JPS6345705B2 - - Google Patents
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- JPS6345705B2 JPS6345705B2 JP2312781A JP2312781A JPS6345705B2 JP S6345705 B2 JPS6345705 B2 JP S6345705B2 JP 2312781 A JP2312781 A JP 2312781A JP 2312781 A JP2312781 A JP 2312781A JP S6345705 B2 JPS6345705 B2 JP S6345705B2
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Description
[産業上の利用分野]
本発明は、新規な水性分散体組成物に関する。
更に詳しくは、紙,金属,プラスチツク用の透明
性に優れた接着剤となりうる水性分散体組成物及
びその製造方法に関する。 [従来の技術] 従来、紙,金属,プラスチツク類を接着剤によ
り接着する方法には、数多くの方法があつた。プ
ラスチツクフイルムや、シートを接着剤により接
着する方法にも例えば (1) 粘着タイプの接着剤による接着方法、 (2) アンカーコート剤や、プライマーを用いる接
着方法、 (3) ホツトメルトタイプの樹脂またはフイルムを
用いる接着方法、 (4) 溶剤タイプのコーテイング剤を塗工、乾燥後
熱接着する方法、 等がある。 [発明が解決しようとする問題点] しかしこれらの接着方法には、一長一短があ
り、必ずしも満足されている訳ではない。まず、
(1)の方法では、接着剤層が粘着性であるという点
から作業性に極めて劣り、また、接着剤層を塗工
した基材は、直ちに他基材との貼合せを行なう必
要があるため、装置化が難しく、大型装置にな
る。更に、塗工は、接着を要する部分のみに限る
必要があり、塗工に非常に手間どる等多くの欠点
を有する。 また、(2)のアンカーコート剤やプライマーを使
用する方法は、現在紙以外のプラスチツク類やア
ルミ箔上へ、ポリオレフイン類を押出コーテイン
グする場合等に行なわれているが、主流であるイ
ソシアネート系AC剤では有機溶剤の残留や、塗
膜のひび割れ等の問題を残している他、チタネー
ト系や、ポリエチレンイミン系等も、作業性,耐
水性等に欠点が多い。またこの方法を用いた場合
にも、通常はインラインで接着(押出コーテイン
グ)を行なうため装置上の制約がある。 これらの方法に対して、(3)のホツトメルトタイ
プの接着剤樹脂またはフイルムによる方法は、通
常は基材に接着剤層を積層する工程と、それと更
に相手基材へ熱接着する工程とを分離でき、装置
の小型化や、生産性向上という点で利点を有する
が、塗工厚みが他方法に比べて厚く、塗工面積当
りのコストアツプにつながる他、使用時に、高温
では、接着層の溶融や強度低下を招きたすいとい
う欠点を有しており、必ずしも満足な方法とは言
えない。 以上の方法に比べ、(4)の有機溶剤系の接着剤
は、ホツトメルトタイプの利点をそのまま有しな
がら、塗工厚みを薄くでき、高温での欠点も少な
い点で優れているが、有機溶剤の残留の問題や、
公害火災の危険性,基材の塗工面を侵す可能性が
ある為塗工基材や、構成が限定される欠点を有す
る他、溶剤のコストや、溶剤ガスの後処理のコス
ト、固形分濃度をあまり高くできない為のコスト
アツプ等からかなり高価な接着方法になつてい
る。 これらの欠点をカバーする方法として、水性分
散体タイプの接着剤が数多く開発されているが、
現状では、いずれも限られた用途にしか用いられ
ていない。例えば、米国特許第3753769号明細書
には、2〜15重量部のアクリル酸またはメタクリ
ル酸と、アクリル酸メチルまたはアクリル酸エチ
ルと、メタクリル酸メチルとよりなる水性分散体
組成物が知られているが、このものは低温ヒート
シール性はあるものの重合体平均分子量が小さい
ためにホツトタツク性が劣るという問題点があつ
た。 [問題点を解決するための手段及び作用] 本発明者らは、上記の問題点を充分に考慮し鋭
意研究の結果、紙,金属,各種プラスチツク用の
接着剤となりうる、新規な水性分散体組成物の発
明に至つた。 本発明の水性分散体組成物は、紙,金属,各種
プラスチツク類に塗工、乾燥し、そのままで、ヒ
ートシール層として優れている他、他の紙,金
属,各種プラスチツク類との熱接着剤の機能をも
有している、水性タイプの新規な接着剤である。 すなわち本発明は、共重合体(A)に共重合体(B)が
グラフト重合してなる複合粒子と、共重合体(B)の
単独重合体粒子からなる水性分散体組成物であつ
て、 水性分散体組成物中の全共重合体中に共重合
体(A)が5〜95重量%、共重合体(B)が5〜95重量
%含まれ、 複合粒子に含まれる共重合体(B)が、水性分散
体組成物中の全共重合体(B)中の5重量%以上で
あり、 共重合体(A)がエチレンとα,β―エチレン性
不飽和カルボン酸及びその金属塩とからなる共
重合体であり、 共重合体(B)が下記(イ)成分5〜95重量%と、(ロ)
成分5〜95重量%よりなる共重合体、 (イ) 単独の重合体とした時のガラス転移温度が
70℃以上の、スチレン誘導体,メタクリル酸
メチル,アクリロニトリル,塩化ビニル,ア
クリル酸,メタクリル酸,フマル酸,イタコ
ン酸から選ばれる1種または2種以上 (ロ) 単独の重合体とした時のガラス転移温度が
50℃以下の、メタクリル酸アルキルエステル
類,ビニルエステル類,ハロゲン化ビニル
類,共役ジエン類から選ばれる1種または2
種以上 である事を特徴とする水性分散体組成物及び共重
合体(A)からなる水性分散体中で、(イ)成分及び(B)成
分を乳化重合する水性分散体組成物の製法を提供
するものである。 本発明の水性分散体組成物は共重合体(B)の単独
共重合体粒子と、共重合体(A)に共重合体(B)がグラ
スト共重合した共重合体からなる複合粒子とから
なるが、こうした複合粒子を含有していない、
(A),(B)別々の粒子で存在する場合には、塗工した
膜の透明性に劣る他、塗膜を形成する共重合体(A)
の粒子と、共重合体(B)の粒子との界面での強度が
弱くなつてしまう等の欠点を有しており、満足す
べき水性分散体組成物とはならない。 本発明で言う水性分散体とは、通常、エマルジ
ヨン,ラテツクス,ヒドロゾル,水溶液等の名称
で呼ばれている、高分子化合物を何らかの方法で
水中に均一に分散させたものを言う。 本発明で言うエチレンと、α,β―エチレン性
不飽和カルボン酸及び、その金属塩との共重合体
(A)は、通常「エチレン系アイオノマー」と呼ばれ
るもので、α,β―エチレン性不飽和カルボン酸
の例としては、アクリル酸,メタクリル酸,フマ
ール酸,イタコン酸,マレイン酸等があり、ま
た、その塩を形成するアルカリ金属としては、ナ
トリウム,カリウム,リチウム等があり、アンモ
ニウム塩等も含まれる。共重合体成分としては、
他に、アクリル酸メチル,メタクリル酸メチル等
の、α,β―エチレン性不飽和カルボン酸エステ
ル類、酢酸ビニル等のビニルエステル,またはビ
ニルアルコール等の成分を含んでいても、何ら差
しつかえない。共重合体(A)としては、通常重量平
均分子量1万〜20万のものが用いられ、5万〜15
万のものが好ましいが、重量平均分子量数百のも
のであつてもよい。 また本発明において共重合体(B)を形成する(イ)成
分は、単独の重合体とした時にガラス転移温度
(Tg)が70℃以上となるような単量体であり、ス
チレン(Tg=100℃),α―メチルスチレン(Tg
=168℃),等のスチレン誘導体、メタクリル酸メ
チル(Tg=105℃),アクリロニトリル(Tg=
104℃),塩化ビニル(Tg=81℃)や、アクリル
酸(Tg=87℃),メタクリル酸(Tg=144℃),
フマル酸,イタコン酸から選ばれる1種類または
2種類以上を用いることができる。 また本発明において、共重合体部分(B)を形成す
る(ロ)成分は、前述の(イ)成分と共重合可能な、単独
の重合体とした時にガラス転移温度が50℃以下で
あるような単量体であり、アクリル酸エチル
(Tg=−24℃),アクリル酸n―ブチル(Tg=−
55℃),アクリル酸2―エチルヘキシル(Tg=−
65℃)等のアクリル酸アルキルエステル類、メタ
クリル酸n―ブチル(Tg=−20℃),メタクリル
酸2―エチルヘキシル(Tg=−10℃)等のメタ
クリル酸アルキルエステル類、酢酸ビニル(Tg
=29℃),プロピオン酸ビニル(Tg=10℃)等の
ビニルエステル類、塩化ビニリデン(Tg=−17
℃)等のハロゲン化ビニル類、1,3―ブタジエ
ン(Tg=−109℃),1,3―ペンタジエン(Tg
=−73℃),イソプレン(Tg=−73℃)等の共役
ジエン類から選ばれる1種類または2種類以上で
あり、その中でも、アクリル酸アルキルエステ
ル,メタクリル酸アルキルエステル,酢酸ビニ
ル,共役ジエン類が物性上好ましい。 上記のように共重合体(B)として、特定のガラス
転移温度の単独重合体を与えるようなモノマーど
うしの組み合わせによる共重合体を用いるのは以
下の理由による。すなわち、通常これらの分散体
は、基材にコーテイングして使用されるが、コー
テイングした積層物は、ロール状に巻いて保存す
ることが多い。従つて、通常の保存状態で40℃位
においてはブロツキング,粘着,融着等が生じな
いことが大切である。その為には、共重合体(B)を
構成する単量体としてTgが70℃以上の単量体を
含有する必要がある。また、コーテイングした積
層物をロール状に巻いて保存する場合に、塗膜が
ある程度の柔軟性を必要とし、特に40℃以下の保
存条件で塗膜にひび割れ等が生じないことが必要
であり、またあまり共重合体(B)全体としてのTg
が高くなると、ヒートシールや、熱接着温度が高
くなりすぎて、本発明の用途からは不適当であ
る。従つてTgが50℃以下の(ロ)成分より選ばれた
1種以上の単量体を共重合して、これらの点を改
善することが必要である。 本発明において、複合粒子は、共重合体(B)の一
部が共重合体(A)にグラフトした構造を有してい
る。ここで、共重合体(B)の良溶媒であつて共重合
体(A)を溶解しない適当な溶媒で溶媒注出して得ら
れる抽出重合体重量を仕込み全単量体重量より差
引いた値を仕込み全単量体量で除した値(%)で
グラフト率を示すとすれば、グラフト率5%以上
の場合に本発明の組成物を塗膜した場合の透明性
等において好ましい結果を示す。 尚、本発明において、共重合体(A)と共重合体(B)
との割合は水性分散体中の全共重合体中、共重合
体(A)が5〜95重量%、共重合体(B)が5〜95重量%
である。(A)または(B)が5重量%未満では、(B)また
は(A)成分による効果が小さくなる傾向がある。即
ち(A)が5重量%未満では、(A)による優れた効果例
えば、低温ヒートシール性や、高速シール性,ホ
ツトタツク性,対金属接着性,耐ブロツキング性
等が劣ることになり、性能上非常に劣る他、(B)が
5重量%未満では、広範なプラスチツク類との接
着が難しくなる傾向がある。 また(B)については、(イ)成分が5〜95重量%、従
つて(ロ)成分が5〜95重量%の範囲で含有される。 (イ)成分を5重量%未満しか含まない場合には、
その組成により差はあるが、対プラスチツクの接
着性をもたせようとすると、ヒートシール性に劣
り、ブロツキングが激しくなる等から好ましくな
く、逆に、95重量%をこえて含有する場合には、
やはりヒートシール性能や、対プラスチツクとの
接着性が不充分となる傾向がある。各々の単量体
成分のうちでどの単量体を選ぶのが最も適当かは
一概には言えないが、例えば、極性の少ないスチ
レン系樹脂等と接着する用途には、スチレン系樹
脂との親和性を増す為、スチレンを含む単量体成
分からなる共重合体を、本発明の水性分散体組成
物中に含むのが好ましく、その際には、スチレン
は、(イ)成分に属する為、(ロ)成分に属する他の単量
体例えばアクリル酸ブチルや、ブタジエン等と共
重合することが必要である。より具体的には、例
えば、ポリスチレン系樹脂から成るフイルム(ポ
リスチレンフイルム)や、シート(ポリスチレン
シート,高衝撃性ポリスチレンシート,発泡ポリ
スチレンシート等)用の熱接着剤として用いる場
合には、種々の組成が考えられるが、共重合体部
分(A)として、メタクリル酸及びそのNa塩を5〜
10モル%含有し、かつそのNa塩の含量が1.3〜4.0
モル%であるエチレン系アイオノマー樹脂を選
び、(B)としてスチレンを60〜80重量%と、1,3
―ブタジエンを40〜20重量%との共重合体を選ん
で、(A)が、全体の40〜70重量%になるような組成
で作られた、(A)に(B)の少なくとも10重量%がグラ
フトしている構造の水性分散体が、最も適当な例
の一つである。もちろんこれに限定されるもので
はなく、スチレンと共重合する相手として、アク
リル酸ブチル等の他の単量体を選んでも、全く、
1,3―ブタジエンの場合に劣らない性能のもの
を得ることが可能であり、実施例に具体的に示
す。 また、塩化ビニリデン系樹脂や塩化ビニル系樹
脂,ポリエステル系樹脂等の高極性の樹脂と接着
する用途には、通常基材の極性を利用して、分子
間力で接着させることが出来、その場合には、例
えばアクリル酸ブチルや、アクリル酸エチル等の
極性を有する単量体を本発明の水性分散体組成物
中に含むことが好ましく、その際、これらの単量
体は(ロ)成分に属する為、(イ)成分に属する他の単量
体、例えばスチレンや、メタクリル酸メチル等と
共重合する必要がある。 より具体的には、例えば、二軸延伸ポリプロピ
レンフイルムや、ポリエステルフイルム,ナイロ
ンフイルム等に、よりガスバリヤー性を付与する
為に、塩化ビニリデン系の樹脂層を数ミクロン以
下程度の厚みで、コーテイングすることはよく行
なわれるが、以下の本発明の水性分散体組成物
を、該塩化ビニリデン系樹脂層の上にコートする
ことにより、容易に優れた低温ヒートシール性,
高速シール性を有する積層物を得ることができ
る。すなわち、共重合体(A)として、メタクリル酸
及びそのNa塩の合計が5〜10モル%で、かつそ
のNa塩の含有量が1.3〜4.0モル%であるエチレン
系アイオノマー樹脂を選び、共重合体(B)として、
スチレンを10〜40重量%と、アクリル酸n―ブチ
ルを90〜60重量%との共重合体を選び、(A)が全体
の40〜80重量%になるような組成で構成された(B)
の少なくとも10重量%が(A)にグラフトしている構
造の水性分散体組成物が最も適当な例の一つであ
る。同様な組成物を塩化ビニル系樹脂,ポリエス
テル系樹脂との接着に用いることもできるが、組
成はもちろんこれに限定されるものではなく、ス
チレンや、アクリル酸ブチル等の単量体を、他の
単量体に置き換えてもよい。 また当然、他のプラスチツクに対しては全く別
の組成が適しており、それらのいくつかの例につ
いても、実施例で示した。 また、共重合体(B)は、(イ)成分の単量体と(ロ)成分
の単量体とがランダムに共重合した構造を有する
ものがより好ましい。 本発明で言う水性分散体は、通常の水性分散体
中に目的に応じて添加される乳化剤や増粘剤等の
粘度調整剤,PH調整試薬,顔料,結合剤,分散助
剤,造膜助剤,滑剤,ブロツキング防止剤,着色
剤等を含有したものを含むことができ、また乳化
重合時に添加される、重合開始剤,重合抑制剤,
重合触媒等が、そのまま、または、変化した化合
物として、水性分散体中に含まれることは当然で
ある。 本発明の水性分散体組成物は、紙,金属,プラ
スチツク類に塗工して用いることにより、接着力
の優れた、熱接着剤となる。塗工の方法は、通常
のグラビアコーター,ロールコーター,エアーナ
イフコーター等を必要により使いわければよく、
特に限定されない。その際、粘度を調節する為に
増粘剤を加えたり、基材とのぬれ性を良くする為
にアルコール類等を添加する事は公知の方法であ
り、本発明の水性分散体においても利用できる。 塗膜の乾燥条件は、使い方と、組成等により最
適な条件が選ばれるべきである。 本発明の水性分散体組成物を塗工乾燥して得ら
れる塗膜は、透明性に優れ、柔軟な、強度の強い
もので、下の基材との密着性も充分である。 また、この塗膜を形成させた積層物は、そのま
まで、塗膜間同志をヒートシールし、または他の
紙,金属,プラスチツク類と熱接着できる。 用いる基材は、クラフト紙,上質紙,コート紙
等の紙や、アルミ,鉄等の金属箔,板,シート
類,及びアルミやクロム等を紙,フイルム等へ蒸
着し、あるいはスパツタリング等で金属光沢をも
たせた基材の蒸着面等があげられる他、プラスチ
ツク類としては、例えば、ポリエチレンや、エチ
レン酢酸ビニル共重合体,エチレン系アイオノマ
ー等のエチレン系樹脂や、ポリスチレン,AS樹
脂,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリ
メタクリル酸メチル,ポリエステル,ナイロン等
があげられ、これらのシート,フイルム,成形
物,発泡体等あらゆる形状のものに応用できるこ
とはもちろんである。また、塩化ビニル―酢酸ビ
ニル共重合体、スチレン―ブタジエン共重合体の
ような共重合体や、それらの混合物も含まれるこ
とは当然である。 本発明の水性分散体組成物より形成させた塗膜
は、塗膜自体の引張強度が強く、柔軟で、透明性
に優れており、しかも熱接着,ヒートシール等の
際の接着力が強いという特徴を有しており、ブロ
ツキングも起こし難いものが得られる。 本発明の組成物がエチレン系アイオノマーをベ
ースにしているため、その特徴である低温熱接着
性,低温ヒートシール性に優れ、しかもホツトタ
ツク性を有しているため、高速ヒートシール性が
抜群で、包装材用途に適しており、また耐油性に
も優れた塗膜を形成する。こうした性能を維持し
つつ、対プラスチツクとの接着性を付与させたこ
とにより、非常に広範な用途が期待できるもので
ある。 この用途は、非常に多岐にわたるが、例えば、
単体あるいは貼合のアルミ箔と、プラスチツクの
フイルム,シート,発泡体等とのヒートシール剤
として、または、プラスチツク同志、あるいはア
ルミ箔,紙等とプラスチツクとの熱接着剤として
使うことができ、もちろんヒートシール条件を選
ぶことにより、イージーヒール性容器用途等にも
使用できる。 本発明の水性分散体組成物は上記のように優れ
た塗膜を与え得るものであるが、組成物そのもの
も、長期間貯蔵しておいても、分離したり粘度変
化を起したりすることがなく、貯蔵安定性に優
れ、また、剪断力がかかつたときも粘度変化がな
く機械的安定性に優れ、更に、粘度調整をするた
めに水,アルコール,増粘剤等を加えても変化を
起さず化学的安定性にも優れている。 本発明の水性分散体組成物は、種々の方法で製
造できるが、中でも最も好ましい方法の一つとし
て、次のような製法を挙げることができる。即
ち、エチレンと、α,β―エチレン性不飽和カル
ボン酸及びその金属塩との共重合体からなる水性
分散体を使用し、その水性分散体中で、適当な処
法により(イ)成分より選ばれた1種以上の単量体
と、これと共重合可能な(ロ)成分より選ばれた1種
以上の単量体とを乳化重合する事により製造する
方法である。 尚、この製法で用いるエチレン系アイオノマー
からなる水性分散体は、種々の方法で得られるこ
とが公知である。(特公昭42−275号公報,特公昭
42−23085号公報,特公昭45−29909号公報,特開
昭51−62890号公報等)中でも、水性分散体の粒
子の均一性や、工業的規模での製造上の有利さの
点から特開昭51−62890号公報に開示されている、
エチレン系アイオノマーであつて、カルボン酸及
びそのアルカリ金属塩の合計が1〜25モル%で、
かつそのアルカリ金属塩の含量が1.0モル%以上
である共重合体を、120℃以上の水中に分散させ
て得る方法が望ましいであろう。 また、前述の製法において、乳化重合の条件等
は、種々の方法をとることができるが、複合粒子
構造とする為には、重合開始剤が、有機過酸化物
であつて、しかも100℃で10時間以内の半減期を
有するものである事が望ましい。更に、エチレン
鎖へのグラフトを行なう場合も、種々の方法をと
りうるが、通常のグラフト重合に用いうる過硫酸
塩や、有機過酸化物を重合開始剤に用いれば良
く、例えば、過硫酸アンモニウムや、過酸化ベン
ゾイル―ジメチルアニリン系等が挙げられる。 [実施例] 以下に、本発明を、実施例により具体的に説明
するが、本発明は、この明細書に記した内容の範
囲をこえない限り、以下の実施例により何等制限
されるものではない。 実施例 1 エチレンとメタクリル酸及び、そのナトリウム
塩からなる共重合体で、メタクリル酸と、そのナ
トリウム塩との合計が、6.8モル%であり、かつ
そのナトリウム塩の含有量が、22モル%である共
重合体からなる、固形分濃度が40重量%の水性分
散体を100重量部に対し、水を37.5部加え、75℃
に加熱しながら、スチレン18部、アクリル酸n―
ブチル7部及び微量の重合開始剤からなる溶液を
滴下し、乳化重合を行なつた。得られた水性分散
体は、乳白色の、固形分濃度39重量%の良好なも
ので、溶剤抽出により、スチレン―アクリル酸n
―ブチル共重合体のグラフト率(塗膜をメチルエ
チルケトンで、60℃で3時間溶媒抽出して、得ら
れる抽出ポリマー重量を仕込み全モノマー重量よ
り差引いた値を仕込み全モノマー量で除した値
(%)で示す)は41%であつた。 この水性分散体をアルミ箔に塗布し、熱風乾燥
して5μの厚みの塗膜とし、それを発泡ポリスチ
レンシート(厚み1.5mm)と、140℃で熱接着した
後、剥離強度を測定したところ、450g/15mm幅
であつた。尚、塗膜は全く透明で、ブロツキング
もなく、塗膜自体の強度も強い良好なものであつ
た。 実施例 2 エチレンとメタクリル酸及び、そのナトリウム
塩からなり、それぞれがモル%で、92.5,4.7,
2.8,である共重合体部分を、70重量%と、スチ
レン,ブタジエンの重量比率が1:2であるよう
な、スチレン―ブタジエン共重合体部分を30重量
%とからなる水性分散体組成物を、(実施例1)
と同様の方法で得た。この水性分散体を、上質紙
に塗工し、PVCフイルム(35μ厚み)と160℃で
ヒートシールした後剥離したが、上質紙が、紙層
破断した。 実施例 3〜10 種々の組成の、エチレン系アイオノマーと、
種々のモノマー組成から成る共重合体の、水性分
散体組成物の配合組成を表1に、その塗膜及び積
層物の性能を表2に示した。尚、塗膜厚みは5〜
8μである。 塗膜及び積層物の性能の各試験方法を下記に示
す。 アンチブロツキング性 塗膜を形成したアルミ箔を数枚重ねて、温度40
℃、湿度80〜90%において、上から1Kg/cm2の圧
力を24hr加えた時の剥離度を示す。 ◎…剥離性が良い 〇… 〃 普通 ×…粘着して剥離性が悪い 透明性 JIS K6782に準拠した方法で、HAZEにより比
較した。 ◎…良い 〇…普通 ×…不良 基材への密着性(ヒツキングテスト) 塗工基材上の塗膜に粘着テープを貼り、手で粘
着テープを剥した時の塗膜の剥離度合を示す。 ◎…優 〇…良 ×…不可 ヒートシール強度 JIS Z1707に準拠した方法で試験を行なつた。
140℃で1秒間、1Kg/cm2の圧力をかけてヒート
シールした後、常温における剥離度をg/15mm幅
の値で示した。 比較例 1〜3 実施例6に示したエチレン系アイオノマー(A)単
独の場合の例を比較例1に、スチレンとブタジエ
ンとからなる共重合体(B)単独の場合の例を、比較
例2に、エチレン系アイオノマーと、共重合体(B)
として、スチレンのみからなる場合の例(単独の
重合体とした時のガラス転移温度が50℃以下とな
る様な単量体群を、共重合体(B)の中に含有してい
ない点で本発明のものとは異なる)を、(比較例
3)に、それぞれ示した。表1,表2のデーター
からも、これらのものは明らかに物性上本発明の
ものに比べて劣つている。
更に詳しくは、紙,金属,プラスチツク用の透明
性に優れた接着剤となりうる水性分散体組成物及
びその製造方法に関する。 [従来の技術] 従来、紙,金属,プラスチツク類を接着剤によ
り接着する方法には、数多くの方法があつた。プ
ラスチツクフイルムや、シートを接着剤により接
着する方法にも例えば (1) 粘着タイプの接着剤による接着方法、 (2) アンカーコート剤や、プライマーを用いる接
着方法、 (3) ホツトメルトタイプの樹脂またはフイルムを
用いる接着方法、 (4) 溶剤タイプのコーテイング剤を塗工、乾燥後
熱接着する方法、 等がある。 [発明が解決しようとする問題点] しかしこれらの接着方法には、一長一短があ
り、必ずしも満足されている訳ではない。まず、
(1)の方法では、接着剤層が粘着性であるという点
から作業性に極めて劣り、また、接着剤層を塗工
した基材は、直ちに他基材との貼合せを行なう必
要があるため、装置化が難しく、大型装置にな
る。更に、塗工は、接着を要する部分のみに限る
必要があり、塗工に非常に手間どる等多くの欠点
を有する。 また、(2)のアンカーコート剤やプライマーを使
用する方法は、現在紙以外のプラスチツク類やア
ルミ箔上へ、ポリオレフイン類を押出コーテイン
グする場合等に行なわれているが、主流であるイ
ソシアネート系AC剤では有機溶剤の残留や、塗
膜のひび割れ等の問題を残している他、チタネー
ト系や、ポリエチレンイミン系等も、作業性,耐
水性等に欠点が多い。またこの方法を用いた場合
にも、通常はインラインで接着(押出コーテイン
グ)を行なうため装置上の制約がある。 これらの方法に対して、(3)のホツトメルトタイ
プの接着剤樹脂またはフイルムによる方法は、通
常は基材に接着剤層を積層する工程と、それと更
に相手基材へ熱接着する工程とを分離でき、装置
の小型化や、生産性向上という点で利点を有する
が、塗工厚みが他方法に比べて厚く、塗工面積当
りのコストアツプにつながる他、使用時に、高温
では、接着層の溶融や強度低下を招きたすいとい
う欠点を有しており、必ずしも満足な方法とは言
えない。 以上の方法に比べ、(4)の有機溶剤系の接着剤
は、ホツトメルトタイプの利点をそのまま有しな
がら、塗工厚みを薄くでき、高温での欠点も少な
い点で優れているが、有機溶剤の残留の問題や、
公害火災の危険性,基材の塗工面を侵す可能性が
ある為塗工基材や、構成が限定される欠点を有す
る他、溶剤のコストや、溶剤ガスの後処理のコス
ト、固形分濃度をあまり高くできない為のコスト
アツプ等からかなり高価な接着方法になつてい
る。 これらの欠点をカバーする方法として、水性分
散体タイプの接着剤が数多く開発されているが、
現状では、いずれも限られた用途にしか用いられ
ていない。例えば、米国特許第3753769号明細書
には、2〜15重量部のアクリル酸またはメタクリ
ル酸と、アクリル酸メチルまたはアクリル酸エチ
ルと、メタクリル酸メチルとよりなる水性分散体
組成物が知られているが、このものは低温ヒート
シール性はあるものの重合体平均分子量が小さい
ためにホツトタツク性が劣るという問題点があつ
た。 [問題点を解決するための手段及び作用] 本発明者らは、上記の問題点を充分に考慮し鋭
意研究の結果、紙,金属,各種プラスチツク用の
接着剤となりうる、新規な水性分散体組成物の発
明に至つた。 本発明の水性分散体組成物は、紙,金属,各種
プラスチツク類に塗工、乾燥し、そのままで、ヒ
ートシール層として優れている他、他の紙,金
属,各種プラスチツク類との熱接着剤の機能をも
有している、水性タイプの新規な接着剤である。 すなわち本発明は、共重合体(A)に共重合体(B)が
グラフト重合してなる複合粒子と、共重合体(B)の
単独重合体粒子からなる水性分散体組成物であつ
て、 水性分散体組成物中の全共重合体中に共重合
体(A)が5〜95重量%、共重合体(B)が5〜95重量
%含まれ、 複合粒子に含まれる共重合体(B)が、水性分散
体組成物中の全共重合体(B)中の5重量%以上で
あり、 共重合体(A)がエチレンとα,β―エチレン性
不飽和カルボン酸及びその金属塩とからなる共
重合体であり、 共重合体(B)が下記(イ)成分5〜95重量%と、(ロ)
成分5〜95重量%よりなる共重合体、 (イ) 単独の重合体とした時のガラス転移温度が
70℃以上の、スチレン誘導体,メタクリル酸
メチル,アクリロニトリル,塩化ビニル,ア
クリル酸,メタクリル酸,フマル酸,イタコ
ン酸から選ばれる1種または2種以上 (ロ) 単独の重合体とした時のガラス転移温度が
50℃以下の、メタクリル酸アルキルエステル
類,ビニルエステル類,ハロゲン化ビニル
類,共役ジエン類から選ばれる1種または2
種以上 である事を特徴とする水性分散体組成物及び共重
合体(A)からなる水性分散体中で、(イ)成分及び(B)成
分を乳化重合する水性分散体組成物の製法を提供
するものである。 本発明の水性分散体組成物は共重合体(B)の単独
共重合体粒子と、共重合体(A)に共重合体(B)がグラ
スト共重合した共重合体からなる複合粒子とから
なるが、こうした複合粒子を含有していない、
(A),(B)別々の粒子で存在する場合には、塗工した
膜の透明性に劣る他、塗膜を形成する共重合体(A)
の粒子と、共重合体(B)の粒子との界面での強度が
弱くなつてしまう等の欠点を有しており、満足す
べき水性分散体組成物とはならない。 本発明で言う水性分散体とは、通常、エマルジ
ヨン,ラテツクス,ヒドロゾル,水溶液等の名称
で呼ばれている、高分子化合物を何らかの方法で
水中に均一に分散させたものを言う。 本発明で言うエチレンと、α,β―エチレン性
不飽和カルボン酸及び、その金属塩との共重合体
(A)は、通常「エチレン系アイオノマー」と呼ばれ
るもので、α,β―エチレン性不飽和カルボン酸
の例としては、アクリル酸,メタクリル酸,フマ
ール酸,イタコン酸,マレイン酸等があり、ま
た、その塩を形成するアルカリ金属としては、ナ
トリウム,カリウム,リチウム等があり、アンモ
ニウム塩等も含まれる。共重合体成分としては、
他に、アクリル酸メチル,メタクリル酸メチル等
の、α,β―エチレン性不飽和カルボン酸エステ
ル類、酢酸ビニル等のビニルエステル,またはビ
ニルアルコール等の成分を含んでいても、何ら差
しつかえない。共重合体(A)としては、通常重量平
均分子量1万〜20万のものが用いられ、5万〜15
万のものが好ましいが、重量平均分子量数百のも
のであつてもよい。 また本発明において共重合体(B)を形成する(イ)成
分は、単独の重合体とした時にガラス転移温度
(Tg)が70℃以上となるような単量体であり、ス
チレン(Tg=100℃),α―メチルスチレン(Tg
=168℃),等のスチレン誘導体、メタクリル酸メ
チル(Tg=105℃),アクリロニトリル(Tg=
104℃),塩化ビニル(Tg=81℃)や、アクリル
酸(Tg=87℃),メタクリル酸(Tg=144℃),
フマル酸,イタコン酸から選ばれる1種類または
2種類以上を用いることができる。 また本発明において、共重合体部分(B)を形成す
る(ロ)成分は、前述の(イ)成分と共重合可能な、単独
の重合体とした時にガラス転移温度が50℃以下で
あるような単量体であり、アクリル酸エチル
(Tg=−24℃),アクリル酸n―ブチル(Tg=−
55℃),アクリル酸2―エチルヘキシル(Tg=−
65℃)等のアクリル酸アルキルエステル類、メタ
クリル酸n―ブチル(Tg=−20℃),メタクリル
酸2―エチルヘキシル(Tg=−10℃)等のメタ
クリル酸アルキルエステル類、酢酸ビニル(Tg
=29℃),プロピオン酸ビニル(Tg=10℃)等の
ビニルエステル類、塩化ビニリデン(Tg=−17
℃)等のハロゲン化ビニル類、1,3―ブタジエ
ン(Tg=−109℃),1,3―ペンタジエン(Tg
=−73℃),イソプレン(Tg=−73℃)等の共役
ジエン類から選ばれる1種類または2種類以上で
あり、その中でも、アクリル酸アルキルエステ
ル,メタクリル酸アルキルエステル,酢酸ビニ
ル,共役ジエン類が物性上好ましい。 上記のように共重合体(B)として、特定のガラス
転移温度の単独重合体を与えるようなモノマーど
うしの組み合わせによる共重合体を用いるのは以
下の理由による。すなわち、通常これらの分散体
は、基材にコーテイングして使用されるが、コー
テイングした積層物は、ロール状に巻いて保存す
ることが多い。従つて、通常の保存状態で40℃位
においてはブロツキング,粘着,融着等が生じな
いことが大切である。その為には、共重合体(B)を
構成する単量体としてTgが70℃以上の単量体を
含有する必要がある。また、コーテイングした積
層物をロール状に巻いて保存する場合に、塗膜が
ある程度の柔軟性を必要とし、特に40℃以下の保
存条件で塗膜にひび割れ等が生じないことが必要
であり、またあまり共重合体(B)全体としてのTg
が高くなると、ヒートシールや、熱接着温度が高
くなりすぎて、本発明の用途からは不適当であ
る。従つてTgが50℃以下の(ロ)成分より選ばれた
1種以上の単量体を共重合して、これらの点を改
善することが必要である。 本発明において、複合粒子は、共重合体(B)の一
部が共重合体(A)にグラフトした構造を有してい
る。ここで、共重合体(B)の良溶媒であつて共重合
体(A)を溶解しない適当な溶媒で溶媒注出して得ら
れる抽出重合体重量を仕込み全単量体重量より差
引いた値を仕込み全単量体量で除した値(%)で
グラフト率を示すとすれば、グラフト率5%以上
の場合に本発明の組成物を塗膜した場合の透明性
等において好ましい結果を示す。 尚、本発明において、共重合体(A)と共重合体(B)
との割合は水性分散体中の全共重合体中、共重合
体(A)が5〜95重量%、共重合体(B)が5〜95重量%
である。(A)または(B)が5重量%未満では、(B)また
は(A)成分による効果が小さくなる傾向がある。即
ち(A)が5重量%未満では、(A)による優れた効果例
えば、低温ヒートシール性や、高速シール性,ホ
ツトタツク性,対金属接着性,耐ブロツキング性
等が劣ることになり、性能上非常に劣る他、(B)が
5重量%未満では、広範なプラスチツク類との接
着が難しくなる傾向がある。 また(B)については、(イ)成分が5〜95重量%、従
つて(ロ)成分が5〜95重量%の範囲で含有される。 (イ)成分を5重量%未満しか含まない場合には、
その組成により差はあるが、対プラスチツクの接
着性をもたせようとすると、ヒートシール性に劣
り、ブロツキングが激しくなる等から好ましくな
く、逆に、95重量%をこえて含有する場合には、
やはりヒートシール性能や、対プラスチツクとの
接着性が不充分となる傾向がある。各々の単量体
成分のうちでどの単量体を選ぶのが最も適当かは
一概には言えないが、例えば、極性の少ないスチ
レン系樹脂等と接着する用途には、スチレン系樹
脂との親和性を増す為、スチレンを含む単量体成
分からなる共重合体を、本発明の水性分散体組成
物中に含むのが好ましく、その際には、スチレン
は、(イ)成分に属する為、(ロ)成分に属する他の単量
体例えばアクリル酸ブチルや、ブタジエン等と共
重合することが必要である。より具体的には、例
えば、ポリスチレン系樹脂から成るフイルム(ポ
リスチレンフイルム)や、シート(ポリスチレン
シート,高衝撃性ポリスチレンシート,発泡ポリ
スチレンシート等)用の熱接着剤として用いる場
合には、種々の組成が考えられるが、共重合体部
分(A)として、メタクリル酸及びそのNa塩を5〜
10モル%含有し、かつそのNa塩の含量が1.3〜4.0
モル%であるエチレン系アイオノマー樹脂を選
び、(B)としてスチレンを60〜80重量%と、1,3
―ブタジエンを40〜20重量%との共重合体を選ん
で、(A)が、全体の40〜70重量%になるような組成
で作られた、(A)に(B)の少なくとも10重量%がグラ
フトしている構造の水性分散体が、最も適当な例
の一つである。もちろんこれに限定されるもので
はなく、スチレンと共重合する相手として、アク
リル酸ブチル等の他の単量体を選んでも、全く、
1,3―ブタジエンの場合に劣らない性能のもの
を得ることが可能であり、実施例に具体的に示
す。 また、塩化ビニリデン系樹脂や塩化ビニル系樹
脂,ポリエステル系樹脂等の高極性の樹脂と接着
する用途には、通常基材の極性を利用して、分子
間力で接着させることが出来、その場合には、例
えばアクリル酸ブチルや、アクリル酸エチル等の
極性を有する単量体を本発明の水性分散体組成物
中に含むことが好ましく、その際、これらの単量
体は(ロ)成分に属する為、(イ)成分に属する他の単量
体、例えばスチレンや、メタクリル酸メチル等と
共重合する必要がある。 より具体的には、例えば、二軸延伸ポリプロピ
レンフイルムや、ポリエステルフイルム,ナイロ
ンフイルム等に、よりガスバリヤー性を付与する
為に、塩化ビニリデン系の樹脂層を数ミクロン以
下程度の厚みで、コーテイングすることはよく行
なわれるが、以下の本発明の水性分散体組成物
を、該塩化ビニリデン系樹脂層の上にコートする
ことにより、容易に優れた低温ヒートシール性,
高速シール性を有する積層物を得ることができ
る。すなわち、共重合体(A)として、メタクリル酸
及びそのNa塩の合計が5〜10モル%で、かつそ
のNa塩の含有量が1.3〜4.0モル%であるエチレン
系アイオノマー樹脂を選び、共重合体(B)として、
スチレンを10〜40重量%と、アクリル酸n―ブチ
ルを90〜60重量%との共重合体を選び、(A)が全体
の40〜80重量%になるような組成で構成された(B)
の少なくとも10重量%が(A)にグラフトしている構
造の水性分散体組成物が最も適当な例の一つであ
る。同様な組成物を塩化ビニル系樹脂,ポリエス
テル系樹脂との接着に用いることもできるが、組
成はもちろんこれに限定されるものではなく、ス
チレンや、アクリル酸ブチル等の単量体を、他の
単量体に置き換えてもよい。 また当然、他のプラスチツクに対しては全く別
の組成が適しており、それらのいくつかの例につ
いても、実施例で示した。 また、共重合体(B)は、(イ)成分の単量体と(ロ)成分
の単量体とがランダムに共重合した構造を有する
ものがより好ましい。 本発明で言う水性分散体は、通常の水性分散体
中に目的に応じて添加される乳化剤や増粘剤等の
粘度調整剤,PH調整試薬,顔料,結合剤,分散助
剤,造膜助剤,滑剤,ブロツキング防止剤,着色
剤等を含有したものを含むことができ、また乳化
重合時に添加される、重合開始剤,重合抑制剤,
重合触媒等が、そのまま、または、変化した化合
物として、水性分散体中に含まれることは当然で
ある。 本発明の水性分散体組成物は、紙,金属,プラ
スチツク類に塗工して用いることにより、接着力
の優れた、熱接着剤となる。塗工の方法は、通常
のグラビアコーター,ロールコーター,エアーナ
イフコーター等を必要により使いわければよく、
特に限定されない。その際、粘度を調節する為に
増粘剤を加えたり、基材とのぬれ性を良くする為
にアルコール類等を添加する事は公知の方法であ
り、本発明の水性分散体においても利用できる。 塗膜の乾燥条件は、使い方と、組成等により最
適な条件が選ばれるべきである。 本発明の水性分散体組成物を塗工乾燥して得ら
れる塗膜は、透明性に優れ、柔軟な、強度の強い
もので、下の基材との密着性も充分である。 また、この塗膜を形成させた積層物は、そのま
まで、塗膜間同志をヒートシールし、または他の
紙,金属,プラスチツク類と熱接着できる。 用いる基材は、クラフト紙,上質紙,コート紙
等の紙や、アルミ,鉄等の金属箔,板,シート
類,及びアルミやクロム等を紙,フイルム等へ蒸
着し、あるいはスパツタリング等で金属光沢をも
たせた基材の蒸着面等があげられる他、プラスチ
ツク類としては、例えば、ポリエチレンや、エチ
レン酢酸ビニル共重合体,エチレン系アイオノマ
ー等のエチレン系樹脂や、ポリスチレン,AS樹
脂,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリ
メタクリル酸メチル,ポリエステル,ナイロン等
があげられ、これらのシート,フイルム,成形
物,発泡体等あらゆる形状のものに応用できるこ
とはもちろんである。また、塩化ビニル―酢酸ビ
ニル共重合体、スチレン―ブタジエン共重合体の
ような共重合体や、それらの混合物も含まれるこ
とは当然である。 本発明の水性分散体組成物より形成させた塗膜
は、塗膜自体の引張強度が強く、柔軟で、透明性
に優れており、しかも熱接着,ヒートシール等の
際の接着力が強いという特徴を有しており、ブロ
ツキングも起こし難いものが得られる。 本発明の組成物がエチレン系アイオノマーをベ
ースにしているため、その特徴である低温熱接着
性,低温ヒートシール性に優れ、しかもホツトタ
ツク性を有しているため、高速ヒートシール性が
抜群で、包装材用途に適しており、また耐油性に
も優れた塗膜を形成する。こうした性能を維持し
つつ、対プラスチツクとの接着性を付与させたこ
とにより、非常に広範な用途が期待できるもので
ある。 この用途は、非常に多岐にわたるが、例えば、
単体あるいは貼合のアルミ箔と、プラスチツクの
フイルム,シート,発泡体等とのヒートシール剤
として、または、プラスチツク同志、あるいはア
ルミ箔,紙等とプラスチツクとの熱接着剤として
使うことができ、もちろんヒートシール条件を選
ぶことにより、イージーヒール性容器用途等にも
使用できる。 本発明の水性分散体組成物は上記のように優れ
た塗膜を与え得るものであるが、組成物そのもの
も、長期間貯蔵しておいても、分離したり粘度変
化を起したりすることがなく、貯蔵安定性に優
れ、また、剪断力がかかつたときも粘度変化がな
く機械的安定性に優れ、更に、粘度調整をするた
めに水,アルコール,増粘剤等を加えても変化を
起さず化学的安定性にも優れている。 本発明の水性分散体組成物は、種々の方法で製
造できるが、中でも最も好ましい方法の一つとし
て、次のような製法を挙げることができる。即
ち、エチレンと、α,β―エチレン性不飽和カル
ボン酸及びその金属塩との共重合体からなる水性
分散体を使用し、その水性分散体中で、適当な処
法により(イ)成分より選ばれた1種以上の単量体
と、これと共重合可能な(ロ)成分より選ばれた1種
以上の単量体とを乳化重合する事により製造する
方法である。 尚、この製法で用いるエチレン系アイオノマー
からなる水性分散体は、種々の方法で得られるこ
とが公知である。(特公昭42−275号公報,特公昭
42−23085号公報,特公昭45−29909号公報,特開
昭51−62890号公報等)中でも、水性分散体の粒
子の均一性や、工業的規模での製造上の有利さの
点から特開昭51−62890号公報に開示されている、
エチレン系アイオノマーであつて、カルボン酸及
びそのアルカリ金属塩の合計が1〜25モル%で、
かつそのアルカリ金属塩の含量が1.0モル%以上
である共重合体を、120℃以上の水中に分散させ
て得る方法が望ましいであろう。 また、前述の製法において、乳化重合の条件等
は、種々の方法をとることができるが、複合粒子
構造とする為には、重合開始剤が、有機過酸化物
であつて、しかも100℃で10時間以内の半減期を
有するものである事が望ましい。更に、エチレン
鎖へのグラフトを行なう場合も、種々の方法をと
りうるが、通常のグラフト重合に用いうる過硫酸
塩や、有機過酸化物を重合開始剤に用いれば良
く、例えば、過硫酸アンモニウムや、過酸化ベン
ゾイル―ジメチルアニリン系等が挙げられる。 [実施例] 以下に、本発明を、実施例により具体的に説明
するが、本発明は、この明細書に記した内容の範
囲をこえない限り、以下の実施例により何等制限
されるものではない。 実施例 1 エチレンとメタクリル酸及び、そのナトリウム
塩からなる共重合体で、メタクリル酸と、そのナ
トリウム塩との合計が、6.8モル%であり、かつ
そのナトリウム塩の含有量が、22モル%である共
重合体からなる、固形分濃度が40重量%の水性分
散体を100重量部に対し、水を37.5部加え、75℃
に加熱しながら、スチレン18部、アクリル酸n―
ブチル7部及び微量の重合開始剤からなる溶液を
滴下し、乳化重合を行なつた。得られた水性分散
体は、乳白色の、固形分濃度39重量%の良好なも
ので、溶剤抽出により、スチレン―アクリル酸n
―ブチル共重合体のグラフト率(塗膜をメチルエ
チルケトンで、60℃で3時間溶媒抽出して、得ら
れる抽出ポリマー重量を仕込み全モノマー重量よ
り差引いた値を仕込み全モノマー量で除した値
(%)で示す)は41%であつた。 この水性分散体をアルミ箔に塗布し、熱風乾燥
して5μの厚みの塗膜とし、それを発泡ポリスチ
レンシート(厚み1.5mm)と、140℃で熱接着した
後、剥離強度を測定したところ、450g/15mm幅
であつた。尚、塗膜は全く透明で、ブロツキング
もなく、塗膜自体の強度も強い良好なものであつ
た。 実施例 2 エチレンとメタクリル酸及び、そのナトリウム
塩からなり、それぞれがモル%で、92.5,4.7,
2.8,である共重合体部分を、70重量%と、スチ
レン,ブタジエンの重量比率が1:2であるよう
な、スチレン―ブタジエン共重合体部分を30重量
%とからなる水性分散体組成物を、(実施例1)
と同様の方法で得た。この水性分散体を、上質紙
に塗工し、PVCフイルム(35μ厚み)と160℃で
ヒートシールした後剥離したが、上質紙が、紙層
破断した。 実施例 3〜10 種々の組成の、エチレン系アイオノマーと、
種々のモノマー組成から成る共重合体の、水性分
散体組成物の配合組成を表1に、その塗膜及び積
層物の性能を表2に示した。尚、塗膜厚みは5〜
8μである。 塗膜及び積層物の性能の各試験方法を下記に示
す。 アンチブロツキング性 塗膜を形成したアルミ箔を数枚重ねて、温度40
℃、湿度80〜90%において、上から1Kg/cm2の圧
力を24hr加えた時の剥離度を示す。 ◎…剥離性が良い 〇… 〃 普通 ×…粘着して剥離性が悪い 透明性 JIS K6782に準拠した方法で、HAZEにより比
較した。 ◎…良い 〇…普通 ×…不良 基材への密着性(ヒツキングテスト) 塗工基材上の塗膜に粘着テープを貼り、手で粘
着テープを剥した時の塗膜の剥離度合を示す。 ◎…優 〇…良 ×…不可 ヒートシール強度 JIS Z1707に準拠した方法で試験を行なつた。
140℃で1秒間、1Kg/cm2の圧力をかけてヒート
シールした後、常温における剥離度をg/15mm幅
の値で示した。 比較例 1〜3 実施例6に示したエチレン系アイオノマー(A)単
独の場合の例を比較例1に、スチレンとブタジエ
ンとからなる共重合体(B)単独の場合の例を、比較
例2に、エチレン系アイオノマーと、共重合体(B)
として、スチレンのみからなる場合の例(単独の
重合体とした時のガラス転移温度が50℃以下とな
る様な単量体群を、共重合体(B)の中に含有してい
ない点で本発明のものとは異なる)を、(比較例
3)に、それぞれ示した。表1,表2のデーター
からも、これらのものは明らかに物性上本発明の
ものに比べて劣つている。
【表】
【表】
[発明の効果]
以上の様に本発明の水性分散体組成物は透明
性,基材への密着性,アンチブロツキング性,ヒ
ートシール性に優れ、接着剤として広範囲に用い
ることができ、工業的にひじように有用であり、
又、本発明の製法により、上記の優れた組成物を
得ることができる。
性,基材への密着性,アンチブロツキング性,ヒ
ートシール性に優れ、接着剤として広範囲に用い
ることができ、工業的にひじように有用であり、
又、本発明の製法により、上記の優れた組成物を
得ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 共重合体(A)に共重合体(B)がグラフト重合して
なる複合粒子と、共重合体(B)の単独重合体粒子か
らなる水性分散体組成物であつて、 水性分散体組成物中の全共重合体中に共重合
体(A)が5〜95重量%、共重合体(B)が5〜95重量
%含まれ、 複合粒子に含まれる共重合体(B)が、水性分散
体組成物中の全共重合体(B)中の5重量%以上で
あり、 共重合体(A)がエチレンとα,β―エチレン性
不飽和カルボン酸及びその金属塩とからなる共
重合体であり、 共重合体(B)が下記(イ)成分5〜95重量%と、(ロ)
成分5〜95重量%よりなる共重合体、 (イ) 単独の重合体とした時のガラス転移温度が
70℃以上の、スチレン誘導体、メタクリル酸
メチル,アクリロニトリル,塩化ビニル,ア
クリル酸,メタクリル酸,フマル酸,イタコ
ン酸から選ばれる1種または2種以上 (ロ) 単独の重合体とした時のガラス転移温度が
50℃以下の、メタクリル酸アルキルエステル
類、ビニルエステル類,ハロゲン化ビニル
類,共役ジエン類から選ばれる1種または2
種以上 である事を特徴とする水性分散体組成物。 2 エチレンとα,β―エチレン性不飽和カルボ
ン酸及びその金属塩とからなる共重合体(A)からな
る水性分散体中で、下記(イ)成分及び(ロ)成分 (イ) 単独の重合体とした時のガラス転移温度が70
℃以上の、スチレン誘導体、メタクリル酸メチ
ル,アクリロニトリル,塩化ビニル,アクリル
酸,メタクリル酸,フマル酸,イタコン酸から
選ばれる1種または2種以上 (ロ) 単独の重合体とした時のガラス転移温度が50
℃以下の、メタクリル酸アルキルエステル類、
ビニルエステル類,ハロゲン化ビニル類,共役
ジエン類から選ばれる1種または2種以上 を乳化重合して水性分散体を得ることを特徴とす
る水性分散体組成物の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2312781A JPS57137339A (en) | 1981-02-20 | 1981-02-20 | Aqueous dispersion composition and its preparation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2312781A JPS57137339A (en) | 1981-02-20 | 1981-02-20 | Aqueous dispersion composition and its preparation |
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| JPS57137339A JPS57137339A (en) | 1982-08-24 |
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Family
ID=12101846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2312781A Granted JPS57137339A (en) | 1981-02-20 | 1981-02-20 | Aqueous dispersion composition and its preparation |
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-
1981
- 1981-02-20 JP JP2312781A patent/JPS57137339A/ja active Granted
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|---|---|---|---|---|
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57137339A (en) | 1982-08-24 |
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