JPH04270681A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

Info

Publication number
JPH04270681A
JPH04270681A JP3030928A JP3092891A JPH04270681A JP H04270681 A JPH04270681 A JP H04270681A JP 3030928 A JP3030928 A JP 3030928A JP 3092891 A JP3092891 A JP 3092891A JP H04270681 A JPH04270681 A JP H04270681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
color
coloring layer
formula
recording material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3030928A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunitaka Toyofuku
豊福 邦隆
Yoshiyuki Takahashi
義之 高橋
Ayako Shirai
亜矢子 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP3030928A priority Critical patent/JPH04270681A/ja
Publication of JPH04270681A publication Critical patent/JPH04270681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保存安定性に優れた感
熱記録体に関するものである。更に詳しく述べるならば
、耐熱性、耐湿性、耐可塑剤、耐油性などの保存性に優
れ、しかも白色度が高く、画像記録紙、ファクシミリ用
紙、乗車券、定期券、およびPOSラベル等のラベル、
並びにプリペイカード等のカードおよび通行券などに有
用な、感熱記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱記録体は、一般に紙、合成紙、プラ
スチックフィルム等の支持体上に電子供与性のロイコ染
料のような発色性物質と、電子受容性のフェノール性化
合物等、或は有機酸物質のような顕色性物質とを主成分
とする感熱発色層を設けたものであって、上記発色成分
を熱エネルギーによって反応させて記録画像を得ること
ができる。このような感熱記録体は、例えば特公昭43
−4160号、特公昭45−14039号、及び特公昭
48−27736号などに開示されており、広く実用化
されている。
【0003】感熱記録体は、記録装置が比較的コンパク
トで安価でかつ保守が容易であることから、電子計算機
のアウトプット、ファクシミリ、自動券売機、科学計測
器のプリンター、あるいはCRT医療計測用のプリンタ
ー等に広範囲に使用されている。
【0004】しかし、支持体上に発色性染料物質、顕色
性物質および結着剤を有効成分とする感熱発色層のみを
塗工した従来の感熱記録体にあっては、発色後の画像が
、光、水、熱、可塑剤および油等に対して不安定であり
、このために保存時の発色画像の経時変化、すなわち発
色画像の退色が常に問題となっている。
【0005】すなわち、このような従来の感熱記録体を
用いて、これに所望の印字を施すときは、その記録発色
画像は極めて鮮明に発色するが、発色画像部分が、水、
ラップフィルム類、油等に接触したり、高温(40〜6
0℃)、高湿(相対湿度60%以上)の条件下に長時間
保存される場合には、著しい退色が生じていた。
【0006】発色画像の退色は、通常無色ないし淡色の
ラクトン環化合物を主とする染料前駆体を使用する発色
系すなわち、染料発色型の感熱記録体において、特に顕
著に現われ、感熱記録体が、特に、可塑剤や油に接触し
たとき発生する共通の問題として従来からその解消が強
く求められてきた。
【0007】このような保存性を改良するために、感熱
発色層中にフェノール系酸化防止剤を添加したり、該感
熱発色層上に表面層を設けることが提案されている。例
えば特開昭60−78782号、特開昭59−1672
92号、特開昭59−114096号、特開昭59−9
3387号の各公報等に見られるようにフェノール系酸
化防止剤を感熱発色層中に配合したもの、あるいは、特
開昭56−146796号公報に見られるように疎水性
高分子化合物エマルジョン等を保護層に使用したもの、
または、特開昭58−199189号公報に見られるよ
うに感熱発色層上に水溶性高分子化合物または、疎水性
高分子化合物エマルジョンを中間層として設け、その上
に疎水性高分子化合物を樹脂成分とする油性塗料による
表面層を設けたものが報告されている。
【0008】前述のフェノール系酸化防止剤の配合は、
感熱発色層の地肌汚れ(白色度の低下)を生じ、特に、
高温保存(60℃)において非画像部分の濃度上昇を起
こしやすい。また、目的とした発色部の、耐熱、耐湿、
耐可塑剤および耐油性も不十分である。また、感熱発色
層上にオーバーコート層を設けたものについても、高温
高湿下での保存性は完全とは言えない。更に、このよう
なオーバーコート層を塗工した感熱記録体に切断加工、
粘着加工等を施して製造した感熱記録体は、油などが切
断面より浸透して印字部分の消色を引き起こすために、
オーバーコート層の塗工は本質的な解決策とは言い難い
等の問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
点を解決し、耐熱性、耐湿性、耐可塑剤性、耐油性等の
保存性に優れた感熱記録体を提供すること、特に耐可塑
剤性、耐油性を格段に改善した感熱記録体を提供しよう
とするものである。特に、本発明は、例えば自動券売機
用感熱記録型の乗車券、或は長期間にわたる保存性を必
要とする回数券や定期券などへの使用、POS用バーコ
ードシステムによる生鮮食品および油種の多い肉などの
ポリ塩化ビニルフィルムで包装した場合の包装面に貼付
けるラベル用紙に適するばかりでなく、長期保存用のフ
ァクシミリ用紙やワープロ用紙、また、CRT用画像プ
リンター用紙としても利用できる感熱記録体を提供しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明において、感熱発
色層中に、染料前駆体、顕色剤、および結着剤とともに
、特定のエポキシ基含有化合物を保存安定剤として添加
すると、高温、高湿の環境においても、或は、可塑剤や
油脂類と接触する条件下においても発色画像の保存安定
性を著しく向上せしめ得ることを見出し、上記課題の解
決に成功したものである。
【0011】すなわち、本発明の感熱記録体は、シート
状基体と、このシート状基体の少なくとも1面に形成さ
れ、かつ無色ないし淡色の染料前駆体、および前記染料
前駆体と加熱下に反応してこれを発色させる顕色剤を含
む感熱発色層とを有し、前記感熱発色層が、下記一般式
(I):
【化3】 〔但し、式(I)中、Xは、酸素、および硫黄原子並び
にCH2 ,NH、およびCO基から選ばれた1員を表
わし、Y1 およびY2 は、それぞれ他から独立に、
ハロゲン原子、低級アルキル基および低級アルコキシ基
から選ばれた1員を表わし、R1 は下記式:
【化4】 のエポキシ基含有グループを表わし、mは1、または2
を表わし、nは0、または1を表わし、pおよびqは、
それぞれ他から独立に0、1、または2を表わす〕によ
り表される少なくとも1種を更に含有していることを特
徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明の感熱記録体の感熱発色層は、無色ない
し淡色の塩基性ロイコ染料(染料前駆体)と、この染料
前駆体とそれを加熱下に顕色しうる顕色剤との呈色反応
を利用して発色画像を形成するものであるが、この感熱
発色層中に、上記一般式(I)の少なくとも1種のエポ
キシ基含有化合物を含有せしめた事を特徴とするもので
ある。
【0013】上記の如き化合物が保存性を向上せしめる
理由は十分に明確ではない。しかし、塩基性ロイコ染料
(染料前駆体)と上記エポキシ基含有化合物のみでは十
分な印字濃度が得られず、且つ発色画像の保存安定性も
不十分であるのに対し、ここにビスフェノールAなどの
顕色剤が存在することにより、十分な発色濃度が得られ
、それとともに発色画像の保存安定性も飛躍的に向上す
ることが判明した。この事実により、無色ないし淡色の
塩基性ロイコ染料が顕色剤と反応してラクトン環の開い
た発色体となり、このようにして形成された染料のカル
ボキシル基に、エポキシ基含有化合物のエポキシ基が付
加され、それによって、染料は、元の閉環体に戻れない
構造となり、このために飛躍的に発色した染料画像の保
存安定性が向上するものと推定される。しかし、本発明
者らはこのような保存安定性向上の機構に固執するもの
ではない。
【0014】本発明に用いられる一般式(I)の化合物
の具体的な例としては、以下のようなものをあげること
ができる。
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】 および
【化9】
【0015】本発明において、前記一般式(I)のエポ
キシ基含有化合物は、染料前駆体および顕色剤とともに
用いられることが必須である。また、本発明の所望の効
果を阻害しない範囲内で、熱可融性物質(いわゆる増感
剤)を併することもできる。
【0016】一般式(I)のエポキシ基含有化合物の使
用量は、染料前駆体の重量に対して、10〜1000重
量%であることが好ましく、50〜300 重量%であ
ることがより好ましい。一般式(I)のエポキシ基含有
化合物を、10重量%未満の割合で含有せしめた場合、
保存安定性の改善度が十分ではないことがある。一方、
それを1000重量%より多量に存在させると、発色濃
度の低下を生ずることがあり、しかしその保存安定性の
向上はなく、経済的に不利になる。
【0017】本発明において、染料前駆体として使用さ
れるロイコ染料は、従来公知のものから選ぶことができ
、例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル
)−6−ジメチルアミノフタリド(クリスタルバイオレ
ットラクトン)、3−(p−ジメチルアミノフェニル)
−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタ
リド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2
−フェニルインドール−3−イル)フタリド、3,3−
ビス−(9−エチルカルバゾール−3−イル)−5−ジ
メチルアミノフタリド、3,3−ビス−(2−フェニル
インドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド
等のトリアリールメタン系染料、4,4′−ビスジメチ
ルアミノベンズヒドリンベンジルエーテル、N−ハロフ
ェニルロイコオーラミン、N−2,4,5−トリクロロ
フェニルロイコオーラミン、等のジフェニルメタン系染
料、ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベン
ゾイルロイコメチレンブルー等のチアジン系染料、3−
メチル−スピロージナフトピラン、3−エチル−スピロ
ージナフトピラン、3−ベンジル−スピロージナフトピ
ラン、3−メチルナフト(3−メトキシベンゾ)−スピ
ロピラン等のスピロ系染料、3−(N−エチル−N−イ
ソペンチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−6メチル−7−(o
,p−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−(N−エチ
ル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N−シクロヘキサン−N−メチ
ルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオロメ
チルアニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン、3−
(N−エチル−N−ヘキシルアミノ)−6−メチル−7
−(p−クロロアニリノ)フルオランおよび3−シクロ
ヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン等のフルオラン
系染料から選ばれた1種以上を用いることができる。
【0018】本発明に用いられる顕色剤は、従来公知の
フェノール類又は、有機酸から選ぶことができる。例え
ば、ビスフェノールA、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジ
ル(特開昭52−140483号)、ビスフェノールS
、4−ヒドロキシ−4′−イソプロピルオキシジフェニ
ルスルホン(特開昭60−13852号)、1,1−ジ
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,7−
ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキサ
ヘプタン(特開昭59−52694号)、3,3′−ジ
アリル−4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン(
特開昭60−208286号)などから選ばれた1種以
上を用いることができる。
【0019】本発明における顕色剤の使用量は、染料前
駆体の重量に対して、20〜1000重量%であること
が好ましく、50〜500 重量%であることがより好
ましい。顕色剤をこの範囲より低い割合で含有せしめた
場合発色濃度が低く、発色画像の保存安定性の改善度が
十分ではない。一方、上記上限値以上の量を存在させる
と、その希釈効果による発色濃度の低下が生じ、しかし
、保存安定性の向上はなく、経済的に不利になる。
【0020】本発明の感熱発色層に用いられる結着剤は
、従来の感熱発色層に用いられているものから選ぶこと
ができ、例えば、種々の分子量のポリビニルアルコール
、デンプン及びその誘導体、メトキシセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセ
ルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ
、ポリビニルピロリドン、アクリル酸アミド/アクリル
酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/アクリル酸エ
ステル/メタクリル酸3元共重合体、スチレン/無水マ
レイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、ア
ルギン酸ソーダ、ゼラチン、およびカゼインなどの水溶
性高分子材料、並びに、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン
、スチレン/ブタジエン共重合体、ポリアクリル酸、ポ
リアクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合
体、ポリブチルメタクリレート、エチレン/酢酸ビニル
共重合体、およびスチレン/ブタジエン/アクリル系共
重合体等の各々のラテックスを用いることができる。 感熱発色層における結着剤の含有量は、感熱発色層重量
に対して、0.5〜40重量%であることが好ましい。
【0021】本発明において、感熱発色層は、前記染料
前駆体、顕色剤、結着剤、および特定エポキシ基含有化
合物に加えて、増感剤、無機顔料、ワックス類などの添
加剤を含んでいてもよい。これら添加剤の含有量は、感
熱発色層重量に対し、90重量%以下であることが好ま
しく、20〜70重量%であることがより好ましい。
【0022】増感剤としては、融点50〜150 ℃の
熱可融性有機化合物が用いられる。例えば、1−ヒドロ
キシ−2−ナフトエ酸フェニルエステル(特開昭57−
191089号)、p−ベンジルビフニル(特開昭60
−82382号)、ベンジルナフチルエーテル(特開昭
58−87094号)、ジベンジルテレフタレート(特
開昭58−98285号)、p−ベンジルオキシ安息香
酸ベンジル(特開昭57−201691号)、炭酸ジフ
ェニル、炭酸ジトリル(特開昭58−136489号)
、m−ターフェニル(特開昭57−89994号)、1
,2−ビス(m−トリルオキシ)エタン(特開昭60−
56588号)、1,5−ビス(p−メトキシフェノキ
シ)−3−オキサペンタン(特開昭62−181183
号)、シウ酸ジエステル(特開昭64−1583号)な
どがある。また、感熱発色層中に用いられる有機又は無
機の顔料としては、炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛
、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸
バリウム、クレー、焼成クレー、タルク、および表面処
理された炭酸カルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他
、並びに、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリ
ル酸共重合体、およびポリスチレン樹脂等の有機系の微
粉末などを挙げることができる。更に、本発明の感熱発
色層は、種々のワックス類を必要に応じて含有していて
もよい。それらワックス類としては、パラフィン、アミ
ド系ワックス、ビスイミド系ワックス、高級脂肪酸の金
属塩など公知のものを用いることができる。
【0023】本発明の感熱記録体に用いられるシート状
基体は、紙、表面に粘土プラスチックなどを塗工したコ
ーテッド紙、主にプラスチックから作られた合成紙、あ
るいはプラスチックフィルムなどから選ぶことができる
【0024】本発明の感熱記録体を製造するには、シー
ト状基体の少なくとも1面上に、上記所要成分の混合物
を含む塗布液を塗布し、乾燥して感熱記録体を製造する
。塗布液の塗布量は、塗布液層が乾燥したとき1〜15
g/m2 であることが好ましく、2〜10g/m2 
が特に好ましい。
【0025】必要に応じて、感熱発色層上および/また
は感熱発色層下に、保護層、又はアンダーコート層を設
けたり、シート状基体の裏面に保護層、又は導電層を設
けてもよい。
【0026】このようにして、得られた本発明の感熱記
録体は、白色度が高く、発色した記録画像部に退色を生
ずることがなく、保存安定性に優れたものである。
【0027】
【実施例】以下に実施例により、本発明を具体的に説明
する。尚、特に断らない限り、「部」および「%」は、
それぞれ「重量部」および「重量%」を表わす。
【0028】実施例  1 下記操作により感熱記録紙を作成した。
【0029】 ■  分散液A調製                 成        
分                        
  量(部)  3−(N−イソペンチル−N−エチル
アミノ)            20       
 −6−メチル−7−アニリノフルオラン      
                        ポ
リビニルアルコール  10%液          
                10  水    
                         
                       70
上記組成物をサンドグラインダーに供し、平均粒径が1
μmになるまで粉砕した。
【0030】 ■  分散液B調製                 成        
分                        
  量(部)  4,4′−イソプロピリデンビフェノ
ール                10  p−ベ
ンジルビフェニル                 
               10  ポリビニルア
ルコール  10%液               
           10  水         
                         
                  70上記組成物
をサンドグラインダーに供し、平均粒径が1μmになる
まで粉砕した。
【0031】 ■  分散液C調製                 成        
分                        
  量(部)  4,4′−ジグリシジルオキシベンゾ
フェノン            20  (化合物例
(5))                     
                         
          ポリビニルアルコール  10%
液                        
  10  水                  
                         
         70上記組成物をサンドグラインダ
ーに供し、平均粒径が1μmになるまで粉砕した。
【0032】■  発色層の調製 上記A液40部、B液 160部、C液40部、炭酸カ
ルシウム顔料40部、30%パラフィン分散液20部、
および10%ポリビニルアルコール水溶液 120部を
混合、攪拌し、塗布液とした。この塗布液を、坪量50
g/m2 の原紙の片面に、乾燥後の塗布量が7.0g
/m2 となるように塗布乾燥して感熱発色層を形成し
、感熱記録紙を作成した。
【0033】上記の様にして得られた感熱記録紙をスー
パーカレンダーによって処理し、その表面の平滑度を 
600〜1000秒とした。
【0034】こうして得られた感熱記録紙について、東
洋精機製熱傾斜試験器を用い、温度120℃、圧力2.
5kg/cm2 の条件下で試料を5秒間加熱して発色
させたところ、1.1以上(マクベス反射濃度計RD−
914により測定)の高濃度の鮮明な黒発色画像を得た
【0035】また、試料の未発色部(白紙部)の濃度を
上記濃度計で測定し、その測定値をもって白色度を表し
た。次いでこの発色試料から常法により所定の供試片を
作成し、下記テストによって発色部の耐可塑剤性および
耐油性を測定した。その結果を表1に示す。
【0036】(a)耐可塑剤性試験(耐塩ビフィルム性
試験):紙管上に塩化ビニルラップフィルム(三井東圧
化学社製)を3重に巻きつけ、その上に供試片を発色画
像面が外側になるように挟み込み、更にその上から塩化
ビニルラップフィルムを3重に巻きつけ、室温で24時
間放置した後、供試片の濃度を再度マクベス濃度計で測
定して耐可塑剤性を評価した。
【0037】(d)耐油性試験:供試片に綿実油を塗布
し、室温で4時間放置した後、これをふき取り、発色画
像の残存濃度をマクベス濃度計で測定して耐油性を評価
した。テスト結果を表1に示す。
【0038】実施例  2 実施例1と同じ操作を行なった。但し、感熱発色層の形
成に用いたC液の調製に当たり、4,4′−ジグリシジ
ルオキシベンゾフェノンのかわりに、4−クロル−4′
−グリシジルオキシベンゾフェノン(化合物例(9))
を用いた。テスト結果を表1に示す。
【0039】実施例  3 実施例1と同じ操作を行なった。但し、感熱発色層の形
成に用いたC液の調製に当たり、4,4′−ジグリシジ
ルオキシベンゾフェノンのかわりに、4,4′−ジグリ
シジルアミノベンゾフェノン(化合物例11)を用いた
。 テスト結果を表1に示す。
【0040】実施例  4 実施例1と同じ操作を行なった。但し、感熱発色層の形
成に用いたC液の調製に当たり、4,4′−ジグリシジ
ルオキシベンゾフェノンのかわりに、4,4′−ベンゾ
フェノンジカルボン酸ジグリシジルエステル(化合物例
(18)) を用いた。テスト結果を表1に示す。
【0041】実施例  5 実施例1と同じ操作を行なった。但し、感熱発色層の形
成に用いたC液の調製に当たり、4,4′−ジグリシジ
ルオキシベンゾフェノンのかわりに、4−グリシジルア
ミノジフェニルアミン(化合物例(30)) を用いた
。テスト結果を表1に示す。
【0042】実施例  6 実施例1と同じ操作を行なった。但し、感熱発色層の形
成に用いたC液の調製に当たり、4,4′−ジグリシジ
ルオキシベンゾフェノンのかわりに、4,4′−ジフェ
ニルエーテルジカルボン酸ジグリシジルエステル(化合
物例(38))を用いた。テスト結果を表1に示す。
【0043】実施例  7 実施例1と同じ操作を行なった。但し、感熱発色層の形
成に用いたC液の調製に当たり、4,4′−ジグリシジ
ルオキシベンゾフェノンのかわりに、3,3′−ジメチ
ル−4,4′−ジグリシジルアミノジフェニルメタン(
化合物例(40)) を用いた。テスト結果を表1に示
す。
【0044】実施例  8 実施例1と同じ操作を行なった。但し、感熱発色層の形
成に用いたA液の調製に当たり、3−(N−イソペンチ
ル−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフ
ルオランのかわりに、3−ジエチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオランを用いた。テスト結果を表1
に示す。
【0045】実施例  9 実施例1と同じ操作を行なった。但し、感熱発色層の形
成に用いたB液の調製に当たり、4,4′−イソプロピ
リデンビフェノールのかわりに、4,4′−ジヒドロキ
シジフェニルスルホンを用いた。テスト結果を表1に示
す。
【0046】比較例  1 実施例1と同じ操作を行なった。但し、感熱発色層の形
成においてC液を配合しなかった。テスト結果を表1に
示す。
【0047】比較例  2 実施例6と同じ操作を行なった。但し、感熱発色層の形
成においてC液を配合しなかった。テスト結果を表1に
示す。
【0048】比較例  3 実施例7と同じ操作を行なった。但し、感熱発色層の形
成においてC液を配合しなかった。テスト結果を表1に
示す。
【表1】
【0049】表1から明らかなように、各実施例におい
ては、それぞれ白色度も高く、かつ、耐油性、耐可塑剤
性の各試験のいづれにおいても満足すべき結果を得た。 しかし、比較例ではいづれも、耐油性、耐可塑剤性の各
試験のすべてについて劣っていた。
【0050】
【発明の効果】本発明は優れた耐熱性、耐湿性、耐油性
、耐可塑剤性等を有する感熱記録体を提供するものであ
り、本発明の感熱記録体は、特に発色画像の耐油性およ
び耐可塑剤性に関して、すぐれた保存安定性を示すこと
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シート状基体と、このシート状基体の
    少なくとも1面に形成され、かつ無色ないし淡色の染料
    前駆体、および前記染料前駆体と加熱下に反応してこれ
    を発色させる顕色剤を含む感熱発色層とを有し、前記感
    熱発色層が、下記一般式(I): 【化1】 〔但し、式(I)中、Xは、酸素、および硫黄原子並び
    にCH2 ,NH、およびCO基から選ばれた1員を表
    わし、Y1 およびY2 は、それぞれ他から独立に、
    ハロゲン原子、低級アルキル基および低級アルコキシ基
    から選ばれた1員を表わし、R1 は下記式: 【化2】 のエポキシ基含有グループを表わし、mは1、または2
    を表わし、nは0、または1を表わし、pおよびqはそ
    れぞれ他から独立に0,1、または2を表わす〕により
    表される少なくとも1種を更に含有していることを特徴
    とする感熱記録体。
JP3030928A 1991-02-26 1991-02-26 感熱記録体 Pending JPH04270681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3030928A JPH04270681A (ja) 1991-02-26 1991-02-26 感熱記録体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3030928A JPH04270681A (ja) 1991-02-26 1991-02-26 感熱記録体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04270681A true JPH04270681A (ja) 1992-09-28

Family

ID=12317348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3030928A Pending JPH04270681A (ja) 1991-02-26 1991-02-26 感熱記録体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04270681A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114437502A (zh) * 2020-11-06 2022-05-06 三星Sdi株式会社 用于囊封半导体器件的环氧树脂组合物和半导体器件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114437502A (zh) * 2020-11-06 2022-05-06 三星Sdi株式会社 用于囊封半导体器件的环氧树脂组合物和半导体器件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06199047A (ja) 感熱記録体
JP3227858B2 (ja) 感熱記録体
JPH04270681A (ja) 感熱記録体
JP2679497B2 (ja) 感熱記録体
JPH04269584A (ja) 感熱記録体
JPH04286686A (ja) 感熱記録体
JPH0497887A (ja) 感熱記録体
JPH04113888A (ja) 感熱記録体
JP3033437B2 (ja) 感熱記録体の製造方法
JPH06183158A (ja) 画像耐水性の改良された感熱記録体
JPH04319485A (ja) 感熱記録体
JPH11216956A (ja) 感熱記録体
JP2982462B2 (ja) 感熱記録体
JPH04282291A (ja) 感熱記録体
JPH0692023A (ja) 感熱記録体
JPH06328859A (ja) 感熱記録体
JPH04341889A (ja) 感熱記録体
JPH05185721A (ja) 感熱記録体
JPH08295081A (ja) 感熱記録体
JPH09234960A (ja) 感熱記録体
JPH0725160A (ja) 感熱記録体
JPH07257045A (ja) 感熱記録体
JPH04320881A (ja) 感熱記録体
JPH07323669A (ja) 感熱記録体、およびその製造方法
JPH04355184A (ja) 感熱記録体