JP4341758B2 - 分別回収の容易なキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は瓶等の容器の口部に設けて用いる、分別回収の容易なキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在広く用いられている注出栓及び外蓋から成る容器のキャップは一般に合成樹脂により形成され、注出栓は容器の口部外周の凹条に係止する突条を有する筒部を有し、かつ容器の内容品を注出する注出筒を具備し、この注出筒の内側にスコアを形成した内容品の通行を遮断する遮断壁が形成されているものであり、これに前記注出筒をカバーする外蓋が設けられている。そして上記のようなキャップは近年に至り容器のリサイクルの際に容易に外し得ることが要請されるようになり、そのような分別回収の容易なキャップが種々提案されている。
【0003】
その一例を挙げると実開平7−8253号公報記載の注出栓が挙げられる。この注出栓は図17に示すように構成され、栓本体101の周壁102に、該周壁102を破断させる薄肉の破断線103を形成して破断部104を設け、この破断部104に前記周壁102の外側に外方に突出するつまみ片105を設けたものである。
【0004】
そして図示しない容器の回収の場合前記つまみ片105を摘み、これを引っ張って破断線103を破断させ、それにより容器に対する圧接を緩めて容器から外すようになっている。
なお図中106は注出筒、107は遮断壁、108はプルリングを示す。外蓋は図示省略されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の注出栓は次のような難点を有している。
(1)前記つまみ片105が前記周壁102の外方に突出して設けられているので、消費者が最初の開放の際に誤ってこのつまみ片105を摘んで破断線103を破断させてしまう場合がある。
(2)容器に打栓の際に、図示しない整列機上を打栓装置に向い整列させて進行させるが、この場合注出栓相互のつまみ片105が干渉し合って整列、進行が妨げられ、円滑に整列進行ができない現象が生じる。
(3)つまみ片105相互の干渉を恐れるあまり、該つまみ片105はできるだけ小さく形成する傾向がある。しかし、その様にすると、該つまみ片105を摘んで引っ張る場合に摘みにくく、かつ、つまみ片105の面積が小さいため引っ張りの力を加えにくいのである。
【0006】
この発明は、上記の状況を改良するためになされたもので、その目的は前記従来例の注出栓のように、消費者が最初の開放の際に誤って容器回収用の破断線を破断させてしまうことのない分別回収の容易なキャップを提供することである。
他の目的は、打栓の際に整列機上で外方に突出するつまみ片によって互に干渉する恐れが全くなく、整列機上で円滑に整列、進行させることのできる分別回収の容易なキャップを提供することである。
更に他の目的は、容器回収用の破断線を破断させる場合に、摘み易く、かつ引っ張りの力を加えやすい把持部を有する分別回収の容易なキャップを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、合成樹脂により形成され、容器の口部外周の凹条に係止する突条を有する筒部及び前記容器の内容品を注出する前記筒部より小径の注出筒を有し、
該注出筒の内側に前記内容品の流通を遮断する遮断壁を有し、かつ該遮断壁にスコアが形成され、該スコアの内側上部にプルリングが設けられている注出栓を有するキャップにおいて、
前記筒部の縦方向に筒部の上端部に続く該筒部の上壁に達する二条の弱化線を形成して裂き取り部に形成し、該裂き取り部の上端部に脚部を立設し、該脚部に前記注出筒の外側に同心状に設けた把持部を一体に設けるとともに、前記筒部の上壁まで水平方向に延設した二条の弱化線を、把持部のつけ根の内側に対応する部分で連接し、更に前記注出筒及び把持部の両方を覆う外蓋を設けたことを特徴とする。
【0008】
この発明は、合成樹脂により形成され、容器の口部外周の凹条に係止する突条を有する筒部の内側に注出筒を設け、該注出筒にプルリングの付いた遮断壁を設けたキャップにおいて;前記筒部に縦方向弱化線を設け、該縦方向弱化線を前記筒部の上端部の上壁まで延設し該筒部の上壁に形成した周方向弱化線と連接した分離基端部に形成し、該筒部の分離基端部の上端に、前記注出筒の外側に同心状に配設された把持部の円弧状の脚部を連結し、また、前記縦弱化線と周方向弱化線が筒部の上壁に設けた窓部を介して連続していることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明者は、従来例の問題を解決するためには、把持部が筒部の側方に突出しないようにするとともに、摘みやすく、かつ、力が入りやすいようにする必要がある、と考え、種々実験研究を行った。 その結果、
筒部に縦方向弱化線を設け、前記筒部の上壁に、前記縦方向弱化線の上端に連続する周方向弱化線を設け、前記筒部の分離基端部の上端に、前記注出筒の外側に同心状に配設した把持部を連結すればよいことがわかった。
【0010】
又、筒部の縦方向に二条の弱化線を形成して裂き取り部を構成し、該裂き取り部の上端部を、前記注出筒の外側に同心状に設けた把持部に一体に接続して形成しても、良いことがわかった。
【0011】
【発明例】
本発明の実施例を図1、図2、図4及び図9(第1実施例)、図3(第2実施例)、図5〜図8(第3実施例)により説明する。
図1〜図4において1は合成樹脂、一例としてポリエチレンによって形成された注出栓であり、2はヒンジ3により一体に設けられた外蓋である。なお前記外蓋2はヒンジ3により注出栓1に設けられているが、これは一例であり、その他図示しない螺合その他により設けられていても差支えはない。
次に4は前記注出栓1の筒部であり、その内側に容器5の口部6外周に形成された凹条7に圧接して係止する突条8が形成されている。
【0012】
9は前記口部6の内周に圧接する内筒であり、前記筒部4及び内筒9は、共に上壁10により同心円状に連接させられている。11は注出筒であり、前記筒部4より小径に形成されて前記上壁10に設けられている。そして該注出筒11の内側には容器5の図示しない内容液の通行を遮断する遮断壁12が形成され、かつ該遮断壁12には無端状のスコア13が形成されている。該スコア13は薄肉状に形成されている。14は該スコア13の内側に形成された破断部であり、15はこの破断部14の上に設けられたプルリングを示す。
【0013】
次に16は前記筒部4の内面に設けられた薄肉状の二条の弱化線であり、その両弱化線16の間に裂き取り部17が形成されている。そして該裂き取り部17の上部には把持部18が一体に設けられている。この把持部18について述べると、前記裂き取り部17の上端部19に、脚部20を有して図2に示すようにT字状に設けられ、かつ前記注出筒11に沿って、同心状にかつ括弧状に形成されている。但し、上記把持部18は上記の外に図3に示すように逆L字状に、即ち脚部20に対し片側だけに延設し、括弧状に設けられていてもよい。又上記把持部18は、図5、図6〜図8に示すように、脚部20を介してリング状に設けられていてもよい。
この場合把持部18は前記注出筒11を囲んで形成され、その先端部21が破断し易いブリッジ22により上壁10に一体に設けられている。
又、前記二条の弱化線16は図9に示すように筒部4の上端部から上壁10に達し、水平方向に延設して把持部18のつけ根部の内側に対応する部分で連接されている。このように構成されたことにより、前記把持部18を外方に押し倒すことによりそのつけ根部の内側に対応する部分の弱化線を容易に破断できるようになっている。
【0014】
次に前記外蓋2は図1に示すように、注出栓1を閉止する場合前記注出筒11及び前記把持部18の両方を覆うように構成されている。
図1において23は中足であり、図示のように外蓋2閉止の際に注出筒11の内側に密接して、ここを密閉するようになっている。又前記筒部1の上部は段差部24を有し、この段差部24が外蓋2の蓋筒部25を受けている。
又前記のリング状に形成された把持部18は、前記切り取り部17の反対側になる先端部21を、図7に示すように上方に屈曲させて摘み26を形成した。これによりこの把持部18を一層摘み易くすることができる。
【0015】
この発明のキャップは前記のように構成され、容器5の口部6に打栓されて用いられる。消費者等は開放の際外蓋2を外してプルリング15を引っ張り、遮断壁12を、スコア13から破断し、そこに通口を形成して使用する。
容器5内の液体商品等を消費し、この容器5を回収する場合は把持部18を摘み、これを図4に示すように注出筒11の反対側に曲げ、又図5に示すキャップにあってはブリッジ22を破断し、リング状の把持部18を図8に示すように反転させて掴み、これを外方に引っ張って弱化線16を裂き切り、これによってこのキャップの前記口部6に対する嵌合の圧接を緩め、前記口部6から外し取るのである。前記把持部18は注出筒11を囲んで括弧状に形成されたことにより外蓋2の内側に収容することができ、消費者が最初の開放の際に誤ってこれを引っ張ってしまう恐れがない。かつ又把持部18は従来よりも大きく形成でき、従って弱化線16の裂き切りの力をかけ易いのである。
【0016】
この発明の第4実施例を図10〜図14により説明する。この実施例と第1実施例との相違点は次の通りである
(1)弱化線が縦方向弱化線36と、該縦方向弱化線36の上端に連続する周方向弱化線37と、から構成されていること。
ここで、縦方向弱化線36とは、筒部4の縦方向、即ち、中心軸方向に伸びる直線状の肉薄部を指称するが、該中心軸方向に対し多少傾斜している弱化線も含まれる。
【0017】
又、周方向弱化線37とは、筒部4の上壁10に形成され、筒部4の外周に沿って形成された円弧状の肉薄部を指称するが、その長さ(中心角度)は必要に応じて適宜選択され、例えば、中心角度180度が選ばれる。
【0018】
前記周方向弱化線37と縦方向弱化線36とは、窓部Sを介して連続しているが、この窓部Sの形状や長さ(中心角度)は必要に応じて適宜選択され、例えば、中心角度15度が選ばれる。なお、窓部Sを省略し、両者を直接連続させても良いことは勿論である。
【0019】
(2)把持部30が、摘み片31を有するリング状体であること。このリング状体30は注出筒11を包囲し、かつ、筒部4の内側に位置する。
該リング状体は、図10、図11に示すように、円弧状の脚部33を介して分離基端部34の上端に連結されている。この脚部33の長さ(中心角度)は必要に応じて適宜選択されるが、例えば、窓部Sの長さに対応させ、中心角度15度が選ばれる。この分離基端部34は把持部30を引っ張ったときに両弱化線36、37の切り離しが開始されて最初に容器5の口部6からの分離が始まる部分である。
【0020】
摘み片31は弧状に形成され、該脚部33と反対側のリング状体30に連結されている。摘み片31はリング状体30の側方及び上方に突出しているが、その突出量は必要に応じて適宜選択される。例えば、側方への突出量を零とし、上方への突出量を注出筒11の先端近傍までとしても良い。
なお、摘み片31とリング状体30とは支持アーム38を介して連結されているが、この支持アーム38の下端面は、容易に切れるブリッジ39により上壁10に固定されている。このようにリング状体30を固定しておけば、該リング状体30は常に所定の形状を維持するので、筒部4に外蓋32を着脱する時に邪魔となることがない。
【0021】
(3)外蓋32が容器5の口部6に螺着されていること。即ち、外蓋32と筒部4とはヒンジ結合されておらず、両者4、32は完全に分離できる。
【0022】
この第4実施例の作動を説明する。
容器5のキャップ1が外蓋32を被っている時には、図14に示す様に、把持部30及び摘み片31は外蓋32内に納まっている。
【0023】
次に、分別回収の為にキャップ1を容器5の口部6から外す場合について説明する。摘み片31を指で摘み上方に持ち上げると、ブリッジ39が切れて脚部33に力が加わる。
【0024】
該摘み片31を矢印A10方向に引っ張ると、分離基端部34に力が加わり縦方向弱化線36の上端部が切れ始める。この時、窓部Sは空間部なので前記弱化部36の上端部に応力が集中し極めて切れ易い状態となる。
【0025】
更に、同方向に摘み片31を引っ張ると縦方向弱化線36は下端まで切れるとともに、周方向弱化線37も切れ始める。
この時、リング状体30は脚部33の両側に平行状となって伸びるので、摘み片31と脚部33との距離即ち腕の長さは筒部4の直径より長くなる。
そのため、摘み片31が筒部4から離れるので、引っ張りやすくなると共に、脚部33の両側に力が加わり、大きな力で分離基端部34を引くことができる。そのため、該弱化線36、37の切り離しを円滑に行うことができる。
【0026】
そして、周方向弱化線37が全部切り離されると、筒部4の容器5の口部6に対する圧接力は完全に解除されるので、この摘み片31を更に同方向に引くだけでキャップ1は容器5から外れる。
【0027】
この発明の第5実施例を図15、図16により説明する。この実施例と第4実施例(図10〜図14)との相違点は、把持部がリング状体でない点である。
即ち、分離基端部34の上端部に直接摘み片41が直接立設されている。
この摘み片41は断面台形状であり、その内表面41aには滑り止め手段、例えば、溝42が設けられている。この溝42は、周方向に形成され、かつ、垂直方向に間隔をおいて複数本形成されている。
【0028】
この摘み片41は筒部4の内側で、かつ、周方向弱化線37に沿って形成され、その長さ(中心角度)は必要に応じて適宜選択されるが、例えば、その中心角度は窓部Sと対応して15度に形成される。なお、この摘み片31は、図2の様にT字状、又は、図3の様にL字状に形成しても良い。
【0029】
この実施例では分別回収のためのキャップ1を容器5から外す場合には摘み片41を矢印A41方向に引くと、最初に縦方向弱化線36が切れ、その後周方向弱化線37が切れ始める。
この摘み片41には溝42が設けてあるので、力を入れやすいと共に、窓部Sがあるので弱化線36、37が切れ始めるときに大きな力を与えることができる。そのため、円滑に弱化線36、37を切り離すことができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、次の様な顕著な効果を奏する。
(1)把持部は注出筒の外側に、同心状に設けたので、外蓋の内側に設けることができる。このため、消費者が最初の開放の場合に外蓋を開けると、遮断壁開放用のプルリングと容器の分別回収用の把持部の両方が出現するから、プルリングの方を用いて開放することが直ちに判断できる。従って前記従来例のキャップのように、最初の開放の際に誤っていきなり容器の分別回収用の摘みを引っ張ってしまう恐れをなくすことできる。
【0031】
(2)把持部は、注出筒の外側に同心状に形成したことにより、注出筒の周の長さの範囲内で任意の大きさに形成することができるから、これを摘む場合に摘み易いように大きく形成することができる。かつ又それを摘む場合把持部を図4に示すように注出筒と反対の方向に反転させることにより、注出筒との間隔が開くから、一層摘み易く、かつ引っ張りの力をかけ易くすることができる。
(3)前記把持部は外蓋の内側に設けられているため、キャッピングの際の整列機上において、前記従来例の注出栓のようなつまみ片相互が干渉し合って整列機上の整列、進行が妨げられる恐れをなくすことができる。
【0032】
(4)把持部は裂き取り部の上端部から両側に延設し、注出筒を囲んで括弧状に設けられたので、把持部を前記従来例の注出栓のつまみ片より遥かに大きく摘み易く形成でき、大きな力をかけ易くすることができる。 しかもこの把持部は注出筒の反対側に曲げ易く、そのようにすると図4に示すように把持部の両側が注出筒との間隔を大きくすることができるから、その把持部の両方に亘って掴むことができ、引っ張りの力をかけ易くすることができる。
【0033】
(4)把持部は裂き取り部の上端部から片側に延設して、注出筒を囲んで括弧状に設けられたので、この把持部を注出筒と反対の方向に曲げることにより、注出筒との間隔をあけることができ、きわめて簡単な構造であるにもかかわらず、摘み易い比較的大きな把持部を摘むことができ、弱化線裂き切りに充分に力を与えることができる。
【0034】
(5)把持部は、注出筒を囲んでリング状に形成されたので、このリング状の把持部を図8に示すように注出筒の周囲から外し、リング状の把持部を掴み外方に引っ張ることにより、弱化線を裂き切る。このため、把持部を確実に掴むことができ、従って前記弱化線を容易に裂き切ることができる。
【0035】
(6)把持部は、裂き取り部の上端部に脚部を介して設けられたので、把持部は脚部により上方に突出して設けられていて、かつ把持部と注出栓との間に間隙をもたらすから把持部の摘みを容易にすることができると共に、把持部を外方に引っ張る場合に把持部が外方に傾くことを容易にするから、引っ張り易くすることができる。
【0036】
(7)二条の弱化線はそれぞれ筒部の上端部から上壁に達し、水平方向に延設して把持部のつけ根部の内側に対応する部分において連接されたので、把持部を摘み外側に押し倒すようにすれば、同把持部は梃子における力点となり、把持部の下端部の外側の部分が支点となり、同下端部の内側が作用点となり、かつこの作用点の近くには前記のように二条の弱化線が連接されているため、この弱化線が容易に裂き切られ、かくして弱化線の裂き切りが開始される。
そして、前記把持部を外方に引っ張ることにより、筒体の弱化線は裂き切りの開始に連続して容易に裂き切られる。このように弱化線の裂き切りの開始を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示し、分別回収の容易なキャップの容器に装着した場合の断面図である。
【図2】図1に示す分別回収の容易なキャップの斜視図である。
【図3】この発明の第2実施例を示し、図2に相当する図である。
【図4】図2に示す分別回収の容易なキャップの、容器から外す場合の説明図である。
【図5】この発明の第3実施例を示し、図1に相当する図である。
【図6】図5に示すキャップの斜視図である。
【図7】図6に示すキャップの、図6と異なる角度から見た斜視図である。
【図8】図6に示すキャップの、容器から外す場合の作用を説明する図である。
【図9】図1に示すキャップの、部分の斜視図である。
【図10】本発明第4実施例を示す平面図である。
【図11】図10のXI-XI線断面図である。
【図12】図10のXII-XII線断面図である。
【図13】図10のXIII-XIII線断面図である。
【図14】外蓋を装着した状態を示す一部縦断面図である。
【図15】本発明第5実施例を示す平面図である。
【図16】図15のXVI-XVI線断面図である。
【図17】従来の同種キャップの、注出栓の斜視図である。
【符号の説明】
1 注出栓
2 外蓋
3 ヒンジ
4 筒部
5 容器
6 口部
7 凹条
8 突条
10 上壁
11 注出筒
12 遮断壁
13 スコア
14 破断部
15 プルリング
16 弱化線
17 裂き切り部
18 把持部
19 上端部
20 脚部
30 把持部
31 摘み片
34 分離基端部
36 縦方向弱化線
37 周方向弱化線

Claims (13)

  1. 合成樹脂により形成され、容器の口部外周の凹条に係止する突条を有する筒部及び前記容器の内容品を注出する前記筒部より小径の注出筒を有し、該注出筒の内側に前記内容品の流通を遮断する遮断壁を有し、かつ該遮断壁にスコアが形成され、該スコアの内側上部にプルリングが設けられている注出栓を有するキャップにおいて、
    前記筒部の縦方向に筒部の上端部に続く筒部の上壁に達する二条の弱化線を形成して裂き取り部を構成し、該裂き取り部の上端部に脚部を立設し、該脚部に前記注出筒の外側に同心状に設けた把持部一体に設けるとともに、前記筒部の上壁まで水平方向に延設した二条の弱化線を、把持部のつけ根の内側に対応する部分で連接し、更に前記注出筒及び把持部の両方を覆う外蓋を設けたことを特徴とする分別回収の容易なキャップ。
  2. 把持部は裂部の上端部の両側に延設し注出栓を囲んで括弧状に設けられている請求項1記載の分別回収の容易なキャップ。
  3. 把持部は裂き取り部の上端部の片側に延設し、注出筒を囲んで括弧状に設けられている請求項1記載の分別回収の容易なキャップ。
  4. 把持部は注出栓を囲んでリング状に設けられている請求項1記載の分別回収の容易なキャップ。
  5. 把持部は裂き取り部の上端部に脚部を介して設けられている請求項1、2、3、又は4記載の分別回収の容易なキャップ。
  6. 二条の弱化線はそれぞれ筒部の上端部から該筒部の上壁に達し、水平方向に延設して把持部を支持する脚部のつけ根の内側に対応する部分において連接されている請求項1、2、3、4又は5記載の分別回収の容易なキャップ。
  7. 合成樹脂により形成され、容器の口部外周の凹条に係止する突条を有する筒部の内側に注出筒を設け、該注出筒にプルリングの付いた遮断壁を設けたキャップにおいて;
    前記筒部に縦方向弱化線を設け、該縦方向弱化線を前記筒部の上端部の上壁まで延設し該筒部の上壁に形成した周方向弱化線と連接して分離基端部に形成し、該筒部の分離基端部の上端に、前記注出筒の外側に同心状に配設された把持部の円弧状の脚部を連結し、また、前記縦方向弱化線及び周方向弱化線が筒体の上端部に設けた窓部を介して連続していることを特徴とする分別回収の容易なキャップ。
  8. 周方向弱化線が、半円状であることを特徴とする請求項7記載の分別回収容易なキャップ。
  9. 前記把持部が、断面台形状に形成され、その内表面に滑り止め手段が設けられていることを特徴とする請求項7記載の分別回収の容易なキャップ。
  10. 前記把持部が、筒部の外周と注出筒の外周との間に配設されたリング状体であることを特徴とする請求項7記載の分別回収の容易なキャップ。
  11. リング状体が、その正面に筒部と同心状の摘み片を備えていることを特徴とする請求項10記載の分別回収の容易なキャップ。
  12. リング状体が、脚部を介して前記筒部の分離基端部上端に連結されていることを特徴とする請求項10記載の分別回収の容易なキャップ。
  13. リング状体の正面側が、ブリッジを介して上壁に止められていることを特徴とする請求項10記載の分別回収の容易なキャップ。
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