JP5116279B2 - 樹脂製キャップおよびそれを用いた樹脂製キャップ付容器 - Google Patents

樹脂製キャップおよびそれを用いた樹脂製キャップ付容器 Download PDF

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Description

本発明は、バイアル瓶等の容器を栓体で密封した後、改ざん防止のために、さらにその密封部分を封止するために用いられる樹脂製キャップと、それを用いた樹脂製キャップ付容器に関するものである。
従来から、バイアル瓶に代表されるような、略円筒状の口部を有する薬用瓶等は、上記口部にフランジ付栓体を嵌合して密封されるようになっている。そして、上記密封性をより高めるとともに第三者による改ざんを防止するために、その密封部分をアルミ等の軟質金属薄板で被覆したり、樹脂キャップに金属製の剥離用タブを取り付けた封止用キャップを冠着したりすることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、アルミ等の軟質金属薄板で被覆したものは、きれいに開封するのに時間がかかり、開封用の工具等を用いると、栓体や瓶の口部を傷つけやすいという問題がある。また、金属製の剥離用タブを有する封止用キャップは、上記剥離用タブを大きくできないため、開封動作時に指をタブの中に入れて開けることが困難である。
そこで、このような封止用キャップを、樹脂だけで作製し、簡単に開封することができるものが提案されている(例えば、特許文献2参照)
特許第2739455号公報 特開平9−238998号公報
しかしながら、上記特許文献2の封止用キャップは、容器口部と嵌合する部分と、その部分に細い橋部を介して連結される天板とを備え、上記天板を引っ張って橋部を切断することにより天板を除去し、容器口部を蓋する栓体上面のみを露出させるようになっている。このため、上記露出した栓体上面に、注射針を刺して容器内の薬液を抜き取る等の用途には適しているものの、栓体を容器口部から取り外して中身を取り出す場合や、別途用意される中身取り出し用のノズルを上記栓体と取り替えて用いる場合等には、上記封止用キャップを用いることができないという問題がある。また、封止用キャップのうち、容器口部と嵌合する部分が容器側に残っていると、容器がガラス瓶の場合、ガラス製の瓶本体と、樹脂製の上記封止用キャップの残留部分とを、分別して廃棄するのに手間を要するという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、容器口部と栓体とで構成される密封部分を効果的に封止し、かつ開封動作が簡単で、開封後はキャップ全体を容器から完全に除去することのできる優れた樹脂製キャップと、その樹脂製キャップを用いた容器の提供を、その目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、略円筒状の口部を有しその口部上端部に外向きにフランジ部が形成された容器に対し、その口部に栓体を嵌合し密封した状態で、上記密封部分を封止するために、打ち込みによってその密封部分に冠着される樹脂製キャップであって、上記密封部分の周囲を側方から覆う周壁部と、上記栓体上面の少なくとも周縁部を覆う天面部とが一体的に形成されており、上記天面部には指をかけるための段差部もしくは反り返り部が設けられており、上記周壁部の内周面下端部には、この樹脂製キャップ打ち込み時に上記容器口部のフランジ部と無理嵌め状態で係合される突条が形成され、この係合によって上記天面部の下面が栓体上面に押圧されるようになっているとともに、上記周壁部および天面部の上記段差部もしくは反り返り部を含む部分にまたがって、上記周壁部の一部および天面部の一部を一続きで外側に引き出すことにより周壁部を上下方向に切断した状態で切り取るための切り取りガイドが設けられており、上記天面部に設けられた段差部もしくは反り返り部に指をかけてその部分をキャップ中心側から外側に引き出し、上記周壁部の一部および天面部の一部を一続きで外側に引き出して周壁部を上下方向に切断した状態で切り取ることにより、樹脂製キャップ全体が、容器口部と栓体からなる密封部分から除去されるようになっている樹脂製キャップを第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記切り取りガイドとして、幅0.2〜1.0mm、厚み0.2〜0.8mmの薄肉部が線状に設けられている樹脂製キャップを第2の要旨とし、上記切り取りガイドとして、所定間隔ごとに微小な連結部が形成された幅0.2〜5.0mmの切欠き線が設けられている樹脂製キャップを第3の要旨とする。
さらに、本発明は、それらのなかでも、特に、上記切り取りガイドによって切り取られるよう設定された天面部の一部に、天面部中心側から外側に向かう矢印表示が付与されている樹脂製キャップを第4の要旨とし、上記切り取りガイドによって切り取られるよう設定された天面部の一部に、周方向に延びる段差部が形成されている樹脂製キャップを第5の要旨とする。
そして、本発明は、略円筒状の口部を有する容器に対し、その口部に栓体を嵌合し密封した状態で、上記第1〜第のいずれかの要旨である樹脂製キャップを用いて改ざん防止用の封止がなされている樹脂製キャップ付容器を第の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記容器がガラス瓶からなり、上記栓体が高分子弾性体で形成されている樹脂製キャップ付容器を第の要旨とし、上記高分子弾性体が、ロックウェル硬度20〜90の弾性体である樹脂製キャップ付容器を第の要旨とする。
そして、本発明は、それらのなかでも、特に、上記容器が、上記樹脂製キャップおよび栓体を除去し、その口部に、中身取り出し用ノズルもしくは開閉キャップを冠着して使用するものである樹脂製キャップ付容器を第の要旨とする。
すなわち、本発明の樹脂製キャップは、略円筒状の口部を有しその口部上端部に外向きにフランジ部が形成された容器に対し、その口部に栓体を嵌合し密封した状態で、上記密封部分を封止するために、打ち込みによってその密封部分に、無理嵌め状態の係合により冠着されるものであって、一体的に形成された周壁部と天面部によって、容器口部と栓体とで構成される密封部分を封止し、上記天面部の下面で栓体上面を押圧してその密封性を高めるとともに、改ざん防止ができるようになっている。そして、開封して使用する場合には、上記天面部に設けられた段差部もしくは反り返り部に指をかけてその部分をキャップ中心側から外側に引き出し、上記周壁部と天面部にまたがって形成された所定の切り取りガイドにより、上記周壁部と天面部の一部を一続きで外側に引き出して周壁部を上下方向に切断した状態で切り取ることにより、これを完全に密封部分から除去することができるようになっているため、開封動作が簡単で、分別ごみとして廃棄処分することも簡単である。そして、容器がガラス瓶である場合、この容器を廃棄処分する際、樹脂部分が残留していないため、処分しやすいという利点を有する。
また、本発明の樹脂製キャップのなかでも、特に、上記切り取りガイドとして、幅0.2〜1.0mm、厚み0.2〜0.8mmの薄肉部を線状に設けたもの、あるいは上記切り取りガイドとして、所定間隔ごとに微小な連結部が形成された幅0.2〜5.0mmの切欠き線を設けたものは、周壁部と天面部の一部を一続きで外側に引き出して切り取る動作をスムーズに行うことができ、好適である。
さらに、本発明の樹脂製キャップのなかでも、特に、上記切り取りガイドによって切り取られるよう設定された天面部の一部に、天面部中心側から外側に向かう矢印表示を付与したものは、開封するためには、この部分を外側に引き出す動作が必要であることが一目でわかり、好適である。また、上記切り取りガイドによって切り取られるよう設定された天面部の一部に、周方向に延びる段差部を形成したものは、この部分を外側に引き出す動作を行なう際、上記段差部が手指の滑り止めとなるため、好適である。
そして、本発明の樹脂製キャップ付容器は、上記樹脂製キャップにより密封性が高められているとともに改ざん防止がなされているため、安全である。そして、上記樹脂製キャップの開封動作が容易で使い勝手がよい。また、すでに述べたように、分別ごみとして、上記樹脂製キャップおよび容器を別々に廃棄処分することができ、処分が容易である。
特に、上記樹脂製キャップによって封止される容器がガラス瓶からなり、その口部に嵌合される栓体が高分子弾性体で形成されているものは、口部形状の寸法や口部上面の平面度にばらつきや生じやすいガラス瓶において、高い密封性を確保することができ、好適である。
さらに、本発明の樹脂製キャップ付容器は、樹脂製キャップが容器口部から完全に除去されるようになっており、しかもその除去の際、容器口部を傷つけたりすることのない構造になっているため、この容器口部を利用して、その口部に、中身取り出し用ノズルや開閉キャップを冠着して使用する用途に用いることが最適であり、例えば、薬用瓶の他、乳液や美容エッセンス等を収容する化粧料容器として用いることが好適である。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
図1は、本発明の最良の実施形態の一例を示す斜視図、図2は、そのA−A′断面図、図3(a)は、その平面図である。これらの図において、1はガラス製のバイアル瓶で、胴部2と、胴部2より縮径された略円筒状の口部3とを備えている。なお、上記口部3の上端部には、外向きのフランジ部3aが形成されている。
また、上記バイアル瓶1の口部3には、有天筒状の栓体4が嵌合されており、この嵌合によって、バイアル瓶1内が密封されている。なお、上記栓体4の上端部にも外向きのフランジ部4aが形成されており、このフランジ部4aの下面が、バイアル瓶1のフランジ部3aの上面に係合することにより、両者間の密封性が高められている。
そして、上記バイアル瓶1の口部3と栓体4とで構成される密封部分には、樹脂製キャップ5が冠着されている。上記樹脂製キャップ5は、ポリプロピレンの一体成形品からなり、上記密封部分の周囲を側方から覆う周壁部6と、上記栓体4の上面の周縁部を環状に覆う天面部7とを備えている。また、上記天面部7の周縁部には、上向きに環状突起8が設けられている。なお、上記樹脂製キャップ5の冠着は、樹脂製キャップ5を、バイアル瓶1の口部3に打ち込んで両者を嵌合させるとによって行われるのであり、樹脂製キャップ5を、そのままの状態で口部3から外すことはできないようになっている。
すなわち、上記周壁部6の内周面下端部には、上記樹脂製キャップ5の底面図である図3(b)に示すように、断続的に内側に突出する突条6aが設けられており、この部分が、上記バイアル瓶1のフランジ部3aに、上記打ち込みによって、無理嵌めされた状態で係合している。また、上記天面部7の下面内側には、下向きに環状突起7aが設けられており、上記環状突起7aとバイアル瓶1のフランジ部3aとの係合によって、上記天面部7の環状突起7aが、栓体4の上面を押圧するようになっている。したがって、上記樹脂製キャップ5の冠着により、上記バイアル瓶1の口部3と栓体4との密封部分の密封性がさらに高められた状態で封止されている。
そして、上記樹脂製キャップ5には、周壁部6と環状突起8にまたがって上下方向に延びる線状薄肉部9が2本、所定間隔で設けられている。この2本の線状薄肉部9は、上記環状突起8の根元部まで延びている。そして、天面部7においては、上記2本の線状薄肉部9に連なる部分が、それぞれ幅の狭い線状隙間部9′になっており、図3(a)に示すように、天面部7の外周縁から中心に向かって、互いに75°の角度をなすよう延びている。
上記周壁部6に設けられる線状薄肉部9は、幅0.8mm、厚み0.4mmで、その部分の強度が、他の部分より弱くなっている。また、上記天面部7に設けられる線状隙間部9′の隙間幅も、線状薄肉部9と同様、0.8mmに設定されている。そして、天面部7のうち、上記線状隙間部9′に挟まれた扇状部分7′は、その内側縁部が、キャップ中心側に向かって張り出しており、その厚みも、中心側にいく程薄くなっている。しかも、上記扇状部分7′の張り出した部分が、図1および図2に示すように、上向きに反っており,その表面中央に、深さ0.2mmの凹状部からなる矢印表示50が形成されている。
したがって、上記矢印表示50に従って、上記扇状部分7′の、上向きに反っている延設部に指をかけ、この部分を外側に引き出すと、上記扇状部分7′が、外側に引き出されるとともに、周壁部6の、2本の線状薄肉部9に挟まれた部分が切断されて、上記扇状部分7′と周壁部6の部分とが、一続きで切り取られるようになっている。そして、このようにして上記一続きの部分が切り取られると、樹脂製キャップ5の残部は、周方向の締め付け力を失い、バイアル瓶1の口部3から簡単に外れるようになっている。
このように、上記樹脂製キャップ5が冠着されたバイアル瓶1は、その口部3と栓体4とで構成される密封部分が、上記樹脂製キャップ5の打ち込みによって封止され、その密封性が高めされているとともに、改ざん防止がなされており、安全である。
そして、使用する場合には、すでに述べたように、天面部7のうち、2本の線状隙間部9′に挟まれた扇状部分7′を外側に引き出して周壁部6の部分と一続きで切り取る、という簡単な動作によって、樹脂製キャップ5全体を、バイアル瓶1の口部3の周囲から完全に除去して、口部3と栓体4の嵌合部を露出させることができる。そして、このときの動作によって、バイアル瓶1の口部3が傷つくようなことがない。さらに、密封部分から除去された樹脂製キャップ5は、分別ごみとして、簡単に廃棄処分することができる。
また、上記バイアル瓶1は、例えば図4に示すように、栓体4を外して、中身を少量ずつ取り出すことのできる樹脂製ノズル10を冠着して使用する場合があるが、その場合も、上記樹脂製キャップ5の除去時に、バイアル瓶1の口部3、特にそのフランジ部3aの外周面が傷つくことがないため、上記ノズル10と口部3との密封性が高く、液垂れしたりすることがないという利点を有する。また、栓体4に代えて、開閉式の樹脂キャップを口部3に冠着する場合も、同様の利点を有する。
なお、上記の例において、樹脂製キャップ5の材質は、ポリプロピレンに限らず、各種の樹脂を用いることができるが、可撓性、成形性等の点から、ポリプロピレン、ポリエチレン、LLDPE(直鎖状ポリエチレン)等のオレフィン系樹脂を用いることが好適である。
また、上記の例において、樹脂製キャップ5の周壁部6の一部を切り取るための切り取りガイドとして設けられる線状薄肉部9の幅と厚みは、上記の例に限らず、樹脂製キャップ5の材質に応じて、その部分を人の指で簡単に切り取ることができる程度に設定される。通常、その幅は0.2〜1.0mmに設定し、その厚みは0.2〜0.8mmに設定することが好適である。また、天面部7に設けられる、上記線状薄肉部9に連なる線状隙間部9′の幅は、通常、上記線状薄肉部9の幅と同一に設定される。
なお、上記樹脂製キャップ5の周壁部6の一部を切り取るための切り取りガイドとして、線状薄肉部9に代えて、所定間隔ごとに微小な連結部が形成された切欠き線を設けるようにしてもよい。上記切欠き線を、線状薄肉部9と同様の配置で設け、その2本の切欠き線に挟まれた部分を、人の指で外側に引き出しながら、上記微小な連結部を切り取ることにより、同様の作用効果を得ることができる。このような切欠き線を設ける場合、その幅は、樹脂製キャップ5の材質や連結部の大きさ、間隔等にもよるが、通常、0.2〜5.0mmに設定することが好適である。また、上記樹脂製キャップ5の天面部7に設けられる2本の線状隙間部9′を、完全な隙間にしないで、周壁部6に設けられる線状薄肉部9や、微小な連結部を有する切欠き線と同様の構成にしても差し支えない。
そして、上記の例では、天面部7に設けられた2本の線状隙間部9′に挟まれた扇状部分7′を外側に引き出しやすくするために、この扇状部分7′に、キャップ中心側に向かう延設部を設けて、この部分を指かけ部として有効に機能するべく上向きに反らせるようにしたが、扇状部分7′を外側に引き出すための構成は、この例に限らず、どのようなものであってもよい。例えば、扇状部分7′の上面を、キャップ中心側に向かって下り傾斜となるテーパ面に形成し、この面および環状突起8の上面に、周方向に延びる段差部を設けて指かけ部とし、この段差部に指をかけて外側に引き出すようにすることができる。
上記段差部を設けた例を、図5(a)に示す。この樹脂製キャップ60は、扇状部分7′の上面および環状突起8の上面に、周方向に延びる所定長さの凸条51が、所定の配置で平行に並んで形成されており、全体として、上記凸条51の凹凸によって、キャップ中心側から外側に向かう2個の矢印が認識されるようなデザインになっている。この構成によれば、上記凸状51に指をかけて外側に引き出す動作が必要であることが、一目でわかるだけでなく、その動作を行なう際、凸状51による凹凸が指の滑り止めとなり、指に力を入れて引き出しやすいという利点を有する。
また、上記段差部を設けた他の例を,図5(b)に示す。この樹脂製キャップ61は、上記周方向に延びる凸条51に代えて、扇状部分7′の上面および環状突起8の上面に、周方向に延びる凹条52が多数本、平行に並んで形成されている。ただし、上記凹条52が、適宜の間隔で断続的に形成されているため、全体として、その凹凸が形成されていない部分によって、キャップ中心側から外側に向かう2個の矢印が認識されるようなデザインになっている。このものも、上記樹脂製キャップ60と同様の効果を奏する。
さらに、他の例を、図6(a)に示す。この樹脂製キャップ62は、扇状部分7′に連なる環状突起8の上面の幅を、上記図5(a)の例や同図(b)の例に比べて細くすることにより、扇状部分7′のテーパ面の面積を大きくして、外側に引き出しやすくしたもので、そのテーパ面の表面には、ごく浅く突出する2個の三角形からなる矢印表示53が設けられている。このものも、上記樹脂製キャップ60、61と同様の効果を奏する。
また、図6(b)に示す樹脂製キャップ63のように、環状突起8の上面から扇状部分7′のテーパ面にかけて、その全体に、周方向に延びる凸条54を多数本、平行に設けるようにしてもよい。この構成によれば、指のかかりがさらによくなり、この部分を強く外側に引き出すことができる。
なお、これらの例は、扇状部分7′を,キャップ中心側から外側に引き出すために、扇状部分7′の上面をテーパ面にしているが、このようなテーパ面を設けず、天面部7の周縁部に設けられた上向きの環状突起8に直接指をかけて、扇状部分7′を外側に引き出すようにしても差し支えない。その一例を、図7に示す。また、図8(a)は、図7のJ−J′断面図であり、図8(b)はその平面図である。
この樹脂製キャップ5′は、周壁部6と環状突起8にまたがって上下方向に延びる2本の線状薄肉部9と、上記環状突起8の根元部から天面部7に延びる2本の線状薄肉部9″が設けられているシンプルな構造で、上記2本の線状薄肉部9″は、図8(b)に示すように、天面部7の外周縁から中心に向かって、互いに60°の角度をなすよう延びている。
そして、上記2本の線状薄肉部9″に挟まれた扇状部分7′の上面には、その外側に設けられた環状突起8の部分をさらに外側に引き出すことを示す、ごく浅い凹状部からなる2個の矢印表示55が形成されている。
なお、これらの例のうち、樹脂製キャップ5、50、62、5′において、扇状部分7′に設けられた矢印表示は、必ずしも必要ではなく、凹凸による矢印表示に代えて、印刷で矢印表示を行なったり、シールを貼ったりしてもよい。もちろん、何ら矢印表示を設けず、開封動作に関する説明表示を、容器の他の部分に付したり、別途、リーフレット等を添付するようにしてもよい。ただし、上記樹脂製キャップ5等のように、凹凸によって矢印表示を設けると、その段差部が、扇状部分7′を押し出す際の指のかかりをよくするため、好適である。また、同様に、上記樹脂製キャップ60、61において、扇状部分7′に設けられた凸条51や凹条52の凹凸によって、矢印を認識させるようなデザインにすることは、必ずしも必要ではない。
さらに、本発明において、樹脂製キャップ5等の一部を切り取り除去するための構成は、これらの例に限らず、いろいろなパターンにすることができる。
ここで参考例として、図9(a)に示す樹脂製キャップ20をあげることができる。なお、図9(b)は、図9(a)の平面図、図10(a)は、図9(b)のB−B′矢視図、図10(b)は、同じく図9(b)のC−C′断面図である。
このものは、基本的な構成は、前記樹脂製キャップ5と同様であり、同一部分に同一番号を付して、その説明を省略するが、切り取りガイドとして、周壁部6および天面部7に、所定間隔ごとに微小な連結部11を有する2本の切欠き線12a、12bが設けられている。なお、上記切り取りガイドのうち、周壁部6に設けられた一方の切欠き線12aは、周壁部6を上下方向に完全に横切り、もう一方の切欠き線12bは、上記切欠き線12aと平行で、周壁部6の下端には到達しない配置になっている。
また、上記2本の切欠き線12a、12bに挟まれた部分Rの上端部には、天面部7の上に水平に配されるリング体13が連結されており、上記リング体13と、天面部7の周縁部から上向きに設けられる環状突起8との隙間14が、上記切欠き線12a、12bとつながっている。そして、上記隙間14にも、上記切欠き線12a、12bと同様の微小な連結部11が、左右に2個形成されている。
したがって、上記リング体13のうち、上記周壁部6の部分Rに対峙する部分に指をかけ、図9(a)において矢印Sで示すように、これを上方に引き上げると、隙間14に設けられた連結部11と、各切欠き線12a、12bの連結部11が、順次切り離されて、最終的に、リング体13と、周壁部6の部分Rと、同じく切欠き線12a、12bで挟まれた天面部7の部分とが、一続きで切り取られるようになっている。この構成により、上記樹脂製キャップ20は、前記樹脂製キャップ5と同様の効果を得ることができる。
また、異なる参考例として、図11(a)に示す樹脂製キャップ30をあげることができる。なお、図11(b)は、図11(a)の平面図、図12(a)は、図11(b)のD−D′矢視図、図12(b)は、同じく図11(b)のE−E′断面図である。
このものも、基本的な構成は、上記樹脂製キャップ20と同様であり、同一部分に同一番号を付して、その説明を省略するが、リング体13を、周壁部6および天面部7と同一径に拡径したもので、リング体13の下面と、天面部7に設けられた環状突起8の上面との間に、隙間21を有し、この隙間21が、周壁部6の、2本の切欠き線12a、12bつながっている。そして、上記隙間21の、周壁部6の部分Rと反対側の位置に、上記リング体13の下面と、天面部7の上面とを連結する微小な連結部11′が形成されている。なお、上記天面部7の上面には、上記樹脂製キャップ20と同様、環状突起8が設けられているが、この環状突起8のうち、周壁部6の部分Rと反対側の部分が、所定幅だけ切欠かれており、この切欠き部22に、指をかけることができるようになっている。
したがって、上記切欠き部22に指をかけて連結部11′を切断し、図11(a)において矢印Tで示すように、リング体13を上方に引き上げると、隙間21が開いて、各切欠き線12a、12bの連結部11が切り離されて、最終的に、リング体13と、周壁部6の部分Rと、同じく切欠き線12a、12bで挟まれた天面部7の部分とが、一続きで切り取られるようになっている。この構成により、上記樹脂製キャップ30は、前記樹脂製キャップ5と同様の効果を得ることができる。
そして、さらに異なる参考例として、図13(a)に示す樹脂製キャップ40をあげることができる。なお、図13(b)は、図13(a)の平面図、図14(a)は、図13(b)のF−F′矢視図、図14(b)は、同じく図13(b)のG−G′矢視図である。
このものは、天面部7が、バイアル瓶1の口部3に嵌合された栓体4(図1参照)の上面を、全面的に覆う構造になっており、この天面部7を、周壁部6から延びる2本の切欠き線12a、12bが図示のように横切って、周壁部6の部分Rの反対側に到達している。そして、周壁部6において、部分Rと反対側の、上記2本の切欠き線12a、12bが天面部7を経由して到達した部分は、図14(b)に示すように、所定幅だけ切欠かれており、この切欠き部25に、指をかけることができるようになっている。他の部分は、前記樹脂製キャップ5と同様であり、同一部分に同一番号を付して、その説明を省略する。
したがって、上記切欠き部25に指をかけ、図13(a)において矢印Uで示すように、天面部7の、2本の切欠き線12a、12bに挟まれた部分Vを上方に引き上げると、各切欠き線12a、12bの連結部11が順次切り離されて、最終的に、天面部7の部分Vと、周壁部6の部分Rとが、一続きで切り取られるようになっている。この構成により、上記樹脂製キャップ40は、前記樹脂製キャップ5と同様の効果を得ることができる。しかも、この例によれば、天面部7が栓体4(図1参照)の上面を全面的に覆っているため、上記栓体4に注射針を刺して異物を混入させる等のトラブルを排除することができ、より安全なものとなる。
なお、上記樹脂製キャップ20、30、40は、その周壁部6が、円筒状ではなく、逆円錐台状になっている。これは、上記樹脂製キャップ20等の対象容器が、比較的口部3の小さいバイアル瓶1(図1参照)であり、そのままでは、樹脂製キャップ20等に設けられた指をかける部分が小さいため、少なくともキャップ上面を大きくして、指をかける部分が大きくなるよう考慮したものである。したがって、比較的口部の大きな容器であって、指をかける部分を大きく設定できるものを対象とする場合には、周壁部6を逆円錐台状にする必要はない。
また、図13(a)に示す樹脂製キャップ40と同様、天面部7の一部を上方に引き上げて、天面部7と周壁部6にまたがる部分を一続きで切り取るタイプの他の参考例として、図15(a)に示す樹脂製キャップ64をあげることができる。なお、図15(b)は、図15(a)のH−H′断面図である。
このものは、上記樹脂製キャップ40と同様、天面部7が、バイアル瓶1の栓体4の上面を覆う構造になっており、周壁部6から天面部7にかけて、所定間隔ごとに微小な連結部11を有する2本の切欠き線12a、12bが設けられている。そして、上記樹脂製キャップ40と同様、一方の切欠き線12aは、周壁部6を上下方向に完全に横切り、もう一方の切欠き線12bは、図では見えないが、上記切欠き線12aと平行で、周壁部6の下端には到達しない配置になっている。また、上記天面部7のうち、キャップ中心側の略円形部分Wが、上記2本の切欠き線12a、12bに挟まれた周縁部6の部分Rに連なる立ち上がり部65を介して、所定高さだけ上方に浮き上がった構成になっている。
したがって、上記浮き上がった略円形部分Wの一端側と天面部7との間の隙間部に指をかけて、図15(b)において矢印Xで示すように、上記略円形部分Wを上方に引き上げると、各切欠き線12a、12bの連結部11が順次切り離されて、最終的に、天面部7の略円形部分Wと、これに連なる周壁部6の部分Rとが、一続きで切り取られるようになっている。この構成により、上記樹脂製キャップ64は、前記樹脂製キャップ5等と同様の効果を奏することができる。
なお、これらの樹脂製キャップ20等において設けられる切欠き線12a、12bのうち、周壁部6に設けられる1本の切欠き線12aは、周壁部6の下端まで到達し、もう1本の切欠き線12bは、周壁部6の下端まで到達していない。これは、片方の切欠き線12aが切り離された時点で、他の部分がつながっていても、樹脂製キャップ20等をバイアル瓶1(図1参照)の口部3から外すことができるのであり、全体を一続きで外すことができるよう考慮したものである。しかし、図1の樹脂製キャップ5と同様、2本の切欠き線12a、12bを、ともに周壁部6の下端まで到達させても差し支えない。
そして、これらの切欠き線12a、12bを、図1に示すような線状薄肉部9に置き換えるようにしても差し支えない。
また、本発明の樹脂製キャップ5等を取り付ける容器としては、バイアル瓶1に限らず、各種の容器を用いることができる。ただし、樹脂製キャップ5等を冠着させる必要から、略円筒状口部3を有し、その口部3を栓体4で密封する構造のものでなければならない。
図16に、本発明を、美容液等の化粧料を少量収容する化粧料容器に適用した例を示す。この化粧料容器の本体1′は、ガラス瓶からなり、その口部3(図18参照)に、図1と略同一の樹脂製キャップ5が取り付けられている。この例においても、上記樹脂製キャップ5は、本体1′の口部3に、打ち込みによって冠着されており、そのままでは外れないようになっている。そして、この樹脂製キャップ5の天面部7の、2本の線状隙間部9′に挟まれた扇状部分7′は、図16の平面図である図17に示すように、図1に示す例に比べて、平面方向に広い面積で張り出しており、その内側縁部が、図17のI−O−I′断面図である図18に示すように、外側縁部よりも高く反り返っている。なお、上記線状隙間部9′の、中心Oに対する角度は、図17に示すように設定されている。
また、上記樹脂製キャップ5の周壁部は、図1に示す例に比べて、下向きに長く延びており、本体1′の縮径された口部3の大部分を覆うようになっている。これは、本体1′の口部3周辺を、より衛生的に保つことを考慮したものである。それ以外の構成は、図1と同一であり、同一部分に同一番号を付して、その説明を省略する。
なお、上記本体1′を構成するガラス瓶は、一般に、口部3の形状寸法や口部3上面の平面度にばらつきが生じやすいため、口部3と栓体4′との密封性を高めるために、この例では、特に、高分子弾性体で形成された栓体4′を用いている。
上記栓体4′は、口部3と嵌合するボス部4bが、図19に示すように、口部3の開口径よりやや大径に設定されているだけでなく、その上面に、周方向に4個(90°等配)の突起70が形成されている。そして、上記4個の突起70の、それぞれ外側の半分(図19において太矢印Kで示す部分)が、その上から冠着される樹脂製キャップ5の下向きの環状突起7aによって強く押圧されるようになっているため、その4点にかかる押圧力によって、栓体4′のフランジ部4aが、口部3のフランジ部3aと、より強く密着するようになっている。
また、上記栓体4′の上面の中心側は、周囲よりも凹んだ凹部71が形成されており、その凹部71内に、小径の環状突起72が形成されている。この構成によれば、栓体4′のフンラジ部4aとボス部4bが厚肉であるにもかかわらず、その中心側の部分が比較的薄肉になっているため、上記環状突起72を親指(もしくは人指し指)で押し付けながらフランジ部4aを人指し指(もしくは親指)でめくるようにして容易に持ち上げることができ、栓体4′を口部3から簡単に外すことができる。
したがって、この化粧料容器によれば、前記一連のバイアル瓶1と同様、その口部3と栓体4′とで構成される密封部分が、上記樹脂製キャップ5によって封止され、その密封性が高められているとともに、改ざん防止がなされているだけでなく、以下の利点をさらに有する。すなわち、この例では、本体1′が、非常に容積の小さい、小径のガラス瓶であるが、樹脂製キャップ5の扇状部分7′が中心側に張り出して他の部分より高く反り返っているため、この部分を外側に引き出して切断しやすいという利点を有する。また、すでに述べたように、樹脂製キャップ5の周壁部6が、口部3の大部分を覆っているため、口部3周辺が汚れにくく、衛生的であるという利点を有する。
しかも、口部3に嵌合される栓体4′が、高分子弾性体で形成されているため、口部3の形状に多少のばらつきがあっても、そのばらつきを吸収して、口部3と強固に密着して高い密封性を確保することができる。そして、栓体4′の上面形状に、4個の突起70を設けているため、樹脂製キャップ5の冠着により、栓体4′をより強く口部3側に押圧して密着させることができる。そして、栓体4′の上面に設けられた凹部71と環状突起72により、口部3に強固に密着した栓体4′を、指先で簡単に外すことができ、使い勝手がよいという利点を有する。
この化粧料容器は、口部3から直接、中身の化粧料を取り出して使用する用途に用いてもよいが、例えば、前記バイアル瓶1の場合(図4参照)と同様、栓体4′を外した口部3に、図20に示すように、別途用意される樹脂製ノズル80を取り付けて、化粧料を少量ずつ取り出して使用する用途に用いることができる。
なお、上記化粧料容器において、栓体4′に用いる高分子弾性体は、弾性を有するものであれば、特に限定するものではないが、ガラス製の口部3に対する密着性の点から、ロックウェル硬度が20〜90のものが好適に用いられる。このような高分子弾性体としては、ゴム弾性を備えたものや、発泡によって弾性が付与された樹脂等があげられ、より具体的には、シリコーンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、弾性ポリプロピレン、弾性ポリエチレン(高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンを含む)等があげられる。
また、上記の例では、栓体4′の上面に、突起70や凹部71、環状突起72を設けているが、本発明において、これらの構成は、必ずしも必要はない。そして、上記化粧料容器に用いる樹脂製キャップ5も、図16以下に示すものに限らず、前記一連の、各種の形状のものを用いることができる。
そして、この化粧料容器は、化粧料に限らず、少量の液体や粉体を高い気密性を保った状態で収容するための容器として広く用いることができる。
本発明の一実施例を示す斜視図である。 図1のA−A′断面図である。 (a)は上記実施例に用いた樹脂製キャップの平面図、(b)はその底面図である。 上記実施例の使用態様の説明図である。 (a)、(b)は、ともに、本発明の他の実施例を示す斜視図である。 (a)、(b)は、ともに、本発明のさらに他の実施例を示す斜視図である。 本発明の他の実施例を示す斜視図である。 (a)は図7のJ−J′断面図、(b)はその平面図である。 (a)は本発明の参考例を示す斜視図、(b)はその平面図である。 (a)は図9(b)のB−B′矢視図、(b)は同じく図9(b)のC−C′断面図である。 (a)は本発明の他の参考例を示す斜視図、(b)はその平面図である。 (a)は図11(b)のD−D′矢視図、(b)は同じく図11(b)のE−E′断面図である。 (a)は本発明のさらに他の参考例を示す斜視図、(b)はその平面図である。 (a)は図13(b)のF−F′矢視図、(b)は同じく図13(b)のG−G′矢視図である。 (a)は本発明の他の参考例を示す斜視図、(b)はそのH−H′断面図である。 本発明のさらに他の実施例を示す斜視図である。 図16の平面図である。 図17のI−O−I′断面図である。 上記実施例において、樹脂製キャップおよび栓体を外した状態を示す説明図である。 上記実施例の使用態様の説明図である。
符号の説明
1 バイアル瓶
3 口部
4 栓体
5 樹脂製キャップ
6 周壁部
7 天面部
9 線状薄肉部
9′ 線状隙間部

Claims (9)

  1. 略円筒状の口部を有しその口部上端部に外向きにフランジ部が形成された容器に対し、その口部に栓体を嵌合し密封した状態で、上記密封部分を封止するために、打ち込みによってその密封部分に冠着される樹脂製キャップであって、上記密封部分の周囲を側方から覆う周壁部と、上記栓体上面の少なくとも周縁部を覆う天面部とが一体的に形成されており、上記天面部には指をかけるための段差部もしくは反り返り部が設けられており、上記周壁部の内周面下端部には、この樹脂製キャップ打ち込み時に上記容器口部のフランジ部と無理嵌め状態で係合される突条が形成され、この係合によって上記天面部の下面が栓体上面に押圧されるようになっているとともに、上記周壁部および天面部の上記段差部もしくは反り返り部を含む部分にまたがって、上記周壁部の一部および天面部の一部を一続きで外側に引き出すことにより周壁部を上下方向に切断した状態で切り取るための切り取りガイドが設けられており、上記天面部に設けられた段差部もしくは反り返り部に指をかけてその部分をキャップ中心側から外側に引き出し、上記周壁部の一部および天面部の一部を一続きで外側に引き出して周壁部を上下方向に切断した状態で切り取ることにより、樹脂製キャップ全体が、容器口部と栓体からなる密封部分から除去されるようになっていることを特徴とする樹脂製キャップ。
  2. 上記切り取りガイドとして、幅0.2〜1.0mm、厚み0.2〜0.8mmの薄肉部が線状に設けられている請求項1記載の樹脂製キャップ。
  3. 上記切り取りガイドとして、所定間隔ごとに微小な連結部が形成された幅0.2〜5.0mmの切欠き線が設けられている請求項1記載の樹脂製キャップ。
  4. 上記切り取りガイドによって切り取られるよう設定された天面部の一部に、天面部中心側から外側に向かう矢印表示が付与されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂製キャップ。
  5. 上記切り取りガイドによって切り取られるよう設定された天面部の一部に、周方向に延びる段差部が形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂製キャップ。
  6. 略円筒状の口部を有する容器に対し、その口部に栓体を嵌合し密封した状態で、請求項1〜5のいずれか一項の樹脂製キャップを用いて改ざん防止用の封止がなされていることを特徴とする樹脂製キャップ付容器。
  7. 上記容器がガラス瓶からなり、上記栓体が高分子弾性体で形成されている請求項6記載の樹脂製キャップ付容器。
  8. 上記高分子弾性体が、ロックウェル硬度20〜90の弾性体である請求項7記載の樹脂製キャップ付容器。
  9. 上記容器が、上記樹脂製キャップおよび栓体を除去し、その口部に、中身取り出し用ノズルもしくは開閉キャップを冠着して使用するものである請求項6〜8のいずれか一項に記載の樹脂製キャップ付容器。
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