JPH042859Y2 - - Google Patents

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JPH042859Y2
JPH042859Y2 JP9099386U JP9099386U JPH042859Y2 JP H042859 Y2 JPH042859 Y2 JP H042859Y2 JP 9099386 U JP9099386 U JP 9099386U JP 9099386 U JP9099386 U JP 9099386U JP H042859 Y2 JPH042859 Y2 JP H042859Y2
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JP
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vehicle
cross member
vehicle body
passage
mounting bracket
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JP9099386U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の下部車体構造に関するもの
である。
(従来技術) 一般に自動車の車体に対する付属物である例え
ば燃料タンクは、実開昭53−66720号公報に記載
されているように、当該自動車の車体フレームに
対して所定の取付ブラケツトを設け、この取付ブ
ラケツトを介して締結バンドにより取付けるよう
な構成が採用されていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記車体フレーム、特に車幅方向に
延設されたクロスメンバーには、一般に当該車体
の前後方向に延びるパーキングブレーキ操作系の
ワイヤーや電気配線用のワイヤーハーネス等の配
線部材が配設されるダクト状の配設路が形成され
るのが一般的であり、しかも該配設路はその上面
側のフロア面をできるだけフラツトに形成するた
めに上記クロスメンバーを凹状に陥没させて凹状
の通路に形成するのが一般的である。ところが、
そのようにすると当該凹状通路部の形成によつて
当該部分での車体クロスメンバー剛性が低下する
問題が生じる。一方、上記クロスメンバー中央部
下方(直下)には、通常車両駆動軸としてのプロ
ペラシヤフトが存在するので、当該クロスメンバ
ーを下方に屈曲させることによつて上記凹状通路
を形成するような構成も採用し得ない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の問題を解決するためになされ
たもので、車幅方向に延設されかつ車体前後方向
に車両用配線部材等を配設するための凹状通路を
形成した車体のクロスメンバーに対して車両付属
物取付用の取付ブラケツトを設け、該取付ブラケ
ツトにより車体下部に所定の重量を有する車両付
属物を取付けるようにした自動車において、上記
取付ブラケツトを上記凹状通路下部の両端に跨つ
て設けてなるものである。
(作用) 従来の手段によると、所定の重量を有する車両
付属物取付用の取付ブラケツトが車両用配線部材
等配設用の凹状通路下部の両端部に跨つて設けら
れているので、該取付ブラケツトにより上記車体
クロスメンバーの凹状通路部の剛性が補強され、
しかも該凹状通路部に負荷される荷重が該凹状通
路部の両端側に分散されることになるために車体
クロスメンバー全体としての耐荷重強度もより向
上する。
また、それらの結果、上記凹状通路の形成個所
に特別な制約を受けることがなくなり、配線部材
等配設レイアウト作業上の自由度も高くなる。
(実施例) 第1図〜第3図は、本考案の実施例に係る自動
車の下部車体構造を示している。
第1図において、先ず符号1は、車体両側部に
位置して当該車体の前後方向に延びる一対のサイ
ドフレーム2,2間に衝き合せ状態で溶接により
接合固定された断面略コ字状のクロスメンバーフ
レームであり、該クロスメンバーフレームの略中
央部分の上面側には車両用配線部材としてのパー
キングブレーキ操作系のワイヤーケーブル3を車
体前部側から車体後部側に向けて配設するための
ワイヤーケーブル配設用通路4が設けられてい
る。このワイヤーケーブル配設用通路(実用新案
登録請求の範囲中の凹状通路に該当する)4は、
上記クロスメンバーフレーム1の上部にフロアプ
レートFpが付設されることから、当該クロスメ
ンバーフレーム1の上面側をできるかぎりフラツ
トに形成するために当該クロスメンバーフレーム
1の上部を凹状に陥没させることによつて凹状の
通路に形成されている。そのため当該クロスメン
バーフレーム1の上記ワイヤーケーブル配設用通
路4の形成部は上下方向の厚さも薄く剛性も低く
なつている。そして、当該クロスメンバーフレー
ム1の上記ワイヤーケーブル配設用通路4下方に
はプロペラシヤフト6が設けられている。又、上
記ワイヤーケーブル3は、車体後部側では、さら
に2系統に分岐され、当該2系統に分岐された各
ワイヤーケーブル3a,3bは、各々後輪のブレ
ーキ作動部に連結されている。
一方、符号10は上記クロスメンバーフレーム
1の下部一側寄りに位置し、金属製の締結バンド
8によつて車体下部に取付けられる所定の重量を
有する車両付属装置としての例えばドラム型燃料
タンクである。この燃料タンク10は、上記締結
バンド8の一端側を上記一側方(第1図の図示右
側)のサイドフレーム2の下面に取付フランジ7
を介してボルト13により固定する一方、他端側
を上記クロスメンバーフレーム1の上記ワイヤー
ケーブル配設用通路4下面に対して取付ブラケツ
ト12を介して取付けられている。
上記取付ブラケツト12は、第3図に示すよう
に断面略コ字状をなして上記クロスメンバーフレ
ーム1の上記ワイヤーケーブル配設用通路4の下
部に位置し、しかも当該ワイヤーケーブル配設用
通路4の車幅方向両端部に跨つて嵌合溶着(例え
ばスポツト溶接)せしめられたブラケツト本体1
2aと、このブラケツト本体12aに形成された
ボルト貫通孔(図示省略)とからなり、上記ボル
ト貫通孔裏面側にはボルト14螺合用のナツト部
材15が固着されている。そして、上記締結バン
ド8の他端を介装して上記ボルト14を上記ブラ
ケツト本体12aの貫通孔より裏面方向に貫挿
し、上記ブラケツト本体12aの内側で上記ナツ
ト部材12bと螺合させることにより、上記締結
バンド8が上記クロスメンバーフレーム1に締結
され、これによつて結局上記燃料タンク10が車
体下部に固定されている。なお、上記ブラケツト
本体12aのボルト貫挿面部、換言すると締結バ
ンド固定面はその取付けが容易なように所定の傾
斜面に形成されている。
従つて、以上の構成によると、パーキングブレ
ーキ用のワイヤーケーブル配設用通路4の凹溝に
よつて形成されるクロスメンバーフレーム1の弱
剛性部が当該部分の両端部に亘つて下方から一体
的に溶着固定される燃料タンク取付用の取付ブラ
ケツト12によつて補強され、その剛性が向上さ
せられるとともに当該取付ブラケツト12を介し
てクロスメンバーフレーム1に作用する燃料タン
ク10の荷重は実質的に取付ブラケツト12の両
端部、すなわちワイヤーケーブル配設用通路4の
両端部に分散して負荷されるようになることか
ら、上記クロスメンバーフレーム1自体の耐荷重
強度をもより向上させ得ることになる。また、そ
れらの結果として、上記ワイヤーケーブル配設用
通路4の形成に際してのレイアウト上の自由度も
増大させ得ることになる。しかも、上記クロスメ
ンバーフレム1の上記ワイヤーケーブル配設用通
路4下部を下方に突出させて補強する場合と違つ
て下方への突出量が小さいので、車体振動時に第
1図仮想線に示すように該クロスメンバーフレム
1とプロペラシヤフト6が相対的に接近したとき
にも両者が衝突する心配はない。
なお、上記の実施例では、クロスメンバーフレ
ーム1に形成されるワイヤーケーブル配設用通路
4がパーキングブレーキ用ワイヤーケーブル3で
ある場合について説明したが、これは例えば電気
配線用のワイヤーハーネス等その他の配線部材の
場合についても全く同様に適用することができる
ことはもちろんである。
(考案の効果) 本考案は、以上に説明したように、車幅方向に
延設されかつ車体前後方向に車両用配線部材等を
配設するための凹状通路を形成した車体のクロス
メンバーに対して車両付属物取付用の取付ブラケ
ツトを設け、該取付ブラケツトにより車体下部に
所定の重量を有する車両付属物を取付けるように
した自動車において、上記取付ブラケツトを上記
凹状通路下部の両端に跨つて設けたことを特徴と
するものである。
従つて、本考案によると、所定の重量を有する
車両付属物取付用の取付ブラケツトが車両用配線
部材等配設用の凹状通路下部の両端部に跨つて設
けられているので、該取付ブラケツトにより上記
車体クロスメンバーの凹状通路部の剛性が補強さ
れ、しかも該凹状通路部に負荷される荷重が該凹
状通路部の両端側に分散されることになるために
車体クロスメンバー全体としての耐荷重強度もよ
り向上する。
また、それらの結果、上記凹状通路の形成個所
に特別な制約を受けることがなくなり、配線部材
等配設レイアウト作業上の自由度も高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る自動車の下部
車体構造を示す一部切欠正面図、第2図は、同実
施例構造の一部切欠平面図、第3図は、同実施例
構造の第1図A−A線断面図である。 1……クロスメンバーフレーム、2……サイド
フレーム、3……ワイヤーケーブル、4……ワイ
ヤーケーブル配設用通路、8……締結バンド、1
0……燃料タンク、12……取付ブラケツト、1
2a……ブラケツト本体、14……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車幅方向に延設されかつ車体前後方向に車両用
    配線部材等を配設するための凹状通路を形成した
    車体のクロスメンバーに対して車両付属物取付用
    の取付ブラケツトを設け、該取付ブラケツトによ
    り車体下部に所定の重量を有する車両付属物を取
    付けるようにした自動車において、上記取付ブラ
    ケツトを上記凹状通路下部の両端に跨つて設けた
    ことを特徴とする自動車の下部車体構造。
JP9099386U 1986-06-13 1986-06-13 Expired JPH042859Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9099386U JPH042859Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

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JP9099386U JPH042859Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62201180U JPS62201180U (ja) 1987-12-22
JPH042859Y2 true JPH042859Y2 (ja) 1992-01-30

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ID=30951367

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JP9099386U Expired JPH042859Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2518560Y2 (ja) * 1988-05-03 1996-11-27 トヨタ車体 株式会社 キャブオ−バ型車両におけるワイヤハ−ネスの配索構造
JP7135805B2 (ja) * 2018-12-05 2022-09-13 トヨタ車体株式会社 車両下部構造

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JPS62201180U (ja) 1987-12-22

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