 10704585A JP 10704585 A JP10704585 A JP 10704585A JP S61266420 A JPS61266420 A JP S61266420A
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- carboxylic acid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は水性分散組成物に関する。さらに詳しくは、紙
、金属、プラスチックなどの接着剤、コーティング剤、
表面処理剤、ヒートシール剤など、中でもとくにヒート
シール剤に有利に用いうろ水性分散組成物に関する。
、金属、プラスチックなどの接着剤、コーティング剤、
表面処理剤、ヒートシール剤など、中でもとくにヒート
シール剤に有利に用いうろ水性分散組成物に関する。
エチレン、α、β−不飽和カルボン酸及びα、β−不飽
和カルボン酸塩共重合体と、単独の重合体としたときに
ガラス転移温度が70℃以上となるような単量体の群ビ
)より選ばれた1種以上と、これに共重合可能で単独の
重合体としたときにガラス転移温度が50℃以下のガラ
ス転移温度となりうる他の単量体の群(D)より選ばれ
た1種以上を共重合して得た共重合体組成物からなる水
性分散体が等開開571137339号公報で提案され
ている。該提案では、単量体の群ピ)としてスチレン系
炭化水素回を、また単量体の群(D)としてα、β−不
飽和カルボン酸エステル(e)をそれぞれ選び得ること
が示されているが、グラフト率が10重量%以上が好ま
しいとしてはいるものの、はとんど検討は行われておら
ず、僅かに実施例1にグラ7ト率が41%の例が示され
ているのみでらる。
和カルボン酸塩共重合体と、単独の重合体としたときに
ガラス転移温度が70℃以上となるような単量体の群ビ
)より選ばれた1種以上と、これに共重合可能で単独の
重合体としたときにガラス転移温度が50℃以下のガラ
ス転移温度となりうる他の単量体の群(D)より選ばれ
た1種以上を共重合して得た共重合体組成物からなる水
性分散体が等開開571137339号公報で提案され
ている。該提案では、単量体の群ピ)としてスチレン系
炭化水素回を、また単量体の群(D)としてα、β−不
飽和カルボン酸エステル(e)をそれぞれ選び得ること
が示されているが、グラフト率が10重量%以上が好ま
しいとしてはいるものの、はとんど検討は行われておら
ず、僅かに実施例1にグラ7ト率が41%の例が示され
ているのみでらる。
しかしながら本発明者らの検討によれば、スチレン系炭
化水素(d)とα、β−不飽和カルボン酸エステル(f
3)の共重合においては該公報に具体的に開示されてい
るような共重合体の水性分散体をプラスチックフィルム
や紙のヒートシール剤として用いた場合、低温ヒートシ
ール性にはやや優れているもののホットタック性は未だ
充分とは言えなかった。
化水素(d)とα、β−不飽和カルボン酸エステル(f
3)の共重合においては該公報に具体的に開示されてい
るような共重合体の水性分散体をプラスチックフィルム
や紙のヒートシール剤として用いた場合、低温ヒートシ
ール性にはやや優れているもののホットタック性は未だ
充分とは言えなかった。
本発明はとくにプラスチックフィルム等のヒートシール
剤として用いた場合に、ヒートシール強度を低下させる
事なく、優れたホットタック性を与える水性分散組成物
を提供するにある。
剤として用いた場合に、ヒートシール強度を低下させる
事なく、優れたホットタック性を与える水性分散組成物
を提供するにある。
本発明は、エチレン(a)、α、β−不飽和カルボ/酸
(b)及びα、β−不飽和カルボン酸金属塩(c)とか
らなり、(b)と(c)の合計含量が4ないし7モル%
の範囲にあり、(c)のCb’)に対する含量モル比が
1ないし1.8の範囲にある共重合体(A)(以下、ア
イオノマーともいう)100重量部に対し、水性分散状
態下、スチレン系炭化水素(d)およびα、β−不飽和
カルボン酸エステル(e) t、(d)、!=(e)の
合計量が15ないし75重量部でかつ(e)の(d)に
対する重量比が0.5ないし2の範囲でグラフト重合さ
せてなり、(A)への(d)と(e)の全グラフト率を
60重量%以上である共重合体組成物からなる水性分散
組成物を要旨とするものである。
(b)及びα、β−不飽和カルボン酸金属塩(c)とか
らなり、(b)と(c)の合計含量が4ないし7モル%
の範囲にあり、(c)のCb’)に対する含量モル比が
1ないし1.8の範囲にある共重合体(A)(以下、ア
イオノマーともいう)100重量部に対し、水性分散状
態下、スチレン系炭化水素(d)およびα、β−不飽和
カルボン酸エステル(e) t、(d)、!=(e)の
合計量が15ないし75重量部でかつ(e)の(d)に
対する重量比が0.5ないし2の範囲でグラフト重合さ
せてなり、(A)への(d)と(e)の全グラフト率を
60重量%以上である共重合体組成物からなる水性分散
組成物を要旨とするものである。
本発明で用いるアイオノマー(A)は特定の構成成分含
量を有するものである。すなわち、エチレン(a)、α
、β−不飽和カルボン酸(b)及びα、β−不飽和カル
ボン酸金属塩(c)とからなり、(b)と(c)の合計
含量が4ないし7モル%の範囲にあり、好ましくは4.
5ないし5.5モル%の範囲にあり、(c)の(b)に
対する含量モル比が1ないし1.8の範囲にあり、好ま
しくは1.1ないし1.5の範囲にあるものである。(
b)と(c)の合計含量が上記必須範囲より外れる場合
は、4モル%以下では安定な水性分散体が得にくくなり
、7モル%以上では樹脂の凝集力が低下するため接着力
不足となり、(c)の(b)に対するモル比が上記必須
範囲より外れる場合は、やはり安定な水性分散体を得る
事が困難となる。
量を有するものである。すなわち、エチレン(a)、α
、β−不飽和カルボン酸(b)及びα、β−不飽和カル
ボン酸金属塩(c)とからなり、(b)と(c)の合計
含量が4ないし7モル%の範囲にあり、好ましくは4.
5ないし5.5モル%の範囲にあり、(c)の(b)に
対する含量モル比が1ないし1.8の範囲にあり、好ま
しくは1.1ないし1.5の範囲にあるものである。(
b)と(c)の合計含量が上記必須範囲より外れる場合
は、4モル%以下では安定な水性分散体が得にくくなり
、7モル%以上では樹脂の凝集力が低下するため接着力
不足となり、(c)の(b)に対するモル比が上記必須
範囲より外れる場合は、やはり安定な水性分散体を得る
事が困難となる。
アイオノマー(A)の構成成分であるα、β−不飽和カ
ルポン#、(b)としては、アクリル酸、メタクリル酸
、フマール酸、イタコン酸、マレイン酸などを例示でき
、またα、β−不飽和カルボン酸金属塩(c)としては
、上記酸のナトリウム、カリウム、リチウム塩を例示で
きる。とくに好ましい(b)成分としてはメタクリル酸
が、また(c)成分としてはメタクリル酸ナトリウム塩
を挙げることができる。アイオノマー(A)の構成成分
として前記(a)、 (b)および(c)成分のほかに
前記α、β−不飽和カルボン酸のエステル、例えばアク
リル酸やメタクリル酸の直鎖若しくは分校状低級アルキ
ルエステル、前記α、β−不飽和カルボン酸のアンモニ
ウム塩、酢酸ビニル等ノビニルエステル、ビニルアルコ
ール等が含まれてもよいが、これらはα、β−不飽和カ
ルボン酸金属塩(c)の含量モルの通常半量以下である
ことが安定した水性分散体を得るのに必要である。なお
% (a)1 (b)および(c)成分の前記必須範囲
等の算定には、該他の成分は含まれない。
ルポン#、(b)としては、アクリル酸、メタクリル酸
、フマール酸、イタコン酸、マレイン酸などを例示でき
、またα、β−不飽和カルボン酸金属塩(c)としては
、上記酸のナトリウム、カリウム、リチウム塩を例示で
きる。とくに好ましい(b)成分としてはメタクリル酸
が、また(c)成分としてはメタクリル酸ナトリウム塩
を挙げることができる。アイオノマー(A)の構成成分
として前記(a)、 (b)および(c)成分のほかに
前記α、β−不飽和カルボン酸のエステル、例えばアク
リル酸やメタクリル酸の直鎖若しくは分校状低級アルキ
ルエステル、前記α、β−不飽和カルボン酸のアンモニ
ウム塩、酢酸ビニル等ノビニルエステル、ビニルアルコ
ール等が含まれてもよいが、これらはα、β−不飽和カ
ルボン酸金属塩(c)の含量モルの通常半量以下である
ことが安定した水性分散体を得るのに必要である。なお
% (a)1 (b)および(c)成分の前記必須範囲
等の算定には、該他の成分は含まれない。
本発明の組成物の製造に使用するスチレン系炭化水素(
d)としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、
ビニルトルエンなどを例示することができ、中でもスチ
レンが好畦しい。
d)としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、
ビニルトルエンなどを例示することができ、中でもスチ
レンが好畦しい。
〔α、β−不飽和カルボン酸エステル(e+))本発明
の組成物の製造に使用するα、β−不飽和カルボン酸エ
ステル(e)とし′Cは、例えば(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)ア
クリル酸5eC−ブチル、(メタ)アクリル酸1so−
ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等の(
メタ)アクリル酸アルキルエステル類を例示でき、中で
もアクリル酸n−ブチル(n−ブチルアクリレート)が
好ましい。
の組成物の製造に使用するα、β−不飽和カルボン酸エ
ステル(e)とし′Cは、例えば(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)ア
クリル酸5eC−ブチル、(メタ)アクリル酸1so−
ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等の(
メタ)アクリル酸アルキルエステル類を例示でき、中で
もアクリル酸n−ブチル(n−ブチルアクリレート)が
好ましい。
本発明の水性分散体組成物は、アイオノマー(8)の水
性分散状態下に、モノマーとしてスチレン系炭化水素(
d)およびα、β−不飽和力ルボン酸エステル(eりを
乳化グラフト重合させることにより得ることができる。
性分散状態下に、モノマーとしてスチレン系炭化水素(
d)およびα、β−不飽和力ルボン酸エステル(eりを
乳化グラフト重合させることにより得ることができる。
゛アイオノマー■の水性分散体は例えば特開昭51−6
2890号に開示された方法で得ることができる。また
グラフトさせる際には、通常過硫酸塩や有機過酸化物を
重合開始剤に用いる。
2890号に開示された方法で得ることができる。また
グラフトさせる際には、通常過硫酸塩や有機過酸化物を
重合開始剤に用いる。
これらの開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過酸化
ベンゾイル−ジメチルアニリン系などを挙げることがで
きる。さらに乳化グラフト変性重合に@しては、界面活
性剤は必らずしも使用しなくてもよいが、反応系の安定
のために使用することが好ましい。好んで用いられる界
面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、オレイン酸ナト
リウムなどを挙げることができる0 本発明の即成物を製造する際のモノマーであるスチレン
系炭化水素d)とα、β−不飽和カルボン酸エステル(
8)の使用量は、アイオノマー(A)100重量部に対
し、回と(e)の合計量が15ないし75重量部、好ま
しくは25ないし60重量部、す)のゆに対する町泄比
が0.5ないし2、好ましくは1な込し1.7の範囲で
ある。またモノマーd)とり)の合計使用量に対するア
イオノマー(3)へのグラフト率(全グラフト率)を6
0重量%以上とすることが必要であり、好ましくは75
重量%以上である〇モノマーゆとり)の合計量が15重
置部よりも少ないと得られるヒートシール剤の接着性に
欠け、75重量部を超えるとホントタンク性が欠けるよ
うになる。またモノマー(e)のU)に対する重量比が
0.5より小さいと同様に接着性に欠け、2を超えると
ホットタック性に欠けるほか塗工フィルムがベタつくよ
うになる。さらに全グラフト率が60%より小さい場合
も同様に接着性に欠けるようになる。
ベンゾイル−ジメチルアニリン系などを挙げることがで
きる。さらに乳化グラフト変性重合に@しては、界面活
性剤は必らずしも使用しなくてもよいが、反応系の安定
のために使用することが好ましい。好んで用いられる界
面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、オレイン酸ナト
リウムなどを挙げることができる0 本発明の即成物を製造する際のモノマーであるスチレン
系炭化水素d)とα、β−不飽和カルボン酸エステル(
8)の使用量は、アイオノマー(A)100重量部に対
し、回と(e)の合計量が15ないし75重量部、好ま
しくは25ないし60重量部、す)のゆに対する町泄比
が0.5ないし2、好ましくは1な込し1.7の範囲で
ある。またモノマーd)とり)の合計使用量に対するア
イオノマー(3)へのグラフト率(全グラフト率)を6
0重量%以上とすることが必要であり、好ましくは75
重量%以上である〇モノマーゆとり)の合計量が15重
置部よりも少ないと得られるヒートシール剤の接着性に
欠け、75重量部を超えるとホントタンク性が欠けるよ
うになる。またモノマー(e)のU)に対する重量比が
0.5より小さいと同様に接着性に欠け、2を超えると
ホットタック性に欠けるほか塗工フィルムがベタつくよ
うになる。さらに全グラフト率が60%より小さい場合
も同様に接着性に欠けるようになる。
本発明の組成物を製造する際には、上記モノマー@およ
び(81以外に本発明の効果を損わない範囲内で(メタ
)アクリル酸、アクリロニトリル、アクリルアミド等を
同時に用いてもよい。
び(81以外に本発明の効果を損わない範囲内で(メタ
)アクリル酸、アクリロニトリル、アクリルアミド等を
同時に用いてもよい。
C水性分散組成物〕
本発明の水性分散組成物には、アイオノマー(3)にモ
ノマーd)及びtelがグラフトしたグラフト物のほか
にモノマーd)及び(e)の単独洪)重合体が含まれる
が、通常これを除去する必要はない。本発明の組成物に
おける該グラフト物および単独@)M合体の合計濃度(
固形分濃度)は通常10ないし60、好ましくは20な
いし50重量%である。
ノマーd)及びtelがグラフトしたグラフト物のほか
にモノマーd)及び(e)の単独洪)重合体が含まれる
が、通常これを除去する必要はない。本発明の組成物に
おける該グラフト物および単独@)M合体の合計濃度(
固形分濃度)は通常10ないし60、好ましくは20な
いし50重量%である。
本発明の組成物には、上記成分のほかに目的に応じて本
発明の効果を害さない範囲内で各種乳化剤、増粘剤、顔
料、pH調整剤、結合剤、分散助剤、造膜助剤、滑剤、
ブロッキング防止剤、着色剤などを含むことができる。
発明の効果を害さない範囲内で各種乳化剤、増粘剤、顔
料、pH調整剤、結合剤、分散助剤、造膜助剤、滑剤、
ブロッキング防止剤、着色剤などを含むことができる。
で用途・効果〕
本発明の水性分散体組成物は、例えばI#開開開7−1
37339号公報に記載の如き用途に用いることができ
る。すなわち、紙、金属、プラスチック類に直接塗工し
て接着力の優れた熱接着剤となる。また該塗工で形成さ
れる塗膜量同志又は該塗膜と他の紙、金属、プラスチッ
ク類をヒートシールにより熱接着することもできる0 更に別の方法として1例えば二軸延伸ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム等に
ガスバリヤ−性を付与するために塩化ビニリデン系樹脂
層をコーティングしたり、あるいはこれらのフィルムと
本発明の組成物による塗膜との接着性を一層向上させる
目的でアンカー・コート剤を用いてもよい。後者におい
ては、前述のフィルムにあらかじめアンカー・コートを
施し、その上に本発明の組成物を塗工してヒートシール
可能な塗膜を形成させることもできる。この場合のアン
カー・コート剤としては、被塗工フィルムの種類によっ
て異なるが、ポリエチレンイミン系、ポリエステル系、
ポリウレタン系、ポリエーテル系、有機チタン系、ポリ
ブタジェン系などを用いることができる0 本発明の組成物の塗工に用いられる基材としては、一般
的に、クラフト紙、上質紙、コート紙等の紙や、アルミ
、鉄等の金属箔、板、シート類、及びアルミやクロム等
を鼾、フィルム等へ蒸着し、あるいはスパッタリング等
で金属光沢をもたせた基材の蒸着面等があげられる他、
プラスチック類としては、例えば、ポリエチレンや、エ
チレン酢酸ビニル共重合体、エチレン系アイオノマー等
のエチレン系樹脂、や、ポリスチレン、AS樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメタクリル酸メ
チル、ポリエステル、ナイロン等があげられ、これらの
シート、フィルム、成形物、発泡体等あらゆる形状のも
のに応用できることはもちろんである。また、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジェン共重合
体のような共重合体や、それらの混合物も含まれること
は当然である。
37339号公報に記載の如き用途に用いることができ
る。すなわち、紙、金属、プラスチック類に直接塗工し
て接着力の優れた熱接着剤となる。また該塗工で形成さ
れる塗膜量同志又は該塗膜と他の紙、金属、プラスチッ
ク類をヒートシールにより熱接着することもできる0 更に別の方法として1例えば二軸延伸ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム等に
ガスバリヤ−性を付与するために塩化ビニリデン系樹脂
層をコーティングしたり、あるいはこれらのフィルムと
本発明の組成物による塗膜との接着性を一層向上させる
目的でアンカー・コート剤を用いてもよい。後者におい
ては、前述のフィルムにあらかじめアンカー・コートを
施し、その上に本発明の組成物を塗工してヒートシール
可能な塗膜を形成させることもできる。この場合のアン
カー・コート剤としては、被塗工フィルムの種類によっ
て異なるが、ポリエチレンイミン系、ポリエステル系、
ポリウレタン系、ポリエーテル系、有機チタン系、ポリ
ブタジェン系などを用いることができる0 本発明の組成物の塗工に用いられる基材としては、一般
的に、クラフト紙、上質紙、コート紙等の紙や、アルミ
、鉄等の金属箔、板、シート類、及びアルミやクロム等
を鼾、フィルム等へ蒸着し、あるいはスパッタリング等
で金属光沢をもたせた基材の蒸着面等があげられる他、
プラスチック類としては、例えば、ポリエチレンや、エ
チレン酢酸ビニル共重合体、エチレン系アイオノマー等
のエチレン系樹脂、や、ポリスチレン、AS樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメタクリル酸メ
チル、ポリエステル、ナイロン等があげられ、これらの
シート、フィルム、成形物、発泡体等あらゆる形状のも
のに応用できることはもちろんである。また、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジェン共重合
体のような共重合体や、それらの混合物も含まれること
は当然である。
本発明の組成物は上記熱接着以外に、各種基材のコーテ
ィング剤、表面処理剤としても用いうるものである。
ィング剤、表面処理剤としても用いうるものである。
本発明の組成物より形成させた塗膜は、塗膜自体の引張
強度が大きく、柔軟、透明であり、熱接着、ヒートシー
ル性に優れるほか、ブロッキングを起こし難く、さらに
ホットタック性にも優れるものである。
強度が大きく、柔軟、透明であり、熱接着、ヒートシー
ル性に優れるほか、ブロッキングを起こし難く、さらに
ホットタック性にも優れるものである。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1
エチレンとメタクリル酸およびそのNa塩から成る共重
合体で、メタクリル酸とそのNa塩の合計が5.4モル
%であり、かつそのNa塩の含有量が3.2モル%であ
るアイオノマー樹脂の、固形分濃度30%の水性分散体
1007J:合部に微量の界面活性剤(ラウリル硫酸ナ
トリウム)および重合開始剤(過硫酸カリウム)を加え
、80℃に加熱しながら、スチレン4.5部n−ブチル
アクリレート乙5部を3時間かけて滴下して乳化重合を
行なったところ、固形分濃度35重量%の乳白色の均一
な水性分散体が得られた。
合体で、メタクリル酸とそのNa塩の合計が5.4モル
%であり、かつそのNa塩の含有量が3.2モル%であ
るアイオノマー樹脂の、固形分濃度30%の水性分散体
1007J:合部に微量の界面活性剤(ラウリル硫酸ナ
トリウム)および重合開始剤(過硫酸カリウム)を加え
、80℃に加熱しながら、スチレン4.5部n−ブチル
アクリレート乙5部を3時間かけて滴下して乳化重合を
行なったところ、固形分濃度35重量%の乳白色の均一
な水性分散体が得られた。
この水性分散体を乾燥して得たポリマーをMEK中75
℃で2時間加熱してグラフトしていないポリマーを途去
した後のポリマー重量から、スチレンおよびn−ブチル
アクリレ−1・のクラフト率を計算したところ93%で
あった。
℃で2時間加熱してグラフトしていないポリマーを途去
した後のポリマー重量から、スチレンおよびn−ブチル
アクリレ−1・のクラフト率を計算したところ93%で
あった。
この水性分散体をウレタン系のアンカー・コート剤を塗
ったOPPフィルムに塗布、熱風乾燥し厚さ5μの塗膜
とし、その塗布面同士をJISZ1707に準拠した方
法により120℃で1秒間、1に9/−の圧力をかけて
熱接着した後、常温における剥離試験によりその接着弛
度を測定したところ、450.9/15mであった。ま
た、下記方法によりホットタック性を測定したところ、
剥離距離2cInであった。
ったOPPフィルムに塗布、熱風乾燥し厚さ5μの塗膜
とし、その塗布面同士をJISZ1707に準拠した方
法により120℃で1秒間、1に9/−の圧力をかけて
熱接着した後、常温における剥離試験によりその接着弛
度を測定したところ、450.9/15mであった。ま
た、下記方法によりホットタック性を測定したところ、
剥離距離2cInであった。
ホット・タック性の評価方法
上記接着強度の評価と同様な方法でヒート・シールを行
うが、ヒート・シール終了と同時、即ちヒート・シール
機のシール・バーが試験片゛フィルムから離れると同時
に、この帖り合せたフィルムを90IL7′)荷重でT
字剥離し、この時のフィルムの剥離距離をmの値で示し
た。剥離距離が短い程、ホット・タック性に優れる。
うが、ヒート・シール終了と同時、即ちヒート・シール
機のシール・バーが試験片゛フィルムから離れると同時
に、この帖り合せたフィルムを90IL7′)荷重でT
字剥離し、この時のフィルムの剥離距離をmの値で示し
た。剥離距離が短い程、ホット・タック性に優れる。
実施例2〜5、比較例1〜5
組成のnなる水性分散体をヒートシール材に使用した場
合の接着強度、ホットタック性(剥離距離)を表1に示
した。
合の接着強度、ホットタック性(剥離距離)を表1に示
した。
なお水性分散体の製造は実施例1と同様に行ったが、比
較例5においてはモノマー類の滴下時間を30分とした
。
較例5においてはモノマー類の滴下時間を30分とした
。
Claims (1)
- (1)エチレン(a)、α、β−不飽和カルボン酸(b
)及びα、β−不飽和カルボン酸金属塩(c)とからな
り、(b)と(c)の合計含量が4ないし7モル%の範
囲にあり、(c)の(b)に対する含量モル比が1ない
し1.8の範囲にある共重合体(A)100重量部に対
しスチレン系炭化水素(d)およびα、β−不飽和カル
ボン酸エステル(e)を、(d)と(e)の合計量が1
5ないし75重量部でかつ(e)の(d)に対する重量
比が0.5ないし2の範囲でグラフト重合させてなり、
(A)への(d)と(e)の全グラフト率が60重量%
以上である共重合体組成物からなる水性分散組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10704585A JPS61266420A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 水性分散組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10704585A JPS61266420A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 水性分散組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61266420A true JPS61266420A (ja) | 1986-11-26 |
JPH0575769B2 JPH0575769B2 (ja) | 1993-10-21 |
Family
ID=14449119
Family Applications (1)
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-
1985
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