JPH04276253A - 医療用または食品包装用容器 - Google Patents

医療用または食品包装用容器

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JPH04276253A
JPH04276253A JP3061025A JP6102591A JPH04276253A JP H04276253 A JPH04276253 A JP H04276253A JP 3061025 A JP3061025 A JP 3061025A JP 6102591 A JP6102591 A JP 6102591A JP H04276253 A JPH04276253 A JP H04276253A
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Takashi Kawabata
隆司 川端
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用または食品包装
用容器に関し、さらに詳しくは、水分を透過せず、内容
物の水分含有量や、容器材料からの溶出物による内容物
の組成変化が小さい多層容器に関する。また、本発明は
、水分を透過せずガスバリヤー性に優れた内容物の組成
変化が劣化の少ない多層容器に関する。さらに、本発明
は、透明性が良好で、容器の外部から光学的方法により
内容物の検知が可能な容器に関する。
【0002】
【従来の技術】輸液バッグ、血液バッグ、薬品用ボトル
、分析用セル、医療用テストチューブなどの医療用容器
に使用されている高分子材料は、主としてポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、A
BS樹脂などである。これらの医療用容器は、透明性、
耐薬品性、耐衝撃性、繰返し可滅菌性などが要求される
が、従来の高分子材料からなる容器は、例えば、蒸気滅
菌すると吸水白化して透明性を失うもの、耐熱性や耐薬
品性が十分ではないもの、水蒸気透過性やガス透過性の
大きなもの、可塑剤や微量の不純物の溶出のあるもの、
ポリエチレン、ポリプロピレンのように溶出や水分透過
は少ないが不透明であったり耐熱性が不十分なものなど
、それぞれ問題点を抱えている。
【0003】その中でも、水分透過性、ガス透過性ある
いは可塑剤や微量不純物の溶出のあるものなどは、容器
内に収容した内容物の組成変化や変質をもたらす。また
、医療用容器は、中身の薬液や体液などが外から肉眼で
チェックできることが要求され、透明度の高いことは大
きな利点となる。特に、光学的方法により内容物の成分
、組成、色等を検知するための医療用容器は、透明性が
不十分であるものは不適当である。一方、味噌、醤油、
マヨネーズなどの食品包装用容器においては、水蒸気透
過性があると、味の低下や食品の変質をもたらす。
【0004】従来、高分子材料を用いて、透明性やガス
バリヤー性などの改良された各種の医療用または食品包
装用容器が開発されているが、水分の不透過性や耐熱性
、耐蒸気滅菌性などの点ではいまだ不十分である。特に
、透明性、ガスバリヤー性、耐薬品性などとともに、水
分の不透過性や耐熱性、耐蒸気滅菌性などの諸特性に優
れた医療用または食品包装用容器はいまだ提案されてい
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐水
蒸気透過性に優れ、内容物の水分含有量等の組成変化が
ない医療用または食品包装用容器を提供することにある
。また、本発明の目的は、水分の不透過性およびガス不
透過性を備えた容器を提供することにある。本発明の他
の目的は、水分の不透過性に優れているとともに、透明
性が良好で、吸水白化による白濁がなく、内容物の成分
、組成、色等を光学的方法により検知可能な容器を提供
することにある。本発明者らは、前記従来技術の有する
問題点を克服するために鋭意研究した結果、各種合成樹
脂やアルミニウム箔などを用いた材質の異なる2層以上
の多層容器であって、その少なくとも1層を熱可塑性飽
和ノルボルネン系ポリマー層とすることにより、耐水蒸
気透過性が顕著に改善された容器の得られることを見出
した。
【0006】また、熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマ
ー層とガスバリヤー性樹脂層を含む多層とすることによ
り、耐水蒸気透過性、かつ、ガスバリヤー性の容器が得
られる。また、透明樹脂層および/または透明ガスバリ
ヤー性樹脂層と組み合わせることにより、水分の不透過
性を有するとともに、透明性に優れた容器を得ることが
できる。さらに、熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマー
層を最内層とすることにより、例えば蒸気滅菌時におけ
る吸水白化による白濁のない容器が得られる。本発明は
、これらの知見に基づいて完成するに至ったものである
【0007】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、壁面が材質の異なる少なくとも2層を含む多層から
なる容器であって、その内の少なくとも1層が熱可塑性
飽和ノルボルネン系ポリマーからなることを特徴とする
医療用または食品包装用容器が提供される。以下、本発
明について詳述する。
【0008】(熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマー)
本発明で使用する熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマー
は、その具体例として下記の化1および/または化2で
表わされる構造単位を有する重合体を挙げることができ
る。
【0009】
【化1】 (ただし、式中、R1およびR2は、水素または炭素数
1〜10の炭化水素残基で、それぞれ同一または異なっ
ていてもよく、また、R1およびR2は互いに環を形成
していてもよい。nは、正の整数である。)
【0010
【化2】 (ただし、式中、R3およびR4は、水素または炭素数
1〜5の炭化水素残基で、それぞれ同一または異なって
いてもよく、また、R3およびR4は互いに環を形成し
ていてもよい。lおよびmは正の整数で、pは0または
正の整数である。)
【0011】化1で表される構造単位を有する重合体は
、単量体として、例えば、ノルボルネン、およびそのア
ルキルおよび/またはアルキリデン置換体、例えば、5
−メチル−2−ノルボルネン、5,6−ジメチル−2−
ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボルネン、5−ブ
チル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン等;ジシクロペンタジエン、2,3−ジヒドロジ
シクロペンタジエン、およびこれらのメチル、エチル、
プロピル、ブチル等のアルキル置換体;ジメタノオクタ
ヒドロナフタレン、およびそのアルキルおよび/または
アルキリデン置換体、例えば、6−メチル−1,4:5
,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a
−オクタヒドロナフタレン、6−エチル−1,4:5,
8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−
オクタヒドロナフタレン、6−エチリデン−1,4:5
,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a
−オクタヒドロナフタレン等;シクロペンタジエンの3
〜4量体、例えば、4,9:5,8−ジメタノ−3a,
4,4a,5,8,8a,9,9a−オクタヒドロ−1
H−ベンゾインデン、5,8−メタノ−3a,4,4a
,5,8,8a,9,9a−オクタヒドロ−1H−ベン
ゾインデン、5,8−メタノ−1,4,4a,4b,5
,8,8a,9b−オクタヒドロ−1H−フルオレン、
4,11:5,10:6,9−トリメタノ−3a,4,
4a,5,5a,6,9,9a,10,10a,11,
11a−ドデカヒドロ−1H−シクロペンタアントラセ
ン等を使用し、公知の開環重合法により重合して得られ
る開環重合体を、通常の水素添加方法により水素添加し
て製造される飽和重合体である。また、化2で表される
構造単位を有する重合体は、単量体として、前記のごと
きノルボルネン系モノマーと、エチレンを公知の方法に
より共重合して得られる重合体および/またはその水素
添加物であって、いずれも飽和重合体である。
【0012】本発明の目的からは、上記の極性基を含ま
ないモノマーだけからなる熱可塑性飽和ノルボルネン系
ポリマーが、水分の不透過性の点から好ましいが、本発
明の目的を損なわない範囲で一部極性モノマーを共重合
したポリマーであっても良い。この場合の極性モノマー
は上記のノルボルネン系モノマー類に塩素や臭素などの
ハロゲン基やエステル基を導入した置換体を挙げること
ができる。ただし、これらの極性モノマーの共重合の比
率が高くなるに従って、得られるポリマーが吸水し易く
なったり、水分を透過し易くなったりという問題点が発
生するため、ノルボルネン系モノマー類のうち極性モノ
マーの比率はモル比で30%以下が好ましい。
【0013】これらの重合体は、耐熱性の観点から、そ
のガラス転移温度が好ましくは100℃以上、さらに好
ましくは120〜200℃、特に好ましくは130〜1
80℃である。分子量の範囲は、トルエンを溶媒とする
GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー
)分析により測定した数平均分子量が1〜10万、好ま
しくは2〜7万である。1万以下の場合には強度不足を
来し、10万以上の場合には加工性が悪くなる。また、
分子鎖中に残留する炭素−炭素不飽和結合を水素添加に
より飽和させる場合には、水添率は、90%以上、好ま
しくは95%以上、特に好ましくは99%以上である。 飽和重合体であることにより、耐候劣化性や耐光劣化性
などが改良される。また、熱可塑性飽和ノルボルネン系
ポリマーは、本発明の目的を損なわない範囲において、
化1および化2で表される構造単位を有する重合体の製
造過程で、α−オレフィンやシクロオレフィンなどの他
のモノマー成分を共重合させたものであっても構わない
【0014】内部物を外から観察し、点検または検知で
きるためには、積層体としての光線透過率が可視光或全
域(波長400〜700nm)にわたって70%以上で
あることが必要であり、光学的な検査では近紫外線領域
の光が多用されることと、波長の短い光ほどポリマーに
吸収されやすいことから、特に、波長400nmにおけ
る光線透過率がポリマーの性能を左右する。熱可塑性飽
和ノルボルネン系ポリマー層は、波長400nmにおい
ても光の吸収が少なく、単独の層で測定した場合、光透
過率が85%以上、好ましくは90%以上の透明性に優
れたものが作成できる。ここで、光透過率とは、分光光
度計により空気を対照に測定した値である。
【0015】内容物の組成変化、劣化を防ぐためには、
容器材料が水分をできるだけ吸収も透過もしないほうが
良い。この点、熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーは
吸湿率(JIS  K−6911準拠)で0.01%以
下であり、水分の透過も1mm厚みで0.01g/m2
・24hr(柴田化学社製水蒸気透過度テスター、板を
透過する水分を吸湿剤の重量変化で測定)と非常に小さ
く(PC、PMMAの1/100以下)、好適な材料で
ある。これまで、100℃以上の耐熱性(熱変形温度)
と低吸湿、水分の不透過性を兼ね備えたポリマーは存在
しなかった。本発明で用いる熱可塑性飽和ノルボルネン
系ポリマーは、耐熱性のみならず、耐薬品性、耐吸湿性
、耐水蒸気透過性等に優れているため、滅菌処理や保存
中に透明性を失ったり、あるいは収容した内容物の水分
含有量を変化させることなどが抑制される。
【0016】この熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマー
自体は、レンズ材料を含め光学用材料として優れた特徴
を有することが、特開昭60−26024号公報、特開
昭64−24826号公報、特開昭60−168708
号公報、特開昭61−115912号公報、特開昭61
−120816号公報などに開示されている公知の高分
子材料である。しかしながら、従来、この熱可塑性飽和
ノルボルネン系ポリマーを用いて、他の樹脂材料等と複
合化して多層容器とすることについては提案されていな
い。
【0017】(ガスバリヤー性樹脂)内容物の劣化や組
成変化を引き起こすガスとしては主として酸素が問題と
なり、ガス透過速度は小さければ小さい程良く、1cc
/m2・24hr・atm以下であることが必要であり
、好ましくは0.5cc/m2・24hr・atm以下
、さらに好ましくは0.3cc/m2・24hr・at
m以下である。熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマー自
体も程々のガスバリヤー性を有しており、例えば、10
0μmの厚さで約1cc/m2・24hr・atmのガ
スバリヤー性を有し、この値は厚みに大きく依存する。 特に好ましい本発明の多層容器は、他のガスバリヤー性
に優れた樹脂層を含ませることにより、耐水蒸気透過性
とともに、より好ましいガスバリヤー性を付与すること
ができる。
【0018】ガスバリヤー性樹脂としては、包装材料な
どの分野で汎用の樹脂が使用できる。好ましい使用方法
は、熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーよりもガスバ
リヤー性に優れた樹脂を適当な厚みで用いるのが良く、
酸素の透過速度で0.5cc/m2・24hr・atm
以下の層を選択して用いるべきであり、そうでなければ
、複合化しても積層体としてのガスバリヤー性は向上し
ない。例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体(
EVOH)、塩化ビニリデン系ポリマー(PVDC)、
ポリエチレン−イソフタレート系コポリマーなどのバリ
ヤー性ポリエステル、MXD6ナイロン(m−キシリレ
ンアジバミド)、バリヤー性ナイロン(非晶性ナイロン
)、ポリアクリロニトリル、液晶ポリエステル、全芳香
族ナイロン(アラミド)、ポリ酢酸ビニルまたはその加
水分解物(PVA)などが効果的な例として挙げられる
。また、PVDCコート2軸延伸ポリエチレンテレフタ
レート、PVDCコート2軸延伸ポリプロピレン、PV
DCコート2軸延伸ポリビニルアルコールなどの透明な
多層フィルムなども挙げられる。
【0019】(その他の層)本発明の多層容器は、ガス
バリヤー性樹脂層に代えて、あるいはガスバリヤー性樹
脂層とともに、熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマー層
単独では不十分な曲げ強度や耐屈曲性引張り強さを補う
ためにその他の層を含んでいてもよい。その他の層を構
成する樹脂材料としては、医療用または食品包装用に用
いられている樹脂材料であれば特に限定されないが、例
えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブ
チレンテレフタレート(PBT)、ポリメチルメタクリ
レート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリ
塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプ
ロピレン(PP)、エチレン−プロピレン共重合体、ア
イオノマー樹脂、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、
熱可塑性エラストマー、ナイロン(ポリアミド系樹脂)
、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリメチ
ルペンテン、ポリスルホン、等の各種合成樹脂を挙げる
ことができる。これらの合成樹脂層は、各樹脂の単層ま
たは2種以上の積層体として用いられる。これらの合成
樹脂層は、透明性(光線透過性)が良好なものが好まし
い。
【0020】また、アルミニウム箔等の金属箔、アルミ
ニウム蒸着フィルム、金属箔と合成樹脂フィルムとのラ
ミネートフィルム、顔料を練り込んだ合成樹脂フィルム
などの遮光性を有する層(遮光層)を設けることができ
る。これらの遮光層の中でも、アルミニウム箔やアルミ
ニウム蒸着フィルムなどは、遮光性のみならず、防湿性
、耐油性、非吸水性などを有しており、本発明の多層容
器に、薬剤等の内容物の長期保存性などの特性を付与す
る上で好ましい。
【0021】(多層容器)本発明の多層容器は、その壁
面が材質の異なる少なくとも2層以上の多層からなり、
その内の少なくとも1層が熱可塑性飽和ノルボルネン系
ポリマーからなるものである。材質が異なる2層または
それ以上の層を含んでおれば、同種の材料が2層以上含
まれていてもよい。熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマ
ー層は、多層容器の最内層、中間層、あるいは最外層の
いずれであってもよい。また、最内層と中間層、中間層
と最外層、あるいは最内層と最外層など、2層以上含ま
れていてもよい。医療用テストチューブ、医療用セル、
血液バッグ、輸液バッグ、薬品用ボトル、検査用セルな
どの医療用容器あるいは微量不純物の溶出や水分による
品質の劣化が問題となる分野の食品包装用容器において
は、最内層に熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマー層を
配置することが好ましい。
【0022】多層構成は、熱可塑性飽和ノルボルネン系
ポリマー層と他の材質の層を含むものであれば特に限定
されないが、具体例としては、次のような構成を挙げる
ことができる。ただし、熱可塑性飽和ノルボルネン系ポ
リマーをNB層、ガスバリヤー性樹脂層をバリヤー層、
その他の樹脂層を合成樹脂層と略記する。 (1)  NB層/バリヤー層 (2)  NB層/合成樹脂層 (3)  NB層/バリヤー層/合成樹脂層(4)  
NB層/合成樹脂層/バリヤー層(5)  NB層/合
成樹脂層/バリヤー層/合成樹脂層(6)  合成樹脂
層/NB層/バリヤー層(7)  合成樹脂層/NB層
/バリヤー層/合成樹脂層(8)  合成樹脂層/バリ
ヤー層/NB層/バリヤー層/合成樹脂層 (9)  合成樹脂層/バリヤー層/合成樹脂層/NB
層/合成樹脂層/バリヤー層/合成樹脂層(10)バリ
ヤー層/NB層/バリヤー層(11)合成樹脂層/NB
層/合成樹脂層(13)NB層/合成樹脂層/遮光層 (14)NB層/バリヤー層/遮光層 (15)NB層/合成樹脂層/遮光層/合成樹脂層(1
6)NB層/バリヤー層/遮光層/合成樹脂層(17)
NB層/遮光層/バリヤー層 これらの多層を含むさらに多層の構成など、使用目的に
応じて所望の多層構成を採用することができる。また、
上記バリヤー層および合成樹脂層自体についても、2種
以上の層をラミネートしたものであってもよい。
【0023】本発明の多層容器について、用途に応じた
具体的な層構成の例を示すと、次のとおりである。輸液
バッグは、糖の水溶液やビタミン、アミノ酸、脂肪など
の水溶液を収容し、輸液できるようにしたものであるが
、最内層としてNB層を用い、これにバリヤー性ポリエ
ステルやPVDC、EVOHなどのバリヤー層を積層し
た構成のもの(NB層/バリヤー層)が好ましい。バリ
ヤー層は最外層であってもよいが、さらに他の透明合成
樹脂層を最外層として積層してもよい(NB層/バリヤ
ー層/合成樹脂層)。
【0024】NB層を最内層とすることにより、薬液を
収容しても、微量不純物の溶出や水分による品質の劣化
がない。そして、前記多層構成により、耐水蒸気透過性
およびガスバリヤー性に優れた多層容器とすることがで
き、従来のPVC製やPE製の輸液バッグと比較して、
薬液の水分含有量などの組成変化や薬液の変質が抑制な
いしは防止できる。また、前記多層構成は、薬品用ボト
ルにも好適である。輸血バッグなどの血液バッグとして
は、例えば、NB層を最内層とし、ポリカーボネートな
どの透明合成樹脂層を積層した多層構成(NB層/PC
層など)とすると、耐屈曲性があり、透明なバッグがで
きる。そして、このバッグの外から内容物の光学的分析
が可能となる。医療用の分析セルとしては、少なくとも
最内層をNB層とし、透明性に優れたPMMAなどの光
学的特性の良好な合成樹脂層を積層した多層構成(NB
層/PMMA層など)が好ましい。また、光学的方法に
より内容物の検知・分析を行なうための容器としては、
NB層を最内層とし、透明合成樹脂層を積層するととも
に、あるいは透明樹脂層にかえて、透明なバリヤー層を
積層したものであってもよい。
【0025】医療用薬剤を使用する医療用容器では、遮
光層を配置することにより、変質を防止することができ
る。この場合、遮光層の一部または全部を剥離可能とす
ると、医療用薬剤の包装、溶解、投与を兼ねた容器とし
て便利である。例えば、NB層/遮光層/バリヤー層の
多層構成を採用し、NB層と遮光層との間を熱融着して
剥離(ピールオフ)可能に貼り付けると、収容した薬剤
の光による変質を防止することができ、使用に当たって
、薬剤を水に溶解し、患者に投与する場合、遮光層を剥
離すれば、外部からの観察が容易である。食品包装用の
容器では、例えば、合成樹脂からなる多層の中間層に熱
可塑性飽和ノルボルネン系ポリマー層を配置した構成と
すると、耐水蒸気透過性が向上し、味噌、醤油、マヨネ
ーズなどの食品の味の低下や変化を防ぐことができる。
【0026】これらの多層シートおよびフィルムを得る
方法としては、ドライラミネーション、押出コーティン
グ、共押出ラミネーション(Tダイ法、インフレーショ
ン法)、ヒートラミネーションなど、あるいはこれらの
方法を組み合わせたラミネート法により、各層(フィル
ムや箔)を積層する方法がある。他に、熱可塑性飽和ノ
ルボルネン系ポリマーをその良溶剤である脂環族炭化水
素系溶剤(シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシ
クロヘキサンデカリン等)、芳香族炭化水素系溶剤(ト
ルエン、キシレン、エチルベンゼン等)、塩素化炭化水
素系溶剤(クロロホルム、クロルベンゼン等)、または
これらの混合溶剤、または他の溶剤との混合溶剤に溶解
した溶液として塗布し乾燥するという方法を用いること
も可能である。
【0027】また、積層に際して、構造や形状によって
は必要のない場合もあるが、多くの場合層間接着剤を必
要とする。熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーは接着
の難しい材質ではあるが、ポリエチレンやポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレートなどの難接着性フィル
ムどうしや他の材質との層間接着に使用されている、酢
酸ビニル共重合エマルジョン系、合成ゴム(クロロプレ
ン、SBR、ブチルゴム等)溶液型、塩素化や無水マレ
イン酸で変成したポリオレフィンの溶液型などの接着剤
の多くが使用できる。そのような接着剤の具体的な例は
、例えば、「全接着剤  用途別データと使用マニュア
ル」(海外技術資料研究所発行、1976年7月31日
刊)の中に、「金属箔×ポリエチレン用接着剤」、「金
属箔×ポリプロピレン用接着剤」、「金属箔×ポリエス
テル用接着剤」、「普通セロファン×ポリエチレン用接
着剤」、「普通セロファン×ポリプロピレン用接着剤」
「普通セロファン×ポリエステル用接着剤」、「ポリエ
チレン・ポリプロピレン用接着剤」として紹介されてい
るものの中から、透明性と接着力、使用方法を加味して
選択することができる。
【0028】多層容器を製造する方法としては、真空成
形、圧空成形などのシート成形法(熱成形法)、多層共
押出ブロー成形などのブロー成形法、あるいは所定の形
状に切断した多層フィルムどうしの周辺部を熱融着また
は接着剤で接着してバッグなどを作成する方法など各種
の方法が採用できる。熱融着する場合には、最内層をN
B層とするか、あるいはPP、PE、アイオノマー樹脂
などのヒートシール性を有する合成樹脂層とすることが
好ましい。多層容器の形状も、ボトル、チューブ、バッ
グ、セルなどがあり、限定されない。また、輸液バッグ
などでは、輸液導出部などの排出口を設けてもよい。さ
らに、印刷した合成樹脂層を設けてもよい。多層容器に
おける熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマー層(NB層
)の厚みは、使用目的に応じて適宜定めることができる
が、通常、3μm〜5mm、好ましくは5μm〜2mm
の範囲であり、輸液バッグなどの場合には、3〜150
μm、好ましくは5〜100μm、さらに好ましくは1
0〜50μmのフィルム状であることが望ましい。NB
層の厚みが過小であると、耐水蒸気透過性が改善されな
い。
【0029】
【実施例】以下に実施例、参考例および比較例を挙げて
本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は実施例の
みに限定されるものではない。 [実施例1]6−エチル−1,4:5,8−ジメタノ−
1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナ
フタレン(以下、「ETD」と略記)の開環重合体の水
添物〔分子量50,000、水添率ほぼ100%、ガラ
ス転移温度145℃〕からなるフィルム(厚み100μ
m;NB層)に、ポリ塩化ビニリデンフィルム(厚み2
0μm;呉羽化学社製商品名クレハロン)を、接着剤(
旭化学合成社製商品名アサヒホットメルトCL)を介し
て積層し、多層フィルムを作成した。この多層フィルム
を縦17cm、横28cmに裁断し、次いで裁断した2
枚の多層フィルムをNB層が内層となるようにして、周
辺部を熱融着し、容量1リットルの輸液バッグを作成し
た。この輸液バッグの波長400nmにおける光線透過
率は81%で、良好な透明性を有していた。この輸液バ
ッグを121℃、30分の蒸気滅菌をしたところ、吸水
白化による白濁現象は観察されなかった。
【0030】[実施例2]実施例1と同じETDの開環
重合体水添物からなるフィルムに、ポリカーボネート(
PC;GE社製商品名レキサン131−111)のフィ
ルムを、接着剤(サンスター化学社製商品名ペンギンセ
メント80D)を介して、ラミネートし、水添物層(N
B層)100μm、PC層50μmの多層フィルムを作
成した。このフィルムをNB層が内層となるようにして
、周辺部を熱融着し、容量1リットルの血液バッグを作
成した。この多層フィルムの光線透過率は80%であり
、内容物の光学的分析を行なうのに十分な透明性を有し
ていた。また、蒸気滅菌を行っても、NB層が吸水白化
することはなかった。
【0031】[実施例3]実施例1と同じETDの開環
重合体水添物と、ポリカーボネート(PC;GE社製商
品名レキサン131−111)と、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA;住友化学社製商品名エバテート)
とを、ブロー成形し、NB層(約200μm)/EVA
層(約100μm)/PC層(約1mm)からなる多層
構成を有し、NB層が最内層の薬品用ボトル(内容積2
00ml)を作成した。この薬品用ボトルに栄養剤粉末
ENM80gを収容し、密栓して、40℃、湿度90%
の高温・高湿槽内に100日間放置した。しかる後、冷
却して、栄養剤粉末ENMを取り出して計量したところ
、重量変化はなく、水分含有量の変化は観察されなかっ
た。
【0032】[実施例4]実施例1と同じETDの開環
重合体水添物と、ポリメチルメタクリレート(PMMA
;三菱レイヨン社製商品名アクリペット)とを共押出し
て、NB層(200μm)/PMMA(200μm)の
積層フィルムを作成した。次いで、この積層フィルムを
真空成形して、NB層を内層とする内容積2mlの分析
用セル(試験管状)を作成した。この分析用セルの壁面
の光線透過率は80%であり、透明性に優れていた。
【0033】[実施例5]実施例1と同じETDの開環
重合体水添物のフィルム(厚み60μm;NB層)に、
遮光層として、厚み10μmのポリエステルフィルムと
厚み10μmのアルミニウム箔とのラミネートフィルム
、および厚み60μmのポリエチレンフィルムを積層し
てラミネートフィルムを作成した。なお、遮光層とポリ
エチレンフィルムとは互いに接着して一体化してあり、
遮光層とNB層とは、熱融着して剥離可能に貼り付けて
ある。この積層フィルムを用い、実施例1と同様にして
容量1リットルの輸液バッグを作成した。この輸液バッ
グは、最内層がNB層であり、しかも遮光層を有するた
め、栄養剤などの薬剤や輸液などが変質することがない
。また、薬剤の溶解や輸液に際しては、一体化した遮光
層とポリエチレンフィルム層とを剥離することにより、
内部の状態を観察することができる。
【0034】[実施例6]実施例1と同じETDの開環
重合体水添物のフィルム(厚み10μm;NB層)、ポ
リエチレンフィルム(厚み200μm;PE層)、EV
Aフィルム(厚み20μm;EVA層)を用い、ドライ
ラミネート法により、PE層/NB層/EVA層/PE
層からなる多層フィルムを作成し、次いで真空成形して
、容量100mlのマヨネーズ容器を作成した。この多
層容器は、水分の不透過性およびガスバリヤー性に優れ
、長期保存後にも内容物の変質や味の低下、含有水分量
の変化のないものであった。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、耐水蒸気透過性に優れ
、内容物の水分含有量等の組成変化がない医療用または
食品包装用容器が提供される。また、本発明によれば、
耐水蒸気透過性およびガス不透過性を備えた容器、ある
いは、耐水蒸気透過性に優れているとともに、透明性が
良好で、吸水白化による白濁がなく、内容物の成分、組
成、色等を光学的方法により検知可能な容器が提供され
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  壁面が材質の異なる少なくとも2層を
    含む多層からなる容器であって、その内の少なくとも1
    層が熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーからなること
    を特徴とする医療用または食品包装用容器。
  2. 【請求項2】  他の少なくとも1層が20℃における
    酸素透過速度が0.5cc/m2・24hr・atm以
    下であるガスバリヤー性樹脂層である請求項1記載の容
    器。
  3. 【請求項3】  最内層が熱可塑性ノルボルネン系ポリ
    マー層である請求項1または2記載の容器。
  4. 【請求項4】  熱可塑性ノルボルネン系ポリマー層以
    外の層が透明な樹脂層で構成され、積層体全体での波長
    400nmにおける光線透過率が70%以上である請求
    項1〜3記載の容器。
  5. 【請求項5】  少なくとも1層の遮光層を有し、積層
    体としての400nmにおける光線透過率が10%未満
    であり、必要に応じて遮光層の少なくとも一部を剥離可
    能とした請求項3または4記載の容器。
  6. 【請求項6】  医療用テストチューブ、医療用セル、
    血液バッグ、輸液バッグ、薬品用ボトルまたは検査用セ
    ルである請求項1ないし5のいずれか1項記載の容器。
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