JP5147604B2 - 分別機能付ヒンジキャップ - Google Patents

分別機能付ヒンジキャップ Download PDF

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本発明は、ゴミの分別回収の際、分別が容易な分別機能付ヒンジキャップに関するものであって、より詳しくは、従来の分別機能付きキャップにおいては、容器口部にヒンジキャップを打栓する際に弱化部が座屈により破断してしまう現象を防止すると共に、使用時においては優れた密封性を保持しつつ、内容液の注ぎ性を良くし、分別廃棄時にはキャップ本体の破断部位が容易に分離し得るように構成された分別機能付ヒンジキャップに関する。
ヒンジキャップは、キャップ本体と上蓋とがヒンジにより連結され、その開閉自在性に加えて易開封性も付与して、利便性が高められていることから、サラダオイルや調味料、天然果汁などの液状内容物が収容されている容器に多く使用されている。すなわち、このヒンジキャップは、キャップ本体を容器口部に打栓して液密にすると共に、容易に外れないようにして液密状態を維持し、更に、スコア切裂用タブによりキャップ本体の開口予定部の易開封性を実現している。
このようなヒンジキャップは、従来、ガラスビンやペットボトルなどの容器口部に装着されて使われることが多かった。しかしながら、これら容器とヒンジキャップとの材質の違いから、ゴミの分別回収に際しては、容器からヒンジキャップを取り外す必要に迫られ、従来はペンチやナイフなどを使用してこれらを分離するなどの手段が採られているため作業上煩わしさがあり、このような状況から、容器からヒンジキャップを容易に取り外すことが出来る技術として、下記のものが知られている。
実用新案登録第2596699号公報
この特許文献1に記載されているヒンジキャップは、図6、7に示すように、容器50の口部51に係止部56を介して装着されるキャップ本体52と、キャップ本体52にヒンジ54によって連結されている上蓋53からなり、キャップ本体の外筒55のヒンジ54端部またはその近傍から下端部に向かって形成された縦方向の弱化線61およびその弱化線61の上部に連続して周方向に形成された弱化ライン60から成るものである。
この特許文献1のヒンジキャップは、使用後の廃棄に際し、上蓋53をつかみ外側に引っ張り、縦方向の弱化線61及び周方向の弱化ライン60を破断して、容器50の口部51とキャップ本体52の外筒55の嵌合力を低下させる。その状態で上蓋53を上方に持ち上げると、容器50の口部51からヒンジキャップを離脱させることができるようになっている。
上記特許文献1のヒンジキャップは、容器口部に強固に係合されているヒンジキャップをペンチやナイフなどの道具を使用することなく分離することができるため、廃棄に際しての分別機能を発揮することができる点で優れている。しかしながら、このヒンジキャップを付設する容器は、内容物を充填した後で、ヒンジキャップを容器口部にあてがわれた状態で、上蓋の上方から最大100kgにも及ぶ荷重を掛けて打栓することによって、容器口部にヒンジキャップが強固に嵌合される打栓工程が必須であるため、特許文献1に記載されたヒンジキャップの構造では、打栓時の打栓圧が上蓋を介してキャップ本体の外筒だけに集中する可能性があり、その結果、外筒に連接されて形成されている周方向の弱化ラインが、ヒンジキャップの打栓工程において破断してしまい、本来、使用後に容器口部から分離されるべきヒンジキャップの分別機能を果たし得なくなる事態が起きることがある。
そこで、本発明の目的は、容器内容物の使用後に、道具を使用することなく容器口部から容易に分離出来る分別機能を有すると共に、ヒンジキャップに形成した周方向弱化部が打栓工程で破断することを防止した分別機能付ヒンジキャップを提供することにある。また、本発明の他の目的は、液状内容物をヒンジキャップを汚すことなく的確に目的物へ注ぎ出すことを可能にした分別機能付きヒンジキャップを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、キャップ本体と上蓋とがヒンジ連結部を介して開閉自在に連結されており、前記キャップ本体は、天面と、該天面の周縁から垂下し容器口部に嵌合固定されるスカート壁とからなり、前記天面には、開口予定部と、該開口予定部を囲繞する注出筒が形成されており、該注出筒より外方に、外周面に前記上蓋を閉栓固定するための係止突条を有する外側壁が形成されており、前記上蓋は、天板と該天板の周縁から垂下する側壁とを有し、該側壁には前記ヒンジ連結部と反対側に開蓋用摘み部が形成されていると共に、前記天板から垂下し、前記キャップ本体の注出筒の内面に当接する環状のシールリングが形成されており、前記側壁の内周面には、前記キャップ本体の外側壁の係止突条と係止する被係止突条が形成されており、前記キャップ本体結部に対応した位置まで縦方向に破断可能な縦方向弱化部と、該縦方向弱化部の上端から周方向に延びる周方向弱化部とが形成されているヒンジキャップにおいて、
前記上蓋の少なくともヒンジを中心にした側壁の半周を超えた部位で、且つ前記開蓋用摘み部が存在する領域を除いた部位に、天板から下方に延び、上蓋の閉栓状態でその先端が外側壁上面に当接する弧状の垂下壁を形成したことを特徴とする分別機能付きヒンジキャップが提供される。
また、本発明によれば、前記垂下壁は、前記側壁からリブを介して離間した状態で形成されてなる上記分別機能付きヒンジキャップが提供される。
また、本発明によれば、前記ヒンジ連結部と反対側に位置する前記注出筒の先端が、前記上蓋が開閉移動する際に、該ヒンジ連結部と反対側の該上蓋の側壁下端内面の旋回軌跡A近傍に位置する上記分別機能付きヒンジキャップが提供される。
本発明の分別機能付きヒンジキャップは、上蓋の少なくともヒンジ連結部を中心にした側壁の半周を越えた部位で、且つ開蓋用摘み部が存在する領域を除いた部位に、天板から下方に延び、上蓋の開栓状態でその先端が外側壁上面に当接する弧状の垂下壁を設けることにより、容器口部にヒンジキャップのキャップ本体を嵌合するための打栓工程において、最大で100kgにも及ぶ打栓圧は上記弧状の垂下壁を介してキャップ本体の外側壁に確実に伝達されるため、周方向弱化部が形成されている外側に位置するスカート壁と頂板とが、上下方向にずれること無く打栓されることになる。そのため、打栓時に周方向弱化部が座屈によって破断することが無く、分別機能付きヒンジキャップの機能を全うすることが出来る。
また、上記垂下壁を側壁からリブを介して離間した状態で設けることにより、リブが垂下壁の補強部材として働くため、打栓工程時に打栓圧を垂下壁から外側壁へスムーズに伝達することが可能となり、上記と同様な効果が得られる。
さらに、ヒンジ連結部と反対側に位置する注出筒の先端を、上蓋が開閉移動する際に、ヒンジ連結部と反対側の該上蓋の側壁下端内面の旋回軌跡A近傍に位置するように構成すれば、液状内容物をヒンジキャップを汚すことなく目的物に的確に注ぐことができるという効果があると共に弧状垂下壁をヒンジを中心にした側壁の半周を超えた部位で、且つ開蓋用摘み部が存在する領域を除いた部位に設けたため、上蓋の開閉蓋時に垂下壁が注出筒の先端と干渉することなく、しかも打栓時の周方向の弱化部の破断を防止することが出来る。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の分別機能付ヒンジキャップを容器の口部に打栓した状態の縦断面図、図2は同分別機能付ヒンジキャップを開いた状態の下面図、図3は同分別機能付ヒンジキャップを開いた状態の上面図、図4は同分別機能付きヒンジキャップのヒンジ連結部分拡大断面図、図5は同分別機能付きヒンジキャップの注出筒先端と上蓋の側壁下端内面の旋回軌跡Aの関係を示す拡大断面図である。
本発明の分別機能付ヒンジキャップ1は、キャップ本体2と上蓋3とがヒンジ連結部4を介して開閉自在に連結されている構成において、上蓋3の少なくともヒンジ連結部4を中心にした側壁32の半周を超えた部位で、且つ上蓋3の開蓋用摘み部33が存在する領域を除いた部位に、天板31から下方に延び、上蓋3の閉栓状態でその先端が外側壁23上面に当接する弧状の垂下壁34を形成したことを特徴とするものである。
キャップ本体2は、天面26と、その天面26の周縁から垂下し容器口部5aに嵌合固定されるスカート壁27とから構成されている。スカート壁27は、容器口部5aと嵌合する上部スカート壁27aと、上部スカート壁27aの下端から外方に延びる水平壁27bと、水平壁27bの外周縁から下方に垂下する上部スカート壁27aより拡径の下部スカート壁27cからなっており、水平壁27bには、ヒンジ連結部4を介して上蓋3が開閉自在に連結されている。
天面26には、無端環状のスコア21により区画される開口予定部25とその開口予定部25を囲繞する注出筒22が形成されている。注出筒22より外方には、外周面に上蓋3を閉栓固定するための係止突条23aを有する外側壁23が形成されており、万が一注出筒22から液だれするようなことがあっても、外側壁23から直ちに外部にこぼれ出ないようになっている。
上蓋3は、天板31とその天板31の周縁から垂下する側壁32とを有しており、側壁32にはヒンジ連結部4と反対側に開蓋用摘み部33が形成されている。天板31内面には、キャップ本体2の注出筒22の内面に当接する環状のシールリング36が垂下形成されており、側壁32の内周面には、キャップ本体2の外側壁23の係止突条23aと係止する被係止突条32aが形成されている。
キャップ本体2のスカート壁27のヒンジ連結部4に近接した箇所には、下部スカート壁27cの下端からヒンジ連結部4に対応した位置、即ち水平壁27bの上端まで縦方向に破断可能な縦方向弱化部28が形成されており、その縦方向弱化部28の上端から周方向に延びる周方向弱化部29が形成されている。この周方向弱化部29は水平壁27bのヒンジ連結部4に対応する部分がスリットとして形成され、このスリットの端部から下方に延び更に下部スカート壁27cの上部を周方向に延びるスコア(薄肉部)から形成されている。
上記構成による本発明の最も重要な特徴は、分別機能付きヒンジキャップ1を容器口部5aに嵌合するための打栓工程において、打栓圧が上蓋3の側壁32と垂下壁34とを介してキャップ本体2のスカート壁27と頂板26(外側壁23)とに伝達され、周方向弱化部29が形成された部分においても、頂板26とスカート壁27が軸方向にずれることなく一体となって容器口部に打栓されるように構成した点にあり、かかる構成を、上蓋の内周面を肉厚にして外側壁上面に当接させるものと比べて樹脂量を多く使用すること無く完成させた点に、コスト的にも安価にできるメリットがある。
本発明の特徴を、図1、3、4、5を参照して説明する。
すなわち、上蓋3の天板31の内面に、上蓋3を閉めた時に、少なくとも周方向弱化部29上に位置する外側壁23上面に当接するように、弧状の垂下壁34を形成したことが重要な特徴であり、この弧状の垂下壁34は、上蓋3の少なくともヒンジ連結部4を中心にした側壁32の半周を越えた部位で、且つ開蓋用摘み部33が存在する領域を除いた部位に形成されることが重要である。
この弧状の垂下壁34は、図3に示したように側壁32からリブ35を介して側壁32と離間した状態で形成されることによって樹脂量の使用も少なくて済み、且つ、打栓時に周方向弱化部29の破断をもたらすことなく、容器口部5aにヒンジキャップ1を嵌合することができるという上記効果は同様に享受できるものである。この際、垂下壁34の幅は、打栓時の打栓圧を側壁32に伝達できるものであればよく、特に限定されるものではない。また、リブ35同士の間隔も、垂下壁34が固定される限り特に限定されるものではない。
容器5内に液状内容物を充填した後に、容器口部5aにヒンジキャップ1を嵌合するためには、容器口部5aにヒンジキャップ1のインナーリング20とスカート壁27がまたがった状態であてがい、上蓋3の上方から打栓機によって最大100kgにも及ぶ打栓圧で一気に容器5とヒンジキャップ1を嵌合させるものである。
この際、特許文献1に示されたヒンジキャップのように、本発明における垂下壁に相当する構造が無い場合は、上蓋の側壁に付加された打栓圧は、ヒンジキャップ内の外側壁には伝達されずに、主として天面の周縁に形成されている周方向弱化部に連接するスカート壁上面に伝達されることになる。つまり、上蓋の側壁に伝達された打栓時の打栓圧が外側壁に伝達されないと、打栓時の打栓圧はスカート壁の上面のみに伝達され、その結果、周方向弱化部が打栓時においてすでに破断してしまうという虞があり、かかる欠点を未然に防止することができる点で本発明の分別機能付きヒンジキャップの優位性が理解されるであろう。
ヒンジキャップ1を装着する容器5は、その口部5aにキャップ本体2を打栓できるものであれば特に限定がなく、どのようなタイプ、材質でも良い。この実施例1では、特にドレッシングオイルなどの頻繁に小出しするものに利用して、上蓋3による開閉が比較的多く行われるガラスビンの例を示してある。
この注出筒22のヒンジ連結部4と反対側に位置する注出筒22の先端22aを、上蓋3が開閉移動する際にヒンジ連結部4と反対側の上蓋3の側壁32下端内面の旋回軌跡A(図5参照)近傍に位置する部位に形成すれば、注出筒22は全体として容器5の中心から注ぎ口方向へ偏心して形成されることになるから、液状物の注ぎ口、つまり、注出筒22の先端22aは可及的にキャップ本体2の外寄りに位置することになる。したがって、このような構成にすれば、容器5から液状物を注ぐ時にヒンジキャップを汚すことが無く、かつ、容器内の液状物を的確に対象物に注ぐことができることになる。このような配置にするためにも、弧状垂下壁34をヒンジ連結部4を中心にした側壁32の半周を超えた部位で、且つ開蓋用摘み部33が存在する領域を除いた部位に設けることにより、上蓋3の開閉蓋時に垂下壁34が注出筒22の先端22aと干渉することが無いことが重要である。
注出筒22の内側にある開封予定部25は、スコア21に囲まれ、破断除去可能な部位であり、この開封予定部25に設けたスコア引裂用タブ24に指を掛けて上方に引っ張ると、スコア21を破断して開封予定部25を除去して開封することが出来る。なお、スコア引裂用タブ24の指を掛ける部位24aには、図1に示したように数条の突起やあるいはシボ状の構成にするなど任意のスベリ止めの構成が付設されていることが好ましい。開封後の主たるシールは、キャップ本体2の注出筒22に上蓋3の環状のシールリング36が嵌合することによりなされる。
次に、上記構成になる分別機能付ヒンジキャップ1の利用方法について説明する。
まず、キャップ本体2に上蓋3を嵌めた状態のヒンジキャップ1にし、容器2内に食用オイルなどの液状内容物を充填し、その後、容器5の口部5aにキャップ本体2のインナーリング20とスカート壁27がまたがった状態であてがい、上方から打栓することで、弱化部を破断させることなく容器5を密封する(図1参照)。その際、インナーリング20と上部スカート壁27aにより、容器口部5aの先端外周に当接して液密性を実現している。
ヒンジキャップ1の使用に際しては、鍔部33を手指にて押し上げれば、上蓋3をキャップ本体2から容易に開けることができ、さらに、スコア引裂用タブ24に手指を掛けて引っ張れば、スコア21を破断し開封予定部25を除去して開封出来る。そして、容器5内の液状内容物を必要量だけキャップ本体2の注出筒22から必要箇所に注ぎ込むことが出来る。その液状内容物を注ぎ終わった後、キャップ本体2に上蓋3を被せると、環状のシールリング36が注出筒22の内周面に摺接することにより、開封後のシールがなされる。以後、容器5内の液状内容物を使い切るまで、上記した同じ動作を繰り返すことになる。
容器5内の液状内容物が全て排出され、キャップ本体2から上蓋3を開けた状態にし、
上蓋3を開いた状態でヒンジ連結部4を起点にして縦方向弱化部28を中心として下方向に引っ張ると、応力が縦方向弱化部28の上端に集中して下端に向けて縦方向弱化部28が裂ける。更に上蓋3をつまんだままで周方向弱化部29を終端まで周方向に裂いて、続いて上蓋3や帯状になった下部スカート壁27cを上方に引き上げることにより、容器9の口部10からヒンジキャップ1を容易に取り外すことが出来て、ゴミの分別収集に寄与することができる。
以上、本発明の実施例1を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、打栓時の打栓圧で頂板部の弱化部が破断されない分別機能付きヒンジキャップの構造を提供できるという、本発明の技術思想を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることは理解されるべきである。
本発明の分別機能付ヒンジキャップは、分別機能付きヒンジキャップと容器の嵌合の際に、打栓時の打栓圧が確実の外側壁に伝達されるようにした点で、打栓時の打栓圧で弱化部が破断することなく、液状内容物の充填作業に移行することができ、かつ、少ない樹脂量の使用で上記機能を具備した分別機能付きヒンジキャップを提供することができるため、特に道具を使用することなく、容器口部からヒンジキャップを容易に分離したい場合に利用可能性があり、特に、注出筒の先端を外方に突出させて注ぎ性を向上するような容器においても打栓時の弱化部の破断を防止できる等、その利用可能性が極めて高くなる。
本発明の実施の形態を示す分別機能付ヒンジキャップを容器の口部に打栓した状態の縦断面図である。 同分別機能付ヒンジキャップの開放状態を下方からみた平面図である。 同分別機能付ヒンジキャップの開放状態を上方からみた平面図である。 同分別機能付きヒンジキャップのヒンジ連結部の拡大断面図である。 同分別機能付きヒンジキャップの注出筒先端と上蓋の側壁下端内面の旋回軌跡Aの関係を示す拡大断面図である。 特許文献1に記載された従来例の分別機能付きヒンジキャップの断面図である。 特許文献1に記載された従来例の分別機能付きヒンジキャップの縦方向の弱化線の構成を示す側面図である。
符号の説明
1 分別機能付ヒンジキャップ
2、52 キャップ本体
3、53 上蓋
4、54 ヒンジ連結部
5、50 容器
5a、51 口部
20 インナーリング
21 スコア
22 注出筒
22a 注出筒先端
23 外側壁
23a 係止突条
24 スコア引裂用タブ
24a すべり止め
25 開口予定部
26 天面
27 スカート壁
27a 上部スカート壁
27b 水平壁
27c 下部スカート壁
28 縦方向弱化部
29 周方向弱化部
31 天板
32 側壁
33 開蓋摘み部
34 垂下壁
35 リブ
36 シールリング
55 外筒
56 係止部
60 周方向弱化ライン
61 縦方向弱化線

Claims (3)

  1. キャップ本体と上蓋とがヒンジ連結部を介して開閉自在に連結されており、前記キャップ本体は、天面と、該天面の周縁から垂下し容器口部に嵌合固定されるスカート壁とからなり、前記天面には、開口予定部と、該開口予定部を囲繞する注出筒が形成されており、該注出筒より外方に、外周面に前記上蓋を閉栓固定するための係止突条を有する外側壁が形成されており、前記上蓋は、天板と該天板の周縁から垂下する側壁とを有し、該側壁には前記ヒンジ連結部と反対側に開蓋用摘み部が形成されていると共に、前記天板から垂下し、前記キャップ本体の注出筒の内面に当接する環状のシールリングが形成されており、前記側壁の内周面には、前記キャップ本体の外側壁の係止突条と係止する被係止突条が形成されており、前記キャップ本体の前記スカート壁には、ヒンジ連結部に近接した箇所に、該スカート壁の下端からヒンジ連結部に対応した位置まで縦方向に破断可能な縦方向弱化部と、該縦方向弱化部の上端から周方向に延びる周方向弱化部とが形成されているヒンジキャップにおいて、
    前記上蓋の少なくともヒンジを中心にした側壁の半周を超えた部位で、且つ前記開蓋用摘み部が存在する領域を除いた部位に、天板から下方に延び、上蓋の閉栓状態でその先端が外側壁上面に当接する弧状の垂下壁を形成したことを特徴とする分別機能付きヒンジキャップ。
  2. 前記垂下壁は、前記側壁からリブを介して離間した状態で形成されてなる請求項1記載の分別機能付きヒンジキャップ。
  3. 前記ヒンジ連結部と反対側に位置する前記注出筒の先端が、前記上蓋が開閉移動する際に、該ヒンジ連結部と反対側の該上蓋の側壁下端内面の旋回軌跡A近傍に位置する請求項1または2記載の分別機能付きヒンジキャップ。
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