JPH0427348B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0427348B2 JPH0427348B2 JP57162016A JP16201682A JPH0427348B2 JP H0427348 B2 JPH0427348 B2 JP H0427348B2 JP 57162016 A JP57162016 A JP 57162016A JP 16201682 A JP16201682 A JP 16201682A JP H0427348 B2 JPH0427348 B2 JP H0427348B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- interior
- moisture
- panel
- alc
- alc panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 23
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 9
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 8
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 7
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 6
- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 4
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 4
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 4
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 3
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 3
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 3
- 239000002964 rayon Substances 0.000 description 3
- 108010039491 Ricin Proteins 0.000 description 2
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 2
- 239000000378 calcium silicate Substances 0.000 description 2
- 229910052918 calcium silicate Inorganic materials 0.000 description 2
- OYACROKNLOSFPA-UHFFFAOYSA-N calcium;dioxido(oxo)silane Chemical compound [Ca+2].[O-][Si]([O-])=O OYACROKNLOSFPA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 2
- 238000003795 desorption Methods 0.000 description 2
- 239000011491 glass wool Substances 0.000 description 2
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 2
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 2
- 229920006327 polystyrene foam Polymers 0.000 description 2
- 230000003578 releasing effect Effects 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N Vinyl acetate Chemical compound CC(=O)OC=C XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000012774 insulation material Substances 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は内装用パネル、より詳細には室内の
湿度の安定性が極めて高い内装用のパネルに関す
る。
湿度の安定性が極めて高い内装用のパネルに関す
る。
〈従来の技術〉
従来、住居用の建築物の内装用壁材として土壁
や木材等の湿度の吸放出性が高い材料が用いられ
てきたが、近年は合成樹脂を表面に塗つた合板や
ビニールシートを表面に貼つた材料等が多用され
る傾向にある。
や木材等の湿度の吸放出性が高い材料が用いられ
てきたが、近年は合成樹脂を表面に塗つた合板や
ビニールシートを表面に貼つた材料等が多用され
る傾向にある。
また、外装パネルとしてその表面をリシン仕上
げ等の防水性皮膜で被覆し、表面の湿度の透過性
を無くしたALCパネルが使用される際にも、そ
の内装材としては、室内側表面ビニールクロス等
を貼つた石膏ボードが使用されている。
げ等の防水性皮膜で被覆し、表面の湿度の透過性
を無くしたALCパネルが使用される際にも、そ
の内装材としては、室内側表面ビニールクロス等
を貼つた石膏ボードが使用されている。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかし、合成樹脂やビニールシート・リシン等
は湿度の透過性が悪く、また湿度の吸収性が悪い
のでこれらの材料で表面が覆われた内装材を使用
すると、例えば室温が結露温度以下に降下した場
合は、内装材の表面で結露を起こし、内装材表面
を濡らすし、逆に暖房等の加温により室温が急速
に上昇した場合は、湿度もこれに伴い低下し、温
度変化に見合つた湿度に調節する機能が乏しく、
安定した居住条件を保ちえないとう欠点があつ
た。
は湿度の透過性が悪く、また湿度の吸収性が悪い
のでこれらの材料で表面が覆われた内装材を使用
すると、例えば室温が結露温度以下に降下した場
合は、内装材の表面で結露を起こし、内装材表面
を濡らすし、逆に暖房等の加温により室温が急速
に上昇した場合は、湿度もこれに伴い低下し、温
度変化に見合つた湿度に調節する機能が乏しく、
安定した居住条件を保ちえないとう欠点があつ
た。
この発明の目的は、土壁や木材のように湿度の
吸放出性が高い内装材料を提供することである。
吸放出性が高い内装材料を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉
この発明者は、発明者が種々の材料の湿度の吸
収性や放出性を調べた結果、ALCパネルの吸放
湿性が木材に近い吸放湿性を有することを初めて
見出した結果、到達したものである。
収性や放出性を調べた結果、ALCパネルの吸放
湿性が木材に近い吸放湿性を有することを初めて
見出した結果、到達したものである。
即ち、第１図に示したように、ALCパネル
（図ではALC板と表示。）は、吸湿過程に見られ
るように、ケイ酸カルシウム板やコンクリートよ
りも非常に湿度の吸収速度が早く、吸湿量も多
く、優れて吸湿性を示し、また放湿過程に見られ
るように、湿度の放出速度は木材よりも早い。こ
のように、ALCパネルは吸湿過程では木材に近
い性能を発揮し、放湿過程では木材よりも優れた
性能を発揮する材料であることを初めて見出した
のである。
（図ではALC板と表示。）は、吸湿過程に見られ
るように、ケイ酸カルシウム板やコンクリートよ
りも非常に湿度の吸収速度が早く、吸湿量も多
く、優れて吸湿性を示し、また放湿過程に見られ
るように、湿度の放出速度は木材よりも早い。こ
のように、ALCパネルは吸湿過程では木材に近
い性能を発揮し、放湿過程では木材よりも優れた
性能を発揮する材料であることを初めて見出した
のである。
この発明の内装用パネルは、上記の知見に基づ
いて発明したものであり、この発明の内装用パネ
ルは、ALCパネルの表面が透湿性の内装材で仕
上げられていることを特徴とする内装用ALCパ
ネルである。
いて発明したものであり、この発明の内装用パネ
ルは、ALCパネルの表面が透湿性の内装材で仕
上げられていることを特徴とする内装用ALCパ
ネルである。
この発明で用いるALCパネルは、厚さ10mm〜
50mm程度のものが内装用に好ましく用いられ、鉄
筋やラス網等を埋設して補強したALCパネルが
通常用いられる。
50mm程度のものが内装用に好ましく用いられ、鉄
筋やラス網等を埋設して補強したALCパネルが
通常用いられる。
表面仕上げの透湿性の内装材としては、例え
ば、織物、編物、不織布等の布帛類や、紙類や、
微多孔質シートや、微多孔質フイルム等がその透
湿性を損なわないように貼着されたりスポツト止
めしたり、あるいは部分鹸化した酢酸ビニル樹脂
等の透湿性の樹脂を塗着して透湿性の内装材とし
て使用する。
ば、織物、編物、不織布等の布帛類や、紙類や、
微多孔質シートや、微多孔質フイルム等がその透
湿性を損なわないように貼着されたりスポツト止
めしたり、あるいは部分鹸化した酢酸ビニル樹脂
等の透湿性の樹脂を塗着して透湿性の内装材とし
て使用する。
〈実施例〉
この発明の内装用ALCパネルを内装に使用し
て断熱壁とした第２図に示した構造の壁を実施例
として示す。
て断熱壁とした第２図に示した構造の壁を実施例
として示す。
この断熱壁１は基礎２の上に構築されてあり、
屋外側から室内側に向かい、厚さ50mmのALCパ
ネル３、厚さ10mmの間〓４、厚さ100mmのグラス
ウール５と厚さ30mmのポリスチレン発泡板６から
なる断熱層、防湿層７、厚さ37mmのALCパネル
８がこの順番に配されている。この内装用の厚さ
37mmのALCパネル８の表面にはレーヨン織物９
が内装仕上げ材として積層され、この発明の内装
用ALCパネルになつている。
屋外側から室内側に向かい、厚さ50mmのALCパ
ネル３、厚さ10mmの間〓４、厚さ100mmのグラス
ウール５と厚さ30mmのポリスチレン発泡板６から
なる断熱層、防湿層７、厚さ37mmのALCパネル
８がこの順番に配されている。この内装用の厚さ
37mmのALCパネル８の表面にはレーヨン織物９
が内装仕上げ材として積層され、この発明の内装
用ALCパネルになつている。
また、第２図おける間〓４は下部が床下１０
に、上部が小屋裏１１に連通し、床下10から小屋
裏１１に跨がる通気層が形成されている。
に、上部が小屋裏１１に連通し、床下10から小屋
裏１１に跨がる通気層が形成されている。
なお、床は断熱ボード１２、ALCパネル１３、
モルタル層１４、床仕上材１５を順に配し、天井
は断熱材１６、石膏ボード１７を順に配し、断熱
性の優れた建物に構成してある。
モルタル層１４、床仕上材１５を順に配し、天井
は断熱材１６、石膏ボード１７を順に配し、断熱
性の優れた建物に構成してある。
このような断熱性能が高い建物で実験しても、
内装パネルとして透湿性のレーヨン織物９を内装
仕上げ材として積層したALCパネル８が用いて
いるので、ALCパネル８自体の高い吸放湿性が
発現され、内装材表面に結露することなく、室内
の温度が安定化される。
内装パネルとして透湿性のレーヨン織物９を内装
仕上げ材として積層したALCパネル８が用いて
いるので、ALCパネル８自体の高い吸放湿性が
発現され、内装材表面に結露することなく、室内
の温度が安定化される。
〈発明の効果〉
このように、この発明では、表面が透湿性の内
装材で仕上げられているので室内の温度は直接
ALCパネルに到達でき、ALCパネル自体の高い
吸放湿性、即ち、多量の水分を早い速度で吸収し
たり放出したりできる性能を利用することがで
き、木材に近い吸放湿性を有する内装材となり、
内装材表面に結露することなく、室内の湿度の急
激な変化を起こさず、室内の湿度が安定化される
という機能を発揮するのである。
装材で仕上げられているので室内の温度は直接
ALCパネルに到達でき、ALCパネル自体の高い
吸放湿性、即ち、多量の水分を早い速度で吸収し
たり放出したりできる性能を利用することがで
き、木材に近い吸放湿性を有する内装材となり、
内装材表面に結露することなく、室内の湿度の急
激な変化を起こさず、室内の湿度が安定化される
という機能を発揮するのである。
第１図は、ALCパネル（ALC板）、木材、コン
クリート、ケイ酸カルシウム板、ビニールクロス
貼りの石膏ボードの吸放湿性の比較試験結果を示
すグラフであり、第２図はこの発明の内装用
ALCパネルを使用した一実施例である断熱壁の
縦断面図である。 １……断熱壁、２……基礎、３……ALCパネ
ル、４……間〓、５……グラスウール、６……ポ
リスチレン発泡板、７……防湿層、８……ALC
パネル、９……レーヨン織物、１０……床下、１
１……小屋裏、１２……断熱ボード、１３……
ALCパネル、１４……モルタル層、１５……床
仕上材、１６……断熱材、１７……石膏ボード。
クリート、ケイ酸カルシウム板、ビニールクロス
貼りの石膏ボードの吸放湿性の比較試験結果を示
すグラフであり、第２図はこの発明の内装用
ALCパネルを使用した一実施例である断熱壁の
縦断面図である。 １……断熱壁、２……基礎、３……ALCパネ
ル、４……間〓、５……グラスウール、６……ポ
リスチレン発泡板、７……防湿層、８……ALC
パネル、９……レーヨン織物、１０……床下、１
１……小屋裏、１２……断熱ボード、１３……
ALCパネル、１４……モルタル層、１５……床
仕上材、１６……断熱材、１７……石膏ボード。
Claims (1)
- １ ALCパネルの表面が透湿性の内装材で仕上
げられていることを特徴とする内装用ALCパネ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16201682A JPS5952049A (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | 内装用ａｌｃパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16201682A JPS5952049A (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | 内装用ａｌｃパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5952049A JPS5952049A (ja) | 1984-03-26 |
| JPH0427348B2 true JPH0427348B2 (ja) | 1992-05-11 |
Family
ID=15746444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16201682A Granted JPS5952049A (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | 内装用ａｌｃパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5952049A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6352571U (ja) * | 1986-09-25 | 1988-04-08 | ||
| JP2554683Y2 (ja) * | 1991-09-03 | 1997-11-17 | ミサワホーム株式会社 | 結露防止用内壁ボード |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5369218A (en) * | 1976-12-01 | 1978-06-20 | Asahi Chemical Ind | Reinforced light weight gas concrete plate |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS489653U (ja) * | 1971-06-17 | 1973-02-02 | ||
| JPS624091Y2 (ja) * | 1981-01-14 | 1987-01-29 |
-
1982
- 1982-09-17 JP JP16201682A patent/JPS5952049A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5369218A (en) * | 1976-12-01 | 1978-06-20 | Asahi Chemical Ind | Reinforced light weight gas concrete plate |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5952049A (ja) | 1984-03-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2008025336A (ja) | 湿潤室用の防蒸気ウォールボード | |
| JPH0427348B2 (ja) | ||
| US4818602A (en) | Hygroscopic composite material | |
| JP2011069053A (ja) | 防水シート | |
| JP2004211440A (ja) | 壁構造 | |
| JPH0122019Y2 (ja) | ||
| JP2868578B2 (ja) | 断熱材 | |
| JP2002021211A (ja) | 結露防止壁構造 | |
| JP2864565B2 (ja) | 壁 体 | |
| JPS6226482Y2 (ja) | ||
| JP3022999B2 (ja) | 地下室の内装構造 | |
| JPS6140809Y2 (ja) | ||
| JP2589825Y2 (ja) | 調湿機能を有する壁構造体および天井構造体 | |
| JPS6143859Y2 (ja) | ||
| JP3485730B2 (ja) | 吸放湿ボードおよびその製造方法 | |
| JPH11241427A (ja) | 建物の壁体構造 | |
| JPH0437124Y2 (ja) | ||
| JPH0622729Y2 (ja) | 防湿層付石膏ボ−ド | |
| JPH0627703Y2 (ja) | モルタル壁用下地材 | |
| JPH07103614B2 (ja) | 除湿内装構造 | |
| JPS6212005Y2 (ja) | ||
| JPS5825066Y2 (ja) | 複合板状建材 | |
| JP2804820B2 (ja) | 空間を形成する結露防止用構造体 | |
| JPS624095Y2 (ja) | ||
| JPH0718831Y2 (ja) | 活性炭入りマット |