JP3759597B2 - 立体形状のgrcパネルの製造方法 - Google Patents

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本発明は、主として建物の外壁等に使用される立体形状のGRCパネルの製造方法に関する。
モルタルの内部にガラス繊維を埋設して、ガラス繊維で補強している繊維補強コンクリートパネルは、GRCパネルと呼ばれる。このGRCパネルは、成形型枠の成形面にガラス繊維を埋設する状態でモルタルを付着して製作される。GRCパネルは、コンクリートパネルに比較すると軽くて強靭なパネルである。この特徴が生かされて、GRCパネルは、建物の外壁パネルとして使用される。とくに大きな外壁パネルとして使用されている。
さらに、このGRCパネルの製造方法として、骨材に軽量骨材を使用して、全体をさらに軽量化する技術が開発されている。(特許文献1参照)
特開平11−60347号公報
この公報に記載される方法は、成形型枠の底部にタイルや石材等の仕上げ材を並べる状態として、ガラス繊維と軽量モルタルを吹き付けて、仕上げ材を表面に表出するように埋設している平面状のGRCパネルを製造する。ガラス繊維はカットしながら、軽量モルタルと同時にスプレーガンの異なった出口から型枠に吹き付けられる。軽量モルタルは、セメントに対して、20〜60重量%の軽量骨材と、0.1〜3重量%の減水剤と、0.5〜5重量%の収縮低減剤と、0.01〜0.5重量%の増粘剤と、0.01〜0.5重量%のAE剤と、65重量%以下の水を含有するものを使用する。ガラス繊維の使用量は、モルタルに対し、1〜10重量%とする。
この方法は、軽量骨材の添加量を多くして、軽いGRCパネルを能率よく製造できる特徴がある。しかしながら、この方法は、全体の形状を平面状とするパネルを能率よく製造できるが、表面と内面に凸部または凹部ができる立体的な板状等の複雑な形状のGRCパネルの製造には著しく手間がかかる。それは、成形型枠に吹き付けられるモルタルに含まれる軽量骨材が、成形型枠の内面で反射して、成形型枠の隅部に溜るからである。
図1に示すように、全体の形状を平面状としないで、表面と内面に凸部または凹部ができる立体的な板状のGRCパネルを成形する成形型枠1は、モルタルを吹き付けて成形する成形面2に、立ち上がり部2Aと水平部2Bとの境界にコーナー部2Cができる。この成形型枠1の内面にモルタルを吹き付けると、矢印で示すように、骨材4が成形面2で反射されて、成形型枠1のコーナー部2Cに溜ってしまう。骨材4が反射するのは、骨材4が成形面2に衝突して反射するときに運動エネルギーが大きいからである。成形型枠の凹部に多量の骨材が溜った状態で、モルタルを吹き付けると、表面に突出部を綺麗に成形できなくなる。この欠点を防止するために、従来は、凹部に溜った骨材を除去した後、成形型枠の凹部内面に予め所定の厚さのモルタルをテコで塗布している。モルタルを塗布した後、このモルタルの内面に、ガラス繊維とモルタルを吹き付けている。この方法は、骨材の除去とモルタルの塗布に手間がかかるばかりでなく、全体を連続して製作しないので、コテで塗布した部分とモルタルを吹き付けた部分とに境界ができる欠点もあり、能率よく高品質なGRCパネルを製造できない欠点がある。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、モルタルを成形型枠に吹き付けるときに、骨材が成形面で反射するのを確実に防止して、表面と内面に凸部または凹部ができる立体的な板状のGRCパネルを能率よく多量生産できるGRCパネルの製造方法を提供することにある。
本発明の表面を立体形状とするGRCパネルの製造方法は、セメントに骨材と水を混合しているモルタルを、ガラス繊維と共に加圧された空気でもって、成形型枠の内面に吹き付けて、表面と内面に凸部または凹部ができる立体的な板状とするGRCパネルを製造する。さらに、本発明の方法は、モルタルに添加する骨材を特定のものとすると共に、骨材の添加量をも特定の範囲に制限し、さらにモルタルを成形型枠に噴射する空気圧をも特定の範囲に特定することを特徴とする。すなわち、モルタルの骨材として、1リットルの重量を0.03〜0.6kgとし、かつ粒径を3mm以下とする軽量骨材を使用する。さらに、この軽量骨材の添加量は、セメントに対して8〜15重量%とする。また、このモルタルを成形型枠に吹き付ける空気圧は、1〜3kgf/cmとする。
モルタルに添加する骨材には、さらに好ましくは、1リットルの重量を0.5kg以下とする軽量骨材を使用する。この軽量骨材として、シラスバルーン、または、真珠岩系と黒曜石系のパーライトを使用する。さらに、本発明は、建物の外壁に適しているGRCパネルであって、表面と内面に凸部または凹部ができる立体的な板状のGRCパネルを製造する。
本発明の製造方法は、モルタルを成形型枠に吹き付けるときに、骨材が成形面で反射するのを確実に防止して、立体形状のGRCパネルを能率よく多量生産できる特長がある。それは、成形型枠に吹き付けるモルタルに含まれる骨材として、特定の比重と粒径の軽量骨材を使用し、かつこの軽量骨材の添加量を特定の範囲としているからである。本発明の方法は、モルタルの骨材として、1リットルの重量が0.03〜0.6kgであって、粒径を3mm以下とする軽量骨材を使用する。この軽量骨材は、小さくて軽いので、成形型枠の成形面に吹き付けられて反射するときの運動エネルギーが小さく、モルタルから外部に飛び出すことがない。軽量骨材が成形型枠の成形面に吹き付けられる運動エネルギーは、以下の式で表される。
E=1/2×mv
ただし、この式において、mは骨材の質量、vは骨材が成形面に衝突するときの速度である。
この式から明らかなように、骨材が成形面に衝突する運動エネルギーは、骨材の速度の自乗と質量の積に比例して大きくなる。この運動エネルギーが大きくなると、成形型枠の成形面で反射してモルタルから飛び出す力が大きくなる。モルタルは粘性があって、骨材が飛び出すのを阻止しようとする。しかしながら、従来の方法では、モルタルが骨材の飛び出しを阻止する力よりも、骨材がモルタルから飛び出そうとする運動エネルギーが大きく、骨材の飛び出しを阻止できなかった。ところが、本発明の方法は、骨材に小さくて軽いものを使用するので、ひとつの骨材の質量が極めて小さい。骨材がモルタルから飛び出そうとする運動エネルギーは、質量に比例するので、質量が小さくなると飛び出そうとする運動エネルギーも小さくなる。さらに、本発明の製造方法は、モルタルを成形型枠に吹き付ける空気圧を1〜3kgf/cmと低くしている。このため、モルタルが成形型枠の成形面に吹き付けられる速度も遅くなり、このことによっても、骨材がモルタルから飛び出そうとする運動エネルギーも小さくなる。このことが相乗して、本発明の製造方法は、骨材を成形型枠に成形面に衝突させるときの運動エネルギーを著しく小さくする。さらに本発明の製造方法は、モルタルに添加する骨材量を8〜15重量%と少なく制限している。したがって、モルタルを成形型枠の成形面に吹き付けて、骨材を成形面に衝突させてこれが反発しても、多量のセメントと水とで粘性のあるモルタルから離れて飛び出すことはない。このため、本発明のGRCパネルの製造方法は、従来のように、成形型枠の隅部に溜る骨材を除去する必要がなく、またコテでモルタルを特別に塗布する必要もなく、モルタルとガラス繊維を成形型枠に吹き付ける簡単な方法で、表面に突出部がある立体形状のGRCパネルを、能率よく高品質に多量生産できる特徴が実現される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのGRCパネルの製造方法を例示するものであって、本発明はGRCパネルの製造方法を以下のものに特定しない。
図2に示す断面形状の成形型枠1に、モルタルとガラス繊維を加圧空気でノズル3から噴射する。成形型枠1は、内面にモルタルとガラス繊維を付着させて、表面と内面に凸部または凹部ができる立体的な板状であるGRCパネル5を成形する。全体の形状を所定の厚さの板状とするGRCパネル5は、表面に凸部を設けると内面に凹部ができ、また表面に凹部を設けると内面に凸部ができる。図2の成形型枠1で成形されるGRCパネル5は、図3の断面図に示すように、表面の両側部分に凸部5Aを設けて、中間には凹部5Bを設けている。したがって、GRCパネル5の内面は、両側に凹部5bがあって、中間に凸部5aがある。本発明は、表面と内面に凸部または凹部ができる立体的な板状のGRCパネルの製造方法にかかるものであるが、本発明は、たとえば図1に示す成形型枠で成形される表面の両側に凸部があって内面に凹部がない単純な形状から、表面に複数の凸部や凹部がある複雑な形状まで、種々の形状のGRCパネルを製造することができる。
成形型枠1は、内面がGRCパネル5の成形面2となる。内面にモルタルとガラス繊維を所定の厚さに付着してGRCパネル5を成形するからである。モルタルとガラス繊維とが成形型枠1の内面に所定の厚さに吹き付けられて、凹凸のある板状に成形される。
モルタルは、セメントに骨材と水を混合している。さらに、モルタルは、これ等に加えて減水剤、収縮低減剤、増粘剤を添加することができる。モルタルはこれらの原料を混練りしながら、混練り後に直ちにノズルから噴射される。ガラス繊維は、所定の長さに切断されて、モルタルと一緒にノズルから噴射される。ガラス繊維はノズルの中心から噴射され、モルタルはガラス繊維の周囲から噴射される。モルタルを混練りしながら連続してノズルから噴射すると共に、ガラス繊維を所定の長さに切断して、モルタルとガラス繊維とを一緒に噴射する方式は、ダイレクトスプレー方式といわれる。この方式は、ノズルから噴射されるモルタルとガラス繊維とが一緒に成形型枠の成形面に吹き付けられて、ガラス繊維がモルタルに埋設される状態となる。ただし、ガラス繊維を所定の長さに切断して、これをモルタルに混練りしてノズルから噴射することもできる。
モルタルは、加圧された空気でもって、ノズル3から成形型枠1の成形面2に吹き付けられる。ガラス繊維は、モルタルと一緒にノズル3から成形型枠1の成形面2に加圧空気で吹き付けられる。ガラス繊維は、所定の長さに切断してノズル3から成形面2に吹き付けられるが、ガラス繊維の長さは、約30mmである。ただし、ガラス繊維の長さは15〜40mmとすることもできる。ガラス繊維の添加量は、モルタルに対して3〜10重量%とする。
モルタルは、独特の骨材を特定量混合している。モルタルに混合される骨材は、1リットルの重量を0.03〜0.6kgとする軽量骨材である。さらに、この軽量骨材は、粒径を3mm以下とするものである。さらにまた、軽量骨材の添加量は、セメントに対して8〜15重量%の範囲に特定される。このモルタルが、1〜3kgf/cmの空気圧でノズル3から成形型枠1に噴射される。
軽量骨材の1リットルの重量が0.6kgよりも重く、また、粒径が3mmよりも大きいと、1粒の骨材質量が大きくなり、これが所定の速度で成形面2に吹き付けられると運動エネルギーが大きくなって、成形型枠1の成形面2の内面で反射してしまう。また、軽量骨材の添加量が15重量%よりも多くても、吹き付けられる成形型枠1の成形面2から反射する確率が高くなる。また、モルタルを成形型枠1の成形面2に噴射する空気圧が3kgf/cmより高くても、骨材は成形型枠1の成形面2から反射する。空気圧が高いと、モルタルが成形面2に飛翔する速度が速くなり、運動エネルギーが速度の自乗に比例して大きくなるからである。
骨材の1リットルの重量が0.03kgよりも軽くなると、GRCパネル5の強度が低下する。また骨材の添加量が8重量%よりも少なくなっても、GRCパネル5の強度が低下したり、あるいはクラックが発生しやすくなる。さらにまた、モルタルを成形型枠1の成形面2に噴射する空気圧が1kgf/cmよりも低くなると、モルタルを成形面2に飛翔させる速度が遅くなって、能率よく綺麗にモルタルを成形型枠1の成形面2に吹き付けできなくなる。
モルタルに添加する好ましい軽量骨材は、1リットルの重量を0.05〜0.6kg、好ましくは0.05〜0.5kgとし、かつ粒径を1.0mm以下とするシラスバルーンである。さらに、モルタルに添加する軽量骨材には、1リットルの重量を0.05〜0.3kg、好ましくは、0.05〜0.2kgとし、かつ粒径を1.2mm以下とする真珠岩系のパーライトを使用することができる。また、粒径を1.2mm以下とする真珠岩系のパーライトと、粒径を0.6mm以下とするパーライトを混合して使用することもできる。さらにまた、1リットルの重量を0.6kg以下とし、粒径を3mm以下とする黒曜石系のパーライトも使用でき、さらに黒曜石系のパーライトと、真珠岩系のパーライトとを混合して使用することもできる。さらにまた、軽量骨材は、シラスバルーンとパーライトを混合して使用することもできる。
モルタルは、既に市販されている減水剤、収縮低減剤、増粘剤等を添加することができる。減水剤は、水の添加量を少なくして作業性を向上するもので、その添加量は0.1〜3重量%である。収縮低減剤は、硬化するときの収縮を少なくして狂いを少なくするもので、その添加量は0.5〜5重量%である。増粘剤は、モルタルの粘度を高くして、軽量骨材が成形型枠の成形面から反射するのを少なくするもので、その添加量は0.01〜0.5重量%である。
以下の混合比で混練りしたモルタルを、ノズル3から加圧空気で成形型枠1の成形面2に吹き付ける。
ただし、軽量骨材には1リットルの重量が0.4kgで、粒径を1.0mm以下とするシラスバルーンを使用する。
セメント……………………………25kg
シラスバルーン(軽量骨材)……3.0kg
収縮低減剤…………………………300g
減水剤………………………………800g
(花王株式会社 マイティ150V)
水……………………………………11リットル
以上のモルタルを、2kgf/cmの空気圧で、ノズル3から成形型枠1の成形面2に噴射する。成形型枠1は建物の外壁を成形するもので、図2の断面図に示す形状のものであって、幅(W)を90cm、奥行き(D)を10cmとするものである。ノズル3は、モルタルを周囲から、ガラス繊維をモルタルの中心から噴射する。ノズル3から噴射されるガラス繊維は、30mmの長さに切断される。さらに、ガラス繊維量は、モルタルに対して7重量%とする。
以上のようにして、成形型枠1の成形面2に、3cmの厚さでモルタルとガラス繊維とを噴射すると、モルタルに含まれる骨材は成形面2から反射することなく、成形面2に綺麗に付着された。さらに、この混合比のモルタルとガラス繊維を使用して製作されたGRCパネル5の曲げ強度を測定すると、250kg/cmと極めて優れていた。また、成形されたGRCパネル5の比重は1.5と非常に軽くなった。
以下の混合比で混練りしたモルタルを、ノズル3から加圧空気で成形型枠1の成形面2に吹き付ける。
ただし、軽量骨材には1リットルの重量が0.08kgで、粒径を1.2mm以下とする真珠岩系のパーライトを使用する。
セメント……………………………25kg
パーライト(軽量骨材)…………2.5kg
収縮低減剤…………………………300g
減水剤………………………………800g
(花王株式会社 マイティ150V)
水……………………………………11リットル
以上のモルタルを、2kgf/cmの空気圧で、ノズル3から成形型枠1の成形面2に噴射する。成形型枠1は建物の外壁を成形するもので、図2の断面図に示す形状のものであって、幅(W)を90cm、奥行き(D)を10cmとするものである。ノズル3は、モルタルを周囲から、ガラス繊維をモルタルの中心から噴射する。ノズル3から噴射されるガラス繊維は、30mmの長さに切断される。さらに、ガラス繊維量は、モルタルに対して7重量%とする。
以上のようにして、成形型枠1の成形面2に、3cmの厚さでモルタルとガラス繊維とを噴射すると、モルタルに含まれる骨材は成形面2から反射することなく、成形面2に綺麗に付着された。さらに、この混合比のモルタルとガラス繊維を使用して製作されたGRCパネル5の曲げ強度を測定すると、250kg/cmと極めて優れていた。また、成形されたGRCパネル5の比重は1.5と非常に軽くなった。
骨材として、1リットルの重量が0.01kgで粒径を0.6mm以下とする真珠岩系のパーライトと、1リットルの重量が0.08kgで粒径が1.2mmとする真珠岩系のパーライトとを、重量比が50:50となるように混合する以外、実施例2と同様にして、モルタルとガラス繊維とを成形型枠1の成形面2に吹き付けた。この方法によっても、モルタルに含まれる骨材は成形面2から反射することなく、成形面2に綺麗に付着されて、高品質な立体形状のGRCパネル5が製作できた。さらに、曲げ強度と比重は、実施例2に匹敵するものであった。
ノズル3からモルタルを噴射させる空気圧を3kgf/cmとする以外、実施例2と同様にして、モルタルとガラス繊維とを成形型枠1の成形面2に噴射した。この方法によっても、モルタルに含まれる骨材は成形面2から反射することなく、成形面2に綺麗に付着されて、高品質な立体形状のGRCパネル5が製作できた。さらに、曲げ強度と比重も実施例2と同じになった。
軽量骨材の添加量を2.5kgから3.5kgとする以外、実施例2と同様にして、モルタルとガラス繊維とを成形型枠1の成形面2に噴射した。この方法によっても、モルタルに含まれる骨材は成形面2から反射することなく、成形面2に綺麗に付着されて、高品質な立体形状のGRCパネル5が製作できた。さらに、曲げ強度と比重は実施例2と同等な値となった。
従来の製造方法でGRCパネルを製造する状態を示す断面図である。 本発明の一実施例にかかる製造方法でGRCパネルを製造する状態を示す断面図である。 図2に示す成形型枠で製造されたGRCパネルの断面図である。
符号の説明
1…成形型枠
2…成形面 2A…立ち上がり部 2B…水平部
2C…コーナー部
3…ノズル
4…骨材
5…GRCパネル 5A…凸部 5B…凹部
5a…凸部 5b…凹部

Claims (4)

  1. セメントに骨材と水を混合しているモルタルを、ガラス繊維と共に、加圧された空気でもって、立体的な形状に成形する成形型枠の内面に吹き付けて、表面と内面に凸部または凹部ができる立体的な板状のGRCパネルを製造する方法であって、
    骨材として、1リットルの重量が0.03〜0.6kgであって、粒径を3mm以下とする軽量骨材を使用し、かつこの軽量骨材の添加量をセメントに対して8〜15重量%とするモルタルを、1〜3kgf/cmの空気圧でノズルから成形型枠に噴射して硬化させることを特徴とする立体形状のGRCパネルの製造方法。
  2. モルタルに添加する骨材として、1リットルの重量が0.3kg以下の軽量骨材を使用する請求項1に記載される立体形状のGRCパネルの製造方法。
  3. モルタルに添加する骨材として、シラスバルーンまたはパーライトを使用する請求項1に記載される立体形状のGRCパネルの製造方法。
  4. 繊維補強コンクリートパネルが建物の外壁である請求項1に記載される立体形状のGRCパネルの製造方法。
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