JPH04201509A - 繊維補強無機質成形体の製造方法 - Google Patents

繊維補強無機質成形体の製造方法

Info

Publication number
JPH04201509A
JPH04201509A JP33841390A JP33841390A JPH04201509A JP H04201509 A JPH04201509 A JP H04201509A JP 33841390 A JP33841390 A JP 33841390A JP 33841390 A JP33841390 A JP 33841390A JP H04201509 A JPH04201509 A JP H04201509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded body
extrusion
extrusion molded
press
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33841390A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0790532B2 (ja
Inventor
Seiichiro Nakamoto
仲本 政一郎
Hiromi Sakota
迫田 博美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2338413A priority Critical patent/JPH0790532B2/ja
Publication of JPH04201509A publication Critical patent/JPH04201509A/ja
Publication of JPH0790532B2 publication Critical patent/JPH0790532B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、建築用のパネル、コーナー材等の製造に用い
て好適な無機質成形体の製造方法に関する。
【従来の技術】
建築用のパネル、コーナー材を製造する方法として、例
えば、特開昭60−44303号公報、特開平2−99
301号公報などにみられる技術が既に知られている。 これらの製造方法は、いずれも、セメントに骨材、繊維
補強材、水その他増粘剤などの配合物を混合したセメン
ト系組成物を、押出金型を有する押出成形機によって押
出成形し、略定尺寸法に切断して未硬化状態にある押出
成形体を造り、次いで、この成形体を押出成形体の形状
、寸法と略同寸法(該押出成形体の外寸、断面とプレス
成形用型の寸法が略同寸法)のプレス型内に装入してプ
レス成形し、養生硬化させることにより繊維補強無機質
成形体を製造するようにしている。
【発明が解決しようとする課B】
しかし、繊維補強材が分散混合された組成物を押出成形
すると、組成物中の補強繊維が押出方向に配向した押出
成形体となってしまうため、得られる繊維補強無機質成
形体も繊維補強材が押出方向に配向したものとなってし
まう。 このような繊維補強無機質成形体は、衝撃、特に幅方向
(押出方向と直交する方向)端部に外力衝撃が加われば
、外力が押出方向(すなわち、繊維の配向方向)に沿っ
た折り曲げ力となって働くため、繊維の配向方向に沿っ
て欠けやクラック等が発生しやすいと言う欠点、すなわ
ち、輸送時や取り扱い時に、幅方向の端部に欠け、クラ
ック等の欠損が生じやすいという欠点があった。 本発明は、上記の問題点を解決するためのものであり、
その目的とするところは、幅方向の端部が強度的に弱い
という欠点を解消した繊維補強無機質成形体の製造方法
を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、繊維補強
材を含む水硬性無機物を主成分とする押出成形材料を所
定の厚み、幅に押出し、定尺に切断して、未硬化状態に
ある押出成形体を造り、この押出成形体を、内容積がこ
の押出成形体の体積と略同一か少し小さめで、かつ、前
記押出成形体の押出方向に直交する方向の幅が押出成形
体の幅より大きく、その厚みが押出成形体の厚みより薄
い成形型内で所望形状にプレス成形することを特徴とす
る繊維補強無機質成形体の製造方法を要旨としている。
【作  用】
押出成形法によって押出された押出成形体中の補強繊維
の大部分は、押出方向に配向している。 そこで、予め目的とする繊維補強無機質成形体の形状よ
り幅方向(押出方向に直交する方向)か狭く、厚みが厚
くなった押出成形体を造り、この押出成形体を内容積が
この押出成形体の体積と略同一か少し小さめで、かつ、
前記押出成形体の押出方向に直交する方向の幅が押出成
形体の幅より大きく、その厚みが押出成形体の厚みより
薄い成形型内に入れてプレス成形すると、押出成形体と
プレス成形型との厚み差に相当する体積の前記押出成形
体の厚み部分が、成形型の閉塞によって幅方向に押し流
され、成形型の内幅−杯まで押拡げられて型内が組成物
で充填されることになる。 この流れにより前記押出成形体中の補強繊維も幅方向に
配向するものが多くなり、特に、幅方向端部においては
補強繊維が幅方向に配向するものの方が多くなる。
【実 施 例】
以下に、本発明を、その実施例をあられす図面を参照し
つつ詳しく説明する。 本発明の製造方法を工程順に説明すると以下のようにな
る。 ■ 水硬性無機物、繊維補強材やその他の副配合物を予
め混合混練して得た組成物を押出成形機に入れ、押出成
形により所望形状の未硬化状態の押出成形体を得る。 なお、得られた押出成形体は、繊維補強材が押出方向に
配向している。 ■ この押出成形体を、内容積がこの押出成形体の体積
と略同一か少し小さめで、かつ、前記押出成形体の押出
方向に直交する方向の幅が押出成形体の幅より大きく、
その厚みが押出成形体の厚みより薄い成形型内に入れて
所望形状にプレス成形する。 このプレス成形により押出成形体とプレス成形型との厚
み差に相当する体積の前記押出成形体の厚み部分が、成
形型の閉塞によって押出成形体の幅方向に押し流され、
成形型の内幅−杯まで押拡げられ、型内が隙間なく組成
物により充填される。 そして、この流れにより前記押出成形体中の補強繊維も
幅方向に配向するものが多くなり、特に、幅方向端部に
おいては補強繊維が幅方向に配向するものの方が多くな
る。 なお、成形型は、特に限定されないが、その幅が前記押
出成形体の101%〜230%程度、その内部厚み(隙
間)が前記押出成形体の40%〜90%程度、その押出
方向の長さが前記押出成形体と路間しか少し小さいめに
しておくことが好ましい。 また、押出成形体の幅寸法に対するプレス成形型の幅方
向の寸法の比が大きければ、大きい程、幅方向の配向割
合を大きくすることができる。 ■ 得られたプレス成形体を養生硬化して繊維補強無機
質成形体を得る。 上記水硬性無機物としては、ボルトランドセメント、ア
ルミナセメント、スラグセメント等のセメント、ケイ酸
カルシウム、石膏等が挙げられる。 繊維補強材としては、特に限定されないが、たとえば、
ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン繊維
等の有機繊維、ウオラストナイト等の無機鉱物繊維など
が挙げられる。 また、組成物には、水硬性無機物および繊維補強材以外
に、増粘剤、骨材、軽量骨材等の副成分が必要に応じて
適宜添加されるようになっているが、増粘剤としては、
特に限定されないが、メチルセルロース、カルボキシル
メチルセルロース、ポリビニルアルコール等が挙げられ
る。 骨材としては、特に限定されないが、フライアッシュ、
シリカヒユーム、ケイ砂等が挙げられる。 軽量骨材としては、特に限定されないが、発泡スチレン
ビーズ等の有機樹脂発泡体や、ガラスバルーン等の無機
中空骨材などが挙げられる。 なお、本発明の製造方法で得られる繊維補強無機質成形
体は、特に限定されないが、建築用のパネル、コーナー
材等の外壁材の他、屋根材、基礎材、塀、側溝等の建築
用材として利用できる。 (実施例) 第1図(a)にみるように、押出成形型(図示せず)の
金型から押出された押出成形体1を受台としての鋼板製
トレイ2に移載した後、トレイ2.とともに、プレス下
型3およびプレス上型4を備えたプレス成形機(本体は
図示せず)の所まで移送してプレス下型3上に載置した
。 次に、第1図(b)にみるようにプレス上型4を降ろし
、プレス成型圧10kg/crlでプレス成形を行った
。 なお、プレス上型4およびトレイ2により形成される型
の内部寸法は、押出方向が押出成形体1と同等で幅方向
が略150%、厚みが略7o%になるように設定した。 そして、得られたプレス成形体を、トレイ2に載置した
状態でプレス成形機から取り出し、養生硬化させて、第
2図にみるような出隅側に所望の模様が形成された押出
方向の長さ400mm、直角な断面が250mmの等連
山形で、厚みが約15mmのコーナー材5を製造した。 また、成形材料としては、次の配合組成のものを用いた
。 (A)水硬性無機材料(ポルトランドセメント)100
部 (B)補強繊維(ポリプロ短繊維) 3重量部(C)保
水剤(メチルセルローズ)  2重量部(D)骨材(フ
ライアッシュ)   40重量部(シリカヒユーム) 
  5重量部 (E)水             35重量部上記実
施例で得たコーナー材5と、比較例として従来の製造方
法で得たコーナー材とをそれぞれその山型等辺の両脚下
端がコンクリート面に水平に落下するように自然落下さ
せた所、実施例のものは、60cmの高さから落下させ
ても異常がなかったが、比較例のものは40cmの高さ
から落下させるとクラックや欠けが生じた。また、両コ
ーナー材から幅25mm、長さ150Mの試料をそれぞ
れ切り取り、スパンLOOMで支持し、2.5mm/m
inの速度で曲げると、比較例のものは、押出方向が1
20 kg/ci、幅方向が70 kg/cnrであっ
たのに対し、実施例のものは押出方向が130kg/c
rl、幅方向が95 kg/cnfと強度を増している
ことが判った。 なお、プレス型の材質は、金属、樹脂、ゴム型など特に
限定されないが、たとえば、ゴム型の場合は、プレスの
時押出成形体の表面に加飾する時に有効である。加飾等
製品表面に凹凸の模様を施す時は、プレス後の脱型時ア
ンダーカット(型開き時のひっかかり)が生じるため、
プレス上型をヒンジ機構や割型構造にする等、考慮する
必要がある。押出成形体形状は平板型、上型又は3個以
上の屈折押出断面をもった役物でも良く、その時はプレ
ス型形状も押出成形体形状に対応した形状とする。
【発明の効果】
本発明にかかる繊維補強無機質成形体の製造方法は、以
上のように構成されているので、繊維補強材を幅方向に
も配向させることができ、輸送時、荷搬時の幅方向端部
の欠け、クラック、ワレ等の欠損は改良され、全体的に
も押出方向の繊維配向が改良され、強度が向上する。 また、押出成形品の製造の面でも広幅の押出成形体を作
るには、大きな能力の押出装置が必要となるが、本発明
を利用すれば小能力の設備で、狭幅の厚物押出成形体を
造り、プレス時に広幅のプレス型を用意すればよいので
、経済的なメリット、  も大きいと言える。
【図面の簡単な説明】
第1図(a3、(b)は、本発明の製造方法の1実施例
であるコーナー材の製造工程中、プレス工程を説明する
説明図であっ、て、同図(a)はプレス前の状態をあら
れし、同図(b)はそのプレスした状態をあられしてい
る。 第2図は第1図(a)、 (b)で得たコーナー材を使
用した状態を説明する斜視図である。 l・・・押出成形体 2・・・トレイ 3・・・プレス下型 4・・・プレス上型 5・・・コーナー材(繊維補強無機質成形体)特許出願
人   積水化学工業株式会社第1図 (a) 第1図 (b) 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水硬性無機物を主成分とし繊維補強材を含む成形
    材料を所定の厚み、幅に押出し、定尺に切断して、未硬
    化状態にある押出成形体を造り、この押出成形体を、内
    容積がこの押出成形体の体積と略同一か少し小さめで、
    かつ、前記押出成形体の押出方向に直交する方向の幅が
    押出成形体の幅より大きく、その厚みが押出成形体の厚
    みより薄い成形型内で所望形状にプレス成形することを
    特徴とする繊維補強無機質成形体の製造方法。
JP2338413A 1990-11-30 1990-11-30 繊維補強無機質成形体の製造方法 Expired - Fee Related JPH0790532B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2338413A JPH0790532B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 繊維補強無機質成形体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2338413A JPH0790532B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 繊維補強無機質成形体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04201509A true JPH04201509A (ja) 1992-07-22
JPH0790532B2 JPH0790532B2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=18317924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2338413A Expired - Fee Related JPH0790532B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 繊維補強無機質成形体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0790532B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0734819A2 (en) * 1992-09-16 1996-10-02 Mino Ganryo Kagaku Corporation Tile having a pattern and its manufacturing method
JP2002028907A (ja) * 2000-07-19 2002-01-29 Mig:Kk 窯業系外壁材用の同質出隅又は同質入り隅の製造方法。
JP2008544874A (ja) * 2005-05-12 2008-12-11 アントニオーニ,クロード 木材凝集体のブロック

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0734819A2 (en) * 1992-09-16 1996-10-02 Mino Ganryo Kagaku Corporation Tile having a pattern and its manufacturing method
EP0734819A3 (en) * 1992-09-16 1997-11-05 Mino Ganryo Kagaku Corporation Tile having a pattern and its manufacturing method
JP2002028907A (ja) * 2000-07-19 2002-01-29 Mig:Kk 窯業系外壁材用の同質出隅又は同質入り隅の製造方法。
JP4566353B2 (ja) * 2000-07-19 2010-10-20 株式会社 エム アイ ジー 窯業系外壁材用の同質出隅部材や同質入り隅部材の製造方法
JP2008544874A (ja) * 2005-05-12 2008-12-11 アントニオーニ,クロード 木材凝集体のブロック

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0790532B2 (ja) 1995-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0213882B2 (ja)
EP3568273B1 (en) Plant and method for producing pumice blocks having cavities filled with insulation material
JP2001524889A (ja) 有機性廃棄物を利用した連続的押出法
JPH04201509A (ja) 繊維補強無機質成形体の製造方法
JPH08268775A (ja) 軽量コンクリートブロック及びその製造方法
JPS6124358B2 (ja)
JP4914974B2 (ja) セメント系成形体の製造方法および成形装置
JPH07314421A (ja) 表面凹凸模様を有する軽量無機質建材の製造方法
CN108947345A (zh) 一种实心轻质隔墙板及其生产工艺
JPS598529B2 (ja) Grc成形体の振動成形法
CN201317046Y (zh) 大规模一次性墙板灌注成型模车
JP3723607B2 (ja) 中空成形体の製造装置及びこれを使用する中空成形体の製造方法
JP3759597B2 (ja) 立体形状のgrcパネルの製造方法
JPH04292906A (ja) 板状セメント製品の押出成形方法
JPH0299301A (ja) 無機質成形体の製造方法
JPH0363106A (ja) 繊維補強石膏パネルの製造方法
JPH02307852A (ja) 無機板状体の製造方法
JPH0665637B2 (ja) 軽量気泡コンクリ−ト体の製造方法
CN202283746U (zh) 陶粒增强加气砌块成型模具
JPH0441206A (ja) 無機質建材の表面凹凸模様付方法
JPH04161302A (ja) コンクリートまたはモルタル成形方法
JP2003181820A (ja) 建築用隅役物の製造方法
JPH09110550A (ja) 軽量気泡コンクリートパネルとその製法
JPH06278122A (ja) 水硬性無機質成形体の製造方法
JPS6374947A (ja) 押出し成形品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees