JPH042820Y2 - - Google Patents

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JPH042820Y2
JPH042820Y2 JP1987026020U JP2602087U JPH042820Y2 JP H042820 Y2 JPH042820 Y2 JP H042820Y2 JP 1987026020 U JP1987026020 U JP 1987026020U JP 2602087 U JP2602087 U JP 2602087U JP H042820 Y2 JPH042820 Y2 JP H042820Y2
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upper rail
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rail
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用シートのスライド機構にお
けるロツク装置に係り、特に簡単な構造で、小
型、軽量のロツク装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車用シートのスライド機構は第9図
及び第10図に示すようにシートトラツクAを用
い、シートフレームをブラケツト2,3によつて
取りつけたアツパレール1とブラケツト4,5に
よつて車両側に固定されたロアレール6とから構
成されており、アツパレール1とロアレール6と
の間には中央部にローラ7が2個、左右のフラン
ジ部にボール8が4個介在して摺動可能にアツパ
レール1が保持されている。
そして、上記のシートトラツクAのロツク装置
はロアレール6の下面に取りつけたロツク歯体9
にアツパレール1に回動可能に支持された操作ハ
ンドル10の端部に設けた係止部11を係止する
ことによつて行なつている。
また、この種のシートトラツクを使用した提案
としては実開昭59−192434号及び実開昭60−
43435号公報によつて開示されたものが公知であ
る。
前者は、受動側のロツクシヤフトに1端を固定
された連動ワイヤの他端をその長さ方向に摺動自
在に案内板で支承しておき、他方、能動側のロツ
クシヤフトに固着された解除プレートを、能動側
のロツクシヤフトがロツク解除方向に回動された
とき、その回動軌跡が前記連動ワイヤと交叉する
位置に設けておき、能動側のロツクシヤフトがロ
ツク解除方向に回動された際に解除プレートが連
動ワイヤのストツパに当接し、連動ワイヤを牽引
し、受動側のロツクシヤフトをロツク解除方向に
回動させうる構成とし、能動側及び受動側の連動
作動を確実とするものである。
また後者は、ワイヤの緊張用スプリングを有す
る能動側解除レバーの軸部に固定された解除プレ
ート固定部の端面に凸部を設け、この凸部を、解
除プレートに隣接して上記軸部に回動可能に設け
られ、かつスプリングにより、ロアレールに設け
られたロツク歯とかみ合う方向に付勢されている
ロツクプレート端面の凹部と係合するようにした
もので、解除プレート先端の連動ワイヤ取付穴も
取付け作業容易な開放穴に形成できる構成とした
ものであり、これによつてロツク状態に何等の影
響を与えることなく、ワイヤにスプリングによる
テンシヨンを与えることができ、連動ワイヤのた
るみによる異音の発生を防止するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の自動車用シートスラ
イド機構はシートトラツクAのアツパレール1と
ロアレール6とを円滑に、かつガタなく摺動させ
るためにチヤンネル部6aにローラ7を前後2
個、そしてボール8を前後左右4個を必要とし、
その上それらの相対位置を保持するガイド6bを
2個必要としている。
さらに、アツパレール1とロアレール6との間
の摺動をロツクするための係止部11を係合方向
に付勢するトーシヨンスプリング24′と係止部
11の回動をガイドするブラケツト12,13も
必要である。
このように従来のシートトラツクAのロツク装
置は多くの部品を必要とし、構造が複雑であり、
組立てに多くの時間を費やすという問題があつ
た。
また、前記2つの公報によつて開示されたもの
は上記従来のシートトラツクを用いて左右の動き
を確実とし、異音の発生を防止する連動ワイヤに
関する提案であつて、簡単な構造のシートスライ
ド機構および小型、軽量なロツク装置については
特に配慮されていない。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、アツパレールおよびロアレールのフランジ部
に直接ロツク用切欠部を設けることにより、簡単
な構造で、確実に作動するシートスライド機構に
おけるロツク装置を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、車両側に
固定されたロアレールと該ロアレールの両側に設
けられたフランジ部によつて摺動可能に嵌合され
ているアツパレールとからなるシートスライド機
構において、前記ロアレールおよびアツパレール
のフランジ部にロツク用切欠部を形成し、前記ア
ツパレールに2個のブラケツトによつて回転可能
に支持されるハンドルを設け、前記アツパレール
に一端が固定されたトーシヨンバーの他端を前記
ハンドルに穿設した通孔を貫通して前記ロツク用
切欠部に弾性力によつて係止するようにしたもの
である。
〔作用〕
次に本考案の作用について説明すると、シート
を前後方向に移動する場合は、ハンドルを手動に
よつて回動し、ハンドルを貫通して設けられたト
ーシヨンバーの先端部のロツクレバーをロアレー
ルおよびアツパレールのフランジ部のロツク用切
欠部から離脱させて係止を解除すると車両側に固
定されているロアレールとシートフレームを介し
てシートに連結されているアツパレールとは摺動
可能な状態となるので、この状態でシートを前後
方向に移動することができる。
一方、シートを適当な位置で停止し、固定する
にはアツパレールとロアレールとのロツク用切欠
部を一致させ、ハンドルの回動位置から手を離せ
ば、トーシヨンバーの先端部は自動的にフランジ
部のロツク用切欠部に係止され、ロアレールとア
ツパレールとの摺動ができないように係止する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。図において従来例と同一部分または同等部分
には同一の符号を付して説明を省略する。
第1図乃至第4図は本実施例を示しており、図
示しないシートフレームを取りつけるブラケツト
2,3を上面に設けたチヤンネル状のアツパレー
ル1の一側には車両側に直接またはブラケツトを
介して固定されるロアレール6一側のコ字状フラ
ンジ14に摺動可能に嵌挿される断面リング状の
フランジ15が形成されている。
また、アツパレール1の他方のフランジ16は
ロアレール6の偏平状二重フランジ17内にこれ
また摺動可能に嵌挿されており、その端縁17a
は円弧状をなしアツパレール1の側面に接してお
り、フランジ16及び偏平状フランジ17には多
数のテーパー状をしたロツク用切欠18が設けら
れている。
そして、上記偏平状フランジ17側にはアツパ
レール1に固設されたブラケツト19,20の操
作ハンドル10用支持部21,22が配置されて
いる。前記サポートブラケツト19はハンドル1
0の前部を、またサポートブラケツト20は後部
を支持しており、また、この後部のブラケツト2
0の一側中央部23は折り曲げられ、その中央に
長孔25が穿設され、ハンドル10の折曲した先
端部10aが嵌挿されており、長孔25の両端縁
26,26によつてハンドル10の回動及び前後
の移動を規制する。また、操作ハンドル10の折
曲した一端には握り部27が形成されている。
トーシヨンバー24の一端24aはシートフレ
ーム固定用ブラケツト2に穿設された孔31を通
つてアツパレール1の上面に固定され、他端のロ
ツク係合部24bはハンドル10の貫通孔35を
貫通してアツパレール1及びロアレール6の切欠
部18に係止し、常に切欠18への係合方向に付
勢されている。
アツパレール1とロアレール6との間のチヤン
ネル状部6aには2個のローラ32,32が介在
して配置されていて両者を摺動可能に保持してい
る。符号33はアツパレール1にブラケツト1
9,20を固定するためのリベツトであり、リベ
ツト33の下部やロアレール6の車両への固定リ
ベツトなどによつてローラ32の逸脱は防止され
る。
次に本実施例の動作について説明する。
シートを前後方向に移動する場合には、ハンド
ル10の握り部27を上方に回動し、先端部10
aがブラケツト20の長孔25の端縁26に当接
するまで引き上げると、前後2つのブラケツト1
9,20によつて支持されているハンドル10が
スムーズに回動して後方に固設されているトーシ
ヨンバー24の先端部24bが第3図の矢印A方
向に回動してロツク用切欠18との係合がはず
れ、アツパレール1は車両側に固定されたロアレ
ール6に対してローラ32を介して摺動可能な状
態となる。この状態でシートを手動または図示し
ないスプリングなどにより前後方向に移動させる
ことができる。
シートが移動する際は、ローラ32を介在しな
がらロアレール6のコ字状フランジ14及び偏平
状二重フランジ17に嵌挿されているアツパレー
ル1のリング状フランジ15及びフランジ16に
よりガタなく円滑に摺動できる。
そして、任意の位置までシートを移動した後
に、ハンドル10の握り部27を手離すとトーシ
ヨンバー24の復元力によつてトーシヨンバー2
4の先端部24bがアツパレール1とロアレール
6との偏平状フランジ部16,17に形成されて
いるテーパー状のロツク用切欠18に自動的に係
止し、2つのレール1,6は一体的に係合され
る。
その上、シートに前後方向の負荷がかかつた際
にはアツパレール1とロアレール6の切欠部での
トーシヨンバー24の先端のロツク係合部24b
における剪断荷重として保持され、また、レバー
ブラケツト20は小型、軽量化が可能となる。
次に本考案の他の実施例について第5図乃至第
7図を参照して説明すると、アツパレール1とロ
アレール6の偏平状フランジ16,17側のアツ
パレール1の側面1aに固設したL字形前部ブラ
ケツト19a及び同側面1aに固設した後部ブラ
ケツト20aによつてハンドル10が回動可能に
アツパレール1に設けられ、トーシヨンバー24
のロツク係合部24bが後部ブラケツト20a内
で貫通している。
そして、後部ブラケツト20aは両側に固着部
28,28を有し、中央部はコ字状のハンドル1
0の支持部29,29が形成されている。
なお、第7図に示すように一側の支持部29の
上部にはトーシヨンバー24のガイド部30を設
ければトーシヨンバー24の抜け防止ができる。
この実施例では前記第1の実施例と同様の動作
を行なう上に、後部ブラケツト20aのコ字状支
持部29,29の間にトーシヨンバー24先端の
ロツク係合部24bを挾むことによりハンドル1
0の前後方向の移動を規制できる。
したがつて、第1実施例の後部ブラケツト20
の長孔25及びハンドル10の折曲端部10aを
廃止でき小型化することができる。
第8図に示すようにトーシヨンバー24の一端
部24aを傾斜して形成することによつて他端の
ロツク係合部24bの抜け防止もはかられる。
〔考案の効果〕
上述の本考案によれば、ロアレール及びアツパ
レールの摺動フランジ部にロツク用切欠部を形成
し、該ロツク用切欠部に係止するように付勢され
ているロツク係合部を前記アツパレールに回動可
能に取りつけたから、簡単な構造で確実にシート
の係止ができ、大きな負荷がかかつてもトーシヨ
ンバーの剪断荷重で保持できるシートスライド機
構における小型、軽量なロツク装置が得られる効
果は大きい。
また、本考案のスライド機構は従来の装置に比
べて大巾に部品点数を減少することができ、コス
トも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示しており、第1図は
本実施例の斜視図、第2図は後部ブラケツトの斜
視図、第3図は第1図の横断面図、第4図は第3
図のロツク係合を解除した状態の横断面図、第5
図は他の実施例の斜視図、第6図及び第7図はロ
ツクブラケツトの側面図及び斜視図、第8図はト
ーシヨンバーの平面図、第9図及び第10図は従
来例の斜視図及び横断面図である。 1……アツパレール、6……ロアレール、10
……ハンドル、16……アツパレールのフラン
ジ、17……ロアレールのフランジ、18……ロ
ツク用切欠部、20……ブラケツト、24……ト
ーシヨンバー、24b……ロツク係合部、35…
…貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両側に固定されたロアレールと該ロアレール
    の両側に設けられたフランジ部によつて摺動可能
    に嵌合されているアツパレールとからなるシート
    スライド機構において、前記ロアレール及びアツ
    パレールのフランジ部にロツク用切欠部を形成
    し、前記アツパレールに2個のブラケツトによつ
    て回転可能に支持されるハンドルを設け、前記ア
    ツパレールに一端が固定されたトーシヨンバーの
    他端を前記ハンドルに穿設した通孔を貫通して前
    記ロツク用切欠部に弾性力によつて係止するよう
    にしたことを特徴とするシートスライド機構にお
    けるロツク装置。
JP1987026020U 1987-02-24 1987-02-24 Expired JPH042820Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987026020U JPH042820Y2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24

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JP1987026020U JPH042820Y2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24

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JPS63133427U JPS63133427U (ja) 1988-08-31
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JP5587709B2 (ja) * 2010-09-14 2014-09-10 シロキ工業株式会社 車両用スライドシートのループハンドル取付構造

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JPS63133427U (ja) 1988-08-31

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