JP2000226045A - 医療用容器のゴム栓 - Google Patents

医療用容器のゴム栓

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JP2000226045A
JP2000226045A JP11027007A JP2700799A JP2000226045A JP 2000226045 A JP2000226045 A JP 2000226045A JP 11027007 A JP11027007 A JP 11027007A JP 2700799 A JP2700799 A JP 2700799A JP 2000226045 A JP2000226045 A JP 2000226045A
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JP
Japan
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container
outer peripheral
rubber stopper
peripheral surface
opening
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Application number
JP11027007A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nishikawa
和男 西川
Tetsuya Okamoto
哲也 岡本
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NANIWA RUBBER KOGYO KK
Original Assignee
NANIWA RUBBER KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器に完全に密封し得ると共に、取り外しが
容易な医療用容器のゴム栓を提供する。 【解決手段】 ガラスまたはプラスチック製の容器2の
開口部7の内周面からフランジ6の上面にかけて密着する
脚部4と天板部3からなるゴム栓1である。そのゴム栓1を
容器2の開口部7に取り付けたとき、天板部3の外周面と
容器2の開口部7の開口フランジ6の上面外周部との間に
円環状の段部8が形成されるように、ゴム栓1の天板部3
の外周面を傾斜外周面5とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスまたはプラ
スチック製の容器の開口部に取り付けるゴム栓で、取り
外しが容易にできる構成とした医療用容器のゴム栓に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている医療用容器のゴ
ム栓は、例えば実公昭57-10676号公報の第1〜5図、ある
いは実開昭62-108258号公報の第4図、第5図に示される
ように、天板部と脚部からなる。この従来のゴム栓の使
用状態を図6に基づいて説明する。ガラスまたはプラス
チック製の容器18の開口部19の内周面から開口フランジ
20の上面にかけて密着する天板部15と脚部16からなるゴ
ム栓14を開口部19に取り付け、その上からアルミニウム
製キャップ21を巻締めて密封する。このゴム栓14の天板
部15の外周面は、容器18の開口フランジ20の外周面とほ
ぼ一致し、段差のない状態に作られている。
【0003】前記医療用容器は、薬剤を収容した後、ゴム栓
を打栓しアルミニウム製キャップで巻締めして、薬剤を
密封保存する。そして通常は、ゴム栓の天板部表面に、
ディスポーザブル注射筒の先端に取り付けた針を突き刺
し、容器内の薬剤を注射筒内に吸入して使用される。
【0004】ところが、造影剤、目薬、診断薬、採血管等の
一部の製剤は、通常密封容器のキャップ及びゴム栓を外
して製剤を他の容器に移替えて使用される。
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、製剤を
収容してゴム栓で密封された医療用容器は、製剤の種類
によっては、開封して製剤を他の容器に移替えて使用さ
れる。しかし、ゴム栓が容器の開口部に密着している上
に、ゴム栓の天板外周面と容器の開口フランジ外周面が
一致しており、ゴム栓の天板外周面に当てた指先が滑り
やすく力が入らないため、開封時のゴム栓取り外し作業
に困難を伴うことが多かった。
【0005】本出願の発明は、従来の医療用容器に見られる
前記欠点を排除し、容器を完全に密封し得ると共に、取
り外しが容易なゴム栓を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願の発明は、ガラス
またはプラスチック製の容器の開口部内周面からフラン
ジ上面にかけて密着する脚部と天板部からなるゴム栓に
係る。そして、ゴム栓を開口部に取り付けたとき、天板
部の外周面と容器開口部のフランジ上面外周部との間に
円環状の段部が形成されるように、ゴム栓の天板部の外
周面を傾斜面とする。
【0007】また、前記医療用容器のゴム栓において、天板
部の傾斜外周面に、環状突条または環状溝を設ける。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本出願の発明
による医療用容器のゴム栓1は、天板部3の傾斜外周面5
と容器2の開口部のフランジ上面外周部との間に円環状
の段部8が形成される。この段部8が形成されることによ
り、ゴム栓1の天板部3の下面が、容器2の開口フランジ6
の上面に密着する接触面積が減少する。この接触面積の
減少によりゴム栓を取り外す際の抵抗が減る。また、段
部8がある上に、ゴム栓1の天板部3の外周が傾斜外周面5
であるため、傾斜外周面5に指先を当ててゴム栓を押し
上げる力が有効に働き、ゴム栓の取り外しが容易とな
る。
【0009】上記のごとく、本出願の発明による医療用容器
のゴム栓は、密封後の取り外しが容易なため、開封して
他の容器に移替えて使用する製剤を保存するための医薬
用容器のゴム栓として極めて有効である。
【0010】また、ゴム栓の傾斜外周面には、図3に示す環
状突条9または図4に示す環状溝10を設け、開栓時の指先
のかかりを増せば、更に開栓が楽にできる。なお、環状
突条9及び環状溝10は、傾斜外周面の全周に設ける代わ
りに、部分的に複数箇所に設けてもよい。更に、ゴム栓
1の天板部3の傾斜外周面5には、必要により任意の凹凸
模様を設けることができる。
【0011】
【実施例】実施例1 本発明の実施により天板部に傾斜外周面を設けたゴム栓
を図1に示す。また、前記ゴム栓にキャップを被せた一
例を図2に示す。図1に示すゴム栓1は、ガラスまたはプ
ラスチック製の容器2の開口部7の内周面に密着する脚部
4と、開口フランジ6の上面に密着する天板部3とからな
る。そして、天板部3の外周面と容器開口部の開口フラ
ンジ6の上面外周部との間に円環状の段部8が形成される
ように、天板部3の外周面を傾斜外周面5とする。
【0012】また、図2に示すキャップを被せた前記ゴム栓1
は、薬剤を収容した容器2の開口部7に脚部4をはめて密
封する。そして、容器2の開口フランジ6とゴム栓1の外
周をアルミニウム製キャップで巻締めする。該キャップ
の構成は限定されるものではないが、開栓しやすい構成
のキャップを使用した場合の一例を図2に示す。
【0013】キャップは、アルミニウム製のキャップ固定板
13とキャップ本体11及びプラスチック製の外キャップ12
の組合せからなる。図2(A)に示すように、キャップ固定
板13は天板部3の上面を覆う大きさで、中央に円孔があ
けられ、孔の周縁部には多数の円弧切り込みを円形に配
置して円孔周縁部13aの切り離しが可能に設けられてい
る。キャップ本体11は、中央に容器2の開口部7に匹敵す
る大きな円孔があり、ゴム栓1の外周部を含めて開口フ
ランジ6の全周を覆う大きさからなり、円孔の周縁部に
は所要の細幅で円周の一部を欠いた状態の切り込みを入
れてキャップ取り外し用掴み輪11a(図2(B)を参照)を形
成してなる。外キャップ12は、キャップ本体11を覆う大
きさで、中央に前記キャップ固定板13の円孔にはまる円
形突出部が形成され、その円形突出部の先端部分を外側
に押し広げて、キャップ固定板13の円弧切り込みを入れ
た円孔周縁部13aを挟み付ける挟持片12aが形成されてい
る。
【0014】前記キャップは、予め別工程によりキャップ固
定板13とキャップ本体11及び外キャップ12が一体にセッ
トされている。そして、容器にはめられたゴム栓1にセ
ットされたキャップを被せ、キャップ本体11の露出した
下部分を容器のフランジ6に巻締めて取り付けられる。
【0015】密封容器を開封する際は、外キャップ12に指先
を当て押し上げると、挟持片12aで挟み付けられている
キャップ固定板13の円孔周縁部13aがちぎれて、外キャ
ップ12が取り外される。すると、図2(B)に示すように、
キャップ本体11の取り外し用掴み輪11aを持ち上げるこ
とができる。そして、この取り外し用掴み輪11aを掴ん
で持ち上げ、図示した矢印方向に横へ引っ張るとキャッ
プ本体11の周囲の一部が引き裂かれ、容器の開口部から
取り外すことができる。このようにして、キャップを取
り外し、図1に示すようにゴム栓1を露出させ、傾斜外周
面5に指先を当て押し上げると、ゴム栓1は簡単に取り外
せる。
【0016】実施例2 図3に、ゴム栓1の傾斜外周面5に環状突条9を設けた場合
を示す。この実施例においても、ゴム栓1を容器2の開口
部7にはめたとき、ゴム栓1の傾斜外周面5と容器2の開口
フランジ6との間に段部8が形成されるように設ける。そ
して、傾斜外周面5の中央あるいは中央よりやや上方位
置に、半円、台形、三角形等の任意断面形状で、突起の
先端が容器2の開口フランジ6の外周面より外側へ突出し
ない高さの環状突条9を設ける。なお、この環状突条9
は、全円周に設ける代わりに、複数の円弧状突起を傾斜
外周面5に配設することもできる。
【0017】実施例3 また、図4に、ゴム栓1の傾斜外周面5に環状溝10を設け
た場合を示す。この実施例においても、ゴム栓1を容器2
の開口部7にはめたとき、ゴム栓1の傾斜外周面5と容器2
の開口フランジ6との間に段部8が形成されるように設け
る。そして、傾斜外周面5の中央あるいは中央よりやや
下方位置に、幅、深さ共に任意の環状溝10を設ける。な
お、この環状溝10は、全円周に設ける代わりに、複数の
円弧状溝を傾斜外周面5に配設することもできる。
【0018】前記環状溝10の変形として環状切り欠き10aを
設けた場合を図5に示す。この場合は、ゴム栓1を容器2
の開口部7にはめたとき、ゴム栓1の傾斜外周面5と容器2
の開口フランジ6との間に段部8が形成されるように設け
る。そして、傾斜外周面5の下側半部を切り欠いて環状
切り欠き10aを形成する。
【0019】
【発明の効果】本発明のゴム栓によれば、容器にはめた
ときゴム栓の傾斜外周面と容器の開口フランジとの間に
環状の段部が形成され、かつゴム栓の外周面が傾斜して
いるため、ゴム栓の取り外しが簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施による傾斜外周面を形成したゴム
栓を容器にはめた状態の容器の上半部を、左半部は断面
して示す正面図である。
【図2】図1のゴム栓にアルミニウムキャップを被せて密
封した一例を示す説明図で、(A)は容器の上半部を、左
半部は断面して示す正面図、(B)は外キャップを外した
状態の斜視図である。
【図3】本発明の実施による傾斜外周面に環状突条を形
成したゴム栓を容器にはめた状態の容器の上半部を、左
半部は断面して示す正面図である。
【図4】本発明の実施による傾斜外周面に環状溝を形成
したゴム栓を容器にはめた状態の容器の上半部を、左半
部は断面して示す正面図である。
【図5】図4のゴム栓の変形で、傾斜外周面の下半部に環
状切り欠きを形成したゴム栓を容器にはめた状態の容器
の上半部を、左半部は断面して示す正面図である。
【図6】従来使用されているゴム栓の一例を容器にはめ
た状態で、容器の上半部を、左半部は断面して示す正面
図である。
【符号の説明】
1 ゴム栓 2 容器 3 天板部 4 脚部 5 傾斜外周面 6 開口フランジ 7 開口部 8 段部 9 環状突条 10 環状溝 10a 環状切り欠き 11 キャップ本体 11a 取り外し用掴み輪 12 外キャツプ 12a 挟持片 13 キャップ固定板 13a 円孔周縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AA24 AA32 AB05 BA03 CA01 CB01 CB04 CC03 CC08 DB14 DC08 EA04 EC10 FA09 FD02 GB08 GB17 HA03 HB01 HD02 HD04 LD30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスまたはプラスチック製の容器の開
    口部内周面からフランジ上面にかけて密着する脚部と天
    板部からなるゴム栓において、ゴム栓を開口部に取り付
    けたとき、天板部の外周面と容器開口部のフランジ上面
    外周部との間に円環状の段部が形成されるように、ゴム
    栓の天板部の外周面を傾斜面とした医療用容器のゴム
    栓。
  2. 【請求項2】 天板部の傾斜外周面に、環状突条または
    環状溝を設けた請求項1記載の医療用容器のゴム栓。
JP11027007A 1999-02-04 1999-02-04 医療用容器のゴム栓 Pending JP2000226045A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004108549A1 (ja) * 2003-06-03 2006-07-20 大成化工株式会社 容器のキャップ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2004108549A1 (ja) * 2003-06-03 2006-07-20 大成化工株式会社 容器のキャップ
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