JPH04292906A - 板状セメント製品の押出成形方法 - Google Patents

板状セメント製品の押出成形方法

Info

Publication number
JPH04292906A
JPH04292906A JP8316791A JP8316791A JPH04292906A JP H04292906 A JPH04292906 A JP H04292906A JP 8316791 A JP8316791 A JP 8316791A JP 8316791 A JP8316791 A JP 8316791A JP H04292906 A JPH04292906 A JP H04292906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
molded
extrusion
molding
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8316791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2636973B2 (ja
Inventor
Tadashi Yoshii
正 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP8316791A priority Critical patent/JP2636973B2/ja
Publication of JPH04292906A publication Critical patent/JPH04292906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2636973B2 publication Critical patent/JP2636973B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は板状セメント製品の押
出成形方法に関し、詳しくは押出助剤の不要な板状セメ
ント製品の押出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来セメント製品の製造方法としてセメ
ントスラリーを押出機へ供給し、ダイより所定断面形状
の製品を押出成形し、これを適当な長さに切断して製品
となし養生硬化する押出成形法が周知である。この押出
成形法は複雑な断面形状をなす成形品であっても連続的
に成形できるので大量生産に非常に有利である利点を有
する。
【0003】
【従来技術の問題点】しかしながら、セメント製品を押
出成形する場合、押出直後の製品の保型性を持たせるた
め、押出されるセメントスラリーの濃度は通常60%以
上(固形分60%以上、水分40%以下)の高濃度のス
ラリーとする必要があり、従って、原料混合の際の流動
性が悪いことにより補強繊維の分散性が悪く、充分な強
度のものが得られないといった問題があった。特に製品
厚さに比べ幅が数倍以上とされた板状製品の押出成形に
は上記欠点が著しい。
【0004】また流動抵抗のために、押出機には大馬力
のものを要し、また押出抵抗軽減のためメチルセルロー
ス等の押出助剤を添加する必要があり、材料費のコスト
アップとなるといった問題があった。
【0005】もっとも、このような問題を解消するには
スラリー濃度を60%より低い濃度とすることも考えら
れるが、スラリー濃度低下に伴い押出抵抗はかなり軽減
されるが保型性が非常に悪くなり、さらにスラリー濃度
25〜35%となると、前述した板状製品の場合は押出
成形機の口金部での脱水現象が生じ押出不能となる場合
がある欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、押出抵抗が軽減され、もってメチルセルロース
などの押出助剤も不要であり、さらにスラリー濃度25
〜35%の低濃度でも口金部分での脱水も生じ無い板状
セメント製品の押出成形方法を提供することを目的とし
てなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の板状セ
メント製品の押出成形方法は、セメント40〜50重量
%、珪砂40〜50重量%、パルプ繊維等補強繊維5〜
10重量%、その他必要な骨材軽量骨材5〜10重量%
よりなる無機質配合に水を加え、スラリー濃度25〜3
5%とし、該スラリーを目的製品形状に対し3倍以上の
厚さに押出機より押出成形し、その成形直後にロ−ル加
圧及びサクションにより成形体を吸引脱水し、所定厚さ
とした後養生硬化することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】セメント製品の押出成形において、押出直後か
ら製品の保型性を付与するには既述のようにスラリー濃
度を60%以上(固形分60%以上、水分40%以下)
の濃度としなければならない。一方、60%以下、特に
スラリー濃度50%以下とすればスラリーの流動性はか
なり改善されるが、25〜35%程度の低濃度のスラリ
ーとすると、幅が厚さの数倍以上の板状製品を押出成形
すると口金部分での脱水が起こり押出不能となる。
【0009】そこで、本発明らは濃度と口金形状との相
関を種々検討したところ、口金の高さ (即ち板状成形
品の厚さに相当する)を目的製品形状に対し3倍以上の
厚さとし、かつ押出成形品を、ロ−ル加圧及びサクショ
ンにより断水し圧縮する工程とを組み合わせればスラリ
ー濃度25%〜35%の極めて低い濃度のスラリーでも
精度の良い成形品が成形できることが確認されたのであ
る。
【0010】即ち本発明においてスラリー濃度を35%
より高いスラリー濃度とすると押出抵抗が増加しメチル
セルロース等の押出助剤の添加が必要となる一方均一混
合も充分に達成されず、またスラリー濃度を25%より
低い濃度とすると押出抵抗、均一混合の面では好都合で
あるものの、例えロール加圧、サクション工程を組合わ
せても成形品の形状を完全に保て得ないことが判明した
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。セメン
ト40重量%、珪砂40重量%、パルプ繊維10重量%
、パーライト10重量%の配合とし、これらを均一に乾
式混合した後、水を加えて25%、30%及び35%の
濃度のスラリーとなし、図1及び図2に示すように押出
機1より製品厚さ1cmに対し口金1Aの高さhが3c
m、幅B25cmの成形板2を押出成形し、その直後表
面をゴムロール3で1kg/cmの線圧で圧縮すると同
時に裏面よりサクションボックス4より400 mmH
gで吸引脱水を行い、厚さ約1cmとなるまで脱水収縮
させた。次いで、この成形板2を引取りコンベヤ5で引
取り上記押出成形板2を45cmごとに切断し、オート
クレーブにて蒸気養生を行った。
【0012】上記試験板2についてJIS 4号曲げ試
験を行ったところ表1のような結果となった。なお、表
1において比較例1はスラリー濃度60%として上記実
施例配合にメチルセルロースを外割で1重量%添加して
押出成形したもの、比較例2、3は実施例製法において
、口金高さを1.5cm 、及び2.5cm とした場
合のものを示す。
【0013】
【0014】表1より明らかなように本発明の実施例で
はスラリー濃度を25%、35%としたにも係わらず押
出成形が可能であり、しかも曲げ強度は98kg/cm
2 及び 93kg /cm2 と比較例1でも得られ
ない強度が得られることが確認された。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法に
よれば、スラリー濃度を極端に低くしても口金部分での
脱水を生じること無く押出成形が可能となり、メチルセ
ルロース等の押出助剤を必要とすることなく精度の良い
成形品を多量に成形することが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法を実施する装置の側面図である
【図2】この発明の方法を実施する押出成形装置の口金
部の正面図である。
【符号の説明】
1    押出機 1A    口金 2    成形板 3    ゴムロール 4    サクションボックス 5    引取りコンベヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  セメント40〜50重量%、珪砂40
    〜50重量%、パルプ繊維等補強繊維5〜10重量%、
    その他必要な骨材軽量骨材5〜10重量%よりなる無機
    質配合に水を加え、スラリー濃度25〜35%とし、該
    スラリーを目的製品形状に対し3倍以上の厚さに押出機
    より押出成形し、その成形直後にロ−ル加圧及びサクシ
    ョンにより成形体を吸引脱水し、所定厚さとした後養生
    硬化することを特徴とする板状セメント製品の押出成形
    方法。
JP8316791A 1991-03-22 1991-03-22 板状セメント製品の押出成形方法 Expired - Lifetime JP2636973B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8316791A JP2636973B2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 板状セメント製品の押出成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8316791A JP2636973B2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 板状セメント製品の押出成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04292906A true JPH04292906A (ja) 1992-10-16
JP2636973B2 JP2636973B2 (ja) 1997-08-06

Family

ID=13794713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8316791A Expired - Lifetime JP2636973B2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 板状セメント製品の押出成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2636973B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7658794B2 (en) 2000-03-14 2010-02-09 James Hardie Technology Limited Fiber cement building materials with low density additives
US7993570B2 (en) 2002-10-07 2011-08-09 James Hardie Technology Limited Durable medium-density fibre cement composite
US7998571B2 (en) 2004-07-09 2011-08-16 James Hardie Technology Limited Composite cement article incorporating a powder coating and methods of making same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7658794B2 (en) 2000-03-14 2010-02-09 James Hardie Technology Limited Fiber cement building materials with low density additives
US7993570B2 (en) 2002-10-07 2011-08-09 James Hardie Technology Limited Durable medium-density fibre cement composite
US7998571B2 (en) 2004-07-09 2011-08-16 James Hardie Technology Limited Composite cement article incorporating a powder coating and methods of making same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2636973B2 (ja) 1997-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2753267B2 (ja) 成形体の炭酸化養生法
CN106738220A (zh) 超高性能混凝土板生产设备及生产方法
JPH04292906A (ja) 板状セメント製品の押出成形方法
JPH04292907A (ja) セメント製品の押出成形方法
JP2018504338A (ja) 石膏繊維板及び石膏繊維板の製造方法
JPH10230506A (ja) セメント系板材の製造方法
RU2777817C1 (ru) Способ изготовления армированных изделий
JP3984333B2 (ja) 無機質板の製造方法
JPS598529B2 (ja) Grc成形体の振動成形法
CN213971803U (zh) 一种密胺强化纤维石膏复合板材的生产设备
JPS60131206A (ja) 無機質成形板体製造法
JPH04201509A (ja) 繊維補強無機質成形体の製造方法
JP3090804B2 (ja) 繊維補強水硬性無機質成形物の製造方法
JP2729410B2 (ja) 薄物無機質板の製造法
JPH07314421A (ja) 表面凹凸模様を有する軽量無機質建材の製造方法
JPH0321324B2 (ja)
JPS6218511B2 (ja)
JP2933378B2 (ja) 無機硬化体の製造方法
SU1599193A1 (ru) Способ изготовлени многослойных асбестоцементных изделий
JP3009538B2 (ja) 水硬性無機質成形物の製造方法
JP3073395B2 (ja) 表面凹凸模様を有する無機質建材の製造方法
JPH1199509A (ja) 化粧セメント板の製造方法
SU1076289A1 (ru) Способ формовани изделий из бетонной смеси
CN117656208A (zh) 一种干硬性再生混凝土构件及其成型方法
JPS589730B2 (ja) 水切り突条をもつ瓦の製法およびその水切り突条形成装置