JPH0430512B2 - - Google Patents

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JPH0430512B2
JPH0430512B2 JP60144836A JP14483685A JPH0430512B2 JP H0430512 B2 JPH0430512 B2 JP H0430512B2 JP 60144836 A JP60144836 A JP 60144836A JP 14483685 A JP14483685 A JP 14483685A JP H0430512 B2 JPH0430512 B2 JP H0430512B2
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JP
Japan
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wall member
shear wall
precast concrete
end faces
joint
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JP60144836A
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JPS6210376A (ja
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、多階建築物、特に中高層共同住宅
建築物の耐震壁構築工法に関するものである。
【従来の技術とその課題】
従来、HPC工法等に使用されているプレキヤ
ストコンクリート製耐震壁部材(以下「PC耐震
壁部材」という)は、工法の単純化、現場の省力
化、接合個所の低減化等を図るためにはできるか
ぎり大型化することが望ましいが、大型化するの
にともなつて、それに見合う大型の運搬手段、施
工機械を必要としコストを増大させる。 そこで、PC耐震壁部材を所要の大きさに形成
し、互いを接合使用することが便利であるが、同
じ大きさのものにすると、その鉛直端面接合位置
が隣り合う上下階において一直線上に揃つてしま
い、その一直線上に揃つた接合位置を境にして、
左右のPC耐震壁部材が一斉に上下にずれたり、
左右方向に離隔したりするおそれがある。 この発明の目的は、これらの欠点を解消する工
法の提供にある。
【課題を解決するための手段】
その目的を達成するために採用したこの発明の
多階建築物の耐震壁構築工法の構成は次のとおり
である。 大型のプレキヤストコンクリート製耐震壁部材
10が、その左右鉛直端面にシヤーコツター11
と接合筋12を備え、また、小型のプレキヤスト
コンクリート製耐震壁部材20が、同じく左右鉛
直端面にシヤーコツター21と接合筋22を備え
ている。 これらプレキヤストコンクリート製耐震壁部材
10と20を、両側の柱30,30の間に、互い
の鉛直端面間に所要の間隔をおいて設立し、各々
のシヤーコツター11と21を対応させるととも
に接合筋12と22を接合する工程と、上記鉛直
端面間の間隔内に現場打ちコンクリートを打設充
填することにより、これらプレキヤストコンクリ
ート製耐震壁部材10,20の鉛直端面相互を接
合し、その部分を鉛直接合部Aとする工程とを、
その鉛直接合部Aの位置を、上下階で食い違わせ
て、すなわち、上下階の鉛直接合部Aが一直線上
に揃うことのないようにして行う。 下階のプレキヤストコンクリート製PC耐震壁
部材10,20および床スラブ40に鉛直方向に
貫通する直ジヨイント鉄筋50と、上階のプレキ
ヤストコンクリート製耐震壁部材10,20の接
合金物60とを結合緊締することによつて、全一
体化する。
【実施例】
以下図示の実施例について説明する。 第1図ないし第3図はこの発明の第1実施例を
説明するためのもので、10は大型のPC耐震壁
部材、20は小型のPC耐震壁部材である。 PC耐震壁部材10,20は、左右側面である
鉛直端面にシヤーコツター11,21を形成して
いるとともに、接合筋12,22を突出させてい
る。 当該下階において、両側の柱30,30の間に
PC耐震壁部材10と20を、互いの鉛直端面間
に所要の間隔をおいて設立し、各々のシヤーコツ
ター11と21を対応させ、かつ、接合筋12と
22を接合する。 続いて、上記互いの鉛直端面間の間隔内に現場
打ちコンクリートを打設充填することにより、
PC耐震壁部材10,20の鉛直端面相互を接合
し、その部分を鉛直接合部Aとする。 次に、上階では、現場打ちコンクリートまたは
プレキヤストコンクリート製の床スラブ40上
に、上記と同様にしてPC耐震壁部材10,20
を接合設立する。この場合、鉛直接合部Aの位置
を上下階で食い違わせて、上下階の鉛直接合部A
が一直線上に揃うことのないようにする。 その後、下階のPC耐震壁部材10,20およ
び上記床スラブ40に鉛直方向に貫通する直ジヨ
イント鉄筋50と、上階のPC耐震壁部材10,
20の接合金物60とを結合緊締することによつ
て、全体を一体化する。 第4図および第5図はこの発明の第2実施例を
説明するためのものであるが、この第2実施例
は、大型のPC耐震壁部材80および小型のPC耐
震壁部材90として、各その上端に梁70を一体
に形成したものを使用することにおいて、このよ
うな梁を備えていないPC耐震壁部材10,20
を使用した第1実施例の場合と相違するだけで、
その他の点は該第1実施例と同様である。 81,82はPC耐震壁部材80のシヤーコツ
ターと接合筋、91,92はPC耐震壁部材90
のシヤーコツターと接合筋である。
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように、この発
明の多階建築物の耐震壁構築工法によれば、次の
効果を奏する。 各階において大型のPC耐震壁部材と小型のPC
耐震壁部材とが設立され、しかも、互いの鉛直端
面を接合し形成する鉛直接合部の位置を、隣り合
う上下階において食い違わせているので、それが
一直線上に揃つてしまつている場合と異なり、そ
の鉛直接合部を境にして、左右のPC耐震壁部材
が一斉に上下にずれたり、左右方向に離隔したり
するおそれのない全一体的な耐震壁が容易に構築
できるものであるが、特に、大型および小型の
PC耐震壁部材が、シヤーコツターと接合筋とを
備えた左右鉛直端面間に所要の間隔をおいて設立
し、各々のシヤーコツターを対応させるとともに
接合筋を接合した後、その鉛直端面間の間隔内に
現場打ちコンクリートを打設充填することにより
左右のPC耐震壁部材が極めて強靱な鉛直接合部
で接合する。 さらに、下階の各PC耐震壁部材および床スラ
ブに鉛直方向に貫通する直ジヨイント鉄筋と、上
階の各PC耐震壁部材の接合金物とを結合緊締す
ることによつて、上下階の各PC耐震壁部材およ
び床スラブが全一体化する。 したがつて、当該壁の耐震度を著しく向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例による構築状況
を説明するための要部縦断正面図、第2図は同上
の大型と小型のPC耐震壁部材の接合設立状況を
示す要部の斜視図、第3図イは大型のPC耐震壁
部材の正面図、第3図ロは小型のPC耐震壁部材
の正面図、第4図イはこの発明の第2実施例の大
型のPC耐震壁部材の正面図、第4図ロは同上の
小型のPC耐震壁部材の正面図、第5図は第2実
施例による構築状況を説明するための要部縦断正
面図である。 10,80……大型のPC耐震壁部材、20,
90……小型のPC耐震壁部材、11,21,8
1,91……シヤーコツタ、12,22,82,
92……接合筋、30……柱、A……鉛直接合
部、40……床スラブ、50……直ジヨイント鉄
筋、60……接合金物、70……梁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 左右鉛直端面にシヤーコツターと接合筋とを
    備えた大型のプレキヤストコンクリート製耐震壁
    部材と、同じく左右鉛直端面にシヤーコツターと
    接合筋とを備えた小型のプレキヤストコンクリー
    ト製耐震壁部材とを、両側に設立した柱の間に、
    互いの鉛直端面間に所要の間隔をおいて設立し、
    各々のシヤーコツターを対応させるとともに接合
    筋を接合する工程と、 上記互いの鉛直端面間の間隔内に現場打ちコン
    クリートを打設充填することにより、各プレキヤ
    ストコンクリート製耐震壁部材の鉛直端面相互を
    接合しその部分を鉛直接合部とする工程とを、 その鉛直接合部の位置を、上下階で食い違わせ
    て、すなわち、上下階の鉛直接合部が一直線上に
    揃うことのないようにして行うとともに、 下階の各プレキヤストコンクリート製耐震壁部
    材および床スラブに鉛直方向に貫通する直ジヨイ
    ント鉄筋と、上階の各プレキヤストコンクリート
    製耐震壁部材の接合金物とを結合緊締することに
    よつて、全一体化することを特徴とする多階建築
    物の耐震壁構築工法。 2 大型のプレキヤストコンクリート製耐震壁部
    材と小型のプレキヤストコンクリート製耐震壁部
    材が、各々その上部に梁を一体に形成しているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の多階
    建築物の耐震壁構築工法。
JP14483685A 1985-07-03 1985-07-03 多階建築物の耐震壁構築工法 Granted JPS6210376A (ja)

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JP14483685A JPS6210376A (ja) 1985-07-03 1985-07-03 多階建築物の耐震壁構築工法

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JP14483685A JPS6210376A (ja) 1985-07-03 1985-07-03 多階建築物の耐震壁構築工法

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Publication Number Publication Date
JPS6210376A JPS6210376A (ja) 1987-01-19
JPH0430512B2 true JPH0430512B2 (ja) 1992-05-21

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ID=15371562

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JP14483685A Granted JPS6210376A (ja) 1985-07-03 1985-07-03 多階建築物の耐震壁構築工法

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JPS5246417A (en) * 1975-10-09 1977-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd Motor current limiter
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Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6210376A (ja) 1987-01-19

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