JPH0426362Y2 - - Google Patents

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JPH0426362Y2
JPH0426362Y2 JP1987151466U JP15146687U JPH0426362Y2 JP H0426362 Y2 JPH0426362 Y2 JP H0426362Y2 JP 1987151466 U JP1987151466 U JP 1987151466U JP 15146687 U JP15146687 U JP 15146687U JP H0426362 Y2 JPH0426362 Y2 JP H0426362Y2
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lid
slit
hole
bottle
top surface
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は瓶の外装蓋、特にバイアル等の薬用瓶
に適用することのできる蓋に関する。
〔従来技術とその問題点〕
ゴム栓により閉塞された瓶口部を、アルミ等の
軟質金属で倒皿状(逆有底円筒状)に形成した口
金によつて巻締め装着するとともに、前記口金の
頂面に穿設した透孔部分を含む上半部は合成樹脂
製の外蓋を冠着することによつて閉塞するように
構成し、使用に際しては、口金上面より冠着した
外蓋部を除去することによつて頂面に穿設した透
孔面から瓶口部に施したゴム栓が露出できるよう
に構成した薬用瓶の蓋は実公昭54−14618号公報
の記載等によつて知られている。
然しながら上記した公知構造の場合、薬液取り
出しのために合成樹脂製の外蓋を除去しても、瓶
口部は依然としてアルミ金属製の口金によつて緊
締されているためにゴム栓を挿通した注射針によ
る少量の薬液取り出しを行うことはできても、一
度に瓶内の薬液を大量に取り出すことはできない
という欠点を有している。
また、上記した公知構造の場合、蓋本体と外蓋
との係止手段が、外蓋裏面に突出形成した係止用
の突条を口金の頂面中央に穿設した透孔に折り曲
げ係止させるという手段によつて行つているが、
この場合に係止用突条の折り曲げ幅が大きくなる
と透孔周縁部との係止が強固に行われ過ぎること
となる結果、外蓋の剥離が困難となつたり、或い
は剥離のために極めて強い力を必要して指先によ
る剥離という操作性を損なうような欠点も有して
いた。
前記した問題に対応し、瓶内の大量の薬液を同
時に取り出せるようにした構造のものとしては、
瓶口部に緊締した口金に、切り裂き用のガイドと
なる切り裂き筋(スリツト)を刻設し、口金中央
部にはその一部が前記した切り裂き用ガイド筋に
接続するように形成した鍵孔状の切り裂き用フリ
ツプを形成し、使用に際しては、前記の切り裂き
用フリツプを引き起こすことによつて口金全体が
前記の切り裂き用のガイド筋に沿つて二つ割りさ
れながら開放され、口金全体が薬用瓶から除去で
きるように構成した薬用瓶の蓋が実公昭54−
20050号公報の記載等によつて知られている。
しかしながら、この構造の場合には、前者の公
知例とは逆に口金を除去することによつて一度に
大量の薬液を取り出すことはできるが、一旦開放
した口金は薬用瓶に対して再び有効に緊締するこ
とができないために、瓶内に残留する少量の薬液
を取り出すための用法が講ずることができない上
衛生的な保管が行われ難いという欠点を有してお
り、結局前記した二つの公知構造は互いにその効
果に一長一短の部分があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記した事情に鑑み、これに対応する
ことができるようにした薬用瓶の蓋を提供しよう
とするものであり、具体的には少量の薬液を取り
出したい場合には蓋本体に冠着した外蓋のみを除
去することによつてその目的を達成させ、また、
大量の薬液を取り出したい場合には外蓋を含む蓋
本体全体を除去することによつてその目的を達成
することができるようにした薬用瓶の蓋を提供せ
んとするものである。
また、本考案の他の目的は、外蓋の剥離に際し
て、蓋本体の頂面一部を外蓋と共に取り外せるよ
うに構成することによつて、蓋本体に外蓋が強固
に取り付けられたことによる外蓋の剥離不能とい
うトラブルが発生しないようにした薬用瓶の蓋を
提供しようとするものである。
〔考案の要点〕
本考案は、アルミ等の軟質金属薄板によつて逆
有底円筒状に形成した蓋本体の頂面に適宜大きさ
の透孔を穿設し、前記透孔はその外側に同心円状
に刻設したスリツトによつて、これに囲まれる内
側を内側剥離環として形成し、更に、この内側剥
離環を囲む外側に、鍵孔状を呈し、その両端部が
蓋本体の周胴部に達するようにした切り裂き用の
スリツトを刻設することによつてスリツトに囲ま
れる内側に引き裂き用の環状体を形成するととも
に、頂面を含め蓋本体の上半部にはそれを覆うこ
とのできる大きさに形成した倒皿状の合成樹脂製
外蓋を冠着し、外蓋の内側中央部に突設した係止
用の突条が前記蓋本体の頂面に穿設した透孔の周
縁部に沿つて強固に折り曲げ係止させるように構
成することを考案の要点としている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
1は、アルミ等の軟質金属薄板によつて形成し
た蓋本体であり、適宜高さをした周胴部11の上
面に頂面板12を一体的に形成することによつて
逆有底円筒状に形成している。
2は頂面板12の中央部に穿設した透孔であり
この透孔2を通した薬用瓶3の瓶口31に嵌装し
たゴム栓32の上面が露出できるようになつてい
る。
21は透孔2の周囲に一定の幅を持たせながら
同心円状に刻設したスリツトであり、該スリツト
21によつて囲まれる内側には内側剥離環4を形
成している。
22は内側剥離環4の外周に一定の間隔をおき
ながら鍵孔状に刻設した引き裂き用のスリツトで
あり、スリツト22の両端部を頂面板21から周
胴部11の上端部に達するように刻設することに
よつてこれに囲まれる内側を引き起こし用の環状
体5となるように構成している。
6は、蓋本体1の上面に冠着することができる
よう形成した合成樹脂製の外蓋であり、周胴部が
蓋本体の周胴部11に少許だけ達することができ
るよう浅い倒皿状に形成している。
外蓋6の内側中央部には、蓋本体に形成した透
孔2の円周に合致して折り曲げ係止することので
きる係止突起61が突設されており、透孔2に嵌
合したのち、蓋本体1の内側から加圧することに
より、或いは同じく内側から加熱をすることによ
り押し広げられながら倒伏させられるように折り
曲げ自在に突設されている。
なお、前記した係止突起61の突出形状は特に
限定するものではなく、第2図に例示するように
透孔2の円周に合致するリング状の突条として突
出形成する場合のほか、比較的細幅の突起を円周
に沿つて多数突設させ、それらの突起をすべて倒
伏させるように構成することもできる。
図中7は、頂面板12に刻設表示した引き起こ
し方向を示すガイドであり、環状体5を矢印方向
に引き起こすことによつて容易に剥離、引き起こ
しが行えることを示している。
〔考案の効果〕
上記のように構成した本考案の効果を述べれば
以下の通りである。
(1) 薬用瓶3内から少量の薬液を取り出したい場
合には蓋本体1に冠着した合成樹脂製の外蓋6
の周胴部を公知の取扱方法に従つて押し上げれ
ば、外蓋6の内側部中央に突設した係止突起6
1によつて強固に一体化させられている内側剥
離環4がその周囲に刻設したスリツト21部分
から剥離されて外蓋6と共に簡単に除去するこ
とができる。
外蓋6が内側剥離環4とともに除去される結
果蓋本体1の頂面には外径がスリツト21の部
分まで広げられた状態の透孔2が表れるので、
該透孔2部分から瓶口部に取り付けたゴム栓3
2を簡単に露出させることができる。
透孔2より露出したゴム栓32部分に注射針
を刺し込んで薬液を吸引すれば薬用瓶内の少量
の薬液を簡単に取り出すことができる。
また、この場合瓶口31に巻締めした蓋本体
1はそのまま強固に緊締されているのでゴム栓
32の嵌装緩みによる薬液の漏出等の問題が惹
起される心配も絶無である。
(2) 特に、本考案は、外蓋6を剥離する場合に、
蓋本体の透孔2の内側に形成した内側剥離環4
が外蓋6と同時に剥離させられるように構成し
たので、外蓋6の内側に突設した係止突起61
の折り返し幅を広く形成することが可能とな
り、従来の蓋体が剥離を容易にするために係止
突起の折り返し幅を小さくしたことによる保管
時の外蓋離脱というような不慮の事故を絶無と
することができる特徴がある。
(3) 薬用瓶3内の薬液を同時に大量に取り出した
い場合には、内側剥離環4を外蓋6とともに取
り外した後に内側剥離環4の周囲に形成した引
き起こし用の環状体5をガイド7に従つて引き
起こせば頂面板12が鍵孔状に二つ割され、こ
れに続いて周胴部11も順次引き裂かれて簡単
に蓋本体1の除去を図ることができる。
この状態でゴム栓32を取り外せば薬用瓶3
内の薬液は極めて簡単に全量を同時に排出する
ことができる。
(4) 本考案は従来公知の薬用瓶の蓋がそれぞれ別
物として有していた複数の機能を一つの蓋に取
り纏めることができたので、各種複数の機能を
自在に発揮することが可能となり従来の瓶蓋で
は奏することのできない優れた効果を有するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図
は蓋本体と外側とを分離した状態で示す展開斜視
図、第2図は外蓋を内側面から捉えた斜視図、第
3図は薬用瓶に装着した状態を示す断面図、第4
図は同上図における要部の拡大断面図である。 1……蓋本体、11……周胴部、12……頂面
板、2……透孔、21……スリツト、22……引
き裂き用のスリツト、3……薬用瓶、31……瓶
口、32……ゴム栓、4……内側剥離環、5……
引き起こし用の環状体、6……外蓋、61……係
止突起、7……ガイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アルミ等の軟質金属薄板によつて逆有底円筒状
    に形成した蓋本体の頂面に適宜大きさの透孔を穿
    設し、前記透孔の外側に同心円状に刻設したスリ
    ツトによつて、これに囲まれる内側を内側剥離環
    として形成し、更にこの内側剥離環を囲むように
    して、鍵孔状を呈し、その両端部が口金の周胴部
    に達するようにした切り裂き用のスリツトを刻設
    することによつてスリツトに囲まれる内側に引き
    裂き用の環状体を形成するとともに、頂面を含む
    蓋本体の上半部にはそれを覆うことのできる大き
    さに形成した倒皿状の合成樹脂製外蓋を冠着し、
    外蓋の内側中央部に突設した係止用の突条が前記
    蓋本体の頂面に穿設した透孔の周縁部に沿つて強
    固に折り曲げ係止することができるように構成し
    てなる薬用瓶の蓋。
JP1987151466U 1987-10-02 1987-10-02 Expired JPH0426362Y2 (ja)

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JP1987151466U JPH0426362Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02

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JPS6455262U JPS6455262U (ja) 1989-04-05
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FR2950865B1 (fr) * 2009-10-01 2011-10-28 Raymond A & Cie Coiffe de verrouillage pour recipient a col avec une capsule a pattes de fixation

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JPS5420050U (ja) * 1977-07-13 1979-02-08
JPS5444035U (ja) * 1977-08-29 1979-03-26

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