JPS61268349A - 水性分散組成物 - Google Patents
水性分散組成物Info
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- JPS61268349A JPS61268349A JP10704685A JP10704685A JPS61268349A JP S61268349 A JPS61268349 A JP S61268349A JP 10704685 A JP10704685 A JP 10704685A JP 10704685 A JP10704685 A JP 10704685A JP S61268349 A JPS61268349 A JP S61268349A
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- Japan
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- carboxylic acid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は水性分散組成物に関する。さらに詳しくは、紙
、金属、プラスチックなどの接着剤、コーティング剤、
表面処理剤、ヒートシール剤など、中でもとくにヒート
シール剤に有利に用いうろ水性分散組成物に関する。
、金属、プラスチックなどの接着剤、コーティング剤、
表面処理剤、ヒートシール剤など、中でもとくにヒート
シール剤に有利に用いうろ水性分散組成物に関する。
エチレン、α、β−不飽和カルボン酸およびα、β−不
飽和カルボン酸金属塩共重合体の変性物を水性分散体組
成物としだものは、例えば特開昭57−137339な
どに提案されている本のが知られている。しかし、同提
案の分散体組成物をプラスチックフィルムや紙のヒート
シール剤として用いた場合、高温ヒートシール性には優
れるものの、低温ヒートシール性はいまだ十分とは言え
ない。
飽和カルボン酸金属塩共重合体の変性物を水性分散体組
成物としだものは、例えば特開昭57−137339な
どに提案されている本のが知られている。しかし、同提
案の分散体組成物をプラスチックフィルムや紙のヒート
シール剤として用いた場合、高温ヒートシール性には優
れるものの、低温ヒートシール性はいまだ十分とは言え
ない。
本発明はとくにプラスチックフィルム等のヒートシール
剤として用いた場合に、優れた低温ヒートシール性を与
える水性分散組成物を提供するにある。
剤として用いた場合に、優れた低温ヒートシール性を与
える水性分散組成物を提供するにある。
本発明は、エチレン(a)、α、β−不飽和カルボン酸
(b)およびα、β−不飽和カルボン酸金属塩(c)お
よびα、β−不飽和カルボン酸エステル(d)とからな
り、υ)、 (c)および(d)の合計含量が4ないし
10モル−〇範囲にあシ、かつ(d)の含量が0.1な
いし5モル係の範囲にある共重合体(A)(以下、アイ
オノマーともいう。)100重量部に対し、水性分散状
態下、スチレン系炭化水素(el)およびα、β−不飽
和カルポン酸エステル(cを、(e)と(cの合計量が
15ないし150重量部でかつ(cの(e)に対する重
量比が0.5ないし2の範囲でグラフト重合させてなり
、(A)への(e)と(cの全グラフト率が50重量%
以上である共重合体組成物からなる水性分散組成物を要
旨とするものである。
(b)およびα、β−不飽和カルボン酸金属塩(c)お
よびα、β−不飽和カルボン酸エステル(d)とからな
り、υ)、 (c)および(d)の合計含量が4ないし
10モル−〇範囲にあシ、かつ(d)の含量が0.1な
いし5モル係の範囲にある共重合体(A)(以下、アイ
オノマーともいう。)100重量部に対し、水性分散状
態下、スチレン系炭化水素(el)およびα、β−不飽
和カルポン酸エステル(cを、(e)と(cの合計量が
15ないし150重量部でかつ(cの(e)に対する重
量比が0.5ないし2の範囲でグラフト重合させてなり
、(A)への(e)と(cの全グラフト率が50重量%
以上である共重合体組成物からなる水性分散組成物を要
旨とするものである。
〔アイオノマー(A))
本発明で用いるアイオノマー(A)は特定の構成成分含
量を有するものである。すなわち、エチレン(a)、α
、β−不飽和カルボン酸υ)、α、β−不飽和カルボン
酸金属塩(C)およびα、β−不飽和カルボン酸エステ
ル◎)とからなり、(b)と(c)および0)の合計含
量が4カいし10モル係の範囲にあり、好ましくは5な
いし7モル係の範囲にあり、かつ(d)の含量が0.1
ないし5モル係の範囲にあり、好ましくは0.5ないし
2.5、とくに好1しくは1,0ないし1.5の範囲に
あるものである。υ)と(C)および(d)の合計含量
が上記必須範囲より外れる場合は、4モル係以下では安
定な水性分散体が得られにくくなり、10モモル係上で
は樹脂の凝集力が低下するため接着力が不足するように
なり、(d)の含量が上記必須範囲より外れる場合は0
.1モル係以下では低温ヒートシール性に改善が見られ
ず、5モル係以上ではやはり樹脂の凝集力が低下するた
め接着力不足となる。
量を有するものである。すなわち、エチレン(a)、α
、β−不飽和カルボン酸υ)、α、β−不飽和カルボン
酸金属塩(C)およびα、β−不飽和カルボン酸エステ
ル◎)とからなり、(b)と(c)および0)の合計含
量が4カいし10モル係の範囲にあり、好ましくは5な
いし7モル係の範囲にあり、かつ(d)の含量が0.1
ないし5モル係の範囲にあり、好ましくは0.5ないし
2.5、とくに好1しくは1,0ないし1.5の範囲に
あるものである。υ)と(C)および(d)の合計含量
が上記必須範囲より外れる場合は、4モル係以下では安
定な水性分散体が得られにくくなり、10モモル係上で
は樹脂の凝集力が低下するため接着力が不足するように
なり、(d)の含量が上記必須範囲より外れる場合は0
.1モル係以下では低温ヒートシール性に改善が見られ
ず、5モル係以上ではやはり樹脂の凝集力が低下するた
め接着力不足となる。
共重合体(A)に含まれるα、β−不飽和カルボン酸の
)の含量は通常1ないし4モル係であシ、同時にα、β
−不飽和カルポン酸金属塩(C)は1カいし4モル係で
ある。
)の含量は通常1ないし4モル係であシ、同時にα、β
−不飽和カルポン酸金属塩(C)は1カいし4モル係で
ある。
アイオノマー仏)の構成成分であるα、β−不飽和カル
ポン酸(b)としては、アクリル酸、メタクリル酸、フ
マール酸、イタコン酸、マイレン酸などを例示でき、ま
たα、β−不飽和カルポン酸金属塩(c)としては、上
記酸のナトリウム、カリウム、リチウム塩を例示できる
。とくに好ましいわ)成分としてはメタクリル酸が、ま
た(C)成分としてはメタクリル酸Na塩を挙げること
ができる。アイオノマー(A)の構成成分であるα、β
−不飽和カルボン酸エステルとしては、α、β−不飽和
カルボン酸(b)のアルキルエステルであり、とくに好
ましくは、α、β−不飽和モノカルボン酸アルキルニス
□チルである。これらはα、β−不飽和カルポン酸
エステル(cとして後に例示する(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル類を例示することができ、好ましくはア
ルキルエステル部分の炭素数が3ないし5のもの中でも
メタクリル酸1−ブチル(1−ブチルメタアクリレート
)であることがとくに好ましい。
ポン酸(b)としては、アクリル酸、メタクリル酸、フ
マール酸、イタコン酸、マイレン酸などを例示でき、ま
たα、β−不飽和カルポン酸金属塩(c)としては、上
記酸のナトリウム、カリウム、リチウム塩を例示できる
。とくに好ましいわ)成分としてはメタクリル酸が、ま
た(C)成分としてはメタクリル酸Na塩を挙げること
ができる。アイオノマー(A)の構成成分であるα、β
−不飽和カルボン酸エステルとしては、α、β−不飽和
カルボン酸(b)のアルキルエステルであり、とくに好
ましくは、α、β−不飽和モノカルボン酸アルキルニス
□チルである。これらはα、β−不飽和カルポン酸
エステル(cとして後に例示する(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル類を例示することができ、好ましくはア
ルキルエステル部分の炭素数が3ないし5のもの中でも
メタクリル酸1−ブチル(1−ブチルメタアクリレート
)であることがとくに好ましい。
アイオノマー(A)の構成々分は通常前記(a)ないし
くd)のみであるが、このほかに、前記α、β−不飽和
カルボン酸い)のアンモニウム塩、酢酸ビニル等のビニ
ルエステノへ ビニルアルコール等が含すれてもよい
。しかしこれらは通常α、β−不飽和カルボン酸金属塩
(C)の含量モルの半量以下であることが安定した水性
分散体を得るのに必要である。
くd)のみであるが、このほかに、前記α、β−不飽和
カルボン酸い)のアンモニウム塩、酢酸ビニル等のビニ
ルエステノへ ビニルアルコール等が含すれてもよい
。しかしこれらは通常α、β−不飽和カルボン酸金属塩
(C)の含量モルの半量以下であることが安定した水性
分散体を得るのに必要である。
なお、(a)、υ)、(C)および(d)成分の前記必
須範囲等の算定には、該他の成分は含まれない。
須範囲等の算定には、該他の成分は含まれない。
本発明の分散組成物の製造においては、アイオノマー(
A)を構成する成分(d)と同じ化合物群である後述の
(c成分を用いるが、アイオノマー(A)成分に(d)
成分を欠いたものを同様に用いても、本願発明特有の効
果が得られないことは後記の実施例等に示す通りである
。
A)を構成する成分(d)と同じ化合物群である後述の
(c成分を用いるが、アイオノマー(A)成分に(d)
成分を欠いたものを同様に用いても、本願発明特有の効
果が得られないことは後記の実施例等に示す通りである
。
本発明の組成物の製造に使用するスチレン系炭化水素(
e)としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン
、ビニルトルエンなどを例示することができ、中でもス
チレンが好ましい。
e)としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン
、ビニルトルエンなどを例示することができ、中でもス
チレンが好ましい。
〔α、β−不飽和カルボン酸エステル(f)’)本発明
の組成物の製造に使用するα、β−不飽和カルポン酸エ
ステル(cとしては、例えば(メタ)アクリル酸メチル
、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロ
ピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリ
ル酸5ea−ブチル、(メタ)アクリル酸1So−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等の(メタ
)アクリル酸アルキルエステル類を例示でき、中でもア
クリル酸n−ブチル(n−ブチルアクリレート)が好ま
しい。なお、(d)成分と(f)成分は同一であっても
互いに異なっていてもよい。また(c成分は必らずしも
単一化合物である必要はなく、二種以上を混合して用い
てもよい。
の組成物の製造に使用するα、β−不飽和カルポン酸エ
ステル(cとしては、例えば(メタ)アクリル酸メチル
、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロ
ピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリ
ル酸5ea−ブチル、(メタ)アクリル酸1So−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等の(メタ
)アクリル酸アルキルエステル類を例示でき、中でもア
クリル酸n−ブチル(n−ブチルアクリレート)が好ま
しい。なお、(d)成分と(f)成分は同一であっても
互いに異なっていてもよい。また(c成分は必らずしも
単一化合物である必要はなく、二種以上を混合して用い
てもよい。
本発明の水性分散体組成物は、アイオノマー(A)の水
性分散状態下に、モノマーとしてスチレン系炭化水素(
e)およびα、β−不飽和カルボン酸エステル(cを乳
化グラフト重合させる事により得ることができる。アイ
オノマー(A)の水性分散体は例えば特開昭51−62
890号に開示された方法で得ることができる。まだグ
ラフトさせる際には、通常過硫酸塩や有機過酸代物を重
合開始剤に用いる。
性分散状態下に、モノマーとしてスチレン系炭化水素(
e)およびα、β−不飽和カルボン酸エステル(cを乳
化グラフト重合させる事により得ることができる。アイ
オノマー(A)の水性分散体は例えば特開昭51−62
890号に開示された方法で得ることができる。まだグ
ラフトさせる際には、通常過硫酸塩や有機過酸代物を重
合開始剤に用いる。
これらの開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過酸化
ペンゾイルージメチルアリニン系などを挙げることがで
きる。さらに乳化グラフト変性重合に際しては、界面活
性剤は必らずしも使用しなくてもよいが、反応系の安定
のために使用することが好ましい。好んで用いられる界
面活性剤としては、例えば、 ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、オレイン酸ナトリウムなどを挙げることが
できる。
ペンゾイルージメチルアリニン系などを挙げることがで
きる。さらに乳化グラフト変性重合に際しては、界面活
性剤は必らずしも使用しなくてもよいが、反応系の安定
のために使用することが好ましい。好んで用いられる界
面活性剤としては、例えば、 ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、オレイン酸ナトリウムなどを挙げることが
できる。
本発明の組成物を製造する際のモノマーであるスチレン
系炭化水素(e)とα、β−不飽和カルボン酸エステル
(cの使用量は、アイオノマー(A)100重量部に対
し、(e)と(cの合計量が15々いし150重量部で
あることが必要であり、好ましくは25ないし120重
量部、(cの(e)に対する重量比が0.5ないし2、
好ましくは1ないし1.7の範囲である。
系炭化水素(e)とα、β−不飽和カルボン酸エステル
(cの使用量は、アイオノマー(A)100重量部に対
し、(e)と(cの合計量が15々いし150重量部で
あることが必要であり、好ましくは25ないし120重
量部、(cの(e)に対する重量比が0.5ないし2、
好ましくは1ないし1.7の範囲である。
まだ七ツマ−(e)と(f)の合計使用量に対するアイ
オノマー(A)へのグラフト率(全グラフト率)を50
重量係以上とすることが必要であり、好ましくは60重
量係以上である。モノマー(el)と(cの合計量が1
5重量部よりも少ないと得られるヒートシール剤の接着
性に欠け、150重量部を超えると樹脂の凝集力が低下
するためやはり接着性に欠ける。
オノマー(A)へのグラフト率(全グラフト率)を50
重量係以上とすることが必要であり、好ましくは60重
量係以上である。モノマー(el)と(cの合計量が1
5重量部よりも少ないと得られるヒートシール剤の接着
性に欠け、150重量部を超えると樹脂の凝集力が低下
するためやはり接着性に欠ける。
またモノマー(f)の(e)に対する重量比が0.5よ
り小さいと同様に接着性に欠け、2を超えると樹脂の凝
集力不足より接着性に欠けるほか塗工フィルムがベタつ
くようになる。さらに全グラフト率が50チより小さい
場合も同様に接着性に欠けるようになる。
り小さいと同様に接着性に欠け、2を超えると樹脂の凝
集力不足より接着性に欠けるほか塗工フィルムがベタつ
くようになる。さらに全グラフト率が50チより小さい
場合も同様に接着性に欠けるようになる。
本発明の組成物を製造する際には、上記モノマー(e)
および(c以外に本発明の効果を損わない範囲内で(メ
タ)アクリル酸、アクリロニトリル、アクリルアミド等
を同時に用いてもよい。
および(c以外に本発明の効果を損わない範囲内で(メ
タ)アクリル酸、アクリロニトリル、アクリルアミド等
を同時に用いてもよい。
本発明の水性分散組成物には、アイオノマー<A)にモ
ノマー(e)及び(わがグラフトしたグラフト物のほか
にモノマー(e)および(cの単独(共)重合体が含ま
れるが、通常これを除去する必要はない。本発明の組成
物における該グラフト物および単独(共)重合体の合計
濃度(固形分濃度)は通常10ないし60、好ましくは
20ないし50重量係である。
ノマー(e)及び(わがグラフトしたグラフト物のほか
にモノマー(e)および(cの単独(共)重合体が含ま
れるが、通常これを除去する必要はない。本発明の組成
物における該グラフト物および単独(共)重合体の合計
濃度(固形分濃度)は通常10ないし60、好ましくは
20ないし50重量係である。
本発明の組成物には、上記成分のほかに目的に応じて本
発明の効果を害さない範囲内で各種乳化剤、増粘剤、顔
料、PH調整剤、結合剤、分散助剤、造膜剤、滑剤、ブ
ロッキング防止剤、着色剤などを含むことができる。
発明の効果を害さない範囲内で各種乳化剤、増粘剤、顔
料、PH調整剤、結合剤、分散助剤、造膜剤、滑剤、ブ
ロッキング防止剤、着色剤などを含むことができる。
本発明の水性分散組成物は、例えば特開昭57−137
339号公報に記載の如き用途に用いることができる。
339号公報に記載の如き用途に用いることができる。
す々わち、紙、金属、プラスチック類に直接塗工して接
着力の優れた熱接着剤となる。
着力の優れた熱接着剤となる。
また該塗工で形成される塗膜量同志又は該塗膜と他の紙
、金属、プラスチック類をヒートシール熱接着すること
もできる。
、金属、プラスチック類をヒートシール熱接着すること
もできる。
更に別の方法として、例えば二軸延伸ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエステルフィルム、ナイロンフイルム等に
ガスバリヤ−性を付与するために塩化ビニリデン系樹脂
層をコーティングしたり、あるいはこれらのフィルムと
本発明の組成物による塗膜との接着性を一層向上させる
目的でアンカー・コート剤を用いてもよい。後者におい
ては、前述のフィルムにあらかじめアンカー・コートを
施し、その上に本発明の組成物を塗工してヒートシール
可能な塗膜を形成させることもできる。この場合のアン
カー・コート剤としては、被塗工フィルムの種類によっ
て異なるが、ポリエチレンイミン系、ポリエステル系、
ポリウレタン系、ポリエーテル系、有機チタン系、ポリ
ブタジェン系などを用いることができる。
ィルム、ポリエステルフィルム、ナイロンフイルム等に
ガスバリヤ−性を付与するために塩化ビニリデン系樹脂
層をコーティングしたり、あるいはこれらのフィルムと
本発明の組成物による塗膜との接着性を一層向上させる
目的でアンカー・コート剤を用いてもよい。後者におい
ては、前述のフィルムにあらかじめアンカー・コートを
施し、その上に本発明の組成物を塗工してヒートシール
可能な塗膜を形成させることもできる。この場合のアン
カー・コート剤としては、被塗工フィルムの種類によっ
て異なるが、ポリエチレンイミン系、ポリエステル系、
ポリウレタン系、ポリエーテル系、有機チタン系、ポリ
ブタジェン系などを用いることができる。
本発明の組成物の塗工に用いられる基材としては、一般
的に、クラフト紙、上質紙、コート紙等の紙や、アルミ
、鉄等の金属箔、板、シート類、およびアルミやクロム
等を紙、フィルム等へ蒸着し、あるいはスパッタリング
等で金属光沢をもたせた基材の蒸着面等があげられる他
、プラスチック類としては、例えば、ポリエチレンや、
エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン系アイオノマー
等のエチレン系樹脂や、ポリスチレン、AS樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメタクリル酸メ
チル、ポリエステル、ナイロン等があげられ、これらの
シート、フィルム、成形物、発泡体等あらゆる形状のも
のに応用できることはもちろんである。まだ、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジェン共重合
体のような共重合体や、それらの混合物も含まれること
は当然である。
的に、クラフト紙、上質紙、コート紙等の紙や、アルミ
、鉄等の金属箔、板、シート類、およびアルミやクロム
等を紙、フィルム等へ蒸着し、あるいはスパッタリング
等で金属光沢をもたせた基材の蒸着面等があげられる他
、プラスチック類としては、例えば、ポリエチレンや、
エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン系アイオノマー
等のエチレン系樹脂や、ポリスチレン、AS樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメタクリル酸メ
チル、ポリエステル、ナイロン等があげられ、これらの
シート、フィルム、成形物、発泡体等あらゆる形状のも
のに応用できることはもちろんである。まだ、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジェン共重合
体のような共重合体や、それらの混合物も含まれること
は当然である。
本発明の組成物は上記熱接着以外に、各種基材のコーテ
ィング剤、表面処理剤としても用いうるものである。
ィング剤、表面処理剤としても用いうるものである。
本発明の組成物より形成させた塗膜は、塗膜自体の引張
強度が大きく、柔軟、透明であり、熱接着、ヒートシー
ル性、とくに低温ヒートシール性に優れるほか、耐ブロ
ッキング性にも優れるものである。
強度が大きく、柔軟、透明であり、熱接着、ヒートシー
ル性、とくに低温ヒートシール性に優れるほか、耐ブロ
ッキング性にも優れるものである。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1
エチレンとメタクリル酸およびそのNa塩および1−ブ
チルメタクリレートから成る共重合体で、メタクリル酸
を2.3モルチ、そのNa塩を2.6モルチ、1−ブチ
ルメタクリレートを1.2モルチ含有するアイオノマー
樹脂の、固形分濃度30チの水性分散体100重量部に
微量の界面活性剤および重合開始剤を加え、80℃に加
熱しながら、スチレン12部、n−ブチルアクリレート
18部を6時間かけ滴下して乳化重合を行なったところ
、固形分濃度45チの乳白色の均一な水性分散体が得ら
れた。この水性分散体を乾燥して得たポリマーをMEK
中75℃で2時間加熱してグラフトしていないポリマー
を途去した後のポリマー重量から、スチレンおよびn−
ブチルアクリレートのグラフト効率は75チであった。
チルメタクリレートから成る共重合体で、メタクリル酸
を2.3モルチ、そのNa塩を2.6モルチ、1−ブチ
ルメタクリレートを1.2モルチ含有するアイオノマー
樹脂の、固形分濃度30チの水性分散体100重量部に
微量の界面活性剤および重合開始剤を加え、80℃に加
熱しながら、スチレン12部、n−ブチルアクリレート
18部を6時間かけ滴下して乳化重合を行なったところ
、固形分濃度45チの乳白色の均一な水性分散体が得ら
れた。この水性分散体を乾燥して得たポリマーをMEK
中75℃で2時間加熱してグラフトしていないポリマー
を途去した後のポリマー重量から、スチレンおよびn−
ブチルアクリレートのグラフト効率は75チであった。
この水性分散体を塩化ビニリデンをコートしたOPPフ
ィルムに塗布・熱風乾燥し厚さ5μの塗膜とし、その塗
布面同志を85℃で熱接着した後、その接着強度を測定
したところ620.!i’/15mmであった。
ィルムに塗布・熱風乾燥し厚さ5μの塗膜とし、その塗
布面同志を85℃で熱接着した後、その接着強度を測定
したところ620.!i’/15mmであった。
実施例2〜6.比較例1〜7
組成の異なる水性分散体をヒートシール材に使用した場
合の接着強度を表1に示した。水性分散体の製法などは
表1の記載に従い実施例1と同様に行なった。なお比較
例7においては、モノマー類の滴下時間を60分間とし
た。
合の接着強度を表1に示した。水性分散体の製法などは
表1の記載に従い実施例1と同様に行なった。なお比較
例7においては、モノマー類の滴下時間を60分間とし
た。
Claims (1)
- (1)エチレン(a)、α,β−不飽和カルボン酸(b
)、α,β−不飽和カルボン酸金属塩(c)およびα,
β−不飽和カルボン酸エステル(d)とからなり、(b
)、(C)および(d)の合計含量が4ないし10モル
%の範囲にあり、かつ(d)の含量が0.1ないし5モ
ル%の範囲にある共重合体(A)100重量部に対し、
水性分散状態下、スチレン系炭化水素(e)およびα,
β−不飽和カルボン酸エステル(f)を、(e)と(f
)の合計量が15ないし150重量部でかつ(f)の(
e)に対する重量比が0.5ないし2の範囲でグラフト
重合させてなり、(A)への(e)と(f)の全グラフ
ト率が50重量%以上である共重合体組成物からなる水
性分散組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10704685A JPS61268349A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 水性分散組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10704685A JPS61268349A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 水性分散組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61268349A true JPS61268349A (ja) | 1986-11-27 |
Family
ID=14449145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10704685A Pending JPS61268349A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 水性分散組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61268349A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63265906A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-02 | Nippon Paint Co Ltd | 複合三次元化樹脂粒子ならびにその製法 |
JP2015048389A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 東邦化学工業株式会社 | 水性床用艶出し剤組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57137339A (en) * | 1981-02-20 | 1982-08-24 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Aqueous dispersion composition and its preparation |
-
1985
- 1985-05-21 JP JP10704685A patent/JPS61268349A/ja active Pending
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