JPS6124358B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6124358B2
JPS6124358B2 JP5408578A JP5408578A JPS6124358B2 JP S6124358 B2 JPS6124358 B2 JP S6124358B2 JP 5408578 A JP5408578 A JP 5408578A JP 5408578 A JP5408578 A JP 5408578A JP S6124358 B2 JPS6124358 B2 JP S6124358B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
weight
parts
clay
mixed
Prior art date
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Expired
Application number
JP5408578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5595654A (en
Inventor
Toshinobu Imahama
Jujiro Kosaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Soda Manufacturing Co Ltd filed Critical Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5408578A priority Critical patent/JPS5595654A/ja
Publication of JPS5595654A publication Critical patent/JPS5595654A/ja
Publication of JPS6124358B2 publication Critical patent/JPS6124358B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は成形性の非常に優れているセメント
二次製品用セメント組成物の製造法に関する。 プラスチツクの押出し成形の場合はダイスから
押出された溶触ポリマーをフオーミング装置で所
定の寸法に成形冷却し続いて冷却水槽中で完全に
冷却することによつて、寸法精度の良い製品を得
ることができる。 このようにプラスチツクスは温度を高くすれば
溶融状態に、低くすれば硬化して保形できる。 一方セメント等の無機質材料ペーストは温度を
高くしたり、逆に低くしたりしても、短時間には
硬化しないので、押出された成形物は短かくとも
5分、長い場合には24時間以上も軟かいままであ
る。従つて、硬化までの保形性がほとんどなく自
重で変形してしまい、製品の寸法安定性が非常に
劣る。該保形維持の困難さが一つの主な原因とな
り、現在セメント二次製品は主に注型法などによ
り製造されている。その製造法を採る限り、工程
は労働集約的であり得られる製品形態は管、柱、
板のような単純なものにならざるを得ない。 本発明の目的は、このような制約のあるセメン
ト二次製品の製造法を画期的に変更し、プラスチ
ツク製品同様の種々の形態の製品を得るための、
可塑性、形態保持性を兼ね備えたセメント組成物
を提供することにある。 すなわち本発明によつて製造したセメント組成
物は著しく高い可塑性、形態保持能を有するた
め、セメント二次製品の注型法などに代り、省力
的かつ連続的の押出し成形法射出成形法などが可
能となり、製品形態についても、現状のものはも
ちろんのこと、より複雑なものも製造しうる。 以下本発明の構成について説明する。 本発明は以下に示す三段階の連続的混合、混練
り操作より成つている。 そして、この三段階に分けた混合方法によつて
はじめて可塑性、形態保持性を兼ね備えた秀れた
組成物は得られるのである。たとえば、一段で混
合した場合は押出特性の悪化、ないしセメント二
次製品の強度の低下が著しい。 まず、第一段階では、水硬性セメントと有機粘
結剤を、あるいはこれに補強材を加えたものを乾
燥状態で混合する。 第二段階では上記混合物にセメント減水剤の溶
解した水を添加し充分混練りする。この段階の混
練り時間は5乃至15分間であり、好ましくは7乃
至10分間である。混練り時間5分以下ではセメン
トのゲル化が均一に行われず混練物の可塑性が不
足する。 15分以上では、混練物の凝固が始まるため、可
塑性が小さくなり、以後の押出し、射出などの操
作にとつて好ましくない組成物となる。混合の第
三段階では粉末の粘土を添加混練りする。この混
練り時間は3乃至10分間であることが好ましい。
3分以内では該助剤の分散が不充分であり、10分
以上では混練物の可塑性が小さくなり、以後の押
出し、射出などの操作にとつて不適当な組成物と
なる。 本発明における水硬性セメントとは、水の添加
混合によつて硬化する成形品用の無機物の粉末を
言う。 そして本発明においては、100重量部の普通ポ
ートランドセメントに対し、2乃至10重量部のア
ルミナセメント、焼石膏または無水石膏を混合し
たものを用いることが可塑性、形態保持性等の物
性バランス上特に好ましい。 本発明の有機質粘結剤は、水溶性セルロース、
エーテル類、エチレンオキサイド重合体、アクリ
ルアミド重合体 部分加水分解物、アクリルアミ
ド重合体、ポリビニルアルコール等の水溶性で、
スラリー等の粘りを付与する有機物質である。有
機粘結剤を使用しない組成物は固液分離を起しや
すく、押出、射出成形などに用いることができな
い。そして該有機質粘結剤を水硬性セメント100
重量部に対して、1乃至5重量部混入することが
可塑性、形態保持性等、組成物の物性バランス
上、特に好ましい。 本発明における補強材は、砂、石等の細骨材;
石綿、岩綿、ガラスフアイバー等の無機繊維;ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の合成
繊維などセメント製品の補強効果を有するもので
ある。そして補強材の混入量は通常のセメント二
次製品中に混入している量と同一でよい。 本発明におけるセメント減水剤としては、市販
の減水剤はいずれも有効であるが、好ましくは凝
結遅延性のない減水剤、例えば、花王石鹸(株)
製のマイテイ150(β−ナフタレンスルホン酸塩
ホルマリン縮合物)などが有効である。該セメン
ト減水剤の混入量はそれぞれの減水剤のカタログ
等に示されている量でよい。 本発明における添加水量は水硬性セメントに対
し28乃至40重量パーセントであることが望まし
い。 28重量パーセント以下では、得られたセメント
組成物の可塑性が小さく、以後のセメント製品の
押出し成形射出成形等が不可能となる。40%以上
では可塑性が大きすぎ成形機を出た後の成形品の
形態保持能力が小さくなり製品が硬化以前に変形
し易い。 本発明に用いる粘土としてはカオリン、木節粘
土、蛙目粘土、下盤粘土およびベントナイトから
なる群より選ばれた1種または2種以上の混合物
であることが望ましい。 粘土類の混入により本発明のセメント組成物は
優れた形態保持を保持する。該粘土を水硬性セメ
ント100重量部に対して5乃至20重量部混入する
ことが可塑性、形態保持性等組成物の物性バラン
ス上特に好ましい。混入量5重量部以下、20重量
部以上では可塑性、形態保持性等の組成物の物性
にアンバランスが生じ、組成物の成形性に著しい
低下がみられる。 本発明に従つて得られるセメント組成物は可塑
性、形態保持性が非常に優れているためその製品
加工には押出し成形機、射出成形機などが利用で
き、連続的に生産可能である。 すなわち従来の注型法に不可欠な型組み、離型
剤塗布、型外し、型掃除等の工程が省略される。 また、ダイ、射出型の形態を変えることによつ
て容易に種々のより複雑な形の製品が得られ、得
られた製品は従来の注型法によつて製造されたも
のとほぼ同等の強度を有する。 以下本発明を実施例により詳述する。 実施例、比較例において用いた素材、機械は以
下に示すものである。
【表】 の改造機
実施例 1 普通ポートランドセメント800g、アルミナセ
メント40gおよび有機粘結剤であるCMC16gを
混練機用い乾燥状態のまま充分に混合した。次に
減水剤8gを溶解させた水260gを撹拌しながら
除々に添加した。添加後7分間混練し、セメント
を充分にゲル化させた後、粉末の粘土80gを散布
しながら5分間混練りした。得られたセメント組
成物をスクリユータイプの押出し成型機で成形し
たところ、固液分離が全く生せず、柱、管、板の
連続的成形が可能であつた。押出し後の成形体は
保形性に優れているため成形後、自重での変形は
全く見られなかつた。 なお、変形の有無は成形後20分後に寸法測定を
行い判定した。 実施例 2 普通ポートランドセメント800g、アルミナセ
メント40g、砂1600g、砕石1600gおよび
CMC16gを混練機を用い乾燥状態のまま充分に
混合した。以下実施例1と同様な条件で有機質粘
結剤、減水剤、水および粘土を添加混練りしてセ
メント組成物を得た。この組成物をシリンダータ
イプの成形機にかけたところ固液分離が起らず、
柱、管、板、LおよびU字管等が連続的に成形可
能であつた。成形後の成形体の自重による変形は
全く見られなかつた。 比較例 1 普通ポートランドセメント800g、アルミナセ
メント40g、砂1600g、砕石1600g、および減水
剤8gを溶解した水260gを混練り機で一括混練
りした。得られた混練り物を従来の注型法に従い
鉄製の型に注入し、振動を与えて柱体を成形し
た。 実施例 3 実施例2、比較例1で得た柱体を外気養生し七
日目の強度テストを行つた。強度試験方法はJIS
A 1108−1963 JIS A 1106−1964に準拠し
た。
【表】 本発明によるセメント組成物を連続的押出し機
にかけて得た製品の強度は従来の注型法によつて
得たものの強度とほぼ同等であつた。 実施例 4 普通ポートランドセメント800g、アルミナセ
メント40g、CMC16gおよび石綿80gを混練り
機にて乾燥状態のまま充分に混合した。以下実施
例1と同混練り条件の下に同量の水、減水剤およ
び粘土を添加混練りして、セメント組成物を得
た。これをスクリユータイプの押出し成形機にか
けたところ固液分離は全く生ぜず柱、管、板の連
続成形が可能であつた。押出し直後の成形体の保
形性が大きく、自重での変形は全く見られなかつ
た。 実施例 5 コツプの金型のついた射出成形機を用いて実施
例1で得たセメント組成物のインジエクシヨンモ
ールデイングを行つた。射出直後に変形なしに型
外し可能であり、ウエルドラインのない表面平滑
性のよい製品が連続的に得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水硬性セメントを主体とし、それに有機質粘
    結剤のみを混合し、または有機質粘結剤および補
    強材を混合した後、セメント減水剤を溶解した水
    を加え、充分混練りし、続いて粘土を添加混合す
    ることを特徴とする二次製品成形用セメント組成
    物の製造方法。 2 水硬性セメントが100重量部のポートランド
    セメントにアルミナセメント、焼石膏および無水
    石膏からなる群より選ばれた物質を2乃至10重量
    部混合したものである特許請求の範囲第1項に記
    載のセメント組成物の製造方法。 3 有機質粘結剤を水硬性セメント100重量部に
    対して1乃至5重量部混入することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載のセメ
    ント組成物の製造方法。 4 粘土がカオリン、木節粘土、蛙目粘土、下盤
    粘土およびベントナイトからなる群より選ばれた
    1種又は、2種以上の混合物である特許請求の範
    囲第1乃至3項のいずれかの項に記載のセメント
    組成物の製造方法。 5 粘土を水硬性セメント100重量部に対して5
    乃至20重量部添加混合することを特徴とする特許
    請求の範囲第1乃至4項のいずれかの項に記載の
    セメント組成物の製造方法。 6 添加水量が水硬性セメント100重量部に対し
    て28乃至40重量部であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1乃至5項のいずれかの項に記載のセ
    メント組成物の製造方法。
JP5408578A 1978-05-09 1978-05-09 Production of cement composition for molding secondary product Granted JPS5595654A (en)

Priority Applications (1)

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Publication Number Publication Date
JPS5595654A JPS5595654A (en) 1980-07-21
JPS6124358B2 true JPS6124358B2 (ja) 1986-06-10

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