JP2005199059A - 注射針包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 注射針包装体の部品点数を、中空管とバリアの2点とし、中空管に段部を設け、針が中空管を突き破らないようにする。さらに、中空管内面にリブを設け、針基外面のリブとかん合させることにより、中空間内に穿刺具を入れたままでシリンジと針基とのかん合を可能にする。
【選択図】 図1
Description
さらに、基端部にフランジを設けており、穿刺具を中空管に簡単に入れられるほど充分に大きい為、誤って指を穿刺するなどの誤穿刺をしにくい構造となっている。
また、穿刺具と針包装体がかん合している際は、お互いに設けられた突起により回転を規制するため、針とシリンジの不用意な外れを防止でき、さらに回転によりオスルアーテーパーを針基にかん合させる製品の場合、針包装体を取り外すことなくかん合することが可能である。
よって、穿刺具を中空管から抜き取る際、注射針も同時にシリンジから外れることがなくなり、使用開始時にかん合部位に手が触れる可能性が少なくなり、清潔性も保てる。また、中空管の開口端を滅菌紙やプラスチックフィルムなどの遮蔽体で覆っており、遮蔽体で通気性を保つことで、針包装体の内部も滅菌することが出来る。
また、針包装体の外周横断面形状を楕円や多角形等の、断面重心からこの横断面形状の外郭線の一点までの距離と前記断面重心から前記外郭線のほかの一点までの距離が相違する形状にすることによって、針包装体を床等に置いたとき、不意に転がるのを防止することができる。
段部112の断面形状は円形が望ましいが、多角形でも良い。また、段部112内径は、針基22の最大直径と同程度であればよく、段部112の断面形状が多角形の場合には、針基22が通過しないような大きさであれば良い。
フランジ111の断面形状は円形が望ましいが、多角形でも良い。誤穿刺を防止するため、断面形状が円形の場合は外径が8mm以上であるのが望ましい。
突起113は中空管11の長さ方向全てに存在している必要はなく、長さ方向の一部に複数個、好ましくは2〜8個あればよい。また、突起113の高さは針基22の突起とかん合するような大きさであればよい。
さらに、中空管他端側開口部内径は、ロックシリンジを挿入可能なように8.0mm以上16.0mm以下であるのが望ましい。
ロックシリンジとは、ISO594−2によって定められた、凸形固定フィッティングがついたシリンジのことである。このロックシリンジは2重管構造になっており、外筒の内壁に雌ねじが設けられているため外筒と内筒の間に針基を回転させながら挿入することが可能になっている。針基とシリンジとの接続をより強固にしたい場合、このロックシリンジを用いる。
前記中空管他端側開口部内径の最小値である8.0mmは、ロックシリンジの凸形固定フィッティングのねじの谷底径であり、これより小さいとロックシリンジ外筒の肉厚が無くなり形状変形を起こしてしまうため、この値に設定した。前記中空管他端側開口部内径の最大値である16.0mmは、ロックシリンジを挿入可能な最大外径であり、これより大きいとロックシリンジ外筒が肉厚になり成形しにくくなるため、この値に設定した。
針基22には突起221が存在し、突起221の大きさは、中空管11の突起113とかん合するような大きさであれば良い。
穿刺具2は、図に示されるように全て針包装体1に覆われている。
まず、針包装体1のフランジ111部についている遮蔽体12を手で取り除く。その後、シリンジ3先端を針基に持っていき、針基22とシリンジ3をかん合させる。その後シリンジ3を針包装体1から抜き取り、注射器を使用する。使用後は、穿刺具2を中空管11に入れ、針基22の突起と中空管11の突起113を接触させた後シリンジ3を回すことにより、穿刺具2を中空管11内に入れたまま、シリンジ3と穿刺具2を引き離すことができる。また、ロックシリンジを穿刺具と嵌合させる際、針基22の突起221と中空管11の突起113が接触することで穿刺具2が中空管11内で回転が規制されるため、ロックシリンジを回転させながら嵌合することができる。また、穿刺具2を針包装体1に入れる際、中空管11の開口部が従来より大きい為、誤穿刺の可能性が低くなる。
針基22には突起221が存在し、突起221の大きさは、中空管11の突起113とかん合するような大きさであれば良い。
穿刺具2は、図に示されるように全て針包装体1に覆われている。
11 中空管
111 フランジ
112 段部
113 中空管突起
12 遮蔽体
121 切れ目
2 穿刺具
21 針
22 針基
221 穿刺具突起
3 シリンジ
Claims (7)
- 一端に針が装着され、他端に針基を有する穿刺具の針を防護する、中空管形状を有する注射針包装体で、中空管は穿刺具を覆うほど充分な長さを有し、穿刺具の針基と接触することにより穿刺具を固定できる段部を設け、中空管の一端が閉口しており、他端が開口し、開口部にフランジを有し、遮蔽体を接着することにより、穿刺具を無菌的に密封している、少なくとも中空管と遮蔽体からなることを特徴とする注射針包装体。
- 前記針基の外面部に突起が複数存在し、また、前記中空管内面にも突起が複数存在し、前記針基の突起と前記中空管内の突起が当接することにより、穿刺具の周方向の回転を防止し、前記針基と前記中空管の段部が当接することにより、穿刺具の縦方向の移動を防止する、請求項1に記載の注射針包装体。
- 前記突起の形状が筋状であることを特徴とする、請求項2に記載の注射針包装体。
- 前記中空管の他端側の開口部が、内径が8.0mm以上16.00mm以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の注射針包装体。
- 前記中空間の外周横断面形状における断面重心から、この横断面形状の外郭線の一点までの距離と前記断面重心から前記外郭線のほかの一点までの距離が相違することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の注射針包装体。
- 前記中空管の外周横断面形状が多角形であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の注射針包装体。
- 前記2つの中空管が段部からフランジにかけて接合された注射針包装体で、フランジに遮蔽体を接着した状態で、2つの中空管は完全に区分され、区分される位置において、遮蔽体に切れ目が入っていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の注射針包装体。
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- 2004-12-20 JP JP2004367086A patent/JP2005199059A/ja active Pending
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